一昨日の土曜の夜、東北から関東にかけて強い地震が。先月にも強い地震がありましたしその余震、ということだと思いますが、間の悪いことにまさにその時刻首都圏各地でイベントの真っただ中。場所によっては淀みなくそのまま進行していたところもあるようですが、幕張で開催されていたアイマスライブは運営側が一時中断を判断するまでの間を出演者たちが世界観を壊さぬままMCで繋ぐという離れ業をやってのけたとか。たまたま今回は配信での視聴も見送っていたので詳細は分からないのですが出演者も観客もハラハラした時間だったことでしょう。
こんばんは、小島@監督です。
昨年散々疫病に振り回され、ようやくライブができるようになったら今度は地震とかなかなかにあんまりな話でござる。何の障害も無くライブが楽しめる日が早く戻ってほしいですね。
さて、今回の映画は「すばらしき世界」です。
旭川刑務所、一人の男が刑期を終え出所の時を迎えていた。男の名は三上正夫(役所広司)。やくざ者を刺殺し殺人罪によって13年間懲役刑に服していたのだ。上京した三上は身元引受人である弁護士・庄司(橋爪功)に迎えられ、再出発を誓う。
一方、TV局を辞め小説家を志す青年・津乃田(仲野太賀)のもとにプロデューサーの吉澤(長澤まさみ)からコンタクトが入る。出所者が社会復帰し、生き別れた母親と再会を果たす…そんな番組を製作しようとした吉澤は三上を対象に選びその取材を津乃田に依頼したのだ。「身分帳」と題されたノートの束を前に津乃田は寒気すら覚える。人生の大半を刑務所で過ごしてきた男に社会復帰などできるのか。
庄司によって手配された下町の小さなアパートで三上の新生活が始まろうとしていた。
映画監督・是枝裕和によって見出された西川美和監督は、「ディア・ドクター」での偽医者や「夢売るふたり」では結婚詐欺師の夫婦だったり、いつも社会の主線から外れた人を主人公に据えた作品を発表し続けてきました。一貫してオリジナル作品を発表し続けた西川監督が初めて佐木隆三の小説「身分帳」を原作として映画を作り上げましたが、その姿勢は今回も変わりません。極めてヘビーな題材をどこかユーモラスを交えながらも骨太に語り上げます。
長く刑務所にいた男が出所したら世間がすっかり変わってしまいやくざ者の居場所がほとんど無くなっていた、というのは実は近年何本かの映画が製作されているモチーフで、奇しくも同時期に「ヤクザと家族 The Family」という映画も公開されています。この十数年で暴対法や暴対条例が次々と施行され、これまでの暴力団としての活動も締め上げられているだけでなく更生したくともそれがしにくくなっているというジレンマもこの作品では丹念に描かれています。
ある意味では浦島太郎のような状態となった三上は、一般社会から見れば日常に放り込まれた異物でしかなく、これまでの極道のような生活と堅気の生活との間で揺れ、自身がやったことへの後悔はあれどその生き方が間違っていたとは思わない三上は社会の中で見えない軋轢と戦わねばならなくなります。
哀しいかなそんな三上が最も生き生きとしている時が暴力をふるっている時、という皮肉。誰かを助けたくて拳を振るうものの、振るった時点でその言動全てが自身の履歴も込みで「悪」と断じられる社会の中で突きつけられる窮屈さに苦しめられるのです。
一方で庄司や津乃田など、それまでの三上の生き方の中では無かった人々との関りが双方にとって影響を与える様も描いているのがポイントです。どちらもが一歩踏み込んだ時に見えてくるものがあり、これが無ければもっと薄っぺらい作品になっていたに違いなく、その姿勢の見事さには感服せざるを得ません。
そしてこの映画、何より主演役所広司の演技がもう絶品です。何が凄いって開始数分で「役所広司」ではなく「三上正夫」を観ている気分にさせられるその圧倒的実在感にです。「すばらしき世界」は彼の長いキャリアの中でも特筆すべき1本となるのではないかとすら思います。
洋画の配給がまだまだ滞り気味というのも追い風となっているのかもしれませんが、この作品に限らず実はここ最近邦画で秀作が立て続けに公開されています。そろそろ映画館での鑑賞にハードルが低くなってきているこの昨今に、邦画の魅力を劇場で再発見してみてほしいですね。
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こんばんは、小島@監督です。
昨年散々疫病に振り回され、ようやくライブができるようになったら今度は地震とかなかなかにあんまりな話でござる。何の障害も無くライブが楽しめる日が早く戻ってほしいですね。
さて、今回の映画は「すばらしき世界」です。
旭川刑務所、一人の男が刑期を終え出所の時を迎えていた。男の名は三上正夫(役所広司)。やくざ者を刺殺し殺人罪によって13年間懲役刑に服していたのだ。上京した三上は身元引受人である弁護士・庄司(橋爪功)に迎えられ、再出発を誓う。
一方、TV局を辞め小説家を志す青年・津乃田(仲野太賀)のもとにプロデューサーの吉澤(長澤まさみ)からコンタクトが入る。出所者が社会復帰し、生き別れた母親と再会を果たす…そんな番組を製作しようとした吉澤は三上を対象に選びその取材を津乃田に依頼したのだ。「身分帳」と題されたノートの束を前に津乃田は寒気すら覚える。人生の大半を刑務所で過ごしてきた男に社会復帰などできるのか。
庄司によって手配された下町の小さなアパートで三上の新生活が始まろうとしていた。
映画監督・是枝裕和によって見出された西川美和監督は、「ディア・ドクター」での偽医者や「夢売るふたり」では結婚詐欺師の夫婦だったり、いつも社会の主線から外れた人を主人公に据えた作品を発表し続けてきました。一貫してオリジナル作品を発表し続けた西川監督が初めて佐木隆三の小説「身分帳」を原作として映画を作り上げましたが、その姿勢は今回も変わりません。極めてヘビーな題材をどこかユーモラスを交えながらも骨太に語り上げます。
長く刑務所にいた男が出所したら世間がすっかり変わってしまいやくざ者の居場所がほとんど無くなっていた、というのは実は近年何本かの映画が製作されているモチーフで、奇しくも同時期に「ヤクザと家族 The Family」という映画も公開されています。この十数年で暴対法や暴対条例が次々と施行され、これまでの暴力団としての活動も締め上げられているだけでなく更生したくともそれがしにくくなっているというジレンマもこの作品では丹念に描かれています。
ある意味では浦島太郎のような状態となった三上は、一般社会から見れば日常に放り込まれた異物でしかなく、これまでの極道のような生活と堅気の生活との間で揺れ、自身がやったことへの後悔はあれどその生き方が間違っていたとは思わない三上は社会の中で見えない軋轢と戦わねばならなくなります。
哀しいかなそんな三上が最も生き生きとしている時が暴力をふるっている時、という皮肉。誰かを助けたくて拳を振るうものの、振るった時点でその言動全てが自身の履歴も込みで「悪」と断じられる社会の中で突きつけられる窮屈さに苦しめられるのです。
一方で庄司や津乃田など、それまでの三上の生き方の中では無かった人々との関りが双方にとって影響を与える様も描いているのがポイントです。どちらもが一歩踏み込んだ時に見えてくるものがあり、これが無ければもっと薄っぺらい作品になっていたに違いなく、その姿勢の見事さには感服せざるを得ません。
そしてこの映画、何より主演役所広司の演技がもう絶品です。何が凄いって開始数分で「役所広司」ではなく「三上正夫」を観ている気分にさせられるその圧倒的実在感にです。「すばらしき世界」は彼の長いキャリアの中でも特筆すべき1本となるのではないかとすら思います。
洋画の配給がまだまだ滞り気味というのも追い風となっているのかもしれませんが、この作品に限らず実はここ最近邦画で秀作が立て続けに公開されています。そろそろ映画館での鑑賞にハードルが低くなってきているこの昨今に、邦画の魅力を劇場で再発見してみてほしいですね。
昨日の夕方、新日本プロレスのライブ中継を見ていました。
試合の開始は17時から、ライブなので生放送なのですが、
その試合会場が『ゼビオアリーナ仙台』という場所でした。
そう、試合の真っ只中で大地震の発生が生中継されたのです。
会場には緊急地震速報のアラームがあちこちから鳴り響き、
観客から悲鳴が上がるという、生々しいライブ中継でした。
試合の続行を検討するアナウンスが会場に流れる中で、
リング上にいた選手がリングサイドを周りながら、
観客を少しでも不安にさせないように声をかけます。
ちょうど試合をしていたのが棚橋弘至やオカダカズチカと、
新日本プロレスの顔ともいえる選手たちだったのですが、
彼らは続けてリングに上がり横並びで撮影タイムへ。
観客の安全はもちろんのこと、不安にさせないようにと、
その選手たちの心遣いをライブ中継で見られるというのは、
地震はもちろん残念ですが、その様子は嬉しいですね。
またちょっと新日本プロレスが好きになりました。
さて、今回のブログはと休止しようかと思ったのですが、
これが見れるのはなんとかアップできているということ。
先週水曜日に会社で給湯器で洗い物をしていたところ、
なんとそこで爆発が起こり、両腕を大火傷しまして、
キーボードで文章を打つことすらままならない状況です。
給湯器前で洗い物をして5分くらい経った頃でしょうか、
いきなり目の前で「ボン!」と音がして後方に吹っ飛び、
ガス爆発だと思い込んだ私は慌ててそこから離れました。
すぐに近くにいた上司に給湯器のことを話しそちらは対応、
私は逃げるのに必死でしたが、両手は大火傷でした。
氷水のバケツに手を入れながら会社の人に病院に連れられ、
病院で処置をしてもらいましたが、もう痛くて悶絶です。
結局のところ給湯器の調査でも、ガス漏れも特に無く、
なにか引火性のものが近くにあったのではないかと結論。
メチャクチャ私も追求されましたが、私が持ち込んだのは、
アルミ製のすごい汚い皿を数枚だけだったのですけどね。
結局、なにが原因かもわからないままで終わりそうです。
会社ではもちろん私のことが話題になっちゃってますが、
2年前は足を骨折し、1年前は車が廃車の大事故を起こし、
そして今年は爆発に巻き込まれて大火傷と不幸の連続。
もう、完全にネタキャラのような状況となっています。
ここまで定期的に不幸に見舞われるとなかなかないです。
とにかく、どれも死んでてもおかしくなかったので、
まずは命があったことだけでも幸せと思いたいですね。
手が不自由なので、しばらくプラモデルも作れないし、
ゲームも出来ないので、動画でも見て過ごそうと思います。
試合の開始は17時から、ライブなので生放送なのですが、
その試合会場が『ゼビオアリーナ仙台』という場所でした。
そう、試合の真っ只中で大地震の発生が生中継されたのです。
会場には緊急地震速報のアラームがあちこちから鳴り響き、
観客から悲鳴が上がるという、生々しいライブ中継でした。
試合の続行を検討するアナウンスが会場に流れる中で、
リング上にいた選手がリングサイドを周りながら、
観客を少しでも不安にさせないように声をかけます。
ちょうど試合をしていたのが棚橋弘至やオカダカズチカと、
新日本プロレスの顔ともいえる選手たちだったのですが、
彼らは続けてリングに上がり横並びで撮影タイムへ。
観客の安全はもちろんのこと、不安にさせないようにと、
その選手たちの心遣いをライブ中継で見られるというのは、
地震はもちろん残念ですが、その様子は嬉しいですね。
またちょっと新日本プロレスが好きになりました。
さて、今回のブログはと休止しようかと思ったのですが、
これが見れるのはなんとかアップできているということ。
先週水曜日に会社で給湯器で洗い物をしていたところ、
なんとそこで爆発が起こり、両腕を大火傷しまして、
キーボードで文章を打つことすらままならない状況です。
給湯器前で洗い物をして5分くらい経った頃でしょうか、
いきなり目の前で「ボン!」と音がして後方に吹っ飛び、
ガス爆発だと思い込んだ私は慌ててそこから離れました。
すぐに近くにいた上司に給湯器のことを話しそちらは対応、
私は逃げるのに必死でしたが、両手は大火傷でした。
氷水のバケツに手を入れながら会社の人に病院に連れられ、
病院で処置をしてもらいましたが、もう痛くて悶絶です。
結局のところ給湯器の調査でも、ガス漏れも特に無く、
なにか引火性のものが近くにあったのではないかと結論。
メチャクチャ私も追求されましたが、私が持ち込んだのは、
アルミ製のすごい汚い皿を数枚だけだったのですけどね。
結局、なにが原因かもわからないままで終わりそうです。
会社ではもちろん私のことが話題になっちゃってますが、
2年前は足を骨折し、1年前は車が廃車の大事故を起こし、
そして今年は爆発に巻き込まれて大火傷と不幸の連続。
もう、完全にネタキャラのような状況となっています。
ここまで定期的に不幸に見舞われるとなかなかないです。
とにかく、どれも死んでてもおかしくなかったので、
まずは命があったことだけでも幸せと思いたいですね。
手が不自由なので、しばらくプラモデルも作れないし、
ゲームも出来ないので、動画でも見て過ごそうと思います。
ユニバーサルスタジオジャパンに新アトラクションエリア「スーパーニンテンドーワールド」がオープンしました!
マリオの世界を現実にした感じで、サイトとかに載っているイメージを見ただけで、ワクワクしますね!マリオカートとかARを多様したアトラクションがあるようなので、どんなものか気になりますねぇ
…と、書いたものの、実はそこまで盛り上がってなかったりする…。
第1報を知ったときは「これはゲーム好きとしてはぜひ行かねば!」となったもんですが、そこからコロナでお出かけ自粛状態が続き、歌会もないもんだから、メンバーとの交流もパタっとなくなり、寂しい日々を過ごしている感じです。
いっそ独りで!…いやいやいや、いくらソーシャルディスタンスを推奨されていても、そんな上級者にはなれないです。
早くコロナが落ち着いて、歌会ができるようになれば、久々のスポットイベントとかできないかなぁとか思っております。鈴鹿のカートもなくなってから、テーマパークに遊び行く事も久しいですし。
とりあえず今はお家で楽しめる事で、頑張って生きようと思います。
今期のアニメは、シリーズものではあるものの、「転生したらスライムだった件」や「Re:ゼロから始める異世界生活」、今期からの「無職転生」「蜘蛛ですが、なにか?」などこれだけ次回が楽しみな作品が多いのは、嬉しいです。
とはいえ、そろそろシーズンの切り替わりも近づいてきましたので、4月からはどうなるかなぁ。なんだかんだで、毎週の習慣であり、日々の疲れに対して栄養剤みたいなもんですから、いい作品を見ていたいもんです。歌会とかあれば、オススメ作品を直接プレゼンしてほしいもんです。
しかし、最初のマリオの話、最悪1人でも行っちゃうかもなぁ…
マリオの世界を現実にした感じで、サイトとかに載っているイメージを見ただけで、ワクワクしますね!マリオカートとかARを多様したアトラクションがあるようなので、どんなものか気になりますねぇ
…と、書いたものの、実はそこまで盛り上がってなかったりする…。
第1報を知ったときは「これはゲーム好きとしてはぜひ行かねば!」となったもんですが、そこからコロナでお出かけ自粛状態が続き、歌会もないもんだから、メンバーとの交流もパタっとなくなり、寂しい日々を過ごしている感じです。
いっそ独りで!…いやいやいや、いくらソーシャルディスタンスを推奨されていても、そんな上級者にはなれないです。
早くコロナが落ち着いて、歌会ができるようになれば、久々のスポットイベントとかできないかなぁとか思っております。鈴鹿のカートもなくなってから、テーマパークに遊び行く事も久しいですし。
とりあえず今はお家で楽しめる事で、頑張って生きようと思います。
今期のアニメは、シリーズものではあるものの、「転生したらスライムだった件」や「Re:ゼロから始める異世界生活」、今期からの「無職転生」「蜘蛛ですが、なにか?」などこれだけ次回が楽しみな作品が多いのは、嬉しいです。
とはいえ、そろそろシーズンの切り替わりも近づいてきましたので、4月からはどうなるかなぁ。なんだかんだで、毎週の習慣であり、日々の疲れに対して栄養剤みたいなもんですから、いい作品を見ていたいもんです。歌会とかあれば、オススメ作品を直接プレゼンしてほしいもんです。
しかし、最初のマリオの話、最悪1人でも行っちゃうかもなぁ…
昨日、声優上田麗奈の1stライブ「Imagination Colors」を配信で鑑賞。。澄んだ歌声と幻想的な世界観を堪能。MCも少なめにし、コロナ禍を受けての開催なので声援も無く拍手のみ。そんなスタイルでしたので穏やかなトーンの楽曲が多いセットリストと共にその世界観への没入度も高くその豊かな表現力を満喫しました。
いずれは一度現地で聴いてみたいですね。
こんばんは、小島@監督です。
このライブだけでブログ書きたい気持ちもありますが今回はそれ以上に書きたいものがあるので本題に移りましょう。
というわけで、今回の映画は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」です。
まだ公開直後ですしできるだけネタバレせずに行こうと思いますので今回は粗筋は省略いたします。
2007年に公開された「新劇場版・序」から足掛け14年、遂に4部作が完結です。当初昨年公開の予定でしたがコロナ禍による影響で今年1月に延期。その後緊急事態宣言を受けての再延期を経て今月8日に満を持しての封切りとなりました。
TVシリーズ序盤の展開をほぼ踏襲しながら映像を大幅にスケールアップさせた「序」、全体的には中盤の展開をなぞりながらも「新劇場版」としての特色が明確に前面に出始め、同時に映画としてのダイナミズムも高いレベルに昇華された「破」、物語もその語り口自体も大きく転調し増え過ぎた謎に観客を困惑させた「Q」、それらを受けての「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、まさに完結編と呼ぶに相応しい総決算とも言うべき出来栄えに仕上がっていました。
それはただこの4部作の完結というだけではなく、TVシリーズから続く「新世紀エヴァンゲリオン」という物語そのものに対しての総決算です。「シン・エヴァ」の物語が恐らくそうなることをどこかで予感していた方、私を含めて結構多いのではないでしょうか。でなければ、「決着をつけに行く」なんて気持ちで映画を観に行くなんてことそうそうありません。
155分にわたる長尺の中で語られる終幕に、庵野秀明総監督も自身の持てる全てを総動員して作り上げています。それは例えば「宇宙戦艦ヤマト」や「仮面ライダー」や「ウルトラマン」、「独立愚連隊」に代表される岡本喜八作品、「幕末太陽傳」、「惑星大戦争」や「地球防衛軍」のような特撮映画と言った庵野秀明が影響を受けてきたであろう映像的記憶や、「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」「彼氏彼女の事情」「シン・ゴジラ」など庵野秀明が手掛けてきたフィルモグラフィーで培った、またその時間の中で得た経験の全てをこの1本に注ぎ込んでいる、まさに集大成ともいえる映像が展開します。
1995年に放送されたTVシリーズから数えれば、実に26年という時間を経て辿り着いた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、もちろん何時から、あるいはどこから観始めたかで印象も変わるのでしょうが、その醸成された長い「時間」が特異なSFロボットアニメの一つであった「新世紀エヴァンゲリオン」を、いわば「あなたの人生の物語」へと昇華させました。かつてTVシリーズで、あるいは旧劇場版で、何がしかの衝撃を受けた人たちは自分自身が歩いた26年という時間を込めてこの作品を観ることになるのです。
私にとってもこの映画は特別な1本となりそうです。作中ある場面で思いがけず私と亡き父に縁のある場所が登場したのに息を呑みました。シンジが父ゲンドウと最後に向き合おうとするこの物語にあの場所が出てきたことにどこか運命的なものを感じずにはいられません。もしも自分の想いを1本の映画に仮託して父に贈るとするなら私はきっとこの映画を選ぶだろう、なかなか消えない余韻と共にそんなことを考えながら映画館を後にしたその日の夜、葬儀や法事の時にも見なかった父の夢を見ました。ただ他愛もない話をするだけの夢でしたが。
きっと作る方も観る方も相応に歳を重ねた、ということなのでしょう。見えるものも言いたいことをいう言い方もあの頃とは変わってきたのだろうけれど、その時間の経過も決して悪いことではなかった。
完結おめでとう、そしてありがとう。
いずれは一度現地で聴いてみたいですね。
こんばんは、小島@監督です。
このライブだけでブログ書きたい気持ちもありますが今回はそれ以上に書きたいものがあるので本題に移りましょう。
というわけで、今回の映画は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」です。
まだ公開直後ですしできるだけネタバレせずに行こうと思いますので今回は粗筋は省略いたします。
2007年に公開された「新劇場版・序」から足掛け14年、遂に4部作が完結です。当初昨年公開の予定でしたがコロナ禍による影響で今年1月に延期。その後緊急事態宣言を受けての再延期を経て今月8日に満を持しての封切りとなりました。
TVシリーズ序盤の展開をほぼ踏襲しながら映像を大幅にスケールアップさせた「序」、全体的には中盤の展開をなぞりながらも「新劇場版」としての特色が明確に前面に出始め、同時に映画としてのダイナミズムも高いレベルに昇華された「破」、物語もその語り口自体も大きく転調し増え過ぎた謎に観客を困惑させた「Q」、それらを受けての「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、まさに完結編と呼ぶに相応しい総決算とも言うべき出来栄えに仕上がっていました。
それはただこの4部作の完結というだけではなく、TVシリーズから続く「新世紀エヴァンゲリオン」という物語そのものに対しての総決算です。「シン・エヴァ」の物語が恐らくそうなることをどこかで予感していた方、私を含めて結構多いのではないでしょうか。でなければ、「決着をつけに行く」なんて気持ちで映画を観に行くなんてことそうそうありません。
155分にわたる長尺の中で語られる終幕に、庵野秀明総監督も自身の持てる全てを総動員して作り上げています。それは例えば「宇宙戦艦ヤマト」や「仮面ライダー」や「ウルトラマン」、「独立愚連隊」に代表される岡本喜八作品、「幕末太陽傳」、「惑星大戦争」や「地球防衛軍」のような特撮映画と言った庵野秀明が影響を受けてきたであろう映像的記憶や、「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」「彼氏彼女の事情」「シン・ゴジラ」など庵野秀明が手掛けてきたフィルモグラフィーで培った、またその時間の中で得た経験の全てをこの1本に注ぎ込んでいる、まさに集大成ともいえる映像が展開します。
1995年に放送されたTVシリーズから数えれば、実に26年という時間を経て辿り着いた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、もちろん何時から、あるいはどこから観始めたかで印象も変わるのでしょうが、その醸成された長い「時間」が特異なSFロボットアニメの一つであった「新世紀エヴァンゲリオン」を、いわば「あなたの人生の物語」へと昇華させました。かつてTVシリーズで、あるいは旧劇場版で、何がしかの衝撃を受けた人たちは自分自身が歩いた26年という時間を込めてこの作品を観ることになるのです。
私にとってもこの映画は特別な1本となりそうです。作中ある場面で思いがけず私と亡き父に縁のある場所が登場したのに息を呑みました。シンジが父ゲンドウと最後に向き合おうとするこの物語にあの場所が出てきたことにどこか運命的なものを感じずにはいられません。もしも自分の想いを1本の映画に仮託して父に贈るとするなら私はきっとこの映画を選ぶだろう、なかなか消えない余韻と共にそんなことを考えながら映画館を後にしたその日の夜、葬儀や法事の時にも見なかった父の夢を見ました。ただ他愛もない話をするだけの夢でしたが。
きっと作る方も観る方も相応に歳を重ねた、ということなのでしょう。見えるものも言いたいことをいう言い方もあの頃とは変わってきたのだろうけれど、その時間の経過も決して悪いことではなかった。
完結おめでとう、そしてありがとう。
前々回のブログでPlayStation5がついに買えたと書いて、
「あ!」
っと言う間に2週間も経っちゃったりしたわけですが、
あれからPS5の動かない日はないくらい稼働してます!
なんて言いたいところ実際はどうなっているかというと。
お店から持って帰ってきて、家の廊下に置いたったきり、
1mmもそこから誰も触ることなく、その位置にいます。
そして、今プレイするのはPS3のPCエンジンアーカイブ、
『天外魔境ZIRIA』の中学生頃の思い出に浸っています。
実際に手に入れてみると、こんな感じになりますよね。
さて、今回も新型コロナウイルスの話だったりします。
せっかくブログを開いてくれたのに申し訳ありません。
緊急事態宣言が出て以後、新規感染者数も順調に減少し、
この調子ならば3月の歌会も開催できそうでしたが、
結論をいえば感染者数は横ばいとなり休止としました。
本日もJOYSOUND金山さんに3月の歌会の予約について、
しっかり現地に顔を出し「いつもお世話になります!」と、
頭を下げてキャンセルさせていただきました。
で、そんな感染者、横ばいならばまだ実は良い方で、
関東のほうに至っては、むしろ増加傾向にあります。
そんな中、緊急事態宣言は一旦の延長となりましたが、
その後は、なんと予定通りに解除となってしまうようです。
しかし、なんかこの解除に至って思うのは結局のところ、
もう緊急事態宣言をしても、それに慣れてしまって、
政府的には打つ手がなくてやめるというイメージです。
私達も、今となっては宣言をしても補償も拘束力も無いし、
夜間に営業している飲食店がない不便な暮らしだけで、
もう自粛しているのがバカらしくなったのでしょう。
もっとも本当はしっかり自粛をして感染者ゼロを目指し、
その後にやっと普通の生活に近づくのでしょうけどね。
政府としてはお金を配れば財源は無くなってしまうし、
罰則をつければ反感を買うしで、八方塞がりなのでしょう。
今はワクチンの効果に期待するしかありませんね。
「あ!」
っと言う間に2週間も経っちゃったりしたわけですが、
あれからPS5の動かない日はないくらい稼働してます!
なんて言いたいところ実際はどうなっているかというと。
お店から持って帰ってきて、家の廊下に置いたったきり、
1mmもそこから誰も触ることなく、その位置にいます。
そして、今プレイするのはPS3のPCエンジンアーカイブ、
『天外魔境ZIRIA』の中学生頃の思い出に浸っています。
実際に手に入れてみると、こんな感じになりますよね。
さて、今回も新型コロナウイルスの話だったりします。
せっかくブログを開いてくれたのに申し訳ありません。
緊急事態宣言が出て以後、新規感染者数も順調に減少し、
この調子ならば3月の歌会も開催できそうでしたが、
結論をいえば感染者数は横ばいとなり休止としました。
本日もJOYSOUND金山さんに3月の歌会の予約について、
しっかり現地に顔を出し「いつもお世話になります!」と、
頭を下げてキャンセルさせていただきました。
で、そんな感染者、横ばいならばまだ実は良い方で、
関東のほうに至っては、むしろ増加傾向にあります。
そんな中、緊急事態宣言は一旦の延長となりましたが、
その後は、なんと予定通りに解除となってしまうようです。
しかし、なんかこの解除に至って思うのは結局のところ、
もう緊急事態宣言をしても、それに慣れてしまって、
政府的には打つ手がなくてやめるというイメージです。
私達も、今となっては宣言をしても補償も拘束力も無いし、
夜間に営業している飲食店がない不便な暮らしだけで、
もう自粛しているのがバカらしくなったのでしょう。
もっとも本当はしっかり自粛をして感染者ゼロを目指し、
その後にやっと普通の生活に近づくのでしょうけどね。
政府としてはお金を配れば財源は無くなってしまうし、
罰則をつければ反感を買うしで、八方塞がりなのでしょう。
今はワクチンの効果に期待するしかありませんね。
途中まで書いてた内容がうっかり消えてしまった。久々なんで、ちょっと何書こうか考えてしまった。
とりあえず、やっとさ上映となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』最後の記号はなんやねん。って思ってましたが、演奏記号のリピートって記号らしいです。なんか意味あるんだろうか?
前作『Q』から実に8年かかっての上映であるが、果たして今作で終わりなんだろうか?実はそこまで考察もしてなければ、情報も仕入れていないので、不明な要素バリバリなわけです。
まぁその分、観たときはシンジくん目線で「わけがわからないよ」ってな感じで見れそうだから、それはそれでってカンジ。
『Q』も数回見ましたが、昔エヴァと違い、急展開すぎて何が何やらですが、プライムビデオで配信されている、振り返り&冒頭映像である『これまでのヱヴェンゲリヲン新劇場版』をみたわけですが、やっぱりわけがわからなかった(笑)
まぁわからないのがエヴァであるのだから、それが正解かと思いますが、2回くらい観てわかるんかいなぁとは思いますが、果たして複数観に行くんだろうか…。
まぁとりあえず土曜日に観に行くぜぃ。
あと26日からの『モンスターハンター』も楽しみだったりする。ネタ映画になるかもしれないけど、ゲームを遊んできた者としては興味はありますな。
2作品とも観た方と感想会とかしたいけど、やはりコロナというのがなぁ…
厳重警戒宣言も延長になりましたし、果たして気楽に遊べる日はいつになるんでしょうね。
それでも徐々に前には進んでる気がしますので、希望をもって過ごしましょー
とりあえず、やっとさ上映となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』最後の記号はなんやねん。って思ってましたが、演奏記号のリピートって記号らしいです。なんか意味あるんだろうか?
前作『Q』から実に8年かかっての上映であるが、果たして今作で終わりなんだろうか?実はそこまで考察もしてなければ、情報も仕入れていないので、不明な要素バリバリなわけです。
まぁその分、観たときはシンジくん目線で「わけがわからないよ」ってな感じで見れそうだから、それはそれでってカンジ。
『Q』も数回見ましたが、昔エヴァと違い、急展開すぎて何が何やらですが、プライムビデオで配信されている、振り返り&冒頭映像である『これまでのヱヴェンゲリヲン新劇場版』をみたわけですが、やっぱりわけがわからなかった(笑)
まぁわからないのがエヴァであるのだから、それが正解かと思いますが、2回くらい観てわかるんかいなぁとは思いますが、果たして複数観に行くんだろうか…。
まぁとりあえず土曜日に観に行くぜぃ。
あと26日からの『モンスターハンター』も楽しみだったりする。ネタ映画になるかもしれないけど、ゲームを遊んできた者としては興味はありますな。
2作品とも観た方と感想会とかしたいけど、やはりコロナというのがなぁ…
厳重警戒宣言も延長になりましたし、果たして気楽に遊べる日はいつになるんでしょうね。
それでも徐々に前には進んでる気がしますので、希望をもって過ごしましょー
みなさん、おはようございます。
水曜日担当、レイウォールです。
残念ながらアイドルマスターシリーズ待望の家庭版最新作、アイドルマスタースターリットシーズンの発売延期が発表されました。5月発売から12月発売への変更です。楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?
いや、クオリティアップのためだ!と自分に言い聞かせ、別のアイドルマスターを楽しんで待つしかない毎日です。今週末はSideMのイベントですからね。配信はいつでもチケットを購入できるので、今からでも間に合いますよ。皆さん、ゲームの発売が延期になっても、これからもアイマスですよ!アイマス!
それはともかく、名駅近くのマックスバリュで日本のお酒を見つけました。もものワインといちごのワインというサッポロビールの果実酒です。非常に甘く、ジュース感覚で飲んでしまうお酒です。見かけたら試してみてはいかがでしょうか?
さて、本日は"statice"を紹介します。本日発売のTHE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@SOERS Solの収録曲で、朝倉透が唄います。彼女が所属するユニットであるnoctchillは幼馴染だけで構成されており、爽やかさがものすごいユニットなんですが、この曲も爽やか系のシンガーソングライターの曲という感じが凄く出ています。片平里菜とか、リアレンジして大原櫻子あたりが唄いそうな曲かなって思いました。
おわり。
水曜日担当、レイウォールです。
残念ながらアイドルマスターシリーズ待望の家庭版最新作、アイドルマスタースターリットシーズンの発売延期が発表されました。5月発売から12月発売への変更です。楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?
いや、クオリティアップのためだ!と自分に言い聞かせ、別のアイドルマスターを楽しんで待つしかない毎日です。今週末はSideMのイベントですからね。配信はいつでもチケットを購入できるので、今からでも間に合いますよ。皆さん、ゲームの発売が延期になっても、これからもアイマスですよ!アイマス!
それはともかく、名駅近くのマックスバリュで日本のお酒を見つけました。もものワインといちごのワインというサッポロビールの果実酒です。非常に甘く、ジュース感覚で飲んでしまうお酒です。見かけたら試してみてはいかがでしょうか?
さて、本日は"statice"を紹介します。本日発売のTHE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@SOERS Solの収録曲で、朝倉透が唄います。彼女が所属するユニットであるnoctchillは幼馴染だけで構成されており、爽やかさがものすごいユニットなんですが、この曲も爽やか系のシンガーソングライターの曲という感じが凄く出ています。片平里菜とか、リアレンジして大原櫻子あたりが唄いそうな曲かなって思いました。
おわり。