今年3月に上映される予定の「ガールズ&パンツァー最終章第3話」、新しい前売券が先ごろ発売されたのですがその特典がまたふるっています。何とキャラソンが収録された「カセットテープ」!最近はCDも珍しくなりこういうのはダウンロードコードを記載したカードになることの方が主になりつつあるこのご時世にカセットテープ!さすが妙に高年齢層への訴求力が高いガルパン!やることが一枚上手だぜ!
うっかり買っちゃたしね!
こんばんは、小島@監督です。
あとは公開日までに万策尽きてないと良いんですけどね~
さて、今回の映画は「ガメラ 大怪獣空中決戦」ドルビーシネマ版です。
太平洋上、プルトニウムを運ぶ輸送船とその護衛艦である海上保安庁の巡視船が突如出現した謎の環礁により座礁した。しかし環礁は自ら船舶から離れるような動きを見せる。保険会社の草薙直哉(小野寺昭)と海上保安庁の米森良成(伊原剛志)は黒潮に乗り徐々に日本へと近づいてくる環礁を調査し、驚くべきことにそれが巨大な生物であることを突き止める。
一方、五島列島のある島では「鳥!」という無線を残し島民が全員姿を消すという事件が発生。長崎県警の大迫力(蛍雪次郎)と、彼に依頼され調査に向かった鳥類学者の長峰真弓(中山忍)はそこで巨大な怪鳥が飛び立つところを目撃する。
後々エポックになるような作品が同時期に製作されるという現象は不思議とよくある話で、アニメ映画「攻殻機動隊」、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が製作された1995年は特撮映画でも1本、後続への影響が大きい作品が登場しました。それがこの「ガメラ 大怪獣空中決戦」です。「ガメラ」シリーズ生誕55周年を記念して昨年4Kリマスターによるドルビーシネマ版が製作され、対応できる上映館での限定上映が行われました。個人的には「平成ガメラ三部作」の1作目にあたるこの作品だけ劇場で鑑賞したことが無かったのでようやく長年の希望が叶い感無量の映像体験を先日味わってきました。
1995年を舞台に2体の巨大怪獣とそれを発見した人々や自衛隊との戦いを描くこの映画、リアリティを重視して設定や世界観が構築され自衛隊の兵器などは現実に即したものが登場しています。同時期に年1本ペースで製作されていた「ゴジラ」シリーズにはメーサー車やスーパーXと言った架空の兵器が活躍しますがそれとは対照的となっています。
この映画の大きな特徴として「視点の低さ」が上げられます。怪獣を俯瞰するのではなく大半のカットは人間が怪獣を見上げる視点を貫いており、ガメラたちの巨大感だけでなくそれらが日常に入り込んできた「災害」あるいは「異物」であることを強調しています。
また、製作に当たり日本テレビとの協力を取り付けたこの映画は作中に登場するニュースのシーンを当時日本テレビの夕方のニュースを担当していた真山勇一、木村優子らがキャスターとしてニュースを読み上げていたり(収録は実際のニュース番組放送終了後にそのままスタジオとセットを利用して撮影されたそうです)、同じく日テレのアナウンサーだった大神いずみがリポーターとして出演したりしており現実の延長線上的感覚を醸成するのに一役買っています。
25年前の作品を高精細な4Kリマスターとした弊害というべきか、却って怪獣の作り物感や造形物の塗りムラみたいなものが目立ってしまったりするカットが散見されますが、今再見するならそういったシーンも味わい深いものに映るかもしれません。
むしろこの映画最大の欠点はヒロインの一人である草薙浅黄を演じる、これがデビュー作であった藤谷文子の演技でしょう。まだご覧になったことの無い方はこの1点だけはお覚悟の上でご覧になってください(笑)
興行成績では苦戦したものの作品としては高い評価を得たこの作品は、その後2本の続編が製作され三部作となり、監督金子修介、特撮監督樋口真嗣の出世作ともなりました。
また今回もこの「大怪獣空中決戦」の好評を受けて続編の「レギオン襲来」のドルビーシネマ版の上映が先日決定。せっかくだからこれも何とか時間を作って観に行きたいものよ。
うっかり買っちゃたしね!
こんばんは、小島@監督です。
あとは公開日までに万策尽きてないと良いんですけどね~
さて、今回の映画は「ガメラ 大怪獣空中決戦」ドルビーシネマ版です。
太平洋上、プルトニウムを運ぶ輸送船とその護衛艦である海上保安庁の巡視船が突如出現した謎の環礁により座礁した。しかし環礁は自ら船舶から離れるような動きを見せる。保険会社の草薙直哉(小野寺昭)と海上保安庁の米森良成(伊原剛志)は黒潮に乗り徐々に日本へと近づいてくる環礁を調査し、驚くべきことにそれが巨大な生物であることを突き止める。
一方、五島列島のある島では「鳥!」という無線を残し島民が全員姿を消すという事件が発生。長崎県警の大迫力(蛍雪次郎)と、彼に依頼され調査に向かった鳥類学者の長峰真弓(中山忍)はそこで巨大な怪鳥が飛び立つところを目撃する。
後々エポックになるような作品が同時期に製作されるという現象は不思議とよくある話で、アニメ映画「攻殻機動隊」、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が製作された1995年は特撮映画でも1本、後続への影響が大きい作品が登場しました。それがこの「ガメラ 大怪獣空中決戦」です。「ガメラ」シリーズ生誕55周年を記念して昨年4Kリマスターによるドルビーシネマ版が製作され、対応できる上映館での限定上映が行われました。個人的には「平成ガメラ三部作」の1作目にあたるこの作品だけ劇場で鑑賞したことが無かったのでようやく長年の希望が叶い感無量の映像体験を先日味わってきました。
1995年を舞台に2体の巨大怪獣とそれを発見した人々や自衛隊との戦いを描くこの映画、リアリティを重視して設定や世界観が構築され自衛隊の兵器などは現実に即したものが登場しています。同時期に年1本ペースで製作されていた「ゴジラ」シリーズにはメーサー車やスーパーXと言った架空の兵器が活躍しますがそれとは対照的となっています。
この映画の大きな特徴として「視点の低さ」が上げられます。怪獣を俯瞰するのではなく大半のカットは人間が怪獣を見上げる視点を貫いており、ガメラたちの巨大感だけでなくそれらが日常に入り込んできた「災害」あるいは「異物」であることを強調しています。
また、製作に当たり日本テレビとの協力を取り付けたこの映画は作中に登場するニュースのシーンを当時日本テレビの夕方のニュースを担当していた真山勇一、木村優子らがキャスターとしてニュースを読み上げていたり(収録は実際のニュース番組放送終了後にそのままスタジオとセットを利用して撮影されたそうです)、同じく日テレのアナウンサーだった大神いずみがリポーターとして出演したりしており現実の延長線上的感覚を醸成するのに一役買っています。
25年前の作品を高精細な4Kリマスターとした弊害というべきか、却って怪獣の作り物感や造形物の塗りムラみたいなものが目立ってしまったりするカットが散見されますが、今再見するならそういったシーンも味わい深いものに映るかもしれません。
むしろこの映画最大の欠点はヒロインの一人である草薙浅黄を演じる、これがデビュー作であった藤谷文子の演技でしょう。まだご覧になったことの無い方はこの1点だけはお覚悟の上でご覧になってください(笑)
興行成績では苦戦したものの作品としては高い評価を得たこの作品は、その後2本の続編が製作され三部作となり、監督金子修介、特撮監督樋口真嗣の出世作ともなりました。
また今回もこの「大怪獣空中決戦」の好評を受けて続編の「レギオン襲来」のドルビーシネマ版の上映が先日決定。せっかくだからこれも何とか時間を作って観に行きたいものよ。
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