リリース以降大ヒットを記録している「ウマ娘」、先日通話アプリ「Discord」を介して一人がプレイしているのを実況しつつ「如何にすれば目標を達成できるか」を数人がかりであれこれとやり取りしながら進める、というのに参加してみたのですがこれが滅茶苦茶楽しいのです。気づけば翌日出勤だと言うのに深夜にまで及んでしまい寝不足で仕事する羽目に(笑)
こんばんは、小島@監督です。
いや~人のプレイ見てるの参考になるわ~。
さて、今回の映画は「モンスターハンター」です。
現実世界とは異なる並行世界「新世界」、そこでは強力なモンスターを狩るために訓練されたハンターたちがいた。アドミラル(ロン・パールマン)と呼ばれる男が率いるハンターの一団は、ある時モンスター・ディアブロスの強襲を受け離れ離れになってしまう。
一方で現実世界では、アメリカ陸軍レンジャーのアルテミス大尉(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いる国連のセキュリティチームが砂漠で行方不明になった隊の捜索に当たっていた。そこに不気味な嵐が近づき飲まれてしまう。嵐が過ぎ去った時、チームは砂漠の様相が一変していることに驚愕する。そこで行方不明になった兵士たちの遺体を発見した彼らは更に巨大なモンスターの襲撃を受けるのだった。
カプコンの同名ゲームを原作に、「バイオハザード」シリーズの映画化で名を馳せたポール・W・S・アンダーソン監督と主演ミラ・ジョヴォヴィッチという布陣で実写映画化した作品です。カプコンとソニーが再びタッグを組んでゲームを映画化、というタームに原作と独特の距離感を持たせながら興行的に大成功した経験を持つこの布陣はある意味で必然とも言えるでしょう。
実のところ、原作に対し強いリスペクトを持っているだろう割に自分のフィールドに引き寄せて映画を作ってしまうポール・W・S・アンダーソン監督のテイストは今作でもそのままです。
正直言って大味にも程がある作品です。近年はゲーム原作の映画化でも原作へのリスペクトを作品に落とし込みそれを活かした映画が作られるようになってきましたが、この「モンスターハンター」はそうなる前の雰囲気を色濃く残した作品に仕上がってしまっています。
ビジュアルセンスは悪くないものの、いくつもの謎や伏線を提示する割にそれに対してあまり興味を示さないシナリオの在り方そのものが大問題で全体的に知能指数の低い作品です。原作には全くそんな要素はありませんが、元々身体能力や戦闘技術が強い人が異世界でも割とすぐにそのルールを理解し、自身の能力を活かしてモンスターと戦うという流れはどこか「なろう系」ライトノベルを思わせ、それをハリウッドレベルの画作りで映像化しているのでなかなか独特の味わいがあります。
一方でアクションシークエンスはそのアイディアだけでなく、主演ミラ・ジョヴォヴィッチと主人公アルテミスが新世界で出会うハンターを演じるトニー・ジャーの両者の体のキレが素晴らしく、特に中盤に登場する些細な行き違いから両者がガチンコファイトするシーンはピカイチの出来栄えです。ただ「モンスターハンター」というタイトルで一番アクションが冴えるのが人間対人間のシーンというのが問題というだけです。
ただ色々ボロクソに言わざるを得ない割に個人的には「だがそれが良い」で突っ切れて楽しんでしまった1本なのでこんなに言ってるのに実は結構お気に入り。
何よりちゃんとお金をかけて画面作りがされて、かつ何も難しいことを考えなくていい、ただ派手な映像に身を委ねればいい映画は本当に久しぶりでこういう「ボンクラ映画」に飢えに飢えていた私のような向きには原作に対しての忠実さの度合いなど気にせずこのノー天気エンターテインメントをどうぞ観に行っていただきたいと思いますね。劇場から出た途端に忘れてしまいそうな作品も時には必要なのですよ。ま、原作に強い思い入れが無いから言えることかもしれませんがね(笑)!
こんばんは、小島@監督です。
いや~人のプレイ見てるの参考になるわ~。
さて、今回の映画は「モンスターハンター」です。
現実世界とは異なる並行世界「新世界」、そこでは強力なモンスターを狩るために訓練されたハンターたちがいた。アドミラル(ロン・パールマン)と呼ばれる男が率いるハンターの一団は、ある時モンスター・ディアブロスの強襲を受け離れ離れになってしまう。
一方で現実世界では、アメリカ陸軍レンジャーのアルテミス大尉(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いる国連のセキュリティチームが砂漠で行方不明になった隊の捜索に当たっていた。そこに不気味な嵐が近づき飲まれてしまう。嵐が過ぎ去った時、チームは砂漠の様相が一変していることに驚愕する。そこで行方不明になった兵士たちの遺体を発見した彼らは更に巨大なモンスターの襲撃を受けるのだった。
カプコンの同名ゲームを原作に、「バイオハザード」シリーズの映画化で名を馳せたポール・W・S・アンダーソン監督と主演ミラ・ジョヴォヴィッチという布陣で実写映画化した作品です。カプコンとソニーが再びタッグを組んでゲームを映画化、というタームに原作と独特の距離感を持たせながら興行的に大成功した経験を持つこの布陣はある意味で必然とも言えるでしょう。
実のところ、原作に対し強いリスペクトを持っているだろう割に自分のフィールドに引き寄せて映画を作ってしまうポール・W・S・アンダーソン監督のテイストは今作でもそのままです。
正直言って大味にも程がある作品です。近年はゲーム原作の映画化でも原作へのリスペクトを作品に落とし込みそれを活かした映画が作られるようになってきましたが、この「モンスターハンター」はそうなる前の雰囲気を色濃く残した作品に仕上がってしまっています。
ビジュアルセンスは悪くないものの、いくつもの謎や伏線を提示する割にそれに対してあまり興味を示さないシナリオの在り方そのものが大問題で全体的に知能指数の低い作品です。原作には全くそんな要素はありませんが、元々身体能力や戦闘技術が強い人が異世界でも割とすぐにそのルールを理解し、自身の能力を活かしてモンスターと戦うという流れはどこか「なろう系」ライトノベルを思わせ、それをハリウッドレベルの画作りで映像化しているのでなかなか独特の味わいがあります。
一方でアクションシークエンスはそのアイディアだけでなく、主演ミラ・ジョヴォヴィッチと主人公アルテミスが新世界で出会うハンターを演じるトニー・ジャーの両者の体のキレが素晴らしく、特に中盤に登場する些細な行き違いから両者がガチンコファイトするシーンはピカイチの出来栄えです。ただ「モンスターハンター」というタイトルで一番アクションが冴えるのが人間対人間のシーンというのが問題というだけです。
ただ色々ボロクソに言わざるを得ない割に個人的には「だがそれが良い」で突っ切れて楽しんでしまった1本なのでこんなに言ってるのに実は結構お気に入り。
何よりちゃんとお金をかけて画面作りがされて、かつ何も難しいことを考えなくていい、ただ派手な映像に身を委ねればいい映画は本当に久しぶりでこういう「ボンクラ映画」に飢えに飢えていた私のような向きには原作に対しての忠実さの度合いなど気にせずこのノー天気エンターテインメントをどうぞ観に行っていただきたいと思いますね。劇場から出た途端に忘れてしまいそうな作品も時には必要なのですよ。ま、原作に強い思い入れが無いから言えることかもしれませんがね(笑)!
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