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ちゅうカラぶろぐ


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先週、来年5月にアメリカで封切予定(日本では来夏予定とか)という「Godzilla:King of Monsters」の予告編が公開されました。

 2014年に製作された「GODZILLA」の続編にして昨年公開の「キングコング:髑髏島の巨神」とも連なる作品という触れ込みの1本ですが、もうこの2分半の映像だけで痺れる。怪獣達が目覚め咆哮を上げるそのバックにドビュッシーの「月の光」をかけるセンスも堪りません。これだけのものを見せておいて公開が来年とは待ち遠しいなんてものじゃないっす。

 こんばんは、小島@監督です。
 実は撮影自体は既にクランクアップしているとか。ハリウッドも大作クラスになるとポストプロダクション(撮影後に行われるVFX合成などの作業の総称)だけで1年以上かかるんですね~

 さて、今回の映画は「BLEACH」です。

 オレンジ色の髪が目を引く高校生・黒崎一護(福士蒼汰)は、幽霊を見ることが出来る特技がある。それ以外は、父の一心(江口洋介)、2人の妹・遊子(平澤宏々路)、夏梨(安藤美優)と共に亡き母・真咲(長澤まさみ)の思い出を胸に平和に暮らしていた。
 そんなある日、自身を「死神」と名乗る少女・朽木ルキア(杉咲花)と出会った事で一護の生活は一変する。「虚(ホロウ)」と呼ばれる悪霊が一護の家族たちを襲撃。ルキアも重傷を負った。窮地に陥ったルキアは一護の潜在的な霊力の高さに賭け、自身の霊力を渡し一護を死神化させる。そして「死神代行」となった一護の壮絶な戦いの日々が幕を開けた!

 2001~2016年まで15年にわたり週刊少年ジャンプで連載され、2004~2012年まで続いたアニメシリーズと共に国内外で支持を集めた久保帯人の代表作「BLEACH」の実写映画化作品が現在公開中です。当初はハリウッドでの実写映画化が企画されていましたが、映画化権を取得していたワーナーブラザースが日本法人へ邦画として製作することを打診し、実現したのが今作だそうです。監督には「GANTZ」(2010,11年製作)、「アイ・アム・ア・ヒーロー」(2016年製作)などコミック原作の映画化でヒットを連発する佐藤信介が務めています。

 公開前はいろいろ言われていましたがどっこいなかなか面白いですこの映画。原作の「死神代行篇」をベースに大胆にミックスアップされたストーリーは良い方向に勢いがあり、全体的に疾走感を持たせている点や、かなり特徴的なデザインをしているキャラクターたちのビジュアルも実写として映えるためのアレンジを施してはいるものの基本路線は極力崩さずにやろうとしている点など原作へのリスペクトが感じられる画作りなども好感が持てます。
 俳優陣の演技では華を感じさせる主演の福士蒼汰・杉咲花の二人だけでなくビジュアルは原作と大して似てないのに何故かちゃんと一心にしか見えない江口洋介や、やはり経験値の違いというべきか阿散井恋次役早乙女太一の殺陣のキレっぷりが強く目を引くほか、ひょっとしたらアニメを参考に役作りしたのではと思わせるほど三木眞一郎の演技に近いイントネーションで喋る浦原喜助役田辺誠一など要所要所で役者の演技が光るのもポイントで、大抵ボロクソな評判が立つのがお定まりのコミックの実写映画化としては一定水準のレベルは達していると感じます。
 アクション監督を務めた下村勇二の功績もなかなかのもので、特に終盤の駅前で展開するバトルシークエンスはアイディア・演出共にスクリーン鑑賞に耐える見事なボリュームになっています。

 ただ多くの要素がある中で「一護とルキア」「一護と家族」の2つに物語の軸を絞り切って構成した事により、単品の映画としては観易くなっている反面他の扱いがかなり雑になっているのが難点です。茶渡や織姫の扱いなどほとんど空気に近いので彼らのファンの方はその辺は念頭に置いて観に行きましょう。

 108分という長すぎず短すぎない上映時間もポイントで、勢いのある話運びと相まって割とサクッと観られます。重量級の見応えはないものの、ずっしり来るものは胃もたれを起こしそうなサマーシーズンに楽しむ一本としてはこういう軽やかさも大事です。夏の暑さから逃げるようにフラッと映画館に立ち寄ったそんな時、タイムテーブルがうまくかみ合ったならどうぞご覧あれ。

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昨日はこれまたちゅうカラメンバーとプロレス観戦。

観戦後は移転後にまだ伺っていなかったことから、
メンバーさんの居酒屋『太陽』さんに行ってきました。

移転前のメニューを残しつつ、新しいメニューの開拓で、
食べ慣れた安心と新鮮さがとても心地よいです。

そして何より嬉しいのがメンバーのアジト復活で、
これからも楽しめそうな居場所となりそうです。



さて、職場の工場内は、最近の暑さでヤバいことに。

工場内にエアコンはあるものの、まるで効きません。
会社紹介に『冷暖房完備』と謳っていたとしても、
効くか効かないかはまったくもって別問題なのです。

そこで、やっぱり扇風機に頼ることになるのですが、
その扇風機も残念ながら数が限られているので、
環境が悪いところから順にあてがわれていきます。

そんな時、夜勤である扇風機が無くなったのに気付き、
どこにいってしまったのかと、探してまわることに。

そして朝に出勤してきた人に、その扇風機の事を聞くと、
ある女性社員が持っていったとの情報を得ました。

その女性社員が仕事をしている場所に行ってみると、
そこに無くなった扇風機があり、とりあえず安心。

まあ、その場所も大変暑いので扇風機を持っていっても、
「まぁ、しょうがないかな」なんて思っていました。

その女性社員も出勤してきたので、冗談半分で、
「ダメだよ〜扇風機持っていっちゃ〜」
と、たった一言だけ話しかけたらとんでもない事に!


その女性社員、

「なんで、私だけに言うのぉぉぉぉっっっっ!!!」

と、一瞬でブチ切れて、そこから叫び散らかします!
こちらも一体何にそんなに怒るところがあったのか、
まるで分からないまま叫ばれ続けて約20分あまり。

もともと現在の部署に配属されたばかりの時に後輩に、
彼女の怒りの沸点は低いから気をつけてと言われ、
それなりに上手に付き合っていたつもりでいました。

それがなんとたった一言で、この修羅場っぷりです。

何にそんなに怒るのか分からずキョトンとしてる私。
またそんな表情をしている私が気に入らないのでしょう。
ずっとキレてまくし立てまくる彼女です。

仕事の引き継ぎのタイミングなので人が集まってきて、
その人たちは「あ〜あ、また始まった」みたいな様子。

そこに上司がくると、彼女は上司の方に向かい、
「聞いてくださいよ!かときちさん(本名)が〜」と、
今度は上司に詰め寄り、これまた数分続くのです。

その後、昼勤が始まると、その話は会社に広まっており、
私は地雷を踏んでしまった被害者として有名に。

その女性社員は今も口を聞いてくれません。


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先々週、東京に行ってまいりました.

自分のことをよくご存知な方には「またですか」と言われますが、好きなコンテンツのイベントなのでしょうがないですね


こんばんは、本当は先週、今週のチケットもあったのですが、流石に4週連続はいけないため、チケットまるごと人に譲ったショーグンです



最近は無料イベントでしか東京行ってないぜ…



自分がTOKYO行くときはだいたい誰かと一緒だったり、現地でイベント同伴参加していたりするんですが、ここ2週間ばかりは一人旅でして。

まぁ、良い機会だということで、「何年かに一度訪れる一人で適当な旅行がしたい病」を治癒するため、外国人観光客のようなTOKYO初心者旅行をしてきました。

一人旅TOKYOはほんと楽しいですよ。なんでもあるし、文化財は多いし。
今回はいろんな東京の経験値を増やすことを目的にして行ってまいりました



兎にも角にもまずは宿。

自分は交通網さえしっかりしていれば目標地点(イベント会場)から離れていてもokな方なので、東京や埼玉の場合やすくて面白そうな地域に宿を取ることが多いです。

今回は「浅草」「京橋」と古くから発展している街で、方向性の違う2つを選択。

宿も昭和レトロな宿と、最新のカプセルホテルと真逆の振り切り。


しかしこれが大当たりなのですよ。
今回一番の当たりと言ってもいい。


浅草の旅館は老夫婦がお手盛りでやっている旅館で、部屋も映画に出てくる書生か住込みの部屋のよう。
たぶん、昔は本当に住み込みの部屋だったような気がしますが。


天井に下がるペンダント灯には横になったまま電灯を切ることのできる紐がついていたり、エアコンのリモコンは有線式のスライドスイッチで温度調節、風呂もステンレスの浴槽で少し大きめの一般家庭用浴槽しかもバランス釜の後もしっかり残ってて、昭和風呂マニア感涙モノの造り。
もちろん、部屋は江戸間畳の4畳半。土壁の上に漆喰してクロス張り、ワンウェイのドアロックの部屋扉、和紙の張られた押入れ扉、埋め込みでなく柱に這わせて通した100V、木造二階建て床は板張りで使い込まれた黒艶が光ります。

ああ、これぞ昭和建築…

〈一富士旅館〉
https://goo.gl/dmZhEj


かたや京橋のカプセルホテルは、昨年できたばかりの最新型。
カプセルホテルですが、2段ではなく各部屋独立型。
ですのでベッドの上に立ち上がれる、シャツやズボンを部屋の中で干せる、荷物をかけ置けるのでベッドスペースを圧迫しない!

ベッドもカプセルにありがちな薄いマットレスではなく「シモンズ社」製の分厚いマットレス。重たい自分でもしっかり支えて安眠できます。
貴重品ボックスも大きく、リュック一個分のカバンごとは入りませんでしたが、中身は全て貴重品ボックスに入れることができました。
風呂は大浴場型で、浅めのコンクリート造り。熱めの湯を浅く張ってあるので、外国人、高齢者に配慮しての設計ですね。
防音もしっかりしており、フロント貸出のヘッドホンで音は完全遮断で寝られます。
こちらは快適さを「工学」的に捉え作られている、そんな感じ。

〈ファーストキャビン(FIRST CABIN)京橋〉
https://goo.gl/9XkPQb




 立地的には
浅草と京橋なので夜ももちろん充実。
浅草駅前は11時には色々閉店してしまいますが、少し離れると飲み屋充実

夜中に出歩く観光客も少なく、浅草のおっさん達と飲むことができます。
(この日、3件ハシゴしたショーグンはマジ記憶がなく、写真も撮っておりませんでした)

京橋は行ったのが土曜日のため、ビジネス街として発展している今の京橋では、空いているお店も少なかったのですが、そこの中でもいかにも「サラリーマンが呑んでそうな店」があり今回はそこにお邪魔。
で、予想通りサラリーマンがいっぱいいて、聞き耳立てるとやばそうな話ばかりだったので一人カウンターで呑みましたww


人のビジネスでの話が面白く感じられるようになったら、社畜の傾向ですね。
食事もお酒もうまかったですよ。
串焼きメインの店でしたが、簡単おつまみがクオリティ高い! 
焼きそばは隠し味のケチャップが甘み出してました。

 気兼ねなく自分のやりたい行動だけで済ませられる一人旅。
しっかり2週間堪能したので、こっから当分はみんなの意見を聞いて楽しめる旅行の企画ですね。
最近はいろいろ企画してくれる方が多くなって、嬉しい限り。

おっと、とにかく今回の旅行で使った宿は、どちらもオススメの宿なので、東京に行かれる時、安い宿を探しているならオススメです。

トリバゴとか使えばどちらも4000円台で泊まれますよ。


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そういや前の日曜って歌会だったなぁと思い出す。間隔が短いとこんなもんなんだろうか?

次の歌会は8月下旬と逆に間隔は長いですが、いろいろとイベントが発生するので、バッティングを避ける為のスケジュール調整なのですよ(゚Д゚)ノ

とりあえず、次回の歌会までに期間はありますが、間にはスポイベ「リバーブギ&ラフティング」があります。
締切が29日終日なので、ご興味のある方はお早めに書き込みお願いしますm(_ _)m

私はそれに合わせて10年以上ぶりに水着を買いました。当日溺れないといいな(笑)


ちゅうカラ関連のひとつとして、いろんな方が常連となっている飲み屋の「太陽」さんにやっとこさ顔を出せました。
平日営業なので、なかなかタイミングが合わなかったのですが、やっと美味しい食事をいただけました(*´∀`)
そのときは、まだランチは始まってなかったので、次はランチに行きたいと思います٩( 'ω' )و

酒は飲めないかつキャパは大きくないので、ランチでお腹いっぱいになるくらいが1番幸せなんですわ( ̄▽ ̄)

皆様もぜひ「那古野 太陽」さん、行ってみてくださいませ。国際センター駅からすぐですよ~(゚Д゚)ノ



さて、8月は勤務店にて毎週土曜にプレイテーションVRの体験会を行う事になりました。
(機材はソニーさんからの貸出)
ぶっちゃけ、歌会中に何回も持ち込んでるんで、個人的には慣れっこ。

ただ今回のテーマは「ホラー」
という事で、1番軽いのが「VRワールド」の深海のサメとの遭遇です。
あとはバイオハザード7の体験版(前日譚)とか、コースター乗りながら襲ってくるゾンビに立ち向かうといったものです。

体験はしてほしいけど、間口が狭すぎはしないか?と思ってしまう(・_・;


最近はVRはいろんなところで、取り入れていて、気軽な場所として、大高、長久手、各務原のイオンのナムコ(アミューズメント)には、VRが体験できる場所があります。
何種類かあるんですが、その中で
「ハネチャリ」なるものを遊んできました(゚Д゚)ノ

ゲーム内容は、その名のとおり羽が付いた自転車で空を飛び、ゴールを目指すというもの。
イメージ的にはまんま鳥人間コンテストを思い浮かべていただければよいかと(・ω・)

で、操作方法は簡単そうではあったんですが、どうも私は苦手だったらしく、壁にぶつかりまくりかろうじてクリアな状況でした(^_^;

最初の崖から飛び立つのは、全然平気だったんですが、途中に上昇気流に乗るというのがあったんですが、そっちのほうが制御が効かない感じで、ちょっと怖かったですねぇ。

マリオカートとかわかりやすいのはありましたが、PSVRでグランツーリスモSPORTやってたから、そっちに流れました。

空ならイーグルフライトってのがあるけど、私は早くエースコンバットがしたいのです(´△`)

そんなわけで、まだ先ですが8月の歌会は久々にPSVRを持っていこうかなと思います。
体験したいという方は、せびさわってみてね。


では、今週はこのへんで~
週末は台風らしいけど、一宮の七夕祭りに行くぞ~٩( 'ω' )و

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ちゅうからのみなさん、おはようございます。
ちゅうカラブログ水曜日担当のレイウォールです。

先日の歌会にご参加の皆様,お疲れ様でした。非常に短期間での連続開催,ちゅうカラ密度が濃く,楽しい日々です。まあ,歌会以外でもメンバーの一部と遊びに行ったりすることも多いので,何とも言えませんが。

突然ですが,歴史小説とか時代小説とかその辺が好きな人はいますか?
もともと,日本や中国の時代小説が好きな私ですが,いろいろあって,ローマの歴史小説に手を出してみることにしました。

ローマのやつは今日,図書館で借りてきたばかりなので,もともと好きだったものについて。

まずは池波正太郎。彼の名前は知らずとも代表作や代表作をもとにしたTVドラマを言えばだれもが頷く大家です。
"鬼平犯科帳","剣客商売","仕掛人 藤枝梅安"をもとにした"必殺シリーズ"とかその辺です。

彼の魅力は江戸時代にはびこる悪をばっさばっさとなぎ倒す物語とそれを彩る食道楽でしょう。一番有名なところだと,必殺仕事人から中村主水で「また、目刺ですか…。」ですが,池波自身が美食家であったことは非常に有名で,レシピ本まで出しているくらいです。鬼平や剣客商売はどちらかというと,余裕のある生活を送っている人たちの物語であったこともあり,より魅力的な食事が描かれています。

他で言うと,宮城谷昌光など。彼の得意とするのは,古代中国。それも項羽と劉邦よりも前の時代を描くことが多いです。それより後の時代で三国志などは非常に有名なテーマで,三国志演義を下敷きにたくさんの物語が描かれています。また,殷周革命も封神演義という話の下で非常に有名ですが,封神演義以外で殷周革命を描いた物語や,春秋戦国を描いた作品で有名なものはあまり知らなかったりします。彼はそんな中で偉人の物語を数多く書いており,生き生きとした表情を古代中国に与えたといってもいいでしょう。"晏子"や"青雲はるかに","管仲"などから入るのが比較的気軽でしょうか。

SFチックな要素を含めると,高橋克彦の"竜の柩"は非常にお勧めです。メソポタミアや日本の古代を題材に,いわゆるオーパーツ系の物語をくみ上げた気軽な話です。ここまで紹介したものとは全く毛色が異なり,"ありえない話"ではあるのですが,物語内での論理の組み立ては一部飛躍があるものの整合が取れており,言ってることが変わったじゃん!とはなりません。SFものの小説が好きな人におすすめできる古代を題材にした小説です。

さて,こんなことを書いていたら,久々にがっつり本が読みたくなったので,そろそろ終わりにします。

さて、今回ご紹介する曲は"ステキハピネス"です。天海春香(CV.中村繪里子)が歌うこの歌は,天海自身を歌った歌であると同時に,中村さん自身を歌った曲です。今日,偶然にもアイマス満13周年記念ニコ生があったのですが,そこで中村さん(と秋月律子役若林直美さん)も言っていました。アイドルと私の間にはボーダーがある。でもないんじゃないかって。天海はドジをやらかすことも多い,完ぺきではない普通の女の子です。中村さんもよくドジをやらかします。でもいつだって一生懸命で,笑顔で頑張っているから,彼女たちを応援したくなるのです。そんな天海を中心にみんなが全力でやっているからアイドルマスターってすごく素敵で,我々といっしょに幸せを作っていけるのでしょう。

おわり。

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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 いやしかしまさか電車がストップして遅刻する羽目になろうとは(苦笑)。最初からいられなかったのは残念ですが、アナログゲームやれたり人数の少ない部屋に入って歌い倒したりできたので何だかんだ大満足でした。

 こんばんは、小島@監督です。
 でもやっぱり歌会には頭から参加したい。

 さて、今回の映画は「ウィンチェスター・ハウス」です。

 南北戦争で急速に普及し「西部を征服した銃」とまで呼ばれた「ウィンチェスター・ライフル」により莫大な財産を得たウィンチェスター社。愛娘を亡くし、両親と死別し、夫をも結核で喪い未亡人となったサラ(ヘレン・ミレン)には家族の遺産と共にウィンチェスター社の株式51%も相続し筆頭株主となった。
 カリフォルニア州サンノゼに一軒の農家を購入したサラは、自らの不遇を霊媒師に相談し、一族の身に起きる不幸はウィンチェスター・ライフルで命を落とした者たちの亡霊による仕業であり、それを閉じ込め浄化するために屋敷を拡大し続ける必要があると告げられた。以後サラは常に喪服を身にまといながら24時間屋敷を増改築し続ける生活を始め、始めは8部屋だった邸宅は数年後には500部屋を越える巨大で奇怪な屋敷へと変貌していった。妄信的なサラの行動をいぶかしんだウィンチェスター社経営陣はサラの精神状態を調査すべく精神科医エリック(ジェイソン・クラーク)を送り込むのだった。

 屋敷を購入してから自身が没するまでの38年間、ひと時も休むことなく増改築を続け「どこにも行きつかない階段」「床に向かって開く窓」「開けた向こう側は壁のドア」など不可思議な構造に溢れた奇怪な屋敷を築き上げた女性サラ・ウィンチェスター。「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦が鬼窪浩久と共同で手掛けた連作短編集「変人偏屈列伝」でもサラをモチーフにしたエピソードが登場するなど数多くの作品に影響を与えた世界的なミステリースポット・ウィンチェスター・ハウス、それをモデルにした映画が現在公開中です。
 監督は「デイブレイカー」(2008年製作)や「プリデスティネーション」(2014年製作)など意欲的なSFスリラーを発表し、2017年には「ソウ」シリーズの最新作「ジグソウ:ソウ・レガシー」の監督に抜擢されたオーストラリアの気鋭マイケル・スピリエッグとピーター・スピリエッグ兄弟が務め、アカデミー賞受賞歴を持つ名優ヘレン・ミレンがホラー映画に初主演しているのもポイントです。
 撮影にはオーストラリアで屋敷の一部の実物大のセットが組まれたほか、一部では本物のウィンチェスター・ハウスで行われたとか。20世紀初頭のファッションと合わせ、ゴシックな雰囲気を楽しめる作品になっています。

 正直な感想を言うとこの映画、変な所に大きな欠点のある作品です。ホラー映画にしては珍しいともいえるヘレン・ミレンとジェイソン・クラークら名優の重厚な演技は素晴らしいですし、実はアヘン常用者だったという精神科医エリックの不安定な視点で語られることで怪現象が一見麻薬による幻覚にも見えるように作られているところなども悪くなく、ホラー映画としては全体的に及第点なのですが、「それ自体が欠点」と思えてしまうほどに題材が魅力的すぎる点です。
 サラ・ウィンチェスターに対して特に予備知識が無ければオーソドックスなホラー映画として何気なく楽しめると思うのですが、私みたいにこういうオカルトネタが割と好きな身としては生涯を喪に服しながら自宅を改造し続けたという冗談のような生き様を貫いたサラ・ウィンチェスターの人物像にもっと深く迫って欲しかった、というこちらの期待を満たすほどのものを提示できていないのがだいぶもったいないと言わざるを得ません。

 ただ逆に言えばライト向けの間口の広い作品と言え、興味本位で扉を開いた者に深淵の底を垣間見させるというか、入り口にできる楽しさは持ち合わせていると言えるでしょう。世界にはこんな100年物のいわくがついた魅惑的な建築物が数多存在しています。さあ、その扉を開いて。ようこそ、ミステリーハウスの世界へ!

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もう本当に地球は大丈夫?と心配するほどに暑い中、
本日の歌会への参加された方、ありがとうございます。

1月に職場の部署が変わり、環境も変わっていく中で、
これからも歌会ができるのかという不安がありながらも、
なんとか今回も無事に歌会が開催できて安堵です。

ですので、一番スタンダードな歌会であったとしても、
今はもうちょっと以前よりも、歌会を噛み締めています。

次回はこれまた数年ぶりに中5週空いての歌会です。
みなさんの顔を見られるのを楽しみにしています。



さて、先日は数年ぶりレベルで絶望的な便秘になり悶絶。

お腹が重たくて張って苦しいし、出そうででない。
食欲もドンドン無くなっていってしまい憂鬱な時間。

もともとむかしから便秘気味ではあったのですが、
ここまでというのは、さすがにありませんでした。

とりあえず、ちょっとでも便意が来たらトイレにいくも、
スッキリどころか、まったく出る様子もありません。

これは仕方ないということで、ここは下剤にお願い。

しかしながら、ここ数年使ったことがなかったので、
どこに置いたかな?と頑張って引き出しをさばきます。
なんと運良く出てきたのですがなんか箱がボロボロ。

しかし箱よりも中身さえしっかりしていればいいので、
迷うことなく例のピンクの小粒を口に放り込みます。

そして数時間後に無事に陣痛(便意)がやってきて、
ここ数日悩まされていた便秘は解消されました。

が、その時の下剤の箱を見ていて気づいたことに、
なんとどうやら生産されたのが15年以上前のようです。

下剤の効果で無事に出たのか、古すぎて腹を下したのか、
とりあえず出たので、良かったということにします。


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