冬のアニメがいろいろ始まり出しています。
TwitterなどではAパートとBパートでキャストを入れ替えて同じ内容を放送する(そして毎週キャストが一新する)という斬新とも前衛的ともいえる「ポプテピピック」が一強状態で話題を振りまいている格好ですが、他もなかなか。
個人的には待望のアニメ化となった「りゅうおうのおしごと!」がちょっと話の展開が早すぎるのがもったいない気がするものの丁寧な画作りで楽しませてくれるのが嬉しい。
あとは何気なく観てみた「アイドリッシュセブン」が意外に面白かったのが収穫。ヒロインとも言うべきマネージャーのひたむきで実直な姿が実にカワイイのですよ。昨今流行りのアイドル物なので曲も結構カッコいいし。
こんばんは、小島@監督です。
皆さんの今期のお気に入りは何ですか?
さて、今回の映画は「マジンガーZ INFINITY」です。
かつて世界征服を目論む者達によって滅亡の危機に瀕していた地球。しかしそれは兜甲児(声・森久保祥太郎)が駆るスーパーロボット「マジンガーZ」と仲間たちの活躍によって阻まれ、人類は平和を取り戻した。
それから10年の歳月が流れた。
突如アメリカの光子力プラントが滅びたはずの機械獣に襲撃された。グレートマジンガーを駆る剣鉄也(声・関俊彦)は奮戦するがその中で行方不明となってしまう。
一方、兜甲児はパイロットとして戦う道から離れ研究者として生きていた。今は光子力プラントの長官を務める弓さやか(声・茅野愛衣)に召喚された兜甲児は、富士山地中で発見された古代遺跡で巨大なマジン「インフィニティ」と、そこから現れた少女リサ(声・上坂すみれ)と遭遇する。
ある時、謎の復活を遂げたDr.ヘル(声・石塚運昇)により遺跡は戦場と化した。無限の可能性を秘める「インフィニティ」を巡り、再び兜甲児とDr.ヘルとの戦いの幕が上がる…!
原作者である永井豪の画業50周年を記念して、スーパーロボットアニメの元祖とも言うべき「マジンガーZ」が実に約40年ぶりに新作の劇場公開作品として製作。日本に先駆けイタリア・フランスで昨年11月に公開され、日本では今月13日から上映が始まっています。
先行公開されたフランス・イタリアは特に永井豪作品の人気が高く、イタリアでは2016年には「鋼鉄ジーグ」に多大なリスペクトを捧げたヒーロー映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」が製作されイタリアのアカデミー賞ともいえる「ダヴィンチ・ディ・ドナテッロ賞」を7部門で受賞するなど高い評価を得たりもしています。(翌2017年には日本でも公開された。)
製作はもちろんかつてのシリーズを手掛けた東映アニメーション。OPも水木一郎により「マジンガーZ」が新録され、記念作品ということもありTVアニメで兜甲児を演じた石丸博也と弓さやかを演じた松島みのりが特別出演として脇役で登場しています。
この映画を一言で評するなら「大人のための東映まんがまつり」と言ったところでしょう。
「ガンダム」の洗礼を受けて以降、ロボットアニメはその多くが「理」を優先して作られるように
なりましたが今やオールドスタイルと言っても良いエモーション重視のロボットアクションが高い熱量とボリュームで展開するのが何よりの魅力です。4DXやMX4D版もあるとの事で、そちらを選べばよりアクションの没入度が高くなることでしょう。
突如脈絡なく変な笑いを取りに行ったりお色気シーンが入ったりするのもいかにも永井豪作品らしい感じで「分かっている」私のような人間には楽しいのですが、そんなに触れてきていない方にとっては余りに無意味なシーンが突然挿し挟まれる事に違和感を覚えてしまうかもしれず(苦笑)、この辺りは良かったり悪かったりですね。
雑と言えば雑な、かなり大らかな作りをしていますが、物語が意外と骨太なのに驚かされます。
作中ではTVシリーズより10年の時間が経過しており、兜甲児たちは良くも悪くも「大人」になっています。
知識も増えより分別がついてきて物事を深く考えることが出来るようになった代わりに、気が付けば守るものや背負うものやしがらみも増えてしまってかつてのように感情のままに足を踏み出すことが出来なくなっています。さりとて次代に全てを託して後ろに下がれるほどに衰えてもいない彼らはその不自由さの中でもがきます。
だからこそ、そんな中で兜甲児がその不自由さを振り切り「マジン、ゴー!」を叫ぶ瞬間に大きなカタルシスがあるのです。
故にこの「不自由さ」に共感できるかどうかがこの物語の大きな肝とも言えるでしょう。
明らかに特定の世代の人をピンポイントで狙った作品ではありますが、作中ある人物に「昔は良かったなんて絶対に言うもんか」というセリフがあるように、決して懐古趣味だけで作られた映画ではありません。様々なままならなさを抱えながら今を懸命に生きる人にエールを送ってくれる映画です。
もちろん単に久しぶりのスパロボバトルをスクリーンで楽しみたい!というだけでもオーケー!
大人になったヒーローたちがどんな活躍を見せてくれるのか、どうぞその目で確かめてみてください。
TwitterなどではAパートとBパートでキャストを入れ替えて同じ内容を放送する(そして毎週キャストが一新する)という斬新とも前衛的ともいえる「ポプテピピック」が一強状態で話題を振りまいている格好ですが、他もなかなか。
個人的には待望のアニメ化となった「りゅうおうのおしごと!」がちょっと話の展開が早すぎるのがもったいない気がするものの丁寧な画作りで楽しませてくれるのが嬉しい。
あとは何気なく観てみた「アイドリッシュセブン」が意外に面白かったのが収穫。ヒロインとも言うべきマネージャーのひたむきで実直な姿が実にカワイイのですよ。昨今流行りのアイドル物なので曲も結構カッコいいし。
こんばんは、小島@監督です。
皆さんの今期のお気に入りは何ですか?
さて、今回の映画は「マジンガーZ INFINITY」です。
かつて世界征服を目論む者達によって滅亡の危機に瀕していた地球。しかしそれは兜甲児(声・森久保祥太郎)が駆るスーパーロボット「マジンガーZ」と仲間たちの活躍によって阻まれ、人類は平和を取り戻した。
それから10年の歳月が流れた。
突如アメリカの光子力プラントが滅びたはずの機械獣に襲撃された。グレートマジンガーを駆る剣鉄也(声・関俊彦)は奮戦するがその中で行方不明となってしまう。
一方、兜甲児はパイロットとして戦う道から離れ研究者として生きていた。今は光子力プラントの長官を務める弓さやか(声・茅野愛衣)に召喚された兜甲児は、富士山地中で発見された古代遺跡で巨大なマジン「インフィニティ」と、そこから現れた少女リサ(声・上坂すみれ)と遭遇する。
ある時、謎の復活を遂げたDr.ヘル(声・石塚運昇)により遺跡は戦場と化した。無限の可能性を秘める「インフィニティ」を巡り、再び兜甲児とDr.ヘルとの戦いの幕が上がる…!
原作者である永井豪の画業50周年を記念して、スーパーロボットアニメの元祖とも言うべき「マジンガーZ」が実に約40年ぶりに新作の劇場公開作品として製作。日本に先駆けイタリア・フランスで昨年11月に公開され、日本では今月13日から上映が始まっています。
先行公開されたフランス・イタリアは特に永井豪作品の人気が高く、イタリアでは2016年には「鋼鉄ジーグ」に多大なリスペクトを捧げたヒーロー映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」が製作されイタリアのアカデミー賞ともいえる「ダヴィンチ・ディ・ドナテッロ賞」を7部門で受賞するなど高い評価を得たりもしています。(翌2017年には日本でも公開された。)
製作はもちろんかつてのシリーズを手掛けた東映アニメーション。OPも水木一郎により「マジンガーZ」が新録され、記念作品ということもありTVアニメで兜甲児を演じた石丸博也と弓さやかを演じた松島みのりが特別出演として脇役で登場しています。
この映画を一言で評するなら「大人のための東映まんがまつり」と言ったところでしょう。
「ガンダム」の洗礼を受けて以降、ロボットアニメはその多くが「理」を優先して作られるように
なりましたが今やオールドスタイルと言っても良いエモーション重視のロボットアクションが高い熱量とボリュームで展開するのが何よりの魅力です。4DXやMX4D版もあるとの事で、そちらを選べばよりアクションの没入度が高くなることでしょう。
突如脈絡なく変な笑いを取りに行ったりお色気シーンが入ったりするのもいかにも永井豪作品らしい感じで「分かっている」私のような人間には楽しいのですが、そんなに触れてきていない方にとっては余りに無意味なシーンが突然挿し挟まれる事に違和感を覚えてしまうかもしれず(苦笑)、この辺りは良かったり悪かったりですね。
雑と言えば雑な、かなり大らかな作りをしていますが、物語が意外と骨太なのに驚かされます。
作中ではTVシリーズより10年の時間が経過しており、兜甲児たちは良くも悪くも「大人」になっています。
知識も増えより分別がついてきて物事を深く考えることが出来るようになった代わりに、気が付けば守るものや背負うものやしがらみも増えてしまってかつてのように感情のままに足を踏み出すことが出来なくなっています。さりとて次代に全てを託して後ろに下がれるほどに衰えてもいない彼らはその不自由さの中でもがきます。
だからこそ、そんな中で兜甲児がその不自由さを振り切り「マジン、ゴー!」を叫ぶ瞬間に大きなカタルシスがあるのです。
故にこの「不自由さ」に共感できるかどうかがこの物語の大きな肝とも言えるでしょう。
明らかに特定の世代の人をピンポイントで狙った作品ではありますが、作中ある人物に「昔は良かったなんて絶対に言うもんか」というセリフがあるように、決して懐古趣味だけで作られた映画ではありません。様々なままならなさを抱えながら今を懸命に生きる人にエールを送ってくれる映画です。
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