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ちゅうカラぶろぐ


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先週放送が完結した「四月は君の嘘」の最終回に見事にボロ泣き。
セリフを抑えて表情と動きで心情を表現した主人公・公生とヒロイン・かをりのセッションシーンなどクライマックスに相応しい上質なシーンが多い上に最後の最後でタイトルの意味が明かされる構成も上手く、素晴らしい締め括りでした。初回から非常に丁寧に作られていたアニメでしたが最後までその姿勢が貫かれ、漫画原作のアニメ化としては大成功だったと言えるでしょう。途中で終わらずちゃんと結末までやり切ったのも良いですね。

こんばんは、小島@監督です。
「四月は君の嘘」はいずれもう一度初回から観直したい。

さて、今回の映画は「風に立つライオン」です。

1987年、大学病院からケニアの医療施設へ赴任した医師島田航一郎(大沢たかお)は、現地の赤十字病院から1か月の派遣要請を受ける。そこで航一郎はスーダンでの内戦で傷を負ったこどもたちの姿を目の当たりにする。アフリカの厳しい現実に衝撃を受けながらもその医療行為に使命感を覚えた航一郎は赤十字病院への転籍を志願した。
そんなある日、航一郎の前に家族を惨殺され麻薬漬けにされた少年兵ンドゥングが運び込まれる。

実在の医師にインスパイアされさだまさしが1987年に発表した楽曲「風に立つライオン」、それに惚れ込んだ大沢たかおが映画化を熱望して実現した作品、だそうです。なので大沢たかおは主演だけでなく企画としてもクレジットされています。さだまさし原作作品の映画も「解夏」「眉山」に次ぐ3作目だそうで、結構縁が深いよう。
監督は「藁の楯」で大沢たかおと組んだ三池崇史。個人的に「ヤッターマン」「クローズZERO」「逆転裁判」などのアニメ・漫画・ゲーム原作の実写化や「悪の教典」「着信アリ」「十三人の刺客」などのバイオレンス描写の強いアクションやホラーを製作しているイメージが強く、こういったヒューマンドラマを撮れるとはちょっと意外で驚きました。
三池監督の持ち味が特に活かされているように感じられたのは作中に2度登場する銃撃戦のシーンです。そこだけ激しいアクションが…というワケではなく良く観るとかなり限定的な空間で撮影しているのが分かります。ですがそれでも画面が安っぽくならないように工夫している当たり、年に2本も3本もプログラムピクチャーを製作している彼ならではの手腕というべきでしょうか。

映画は過去と現在を行きつ戻りつしながら、航一郎のケニアでの医療活動と日本で離れて暮らす恋人・秋島貴子(真木よう子)の物語が並行して描かれます。
日本とケニアの物語はそれぞれ半々くらいのボリュームで、正直な印象として、日本でのエピソードはそれ自体は悪くないのですがケニアのエピソードの数々の方が綺羅星のような輝きを放つためいささかバランスが悪く感じられてしまうのが難点です。
現地でオーディションしたらしい少年たちの生き生きとした表情が素晴らしくずっと観ていたくなるくらいだった、というのもありますが。

余談ですが、俳優陣の中で貴子の故郷・五島列島で漁師をしている青年田上太郎を演じる鈴木亮平の漁師姿が異様にハマっています。あんな兄ちゃんいるわ~と言いたくなるくらいの強烈な存在感です。物語の流れとは別にアレは必見!
あと大学病院勤務時代の貴子を演じる真木よう子の野暮ったい髪形とか赤十字病院で航一郎と共に医療に携わる和歌子を演じる石原さとみとか画的な見どころもそれなりにあります(笑)

意外に乾いた作りで過度に感動を押し売りして来ないのも好印象で、全体を通してみれば人を選ばない誰もが楽しめる映画と言えるでしょう。
春休みシーズンに差し掛かり様々なアニメや特撮の映画も公開になっていますが、時にはこんな映画を楽しんでみるのも良いと思いますよ。

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一昨日の土曜、いつものように起床してテレビを点けたらちょうどニュースで北陸新幹線の一番列車が発車するところを中継してました。
テレビで見てるだけでも結構テンション上がります。深夜から現地で待ってた人達はもっとテンション上がったんだろうな~

こんばんは、小島@監督です。
北陸新幹線、一度乗ってみたいとは思うものの乗るためだけに行くにも大回りしなきゃいけないのでだいぶ厄介(苦笑)

さて、今回の映画は「アメリカン・スナイパー」です。

テキサス州で厳格な父に育てられた青年クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は、アフリカでのアメリカ大使館爆破事件のニュースをきっかけに軍へ志願、難関を突破し特殊部隊シールズへの入隊を果たした。
プライベートではタヤ(シエナ・ミラー)と出会い結婚。幸せな新生活が始まろうかという矢先、イラク戦争が勃発し、クリスは最前線へと派遣される事に。
戦場となったイラクの街でクリスは狙撃手として進軍を見守る。そのスコープ越しに一組の母子の姿が目に留まった。

2003年以降4度に渡りイラクに遠征、凄腕の狙撃術でもって実に160人以上を射殺し味方からは「伝説」と呼ばれ、敵からは「悪魔」と恐れられ賞金まで賭けられた男クリス・カイル自身の手記を巨匠クリント・イーストウッドの手で映画化、それが「アメリカン・スナイパー」です。
クリント・イーストウッドは2006年にもいわゆる「硫黄島二部作」で戦争を題材とした映画を手掛けていますが、戦争経験によって心が壊れる様を描いていくあたり「父親たちの星条旗」との相似点を感じさせますね。
また、軍入隊前のクリスがロデオで荒稼ぎしていたカウボーイだったり、出征したイラクでムスタファという凄腕の狙撃手との幾度にも渡る戦いが待っているところなどはイーストウッドの知名度を上げた西部劇を彷彿とする構図ですね。しかしそのように描きながら「ヒーロー性」のようなものを一切加味しようとしていないあたりが言ってみれば「エグイ」です。

クリス・カイルは愛する者や仲間を守りたい一心で戦地に赴きますが、狙撃手として極限状況において淡々と引き金を引き続ける中で少しずつその心は磨滅していきます。遠征を終え帰国しても工具の音や後ろを走るバンに過剰に反応してしまうようになっていきます。そしてまた吸い寄せられるように戦地へと出征していくその様をクリント・イーストウッドは視点をクリスから離さないまま、しかし決してある距離感より近づこうとはせず、また過剰に盛る様な事もせず冷徹とも言える姿勢でクリスの人生を描き出していくのです。
「ミスティック・リバー」(2003年)や「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年)と言いイーストウッド監督はヘビーな題材ほどこのスタンスで製作する傾向があり、しかしその冷徹な目線故に却ってその重さを観る者に叩きつけてくるような強さを持ちます。その「強さ」はこの「アメリカン・スナイパー」で遂に頂点に達したような気がします。
「アメリカン・スナイパー」を巡って本国アメリカでは大統領夫人まで巻き込んでの賛否真っ二つの大激論が起こったそうですが、それはそれだけこの作品にパワーがあった証拠とも言えるでしょう。

この映画は単に作品として優れているだけでなく強く残る余韻の中に「今」というものを観る者に突きつける、ほぼ一分の隙も無い「完璧」と言って良い作品です。後は観る側の相性だけの問題というか。
これほどの作品にはそうそう出会えるものではありません。観るのにかなり体力の要る映画ではありますが(苦笑)、できるなら映画館で正面から向き合ってみて欲しい作品ですね。


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定年まであと数年を残して今月退職する職場の先輩に離職後の身の振り方を尋ねたところ、
「「飲」は知り尽くした。あとは「食」だ」
と調理師の専門学校に入学する事にしたとか。何という転身。生き様がロック!
最終的には自分の店を持ちたいそうです。

こんばんは、小島@監督です。
ただ既に4月からの学園生活に心躍ってしまっているようで、ここ最近ショボいミスを連発してるのがどうにも。気持ちは分かるけど在籍している間はしっかりして欲しいものです(苦笑)

さて、昨日鰻太さん、ショーグンさん骨無しちきん君と共に「凛として時雨Hyper Tornade Tour2015」の名古屋公演を観に行ってきました。
アニメ「PSYCHO-PASS」のテーマ曲などのタイアップ曲はあるものの、基本的にアニソンメインではなく、また声優のステージでもないライブに行くのはだいぶ久しぶり。

正直言います。初めて聴いた時は女声ソロだと思ってました。だって男声の方もずっと裏声で歌ってんですもの(苦笑)
男女のツインヴォーカルであると同時にバンド構成がギター、ベース、ドラムのトリオというのもちょっと異色な感じがします。

時雨の楽曲は歌詞を読んでみると冷めたような印象を受けるリリックが結構多いのですが、それに反してギターもベースも激情的でその2人のプレイを支えるドラムも非常にパワフル。この辺りが魅力と言えますね。ライブになるとそれがダイレクトに体の芯に響いてきます。ロックのライブはこうでなくては!

ライブはインターミッションでドラム担当のピエール中野がトークしていた事とステージ終盤でベース&女性ヴォーカルの345がライブグッズの解説を行った以外はMCもほとんど無くほぼノンストップで次々と楽曲が繰り出される恐ろしくタイトかつソリッドな構成。
「PSYCHO-PASS劇場版」のテーマ曲でもあったシングル「Who What Who What」と同時にリリースされたベスト盤を引っ提げてのツアーという体でしたが、ほぼその収録曲のみの披露で演奏時間も2時間弱、アンコールも無いという実にシステマチックで短いステージでしたが、だからと言って「物足りない」というワケではなく濃密な時間を過ごせたような印象です。
観客のボルテージも加速度的に上昇してライブ後半では…腕ではなく脚が見えた方がいたので…あれはダイブした…のでしょうか(苦笑)?ああいう光景初めて見ました。
初参加だった事もあり会場全体の雰囲気も観たかったので私は比較的後方から観ていたのですが、それでも結構終わった後には汗かいてました。ほぼ最前に近い位置で観ていた鰻太さんはちょっと意識飛び掛けたらしいですし、ちきん君も水被ったような大汗かいていたのでステージに近いブロックでは戦場のような激しさだった事でしょう(苦笑)

普段はあまり行かないようなジャンルでもたまに行ってみると楽しいですね。体の芯まで震わすような音圧に身を任せて腕を振り上げ体を動かすのもまたライブの楽しさ。機会があれば今度はもうちょっと近いポジションで聴いてみたい気もしますね(笑)

しかし、ハードっちゃハードでしたが2時間くらいのライブでは体力的にほとんど問題無かったあたり、私も鍛えられたものよ。…主にアイマスで(笑)最近5時間クラスがスタンダードになってきたしなぁ……

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先日放送された「アイドルマスターシンデレラガールズSpecial Program」にてプロデューサー役を演じる武内駿輔氏が顔出しで出演。良く響く低音ボイスなのに本人はまだ高校生という異色のニュービー。前作とも言える「アイマス」でプロデューサー役を演じた赤羽根健治氏に倣ってかスーツ姿での出演でしたが、もう高校生感ゼロ(笑)。自分が17歳の頃なんてスーツは「着られてる感」の方が強くてまるで似合わなかったぞ…

こんばんは、小島@監督です。
それはそれとしてアイマスPでなくとも武内駿輔の名前は覚えておいて損は無いと思うレベルで
あの声は逸材です。良く見つけてきたなぁ…

さて、今回は非常にユニークな映画をご紹介。「6才のボクが、大人になるまで。」です。

原題は「Boyhood」、「少年期」という意味です。6歳の少年メイソン(エラ・コルトレーン)が両親の離婚や再婚、転校や進学を経験しながら18歳になるまでの12年間が描かれます。
この映画の何がとんでもないってそれを本当に12年かけて撮影していること自体にあります。映画の進行と共にメイソンの背が少しずつ伸びていき、顔にはえらが張り、ひげが生え、声が低くなっていく様を目の当たりにすることになります。見た目だけではありません。メイソンは周囲の環境の変化に時に耐え時に抗いながらふとしたきっかけで自らの夢を見つけ、また恋を知り精神的にも少しずつ少年を卒業して大人になって行きます。
そうは言ってもコレはドキュメンタリーではありません。れっきとした劇映画です。メイソンを演じたエラ・コルトレーンが夏休みの時期を利用し、その3,4日間主要スタッフとキャストが毎年集結して撮影していたとか。1人でも欠けたらどうするつもりだったんだ?とかそれだけの予算をよく確保できたな、とか想像すると怖くなってくるくらいの大胆で贅沢な手法です。

物語は何気ない日常を重ねていく形で語られ、とりわけ派手な事件が起こるというワケではありません。少年にとって「大事件」になりそうなものはいくつも発生しますが客観的にドラマチックな事は何も起こりません。ラストシーンですら、他愛の無い少年のある日の一コマで幕を閉じます。そんな何気ない日々の中、一人の少年が確固たるパーソナリティを確立していく過程こそがこの言ってしまえば平坦な物語をダイナミックなものにしています。

メイソンだけでなく両親を演じたイーサン・ホーク、パトリシア・アークエットも見た目に少しずつ変化が生じていきます。特にパトリシア・アークエットは見た目はもちろん離婚によってシングルマザーになり、子育てと労働に疲れながらも猛勉強して大学で教鞭をとれるようになるまでを演じ切り、アカデミー賞主演女優賞などの数々の賞を獲得しました。

実際に12年かけて撮影してるので主観だけでなく客観的な時間も過ぎていきます。
それはイラク戦争やオバマ大統領選出と言った社会的なニュースももちろんですが、「ハリー・ポッター」の新作であったり、「スター・ウォーズ」「ダークナイト」等の映画、Xbox、コールド・プレイの楽曲など21世紀に入ってからのサブカルチャーの変遷が同時代性を持って登場するのが物語の良いアクセントになっています。野球ファンにとってはアストロズのユニフォームを着た当時43歳のロジャー・クレメンスが登板したゲームが登場するのに胸熱になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

平坦と言えば平坦な物語が2時間45分続くので人を選んでしまう映画ではありますが、今後滅多な事では同様の作品は出ないであろうこの映画を「昔こういうのがあった」ではなく新作として楽しめる幸運は何物にも代えがたい。紛れも無く21世紀の映画史に名を刻む一作です。
幸い根強い支持を得ているようで、封切は昨年11月ですが公開から3か月経っても上映が続くロングランになっています。まだまだ機会はあるので興味のある方は是非映画館へ足を運んでいただきたいですね。

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先週職場で2月恒例の健康診断が。
職場での健診は胸部だけでなく胃部レントゲン撮影もできるバスを派遣してもらってクリニックなどに行く事無く社内で全てを済ますように手配してくれるのはありがたいのですが、バリウム飲むから朝食抜かなきゃいけないのに「会社の業務は止めない」という無茶振り。結果、食事抜きで2時間ほど力仕事をこなしてからの健診になるので大抵血圧が妙に高い数字になります(苦笑)
あと、できればバリウム飲むまでは水も飲むなとか言われているのですが、無理。空腹はともかく渇きは我慢できません。

こんばんは、小島@監督です。
まあ取り敢えず体重が昨対比4㎏マイナスだったのでとりあえずオッケー!これは「誤差」とは言わせないぞ(笑)!

さて、今回の映画は「エクソダス:神と王」です。

紀元前1,300年頃のエジプト。セティ1世(ジョン・タトゥーロ)の下で兄弟同然に育ったラムセス(ジョエル・エドガートン)とモーゼ(クリスチャン・ベール)は、ヒッタイト族との戦いで活躍し国内での名声を確かな物にしつつあった。そんなある日、ヘブライ人奴隷たちが働く街ピトムへの視察に向かったモーゼはそこで奴隷たちの長ヌン(ベン・キングスレー)と出会う。そのヌンによりモーゼは驚くべき自身の出生の秘密がもたらされる。

「エイリアン」や「グラディエーター」などの数々の大作をものしたリドリー・スコットの新作は、まさに絢爛という言葉が相応しい、大きなスケールの映像を楽しめる作品です。

題材は紅海を割っての脱出劇で有名な旧約聖書の「出エジプト記」。
舞台でも定番の題材ですし、映画でも黎明期より度々映画化されています。特に有名なのはチャールトン・ヘストンが主演した「十戒」(1956年製作)でしょう。預言者であり絶対的な武勇を誇るモーゼを「ローマ彫刻のような」と謳われたマッチョな肉体でダイナミックに演じてみせ、ヘストンの代表作の一つになりました。監督したセシル・B・デミルは1923年にも同じ題材を撮っていて(この時の邦題は「十誡」)、サイレント映画ながら「テクニカラー二色法(モノクロフィルムに赤・緑の2色のフィルターを通した映像を1本のフィルムに交互に記録して上映しカラー映像を再現する手法)」によるカラー映像が楽しめる最初期の作品として映画史にその名を残しています。

先述の「十戒」を含め、モーゼというと大抵杖を持ったビジュアルで登場するのですが「エクソダス」では武人としての一面がひときわ強調され、杖より剣を握る事の方が多い造形です。面白いのは映像化される「出エジプト記」は大抵モーゼが「英雄」でラムセスが「絶対悪」と善悪の2色がはっきり分かれている事が多いのですが、「エクソダス」ではモーゼもラムセスも弱さも醜さも隠さない人物として描かれます。「地に足が着いた」とでも言いましょうか。
この辺りの感覚は物語の方にも現れ、いわゆる「十の奇跡」ではかなり生々しい疫病の発生過程が描かれると同時に作中でその論理的な解説が施されるなど、類似作品との明確な差別化が図られています。
しかしそうは言っても監督がリドリー・スコットなので全てがセリフで語られる事など無く、人物の表情や仕草、映像の編集などである程度観客に「読む」事を求め、決してわかりやすい作りはしてないので観る人によってはその辺りで好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

「出エジプト記」の解釈としてこういうものがどうなのか?というのももちろん、そもそも昨今の世界情勢からして今この題材をチョイスするのはどうなのよ?と疑問を抱く方もいらっしゃるでしょうが、きらびやかな衣装、巨大なセット、大勢のエキストラを擁したこのゴージャスそのものの映像はいかなハリウッドと言えどもそうそう実現できるものではなく、物語の解釈に対する賛否はさておきこの映像を楽しむためだけでも映画館に足を運ぶ価値は充分にある作品です。
既に公開も後半に差し掛かってはいますが、せっかくのこの機会にまさに「大作」と呼ぶに相応しいこの映画を楽しんでみて欲しいですね。

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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
バレンタインSPということで、チョコレートの交換が行われました。私は今回「ポケモンチョコパイ オメガルビー・アルファサファイア」を頂きました。64番の方、ありがとー!入れ物の缶が丈夫いのでいろいろ使いでがありそうです!

こんばんは、小島@監督です。
そう言えば昨年のクリスマスSPの時はポケモンのエネコのぬいぐるみでした。もしかしたら同じ方かも。て言うかコレは何の啓示(笑)?遂に私もポケモンに手を出せと?やめて、私はアイマスとプリキュアで手一杯よ!

さて、今回は映画ではなくイベントの話、私とショーグンさん、いつきさんの3人は歌会を中座して昨日開催された「THE IDOLM@STER MOVIE Completion Party」のライブビューイングに行ってきました。
「Completion Party」とは即ち「打ち上げ」、昨年公開された劇場版を締めくくるためのイベントです。正直言って昨年のそれも1月に公開された映画の「打ち上げ」と称するイベントを1年以上も経ってから開催するのはどうなの?という気も無くは無いですが、まあそこはそれ!それだけ愛されてる証拠って事で(笑)!


写真は当日配布された「式次第」、「乾杯」に「祝電披露」まであってなかなか本格的なプログラムです。古参のファンにとっては高木順一郎(演じていたのは故・徳丸完氏)、順二郎の2人が連名表記されているのに胸が熱くなります。
ちなみに本会場ではわざわざ客席に乾杯用のドリンクまで用意されていたとか。
面白いのは「打ち上げ」を前面に打ち出したイベントだけあって、この手のライブイベントで定石のグッズ販売が行われなかったことでしょうか。敢えて興行収益の一翼を担う部分をオミットしてみせた辺りに、主催者の心意気が窺えます。その分赤字が凄そうですが(苦笑)
なお、「祝電披露」はアニメアイマスを監督した錦織敦史氏の手紙と今回のイベントに出演できなかった765プロメンバーのビデオメッセージ上映でした。

出演したキャストの方々は私服での登壇で、また楽曲の披露も全体で3曲と少なめ。プログラムで「余興」と称された部分は、イベント開始前はライブパートだろうと思っていましたが、実際はもっとバラエティに富んでいました。
劇場版製作スタッフも交えてのトークあり、劇場版の内容にちなんだ(かなり難易度の高い)クイズバトルありとこれまでのアイマスイベントからするとかなり異色の内容。あまり他のアニメやゲームのイベントには参加しないので比較対象がほとんど無いのですが、一般的なアニメのイベントってもしかしたらこういうものなのかもしれませんね。
中でも出色はキャスト達による舞台朗読劇でしょう。劇場版の後日譚としてクライマックスのアリーナライブの後、765プロのメンバーとゲスト出演したミリオンスターズのメンバー達が打ち上げパーティーに出席する、と言った内容なんですが、もう5年近くアイマスのライブイベントを観てきたものの、出演者がそのキャラクターをガッチリ演じてる所を観るのは実は初めてで、何か物凄い新鮮で結構ボルテージ上がりました(笑)
出演者の表情が良くクローズアップされるライブビューイングではそれぞれが台本にどのような書き込みをしてるのかもチラッと垣間見えてその辺も新鮮でした。

トーク中心の緩い構成だったり正味3時間弱と最近4時間半~5時間が一般化しつつあるアイマスライブイベントにしては短い上演時間でしたが、実に充実した時間を過ごせた気分です。
先述の朗読劇の終わりにはVTRが上映され、アニメ「アイドルマスター」の軌跡とともに、7月に開催されるライブの第1報が!
遂にドームですよ、ドーム!しかも既に仕事だなんだでスケジュールが埋まりつつある今夏の僅かな空隙にドンピシャ!今こそ自分に忠を尽くす時!10周年、全力で行きますよ!

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先週突如告知されたキングレコード初のアニソンフェス、「KING SUPER LIVE2015」、水樹奈々や田村ゆかり、宮野真守、angela、陰陽座と言ったメンバーも然る事ながら出演者の中に何と林原めぐみが!
90年代の林原めぐみ全盛期直撃世代としてはさすがにスイッチ入らざるを得ないですよ。何とかしてチケットをゲットしてステージを観に行きたいところ。

こんばんは、小島@監督です。
でも会場がさいたまスーパーアリーナと言えどこれは倍率高そうだな…

さて、今回の映画は「マエストロ!」です。

解散したオーケストラで第1バイオリンを務めていた香坂(松坂桃李)は、しかし次の就職先がなかなか見つからずにいた。そんな中香坂の下にオーケストラ再結成と復活コンサート開催の知らせがもたらされる。
指定された練習場は廃工場、集まったのは楽団員の中でも再就職先が決まらない「負け組」たち。試しに音を合わせてみても音色はとてもプロと呼べるものではない。
そこに現れたのが再結成を企画した天道(西田敏行)だった。経歴も素性も一切不明、指揮棒の代わりに大工道具を振り回し、自分勝手で強引な方法で練習を進めていく。果たしてオーケストラは復活コンサートを成功されられるまでに持って行けるのか!?

破天荒な指揮者のもとで復活を果たそうとする楽団員の奮闘を時にコミカルに時に感動的に描く作品です。原作は「神童」「ピアノの森」など音楽をモチーフにした作品を数多く描いているさそうあきらのコミックで、監督は「毎日かあさん」の小林聖太郎、脚本は「サマーウォーズ」のシナリオを手掛けた奥寺佐渡子が担当しています。

この映画、とにもかくにも西田敏行の怪演が眩いばかりの光を放ちます。小汚い格好で大工道具を振り回し、強引かつ思いつきのような練習方法で楽団員を翻弄していく指揮者天道をものの見事に演じ切ります。指揮演技の指導と監修を佐渡裕が担当しているのですが、素人目にはダブって見えてしまう位に佐渡裕の動きを再現してみせて西田敏行の技量の深さに驚かされます。
他にもこの映画は斎藤暁、濱田マリ、嶋田久作、松重豊と脇役の顔触れも個性的。個性的、というかアクが濃すぎて主役の松坂桃李が少々霞み気味です。別に松坂桃李が大根だとか華が無いとかいうワケではないのですが、これはさすがに相手が悪すぎたと言わざる得ません(苦笑)

物語の方は原作が単行本3巻分と比較的分量が短いこともあってコミック原作の映画化にありがちなぶつ切り感が少ないのがポイントです。ただそれでも個々のキャラクターの掘り下げを俳優の技量と解釈に頼ってしまっている傾向があり、エピソードとしてもう一歩踏み込んだ描写があったらな、と感じられる部分がいくつかあったので、できれば2時間の映画というよりはショートシリーズの連続ドラマとかで観てみたかった気もします。

こまごまと粗が見受けられる作品ではありますが、音楽をモチーフにした映画だけあってBGMも良く、クライマックスのコンサートなどスケールを感じさせる映像が楽しめるシーンもあり、総じて満足度は高い作品です。落ち着いて楽しめる作品を観たい気分の時には適した1本、
興味の方はスクリーンへ足を運んでみて下さい。

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