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ちゅうカラぶろぐ


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コロナ禍でも度々会えてた方もいますが、多くはTwitterなどを介してやり取りはあったものの実際に顔を合わせるとなるともう数年会えてない方ばかり。そんな中で先日数名ではありますが久しぶりに食事する機会に恵まれました。酒を交えつつ近況に耳を傾けたり駄話したりしながら過ごすひと時。実に楽しい時間でした。

 こんばんは、小島@監督です。
 割とひとりでも平気なタチではあるとは思うものの、結構人に会うことに飢えていたかなと思いましたね。また追々こんな時間が作れると良いのですが。

 さて、今回の映画は「ロード・オブ・ザ・リング」です。

 その物語はホビット庄から始まる。その日ホビット庄はビルボ・バキンズ(イアン・ホルム)111歳の誕生祝いで大騒ぎだった。ビルボの旧友である魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)も来訪し、再会を喜ぶ。しかしビルボはこの日を境に旅に出る決意を固めていた。宴もたけなわ、スピーチを求められたビルボは「今日でお別れです」と皆に告げ、ポケットに忍ばせた指輪をはめると姿を消した。
 懸念を抱いたガンダルフはビルボの自宅で彼を待ち構え、旅立ちの前に指輪を手放すよう説得する。かくて指輪はビルボから養子のフロド(イライジャ・ウッド)へ託された。それは冥王サウロンの魂とも言うべき指輪。サウロンは再び復活し世界を闇の支配下へと置くため指輪を血眼になって探していた。フロドはサウロン復活を阻止するため指輪を封印する宿命を背負う事になる。

 J・R・R・トールキンの小説「指輪物語」を原作に、2002〜2004年に公開された(本国アメリカでは前年の2001〜2003年に公開)ファンタジー映画の金字塔「ロード・オブ・ザ・リング」、公開20周年を記念して4KリマスターかつIMAXフォーマット版が製作され三部作の連続上映が始まっています。
 正直なところBlu-rayも所持していますし何ならAmazonプライム・ビデオでも観られるタイトルではあるのですが、やはり他には代えられないと実に20年ぶりにスクリーン鑑賞して来ました。

 監督ピーター・ジャクソンの演出、撮影アンドリュー・レスニーのカメラワーク、音楽ハワード・ショアのスコア、エルフやゴブリン、オークと言ったファンタジーものでお馴染みの存在を見せる衣装や特殊メイクの見事さ、そこにイライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、イアン・マッケラン、クリストファー・リー、ヴィゴ・モーテンセン、ケイト・ブランシェットら名優たちの演技が渾然となって展開する一大叙事詩は、今観てもその凄みに目を奪われるよう。
 大掛かりなロケだけでなくミニチュアワークも多様して世界観をビジュアル化した映像は圧倒的で、IMAXフォーマットでもってようやく上映方式が作品の迫力に追いついた印象です。
 もともとキャリアの初期にはホラー映画も手掛けていたピーター・ジャクソン監督、ところどころでホラー映画的な手法で緊張感を醸成しているのも今観ると良く分かります。

 最初から三部作を想定して製作がスタートし、全て撮了してからポストプロダクションが始まったそうで、撮影期間は実に1年以上掛けたとか。出演者がインタビューで「撮っても撮っても終わらない、まさに果てしない旅のようだった」とぼやいていたくらいなので劇中の登場人物たち同様に製作陣にとっても長い旅路だったことでしょう。その甲斐あって20年という時を経ても劣化しない確固たるものを備えた名作に結実しています。

 今作だけでも178分、三部作全てが上映時間3時間クラスとガチの大作ですが、「ハリー・ポッター」ともども21世紀のファンタジー映画の方向性を決定づけたと言っても過言ではないこの三部作、滅多に無い機会ですので昔観た方もそうでない方にも是非この旅を味わって頂きたいですね。
 なお余談ですが、Blu-ray用に再編集されたエクステンデッド版ではこの1作目の上映時間は更に伸びて228分に。一度映画館で企画上映されたことがあるのですが、その際は途中休憩が入りました。今回上映されているのは途中休憩の無い178分の通常上映版。ご鑑賞の際には事前にお手洗いに立ち寄っておくことをおすすめします(笑)

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