入院中に電子書籍で『1日外出録ハンチョウ』を読む。
別漫画のスピンオフ作品ながら、本編の殺伐さはなく、
簡単に言えば主人公の班長のオフの話なのだが、
内容はただ食い道楽なものだけにこれがいけなかった。
入院中は味が薄く油っ気の少ない食事ばかりなので、
特にお世辞にも描写が綺麗でない漫画にも関わらず、
勝手にセルフで飯テロを味わって悶絶する始末です。
班長が風邪ひいて食べている単純な鍋にも惹かれます。
うん、退院したらいろいろ食べて回りたいです。
まずは、太陽さんのお店に行きたいと思いました。
さて、私が入院中のフロアでは足が悪いおばあちゃんが、
いつも自販機やテーブルのある休憩スペースで、
スケッチブックにクレヨンで絵を描いていました。
特に病院の外の景色を描くのではなく、毎回のように、
山に茂る木々の絵を描いており、2〜3日で1枚程度。
お世辞にも上手という訳ではないですが(失礼)、
80歳を超えた方が描いたと思うとしっかりした絵です。
その、おばあちゃんの息子さんはもう定年されたのか、
毎日のように昼過ぎから夕方にかけて病院に来ており、
おばあちゃんが絵を描くのをじっと見ていました。
私も病室でなくその休憩スペースにいることも多く、
おばあちゃんが絵を描く様子は遠巻きによく見ました。
ある日、絵描きおばあちゃんは1人で描いていました。
すると別のおばあちゃんがそこに話しかけてきて、
どうやら絵描きおばあちゃんが描く絵が欲しいとのこと。
特に絵描きおばあちゃんは返事した様子もないのですが、
なんとその絵クレクレおばあちゃんはそのまま、
スケッチブックの絵を1枚破こうとするではないですか。
私以外に周りで見ていた患者さんや看護師さん騒然。
看護師さんがすぐにそれを止めようと駆け寄りますし、
まわりの患者さんも「やめなさい!」と諭します。
絵クレクレおばあちゃんは「いいって言った!」と言うが、
どう見ても絵描きおばあちゃんはそう言っていません。
結局、無理矢理スケッチブックを引きちぎってしまい、
それを自分の病室に持っていく絵クレクレおばあちゃん。
そして、それを追いかけていく看護師さんたち。
私はおばあちゃんに駆け寄って「絵、大丈夫?」と聞くと、
「同じ絵ばかりだし気にしないでね」と言いました。
入院中のおばあちゃんが絵を描く暖かい景色なのに、
急に居心地の悪い空気になってしまいました。
ずっとおばあちゃんが描いていたスケッチブックの絵は、
他人から見れば全部同じ木々の絵かも知れませんが、
息子さんには全部大事なものかも知れませんしね。
別漫画のスピンオフ作品ながら、本編の殺伐さはなく、
簡単に言えば主人公の班長のオフの話なのだが、
内容はただ食い道楽なものだけにこれがいけなかった。
入院中は味が薄く油っ気の少ない食事ばかりなので、
特にお世辞にも描写が綺麗でない漫画にも関わらず、
勝手にセルフで飯テロを味わって悶絶する始末です。
班長が風邪ひいて食べている単純な鍋にも惹かれます。
うん、退院したらいろいろ食べて回りたいです。
まずは、太陽さんのお店に行きたいと思いました。
さて、私が入院中のフロアでは足が悪いおばあちゃんが、
いつも自販機やテーブルのある休憩スペースで、
スケッチブックにクレヨンで絵を描いていました。
特に病院の外の景色を描くのではなく、毎回のように、
山に茂る木々の絵を描いており、2〜3日で1枚程度。
お世辞にも上手という訳ではないですが(失礼)、
80歳を超えた方が描いたと思うとしっかりした絵です。
その、おばあちゃんの息子さんはもう定年されたのか、
毎日のように昼過ぎから夕方にかけて病院に来ており、
おばあちゃんが絵を描くのをじっと見ていました。
私も病室でなくその休憩スペースにいることも多く、
おばあちゃんが絵を描く様子は遠巻きによく見ました。
ある日、絵描きおばあちゃんは1人で描いていました。
すると別のおばあちゃんがそこに話しかけてきて、
どうやら絵描きおばあちゃんが描く絵が欲しいとのこと。
特に絵描きおばあちゃんは返事した様子もないのですが、
なんとその絵クレクレおばあちゃんはそのまま、
スケッチブックの絵を1枚破こうとするではないですか。
私以外に周りで見ていた患者さんや看護師さん騒然。
看護師さんがすぐにそれを止めようと駆け寄りますし、
まわりの患者さんも「やめなさい!」と諭します。
絵クレクレおばあちゃんは「いいって言った!」と言うが、
どう見ても絵描きおばあちゃんはそう言っていません。
結局、無理矢理スケッチブックを引きちぎってしまい、
それを自分の病室に持っていく絵クレクレおばあちゃん。
そして、それを追いかけていく看護師さんたち。
私はおばあちゃんに駆け寄って「絵、大丈夫?」と聞くと、
「同じ絵ばかりだし気にしないでね」と言いました。
入院中のおばあちゃんが絵を描く暖かい景色なのに、
急に居心地の悪い空気になってしまいました。
ずっとおばあちゃんが描いていたスケッチブックの絵は、
他人から見れば全部同じ木々の絵かも知れませんが、
息子さんには全部大事なものかも知れませんしね。
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