「ヒーリングっど♡プリキュア」が最終回に。
コロナ禍の直撃を受けて従来より7,8話短縮されての最終回となりましたが終盤は見事な大団円に着地。病禍に席巻された世界に翻弄されながら果敢に困難に立ち向かい続けたこの作品は、最終回でも重い問いかけを残して次のプリキュアへとバトンを繋いでいきました。
特に終盤にこの作品から発せられた言葉や問いかけが見ていた子供たちに届いているといいですね。
こんばんは、小島@監督です。
来月公開の劇場版も楽しみ。今度は延期されないと良いなぁ。
さて、今回の映画は「ある用務員」です。
元暴力団員だった父を持つ男・深見(福士誠治)は、亡き父の兄弟分であった真島(山路和弘)の娘・唯(芋生悠)をガードするため普段は唯の通う高校で用務員として身を置いていた。
ある日、暴力団の抗争が勃発し真島が殺害されてしまう。更に抗争を仕掛けた者は唯の命をも狙おうとし高校にヒットマンを放った。唯の命を救うため、深見は用務員の仮面を捨て戦場と化した学校から唯と共に脱出を図るが。
認知症となった祖父が車で子供を轢いてしまったことで家族の中で血で血を洗うバトルロイヤルが始まる「ファミリー☆ウォーズ」(2018年)など、独特のテイストでインディーズ時代からバイオレンス色の強い作品を世に送り続ける新星・阪元裕吾の最新作となるバイオレンスアクション映画です。主演は近作でも大河ドラマ「いだてん」や「劇場版仮面ライダーゼロワン」などへの出演が続く福士誠治。意外にもこれが映画初主演作だとか。共演にジェイソン・ステイサムやヒュー・ジャックマンなどの吹替で知られる山路和弘や特撮作品への出演も多い波岡一喜がおり、案外アニメや特撮ファンには馴染み深い顔ぶれが揃っている印象です。
物語は筋立てそのものは至ってシンプル。なのですが、次から次へとカッ飛んだキャラクターたちが登場するので結構癖が強く感じます。後半に差し掛かり舞台が整ってからはとにかくアクション映画が作りたいんだ!という若手監督がその熱量のままに撮っている印象があり良くも悪くも荒っぽいのですが、なかなか楽しませてくれます。
これは収穫、と思わせてくれたのは唯の幼馴染・ヒロを演じる伊能昌幸と学校に集結したヒットマンの一人で女子高生殺し屋コンビの片割れ・シホを演じる伊澤彩織の2人。共に見事なキレのアクションを見せてくれます。特に伊澤彩織は現役のスタントウーマンとして「キングダム」や「るろうに剣心」のスタントダブルを経験している方で、セリフのある役を演じるのはこれが初めてだとか。期待の若手を見つけ出したい向きにもお薦めしたい1本です。ほかにヒットマンたちの依頼主である本田を演じた前野朋哉の怪演ぶりも目に焼き付けてほしいところ。
作品の出来映えで言えば全体的に粗も多く、もっと吹っ切れてほしい部分もあったりしてどうにも惜しい気分になるのですが、このコロナ禍において、原作の無いオリジナルの企画でバイオレンスアクション映画を完成させ公開にこぎつけた熱意は賞賛に値します。決して主流になれるタイプではないとはいえ、こういう流れが生き続けられる業界であり続けてほしいですね。
コロナ禍の直撃を受けて従来より7,8話短縮されての最終回となりましたが終盤は見事な大団円に着地。病禍に席巻された世界に翻弄されながら果敢に困難に立ち向かい続けたこの作品は、最終回でも重い問いかけを残して次のプリキュアへとバトンを繋いでいきました。
特に終盤にこの作品から発せられた言葉や問いかけが見ていた子供たちに届いているといいですね。
こんばんは、小島@監督です。
来月公開の劇場版も楽しみ。今度は延期されないと良いなぁ。
さて、今回の映画は「ある用務員」です。
元暴力団員だった父を持つ男・深見(福士誠治)は、亡き父の兄弟分であった真島(山路和弘)の娘・唯(芋生悠)をガードするため普段は唯の通う高校で用務員として身を置いていた。
ある日、暴力団の抗争が勃発し真島が殺害されてしまう。更に抗争を仕掛けた者は唯の命をも狙おうとし高校にヒットマンを放った。唯の命を救うため、深見は用務員の仮面を捨て戦場と化した学校から唯と共に脱出を図るが。
認知症となった祖父が車で子供を轢いてしまったことで家族の中で血で血を洗うバトルロイヤルが始まる「ファミリー☆ウォーズ」(2018年)など、独特のテイストでインディーズ時代からバイオレンス色の強い作品を世に送り続ける新星・阪元裕吾の最新作となるバイオレンスアクション映画です。主演は近作でも大河ドラマ「いだてん」や「劇場版仮面ライダーゼロワン」などへの出演が続く福士誠治。意外にもこれが映画初主演作だとか。共演にジェイソン・ステイサムやヒュー・ジャックマンなどの吹替で知られる山路和弘や特撮作品への出演も多い波岡一喜がおり、案外アニメや特撮ファンには馴染み深い顔ぶれが揃っている印象です。
物語は筋立てそのものは至ってシンプル。なのですが、次から次へとカッ飛んだキャラクターたちが登場するので結構癖が強く感じます。後半に差し掛かり舞台が整ってからはとにかくアクション映画が作りたいんだ!という若手監督がその熱量のままに撮っている印象があり良くも悪くも荒っぽいのですが、なかなか楽しませてくれます。
これは収穫、と思わせてくれたのは唯の幼馴染・ヒロを演じる伊能昌幸と学校に集結したヒットマンの一人で女子高生殺し屋コンビの片割れ・シホを演じる伊澤彩織の2人。共に見事なキレのアクションを見せてくれます。特に伊澤彩織は現役のスタントウーマンとして「キングダム」や「るろうに剣心」のスタントダブルを経験している方で、セリフのある役を演じるのはこれが初めてだとか。期待の若手を見つけ出したい向きにもお薦めしたい1本です。ほかにヒットマンたちの依頼主である本田を演じた前野朋哉の怪演ぶりも目に焼き付けてほしいところ。
作品の出来映えで言えば全体的に粗も多く、もっと吹っ切れてほしい部分もあったりしてどうにも惜しい気分になるのですが、このコロナ禍において、原作の無いオリジナルの企画でバイオレンスアクション映画を完成させ公開にこぎつけた熱意は賞賛に値します。決して主流になれるタイプではないとはいえ、こういう流れが生き続けられる業界であり続けてほしいですね。
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