昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
恒例となったじゃんけん大会でよもやデジカメをゲットできてしまうとは。大事に使います。
歌会の方も新人の方が6人もいらっしゃったり、うたプリの「Quartet night」って曲を女性陣4人で歌ってるというレアな場に居合わせたりと大満足でした。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもうたプリの曲ってまともに聴いた曲ほとんど無いのにちゅうカラメンバーの特に女性陣の方々が良く歌ってくれるので、最早「ひょっとして歌おうと思えばできるんじゃね?」と思えるほど覚えてしまった曲が出てきました。ただメンバーの方の歌声に慣れ過ぎてたまに原曲聴いてみたりすると妙に違和感覚えてしまうのが何とも…(苦笑)
さて、今回の映画は一人の少女の目を通して大人たちの身勝手さ未熟さを描く「メイジーの瞳」です。
ニューヨークに住むメイジー(オナタ・アプリール)は、ロックスターのスザンナ(ジュリアン・ムーア)と画商のビール(スティーブン・クーガン)との間に出来た一人娘。しかし2人は最近喧嘩ばかりでメイジーの世話はシッターのマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)に任せっきり。
やがて両親の亀裂は深刻化し遂に離婚裁判へ。親権を争った2人に裁判所は共同親権を言い渡しその日からメイジーは2人の家を10日ごとに行き来する事になる。
ビールは間もなくマーゴと再婚し、それを知ったスザンナは当て付けるようにバーテンダーのリンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と再婚。メイジーには瞬く間に実父母と継父母の4人の親ができてしまう。
複雑な家庭環境に翻弄される少女の物語ではありますが、決してただ可哀想というだけの話ではなく、むしろメイジーの目を通して大人のエゴが浮き彫りにされていく、そんな映画です。
ビールもスザンナもさっさと再婚してしまうのですが、それはメイジーの親権を主張するのに都合よくするためと、メイジーが自宅に身を寄せる10日間に彼女の世話をしてもらうのに「便利だったから」で、歪な利己心が見え隠れします。
メイジーは6歳ながら非常に賢い少女で、すでに大人の機微を直感的に感じ取り「空気を読んだ行動」も取れるため、それが却って両親のエゴを増長させているとも言えます。しかしメイジーは両親の行動の根底に自分への「愛」がある事に気づいています。ここにこの映画の深みがあります。
さらにこの映画の味わいをより深くしているのは実は両親のそれぞれの再婚相手です。リンカーンもマーゴもメイジーとは基本的に他人であるにもかかわらず厄介者扱いしません。彼らなりのやり方でメイジーに接していき、やがてリンカーンは「父」に、マーゴは「母」になって行きます。
それは実の両親であるスザンナとビールにも変化を及ぼし、ビールはますます自分の人生を優先して家にあまり帰らなくなり、スザンナはメイジーがリンカーンと笑いあう姿に強い嫉妬心を抱いてリンカーンをメイジーから引き離そうとします。
そんな不安定な日々の中でメイジーは自分の中にある「希望」を自覚します。その希望をビールとスーザンにそれぞれの形で意思表示する所がこの映画のクライマックスです。
この作品は、映画の中で全てが完結するような物語ではありません。メイジーが最後に見せる「意志」はあくまでも出発点の様なもので、作中に答えが示されるようなものではありません。
観る者に複雑な余韻と共に疑問を投げかける映画です。その疑問とは社会悪がどうとかそう言うことではなく、観る者に自身の「人生観」や「家族観」、その人が持つ「大人のイメージ」みたいなものは一体どんなものですか?と問いかけてくるような、そんな作品です。
かなり地味ではありますがこのために時間を作って観るだけの価値のある作品です。私もそもそもこれを観ようと思ったきっかけはリピーターしようと思ったアイマスが満席だったのでこっちにした程度の事だったんですが、観れて良かったと本気で思ってます。
一人でも多くの方にこの繊細で素敵な映画を味わって欲しいと思いますね。
恒例となったじゃんけん大会でよもやデジカメをゲットできてしまうとは。大事に使います。
歌会の方も新人の方が6人もいらっしゃったり、うたプリの「Quartet night」って曲を女性陣4人で歌ってるというレアな場に居合わせたりと大満足でした。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもうたプリの曲ってまともに聴いた曲ほとんど無いのにちゅうカラメンバーの特に女性陣の方々が良く歌ってくれるので、最早「ひょっとして歌おうと思えばできるんじゃね?」と思えるほど覚えてしまった曲が出てきました。ただメンバーの方の歌声に慣れ過ぎてたまに原曲聴いてみたりすると妙に違和感覚えてしまうのが何とも…(苦笑)
さて、今回の映画は一人の少女の目を通して大人たちの身勝手さ未熟さを描く「メイジーの瞳」です。
ニューヨークに住むメイジー(オナタ・アプリール)は、ロックスターのスザンナ(ジュリアン・ムーア)と画商のビール(スティーブン・クーガン)との間に出来た一人娘。しかし2人は最近喧嘩ばかりでメイジーの世話はシッターのマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)に任せっきり。
やがて両親の亀裂は深刻化し遂に離婚裁判へ。親権を争った2人に裁判所は共同親権を言い渡しその日からメイジーは2人の家を10日ごとに行き来する事になる。
ビールは間もなくマーゴと再婚し、それを知ったスザンナは当て付けるようにバーテンダーのリンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と再婚。メイジーには瞬く間に実父母と継父母の4人の親ができてしまう。
複雑な家庭環境に翻弄される少女の物語ではありますが、決してただ可哀想というだけの話ではなく、むしろメイジーの目を通して大人のエゴが浮き彫りにされていく、そんな映画です。
ビールもスザンナもさっさと再婚してしまうのですが、それはメイジーの親権を主張するのに都合よくするためと、メイジーが自宅に身を寄せる10日間に彼女の世話をしてもらうのに「便利だったから」で、歪な利己心が見え隠れします。
メイジーは6歳ながら非常に賢い少女で、すでに大人の機微を直感的に感じ取り「空気を読んだ行動」も取れるため、それが却って両親のエゴを増長させているとも言えます。しかしメイジーは両親の行動の根底に自分への「愛」がある事に気づいています。ここにこの映画の深みがあります。
さらにこの映画の味わいをより深くしているのは実は両親のそれぞれの再婚相手です。リンカーンもマーゴもメイジーとは基本的に他人であるにもかかわらず厄介者扱いしません。彼らなりのやり方でメイジーに接していき、やがてリンカーンは「父」に、マーゴは「母」になって行きます。
それは実の両親であるスザンナとビールにも変化を及ぼし、ビールはますます自分の人生を優先して家にあまり帰らなくなり、スザンナはメイジーがリンカーンと笑いあう姿に強い嫉妬心を抱いてリンカーンをメイジーから引き離そうとします。
そんな不安定な日々の中でメイジーは自分の中にある「希望」を自覚します。その希望をビールとスーザンにそれぞれの形で意思表示する所がこの映画のクライマックスです。
この作品は、映画の中で全てが完結するような物語ではありません。メイジーが最後に見せる「意志」はあくまでも出発点の様なもので、作中に答えが示されるようなものではありません。
観る者に複雑な余韻と共に疑問を投げかける映画です。その疑問とは社会悪がどうとかそう言うことではなく、観る者に自身の「人生観」や「家族観」、その人が持つ「大人のイメージ」みたいなものは一体どんなものですか?と問いかけてくるような、そんな作品です。
かなり地味ではありますがこのために時間を作って観るだけの価値のある作品です。私もそもそもこれを観ようと思ったきっかけはリピーターしようと思ったアイマスが満席だったのでこっちにした程度の事だったんですが、観れて良かったと本気で思ってます。
一人でも多くの方にこの繊細で素敵な映画を味わって欲しいと思いますね。
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この週末は日本各地で大雪の天気。
私の近所でも雪で折れ曲がった竹が線路を塞いで電車を止めるという状況が発生したりしてました。
東京の方で大きなイベントが集中して遠征したちゅうカラメンバーも多そうですが、皆さん大過なく過ごせたのでしょうか?
こんばんは、小島@監督です。
しかし久しぶりに雪かきとかすると結構ハードワーク。日頃してる作業とはまた別の筋肉を使ってる気がする。
さて、今回は映画ではなく週末さいたまスーパーアリーナで開催された「ラブライブ!μ’s→NEXT LoveLive~ENDLESS PARADE~」、そのライブビューイングのレポートです。
8日9日と2日間に渡って開催されましたが、私が観たのは昨日9日開催の方のみ。
既に6年以上の付き合いになるアイマスと違ってラブライブの方はTVシリーズを観た事があるだけのまだにわかも良い所なのでライブに興味はあったもののさすがにアリーナまで遠征するほどの意欲は無く(2週間後にはアイマスも控えてるしね!)、ライブビューイング開催してくれたらいいのになァとか思ってたらホントに開催してくれたのでここぞとばかりに行ってきました。
正直Blu-rayはもちろんCDも持ってないので予習無しで行って場の雰囲気を楽しめればそれでいいかなと思っていたら、フッチー君が過去に発売されたライブBlu-rayを予習用に貸してくれました。ありがとう、フッチー君!予習無しじゃリアクションすら取れそうにないコールがいくつもあったよ!
ライブ全体の感想として、かなり衣装チェンジの回数が多い(恐らく各出演者5~6着くらい変えてる)のでビジュアルが非常に華やかな事と、出演者の半端無い運動量が魅せるダイナミックなダンスパフォーマンスが数多く観られたのが良いですね。
更に過去にアニメーションクリップを製作しているナンバーはスクリーンにその映像を流してパフォーマーのダンスとリンクさせているのも特徴で、アニメ映像と振付どころかキャラの立ち位置まで揃えてくるあたりさすがとしか言いようがありません。メンバーの半数以上が自身の演じるキャラクターと同じヘアスタイルにしているのもこういうステージでは高ポイントと言えるでしょう。
ステージ開始時には各キャラのCG映像を観客席の映像と被せたり、幕間にサウンドドラマを流したり、アンコール前にはこのライブの為に特別制作されたショートアニメを流すなど、このスクリーンを利用した趣向を凝らした演出が最初から最後まで徹底されていてトータルのステージ構成が実に見事。
ただ、セットリストの大半がメンバー9人全員で披露する曲で、パワフルなパフォーマンスが数多く観られるのは良いものの、各メンバーの個性を活かしたようなソロ曲が1曲も無かったのでその辺が少し残念と言えば残念でした。
とは言えそのくらいの欠点は些末なもので、私はまだ興味本位で観に行った程度の身なので少し冷静なスタンスで観ていましたが、いわゆる「ラブライバー」と呼ばれるような熱心な方達にはそれこそ心底浸れるステージだった事でしょう。
個人的にはこの「ラブライブ」という作品で一番お気に入りのキャラである「エリーチカ」こと絢瀬絵里のお決まりのコールである「かしこいかわいい!エリーチカ!」を一遍やってみたかったのでそれが出来て場の雰囲気が味わえれば大体OKだったんですが構成の巧みさとパフォーマンスのパワーで非常に満足の行くステージでした。またその絵里役を演じる南條愛乃さんがえらい可愛かったので余計に大満足(笑)
こんなの観てしまったら一度実際の会場で観てみたい気もしなくはないのですが、ステージ中で告知された次回のライブ開催が来年て!まだ2月ですよ、今年!攻め方がアグレッシブというか気が早いというか…(苦笑)
でもこういうコンテンツがあるのも面白いとは言えますね。取り敢えず、4月から始まるアニメの2ndシーズンはちゃんと観る事にします。
私の近所でも雪で折れ曲がった竹が線路を塞いで電車を止めるという状況が発生したりしてました。
東京の方で大きなイベントが集中して遠征したちゅうカラメンバーも多そうですが、皆さん大過なく過ごせたのでしょうか?
こんばんは、小島@監督です。
しかし久しぶりに雪かきとかすると結構ハードワーク。日頃してる作業とはまた別の筋肉を使ってる気がする。
さて、今回は映画ではなく週末さいたまスーパーアリーナで開催された「ラブライブ!μ’s→NEXT LoveLive~ENDLESS PARADE~」、そのライブビューイングのレポートです。
8日9日と2日間に渡って開催されましたが、私が観たのは昨日9日開催の方のみ。
既に6年以上の付き合いになるアイマスと違ってラブライブの方はTVシリーズを観た事があるだけのまだにわかも良い所なのでライブに興味はあったもののさすがにアリーナまで遠征するほどの意欲は無く(2週間後にはアイマスも控えてるしね!)、ライブビューイング開催してくれたらいいのになァとか思ってたらホントに開催してくれたのでここぞとばかりに行ってきました。
正直Blu-rayはもちろんCDも持ってないので予習無しで行って場の雰囲気を楽しめればそれでいいかなと思っていたら、フッチー君が過去に発売されたライブBlu-rayを予習用に貸してくれました。ありがとう、フッチー君!予習無しじゃリアクションすら取れそうにないコールがいくつもあったよ!
ライブ全体の感想として、かなり衣装チェンジの回数が多い(恐らく各出演者5~6着くらい変えてる)のでビジュアルが非常に華やかな事と、出演者の半端無い運動量が魅せるダイナミックなダンスパフォーマンスが数多く観られたのが良いですね。
更に過去にアニメーションクリップを製作しているナンバーはスクリーンにその映像を流してパフォーマーのダンスとリンクさせているのも特徴で、アニメ映像と振付どころかキャラの立ち位置まで揃えてくるあたりさすがとしか言いようがありません。メンバーの半数以上が自身の演じるキャラクターと同じヘアスタイルにしているのもこういうステージでは高ポイントと言えるでしょう。
ステージ開始時には各キャラのCG映像を観客席の映像と被せたり、幕間にサウンドドラマを流したり、アンコール前にはこのライブの為に特別制作されたショートアニメを流すなど、このスクリーンを利用した趣向を凝らした演出が最初から最後まで徹底されていてトータルのステージ構成が実に見事。
ただ、セットリストの大半がメンバー9人全員で披露する曲で、パワフルなパフォーマンスが数多く観られるのは良いものの、各メンバーの個性を活かしたようなソロ曲が1曲も無かったのでその辺が少し残念と言えば残念でした。
とは言えそのくらいの欠点は些末なもので、私はまだ興味本位で観に行った程度の身なので少し冷静なスタンスで観ていましたが、いわゆる「ラブライバー」と呼ばれるような熱心な方達にはそれこそ心底浸れるステージだった事でしょう。
個人的にはこの「ラブライブ」という作品で一番お気に入りのキャラである「エリーチカ」こと絢瀬絵里のお決まりのコールである「かしこいかわいい!エリーチカ!」を一遍やってみたかったのでそれが出来て場の雰囲気が味わえれば大体OKだったんですが構成の巧みさとパフォーマンスのパワーで非常に満足の行くステージでした。またその絵里役を演じる南條愛乃さんがえらい可愛かったので余計に大満足(笑)
こんなの観てしまったら一度実際の会場で観てみたい気もしなくはないのですが、ステージ中で告知された次回のライブ開催が来年て!まだ2月ですよ、今年!攻め方がアグレッシブというか気が早いというか…(苦笑)
でもこういうコンテンツがあるのも面白いとは言えますね。取り敢えず、4月から始まるアニメの2ndシーズンはちゃんと観る事にします。
アイマス劇場版が興行成績ランキングの5位に入ったそうでファンとしては嬉しい限り。
これより上位の作品が「トリック」や「永遠の0」など100館以上の公開規模の作品ばかりなので公開館数39館でのこの数字は快挙と言って良いでしょう。
週替わりの来場者プレゼントも功を奏しているのでしょう、まだその勢いは収まらず、公開2週目に入った土曜日仕事上がりに観に行こうとしたら満席で観る事叶いませんでしたよ。
こんばんは、小島@監督です。
最近通常の興行成績とは別に語られるスクリーンアベレージ(1スクリーン当たりの興行成績。公開規模に左右されない集客状況を計れるとか)ではアイマスはさらに上位に食い込むらしいですよ。昨秋公開された「ペルソナ3」は公開初週のアベレージランキングで1位になった事もありますし、固定ファンのいるアニメ作品は強いですね。
さて、今回の映画はシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー共演の「大脱出」です。
正直に言います。このタイトルを初めて聞いた時まさかこのメンツでスティーヴ・マックィーン主演映画のリメイクをする気なのかと訝りました。当然全く違ったワケですが(苦笑)。因みにあっちは「大脱走」、一文字違いますね。
レイ・ブレスリン(シルベスター・スタローン)、彼は犯罪者と身分を偽称し入獄しそこから脱獄してみせる事で刑務所の構造上の弱点を指摘し報酬を得るセキュリティ・コンサルタント。その「脱獄のプロ」の元にCIAから所在不明の私設刑務所からの脱獄依頼が舞い込む。しかしそれはブレスリンを陥れる罠だった。絶対に脱出不可能と言われる監獄「バビロン」に送り込まれてしまったブレスリンは、自分を嵌めた者の正体を暴くため脱出計画を練り始める。そんなブレスリンの前に囚人たちのボス、エミル・ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)が現れる。
「エクスペンダブルズ」2作でも既に共演を果たしてはいますが、2作ともシュワルツェネッガーは客演扱いなので本格的にガチンコでタッグを組むのはコレが初めて。
80年代以降肉体派アクションのアイコンとして活躍し続けた2人の初共演作は、しかしいわゆるマッチョなアクション映画ではなく優れたアイディアに満ちたサスペンスフルな娯楽作です。
何より監獄要塞「バビロン」に盛り込まれた数々のギミックやアイディアが本当に素晴らしく、ここからいかに脱出するかとブレスリンが見せる発想と機転が大きな見どころになっています。
主演の2人は60代になってさすがに往年と比べると動きも鈍くなっていますが、それでも十分に動けるだけの筋肉を保っているのはさすがです。更に2人とも貫禄が備わり、特に政治家を経験したシュワルツェネッガーは風格というか、妙なオーラをまとって囚人のボスを演じていてなかなか興味深いです。
主演2人ばかりが当然のようにクローズアップされる映画ではありますが、脇役にしてもバビロンの所長を演じるジム・カヴィーゼルの他カーティス”50セント”ジャクソン、サム・ニール、エイミー・ライアンなどかなり豪華で映画の質を底上げしています。特にカヴィーゼルの悪役ぶりはかなり魅力的。
意外に高い緊張感を保ったまま二転三転するシナリオも楽しく、全体的に娯楽映画としては平均点以上の出来で観る者を2時間たっぷり楽しませてくれるでしょう。
と、まあトータルでとても良い映画なんですが、この作品に関してどうしても苦言を呈したい箇所が1つあります。それは作品の内容についてではなく宣伝の方。
この映画、予告編で1番大事なアイディアを堂々とバラしているのです。あまりにあっけらかんとやっていたので重要事項じゃないと思って観てみれば、そこが1番大事なポイントでした。そこを知ってしまっているか知らないままかで恐らくこの映画の評価は大きく変わります。売り込みたい側が観る前から人の楽しみを奪い、映画の価値を下げるとは言語道断。話になりません。そこを避けてかつ魅力的に見せてこその予告!
もしこれからご覧になる予定の方は(まあもうすぐ公開も終わりそうですが)、予告編やチラシなどは一切見ないで映画館へ行ってください。
これより上位の作品が「トリック」や「永遠の0」など100館以上の公開規模の作品ばかりなので公開館数39館でのこの数字は快挙と言って良いでしょう。
週替わりの来場者プレゼントも功を奏しているのでしょう、まだその勢いは収まらず、公開2週目に入った土曜日仕事上がりに観に行こうとしたら満席で観る事叶いませんでしたよ。
こんばんは、小島@監督です。
最近通常の興行成績とは別に語られるスクリーンアベレージ(1スクリーン当たりの興行成績。公開規模に左右されない集客状況を計れるとか)ではアイマスはさらに上位に食い込むらしいですよ。昨秋公開された「ペルソナ3」は公開初週のアベレージランキングで1位になった事もありますし、固定ファンのいるアニメ作品は強いですね。
さて、今回の映画はシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー共演の「大脱出」です。
正直に言います。このタイトルを初めて聞いた時まさかこのメンツでスティーヴ・マックィーン主演映画のリメイクをする気なのかと訝りました。当然全く違ったワケですが(苦笑)。因みにあっちは「大脱走」、一文字違いますね。
レイ・ブレスリン(シルベスター・スタローン)、彼は犯罪者と身分を偽称し入獄しそこから脱獄してみせる事で刑務所の構造上の弱点を指摘し報酬を得るセキュリティ・コンサルタント。その「脱獄のプロ」の元にCIAから所在不明の私設刑務所からの脱獄依頼が舞い込む。しかしそれはブレスリンを陥れる罠だった。絶対に脱出不可能と言われる監獄「バビロン」に送り込まれてしまったブレスリンは、自分を嵌めた者の正体を暴くため脱出計画を練り始める。そんなブレスリンの前に囚人たちのボス、エミル・ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)が現れる。
「エクスペンダブルズ」2作でも既に共演を果たしてはいますが、2作ともシュワルツェネッガーは客演扱いなので本格的にガチンコでタッグを組むのはコレが初めて。
80年代以降肉体派アクションのアイコンとして活躍し続けた2人の初共演作は、しかしいわゆるマッチョなアクション映画ではなく優れたアイディアに満ちたサスペンスフルな娯楽作です。
何より監獄要塞「バビロン」に盛り込まれた数々のギミックやアイディアが本当に素晴らしく、ここからいかに脱出するかとブレスリンが見せる発想と機転が大きな見どころになっています。
主演の2人は60代になってさすがに往年と比べると動きも鈍くなっていますが、それでも十分に動けるだけの筋肉を保っているのはさすがです。更に2人とも貫禄が備わり、特に政治家を経験したシュワルツェネッガーは風格というか、妙なオーラをまとって囚人のボスを演じていてなかなか興味深いです。
主演2人ばかりが当然のようにクローズアップされる映画ではありますが、脇役にしてもバビロンの所長を演じるジム・カヴィーゼルの他カーティス”50セント”ジャクソン、サム・ニール、エイミー・ライアンなどかなり豪華で映画の質を底上げしています。特にカヴィーゼルの悪役ぶりはかなり魅力的。
意外に高い緊張感を保ったまま二転三転するシナリオも楽しく、全体的に娯楽映画としては平均点以上の出来で観る者を2時間たっぷり楽しませてくれるでしょう。
と、まあトータルでとても良い映画なんですが、この作品に関してどうしても苦言を呈したい箇所が1つあります。それは作品の内容についてではなく宣伝の方。
この映画、予告編で1番大事なアイディアを堂々とバラしているのです。あまりにあっけらかんとやっていたので重要事項じゃないと思って観てみれば、そこが1番大事なポイントでした。そこを知ってしまっているか知らないままかで恐らくこの映画の評価は大きく変わります。売り込みたい側が観る前から人の楽しみを奪い、映画の価値を下げるとは言語道断。話になりません。そこを避けてかつ魅力的に見せてこその予告!
もしこれからご覧になる予定の方は(まあもうすぐ公開も終わりそうですが)、予告編やチラシなどは一切見ないで映画館へ行ってください。
今日の書き出しを昨日の歌会の事にしようか、昨日最終回を迎えた「ドキドキ!プリキュア」の話にしようか考えていた矢先に声優・永井一郎さん急死の報が!「サザエさん」の波平さんや「機動戦士ガンダム」のナレーションを始め、たくさんの役を演じられ多くの人々の耳に馴染んだ方でした。つい数日前も「ハンター×ハンター」でネテロ会長を凄み溢れる演技でこちらを楽しませてくれただけに、未だその訃報が信じられません。
こんばんは、小島@監督です。
謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
さて、気を取り直して今回の映画はもちろん25日に公開されたばかりの「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」です。ちゃんと初日舞台挨拶(のライブビューイング)の回で観に行ってきましたよ!そのために随分前から休みを取っていたのでね!いや~グッズ販売の行列が尋常じゃなかった(笑)
数々の苦難を乗り越えて成長した765プロのアイドルたち。春香(声・中村繪理子)は大きな賞を獲得し、美希(声・長谷川明子)にはハリウッドデビューの話が舞い込み、千早(声・今井麻美)は海外レコーディングが迫っている。他のメンバーもそれぞれ着実にステップアップを果たしていた。
そんな中765プロの次なるステージとしてアリーナライブが決定。企画を進めるプロデューサー(声・赤羽根健治)と律子(声・若林直美)はライブのリーダーに春香を据え、更にスクールでアイドルを目指す候補生の少女たちをバックダンサーとして招へいする事も決定し、彼女らも呼び集めてライブに向けた練習と団結を図るため、合宿が行われることになる。
2011年下半期に放送されたTVシリーズから約2年、その続編が完全新作の劇場版として登場です。
監督の錦織敦史を始め、TVシリーズを支えたスタッフたちが再結集して素晴らしい作品を作り上げました。
ファンをにやりとさせる小ネタを随所に差し挟むセンスは健在、劇場版になった事で色使いもより繊細に、TVシリーズの特に後半で見せた天候や朝昼夜の時間を利用した情景描写の巧みさにもさらに磨きがかかり、121分という長尺を活かして1話当たり正味20分強のTVシリーズでは難しい大胆な間を演出に取り込むなど、実に見応えのある映画です。
この映画を端的に表すなら「時間と蓄積の物語」と言ったところでしょう。
TVシリーズの物語を経て765プロのメンバーは大きく成長しています。それは賞を受賞した春香のように一見して分かる様なステータス的なものだけではなく精神的なものも含まれており、作中の各キャラクターのセリフや仕草・表情の端々にそれが見て取れるようになっています。
そんな彼女たちの前にバックダンサーとしてそう言った「蓄積」の無いアイドル候補生の少女たち(GREEの「アイドルマスターミリオンライブ」のキャラクター達がゲスト出演)と出会い、物語に関わり、必然的に「先輩」としての一面をのぞかせる事でこれまでとは違う「化学反応」を起こす所がこの映画の面白さの一つになっています。
この「時間と蓄積の物語」はクライマックスに至り、更にもう一つの要素を巻き込みます。それはファン、つまり映画を観てる観客自身の「時間と蓄積」です。
クライマックスのアリーナライブのモデルになった場所がTVシリーズ終了後に大々的に行われたライブの会場であった「横浜アリーナ」である事を始めとして、様々な要素がこれまでファンとしてアイドルマスターに関わってきた者たちの記憶を刺激する要素が数多く盛り込まれ、映画そのもののクライマックスとのミックスアップが非常な感動を呼び起こします。それはまさにこれまでの集大成と呼ぶに相応しい濃密な「時間」です。
アイドルマスターはこの映画に至るまで実に9年という昨今のコンテンツ事情から考えると非常に遅いペースでの映画化です。そこに辿り着くまでの道のりも決して順風満帆ではなかった事は、早くから関わっていた者ほど実感している事でしょう。その積み上げた9年という「時間」の集大成であり、また次なる「時間」への通過点とも言えるものがクライマックスには詰まっています。
この点を考えると、この映画の主題歌が「M@STERPIECE」という、かつてアイドルマスターが一番最初にCD展開した際のシリーズ名と同じ名前をタイトルにしているのも象徴的です。
もちろん正直言って不満点も無くは無いのですが、これまでファンでいた時間(私も最早6年超!)がどれほど幸せなものであったかを再認識させてくれた点でファンムービーとしては最高に満足のいく映画だったと言えるでしょう。
実はショーグンさんを始め、既に複数回観た方の多くが「2回目の方がより面白く感じた」となかなか気になる事を言っていたので近い内もう一度観に行ってみるつもりでいます。
内容の性格上初見の方にはあまりお薦めできるものではありませんが、冒頭からエンドクレジットの粋な演出まで隅々まで製作者の愛情が詰まったこの映画、アイドルマスターに多少なりとも愛着をお持ちの方は是非とも劇場に足を運んで観て欲しい1本ですね。
こんばんは、小島@監督です。
謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
さて、気を取り直して今回の映画はもちろん25日に公開されたばかりの「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」です。ちゃんと初日舞台挨拶(のライブビューイング)の回で観に行ってきましたよ!そのために随分前から休みを取っていたのでね!いや~グッズ販売の行列が尋常じゃなかった(笑)
数々の苦難を乗り越えて成長した765プロのアイドルたち。春香(声・中村繪理子)は大きな賞を獲得し、美希(声・長谷川明子)にはハリウッドデビューの話が舞い込み、千早(声・今井麻美)は海外レコーディングが迫っている。他のメンバーもそれぞれ着実にステップアップを果たしていた。
そんな中765プロの次なるステージとしてアリーナライブが決定。企画を進めるプロデューサー(声・赤羽根健治)と律子(声・若林直美)はライブのリーダーに春香を据え、更にスクールでアイドルを目指す候補生の少女たちをバックダンサーとして招へいする事も決定し、彼女らも呼び集めてライブに向けた練習と団結を図るため、合宿が行われることになる。
2011年下半期に放送されたTVシリーズから約2年、その続編が完全新作の劇場版として登場です。
監督の錦織敦史を始め、TVシリーズを支えたスタッフたちが再結集して素晴らしい作品を作り上げました。
ファンをにやりとさせる小ネタを随所に差し挟むセンスは健在、劇場版になった事で色使いもより繊細に、TVシリーズの特に後半で見せた天候や朝昼夜の時間を利用した情景描写の巧みさにもさらに磨きがかかり、121分という長尺を活かして1話当たり正味20分強のTVシリーズでは難しい大胆な間を演出に取り込むなど、実に見応えのある映画です。
この映画を端的に表すなら「時間と蓄積の物語」と言ったところでしょう。
TVシリーズの物語を経て765プロのメンバーは大きく成長しています。それは賞を受賞した春香のように一見して分かる様なステータス的なものだけではなく精神的なものも含まれており、作中の各キャラクターのセリフや仕草・表情の端々にそれが見て取れるようになっています。
そんな彼女たちの前にバックダンサーとしてそう言った「蓄積」の無いアイドル候補生の少女たち(GREEの「アイドルマスターミリオンライブ」のキャラクター達がゲスト出演)と出会い、物語に関わり、必然的に「先輩」としての一面をのぞかせる事でこれまでとは違う「化学反応」を起こす所がこの映画の面白さの一つになっています。
この「時間と蓄積の物語」はクライマックスに至り、更にもう一つの要素を巻き込みます。それはファン、つまり映画を観てる観客自身の「時間と蓄積」です。
クライマックスのアリーナライブのモデルになった場所がTVシリーズ終了後に大々的に行われたライブの会場であった「横浜アリーナ」である事を始めとして、様々な要素がこれまでファンとしてアイドルマスターに関わってきた者たちの記憶を刺激する要素が数多く盛り込まれ、映画そのもののクライマックスとのミックスアップが非常な感動を呼び起こします。それはまさにこれまでの集大成と呼ぶに相応しい濃密な「時間」です。
アイドルマスターはこの映画に至るまで実に9年という昨今のコンテンツ事情から考えると非常に遅いペースでの映画化です。そこに辿り着くまでの道のりも決して順風満帆ではなかった事は、早くから関わっていた者ほど実感している事でしょう。その積み上げた9年という「時間」の集大成であり、また次なる「時間」への通過点とも言えるものがクライマックスには詰まっています。
この点を考えると、この映画の主題歌が「M@STERPIECE」という、かつてアイドルマスターが一番最初にCD展開した際のシリーズ名と同じ名前をタイトルにしているのも象徴的です。
もちろん正直言って不満点も無くは無いのですが、これまでファンでいた時間(私も最早6年超!)がどれほど幸せなものであったかを再認識させてくれた点でファンムービーとしては最高に満足のいく映画だったと言えるでしょう。
実はショーグンさんを始め、既に複数回観た方の多くが「2回目の方がより面白く感じた」となかなか気になる事を言っていたので近い内もう一度観に行ってみるつもりでいます。
内容の性格上初見の方にはあまりお薦めできるものではありませんが、冒頭からエンドクレジットの粋な演出まで隅々まで製作者の愛情が詰まったこの映画、アイドルマスターに多少なりとも愛着をお持ちの方は是非とも劇場に足を運んで観て欲しい1本ですね。
この春に公開になる仮面ライダー映画に実に38年ぶりに藤岡弘が出演する事になったとか。
正直なところ、ここ数年のライダー映画はあまり惹かれなくてTVで放送されたりでもしない限りほとんどスルーしていたのですが、この切り札を持ってきたとなれば出来がどうとか言わずにもう観に行くしかない感じがします。
こんばんは、小島@監督です。
「仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」は3月29日公開予定。
さて、今回の映画はドキュメンタリー映画「バック・コーラスの歌姫〈ディーバ〉たち」です。
多くの観客を魅了せずにおかないスターたちのステージやその楽曲を収録したCD、大抵そこにはバックコーラスを担う人々がいる。
超一流の実力を持ちながらも、スポットライトを浴びる事無くパンフレットなどにクレジットされることも少ないバックコーラスシンガーたち。
そんな彼女たちと彼女らと共に仕事をこなし、リスペクトを忘れないブルース・スプリングスティーンやベット・ミドラー、スティーヴィー・ワンダーらへのインタビューをもとに構成された、誰もがその声を耳にしながらその名を知られていない人々にスポットライトを当てたドキュメンタリー。
上手く言い表せませんが、非常に意義深いドキュメンタリーです。次々登場する名曲の数々に騙されてるだけかもしれませんが(笑)、本当に面白い映画です。良く知ってる曲の中にはつい口ずさんでいるのはメインの歌詞ではなくコーラスの旋律の方だったりする曲はありませんか?その旋律を歌い上げた人たちの物語です。
何より原題「20FEET FROM STARDOM(直訳して「スターまでの20フィート)」が彼女らの境遇を象徴的に物語っています。
スターに憧れ1度はチャンスを掴むものの、結局売れずに挫折して転職したり、傲慢なプロデューサーに騙され別人の曲としてリリースされて名前が売れる機会を与えられず結局失業し家政婦に転身した者がいるかと思えば、スターダムに手の届く距離にいながら華美な世界につきものの煩わしさを嫌い、バックコーラス一筋に生きる事を選び、一流のアーティスト達から多大なリスペクトを浴びる者がいたりと、彼女たちの生き様も様々です。スターになれなかった彼女らの苦労譚がこの映画の肝の一つと言えます。
しかし、この映画のスタンスは「スターと呼ばれるには何かが足りなかった」だけで、バックコーラスシンガーたちを決して敗者だとは捉えていません。いわゆるランキング的な勝敗などとはもっと別のところ、ひたすらに「音楽」を愛した者たちの生き方を描き出している所こそが重要です。
そんな彼女らの現在につながる存在としてジュディス・ヒルが終盤のメインに登場するのが印象的です。
ジュディス・ヒルの名に聞き覚えが無くともマイケル・ジャクソンが生前「THIS IS IT」でデュエット相手に抜擢し、その追悼式で「heal the world」を歌い上げて世界の注目を浴びた女性、と言えば覚えのある方もいるでしょう。あれほど注目された後も彼女はまだスターの座には届いてはいません。ソロ歌手を目指す傍らスティーヴィー・ワンダーのバックコーラスを務めたりしています。
ラスト、ジュディス・ヒルとそれまでに登場したコーラスのメンバーがセッションする映像がこの映画のクライマックスです。
この映画のもう一つのポイントは、年代ごとに脚光を浴びる者たちや、求められる音楽のジャンルが変われどその後ろで歌っていた彼女ら、あるいはともに仕事をした者たちの言葉はそのまま現代音楽史を形作る事になっている点です。特にアメリカでは近年1960~70年代のポップス黄金期を形作った者たちの証言を映像で残そうという動きが強まっていて、この映画もその流れの中で製作された物なのでしょう。
音楽の素晴らしさと人生への普遍的な教訓に満ちたこの映画は、観る者の心にきっと何かを残してくれる素敵な作品です。ドキュメンタリーなんて堅苦しいとか思わず、多くの人に観て欲しい映画ですね。
正直なところ、ここ数年のライダー映画はあまり惹かれなくてTVで放送されたりでもしない限りほとんどスルーしていたのですが、この切り札を持ってきたとなれば出来がどうとか言わずにもう観に行くしかない感じがします。
こんばんは、小島@監督です。
「仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」は3月29日公開予定。
さて、今回の映画はドキュメンタリー映画「バック・コーラスの歌姫〈ディーバ〉たち」です。
多くの観客を魅了せずにおかないスターたちのステージやその楽曲を収録したCD、大抵そこにはバックコーラスを担う人々がいる。
超一流の実力を持ちながらも、スポットライトを浴びる事無くパンフレットなどにクレジットされることも少ないバックコーラスシンガーたち。
そんな彼女たちと彼女らと共に仕事をこなし、リスペクトを忘れないブルース・スプリングスティーンやベット・ミドラー、スティーヴィー・ワンダーらへのインタビューをもとに構成された、誰もがその声を耳にしながらその名を知られていない人々にスポットライトを当てたドキュメンタリー。
上手く言い表せませんが、非常に意義深いドキュメンタリーです。次々登場する名曲の数々に騙されてるだけかもしれませんが(笑)、本当に面白い映画です。良く知ってる曲の中にはつい口ずさんでいるのはメインの歌詞ではなくコーラスの旋律の方だったりする曲はありませんか?その旋律を歌い上げた人たちの物語です。
何より原題「20FEET FROM STARDOM(直訳して「スターまでの20フィート)」が彼女らの境遇を象徴的に物語っています。
スターに憧れ1度はチャンスを掴むものの、結局売れずに挫折して転職したり、傲慢なプロデューサーに騙され別人の曲としてリリースされて名前が売れる機会を与えられず結局失業し家政婦に転身した者がいるかと思えば、スターダムに手の届く距離にいながら華美な世界につきものの煩わしさを嫌い、バックコーラス一筋に生きる事を選び、一流のアーティスト達から多大なリスペクトを浴びる者がいたりと、彼女たちの生き様も様々です。スターになれなかった彼女らの苦労譚がこの映画の肝の一つと言えます。
しかし、この映画のスタンスは「スターと呼ばれるには何かが足りなかった」だけで、バックコーラスシンガーたちを決して敗者だとは捉えていません。いわゆるランキング的な勝敗などとはもっと別のところ、ひたすらに「音楽」を愛した者たちの生き方を描き出している所こそが重要です。
そんな彼女らの現在につながる存在としてジュディス・ヒルが終盤のメインに登場するのが印象的です。
ジュディス・ヒルの名に聞き覚えが無くともマイケル・ジャクソンが生前「THIS IS IT」でデュエット相手に抜擢し、その追悼式で「heal the world」を歌い上げて世界の注目を浴びた女性、と言えば覚えのある方もいるでしょう。あれほど注目された後も彼女はまだスターの座には届いてはいません。ソロ歌手を目指す傍らスティーヴィー・ワンダーのバックコーラスを務めたりしています。
ラスト、ジュディス・ヒルとそれまでに登場したコーラスのメンバーがセッションする映像がこの映画のクライマックスです。
この映画のもう一つのポイントは、年代ごとに脚光を浴びる者たちや、求められる音楽のジャンルが変われどその後ろで歌っていた彼女ら、あるいはともに仕事をした者たちの言葉はそのまま現代音楽史を形作る事になっている点です。特にアメリカでは近年1960~70年代のポップス黄金期を形作った者たちの証言を映像で残そうという動きが強まっていて、この映画もその流れの中で製作された物なのでしょう。
音楽の素晴らしさと人生への普遍的な教訓に満ちたこの映画は、観る者の心にきっと何かを残してくれる素敵な作品です。ドキュメンタリーなんて堅苦しいとか思わず、多くの人に観て欲しい映画ですね。
いよいよ待ちに待ったアイマス劇場版まであと2週間と迫ってきました。いや、それは良いんですが、公開初日の25日は通常の上映のほかに「深夜最速上映」「主要キャスト全員の舞台挨拶(東京のみ。但し全国各地でライブビューイングあり)」「キャスト数人の名古屋での舞台挨拶付上映」と異様に選択肢が多くて目が眩みそうです。
実はこの形、昨年「魔法少女まどか☆マギカ新編」でも初日でやっていた形式とほぼ同じなのですが、まどマギはそこまで思い入れが強くないのと公開初日が仕事の都合で休める状況でもなかったのもあって「観られる日時で良いや」と気楽に構えていられたのですが、熱心なファンの方たちはあの時こんな心境だったのでしょうか?
こんばんは、小島@監督です。
焦るんじゃない、俺はアイマスが観たいだけなんだ…
さて、今回の映画は監督アルフォンソ・キュアロン、サンドラ・ブロック主演のSFスリラー映画「ゼロ・グラヴィティ」です。
ミッションスペシャリストのライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)は、マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)のサポートのもと、シャトルの船外活動を行っていた。少々緊張感の残るライアンをよそにベテランのコワルスキーはヒューストンと冗談を交わしながら進めていく。
その時ヒューストンから即時地球帰還命令が届く。しかしその命令も間に合わず、シャトルはスペースデブリと衝突し、ライアンとコワルスキーは宇宙空間に投げ出されてしまう。
果たして2人は次々と襲い掛かる危難を潜り抜け、地球への帰還を果たせるのだろうか…?
世の中いろんな映画は数あれど、こんな怖いくらいに美しい宇宙空間を表現した作品はドキュメンタリー以外ではまず観た事ありません。そんな宇宙空間の中で2人の宇宙飛行士が酸素の残りも少ない中漂流する事になります。観てるだけで呼吸困難になりそうなほどの閉塞感が尋常じゃありません。「宇宙兄弟」で宇宙飛行士に憧れた子供たちがコレを観て将来憧れる職業から宇宙飛行士を外したらどうしようかといらない心配してしまいそうになります。
この映画で特に優れている点は、主人公であるライアンからほぼ全編カメラを離さない点です。彼女の過去を描く回想シーンや突然の事故の対応に追われるヒューストンの様子を挿入したりといった事をせず、一切わき道に逸れる事無くライアンのサバイバルを追い続けます。
この極限まで余剰を削ぎ落としたストイックな構成のお陰で観る者の意識を途切れさせずに最後まで物語が展開し、91分という短い上映時間の作品とは思えない充実感を味わわせてくれることでしょう。
また、この作品の凄み宇宙空間でのサバイバルというシンプルな物語とは裏腹に複雑かつ重層的に組み込まれた暗喩的表現の数々です。宇宙空間の無窮の闇のごとく溢れ返る「死」に瞬間的に差し挟まれる「生」のメタファーの表現のセンスに驚かされます。
例えば、少々ネタバレになりますがライアンが一時的に宇宙服を脱ぐシーンがあり、この時ライアンが大きく深呼吸した後取る姿勢はいわゆる「胎児」の姿勢だったりします。
他にも序盤スペースシャトルで事故に遭遇したライアンとコワルスキーは一先ずISSを目指す事になるのですが、シャトルは本来既に全てが退役した「過去」の遺物であるのに対し、ISSは「現在」稼働中の物であり、そのISSから向かう事になるある場所は現時点では宇宙には存在しない「未来」の物であるというのも、恐らく意図的に配置された舞台装置に違いないでしょう。その事を踏まえて最後に帰結するラストシーンの意味を思うのもまた一興です。
もちろんこんなめんどくさい事を考えずにシンプルにこの濃密なスリラーを楽しむのも良しです。
また題材が非常に向いている事もあり、3Dの臨場感も半端じゃありませんが、中にはカメラを大きく振ったり回転したりする映像があるため3D酔いしやすい方は注意が必要ですが、そうではない方は是非3Dでこの迫力を味わって欲しいですね。
幸い客入りが上々なようで公開から1か月ほど経過していますがまだかなりの所で多めの回数を上映しています。まだご覧になっていない方は是非映画館で他に類を見ないこの映像を体験して欲しいですね。
実はこの形、昨年「魔法少女まどか☆マギカ新編」でも初日でやっていた形式とほぼ同じなのですが、まどマギはそこまで思い入れが強くないのと公開初日が仕事の都合で休める状況でもなかったのもあって「観られる日時で良いや」と気楽に構えていられたのですが、熱心なファンの方たちはあの時こんな心境だったのでしょうか?
こんばんは、小島@監督です。
焦るんじゃない、俺はアイマスが観たいだけなんだ…
さて、今回の映画は監督アルフォンソ・キュアロン、サンドラ・ブロック主演のSFスリラー映画「ゼロ・グラヴィティ」です。
ミッションスペシャリストのライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)は、マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)のサポートのもと、シャトルの船外活動を行っていた。少々緊張感の残るライアンをよそにベテランのコワルスキーはヒューストンと冗談を交わしながら進めていく。
その時ヒューストンから即時地球帰還命令が届く。しかしその命令も間に合わず、シャトルはスペースデブリと衝突し、ライアンとコワルスキーは宇宙空間に投げ出されてしまう。
果たして2人は次々と襲い掛かる危難を潜り抜け、地球への帰還を果たせるのだろうか…?
世の中いろんな映画は数あれど、こんな怖いくらいに美しい宇宙空間を表現した作品はドキュメンタリー以外ではまず観た事ありません。そんな宇宙空間の中で2人の宇宙飛行士が酸素の残りも少ない中漂流する事になります。観てるだけで呼吸困難になりそうなほどの閉塞感が尋常じゃありません。「宇宙兄弟」で宇宙飛行士に憧れた子供たちがコレを観て将来憧れる職業から宇宙飛行士を外したらどうしようかといらない心配してしまいそうになります。
この映画で特に優れている点は、主人公であるライアンからほぼ全編カメラを離さない点です。彼女の過去を描く回想シーンや突然の事故の対応に追われるヒューストンの様子を挿入したりといった事をせず、一切わき道に逸れる事無くライアンのサバイバルを追い続けます。
この極限まで余剰を削ぎ落としたストイックな構成のお陰で観る者の意識を途切れさせずに最後まで物語が展開し、91分という短い上映時間の作品とは思えない充実感を味わわせてくれることでしょう。
また、この作品の凄み宇宙空間でのサバイバルというシンプルな物語とは裏腹に複雑かつ重層的に組み込まれた暗喩的表現の数々です。宇宙空間の無窮の闇のごとく溢れ返る「死」に瞬間的に差し挟まれる「生」のメタファーの表現のセンスに驚かされます。
例えば、少々ネタバレになりますがライアンが一時的に宇宙服を脱ぐシーンがあり、この時ライアンが大きく深呼吸した後取る姿勢はいわゆる「胎児」の姿勢だったりします。
他にも序盤スペースシャトルで事故に遭遇したライアンとコワルスキーは一先ずISSを目指す事になるのですが、シャトルは本来既に全てが退役した「過去」の遺物であるのに対し、ISSは「現在」稼働中の物であり、そのISSから向かう事になるある場所は現時点では宇宙には存在しない「未来」の物であるというのも、恐らく意図的に配置された舞台装置に違いないでしょう。その事を踏まえて最後に帰結するラストシーンの意味を思うのもまた一興です。
もちろんこんなめんどくさい事を考えずにシンプルにこの濃密なスリラーを楽しむのも良しです。
また題材が非常に向いている事もあり、3Dの臨場感も半端じゃありませんが、中にはカメラを大きく振ったり回転したりする映像があるため3D酔いしやすい方は注意が必要ですが、そうではない方は是非3Dでこの迫力を味わって欲しいですね。
幸い客入りが上々なようで公開から1か月ほど経過していますがまだかなりの所で多めの回数を上映しています。まだご覧になっていない方は是非映画館で他に類を見ないこの映像を体験して欲しいですね。
先日深夜に放送されていたので超久しぶりに(多分20年ぶりくらいに)「グレムリン」(1984年製作のSFブラック・コメディ。監督ジョー・ダンテ、製作総指揮スティーブン・スピルバーグ)を観ました。
昔何度も観たので今更内容がどうとか言うのは無いのですが、今観ると懐かしさで童心に帰れるのが良かったですね。
コレに限らず「インディ・ジョーンズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか80年代の洋画って最近ほとんど地上波でも放送してくれなくなったので何だか寂しいです。ゴールデンタイムでなんて贅沢は言わないから深夜にでも時々放送してくれると嬉しいのですが。
こんばんは、小島@監督です。
遅くなりましたがみなさんあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、新年1発目にして通算101回目との今回の映画は監督ポール・グリーングラス、トム・ハンクス主演の「キャプテン・フィリップス」です。
2009年、海運会社に勤務するリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)はバーモント州の自宅を出発した。今回の任務はオマーンからケニアへ援助物資を運搬する輸送船の船長だ。航海プランに近年海賊活動が活発化しているソマリア海域を通過する事を知ったフィリップスは、出港後に緊急時訓練を実行しようと決意する。しかし、その訓練の真っ最中に本物の海賊の襲撃に遭うのだった。
実際にソマリア人海賊に襲撃され人質となったリチャード・フィリップスの回顧録(「キャプテンの責務」というタイトルで発売中)を原作に、海賊と孤独な戦いを繰り広げる男の姿を描いた作品です。
この映画の大きな見どころはもちろんフィリップス船長が人質にされる極限状況の中、海賊相手にいかに生き抜いたかを描くサスペンスにあり、ただの1人の職業人でしかない男がいかにこの困難な状況に立ち向かったかをトム・ハンクスが実に人間臭く演じ切っています。更に実際にソマリアの血を引く者たちからオーディションで抜擢されたという海賊役の青年たちも皆演技経験がほとんど無いとは思えないほどの真に迫った演技でこちらを驚かせてくれます。というかパッと見本物にしか見えなかったです(苦笑)
そして監督ポール・グリーングラスは、「ジェイソン・ボーン」3部作で見せたようなサスペンスの迫力と、911で貿易センタービルに突っ込んだハイジャックされた旅客機内を再現した「ユナイテッド93」で見せた登場人物に寄り切らないドキュメンタリー的な冷徹さを両立させ、サスペンスとしても実話物としても非常に高レベルな作品に仕上がっています。
現実問題としてアフリカ海域での海賊の氾濫は大きな国際問題になっており、特にフランスはその撃退に熱心になっています。また、その海賊行為の根底にあるのは先進国と途上国との大きすぎる経済格差でありフィリップスを人質に取った海賊たちは、最終的にアメリカのプライドそのものと戦うことになります。
わずか1人の人質を救うために戦艦やSEAL(米海兵特殊部隊)の派遣も厭わないアメリカの前には小銃しか持ち合わせの無い数人のソマリア人海賊などまさに無力。サスペンスの面白さとは別に、この容赦の無さの中に思うものこそ、この映画の醍醐味であると言えるでしょう。
作中フィリップス船長を襲った海賊たちは元々漁師たちだったという描写がありますが、ソマリア近海は主要な漁場を国外の漁船が乱獲して壊滅状態になっていると聞きます。ソマリアは長く無政府状態が続いているため、その現状を正式に抗議する事も出来ずにおり、漁師が海賊へとなり替わる一因ともなっています。
直接的でなくともこの辺りの事を作品の中に忍ばせる手腕の巧みさは見事と言う他ありません。エンターテインメントとして成立していながら世界情勢の一端を垣間見させるほどにジャーナリスティックでもあり、極めて高いレベルの映画です。公開からちょっと時間が経過しているため一部の公開館ではそろそろ上映が終了してしまいそうですが、まだご覧になってない方は是非、この濃密な緊張感と今日性を味わっていただきたいですね。
昔何度も観たので今更内容がどうとか言うのは無いのですが、今観ると懐かしさで童心に帰れるのが良かったですね。
コレに限らず「インディ・ジョーンズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか80年代の洋画って最近ほとんど地上波でも放送してくれなくなったので何だか寂しいです。ゴールデンタイムでなんて贅沢は言わないから深夜にでも時々放送してくれると嬉しいのですが。
こんばんは、小島@監督です。
遅くなりましたがみなさんあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、新年1発目にして通算101回目との今回の映画は監督ポール・グリーングラス、トム・ハンクス主演の「キャプテン・フィリップス」です。
2009年、海運会社に勤務するリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)はバーモント州の自宅を出発した。今回の任務はオマーンからケニアへ援助物資を運搬する輸送船の船長だ。航海プランに近年海賊活動が活発化しているソマリア海域を通過する事を知ったフィリップスは、出港後に緊急時訓練を実行しようと決意する。しかし、その訓練の真っ最中に本物の海賊の襲撃に遭うのだった。
実際にソマリア人海賊に襲撃され人質となったリチャード・フィリップスの回顧録(「キャプテンの責務」というタイトルで発売中)を原作に、海賊と孤独な戦いを繰り広げる男の姿を描いた作品です。
この映画の大きな見どころはもちろんフィリップス船長が人質にされる極限状況の中、海賊相手にいかに生き抜いたかを描くサスペンスにあり、ただの1人の職業人でしかない男がいかにこの困難な状況に立ち向かったかをトム・ハンクスが実に人間臭く演じ切っています。更に実際にソマリアの血を引く者たちからオーディションで抜擢されたという海賊役の青年たちも皆演技経験がほとんど無いとは思えないほどの真に迫った演技でこちらを驚かせてくれます。というかパッと見本物にしか見えなかったです(苦笑)
そして監督ポール・グリーングラスは、「ジェイソン・ボーン」3部作で見せたようなサスペンスの迫力と、911で貿易センタービルに突っ込んだハイジャックされた旅客機内を再現した「ユナイテッド93」で見せた登場人物に寄り切らないドキュメンタリー的な冷徹さを両立させ、サスペンスとしても実話物としても非常に高レベルな作品に仕上がっています。
現実問題としてアフリカ海域での海賊の氾濫は大きな国際問題になっており、特にフランスはその撃退に熱心になっています。また、その海賊行為の根底にあるのは先進国と途上国との大きすぎる経済格差でありフィリップスを人質に取った海賊たちは、最終的にアメリカのプライドそのものと戦うことになります。
わずか1人の人質を救うために戦艦やSEAL(米海兵特殊部隊)の派遣も厭わないアメリカの前には小銃しか持ち合わせの無い数人のソマリア人海賊などまさに無力。サスペンスの面白さとは別に、この容赦の無さの中に思うものこそ、この映画の醍醐味であると言えるでしょう。
作中フィリップス船長を襲った海賊たちは元々漁師たちだったという描写がありますが、ソマリア近海は主要な漁場を国外の漁船が乱獲して壊滅状態になっていると聞きます。ソマリアは長く無政府状態が続いているため、その現状を正式に抗議する事も出来ずにおり、漁師が海賊へとなり替わる一因ともなっています。
直接的でなくともこの辺りの事を作品の中に忍ばせる手腕の巧みさは見事と言う他ありません。エンターテインメントとして成立していながら世界情勢の一端を垣間見させるほどにジャーナリスティックでもあり、極めて高いレベルの映画です。公開からちょっと時間が経過しているため一部の公開館ではそろそろ上映が終了してしまいそうですが、まだご覧になってない方は是非、この濃密な緊張感と今日性を味わっていただきたいですね。