ちゅうカラぶろぐ


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ちょっと夏早すぎない?みたいなここ数日の天候。古くなった風呂の蓋などを市の廃棄基準に合うように裁断する作業をしていたら、せいぜい30分程度のことなのに「チョイと雨にでも降られましたか?」くらいに汗だく。場所によっては40度近くまで上がったところもあったようで。今年の夏が今から心配になるレベル。

 こんばんは、小島@監督です。
 ていうかまだ5月!もうちょっと穏やかに行こうぜ…

 さて、今回の映画は「名探偵ピカチュウ」です。

 かつてポケモントレーナーを夢見ていたティム(ジャスティン・スミス)は、自分を祖母の家に置き去りにした父親の影響でポケモンを遠ざけるようになっていた。ある日、ティムの元にライムシティのヨシダ警部補(渡辺謙)から父・ハリーが転落事故で亡くなったと連絡が入る。複雑な想いを抱えライムシティへ向かったティム。ヨシダ警部補からハリーの家の鍵を借りたティムは、そこでハリーの相棒だったというポケモン・ピカチュウ(声・ライアン・レイノルズ)と出会う。何故か自分とだけ会話ができるピカチュウと、ティムはハリーの死の真相を探ることになる。

 TVゲームを原作とした映画化は「ストリートファイター2」や「スーパーマリオ」など1990年代頃から行われるようになりましたが、当時はまだゲームそのものへの軽視もあったのか出来映えとしてもB級の域を出ず、特に「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」は今でもダメ映画の話題をするとその名が挙がるくらいのレジェンド級のタイトルになってしまっています。それから四半世紀、ゲームの表現力も進化し映画と遜色しない物語を紡げるようになり、産業規模も映画を凌げるほどに巨大化した昨今ではゲームに慣れ親しんだ者が製作陣の中心にいることも珍しくなくなりゲーム原作の映画のスタイルも変わっていき、「バイオハザード」のようにシリーズ化されるほど人気を獲得する作品も製作されるようになってきました。今や世界的キャラクターとなったポケモンを実写化した「名探偵ピカチュウ」はそんなゲームと映画の30年近くに渡る距離感のせめぎ合いの最先端にいる作品と言えます。
 
 製作陣によほどポケモンに愛着のあるスタッフがいるのか、非常にリスペクトを強く感じる作品です。何より人間とポケモンが共存するライムシティのビジュアルが見事。猥雑でありながらどこかに一本筋の通ったコンセプトイメージを作らせたらハリウッドはやはり強いです。「何なら一度行ってみたい」と思わせてしまうほどの画を序盤に見せることに成功した時点でこういうタイプの映画は「勝ち」です。
 物語の方も今夏リメイク版が公開予定の「ミュウツーの逆襲」のバリエーションと言えるものになっているのも世界観へのリスペクトの表れといえるでしょう。

 そしてもちろん声がデッドプールで基本喋り倒しのおっさんピカチュウのキャラクターも見事にキマっています。今回吹替版で観たのですが、ピカチュウ役を演じた西島秀俊の吹替もなかなかにカッ飛ばしていて味わい深いのでどちらを選んでも結構クセになるんじゃないでしょうか。ただこのピカチュウ、ティムとだけ会話が通じるという設定なので他の人にはいつもの「ピカピ~」としか聞こえず、しかもちゃんと大谷育江さんボイスなのが芸が細かいというか(笑)

 良くも悪くもガチガチには作っていないため変な所で緩かったりするのが難点ではありますが、ライトに楽しめるエンターテインメントとしてかなり満足度の高い一本です。普段目にするアニメ版とは一味違うポケモン映画、弱音も愚痴も吐くピカチュウの雄姿(?)をせっかくなら劇場で味わってみてはいかがでしょうか。

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日本語吹き替え版の By レイ
主役以外のキャストがパンフには載ってないのは
残念。あとピカチュウのほっぺたの電気袋って
肉球みたいな質感と思ってたけどあの赤い部分も
体毛だったのはびっくり。
DATE : 2019/06/05(Wed)01:27:37 EDIT
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