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ちゅうカラぶろぐ


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例のコロナウィルス関連で世間がちょいとピリピリしてる中、大阪へ遠征してきました。
 観光客の大幅減がニュースなどで度々報じられていますが、宿の価格の安さにそれを実感します。こういう状況でもなければまず泊まれないタイプの所に泊まれたりしたのでそこのところは良かったりなんですが。2階建てになってる部屋なんて初めてでしたよ。浴室も異様にひろかったですし。

 こんばんは、小島@監督です。
 多大に自己責任な部分がありますが、どこかに旅行に行くならある意味今はチャンスかもしれません。ホント安いです、宿。

 さて、その大阪で「 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR
Special 3chord♪ Glowing Rock!」
を観てきました。昨年9月の幕張公演から始まったシンデレラガールズ7thツアーもこれが最終公演。これまでは日程的に全てを観ることができませんでしたが、最後にしてようやく2Daysを両日現地で観る事が叶いました。
 シンデレラガールズの大型ライブとしては初めてのバックバンドを擁した生演奏が売りとなった今回、まさに「音」の持つパワーを叩き付けるようなライブになっていました。

 「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」で幕を開けたこのライブ、「Lunatic Show」「美に入り彩を穿つ」など「Growing Rock」というライブタイトルらしいハードなビートを楽しむナンバーで序盤から畳み掛けます。バックバンドが入ったことでベースラインやドラムが普段のオケのみのライブより強調されて「音」が観客に届きやすくなっていたのが特徴です。反面調整がデリケートかつタイトだったのか、ステージレイアウトにこれまでのような「遊び」が無くメインステージのみで遠い客席のためのモニターも2か所しかなく、初日はホームベースラインに近いところの上段席にいたのですが、正直ステージで何をやっているのかあまり分からない状況でした。ただその分、音だけで観客のボルテージを上げに来るパフォーマンスをより高い純度で満喫できたともいえます。幸いなことに2日目はステージにほど近いアリーナ席で観れたので細かい所作も含めた部分はむしろこちらで楽しめました。

 とにかくバックバンドの音と出演者の歌声のミックスアップを楽しんでもらうことを主眼に構成されたセットリストで、中には楽曲とそれを歌う出演者との関係性にストーリーを感じさせるものも多く、響く人にはもうその様だけで堪らない楽曲が次々と登場するので実にエモーショナルです。

 ただそんな中にあって出色だったのは両日2曲ずつ披露されたアコースティックナンバー。初日は我が担当北条加蓮役渕上舞さんの「薄荷」と橘ありす役佐藤亜美菜さんの「in fact」、2日目には新田美波役洲崎綾さんの「Voyage」といずれもバラードを通常とは違うアレンジで出演者の表現力と歌唱力を最大限に活かす方向で観客を引き込んでいきました。そして何より今回のライブのベストアクトと言えるのが佐久間まゆ役牧野由依さんの「エヴリデイドリーム~マイスイートハネムーン」のメドレー。原曲は割とキュートなアイドルポップなのですが、ピアノソロで始まるバラード調にアレンジされた前半部は身を焦がすような恋心を、転調してラテンアレンジへと変わった後半部はより深い愛情の発露へと切々と歌い上げ、まさに「5万人を恋に落とす」かのようなパフォーマンスに万雷の拍手が次の曲が始まるまで鳴り止まないその様に、表現者牧野由依の真骨頂を観た思いです。

 ライブ終盤にはサプライズ扱いでカバー曲が登場。初日では島村卯月役大橋彩香さんの「HOT LIMIT」が。しかもわざわざ大きな送風機まで持ち込んでのパフォーマンスがカッコいいやら笑うやら。Day2には星輝子役松田颯水さんの「紅」が登場。松田颯水さんは7thツアー6公演のクライマックスともいえるDay2の最終ブロックで実に4曲を受け持つ大活躍ぶりでその集大成ともいえるのが「紅」でした。バックバンドもそれを聴いてそして弾いてきた人たちばかりだったのでしょう、随所にX JAPANへのリスペクトが感じられる演奏と小柄な体格からは想像もつかぬパワフルな松田颯水の声量は圧巻と呼ぶに相応しいパフォーマンスでした。

 完全に会場の空気に当てられた格好ですがそれこそバカみたいに叫び倒した2日間でした。デレマスの新たな可能性を観た今回の7thツアー、まだまだいろいろな引き出しが眠っていそうです。今年9月に新たなイベントの実施も発表され、今後もまだまだ楽しみは尽きなさそうです。
 

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