自分のスマホもauなので、例の大規模障害をどストライクで食らってしまいました。取り立てて特別な用事があるでなく自宅にはWi-Fiもあるので不便を感じる時間は少なかったですが、これが何か緊急事態の只中だったらと思うとゾッとします。
こんばんは、小島@監督です。
通信回線というインフラがどれだけ生活に深く食い込んでいるか、普段散々使っている癖にこういう事にならないと実感しない自分の感覚もちょっと怖い。
さて、今回の映画は「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」です。
かつて孫悟空(声・野沢雅子)によって壊滅させられたレッドリボン軍、その再興を目指す男・マゼンタ(声・ボルケーノ太田)は、野望達成のためにある人物に接触を試みる。その名はDr.ヘド(声・入野自由)。かつて人造人間やセルを造り上げたDr.ゲロの孫であるDr.ヘドは祖父に負けない高い頭脳を持っていた。マゼンタはDr.ヘドに最強の人造人間の創成を持ちかける。
数か月後、山岳地帯の一角でピッコロ(声・古川登志夫)は孫悟飯(声・野沢雅子)とビーデル(声・皆口裕子)の娘であるパン(声・皆口裕子)に武術の稽古をつけていた。稽古を終えてパンを帰し、ピッコロは一人になって瞑想していたところを突然襲撃を受ける。襲撃者は「ガンマ2号」(声・宮野真守)、Dr.ヘドが造り上げた人造人間である。
原作漫画の連載開始が1984年ということを思うと実に息が長い「ドラゴンボール」、数十年単位でジャパン・アニメカルチャーのアイコンであり続けているのも驚きですが、1980年代から主要キャストが変わらないまま未だに新作が製作されているのは驚異というほかありません。そんな「ドラゴンボール」の劇場版は1996年を最後に一度途絶えたものの、2013年の「神と神」で復活。以後は数年に1本のペースで製作されており、今作は再始動後4作目となります。
今作の大きなポイントは主人公を孫悟空ではなくピッコロと孫悟飯に据えている点。特に孫悟空とベジータ(声・堀川りょう)は序盤で物語の主線からフェードアウトしてラストまで全く出て来ません。見事なまでの思い切りの良さ。
主眼が知恵者のピッコロに移ったことで物語に思わぬメリハリの良さが生まれました。今作のピッコロ、敵地に変装して潜入して情報収集したり自陣のメンバーのコンディションを把握したり、戦闘始めるまでにがっつり態勢を整えます。ドラゴンボールでこんなに修行以外の事前準備を大事にするエピソードが見られるとはちょっと驚き。
序盤はちょっと展開がもっさりしているものの、状況が揃ったらあとはもうノンストップのバトルシーンで盛り上げます。ファイトアクションの構成とスピード感は前作である「ブロリー」が一つの到達点だったと思いますが、今作も見せ方のバリエーションの面白さという意味では負けていません。そこにピッコロと孫悟飯のパワーアップや、ガンマ1号、2号、Dr.ヘド、マゼンタらのキャラクターのエピソードを上手く混ぜ込み、ラストにはピッコロと孫悟飯の師弟であり親子のようでもある2人のユニークな関係性が築いた絆を感じさせる描写を入れて、なかなかにハイ・ボルテージな仕上がりになっています。70どころか80の境に到達してなお枯れない演技を見せる野沢雅子、古川登志夫ら大ベテランのシャウトを劇場で観れるのも今や大きな特色。同じ東映にも「プリキュア」や「ONE PIECE」など10年選手も数多くいる中、今も一大ブランドであり続ける底力は十分に堪能できる1本です。
気楽に観れて時間いっぱい楽しい作品なので暑さしのぎに丁度いいのではないでしょうか。深く考えなくていい作品を観たい時には是非。
こんばんは、小島@監督です。
通信回線というインフラがどれだけ生活に深く食い込んでいるか、普段散々使っている癖にこういう事にならないと実感しない自分の感覚もちょっと怖い。
さて、今回の映画は「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」です。
かつて孫悟空(声・野沢雅子)によって壊滅させられたレッドリボン軍、その再興を目指す男・マゼンタ(声・ボルケーノ太田)は、野望達成のためにある人物に接触を試みる。その名はDr.ヘド(声・入野自由)。かつて人造人間やセルを造り上げたDr.ゲロの孫であるDr.ヘドは祖父に負けない高い頭脳を持っていた。マゼンタはDr.ヘドに最強の人造人間の創成を持ちかける。
数か月後、山岳地帯の一角でピッコロ(声・古川登志夫)は孫悟飯(声・野沢雅子)とビーデル(声・皆口裕子)の娘であるパン(声・皆口裕子)に武術の稽古をつけていた。稽古を終えてパンを帰し、ピッコロは一人になって瞑想していたところを突然襲撃を受ける。襲撃者は「ガンマ2号」(声・宮野真守)、Dr.ヘドが造り上げた人造人間である。
原作漫画の連載開始が1984年ということを思うと実に息が長い「ドラゴンボール」、数十年単位でジャパン・アニメカルチャーのアイコンであり続けているのも驚きですが、1980年代から主要キャストが変わらないまま未だに新作が製作されているのは驚異というほかありません。そんな「ドラゴンボール」の劇場版は1996年を最後に一度途絶えたものの、2013年の「神と神」で復活。以後は数年に1本のペースで製作されており、今作は再始動後4作目となります。
今作の大きなポイントは主人公を孫悟空ではなくピッコロと孫悟飯に据えている点。特に孫悟空とベジータ(声・堀川りょう)は序盤で物語の主線からフェードアウトしてラストまで全く出て来ません。見事なまでの思い切りの良さ。
主眼が知恵者のピッコロに移ったことで物語に思わぬメリハリの良さが生まれました。今作のピッコロ、敵地に変装して潜入して情報収集したり自陣のメンバーのコンディションを把握したり、戦闘始めるまでにがっつり態勢を整えます。ドラゴンボールでこんなに修行以外の事前準備を大事にするエピソードが見られるとはちょっと驚き。
序盤はちょっと展開がもっさりしているものの、状況が揃ったらあとはもうノンストップのバトルシーンで盛り上げます。ファイトアクションの構成とスピード感は前作である「ブロリー」が一つの到達点だったと思いますが、今作も見せ方のバリエーションの面白さという意味では負けていません。そこにピッコロと孫悟飯のパワーアップや、ガンマ1号、2号、Dr.ヘド、マゼンタらのキャラクターのエピソードを上手く混ぜ込み、ラストにはピッコロと孫悟飯の師弟であり親子のようでもある2人のユニークな関係性が築いた絆を感じさせる描写を入れて、なかなかにハイ・ボルテージな仕上がりになっています。70どころか80の境に到達してなお枯れない演技を見せる野沢雅子、古川登志夫ら大ベテランのシャウトを劇場で観れるのも今や大きな特色。同じ東映にも「プリキュア」や「ONE PIECE」など10年選手も数多くいる中、今も一大ブランドであり続ける底力は十分に堪能できる1本です。
気楽に観れて時間いっぱい楽しい作品なので暑さしのぎに丁度いいのではないでしょうか。深く考えなくていい作品を観たい時には是非。
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