先々週くらいのブログで書いた「巨神ゴーグ」、観終わりました!
古典的ともいえる冒険活劇の中に安彦良和氏らしい多面性をまとった人物造形が物語に奥行きを与えてくれ、複雑な余韻を残す結末でした。主人公の悠宇は少年らしい多感な心情描写が光るものの物語全体を通してはそんなに成長せず、むしろ真っ直ぐでひたむきな悠宇と関わったことで変化していく大人たちの姿がより印象に残ります。
放送前に既に完成していたとかで、全編に渡り作画のクオリティが崩れないというバケモノぶりにも驚きましたし、トータルで非常に満足度の高い作品でした。
こんばんは、小島@監督です。
さて次に何を観ようかと考え、既にいくつかお薦めも頂いているのですが、バンダイチャンネルの見放題作品のラインナップを確かめていたらあるタイトルが目に留まったので次は80年代ロボットアニメではなく2010年代にします。
それは「戦姫絶唱シンフォギア」!「歌」がモチーフになってるわ水樹奈々や高垣彩陽などライブイベントに足を運ぶくらい好きな声優が多数出演しているわで、「薦められた」というより、「あなたがこれを観ていないとはどういうこと?」と聞かれたこともあるくらいなので(苦笑)、この機会に観てみます。
さて、今回の映画は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」です。
かつて銀河の危機を救った「スター・ロード」ことピーター・クィル(クリス・プラット)たち「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は相変わらず宇宙を駆け回る日々を送っていた。今日も人工星ソヴリンを治める女帝アイーシャ(エリザベス・デビッキ)の依頼で貴重な「アニュラックス電池」を護る任務を請け負いモンスターと大バトル。
任務は成功したもののアイーシャの尊大な物言いにイラッと来たロケット(声:ブラッドリー・クーパー)はアニュラックス電池をこっそり盗み出していたのだ。ロケットの行いに気づいたアイーシャは大軍を以てピーター達を抹殺しようとする。しかしその時1隻の宇宙船が現れソヴリン軍を蹴散らした!宇宙船から現れた男・エゴ(カート・ラッセル)はピーターに向けて言い放った。「私はお前の父親だ」と。
2014年に公開され、70~80年代ポップミュージックと共にノリと熱さで宇宙の危機に立ち向かうヒーローを描き大ヒットした「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に続編が登場です。スタッフ・キャストもほぼ前作から継続して登板。前作のラストで赤ん坊に生まれ変わってしまった樹木型宇宙人のグルートも前作から引き続いてヴィン・ディーゼルが(吹替え版も遠藤憲一がそのまま!)演じているのが面白いですね。
「アベンジャーズ」に結びつくいわゆる「マーベル・シネマティック・ユニバース」に連なる作品ではありますが傍流ということもあってか製作側も制約の少ない余裕が感じられ、今回も心底楽しい1本に仕上がっています。
何より冒頭の掴みからして素晴らしい。モンスターと熾烈なバトルが繰り広げられているのですがそれが画面の中心にいないのです。この絶妙な緩さが全編に渡って展開することを約束してくれます。
作中大量に仕込まれた「笑い」もドリフのコントのごとく一見して分かりやすいものからかなりマニアックなネタまで様々で、笑わせ方も一本調子でないのも良いですね。特にマニアックな方は相当ハイレベルなものもあるので見つけ出すつもりでトライしてみるのも楽しいでしょう。
笑いに目が行きがちですが物語もなかなかのもの。いきなり現れたピーターの父親エゴとの物語を中心にキャラクター達の「家族」への愛憎に絡むエピソードが多く、中でも前回は割とケチな小悪党に終始してた印象のあるヨンドゥは必見。演じているマイケル・ルーカ―は癖の強い悪役が多い俳優ですが、彼のフィルモグラフィの中でも屈指のキャラクターに昇華したのではないかと思えるほどの名演を見せてくれます。
もちろんアメコミヒーロー映画なのでアクションも一級品。緩急という点では「急」の方にウエイトがより置かれている印象ですが、リズムが良いのでしょう。ダレるということがありません。今回は一般的な3Dでの鑑賞でしたが映像の感じからして4DX辺りとの相性も良さそうです。
そして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ならは忘れてはいけないサウンドトラック!前作の反響もあってか「今作はサウンドトラック用のお金をたくさん用意してくれた(ジェームズ・ガン監督談。パンフレットより引用)」そうで、今回もゴキゲンなナンバーがてんこ盛りだ!もちろんソニーのウォークマン大活躍だ!またサントラ買わなくちゃ!
趣向とサービス精神たっぷりのおまけをこれでもかとばかりに盛り込んだエンドクレジットも楽しく、まさに一級品の娯楽映画。できる人たちが本気を出してふざけるとここまで楽しくなるという良い見本。笑って、熱くなって、ちょっぴりホロッと来る、王道のエンターテインメント。最高に楽しい136分間が待っています。
既に第3作の製作も噂されている上に「アベンジャーズ」の次回作にも登場がアナウンスされている「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、今後の展開も楽しみです。
古典的ともいえる冒険活劇の中に安彦良和氏らしい多面性をまとった人物造形が物語に奥行きを与えてくれ、複雑な余韻を残す結末でした。主人公の悠宇は少年らしい多感な心情描写が光るものの物語全体を通してはそんなに成長せず、むしろ真っ直ぐでひたむきな悠宇と関わったことで変化していく大人たちの姿がより印象に残ります。
放送前に既に完成していたとかで、全編に渡り作画のクオリティが崩れないというバケモノぶりにも驚きましたし、トータルで非常に満足度の高い作品でした。
こんばんは、小島@監督です。
さて次に何を観ようかと考え、既にいくつかお薦めも頂いているのですが、バンダイチャンネルの見放題作品のラインナップを確かめていたらあるタイトルが目に留まったので次は80年代ロボットアニメではなく2010年代にします。
それは「戦姫絶唱シンフォギア」!「歌」がモチーフになってるわ水樹奈々や高垣彩陽などライブイベントに足を運ぶくらい好きな声優が多数出演しているわで、「薦められた」というより、「あなたがこれを観ていないとはどういうこと?」と聞かれたこともあるくらいなので(苦笑)、この機会に観てみます。
さて、今回の映画は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」です。
かつて銀河の危機を救った「スター・ロード」ことピーター・クィル(クリス・プラット)たち「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は相変わらず宇宙を駆け回る日々を送っていた。今日も人工星ソヴリンを治める女帝アイーシャ(エリザベス・デビッキ)の依頼で貴重な「アニュラックス電池」を護る任務を請け負いモンスターと大バトル。
任務は成功したもののアイーシャの尊大な物言いにイラッと来たロケット(声:ブラッドリー・クーパー)はアニュラックス電池をこっそり盗み出していたのだ。ロケットの行いに気づいたアイーシャは大軍を以てピーター達を抹殺しようとする。しかしその時1隻の宇宙船が現れソヴリン軍を蹴散らした!宇宙船から現れた男・エゴ(カート・ラッセル)はピーターに向けて言い放った。「私はお前の父親だ」と。
2014年に公開され、70~80年代ポップミュージックと共にノリと熱さで宇宙の危機に立ち向かうヒーローを描き大ヒットした「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に続編が登場です。スタッフ・キャストもほぼ前作から継続して登板。前作のラストで赤ん坊に生まれ変わってしまった樹木型宇宙人のグルートも前作から引き続いてヴィン・ディーゼルが(吹替え版も遠藤憲一がそのまま!)演じているのが面白いですね。
「アベンジャーズ」に結びつくいわゆる「マーベル・シネマティック・ユニバース」に連なる作品ではありますが傍流ということもあってか製作側も制約の少ない余裕が感じられ、今回も心底楽しい1本に仕上がっています。
何より冒頭の掴みからして素晴らしい。モンスターと熾烈なバトルが繰り広げられているのですがそれが画面の中心にいないのです。この絶妙な緩さが全編に渡って展開することを約束してくれます。
作中大量に仕込まれた「笑い」もドリフのコントのごとく一見して分かりやすいものからかなりマニアックなネタまで様々で、笑わせ方も一本調子でないのも良いですね。特にマニアックな方は相当ハイレベルなものもあるので見つけ出すつもりでトライしてみるのも楽しいでしょう。
笑いに目が行きがちですが物語もなかなかのもの。いきなり現れたピーターの父親エゴとの物語を中心にキャラクター達の「家族」への愛憎に絡むエピソードが多く、中でも前回は割とケチな小悪党に終始してた印象のあるヨンドゥは必見。演じているマイケル・ルーカ―は癖の強い悪役が多い俳優ですが、彼のフィルモグラフィの中でも屈指のキャラクターに昇華したのではないかと思えるほどの名演を見せてくれます。
もちろんアメコミヒーロー映画なのでアクションも一級品。緩急という点では「急」の方にウエイトがより置かれている印象ですが、リズムが良いのでしょう。ダレるということがありません。今回は一般的な3Dでの鑑賞でしたが映像の感じからして4DX辺りとの相性も良さそうです。
そして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ならは忘れてはいけないサウンドトラック!前作の反響もあってか「今作はサウンドトラック用のお金をたくさん用意してくれた(ジェームズ・ガン監督談。パンフレットより引用)」そうで、今回もゴキゲンなナンバーがてんこ盛りだ!もちろんソニーのウォークマン大活躍だ!またサントラ買わなくちゃ!
趣向とサービス精神たっぷりのおまけをこれでもかとばかりに盛り込んだエンドクレジットも楽しく、まさに一級品の娯楽映画。できる人たちが本気を出してふざけるとここまで楽しくなるという良い見本。笑って、熱くなって、ちょっぴりホロッと来る、王道のエンターテインメント。最高に楽しい136分間が待っています。
既に第3作の製作も噂されている上に「アベンジャーズ」の次回作にも登場がアナウンスされている「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、今後の展開も楽しみです。
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