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ちゅうカラぶろぐ


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元首相が凶弾に倒れ亡くなるという前世紀のような事件が世界を震撼させきな臭さを感じる中ではありますが、ライブ遠征して来ました。
 今回のブログはその帰りの新幹線の車内で書いてます。

 こんばんは、小島@監督です。
 土日じゃそうは行かないけど日月の日程で泊まるとリゾートホテルも結構安く泊まれて良い。たまには大浴場にどっぷり浸かりたいじゃないですか(笑)

 さて、そんなワケで昨日幕張メッセで開催の「THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS LIVE SUNRICH COLORFUL 」を観に行って来ました。土日開催でしたがチケット取れたのが2日目のみで初日は配信で鑑賞。

 765PROオールスターズとしては2018年の正月に開催された「初星宴舞」以来4年半ぶりの、しかもフルメンバー揃っての単独ライブです。この時は私、ライブビューイングでの鑑賞だったため現地となると更にその前。もっというと今回のようにフルメンバー揃ってとなるとそれこそ10年近く前になってしまうのでは。元々は2020年に予定されていたイベントもあったもののコロナ禍で中止となって歯痒い思いもしましたし、本当に久しぶりに馴染みのメンバーのステージを観る事ができて感激もひとしおです。
 現在5ブランドで展開しているアイドルマスター、各タイトル独自色を出しつつ躍進を重ねる一方で中核である765PROオールスターズはなかなか目立った新規展開の無い中での今回のライブは、「原点にして頂点」というものを存分に見せつけてくれるステージとなっていました。

 ただでさえ4年半ぶりのライブ、どういうセットリストをしてくれるのかと思ってみれば、今までの歩みの中でこぼれ落として来た数多くの物を一つ一つ丁寧に拾って来てくれました。中にはCDリリースから9年越しの初披露となった曲さえあります。初披露曲に限らずそうでない曲も前の披露から7年以上経っていたりCDでのオリジナルメンバーでは初めてであったり、そんな曲ばかりです。
 それだけの間、観ているこちらも待っていたのです。「この曲が聴ける日が来るとは」「もう一度この曲が聴ける日が来るとは」、そんな感慨がまるで寄せては返す波の如く何度も何度もやって来ます。特に2014年公開の劇場版アニメの劇中曲であった「M@STERPIECE」を劇場版公開後のライブの時ですら果たせなかったフルメンバーでの披露を見せてくれた事には感謝の念すら抱きました。

 出演者も年齢が40代に差し掛かっている方が少なくないというのにそれを言い訳にせずむしろ果敢に野心的で新しい試みを取り入れ、パフォーマンスのキレまで増しているところを見せつけ、観る者の胸を熱くしてくれます。イントロだけで反応できる様な楽曲も少なくなかったですが、そこに横たわる感情は決してノスタルジーだけではない。ある種のモダニズムと、ここが終わりではなくまだ「先」があることを感じさせてくれる期待感、こちらも負けてはいられないとすら思わせられ、これらがないまぜになったタペストリーの様な感情が湧き上がるこの感覚がただの懐古趣味であるはずはないと思うのです。直近でこの感覚に近いものを感じたのは「トップガンマーヴェリック」のトム・クルーズを観た時。多分一番近いのはアレ。いつか終わりは来るだろう。でもそれは決して今日ではない。むしろ今日こそが全盛期。
 ただまあMCが大概グダグダだったのにそこに奇妙な安心感めいたものを感じたのは久しぶりに会う友人に昔と変わらぬ部分を見つけたような感覚かもしれません。無自覚に人のMCのネタ潰してハードル上げたのに気付いて土下座したり「偉い人にやるなって言われてる」って言いながらやっちゃえるのこの人達だけや(笑)

 ところでそんなセットリストで「スマイル体操」や「笑って!」「なんどでも笑おう」など、「どうか笑顔でいて」と度々訴えかけるような曲が並んだのは気が滅入るような事ばかりが続く昨今の空気に無意識のうちに反応してしまったのかもしれません。MCなどでもそふと出てきた言葉に感銘を受けたものもあり、自分でも何となく「誰かに言って欲しかった言葉」を私はこのライブで聴いた様に思います。

 ライブ最後のMCでこれが最後ではなく必ず「次」を用意するからとサラッと言ってくれた方が数人いたのも嬉しい。絶対に次も現地に観に行ってやる。
 アイドルマスター、大体どれも好きで観てはいますが最後の最後、芯の部分で自分はやはりこの765PROのプロデューサーだと実感しました。これから先の20周年とか25周年とかでちゃんと出演者も自分もライブが楽しめる身体であれという祈り、またそれができる世の中であって欲しいと切実に思います。


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