私は割とズボラなので手帳は仕事で付き合いのあるメーカーさんからいただいた物をそのまま使うことが多く、自分から買って使うことはあまりありません。
ですが、たまには自分で選んで購入するのも良いなと思い、東急ハンズで探していたら目に入ってしまったのがコレ。
「モレスキン・フィルムジャーナル」!
ノートのページレイアウトを鑑賞した映画のデータや感想などをまとめる為に特化してデザインされた逸品!何この私の為にある様なノート!
気が付いたら2,800円もするのについうっかり買ってしまいました。
こんばんは、小島@監督です。
あ、一応手帳は手帳でちゃんと忘れず買いました。
さて、今回の映画は記念すべき(?)そのノートに書き込んだ最初の1本、4人のマジシャングループが仕掛ける奇想天外なクライム・サスペンス「グランドイリュージョン」です。
スライハンドマジックの達人・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)、脱出マジックアーティスト・ヘンリー(アイラ・フィッシャー)、相手の心を操るメンタリスト・メリット(ウディ・ハレルソン)、ストリートハスラー・ジャック(デイヴ・フランコ)の4人は何者かに贈られたタロットカードに導かれて「フォー・ホースメン」と名乗るグループを結成。ラスベガスの会場で大勢の客が見守る中遠く離れたパリの銀行から320万ユーロを奪取してみせる。
その大胆不敵な手口に、彼らを逮捕すべくFBIのディラン(マーク・ラファロ)、インターポールのアルマ(メラニー・ロラン)だけでなくそのトリックを暴こうとするサディアス(モーガン・フリーマン)らがフォー・ホースメンを追う。
フォー・ホースメンの真の目的は何であるのか。彼らを呼び集めたのは誰なのか。全てが集うニューヨークで壮麗なイリュージョンと共に真実が明かされる!
「トランスポーター」や「タイタンの戦い」を手掛けたルイ・レテリエがまた非常に独創性溢れる痛快な作品を生み出しました。
それぞれに特技を持った個性的な4人のイリュージョニストのチームが大胆不敵なトリックで大金を奪って行くという姿を軽快に描くこの物語は「オーシャンズ」シリーズを思い起こさせますし、そんな彼ら「フォー・ホースメン」を猪突猛進なFBIが追うという構図は「ルパンⅢ世」の様でもありますね。
物語の最大の肝とも言えるマジックの数々もデヴィッド・カッパ―フィールドら超一流のマジシャンの監修と訓練の元、華々しい絢爛さを持ちながらほとんどCGに頼らない説得力のある映像が続々と展開し非常に惹きつけられます。
敢えて古風でアナログな35mmフィルムで撮影してるのも良いですね。
物語の運び方も伏線の張り方が非常に巧みでクライマックスで明かされる真相に驚かされながらもそれを不自然とは感じさせないところが見事です。
ミステリアスなオープニングからロマンティックな余韻を残す小粋なエンディングまで、1分足りとて観客を退屈させないよう計算されたその作りはまさに一級品のマジックショーを観てるかのよう。
これぞエンターテインメント。本当に楽しい映画です。スカッとしたい方は是非!個人的に何度でも観返したくなりそうです。(今のところそんな暇は無いですが(苦笑))
ですが、たまには自分で選んで購入するのも良いなと思い、東急ハンズで探していたら目に入ってしまったのがコレ。
「モレスキン・フィルムジャーナル」!
ノートのページレイアウトを鑑賞した映画のデータや感想などをまとめる為に特化してデザインされた逸品!何この私の為にある様なノート!
気が付いたら2,800円もするのについうっかり買ってしまいました。
こんばんは、小島@監督です。
あ、一応手帳は手帳でちゃんと忘れず買いました。
さて、今回の映画は記念すべき(?)そのノートに書き込んだ最初の1本、4人のマジシャングループが仕掛ける奇想天外なクライム・サスペンス「グランドイリュージョン」です。
スライハンドマジックの達人・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)、脱出マジックアーティスト・ヘンリー(アイラ・フィッシャー)、相手の心を操るメンタリスト・メリット(ウディ・ハレルソン)、ストリートハスラー・ジャック(デイヴ・フランコ)の4人は何者かに贈られたタロットカードに導かれて「フォー・ホースメン」と名乗るグループを結成。ラスベガスの会場で大勢の客が見守る中遠く離れたパリの銀行から320万ユーロを奪取してみせる。
その大胆不敵な手口に、彼らを逮捕すべくFBIのディラン(マーク・ラファロ)、インターポールのアルマ(メラニー・ロラン)だけでなくそのトリックを暴こうとするサディアス(モーガン・フリーマン)らがフォー・ホースメンを追う。
フォー・ホースメンの真の目的は何であるのか。彼らを呼び集めたのは誰なのか。全てが集うニューヨークで壮麗なイリュージョンと共に真実が明かされる!
「トランスポーター」や「タイタンの戦い」を手掛けたルイ・レテリエがまた非常に独創性溢れる痛快な作品を生み出しました。
それぞれに特技を持った個性的な4人のイリュージョニストのチームが大胆不敵なトリックで大金を奪って行くという姿を軽快に描くこの物語は「オーシャンズ」シリーズを思い起こさせますし、そんな彼ら「フォー・ホースメン」を猪突猛進なFBIが追うという構図は「ルパンⅢ世」の様でもありますね。
物語の最大の肝とも言えるマジックの数々もデヴィッド・カッパ―フィールドら超一流のマジシャンの監修と訓練の元、華々しい絢爛さを持ちながらほとんどCGに頼らない説得力のある映像が続々と展開し非常に惹きつけられます。
敢えて古風でアナログな35mmフィルムで撮影してるのも良いですね。
物語の運び方も伏線の張り方が非常に巧みでクライマックスで明かされる真相に驚かされながらもそれを不自然とは感じさせないところが見事です。
ミステリアスなオープニングからロマンティックな余韻を残す小粋なエンディングまで、1分足りとて観客を退屈させないよう計算されたその作りはまさに一級品のマジックショーを観てるかのよう。
これぞエンターテインメント。本当に楽しい映画です。スカッとしたい方は是非!個人的に何度でも観返したくなりそうです。(今のところそんな暇は無いですが(苦笑))
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先日リリース直前のドラマの先行上映会に行ってきました。
タイトルは「レボリューション」
ある日突然、地球上から全ての電力が消失した世界。文明崩壊後のアメリカを舞台に大量の謎と共に展開するサバイバル・アクション・ミステリーです。
製作総指揮に「LOST」「FRINGE」や近年では「スタートレック」シリーズの監督も務めるJ.J.エイブラムス、「SUPERNATURAL」のエリック・クリプキ、「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローという錚々たるメンバーで、アメリカンドラマ好きにはこれだけで取り敢えず1回くらいは観てみようかな、と思わせる布陣です。
ドラマでコレだけやれるって凄ぇなと感心するほど作りこまれたスケールの大きな映像と、初回から小さな謎はあまり引っ張らないスピーディーな展開が特徴ですが、シーズンが重なっていくと設定に色々齟齬が出てきそうな不安も無くはないですね(苦笑)いずれにしても鑑賞できたのが最初の2話なのでその辺の判断はまだできない状況です。しかも2話がまた良い所で終わるんだ(笑)
こんばんは、小島@監督です。
「レボリューション」は11月6日よりBlu-ray&DVDセルORレンタルスタート!ただでしかもホール上映で見せて貰ったのでこれくらいの宣伝はしないとね(笑)!
さて、今回の映画は今や秋の風物詩と言っても良くなったプリキュアの最新作「映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス」です。
相田マナ(声・生田目仁美)はかつて母と祖母が結婚式で着たウェディングドレスを譲り受けて大喜び。学校でも放課後のお茶会でもドレスや結婚、将来の話で持ち切りだ。
そんなある夜、オモイデの国の王マシュー(声・谷原章介)が現れた。かつて人々に忘れられ捨てられたりした物の怒りと悲しみを思い知らせるため、街の人間を次々と思い出の中に閉じ込めてしまう。何故かマナに特別な感情を抱くマシューを不思議に思いながらもマナ達は人々を救うためプリキュアに変身しマシューに挑むがあえなく敗れ去り、彼女たち自身も思い出の中に閉じ込められてしまうのだった。
劇場版プリキュアの新作は、これまでの劇場版でも幾度か使われた「忘れられたモノたちの悲しみが襲う」というモチーフです。昨年の「スマイル」も近しいシチュエーションだったので「またか」と思う方もいるのでしょうが、原則的に3~6歳くらいの女の子が最重要ターゲットなこのシリーズで、テーマが被ってる位の事を大きいお友達は怒ってはいけません(笑)。
この映画の優れている所は過ぎ去った日々がマナ達を苦しめはしますが、同時に救いもするという点です。「思い出」とは決してぬるま湯のように浸る「懐かしさ」だけでなく未来へと踏み出す「礎」でもある事を力強く指し示すこの物語は主人公・マナの変身時の名前である「キュアハート」とも絶妙にリンクさせた物語になっており、そのテーマ性の表現はこれまでのシリーズ作品に勝るとも劣らないと言えるでしょう。
それから今回の映画にはこれまでのプリキュアシリーズには無かった「あるシーン」が登場しており、正直そのシーンが出てきた時はかなり驚きました。それが何かは観て確かめてください。プリキュアシリーズを知ってる方ほど驚いてしまうはずです。
この映画のもう一つのポイントは劇場版としては久々に芸能人からのゲスト出演である谷原章介の予想外に高い声優としての演技力です。他の声優陣と比べてもほとんど遜色の無い演技な上に声質が変に浮いていないというのも驚きで、この映画だけに限らずTVシリーズでレギュラー出演してる所も観てみたくなるレベルです。
特に前半画の粗いカットがいくつか散見される点や恒例のミラクルライトの使い所がこれまで以上に強引な所などの欠点もありますが、総じてレベルの高い作品で東映の看板シリーズのパワーを見せつけてくれる1本です。
子供向けと侮らず、観てみる価値はありますよ。
タイトルは「レボリューション」
ある日突然、地球上から全ての電力が消失した世界。文明崩壊後のアメリカを舞台に大量の謎と共に展開するサバイバル・アクション・ミステリーです。
製作総指揮に「LOST」「FRINGE」や近年では「スタートレック」シリーズの監督も務めるJ.J.エイブラムス、「SUPERNATURAL」のエリック・クリプキ、「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローという錚々たるメンバーで、アメリカンドラマ好きにはこれだけで取り敢えず1回くらいは観てみようかな、と思わせる布陣です。
ドラマでコレだけやれるって凄ぇなと感心するほど作りこまれたスケールの大きな映像と、初回から小さな謎はあまり引っ張らないスピーディーな展開が特徴ですが、シーズンが重なっていくと設定に色々齟齬が出てきそうな不安も無くはないですね(苦笑)いずれにしても鑑賞できたのが最初の2話なのでその辺の判断はまだできない状況です。しかも2話がまた良い所で終わるんだ(笑)
こんばんは、小島@監督です。
「レボリューション」は11月6日よりBlu-ray&DVDセルORレンタルスタート!ただでしかもホール上映で見せて貰ったのでこれくらいの宣伝はしないとね(笑)!
さて、今回の映画は今や秋の風物詩と言っても良くなったプリキュアの最新作「映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス」です。
相田マナ(声・生田目仁美)はかつて母と祖母が結婚式で着たウェディングドレスを譲り受けて大喜び。学校でも放課後のお茶会でもドレスや結婚、将来の話で持ち切りだ。
そんなある夜、オモイデの国の王マシュー(声・谷原章介)が現れた。かつて人々に忘れられ捨てられたりした物の怒りと悲しみを思い知らせるため、街の人間を次々と思い出の中に閉じ込めてしまう。何故かマナに特別な感情を抱くマシューを不思議に思いながらもマナ達は人々を救うためプリキュアに変身しマシューに挑むがあえなく敗れ去り、彼女たち自身も思い出の中に閉じ込められてしまうのだった。
劇場版プリキュアの新作は、これまでの劇場版でも幾度か使われた「忘れられたモノたちの悲しみが襲う」というモチーフです。昨年の「スマイル」も近しいシチュエーションだったので「またか」と思う方もいるのでしょうが、原則的に3~6歳くらいの女の子が最重要ターゲットなこのシリーズで、テーマが被ってる位の事を大きいお友達は怒ってはいけません(笑)。
この映画の優れている所は過ぎ去った日々がマナ達を苦しめはしますが、同時に救いもするという点です。「思い出」とは決してぬるま湯のように浸る「懐かしさ」だけでなく未来へと踏み出す「礎」でもある事を力強く指し示すこの物語は主人公・マナの変身時の名前である「キュアハート」とも絶妙にリンクさせた物語になっており、そのテーマ性の表現はこれまでのシリーズ作品に勝るとも劣らないと言えるでしょう。
それから今回の映画にはこれまでのプリキュアシリーズには無かった「あるシーン」が登場しており、正直そのシーンが出てきた時はかなり驚きました。それが何かは観て確かめてください。プリキュアシリーズを知ってる方ほど驚いてしまうはずです。
この映画のもう一つのポイントは劇場版としては久々に芸能人からのゲスト出演である谷原章介の予想外に高い声優としての演技力です。他の声優陣と比べてもほとんど遜色の無い演技な上に声質が変に浮いていないというのも驚きで、この映画だけに限らずTVシリーズでレギュラー出演してる所も観てみたくなるレベルです。
特に前半画の粗いカットがいくつか散見される点や恒例のミラクルライトの使い所がこれまで以上に強引な所などの欠点もありますが、総じてレベルの高い作品で東映の看板シリーズのパワーを見せつけてくれる1本です。
子供向けと侮らず、観てみる価値はありますよ。
昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回部屋のメンツが良かったのもあってか、皆さんの選曲が何だか全体的に俺得だったのでとても楽しい時間を過ごせました。
こんばんは、小島@監督です。
それにしても今回じゃんけん大会でマルチのフィギュアを頂いてしまいましたが、いくら格ゲーに登場してるとは言え現在になってもマルチがフィギュア化されてるなんて知らなくてビックリしました。私が原典の「To Heart」プレイしたの大学生の頃ですよ。
さて、今回の映画は2人の少女の葛藤と成長を繊細なタッチで描いた「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界」です。
1962年ロンドン。同じ日に同じ病院の隣のベッド同士で生まれた幼馴染のジンジャー(エル・ファニング)とローザ(アリス・イングラート)は、何をするにも一緒の大の仲良し。学校をさぼっては宗教や政治、ファッションについて語り合ったり、ヒッチハイクして男の子と遊んだりタバコを吸ってみたりしていた。
しかしジンジャーはローザの「永遠の愛」を追い求めながら遊び歩くその自由奔放さに次第に付いて行けなくなってゆく。折しもラジオからはキューバ危機のニュースが連日のように流れ続け、その関心は核へと向かっていき反核運動へと傾倒し始めるのだった。
作品について何だかんだ言う前に主演エル・ファニングのチート気味の可憐さに目が行く映画です(笑)。思索を巡らしてる時の表情とか反則じゃねぇ?とか言いたくなるレベルです。
エル・ファニングが演じるジンジャーは少しずつ心の距離感が開いていくローザとの関係と、キューバ危機(wikipediaで調べてみるのも良いでしょうが、映画「13デイズ」やゲーム「メタルギアソリッド3」などでも詳しく描かれています。興味があれば是非)がもたらす核戦争への不安を同じ地平で考えているような、まさに少女の時を生きているという言葉が相応しく、監督サリー・ポッター(「タンゴ・レッスン」{耳に残るは君の歌声」など)の色彩感覚にも優れた演出手腕がその葛藤を見事に描き出します。
また、作中のBGMにセロニアス・モンクやマイルス・デイヴィス、シャドウズなど、1960年代にラジオやレコードで良く聞かれていたであろうモダン・ジャズの数々を監督自ら選曲して使用しており、その使われ方も演出に一役買っていて良いですね。
次第に反核運動に傾倒していくジンジャーですが、彼女がそうまでして愛し破滅を恐れ守りたかった「世界」は、しかし核戦争ではなく別の力で終わりを迎えます。それは突き詰めて行けば奔放に見えて実はあくまで「永遠の愛」を追い求めるローザと別の生き方を夢見るジンジャーとの違いが決定的なまでに表面化した結果と言えるでしょう。そしてそれに直面したジンジャーがある決意をした瞬間に、彼女の少女としての時間も終わりを告げる事になります。その変化を眼差し一つで演じきったエル・ファニングはやはり只者ではありません。
それにしてもまたしてもミニシアターの限定公開作品とか取り上げちゃってすいません。そろそろアニメ映画とか行きたいところですね。プリキュアとかね(笑)!
今回部屋のメンツが良かったのもあってか、皆さんの選曲が何だか全体的に俺得だったのでとても楽しい時間を過ごせました。
こんばんは、小島@監督です。
それにしても今回じゃんけん大会でマルチのフィギュアを頂いてしまいましたが、いくら格ゲーに登場してるとは言え現在になってもマルチがフィギュア化されてるなんて知らなくてビックリしました。私が原典の「To Heart」プレイしたの大学生の頃ですよ。
さて、今回の映画は2人の少女の葛藤と成長を繊細なタッチで描いた「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界」です。
1962年ロンドン。同じ日に同じ病院の隣のベッド同士で生まれた幼馴染のジンジャー(エル・ファニング)とローザ(アリス・イングラート)は、何をするにも一緒の大の仲良し。学校をさぼっては宗教や政治、ファッションについて語り合ったり、ヒッチハイクして男の子と遊んだりタバコを吸ってみたりしていた。
しかしジンジャーはローザの「永遠の愛」を追い求めながら遊び歩くその自由奔放さに次第に付いて行けなくなってゆく。折しもラジオからはキューバ危機のニュースが連日のように流れ続け、その関心は核へと向かっていき反核運動へと傾倒し始めるのだった。
作品について何だかんだ言う前に主演エル・ファニングのチート気味の可憐さに目が行く映画です(笑)。思索を巡らしてる時の表情とか反則じゃねぇ?とか言いたくなるレベルです。
エル・ファニングが演じるジンジャーは少しずつ心の距離感が開いていくローザとの関係と、キューバ危機(wikipediaで調べてみるのも良いでしょうが、映画「13デイズ」やゲーム「メタルギアソリッド3」などでも詳しく描かれています。興味があれば是非)がもたらす核戦争への不安を同じ地平で考えているような、まさに少女の時を生きているという言葉が相応しく、監督サリー・ポッター(「タンゴ・レッスン」{耳に残るは君の歌声」など)の色彩感覚にも優れた演出手腕がその葛藤を見事に描き出します。
また、作中のBGMにセロニアス・モンクやマイルス・デイヴィス、シャドウズなど、1960年代にラジオやレコードで良く聞かれていたであろうモダン・ジャズの数々を監督自ら選曲して使用しており、その使われ方も演出に一役買っていて良いですね。
次第に反核運動に傾倒していくジンジャーですが、彼女がそうまでして愛し破滅を恐れ守りたかった「世界」は、しかし核戦争ではなく別の力で終わりを迎えます。それは突き詰めて行けば奔放に見えて実はあくまで「永遠の愛」を追い求めるローザと別の生き方を夢見るジンジャーとの違いが決定的なまでに表面化した結果と言えるでしょう。そしてそれに直面したジンジャーがある決意をした瞬間に、彼女の少女としての時間も終わりを告げる事になります。その変化を眼差し一つで演じきったエル・ファニングはやはり只者ではありません。
それにしてもまたしてもミニシアターの限定公開作品とか取り上げちゃってすいません。そろそろアニメ映画とか行きたいところですね。プリキュアとかね(笑)!
先日再上映が始まったので「パシフィック・リム」を再見してきました。最初に観たのは2D字幕版でしたが今回は3D吹替版。しかもIMAX!
吹替で観ると元々のコミックらしさがより一層際立つ感じですね。巨大ロボVS巨大怪獣というビジュアルが3Dにするとより立体感が増して迫力がパワーアップするのも良いですね。
こんばんは、小島@監督です。
実は同じ映画を(それも映画館で)2Dと3Dの両方で見比べてみた事は今まで無かったので、その辺も興味深く楽しめました。
ま、今回取り上げるのはそれとは全くジャンルも違う映画、ロバート・レッドフォード監督・主演のサスペンス「ランナウェイ/逃亡者」です。
1960年代から70年代にかけてベトナム戦争反対を訴えながら全米各地で襲撃を繰り返した極左過激派グループ・ウェザーマン。彼らはミシガン州の銀行を襲撃した際警備員の一人を射殺。実行犯の一人は後に逮捕され、獄死するが、残りの容疑者3名はFBIの指名手配者リストに載るものの名前を変え、逃亡・潜伏して行方をくらました。
それから30年後、結婚し子供をもうけたシャロン(スーザン・サランドン)は自首するためニューヨークへ向かうがその動向を掴んだFBIにより途中のオールバニで逮捕されてしまう。
オールバニで弁護士を務めるジム(ロバート・レッドフォード)は、かつての仲間であるクジマーノ(スティーブン・ルート)からシャロンの弁護を依頼されるが、断ってしまう。
同じ頃、オールバニの地元紙の記者ベン(シャイア・ラブーフ)は編集長からシャロンの事件を取材を命令され、元恋人でFBI地元支局の捜査官ダイアナ(アナ・ケンドリック)と接触を図り、クジマーノの電話をFBIが盗聴していた事実を知る。
クジマーノからジムの存在を知ったベンだったが、ジムにインタビューを敢行したその日の夜、ジムは幼い一人娘を弟のダニエル(クリス・クーパー)に託し、消息を絶つのだった。
実在した過激派グループ・ウェザーマンをモチーフに、かつての仲間の逮捕をきっかけにFBIと新聞記者に追われながらも、30年前の事件に秘められた真相を追うサスペンス映画です。
日本でも「ロストクライム 閃光」という三億円事件をモデルに30年以上経った事件関係者の交錯を描いた映画がありましたが、それと雰囲気が少し似てますね。
ロバート・レッドフォードにスーザン・サランドン、クリス・クーパーにジュリー・クリスティ、ニック・ノルティと主要キャストのほとんどが70歳前後のお爺ちゃんお婆ちゃんで、記者ベンを演じるシャイア・ラブーフの若造っぷりが絶妙に光ります(笑)
観る前はてっきりFBIとジムの逃亡と追跡に重点を置いているのかと思ったら、全米各地に散ったかつての仲間を尋ねながら消息の知れない最後の容疑者ミミ(ジュリー・クリスティ)と事件の裏に隠された真相を追い、それらをベンが語り部のようになって物語を綴っていきます。
なので、タイトな緊張感溢れるサスペンスを期待していると肩透かしを食ってしまいます。ついでに言うと、メインがご老体ばかりなのでアクションもほとんどありません。あと、何ぼ何でも70代後半のロバート・レッドフォードが11歳の娘の父親役というのはちょっと無理がある気がします(苦笑)
ですが静かに張りつめた空気感の中、過去に囚われた者たちの非常に濃密で芳醇な人間ドラマを楽しめる映画です。
何より、「アメリカン・ニューシネマ(1960~70年代に隆盛した、反体制的な人間の心情を描いた作品群)」で頭角を現したロバート・レッドフォードやジュリー・クリスティらが、現在において当時の罪過に苦悩する役柄を演じてるという図式が非常に興味深く、またちょうど落ち着いたサスペンスが観たいなと思っていた自分の気分にもマッチしていた事もあり、非常に楽しめました。
俳優は豪華なものの正直あまりに地味すぎて人に薦めたものか迷う映画ですが、骨太な作品を観たい向きには最適の一本です。ご興味ある方は是非。
…それにしても何で秋になるとミステリーとかサスペンスとか美味しくなるのでしょう(笑)?
吹替で観ると元々のコミックらしさがより一層際立つ感じですね。巨大ロボVS巨大怪獣というビジュアルが3Dにするとより立体感が増して迫力がパワーアップするのも良いですね。
こんばんは、小島@監督です。
実は同じ映画を(それも映画館で)2Dと3Dの両方で見比べてみた事は今まで無かったので、その辺も興味深く楽しめました。
ま、今回取り上げるのはそれとは全くジャンルも違う映画、ロバート・レッドフォード監督・主演のサスペンス「ランナウェイ/逃亡者」です。
1960年代から70年代にかけてベトナム戦争反対を訴えながら全米各地で襲撃を繰り返した極左過激派グループ・ウェザーマン。彼らはミシガン州の銀行を襲撃した際警備員の一人を射殺。実行犯の一人は後に逮捕され、獄死するが、残りの容疑者3名はFBIの指名手配者リストに載るものの名前を変え、逃亡・潜伏して行方をくらました。
それから30年後、結婚し子供をもうけたシャロン(スーザン・サランドン)は自首するためニューヨークへ向かうがその動向を掴んだFBIにより途中のオールバニで逮捕されてしまう。
オールバニで弁護士を務めるジム(ロバート・レッドフォード)は、かつての仲間であるクジマーノ(スティーブン・ルート)からシャロンの弁護を依頼されるが、断ってしまう。
同じ頃、オールバニの地元紙の記者ベン(シャイア・ラブーフ)は編集長からシャロンの事件を取材を命令され、元恋人でFBI地元支局の捜査官ダイアナ(アナ・ケンドリック)と接触を図り、クジマーノの電話をFBIが盗聴していた事実を知る。
クジマーノからジムの存在を知ったベンだったが、ジムにインタビューを敢行したその日の夜、ジムは幼い一人娘を弟のダニエル(クリス・クーパー)に託し、消息を絶つのだった。
実在した過激派グループ・ウェザーマンをモチーフに、かつての仲間の逮捕をきっかけにFBIと新聞記者に追われながらも、30年前の事件に秘められた真相を追うサスペンス映画です。
日本でも「ロストクライム 閃光」という三億円事件をモデルに30年以上経った事件関係者の交錯を描いた映画がありましたが、それと雰囲気が少し似てますね。
ロバート・レッドフォードにスーザン・サランドン、クリス・クーパーにジュリー・クリスティ、ニック・ノルティと主要キャストのほとんどが70歳前後のお爺ちゃんお婆ちゃんで、記者ベンを演じるシャイア・ラブーフの若造っぷりが絶妙に光ります(笑)
観る前はてっきりFBIとジムの逃亡と追跡に重点を置いているのかと思ったら、全米各地に散ったかつての仲間を尋ねながら消息の知れない最後の容疑者ミミ(ジュリー・クリスティ)と事件の裏に隠された真相を追い、それらをベンが語り部のようになって物語を綴っていきます。
なので、タイトな緊張感溢れるサスペンスを期待していると肩透かしを食ってしまいます。ついでに言うと、メインがご老体ばかりなのでアクションもほとんどありません。あと、何ぼ何でも70代後半のロバート・レッドフォードが11歳の娘の父親役というのはちょっと無理がある気がします(苦笑)
ですが静かに張りつめた空気感の中、過去に囚われた者たちの非常に濃密で芳醇な人間ドラマを楽しめる映画です。
何より、「アメリカン・ニューシネマ(1960~70年代に隆盛した、反体制的な人間の心情を描いた作品群)」で頭角を現したロバート・レッドフォードやジュリー・クリスティらが、現在において当時の罪過に苦悩する役柄を演じてるという図式が非常に興味深く、またちょうど落ち着いたサスペンスが観たいなと思っていた自分の気分にもマッチしていた事もあり、非常に楽しめました。
俳優は豪華なものの正直あまりに地味すぎて人に薦めたものか迷う映画ですが、骨太な作品を観たい向きには最適の一本です。ご興味ある方は是非。
…それにしても何で秋になるとミステリーとかサスペンスとか美味しくなるのでしょう(笑)?
昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回は久しぶりの8耐ということもあってトライしてみたいと思った曲はほとんどやれたほどガッツリ歌わせてもらいました。
他にもメイドさんのコスプレした新人さんがあんてばちゃんとラブライブ踊ってる所を間近で見れたり何だか俺得な一日でした(笑)
こんばんは、小島@監督です。
良く考えたら今年3度目の年男だったんじゃないか、私!
うわ~メンタルはまだ中2から脱却できていないのに…(苦笑)
さて、今回の映画は一風変わった設定のラブコメ映画「ウォーム・ボディーズ」です。
ゾンビが蔓延り人間の生存領域が日に日に狭くなっていく終末世界。ある日ゾンビの青年R(ニコラス・ホルト)は、生活物資の調達に現れた人間の武装グループの中に少女ジュリー(テリーサ・パーマー)を発見し一目惚れしてしまう。Rは他のゾンビたちからジュリーを救い匿うことに。初めはRの異様な行動に怯えるジュリーだったが、その真意に気づく内に2人の関係は次第に特別な物になっていく。
ジュリーへの恋心が深まる内、Rの身体にある変化が起こる。それは人間とゾンビの関係を大きく変革するきっかけになるのだった。
人間とゾンビのラブストーリーというだけでもなかなかユニークですが、一人称が何とゾンビの方で、Rのモノローグで展開するという実に風変わりな物語です。ゾンビ青年が「R」、ヒロインの少女が「ジュリー」なのは「ロミオとジュリエット」に掛けているというところでしょうか。
近いシチュエーションで「さんかれあ」という昨年アニメにもなったコミックがありますが、過去のゾンビ映画のオマージュを大量に散りばめホラー色も強い「さんかれあ」と違い「ウォーム・ボディーズ」はゾンビ映画ながらグロテスクさも少なくマニアックでもないので、ライトなラブストーリーとして非常に敷居の低い観易い映画だと言えるでしょう。
ユニークな物語も目を引きますが、R役ニコラス・ホルト、ジュリー役テリーサ・パーマーの演技にも注目です。特にホルトは、ゾンビなので表情に乏しい中視線一つでジュリーへの恋心を表現してみせ、その繊細な演技力に舌を巻きます。
この映画、ゾンビと人間のラブストーリーいう1アイディアを前面に出し、他の設定はかなり粗いというか緩いので、基本的にはお伽噺を観るようなスタンスで楽しむのが重要です。なので、隙の少ない凝った設定を好む方にはこの緩さには不快感を感じる方もいるかもしれません。
今年公開されたニコラス・ホルトのもう一つの主演作「ジャックと天空の巨人」と比べると随分と公開規模も小さいですが、リメイク流行りと言われているハリウッドにもこんな映画があるのかと懐の深さを感じさせるとても楽しい1本です。こういう映画にもっと注目が集まると最近斜陽と言われている洋画市場も活気づくかもしれませんね。
今回は久しぶりの8耐ということもあってトライしてみたいと思った曲はほとんどやれたほどガッツリ歌わせてもらいました。
他にもメイドさんのコスプレした新人さんがあんてばちゃんとラブライブ踊ってる所を間近で見れたり何だか俺得な一日でした(笑)
こんばんは、小島@監督です。
良く考えたら今年3度目の年男だったんじゃないか、私!
うわ~メンタルはまだ中2から脱却できていないのに…(苦笑)
さて、今回の映画は一風変わった設定のラブコメ映画「ウォーム・ボディーズ」です。
ゾンビが蔓延り人間の生存領域が日に日に狭くなっていく終末世界。ある日ゾンビの青年R(ニコラス・ホルト)は、生活物資の調達に現れた人間の武装グループの中に少女ジュリー(テリーサ・パーマー)を発見し一目惚れしてしまう。Rは他のゾンビたちからジュリーを救い匿うことに。初めはRの異様な行動に怯えるジュリーだったが、その真意に気づく内に2人の関係は次第に特別な物になっていく。
ジュリーへの恋心が深まる内、Rの身体にある変化が起こる。それは人間とゾンビの関係を大きく変革するきっかけになるのだった。
人間とゾンビのラブストーリーというだけでもなかなかユニークですが、一人称が何とゾンビの方で、Rのモノローグで展開するという実に風変わりな物語です。ゾンビ青年が「R」、ヒロインの少女が「ジュリー」なのは「ロミオとジュリエット」に掛けているというところでしょうか。
近いシチュエーションで「さんかれあ」という昨年アニメにもなったコミックがありますが、過去のゾンビ映画のオマージュを大量に散りばめホラー色も強い「さんかれあ」と違い「ウォーム・ボディーズ」はゾンビ映画ながらグロテスクさも少なくマニアックでもないので、ライトなラブストーリーとして非常に敷居の低い観易い映画だと言えるでしょう。
ユニークな物語も目を引きますが、R役ニコラス・ホルト、ジュリー役テリーサ・パーマーの演技にも注目です。特にホルトは、ゾンビなので表情に乏しい中視線一つでジュリーへの恋心を表現してみせ、その繊細な演技力に舌を巻きます。
この映画、ゾンビと人間のラブストーリーいう1アイディアを前面に出し、他の設定はかなり粗いというか緩いので、基本的にはお伽噺を観るようなスタンスで楽しむのが重要です。なので、隙の少ない凝った設定を好む方にはこの緩さには不快感を感じる方もいるかもしれません。
今年公開されたニコラス・ホルトのもう一つの主演作「ジャックと天空の巨人」と比べると随分と公開規模も小さいですが、リメイク流行りと言われているハリウッドにもこんな映画があるのかと懐の深さを感じさせるとても楽しい1本です。こういう映画にもっと注目が集まると最近斜陽と言われている洋画市場も活気づくかもしれませんね。
ここ最近物を噛むと妙に痛みを感じる箇所があり、気になって歯科医に診てもらったら案の定虫歯でした。
しかも以前治療した場所のその詰め物をした下の部分がう蝕して虫歯になってました。
幸い神経を抜いたり抜歯したりと言った事態は避けられましたが、やっぱり怠けず定期的に検診してもらえば良かったなと思いましたね。
こんばんは、小島@監督です。
しかしこの治療中で仮詰めしてる時のもどかしさは、何とも…(苦笑)
さて、今回の映画はドキュメンタリー映画「メキシカン・スーツケース」です。
2007年、メキシコで「スーツケース」と呼ばれる3つの箱が発見された。そこには長く行方不明とされてきたロバート・キャパ(アンドレ・フリードマンと呼ばれることもある)、ゲルダ・タロー(キャパの恋人であり写真家。スペイン内戦のさなか乗ろうとした車輛が戦車と衝突して死亡している)、デヴィッド・シーモア(キャパや他の写真家と共に国際写真家グループ「マグナム・フォト」を結成した)の手によるネガ4,500枚が納められていた。
ネガは非常に良好な状態で残されており、これまでプリントという形でしか残されていなかった3人のスペイン内戦時代の業績が記録されていた。
この映画は、キャパのネガが最終的にICP(国際写真センター)を設立した弟コーネル・キャパの元へ返還されるまでの数奇な運命を関係者の証言で辿ると共に、「スーツケース」がメキシコで発見された事実を通してスペイン内戦時メキシコが果たした役割と今なお消えない内戦の傷痕を当時を生きた世代、それを聞いたその子供や孫たちの言葉を織り交ぜて綴るドキュメンタリーです。
上手い言葉がなかなか見つからないのですが、マグマのように強烈なエネルギーを感じる映画です。恐らくそれは監督であるトリーシャ・ジフ自身が「スーツケース」をコーネル・キャパへと渡るピースの1つであったのも関係してるのかもしれません。
この映画のスタンスは発見されたネガからファシズムと戦った民衆の姿を蘇らせるということと同時に敢えて共同墓地を掘り起しその遺体の身元確認を行う姿なども映しだし、内戦を過去の物ではなく現在のスペインが抱える問題として捉えようとしている点が特徴です。
映画の作り手が当事者の一人であるということも手伝ってか、この映画、恐ろしくストイックであるということがある意味で欠点です。コレに比べると以前このブログでも紹介したドキュメンタリー映画「ヴィダル・サスーン」や「シュガーマン」は随分エンターテインメントしてたなという気がします。作り手の膨大な熱量がほとんどフィルターにもかからず観る者に迫ってくるので86分という短めの尺ながら充実感がありすぎて観終わった後結構体力的に来ます(苦笑)
個人的にこの映画で一番驚き知的好奇心を掻き立てられたのはキャパの写真の多くを現像したという暗室助手チーキー・ヴァイスの存在です。写真を撮影した人間がいるなら現像した人間がいるのは当たり前なのですが何故かずっとキャパの写真はキャパ自身が現像していたと思い込んでいたのでチーキー・ヴァイスに絡む事柄全てが新鮮そのものでした。
この映画、シネマテークというミニシアターでの限定公開なので触れられる機会は少ないでしょう。しかしスペイン内戦を扱った作品は非常に多いのでそれを観たり読んだりするのも悪くないと思います。
例えば映画では「パンズ・ラビリンス」(監督ギレルモ・デル・トロ)、文学では「風の影」(カルロス・ルイス・サフォン著)等がありますし、日本でも逢坂剛が「カディスの赤い影」などスペインを舞台にした作品をいくつか発表しています。また、2003年に放送されたTVアニメ「明日のナージャ」で内戦とその後の独裁政権について言及したエピソードが存在したりします。
時にはこういう歴史の1ページを描いた作品に触れるのも楽しいですよ。
しかも以前治療した場所のその詰め物をした下の部分がう蝕して虫歯になってました。
幸い神経を抜いたり抜歯したりと言った事態は避けられましたが、やっぱり怠けず定期的に検診してもらえば良かったなと思いましたね。
こんばんは、小島@監督です。
しかしこの治療中で仮詰めしてる時のもどかしさは、何とも…(苦笑)
さて、今回の映画はドキュメンタリー映画「メキシカン・スーツケース」です。
2007年、メキシコで「スーツケース」と呼ばれる3つの箱が発見された。そこには長く行方不明とされてきたロバート・キャパ(アンドレ・フリードマンと呼ばれることもある)、ゲルダ・タロー(キャパの恋人であり写真家。スペイン内戦のさなか乗ろうとした車輛が戦車と衝突して死亡している)、デヴィッド・シーモア(キャパや他の写真家と共に国際写真家グループ「マグナム・フォト」を結成した)の手によるネガ4,500枚が納められていた。
ネガは非常に良好な状態で残されており、これまでプリントという形でしか残されていなかった3人のスペイン内戦時代の業績が記録されていた。
この映画は、キャパのネガが最終的にICP(国際写真センター)を設立した弟コーネル・キャパの元へ返還されるまでの数奇な運命を関係者の証言で辿ると共に、「スーツケース」がメキシコで発見された事実を通してスペイン内戦時メキシコが果たした役割と今なお消えない内戦の傷痕を当時を生きた世代、それを聞いたその子供や孫たちの言葉を織り交ぜて綴るドキュメンタリーです。
上手い言葉がなかなか見つからないのですが、マグマのように強烈なエネルギーを感じる映画です。恐らくそれは監督であるトリーシャ・ジフ自身が「スーツケース」をコーネル・キャパへと渡るピースの1つであったのも関係してるのかもしれません。
この映画のスタンスは発見されたネガからファシズムと戦った民衆の姿を蘇らせるということと同時に敢えて共同墓地を掘り起しその遺体の身元確認を行う姿なども映しだし、内戦を過去の物ではなく現在のスペインが抱える問題として捉えようとしている点が特徴です。
映画の作り手が当事者の一人であるということも手伝ってか、この映画、恐ろしくストイックであるということがある意味で欠点です。コレに比べると以前このブログでも紹介したドキュメンタリー映画「ヴィダル・サスーン」や「シュガーマン」は随分エンターテインメントしてたなという気がします。作り手の膨大な熱量がほとんどフィルターにもかからず観る者に迫ってくるので86分という短めの尺ながら充実感がありすぎて観終わった後結構体力的に来ます(苦笑)
個人的にこの映画で一番驚き知的好奇心を掻き立てられたのはキャパの写真の多くを現像したという暗室助手チーキー・ヴァイスの存在です。写真を撮影した人間がいるなら現像した人間がいるのは当たり前なのですが何故かずっとキャパの写真はキャパ自身が現像していたと思い込んでいたのでチーキー・ヴァイスに絡む事柄全てが新鮮そのものでした。
この映画、シネマテークというミニシアターでの限定公開なので触れられる機会は少ないでしょう。しかしスペイン内戦を扱った作品は非常に多いのでそれを観たり読んだりするのも悪くないと思います。
例えば映画では「パンズ・ラビリンス」(監督ギレルモ・デル・トロ)、文学では「風の影」(カルロス・ルイス・サフォン著)等がありますし、日本でも逢坂剛が「カディスの赤い影」などスペインを舞台にした作品をいくつか発表しています。また、2003年に放送されたTVアニメ「明日のナージャ」で内戦とその後の独裁政権について言及したエピソードが存在したりします。
時にはこういう歴史の1ページを描いた作品に触れるのも楽しいですよ。
昨日一昨日とどうやら久屋大通でバトスピ関連のイベントがあり、そこに釘宮理恵も出演していたとか。
一昨日は仕事、昨日は家の用事でそのイベントには近寄る事もできませんでした(苦笑)
昨日は刈谷の方でも大きなイベントがあったようで、なかなか熱い週末を過ごした方も多そうですね。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもバトスピイベント行きたかったな…え?先週もアイマスライブでくぎゅう観てるだろって?それはそれ(笑)!
さて、今年は6月8月と立て続けに同じシチュエーションを描いた映画が公開されました。「エンド・オブ・ホワイトハウス(以下エンド)」「ホワイトハウス・ダウン(以下ダウン)」の2本です。今回は、せっかく滅多に無い機会なので普段あまりやらないスタンスでこれらの映画を観てみる事にします。
誰かが誰かの作品をパクったとかいうことでなく似たような作品が同時期に発表されるということがままあり、漫画家島本和彦は自作「吠えろペン」でそれを「自然現象」と表現していましたが、個人の技量によるところの大きい漫画や小説だけでなくハリウッドでは稀に数百億円規模の超大作映画でその現象が発生します。
複数の大手配給会社が送り出すそれは必然的にアメリカが抱える「今」を映し出していると言って良いでしょう。
ま、その辺の話は後に置いといてまずはそれぞれの作品を解説。
基本的な内容は
どちらもそう変わりません。テロリストにホワイトハウスが占拠されて偶発的にその場に居合わせた警官や元シークレットサービスが大統領やホワイトハウスを奪還すべく戦いを挑みます。重要人物に子供がいる点も同じです。
大きく違う点は「エンド」がホワイトハウス占拠までをリアルタイムで描いたりそこからの政治の動きをクローズアップするシーンがあったり、主人公が基本的に「物陰に隠れる→敵を各個撃破」のソリッド・スネークスタイルを最後まで貫いたりと比較的リアル志向で物語が展開するのに対し、「ダウン」は11歳にして政治オタクという主人公ジョンの娘エミリーを筆頭に登場人物のキャラクター性を際立たせバリエーション豊かで外連味溢れるアクションを充実させたシンプルなアクション映画となっています。
あとは事の発端が「エンド」が外患で「ダウン」が内憂であるところでしょうか。
どちらも映画としては一長一短で出来そのものに大差は無くあくまでも優劣は観る個人の好みで分かれる程度です。個人的には監督ローランド・エメリッヒの無邪気なアメリカへの愛情と大味な作りが気に入っているので「ダウン」の方に軍配を上げてしまいますが(笑)
9.11以降アメリカは10年以上もひたすらテロリズムという実体のある様な無い様な敵と戦い続け、しかも未だそれは終わる気配を見ていません。その間にも国内は疲弊しデトロイトのように市自体が財政破綻し破産するようなところも出てきました。そんな中せめてもの成果ともいえるビンラディン殺害を宣伝するような映画「ゼロ・ダーク・サーティ」がその事件から僅か1年余りで制作公開されたのもそんな空気と無関係ではないでしょう。
9.11の際にはペンタゴンも被害を受けた今となってはホワイトハウスすら絶対安全ではないだろうという不安とそれくらいでは「アメリカの正義」は揺らがないという思い(そしてそれら両方の感情を煽って興収を稼ぎたい配給会社の思惑)がないまぜになったからこそこのような作品が立て続けに公開されるような事態になったのでしょう。…と、私は勝手に見ています。
アメリカという国は娯楽作品に時事性を溶け込ませる事に非常に長けていて、その気になればほぼどんな作品でもそんな一面を見て取ることができます。
ですが、今回はたまたま珍しい状況になったのでこんなモノの見方をしましたが正直なところいつもこんなスタンスで映画を観るのは料理全体の味を楽しまずに隠し味のスパイスを探し当てるようなものであまりお勧めできません。やっぱり本来は素直に物語や俳優の演技を楽しむのが一番ですよ。
一昨日は仕事、昨日は家の用事でそのイベントには近寄る事もできませんでした(苦笑)
昨日は刈谷の方でも大きなイベントがあったようで、なかなか熱い週末を過ごした方も多そうですね。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもバトスピイベント行きたかったな…え?先週もアイマスライブでくぎゅう観てるだろって?それはそれ(笑)!
さて、今年は6月8月と立て続けに同じシチュエーションを描いた映画が公開されました。「エンド・オブ・ホワイトハウス(以下エンド)」「ホワイトハウス・ダウン(以下ダウン)」の2本です。今回は、せっかく滅多に無い機会なので普段あまりやらないスタンスでこれらの映画を観てみる事にします。
誰かが誰かの作品をパクったとかいうことでなく似たような作品が同時期に発表されるということがままあり、漫画家島本和彦は自作「吠えろペン」でそれを「自然現象」と表現していましたが、個人の技量によるところの大きい漫画や小説だけでなくハリウッドでは稀に数百億円規模の超大作映画でその現象が発生します。
複数の大手配給会社が送り出すそれは必然的にアメリカが抱える「今」を映し出していると言って良いでしょう。
ま、その辺の話は後に置いといてまずはそれぞれの作品を解説。
基本的な内容は
どちらもそう変わりません。テロリストにホワイトハウスが占拠されて偶発的にその場に居合わせた警官や元シークレットサービスが大統領やホワイトハウスを奪還すべく戦いを挑みます。重要人物に子供がいる点も同じです。
大きく違う点は「エンド」がホワイトハウス占拠までをリアルタイムで描いたりそこからの政治の動きをクローズアップするシーンがあったり、主人公が基本的に「物陰に隠れる→敵を各個撃破」のソリッド・スネークスタイルを最後まで貫いたりと比較的リアル志向で物語が展開するのに対し、「ダウン」は11歳にして政治オタクという主人公ジョンの娘エミリーを筆頭に登場人物のキャラクター性を際立たせバリエーション豊かで外連味溢れるアクションを充実させたシンプルなアクション映画となっています。
あとは事の発端が「エンド」が外患で「ダウン」が内憂であるところでしょうか。
どちらも映画としては一長一短で出来そのものに大差は無くあくまでも優劣は観る個人の好みで分かれる程度です。個人的には監督ローランド・エメリッヒの無邪気なアメリカへの愛情と大味な作りが気に入っているので「ダウン」の方に軍配を上げてしまいますが(笑)
9.11以降アメリカは10年以上もひたすらテロリズムという実体のある様な無い様な敵と戦い続け、しかも未だそれは終わる気配を見ていません。その間にも国内は疲弊しデトロイトのように市自体が財政破綻し破産するようなところも出てきました。そんな中せめてもの成果ともいえるビンラディン殺害を宣伝するような映画「ゼロ・ダーク・サーティ」がその事件から僅か1年余りで制作公開されたのもそんな空気と無関係ではないでしょう。
9.11の際にはペンタゴンも被害を受けた今となってはホワイトハウスすら絶対安全ではないだろうという不安とそれくらいでは「アメリカの正義」は揺らがないという思い(そしてそれら両方の感情を煽って興収を稼ぎたい配給会社の思惑)がないまぜになったからこそこのような作品が立て続けに公開されるような事態になったのでしょう。…と、私は勝手に見ています。
アメリカという国は娯楽作品に時事性を溶け込ませる事に非常に長けていて、その気になればほぼどんな作品でもそんな一面を見て取ることができます。
ですが、今回はたまたま珍しい状況になったのでこんなモノの見方をしましたが正直なところいつもこんなスタンスで映画を観るのは料理全体の味を楽しまずに隠し味のスパイスを探し当てるようなものであまりお勧めできません。やっぱり本来は素直に物語や俳優の演技を楽しむのが一番ですよ。