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ちゅうカラぶろぐ


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最近アニメ版ジョジョが面白すぎてどうしたものか(笑)
特にあのオープニング!
ちょっとダサいのに最高にカッコいいあの歌にすっかり虜。

こんばんは、小島@監督です。
カラオケの配信はまだか…!

さて、今回の映画は冲方丁原作のSFアニメ映画の第3作「マルドゥック・スクランブル 排気」です。
もう概ねほとんどの映画館で上映終了してしまっていますが、何も語らずにスルーするのも勿体無いので今更ながらですが取り上げます。
全3作が完全に地続きの物語なので1作目「圧縮」2作目「燃焼」まで含めた形で紹介します。

犯罪に巻き込まれ命を落としかけた少女娼婦ルーン・バロットが事件捜査官イースターとウフコックに救出され、禁じられた科学技術の特別使用により一命を取り留め、イースターとウフコックと共に自身の命を危機にさらした事件の真相を追う…!

小島秀夫監督の初期のADV「スナッチャー」や94年のOVA「アミテージ・ザ・サード」に衝撃を受けたせいか個人的に「サイバーパンク」って結構好きなジャンルで、実は第1作の公開時大して予備知識も無いのにポスターのビジュアルだけで興味が湧いて観に行って見事にやられてしまいました。

細部まで精緻に描きこまれながらそれでいてくどくないビジュアルが多くの言葉よりも世界観を語ってくれており、サスペンスフルな語り口と併せて引き込まれます。
実力のある声優陣達の適度に抑制の効いた演技がさながら洋画のような印象を与えてくれます。この演技がかなりのものでどのキャラも「声優の顔が見えてこない(つまりキャラが喋ってるように聞こえる)」点で出色です。

この映画、3作共に大きなアクションシーンが用意されておりどれもアニメならではのダイナミズム溢れる動きで楽しませてくれますが、実は一番面白いと断言できるのは2作目後半から3作目前半まで全体の3分の1の時間を費やして展開するカジノのシーンです。
特に3作目「排気」でのハウスリーダー・アシュレイ・ハーヴェストとのブラックジャック対決は静謐でありながら焼けつくような緊張感に満ちたシークエンスで、勝負は故・本田美奈子の「アメイジング・グレイス」をバックに最高潮を迎え、その雰囲気はうまく言葉では説明できないほどに絶品です。

3部作はどれも70分前後の中編で、後2作は最初に粗筋の紹介なども無くそのまま前作の直後から始まるので単独の視聴には耐えにくいのは残念ですが、それでスルーするにはこの味は勿体無い。
まずはレンタルでも充分なのでこの作品世界を多くの方に味わってほしいですね。

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無題 By うなぎ
原作読まないで見始めたってのもまた珍しい。
よくできたアニメ映画だと思いますのでぜひ前編である所のマルドゥック・ヴェロシティも映像化して欲しいもんです
DATE : 2012/11/06(Tue)00:53:17 EDIT
ジョジョのOP By レイ
 初めて聞いた時、子安さんが歌ってるのかと思った。
DATE : 2012/11/11(Sun)11:51:50 EDIT
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