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ちゅうカラぶろぐ


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スマホで暇つぶしにニュースなどを見ているとその見出しに、

『○○の超セクシーショット満載の写真集発売!』

なんて書かれていると、別に被写体のファンでなくとも、
思わず見に行ってしまうのは、悲しい男のサガですよね。

そうやって釣られて見に行くと、記事自体は間違いなくとも、
セクシーショットな画像の添付は無くて結局見られずに、

「ざっけんな!!」

なんて経験多数。

今ではそういう見出しを見て画像はないだろうなと思いつつ、
でも今回の記事は本当にワンチャンあるんじゃないかと、
やっぱり見に行ってしまうのは、悲しい男のサガですよね。



さて、年が明けて23年になりもう1ヶ月が過ぎようとしています。

長い正月休みでしたので、休みが終わるのが本当に嫌で、
仕事始めは『憂鬱』という字が書けるようになるほどでした。
(いや、やっぱり書けませんけども)

で、仕事が始まると、仕事のヤル気はもともとないですが、
なにかオタクな活動のヤル気も無くなってしまった感じ。

正月休み前は、『ガンダム』も『うる星やつら』も欠かさずに、
配信ながらリアルタイムに近いタイミングで見ていたのに、
休みが終わったら、めっきり見なくなってしまった状態です。

それこそスプラトゥーンも全然触らなくなってしまいましたし、
先日のブログで書いたドラクエ5も全く触っていません。

休み前後で仕事の帰宅時間が大きく変わったワケでもなく、
なぜか帰宅後はダラダラしてYouTubeを見たりして、
ただ寝てしまうといったことが、連日続いてしまっています。

う~ん、これはどうしたことだ?

今回の正月休みがあまりに長かったので、仕事を再開して、
自分に余裕がなくなってしまったのかもしれません。

というか、仕事から帰って来てから何かを始めるために、
準備してという一連の行動が、面倒くさいんでしょうね。

ポケットに入ってたり、自分のすぐ横に転がっているスマホを、
パっと出して動画やネットを見れるのが楽なのかもしれません。

それに気が付いちゃってるのに、何も行動できない弱い自分。

いかんいかん!!何か行動しないとボケてしまう!!

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昨日開催された「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 9thLIVE ChoruSp@rkle!!」を配信で鑑賞。これまで未披露のソロ曲を中心にしつつ、ユニット曲も従来とは一味変えたリミックスで楽しませてくれるパワフルなステージを堪能。10周年を目前に、大きな弾みとなるイベントでした。終わりには久しぶりのツアー開催も発表。初日は4月ともうすぐそこ。10月にはTVアニメもスタートと、メモリアルイヤーは盛りだくさんです。

 こんばんは、小島@監督です。
 実は未だにミリオンライブだけ単独公演を現地で観た事が無いままここまで来てしまいました。10thツアーには名古屋公演もありますし、今度こそ現地勢したいですね。

 さて、今回の映画は「銀河英雄伝説わが征くは星の大海」「新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)」4Kリマスター版です。

 遠い未来、銀河系に進出した人類は、皇室と貴族が支配する専制国家である「銀河帝国」と共和制を標榜する「自由惑星同盟」に二分され150年に渡る戦いが続いていた。
 宇宙暦795年帝国暦486年、「第四次ティアマト会戦」と呼ばれる戦役が勃発した。慢性化した戦いの一つに過ぎないと思われたその戦役は後の歴史において重要な意味を持つことになる。帝国軍の若く野心的な大将ラインハルト・フォン・ミューゼル(声・堀川亮)、帝国軍の作戦参謀ヤン・ウェンリー(声・富山敬)、二人の天才軍略家の運命が、初めて交錯する瞬間であった。

 田中芳樹による長篇スペースオペラ小説「銀河英雄伝説」、その発刊40周年を記念して1988年にスタートし、10年以上かけて本伝110話外伝52話を描き上げたロングシリーズの劇場版2作品、プロローグである「わが征くは星の大海」と本伝1~2話で描かれた「アスターテ会戦」を新たなエピソードを織り交ぜて劇場用作品として再アニメ化した「新たなる戦いの序曲」を4Kリマスター化したものが公開されています。
 コロナ禍で外出規制されたり職場から休業指示が出ていた頃、ちょうどAmazonプライムで配信されていたので数か月かけて全話完走しましたが、自宅で観たときはほとんどiPadでしたしせっかくスクリーンで観られるのならと2週連続で観に行ってきました。

 文語体のダイアローグ、マーラーやラヴェルなどクラシックを基調に構成されたBGM、さながら古典劇のようで今観ても実に重厚かつ品格に溢れた画面をスクリーンで楽しめるのはそれだけで意味があると思いますが、今作何より特筆に値するのは4Kへのリマスターの丁寧さでしょう。「新たなる戦いの序曲」を監督した清水恵蔵が監修を行いオリジナルネガを原版として、全てをクリアにして高精細な画面にできることが技術的に可能であるにもかかわらず、昔のセルアニメは何もかも綺麗にすると却ってのっぺりした画面に見えることもあるからか時にはほこりもそのまま残してある(だから宇宙船が動くとともにほこりが横にスライドしていくように見えるショットもある)など敢えてフィルムの質感を重視した画面作りを行ったことで、4Kリマスターでありながら35㎜フィルムの映像を観ているような気分を覚えたほどです。

 音声についても同様で、技術的には上映用素材をベースに疑似的な5.1chサウンドを構築するのも可能だそうなのですが、今回は敢えて当時音響監督を務めた明田川進監修のもと、三十数年前の音声と効果音のテープ素材をすべて集めて(なんとNGテイクまで含めて全て保管されていたそう)1から5.1chに組み直したそうです。その甲斐あって「わが往くは星の大海」のクライマックス、ラヴェルの「ボレロ」が流れる中で展開する第四次ティアマト会戦の一連のシーンや「新たなる戦いの序曲」でのヤンが旧友ラップとジェシカのプロポーズを見守るシーンなど、音楽の効果が強いシーンが見事な仕上がりを見せています。
 映像のオリジナルネガもそうですが、音声素材もが30年以上の時を経ても使える状態で保管されいた事、また当時を知るスタッフが健在でいた事、全てが揃っていないとこれはできない。2018年からよりモダンに再アニメ化されたシリーズ「Die Neue These」が製作されていることも追い風になった事でしょう。作品自体が現在まで生き残っていることも含めて多くの幸運に支えられている作品だなと思います。

 4Kリマスターってただ高精細にするだけじゃなくこういうこともできるのかと、ちょっと印象が変わりました。こういう形で旧作と新たに出会える機会があるというのは嬉しいですね。
 しかし今年は年初から旧作ばかり見ている気がする。新作も観ないとな~(笑)

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あるメンバーと、とうとう歌会が始まるねーとLINEしていたら、

「歌会始まるザマスよー
行くでガンスー
フンガー」

と、『怪物くん』テイストな返信がきました。
あ、今では『らき☆すた』のイメージの人のが多いかな?

あらためまして、1年ぶりに歌会の開催となりました。
そして参加確認の電話も今週からスタートいたしますので、
まずはみなさんの声が聞けるのを楽しみにしています。



さて、年始に突然『ドラゴンクエスト』がプレイしたくなりました。

今思えば、なぜ突然にそう思ったのか分かりませんが、
何かしら、そう思わせてしまうきっかけがあったのでしょう。

ドラゴンクエストはなんと『1』が1986年に発売されてから、
ナンバリング(正当な続編?)だけで『11』まで出ています。
「さらっ」と紹介しましたが、37年も前のことになるんですね。

実は私、ドラクエは『5』までしかプレイしたことがありません。
ゲーム大好きなんて言いつつ意外とメインどころでも、
意外とプレイしていないタイトルも数多くあったりします。

アニメや漫画でも『スラムダンク』や『ジョジョ』なども、
1話、1ページとして読んだことも見たこともなかったり。

ドラクエは『6』以降も買ってはいて積んではいるのですが、
やっぱりゲームが進まなかった1番の原因となるのは、
中部からの歌声のサークル活動がメインだったのでしょう。

で、年始に始めたドラクエは『5』だったりするのですが、
今回はスーパーファミからのリメイク『ニンテンドーDS』版。

『5』はスーパーファミコンでの発売当時プレイしていて、
確か・・・高校3年くらいだったような気がします。

「6からやればいいじゃんw』と言われそうな気もしますが、
久しぶりにやるなら懐かしさやリハビリ込めてということで。

そして懐かしんでプレイするはずだった『5』ですが、
自分でビックリするくらいに内容を覚えていませんでした。

初プレイから30年も経っているのでしょうがないですが、
それでも、ここまで覚えていないものなのかと思います。
唯一覚えていたのは物語中に結婚するエピソードくらいです。

もうほとんど新作をプレイしているような感覚なので、
それはそれで普通に物語が楽しめて結構満喫しています。
一度プレイしたゲームを新鮮に楽しめて得した気分ですね。

ところで、昔に超ハマったゲームやアニメなどを、
もう一回記憶をなくして楽しみたいものってありますよね。

みなさんはそんな記憶を無くして楽しみたいものないですか。

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昨年公開されるや絶賛を浴び、現在も上映中のインド映画「RRR」のドルビーシネマ版の上映が今月20日から開始されるそうです。コレの何が面白いって、本国インドにはまだドルビーシネマに対応した映画館が無いにもかかわらず、アメリカで体感したドルビーシネマの迫力に憧れたラージャマウリ監督がそれ用のバージョンを作っちゃったそうです。そんなノリと勢いで出来上がったドルビーシネマ版、ただでさえ面白い映画がどのように変わるのか楽しみです。

 こんばんは、小島@監督です。
 ただ問題は3時間の長尺故にタイミングを掴めるかどうかってところですね~

 さて、今回は久しぶりに映画館探訪記。前にこのネタ書いたのいつだっけ?と思って過去ログ調べてみたら2018年。実に5年ぶり!
 年明け、大須へ行ってきました。自分のようにまだ正月休みの最中だった人と、もう仕事が始まってる人が行き交いごった返す商店街の通りからほんのちょっぴり外れたところ、万松寺の裏手あたり、「まんだらけ」からもほど近いところにそれはあります。

「大須シネマ」です。
 開館は2019年。戦前には20館以上、戦後も昭和30年代の最盛期には14館あったという大須の映画館。ですが最後の1館が1988年に閉館して以降、今では全て無くなってしまった常設映画館の復活を模索した方たちがNPO法人を設立、クラウドファンディングからの寄付や賛助会員の援助を得てオープンしました。
 ところが翌年にコロナ禍を受けてオープンから僅か1年で休館を余儀なくされます。2020年7月、NPO法人の解散と共に副支配人が代表を務めるデザイン会社「大丸」(デパートとは無関係)が運営を引き継ぎ同年8月に再オープンし現在に至ります。


 待合室のロビーと場内の様子。基本は旧作を上映する、いわゆる「名画座」ですが日によってはeスポーツのイベントなども行う貸しホールとしても機能しています。
 座席数は42席。写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、スクリーンが少々高いところに設えられており最前列や2列目からだと自分が思うよりも高い位置を見上げることになるかしれません。


 この日上映されていたのは「ゼイラム」を含めて3本。私が観たのは「ゼイラム」のみ。1991年の作品で、監督は後に「牙狼(GARO)」シリーズを手掛けることになる雨宮慶太。彼にとっては初の劇場公開作品でもあります。低予算作品ながらストップモーション・アニメやオプチカル合成などの特撮がふんだんに取り入れられたほか、当時としては珍しくCGも積極的に採用されました。また、造形作家・竹谷隆之によるゼイラムのデザインも高く評価されています。好評を博し1994年には続編が公開されたほか、OVA「イ・リ・ア」としてアニメ化もされています。技術的に過渡期にあった時期の特撮やVFXの様相を良く表した作品と言えるでしょう。ずいぶん昔にレンタルで観たっきりの作品で、細かいところはだいぶ忘れていましたが、今観るとどうしてもB級くささが拭えない部分を差し引いても当時のクリエイティブな仕事ぶりが見事でなかなかに楽しめる逸品でした。
 ところで写真にあるこの整理券、そのまま次回上映以降1週間は割引券として使えます。

 出だしから大きな障害にぶつかった映画館ではありますが、このまま他のミニシアターとは独自路線を歩んで定着して行ってほしいですね。私も今後も足を運んでいけたらなと思っています。

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まずは年末年始も休みなく働いていた方、お疲れ様です。

やっぱり私達がお休みの時でも働いている方がいるから、
美味しいもの食べられたり、カラオケだってできます。

そして私ですが自動車業界に勤めていることもあって、
今回の休みは11連休とかなり長い休みをいただきました。

正直、連休明けの不安と何もしていないという不安で、
休みが長いのもこれはこれで不健全な気がしていました。

そして本日は長かった休みも最終日となり明日から出勤。
連休が終わるということで・・・・・・

いやだぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!
もっと休みたいぃぃぃぃぃぃぃっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!



さて、歌会もやっと1年ぶりに開催することとなりました。

このコロナ禍でしたので歌会の開催がなかなかできずとも、
それでもいつでも開催はできるようにする必要があるので、
お店には基本的に予約は毎月入れた状態にしていました。

ですがやっぱり開催はできないとの判断が続いており、
その度に歌会のキャンセルをし続ける必要がありました。

いつも大人数でワガママなお店の使い方をしていたし、
キャンセルばかりしていたのにずっと対応していてくれた
『JOYSOUND金山』には本当に申し訳なく思っています。

ですので、せめてキャンセルをする時は電話ではなく、
直接お店に行き店員の顔を見てそれを伝えていました。

『中部からの歌声』のLINEグループではキャンセルの度に、
JOYSOUND金山に毎月も来ていたことを伝えていましたね。

別にお店に来たアリバイ作りと言うワケではないのですが、
なんとなく来るたびにお店の外観を撮影していたのですが、
毎月お店を撮影する私ってヘンな人だと思いました。

そんな先日、たまたま金山に来る用事があったので、
せっかくなのでちょっとお店に寄ってみようと思った私。

お店に入るとちょうど良く顔馴染みの店員がいましたので、
まずは「あけましておめでとうございます!」と定番の挨拶。

店員さんに同じように新年の挨拶を返していただいたのちに、
その店員さんが続けて「やっぱりキャンセルですか?!」と、
むしろ今回は待ち望んでいた反応にちょっと嬉しくなります。

そして私は「今月はやりますと伝えに来ました」と言うと、
「キャンセルじゃないのに来たのですか?」とまた良い反応。

しかしそれと同時に私の中にまた歌会を再開するんだという、
ちょっとした覚悟というか気合みたいなものができましたね。

久しぶりにイベントのお知らせハガキも発送しました。
みなさんも確認されているかと思います。
(届いていないメンバーの方は連絡くださいね)

1年ぶりの歌会、よろしくお願いします!

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皆さん、明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願い致します。
 年末、仕事納めのあとサウナへ。休職中やその前後、幾人かの方から薦められていたものの行かずじまいになっていたのを丁度いいしとこの機会にと行ってきました。良く言う「ととのう」とかはイマイチ分からないのですが、サウナ→水風呂→休憩のムーブを3セットも決めればそりゃ指先までホカホカして気分が良い。その日の晩も睡眠導入剤を使うことなく長時間ぐっすり眠れたのでなるほどもっと早くからやってみても良かったかなと思いましたね。
 
 こんばんは、小島@監督です。
 サウナ、これからもちょいちょい機会を見つけて行った方が良いかもしれない。

 さて、今年最初の映画は「かがみの孤城」です。

 中学生のこころ(声・當真あみ)は学校での居場所を失くし、自室に引きこもる日々が続いていた。ある日、突然部屋の鏡が光り出した。こころは吸い込まれるように鏡に触れるとその中に吸い込まれ、気が付くと大きな孤城の前に居た。城には自分と同じような状況の6人の中学生が。さらに狼の仮面をかぶった「オオカミさま」(声・芦田愛菜)という少女が現れ、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。
 期限は1年間。戸惑いながらもこころたちの奇妙な日々が始まる。

 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国」「アッパレ!戦国大合戦」の2作品で大きな話題を集めて後、「河童のクゥと夏休み」「カラフル」など海外でも高い評価を得る原恵一監督の最新作がお正月映画の一つとして公開されました。原作も近年「朝が来る」「ハケンアニメ!」と映像化が相次ぐ辻村深月。かなり「強い」布陣と言えるでしょう。
 
 実に原恵一らしい登場人物の心情に寄り添った繊細でリリカルなテリングが活きた作品です。
 ファンタジックな設定と物語であるにもかかわらず、地に足が付き、また決して大仰には進んでいかず、物語に潜む謎よりもむしろこころたちの「生きづらさ」やそれにどうにか向き合おうとする葛藤の方に強くフォーカスされているのが特徴です。寄りにも寄って眼鏡をかけた少年が謎解きの代名詞みたいな声で喋る上にひとネタキメてくれるキャラクターもいたりしますがそこはそれ(笑)
 アニメ映画としていくらかデフォルメされたものになっていますが、こころたちが受けるいじめの描写がかなり容赦が無く、現在それに直面している方、あるいはかつてそうだった方にはかきむしられるような思いをする方もいるかもしれません。ですがただ露悪的にそういうものを描き出すのではなくその先に大きな希望が待っているのでどうか少しだけ踏みとどまって欲しいですね。

 原作がジュブナイル小説ということで、作中に用意された謎や伏線もそれほど難しいものではなく聡い人なら中盤くらいで気づいてしまうかもしれないのですが、だからと言ってカタルシスが削がれることは無いところに作劇の巧さが光ります。終盤のダイナミックな伏線回収のスピード感は見事としか言いようが無く、正直鳥肌が立つほどでした。
 エンドクレジットにもある趣向が施されているのですが、これがもう反則と言っていいレベルで思わず落涙。

 この作品で自分の中の何かが救われた気持ちになる方も、あるいは一生の宝物になる方もいるかもしれません。実に気持ちの良い作品でした。私、自身を持ってお薦めします。是非多くの方にこの映画をご覧になって頂きたいですね。

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今年は自分のメンタルが遂に限界に来て1ヵ月休職したのが何よりのトピック。来年は心身共に健康でいたい。

 こんばんは、小島@監督です。

 さて、今年最後の更新となる今回は恒例の、「今年の5本」と題して今年の映画を振り返ります。
例年同様現在の鑑賞可能状況も記載しますので参考になれば幸いです。

1.トップガン・マーヴェリック
 今年は洋画・邦画ともに豊作に感じられた1年でした。甲乙つけがたい名作だらけの中で1本だけ選ぶならこれ。名優トム・クルーズの孤高とも言うべき矜持と覚悟がスクリーンを疾走します。既にBlu-rayとDVDもリリースされ配信も始まっていますが、わずかながら現在でも劇場で上映が続いています。

2.RRR
 ナートゥをご存じか?圧倒的インド。観るエナドリ。何もかもが爆盛の超絶エンターテインメント。ただ全力で鑑賞するのだ!現在ロングラン公開中。版権の問題なのかインド映画はソフト化が他と比べると遅い傾向にあるため興味ある方は是非とも上映中に機会を掴まえて欲しいですね。

3.ハケンアニメ!
 邦画なら今年はこれが随一でした。アニメ創作現場の葛藤を熱量たっぷりに描くお仕事エンターテインメント。背中を押される気分になる方もきっと多いはず。Blu-ray/DVD/各種配信発売中。

4.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
 少年の青春の終わりに、3人のスパイダーマンが集結する。煮え切らないままに完結させられた過去のシリーズも全て肯定し、新たな一歩を描いてみせた奇跡のような1本。正直今年正月にこれを観たときはいきなり今年のトップが来たかと思いましたが、まさかそれを上回る作品がこんなにポンポン現れようとは想像以上です。Blu-ray/DVD/各種配信発売中。

5.THE FIRST SLAM DUNK
 原作者井上雄彦自らが監督する新たなる「SLAM DUNK」、精密を極める音響と空間設計がもたらすバスケットボールのリアリズムに酔いしれる凄み溢れるアニメ映画になりました。現在公開中。好評を得てロングランになりそうです。

 5本選ぶならこんな感じ。今年はコロナ禍の鬱憤を晴らすかのように傑作が数多く上映される年になりました。また、配信が鑑賞のフォーマットとして定着しつつある中で、「映画館で鑑賞する」ことの意味を強く持つ作品が続々と登場するようになったのも大きいですね。
 さて、ここからはそれ以外にも印象に残った作品を振り返ります。こちらは鑑賞順に列記していきます。

・チック、チック…ブーン!
 アンドリュー・ガーフィールドがミュージカル「RENT」を生み出した夭折の作家ジョナサン・ラーソンの半生を演じるミュージカル。成功を夢見ながらも上手くいかず時間だけが過ぎていく青年の葛藤を誠実かつダイナミックに描きます。私は劇場上映で鑑賞しましたが実は上映の方が限定的で基本フォーマットはNetflix。
・ウェスト・サイド・ストーリー
 巨匠スティーブン・スピルバーグの手によるブロードウェイ・ミュージカルの定番の映画化。計算され尽くした映像の凄みに圧倒される。Blu-ray/DVD/各種配信発売中。
・ザ・バットマン
 「バットマン」の最新作は「DC」の「D」は「ディテクティブ(探偵)」の「D」、というのを思い出させてくれる逸品。しかしDC映画は最近迷走が激しくてこの先どこへ行ってしまうのか。Blu-ray/DVD/各種配信発売中。
・ハッチングー孵化‐
 フィンランド発の奇妙なホラー。少女の秘密が幸福な家族の仮面をはぎ取っていく。かなりエグイが忘れ難い印象を残す1本。DVD発売中。
・シン・ウルトラマン
 庵野秀明・樋口真嗣のコンビが送る新たなるウルトラマン。徹底して空想科学テイストを前面に押し出した画作りが良くも悪くも鮮烈。Amazonプライムにて配信中。Blu-ray/DVDは2023年4月12日発売予定。
・メタモルフォーゼの縁側
 17歳の女子高生と75歳のおばあちゃんがBLコミックを通じて交流する異色のドラマ。繊細な心の機微を美しい映像と演技で見せてくれます。Blu-ray/DVD/各種配信発売中。
・神々の山嶺
 夢枕獏の小説を原作に、何とフランスでアニメ化。切り詰めたタイトな構成で登頂に挑む男の心情を描き出します。ソフト化はまだ先のようですがAmazonプライムにて2023年1月6日より配信開始予定。
・ONE PIECE FILM RED
 劇場版ワンピースの新機軸。それにしてもヒロインのウタが連日年末の歌番組を席巻するようになろうとは。8月封切作品ながら現在も上映が続いています。
・NOPE/ノープ
 ジョーダン・ピール監督が描く「最悪の奇跡」とは。様々なオマージュやリスペクトも感じられるユニークなスリラー。配信発売中。Blu-ray/DVDは2023年1月6日発売予定。
・ブレット・トレイン
 東京発京都行の高速鉄道の中で殺し屋たちのバトルロワイアルが始まる。ブラッド・ピットを始めとした一級の名優たちが全力でB級を作りにかかっている悪ノリが楽しい。Blu-ray/DVD/各種配信発売中。
・サバカン/SABAKAN
 1980年代の長崎を舞台に、少年のひと夏の冒険を描く佳作。心地良い涼風のような作品だ。不定期に上映が続いているほか、ソフトについては草彅剛・稲垣吾郎・香取慎吾3人のユニット「新しい地図」のオフィシャル通販にて受注販売されています。
・ロード・オブ・ザ・リング三部作
 映画自体は2002~2004年の作品ですが、今年4Kリマスター・IMAXフォーマットで再上映されました。映画そのものが持つパワーをようやく余すことなく上映できるようになったのだなと思わされる映画体験でした。
・ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
 1本の映画の全てを懸けて語られる、若くして世を去った俳優チャドウィック・ボーズマンへ向けた哀悼の言葉。こういう作りが許されるほどの喪失感の大きさを作り手も受け手も共有しているというのは他では得難い経験でした。現在公開中。
・すずめの戸締まり
 新海誠監督の最新作は、初めて現実の災害である東日本大震災を正面から描くものになりました。前作「天気の子」よりは尖った部分が少なくなりましたが、その分作品の軸足はしっかりしたものになったように感じられます。現在公開中。
・窓辺にて
 国際的にも評価を高めつつある今泉力哉監督の最新作は同氏らしい等身大の恋愛模様を独特のリズムの会話で綴る会話劇。起伏も少なく145分と長尺なのにそれで退屈と感じさせない不思議な心地良さがある。現在公開中。
・犯罪都市THE ROUND UP
 冷酷非道な犯罪者に挑むのは、最強の男マ・ドンソク。自身のストロングポイントが良く分かってるマ・ドンソクの迷いの無い役者っぷりが楽しく、濃度と熱量の高いノワールを気持ちよく観ていられる。現在公開中。またBlu-ray/DVDは2023年4月5日発売予定。
・アバター/ウェイ・オブ・ウォーター
 映画の進化、そのそばにはいつもジェームズ・キャメロン。むしろ彼でなければ扱いきれないところまで来てしまっているのだろうか。現在公開中。この圧倒的な没入感は是非3Dで味わって頂きたい。
・時には昔の話を
 昨年没した俳優・森山周一郎の足跡を、生前収録された当人のインタビューを中心に構成したドキュメンタリー。TVドラマがまだ生放送で製作され、洋画や海外ドラマの吹替が勃興したTV黎明期から活躍し、やがて「刑事コジャック」という当たり役を掴み、遂に代名詞ともいうべき「紅の豚」に至る道のりを綴ります。チャーミングさとダンディズムに溢れた森山周一郎氏の言動に痺れながら、語られる数多くのトピックに好奇心を刺激される逸品。各地のミニシアターで不定期上映中。ただ今年の上映分は全て終了。ソフト化の予定も今のところ無いとか。

 改めて振り返ると今年は邦画を結構観ているなという印象。多分「ハケンアニメ!」の影響かも(笑)
 来年はどんな映画に出会えるでしょうか。

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