今年春ごろにクラウドファンディングで支援していた声優・小岩井ことりが音響メーカーとガチで開発した有線・無線両用イヤホンが先日遂に届きました。まだ有線でしか使っていませんが、待っただけのことはある良い音してます。あまりイヤホンとかこだわらない方の人だったので、こういうちゃんとしたもので聴く楽曲の音はそれ自体が何だか新鮮。
こんばんは、小島@監督です。
ちなみに無線だと小岩井ことりほかアイマス声優数名が収録したシステム音声が耳元で聴こえるのさ、フフフ。
さて、今回の映画は「プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」です。
ある土曜日の朝、目覚めたのどか(声・悠木碧)は傍らに眠るラビリン(声・加隈亜衣)が奇妙な形のライトを持っていることに気づく。しかしそれが何かラビリンに尋ねても何も覚えていないという。ちゆ(声・依田菜津)とひなた(声・河野ひより)と共に宿題を済ませる約束をしていたのどかはひなたの家に向かう。その道の途中でのどかはひかる(声・成瀬瑛美)とはな(声・引坂理恵)という少女と出会う。
コロナ禍において延期や中止など苦渋の決断を迫られたコンテンツは数限りなくありますが、このプリキュアシリーズや仮面ライダー、スーパー戦隊といったいわゆる「ニチアサ」は毎年新作を放送し定期的に2~3本の映画も製作しているという性格上その中でも特にタイトな立ち回りを強いられたコンテンツと言えるでしょう。
本来3月に公開が予定されていたこの「プリキュアミラクルリープ」も2度の延期の末、従来なら単独タイトルの映画が公開されるシーズンでの封切りとなりました。一方で仮面ライダーとスーパー戦隊の方は夏の2本立て映画を中止してライダーは年末恒例の2作品タイアップ映画(今年はゼロワンとセイバー)を準備し、スーパー戦隊はいわゆる「VSシリーズ」を公開していた新春に単独での映画の公開を予定する形を取りました。他方でTV放送の方は仮面ライダーゼロワンの話数を短縮し通常の時期にセイバーの放送を開始したあたりを見るに他の2タイトルも同様の流れを追うのではないかと思われます。
話を映画の方に移しましょう。
恒例の複数タイトルとのクロスオーバー映画である「ミラクルリープ」ですが、今作では明確に物語の主軸を「ヒーリングっど♡プリキュア」のメンバーに据え、「HUGっと!プリキュア」と「スター☆トゥインクルプリキュア」のキャラクターは客演という立ち位置になっています。キャラクターのポジショニングが綺麗にハマっている分物語もグッと観易いものになり「同じ時間を繰り返す」というSFの定番ともいえるシチュエーションにもスッと入っていけるようになっています。いくらでも深刻な状況が作れるテーマですが、比較的ライトなところで留める辺りにメインターゲットを忘れていない姿勢が伺えます。
また、こういうクロスオーバー映画のように主役の側の圧が強い作品にとっては対決するヴィランが魅力的であることが不可欠ですが今作のヴィラン・リフレインは紳士的な性格ながら妄執に突き動かされるキャラクター性に加え演じる平田広明の声も相まって非常に印象深いものになっており、映画への見応えを高めてくれています。
本来は春に公開を予定していた作品だけあって作中で花見をするシーンが登場したりキュアグレースのこの映画だけの特別フォームが桜をモチーフにしている物だったりと春爛漫なところが秋深まる時期に鑑賞している分かえって物寂しく感じられるのが難点ですが、総じて期待を裏切らない良作と言える逸品です。
思えばこの病禍が世界中に広がる昨今に翻弄されながらも「愛で地球を癒す」ことを謳う「ヒーリングっど♡プリキュア」は奇しくも時代との親和性が非常に高い作品となりました。これからクライマックスへ向かうことになりますが、どうのような着地点に辿り着くのか、今から楽しみです。
こんばんは、小島@監督です。
ちなみに無線だと小岩井ことりほかアイマス声優数名が収録したシステム音声が耳元で聴こえるのさ、フフフ。
さて、今回の映画は「プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」です。
ある土曜日の朝、目覚めたのどか(声・悠木碧)は傍らに眠るラビリン(声・加隈亜衣)が奇妙な形のライトを持っていることに気づく。しかしそれが何かラビリンに尋ねても何も覚えていないという。ちゆ(声・依田菜津)とひなた(声・河野ひより)と共に宿題を済ませる約束をしていたのどかはひなたの家に向かう。その道の途中でのどかはひかる(声・成瀬瑛美)とはな(声・引坂理恵)という少女と出会う。
コロナ禍において延期や中止など苦渋の決断を迫られたコンテンツは数限りなくありますが、このプリキュアシリーズや仮面ライダー、スーパー戦隊といったいわゆる「ニチアサ」は毎年新作を放送し定期的に2~3本の映画も製作しているという性格上その中でも特にタイトな立ち回りを強いられたコンテンツと言えるでしょう。
本来3月に公開が予定されていたこの「プリキュアミラクルリープ」も2度の延期の末、従来なら単独タイトルの映画が公開されるシーズンでの封切りとなりました。一方で仮面ライダーとスーパー戦隊の方は夏の2本立て映画を中止してライダーは年末恒例の2作品タイアップ映画(今年はゼロワンとセイバー)を準備し、スーパー戦隊はいわゆる「VSシリーズ」を公開していた新春に単独での映画の公開を予定する形を取りました。他方でTV放送の方は仮面ライダーゼロワンの話数を短縮し通常の時期にセイバーの放送を開始したあたりを見るに他の2タイトルも同様の流れを追うのではないかと思われます。
話を映画の方に移しましょう。
恒例の複数タイトルとのクロスオーバー映画である「ミラクルリープ」ですが、今作では明確に物語の主軸を「ヒーリングっど♡プリキュア」のメンバーに据え、「HUGっと!プリキュア」と「スター☆トゥインクルプリキュア」のキャラクターは客演という立ち位置になっています。キャラクターのポジショニングが綺麗にハマっている分物語もグッと観易いものになり「同じ時間を繰り返す」というSFの定番ともいえるシチュエーションにもスッと入っていけるようになっています。いくらでも深刻な状況が作れるテーマですが、比較的ライトなところで留める辺りにメインターゲットを忘れていない姿勢が伺えます。
また、こういうクロスオーバー映画のように主役の側の圧が強い作品にとっては対決するヴィランが魅力的であることが不可欠ですが今作のヴィラン・リフレインは紳士的な性格ながら妄執に突き動かされるキャラクター性に加え演じる平田広明の声も相まって非常に印象深いものになっており、映画への見応えを高めてくれています。
本来は春に公開を予定していた作品だけあって作中で花見をするシーンが登場したりキュアグレースのこの映画だけの特別フォームが桜をモチーフにしている物だったりと春爛漫なところが秋深まる時期に鑑賞している分かえって物寂しく感じられるのが難点ですが、総じて期待を裏切らない良作と言える逸品です。
思えばこの病禍が世界中に広がる昨今に翻弄されながらも「愛で地球を癒す」ことを謳う「ヒーリングっど♡プリキュア」は奇しくも時代との親和性が非常に高い作品となりました。これからクライマックスへ向かうことになりますが、どうのような着地点に辿り着くのか、今から楽しみです。
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