ちゅうカラぶろぐ


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自宅のすぐそばをうろつきまわる猫がいます。ご近所さんの飼い猫らしいのですが散歩(?)の周回コースにウチが入っているらしくほぼ毎日見かけます。たまに窓からこっちをじっと見ていたりするのですが、手を伸ばすとサーっと逃げてしまうので未だにもふもふしたことがありません。でも興味はあるのかしばらくするとまた窓から覗いていたりします。猫よ、ちょっとツンデレが過ぎないかい?

 こんばんは、小島@監督です。
 以前試しに窓を開けっ放しにしてみたことがあるのですが、中にまでは入ってきませんでした。手強いなお前(笑)

 さて、今回の映画は「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」です。

 サンフランシスコを灰燼に帰したゴジラとムートーの戦いから5年。巨大生物の存在を隠匿し続けてきた秘密組織モナークへの風当たりが強まり、アメリカ政府内では解体を叫ぶ声も上がり始め芹沢猪四郎博士(渡辺謙)やヴィヴィアン・グラハム博士(サリー・ホーキンス)らは聴聞会に召喚されていた。
 その頃中国・雲南省のモナーク第61前線基地ではエマ・ラッセル博士(ヴェラ・ファーミガ)とその娘マディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)が巨大な卵からモスラの幼虫が誕生する瞬間を目撃する。しかしその直後前線基地は突如武装集団の襲撃を受けるのだった。武装集団に拉致されたラッセル母娘を捜索するため、芹沢はエマの元夫であるマーク(カイル・チャンドラー)に協力を求めるのだが…

 日本で1954年に公開された「ゴジラ」は2年後の1956年にアメリカでも公開されました。その際レイモンド・バー演じる新聞記者が東京でのゴジラ襲撃に遭遇しその様を実況するという内容のシーンを付加して再構成され、日本版とは少しテイストの異なった作品になっています。その時の英題が「GODZILLA,KING OF THE MONSTERS!」。それから60余年の時を経て同じタイトルを持つ作品が公開されました。
 2014年に公開された「ゴジラ」、2017年の「キングコング:髑髏島の巨神」と同じ世界観を共有する「モンスター・バース」の第3作目として製作された今作は、アニメーター出身で「X-MEN2」「スーパーマン・リターンズ」の脚本などを手掛けたマイケル・ドハティの手により怪獣と特撮への愛情溢れる大迫力のスペクタクル映画になりました。

 ゴジラに加えモスラ、ラドン、そしてキングギドラが登場する今作は顔触れだけ見れば「三大怪獣地球最大の決戦」(1964年製作)を思い起こさせますが、当然単純なリメイクなどではありません。次々と目覚める「荒ぶる神々」たちが起こすカタストロフとアクションで畳みかける娯楽映画となっています。
 
 シルエットからバシッと決まる怪獣達の登場シーンからしてワクワクさせてくれますが、操演を駆使していた頃では決してなしえなかったラドンの錐もみ飛行や人間の目線で描かれる怪獣バトルの圧倒的な巨大感など現在のVFXが可能にしたビジュアルの数々が作り出す映像の迫力が最早荘厳ですらあり、スクリーンで観る楽しさを分かりやすい形で提供してくれます。
 作劇の方針が非常に分かりやすい形で徹底していて、環境保護テロリストが登場するなど人間たちの方にもテーマや物語が結構用意されてはいるのですが、キャラクター性重視でスピーディーに展開してすぐ怪獣の方へフォーカスし直す当たりあくまでも主役は怪獣の方、という意識が全編に亘って貫かれているのが特徴です。単に怪獣バトルをいっぱい盛りたいんじゃ!というのが一番の理由でしょうが(笑)、結果的に神々の争い、言わば「天災」の前に人には抗う術は僅かしかなく地を這いながら見届けるしかない矮小さを浮き彫りにしてその対比として怪獣達の戦いがより荘厳なものになっているあたりが見事と言えます。

 マイケル・ドハティ監督がつくづくオタクすぎるというか、キングギドラが当初は「モンスター・ゼロ」と呼ばれているところ(1965年に製作された「怪獣大戦争」でX星人がキングギドラをこう呼んでいた。またこの作品のアメリカ公開時の英題が「GODZILLA VS MONSTER ZERO」だった)などセリフや小道具に大量のオマージュや小ネタが仕込んであるのもポイントで、いろいろと探してみるのも楽しいでしょう。分かれば分かるだけテンションが上がりますが分からなくても特に問題は無いのが良いですね。

 BGMに伊福部昭の「ゴジラのテーマ」と古関裕而の「モスラの歌」がアレンジされて使われているところなど音響面でもこだわりが見られ、まさに超ド級の「怪獣映画」と呼ぶに相応しい出来栄えです。
 かつて怪獣映画に胸躍らせた少年時代の自分が蘇ってくるような、その威容と咆哮に畏怖すら覚える至福の132分。こういうのは映画館で観て何ぼです。どうぞスクリーンで圧倒されちゃってください。

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