よりにもよって年の瀬差し迫ったこのタイミングで風邪を引いてしまいました。健康管理を怠ってたつもりはないのですが、発熱と頭痛に已む無く病欠する事に。
しかし、延べ16時間くらい寝たら熱も引いて体調も戻ってきた辺り、ここ最近の疲れがたたったようです。やっぱり休息って大事。残業続きだったとは言えビデオチェックの量をもう少し減らすべきだったかもしれない(苦笑)
こんばんは、小島@監督です。
そう言えば今回で通算100回目のブログ更新です。良く続いた、自分!
さて、今回は前回に引き続き今年観た映画の中から忘れがたいインパクトを残した珍品たち、言わば「ボンクラ映画」達について語ります。今年は傑作・良作も多かったですが同じくらい珍作も豊富でした。実はコレについて1度語って欲しいというリクエストを頂いたので、今年最後の回をコレで行く事にしました(笑)。思考を止めると人は簡単に「悪」を為すと偉い学者さんは言いましたが、これから挙げる映画たちはどれも考えたら負けの逸品ばかり。頭空っぽにして楽しむのも大事です。
前回同様現在の各作品現在の視聴可能状況を記しておきます。参考になれば幸いです。なお、前回と違って最後に挙げる1本以外は特に順位とかは無いです。
・パシフィック・リム
・HK 変態仮面
まず、前回も挙げたこの2本はボンクラ映画的にも秀逸。ま、何が言いたいかと言うと、みんな観ようぜ!って話です(笑)
・LOOPER/ルーパー
「過去にタイムスリップさせられた未来の自分を殺す」というアイディアが秀逸なSFアクション。しかし、それ以外の設定を盛り過ぎな所と主人公の未来の姿がブルース・ウィリスなために途端に増すマッチョなB級感が何とも(苦笑)。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・ロンドンゾンビ紀行
ゾンビVSお爺ちゃんお婆ちゃん!ゾンビに囲まれた老人ホームから彼らは脱出できるのか!?コメディシーンも満載ながら、社会的弱者に対する暖かい視線も印象的。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・テッド
毒舌テディベアと冴えない中年が織りなすドタバタコメディ。テッドの強烈なキャラクターと異様なフラッシュゴードン推しが目を引きますが基本的な構成は典型的なアメリカンコメディと言って良いでしょう。しかし、この映画で大問題なのは吹替!誰だよテッドの吹き替えをBefore釘宮理恵After有吉弘之なんてキャスティングしちゃったの!絶望的に笑わずにはいられなかったよ!Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・キャビン
湖畔の別荘に避暑に来た学生たちを襲う恐怖。しかし一見ホラー映画に見えて別のナニか。最初のシーンからあのラストなぞまず想像はできない。ゴールデングローブ賞にも輝く超ベテラン女優がチョイ役で登場したりする。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・リアル~完全なる首長竜の日
主演綾瀬はるか・佐藤健で「このミステリーがすごい」大賞受賞作の映画化のどこがボンクラ?と思うかもしれませんが、油断はできません。実はこの映画、何の前触れも無くゾンビが出ます。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・アフターアース
主演ジェイデン・スミスのSF映画。共演・ストーリー原案が実父のウィル・スミスという親バカ感が全てを物語る。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・ホワイトハウス・ダウン
監督が「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ。脚本の緻密さよりもキャラクターでゴリ押しする所や丸出しの無邪気な愛国心が微笑ましい。何故か所々VFXが微妙なシーンがあるのもご愛嬌。既に公開は終了。ソフトが1月1日発売予定。
・エリジウム
マット・デイモン主演のSF映画。監督が「第9地区」のニール・ブロムカンプ。優れたSFは現代への鋭い観察眼と批評精神が必要で、この映画はそれを十分に備えています。しかしでもボンクラ映画と言ってしまえるのは、この映画、何とニンジャが出ます。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・キャプテンハーロック
原作松本零士、脚本福井晴敏、監督荒巻伸志、主演小栗旬の3DCGアニメ。結構良くできた作品ではあるのですが、原作・脚本・監督のそれぞれのロマンチシズムが別の方向を向いているような妙な据わりの悪さがそこはかとないボンクラ感を醸している。既に公開は終了。ソフトが2月21日にリリース予定。
・ウォーム・ボディーズ
ゾンビが美少女に一目惚れする所から始まるラブコメ映画。斬新なロミオとジュリエット。グロテスクなシーンも少ない上、ハッピーエンドに向けて疾走するのでホラーが苦手な人でも安心して観ていられるのが強み。既に公開は終了。ソフトが2月7日リリース予定。
・47RONIN
主演キアヌ・リーブス、何と「忠臣蔵」をハリウッドがオリエンタルなファンタジーアクション映画にリメイク!それだけでも充分トンデモですが森に猪めいたモンスターがいたり樹海に天狗がいたりするのに原典たる「忠臣蔵」に対して非常に深いリスペクトを持って作られているのがある意味とってもタチが悪い(苦笑)。只今絶賛公開中!リピーター割引もあるよ。
どれもこれも負けず劣らずの逸品ばかりですが、今年観たボンクラ映画の中で最高の1本は何と言ってもコレ!
「ウルヴァリン:SAMURAI」
ニンジャ、サムライ、ブシドー。欧米の方達の勘違いしたニッポンのイメージを実際に日本で撮影しているという、タチが悪いなんてモンじゃない作品です。見慣れたはずの場所が見た事も無い場所に見えます。新幹線にラブホテルに高速バス。見どころあり過ぎてとてもここでは語りきれません。
特にヘッズ(ニンジャスレイヤーのファンのこと)の方は絶対に観ておくべき1本です。
「スッゾコラー!」一般人では即座に失禁しそうなヤクザ・スラングもミュータントには無意味!「イヤーッ!」ウルヴァリンの右ストレートがヤクザを打つ!その拳から延びるのはウルヴァリンのスキルであるアダマンチウム・ツメ!「グワーッ!」ヤクザは心臓を貫かれ絶命!
…そんな内容が120分続く映画です。
ただし例えば「47RONIN」当たりを観て苛立ちを覚えるような方は絶対に観てはいけません。ダウンロード版は既に発売中。Blu-ray/DVDは1月8日発売予定。
良い作品がたくさん出てくるに越したことはないのですが、こういう良いとは言えない・言い切れない作品も人生のスパイスとしては重要です(笑)来年はどんな作品が私の前に現れてくれるのでしょうか。
しかし、延べ16時間くらい寝たら熱も引いて体調も戻ってきた辺り、ここ最近の疲れがたたったようです。やっぱり休息って大事。残業続きだったとは言えビデオチェックの量をもう少し減らすべきだったかもしれない(苦笑)
こんばんは、小島@監督です。
そう言えば今回で通算100回目のブログ更新です。良く続いた、自分!
さて、今回は前回に引き続き今年観た映画の中から忘れがたいインパクトを残した珍品たち、言わば「ボンクラ映画」達について語ります。今年は傑作・良作も多かったですが同じくらい珍作も豊富でした。実はコレについて1度語って欲しいというリクエストを頂いたので、今年最後の回をコレで行く事にしました(笑)。思考を止めると人は簡単に「悪」を為すと偉い学者さんは言いましたが、これから挙げる映画たちはどれも考えたら負けの逸品ばかり。頭空っぽにして楽しむのも大事です。
前回同様現在の各作品現在の視聴可能状況を記しておきます。参考になれば幸いです。なお、前回と違って最後に挙げる1本以外は特に順位とかは無いです。
・パシフィック・リム
・HK 変態仮面
まず、前回も挙げたこの2本はボンクラ映画的にも秀逸。ま、何が言いたいかと言うと、みんな観ようぜ!って話です(笑)
・LOOPER/ルーパー
「過去にタイムスリップさせられた未来の自分を殺す」というアイディアが秀逸なSFアクション。しかし、それ以外の設定を盛り過ぎな所と主人公の未来の姿がブルース・ウィリスなために途端に増すマッチョなB級感が何とも(苦笑)。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・ロンドンゾンビ紀行
ゾンビVSお爺ちゃんお婆ちゃん!ゾンビに囲まれた老人ホームから彼らは脱出できるのか!?コメディシーンも満載ながら、社会的弱者に対する暖かい視線も印象的。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・テッド
毒舌テディベアと冴えない中年が織りなすドタバタコメディ。テッドの強烈なキャラクターと異様なフラッシュゴードン推しが目を引きますが基本的な構成は典型的なアメリカンコメディと言って良いでしょう。しかし、この映画で大問題なのは吹替!誰だよテッドの吹き替えをBefore釘宮理恵After有吉弘之なんてキャスティングしちゃったの!絶望的に笑わずにはいられなかったよ!Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・キャビン
湖畔の別荘に避暑に来た学生たちを襲う恐怖。しかし一見ホラー映画に見えて別のナニか。最初のシーンからあのラストなぞまず想像はできない。ゴールデングローブ賞にも輝く超ベテラン女優がチョイ役で登場したりする。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・リアル~完全なる首長竜の日
主演綾瀬はるか・佐藤健で「このミステリーがすごい」大賞受賞作の映画化のどこがボンクラ?と思うかもしれませんが、油断はできません。実はこの映画、何の前触れも無くゾンビが出ます。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・アフターアース
主演ジェイデン・スミスのSF映画。共演・ストーリー原案が実父のウィル・スミスという親バカ感が全てを物語る。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・ホワイトハウス・ダウン
監督が「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ。脚本の緻密さよりもキャラクターでゴリ押しする所や丸出しの無邪気な愛国心が微笑ましい。何故か所々VFXが微妙なシーンがあるのもご愛嬌。既に公開は終了。ソフトが1月1日発売予定。
・エリジウム
マット・デイモン主演のSF映画。監督が「第9地区」のニール・ブロムカンプ。優れたSFは現代への鋭い観察眼と批評精神が必要で、この映画はそれを十分に備えています。しかしでもボンクラ映画と言ってしまえるのは、この映画、何とニンジャが出ます。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・キャプテンハーロック
原作松本零士、脚本福井晴敏、監督荒巻伸志、主演小栗旬の3DCGアニメ。結構良くできた作品ではあるのですが、原作・脚本・監督のそれぞれのロマンチシズムが別の方向を向いているような妙な据わりの悪さがそこはかとないボンクラ感を醸している。既に公開は終了。ソフトが2月21日にリリース予定。
・ウォーム・ボディーズ
ゾンビが美少女に一目惚れする所から始まるラブコメ映画。斬新なロミオとジュリエット。グロテスクなシーンも少ない上、ハッピーエンドに向けて疾走するのでホラーが苦手な人でも安心して観ていられるのが強み。既に公開は終了。ソフトが2月7日リリース予定。
・47RONIN
主演キアヌ・リーブス、何と「忠臣蔵」をハリウッドがオリエンタルなファンタジーアクション映画にリメイク!それだけでも充分トンデモですが森に猪めいたモンスターがいたり樹海に天狗がいたりするのに原典たる「忠臣蔵」に対して非常に深いリスペクトを持って作られているのがある意味とってもタチが悪い(苦笑)。只今絶賛公開中!リピーター割引もあるよ。
どれもこれも負けず劣らずの逸品ばかりですが、今年観たボンクラ映画の中で最高の1本は何と言ってもコレ!
「ウルヴァリン:SAMURAI」
ニンジャ、サムライ、ブシドー。欧米の方達の勘違いしたニッポンのイメージを実際に日本で撮影しているという、タチが悪いなんてモンじゃない作品です。見慣れたはずの場所が見た事も無い場所に見えます。新幹線にラブホテルに高速バス。見どころあり過ぎてとてもここでは語りきれません。
特にヘッズ(ニンジャスレイヤーのファンのこと)の方は絶対に観ておくべき1本です。
「スッゾコラー!」一般人では即座に失禁しそうなヤクザ・スラングもミュータントには無意味!「イヤーッ!」ウルヴァリンの右ストレートがヤクザを打つ!その拳から延びるのはウルヴァリンのスキルであるアダマンチウム・ツメ!「グワーッ!」ヤクザは心臓を貫かれ絶命!
…そんな内容が120分続く映画です。
ただし例えば「47RONIN」当たりを観て苛立ちを覚えるような方は絶対に観てはいけません。ダウンロード版は既に発売中。Blu-ray/DVDは1月8日発売予定。
良い作品がたくさん出てくるに越したことはないのですが、こういう良いとは言えない・言い切れない作品も人生のスパイスとしては重要です(笑)来年はどんな作品が私の前に現れてくれるのでしょうか。
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いよいよ年の瀬が押し迫ってきました。まだ年賀状出来上がってないですが(苦笑)
しかも今日から30日までの8日間ぶっ続けの年末進行。頑張れ、俺。
こんばんは、小島@監督です。
まぁ天皇の誕生日だったりクリスマスの前の前の日だったりするこの時期忙しくないと色々大問題な業種に勤めているので大人しく頑張ります。
さて、今回はちょっとリクエストめいたものもありまして、今年の映画についての総括みたいな事を今週来週の2回に分けてお送りします。
1回目の今回は今年観た60本(数えた)の中からベスト5をチョイス。今年は何だか良作が豊富な当たり年で5つに絞るのは苦労しました。各タイトルの現在の視聴可能状況を合わせて記載しておきます。参考になれば幸いです。
1.かぐや姫の物語
ベスト5というか今年1本だけ選ぶならコレを置いて他にありません。アニメを観てこんなに感激したのもそうそう無いです。只今絶賛公開中(笑)!
2.アルゴ
1979年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件を題材に奇想天外な脱出作戦を描いたサスペンス。厳密には去年の作品ですが、私が観たのが今年なので(笑)極限まで張りつめた緊張感が持続する傑作。既にBlu-ray/DVD/ダウンロードが発売中。
3.ハンナ・アーレント
アイヒマン裁判を傍聴した女性哲学者の「悪」への思考を描く。再上映が決まった公開館もあるとか。ちょっと難しい映画かも知れませんが、いろんな人に観て欲しい作品だと思いますね。全国各地のミニシアターで順次公開中。また、名古屋でも今池シネマテークで2月から再上映が決まったそうです。
4.パシフィック・リム
単純にネタが自分好みでツボでした(笑)。今月Blu-ray/DVDがリリース、ダウンロード版は先月から配信開始しています。
5.HK 変態仮面
良い大人たちが全力でバカな事をやるととっても面白いという好例。コミックの実写化としても良い出来栄えで「実写化はまずハズレ」というジンクスを打ち破ってくれました。現在DVDとダウンロード版が発売中。Blu-rayのリリース予定は今のところ無いそうです。
マジで結構チョイスに苦労しましたが今年の5本はこんな感じです。続けて次点として印象に残った映画をご紹介。
・シュガーマン 奇蹟に愛された男
ある無名ミュージシャンの数奇な運命を追ったドキュメンタリー。人生は不思議で溢れている。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
・オブリビオン
トム・クルーズ主演のSF映画。隅々まで神経が行き届いた画面が魅力。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
・フッテージ
イーサン・ホーク主演のホラー映画。終盤の失速ぶりが痛いなんてものじゃないですが、前半の恐怖演出が見事の一言。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
・グランド・イリュージョン
マジックを題材にしたクライム・サスペンス。華々しくも小粋な演出が楽しい。既に公開はほぼ終了。ソフト発売日未定。
・しわ
認知症を患い介護施設で暮らす老人の悲喜劇を描いたスペインのアニメーション。普遍的でありながら目を背けがちなテーマを正面切って描いたパワーが素晴らしい。Blu-ray/DVD発売中。
・バレット
シルベスター・スタローン主演のアクション映画。出来たそばから時代遅れなストイックさが逆に良い(笑)。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
それからアニメ映画に絞って今年のベスト5を選ぶとこんな感じになります。
1.かぐや姫の物語
2.しわ
3.言の葉の庭
背景美術の見事さと音響、花澤香奈と入野自由の主演2人の演技が素晴らしい。公開とほぼ同時期に有料配信も開始され、Blu-ray/DVDも発売中。
4.ルパン三世VS名探偵コナンTHE MOVIE
これでもかとばかりにファンサービスを詰め込んだ娯楽に徹した作りが見事。只今公開中!
5.サカサマのパテマ
ユニークな設定のSFアニメ。ボーイ・ミーツ・ガールのシンプルな物語とちょっと荒削りなのも魅力の一つ。東海三県では既に公開終了。ノベライズ版は発売されてますがBlu-ray/DVDの発売日は未定のようです。
今年はホントに稀に見る当たり年で実はこれ以外にも素敵な作品がいっぱいありました。来年はどんな作品が待っているのか今から楽しみです。
…え?もうほとんど語りきってるのに来週何を語る気なんだって?あるんですよ、それが。まだ喋ってない方面が(笑)
しかも今日から30日までの8日間ぶっ続けの年末進行。頑張れ、俺。
こんばんは、小島@監督です。
まぁ天皇の誕生日だったりクリスマスの前の前の日だったりするこの時期忙しくないと色々大問題な業種に勤めているので大人しく頑張ります。
さて、今回はちょっとリクエストめいたものもありまして、今年の映画についての総括みたいな事を今週来週の2回に分けてお送りします。
1回目の今回は今年観た60本(数えた)の中からベスト5をチョイス。今年は何だか良作が豊富な当たり年で5つに絞るのは苦労しました。各タイトルの現在の視聴可能状況を合わせて記載しておきます。参考になれば幸いです。
1.かぐや姫の物語
ベスト5というか今年1本だけ選ぶならコレを置いて他にありません。アニメを観てこんなに感激したのもそうそう無いです。只今絶賛公開中(笑)!
2.アルゴ
1979年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件を題材に奇想天外な脱出作戦を描いたサスペンス。厳密には去年の作品ですが、私が観たのが今年なので(笑)極限まで張りつめた緊張感が持続する傑作。既にBlu-ray/DVD/ダウンロードが発売中。
3.ハンナ・アーレント
アイヒマン裁判を傍聴した女性哲学者の「悪」への思考を描く。再上映が決まった公開館もあるとか。ちょっと難しい映画かも知れませんが、いろんな人に観て欲しい作品だと思いますね。全国各地のミニシアターで順次公開中。また、名古屋でも今池シネマテークで2月から再上映が決まったそうです。
4.パシフィック・リム
単純にネタが自分好みでツボでした(笑)。今月Blu-ray/DVDがリリース、ダウンロード版は先月から配信開始しています。
5.HK 変態仮面
良い大人たちが全力でバカな事をやるととっても面白いという好例。コミックの実写化としても良い出来栄えで「実写化はまずハズレ」というジンクスを打ち破ってくれました。現在DVDとダウンロード版が発売中。Blu-rayのリリース予定は今のところ無いそうです。
マジで結構チョイスに苦労しましたが今年の5本はこんな感じです。続けて次点として印象に残った映画をご紹介。
・シュガーマン 奇蹟に愛された男
ある無名ミュージシャンの数奇な運命を追ったドキュメンタリー。人生は不思議で溢れている。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
・オブリビオン
トム・クルーズ主演のSF映画。隅々まで神経が行き届いた画面が魅力。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
・フッテージ
イーサン・ホーク主演のホラー映画。終盤の失速ぶりが痛いなんてものじゃないですが、前半の恐怖演出が見事の一言。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
・グランド・イリュージョン
マジックを題材にしたクライム・サスペンス。華々しくも小粋な演出が楽しい。既に公開はほぼ終了。ソフト発売日未定。
・しわ
認知症を患い介護施設で暮らす老人の悲喜劇を描いたスペインのアニメーション。普遍的でありながら目を背けがちなテーマを正面切って描いたパワーが素晴らしい。Blu-ray/DVD発売中。
・バレット
シルベスター・スタローン主演のアクション映画。出来たそばから時代遅れなストイックさが逆に良い(笑)。Blu-ray/DVD/ダウンロード発売中。
それからアニメ映画に絞って今年のベスト5を選ぶとこんな感じになります。
1.かぐや姫の物語
2.しわ
3.言の葉の庭
背景美術の見事さと音響、花澤香奈と入野自由の主演2人の演技が素晴らしい。公開とほぼ同時期に有料配信も開始され、Blu-ray/DVDも発売中。
4.ルパン三世VS名探偵コナンTHE MOVIE
これでもかとばかりにファンサービスを詰め込んだ娯楽に徹した作りが見事。只今公開中!
5.サカサマのパテマ
ユニークな設定のSFアニメ。ボーイ・ミーツ・ガールのシンプルな物語とちょっと荒削りなのも魅力の一つ。東海三県では既に公開終了。ノベライズ版は発売されてますがBlu-ray/DVDの発売日は未定のようです。
今年はホントに稀に見る当たり年で実はこれ以外にも素敵な作品がいっぱいありました。来年はどんな作品が待っているのか今から楽しみです。
…え?もうほとんど語りきってるのに来週何を語る気なんだって?あるんですよ、それが。まだ喋ってない方面が(笑)
昨日名駅に行ったら物凄い行列が。何事かと思えば年末ジャンボ購入のための行列でした。
確かに大安でもあったし販売期間中最後の日曜日でもあったしでここぞとばかりに買いに行きたい気持ちも分からなくはないのですが、宝くじ買うのに何十分も購入待ち行列に並ぶのは正直…どうですよ(苦笑)?
こんばんは、小島@監督です。
それにしても昨日の名古屋はどこに行っても人の数が半端無かったな…109名古屋で入口までチケット購入行列できてるの初めて見ましたよ。
さて、今回は映画の話ではなく昨日名古屋国際会議場センチュリーホールで開催された「豊崎愛生2nd concert tour 2013 Letter with Love」です。
今年2月に戸松遥、5月に高垣彩陽と、今年はスフィアメンバーのソロライブに足を運んでいるので、この際愛生さんも行ってみようとまたサイリウムの基本カラーも分からないくらい予備知識の少ない状況で行ってきましたよ。幸い席位置が2階席4列目の中央という一見さんには絶好の位置だったのがありがたかったですね。
戸松遥が正統派アイドルと言った趣のコスチュームとアッパーなセットリストでバイタリティ溢れるステージを魅せてくれ、高垣彩陽はむしろ虚飾は少なく類い稀な歌唱力と表現力で観客を魅了するアーティスティックなステージだったのに対し、さて豊崎愛生はどんなステージになるのだろうと期待していたら全くこちらの予想の上行くものが待っていました。
大抵ライブステージの最初と言えばバックバンド(事前にレコーディングした音源の場合もありますが)のイントロから入って観客のボルテージを上げて行ってアーティストが歌いだすというのが常だと思っていたのですが、愛生さんはなんと開演と同時にステージ中央にスタスタと歩いてきてゆる~く挨拶するというあまり経験の無いスタートでした。
このゆるい雰囲気がステージの最初から最後まで続くことになるのですが、今まで全く味わった事の無い雰囲気で驚くと同時に興味深くもありましたね。
ステージ構成も2時間強の開演中役4割はトークが占めるという異色の構成で、さながらラジオの公開録音+歌と言った趣ですね。中盤ではスケッチブック開いてイラスト描き始めたりしてましたし。トーク自体も主線を走ったかと思えばすぐに脱線してまた思わぬタイミングで主線に戻ってくる緩いトーンが妙に面白く、ずっと聴いてても良いかな~と思えちゃったりしました。
セットリストの方はツアーに先立って発売されたアルバム「Love letters」を中心に、というかほとんどそれ以外の曲は無い(喋ってる時間が長いので)様な状況でした。
曲調もゆったりしたものが多く、半分以上は座って観てるような状況だったのでステージの時間があと30分長ければ気持ち良く寝落ちしてしまいそうな感じでしたが(苦笑)、数少ないアップテンポナンバーでの観客の盛り上げ方が緩いのに上手いという不思議さも面白かったですね。
独特な緩さが何気に結構クセになりそうな感じで、機会があればもう一度観てみたい気はしましたね。
まぁそれより先にここまで来たらスフィアのメンバーの最後の一人である寿美菜子のライブが観てみたいですね。スフィアのメンバーは思った以上に4人の個性が強いようで、ソロライブのそれぞれのアクの強さが何か楽しくなってきました(笑)
確かに大安でもあったし販売期間中最後の日曜日でもあったしでここぞとばかりに買いに行きたい気持ちも分からなくはないのですが、宝くじ買うのに何十分も購入待ち行列に並ぶのは正直…どうですよ(苦笑)?
こんばんは、小島@監督です。
それにしても昨日の名古屋はどこに行っても人の数が半端無かったな…109名古屋で入口までチケット購入行列できてるの初めて見ましたよ。
さて、今回は映画の話ではなく昨日名古屋国際会議場センチュリーホールで開催された「豊崎愛生2nd concert tour 2013 Letter with Love」です。
今年2月に戸松遥、5月に高垣彩陽と、今年はスフィアメンバーのソロライブに足を運んでいるので、この際愛生さんも行ってみようとまたサイリウムの基本カラーも分からないくらい予備知識の少ない状況で行ってきましたよ。幸い席位置が2階席4列目の中央という一見さんには絶好の位置だったのがありがたかったですね。
戸松遥が正統派アイドルと言った趣のコスチュームとアッパーなセットリストでバイタリティ溢れるステージを魅せてくれ、高垣彩陽はむしろ虚飾は少なく類い稀な歌唱力と表現力で観客を魅了するアーティスティックなステージだったのに対し、さて豊崎愛生はどんなステージになるのだろうと期待していたら全くこちらの予想の上行くものが待っていました。
大抵ライブステージの最初と言えばバックバンド(事前にレコーディングした音源の場合もありますが)のイントロから入って観客のボルテージを上げて行ってアーティストが歌いだすというのが常だと思っていたのですが、愛生さんはなんと開演と同時にステージ中央にスタスタと歩いてきてゆる~く挨拶するというあまり経験の無いスタートでした。
このゆるい雰囲気がステージの最初から最後まで続くことになるのですが、今まで全く味わった事の無い雰囲気で驚くと同時に興味深くもありましたね。
ステージ構成も2時間強の開演中役4割はトークが占めるという異色の構成で、さながらラジオの公開録音+歌と言った趣ですね。中盤ではスケッチブック開いてイラスト描き始めたりしてましたし。トーク自体も主線を走ったかと思えばすぐに脱線してまた思わぬタイミングで主線に戻ってくる緩いトーンが妙に面白く、ずっと聴いてても良いかな~と思えちゃったりしました。
セットリストの方はツアーに先立って発売されたアルバム「Love letters」を中心に、というかほとんどそれ以外の曲は無い(喋ってる時間が長いので)様な状況でした。
曲調もゆったりしたものが多く、半分以上は座って観てるような状況だったのでステージの時間があと30分長ければ気持ち良く寝落ちしてしまいそうな感じでしたが(苦笑)、数少ないアップテンポナンバーでの観客の盛り上げ方が緩いのに上手いという不思議さも面白かったですね。
独特な緩さが何気に結構クセになりそうな感じで、機会があればもう一度観てみたい気はしましたね。
まぁそれより先にここまで来たらスフィアのメンバーの最後の一人である寿美菜子のライブが観てみたいですね。スフィアのメンバーは思った以上に4人の個性が強いようで、ソロライブのそれぞれのアクの強さが何か楽しくなってきました(笑)
昨日のイベントに参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回は私も漫才やら「ちゅうカラディドゥーン!」やら色々参加させてもらいました。何が大変だったかって当日の緊張感がどうとか言う話ではなく、両方ともオファーを引き受けたのが10月だったのですが11月に入るや計ったように仕事で「なじょして今それをせねばなんねぇのですか!?」と住んだ経験も無い会津弁が出てしまいそうな無茶振りをされて残業時間が激増して練習などの時間を工面するのにえらい苦労した事ですね。
特に「ディドゥーン」の収録などは私に合わせてかときちさんや鰻さんのスケジュールを調整してもらったような状況でホントご迷惑おかけしました。
それはそれとして自分の声をあんな風にスピーカー越しに聞くと何か恥ずかしいっすね(苦笑)
漫才の方も最初にエロス人さんが書いたシナリオを両者の意見を突き合わせて推敲するまでは比較的上手く行ったのですが、そこからがなかなか時間が取れず相当練習不足のまま実際ほぼぶっつけ本番に近い状況でした。正直何とか形にはなってホッとしてるところです。
自分でやって実感しますが、今回で4度目というにっしー&マルさんの漫才の安定感の半端無さは異常です。アレはホントに凄いです。
…皆さん楽しんでいただけたなら幸いですが、どうだったんでしょうか…?
こんばんは、小島@監督です。
今回のイベントではレイさんの協力もあってようやく「アニソン聖徳太子」で全問正解できたのが個人的にかなり嬉しい。3度目にしてやっと念願かないました。
あと、今回のプレゼント交換ではBlu-rayソフト「吹替の帝王・コマンドー」をチョイスしました。ちょっと人を選ぶ代物でしたが分かってくれそうなじゃむお君の手に渡って良かった(笑)
さて、今回イベントの話だけで終わらせようかなと思いましたが、やっぱりやります映画の話。今回は「劇場版魔法少女まどか☆マギカ 新編/叛逆の物語」です。
いや、実はキヨキヨさんから「まどマギ」特集の掲載された雑誌「smart」を頂いたり、プレゼント交換で頂いた物が「まどかマギカ」の「ハグぐるみ」という物だったり妙に「まどマギ」づいていたのでここぞとばかりに語ります。
TVシリーズ、およびそれを新規カットを交えて再構成した先の2作の劇場版を経て製作された3本目の劇場版は完全新作として本編その後の物語が描かれます。正直なところ、元々の物語がこれ以上無いくらい綺麗にまとまってるというのに「その後」って何を描くつもりなんだろうと思ったらまた凄い物を持ってきたな、という印象です。アイディアがかなり秀逸で、観終わった後は賛否はともかくその解釈などを語りたくならざるを得ない気分に観客を持って行くだけ非常に「美味しい」物を持ってきたと言えるでしょう。
さすが劇場版と言うか、作画レベルが全編を通して非常に高いのも良いですね。製作スタジオであるシャフトはTVシリーズではそのクオリティが不安定な事が多いのですが「時間さえあれば良い映像を作れる」事を証明してみせた感じですね。
特に印象的なのは新しく作られたまどか達5人の魔法少女の変身シーン。キャラ原案蒼樹うめの可愛らしさとアニメ作家ユニット「劇団イヌカレー」のどこかグロテスクな持ち味が存分に活かされた非常にアニメーションとしても見応えのある迫力で、コレだけでも充分観た甲斐はあると言える出来栄えです。
この劇場版もそうですが、脚本を担当した虚淵玄の最近の仕事である「PSYCO-PASS」「仮面ライダー鎧武」当たりを観てると彼の物語の原体験というか強く影響を受けたのは50年代~80年代のSFじゃないかな、という印象を受けます。作家名を上げると、フィリップ・K・ディック、アーサー・C・クラーク、マイケル・ムアコック、J・P・ホーガン、ジョージ・オーウェル、レイ・ブラッドベリ、リチャード・マシスンなどですね。具体的な作品名を上げても良いのですがそれではネタバレになりかねないのでここではパスします。
賛否両論かまびすしい今回の劇場版の解釈を巡って各種掲示板やブログなどで様々な考察が展開されていますが、読んだ経験の無い方はこの辺りの作家の作品(映像化された物でも良いと思います)に触れてみると、ちょっと分かりにくくもあるこの劇場版がぐっと理解しやすくなると思います。
人の評価はそれぞれですが「まどか☆マギカ」は間違い無く2010年代を代表するアニメ作品と言えますし、その新作劇場版である今作は少なくともTVシリーズあるいは先の劇場版2作を観た方には避けて通るのは勿体無い代物です。まだまだ公開館も上映回数も多いですし、まだ観てない方は是非観てびっくりしてください。
今回は私も漫才やら「ちゅうカラディドゥーン!」やら色々参加させてもらいました。何が大変だったかって当日の緊張感がどうとか言う話ではなく、両方ともオファーを引き受けたのが10月だったのですが11月に入るや計ったように仕事で「なじょして今それをせねばなんねぇのですか!?」と住んだ経験も無い会津弁が出てしまいそうな無茶振りをされて残業時間が激増して練習などの時間を工面するのにえらい苦労した事ですね。
特に「ディドゥーン」の収録などは私に合わせてかときちさんや鰻さんのスケジュールを調整してもらったような状況でホントご迷惑おかけしました。
それはそれとして自分の声をあんな風にスピーカー越しに聞くと何か恥ずかしいっすね(苦笑)
漫才の方も最初にエロス人さんが書いたシナリオを両者の意見を突き合わせて推敲するまでは比較的上手く行ったのですが、そこからがなかなか時間が取れず相当練習不足のまま実際ほぼぶっつけ本番に近い状況でした。正直何とか形にはなってホッとしてるところです。
自分でやって実感しますが、今回で4度目というにっしー&マルさんの漫才の安定感の半端無さは異常です。アレはホントに凄いです。
…皆さん楽しんでいただけたなら幸いですが、どうだったんでしょうか…?
こんばんは、小島@監督です。
今回のイベントではレイさんの協力もあってようやく「アニソン聖徳太子」で全問正解できたのが個人的にかなり嬉しい。3度目にしてやっと念願かないました。
あと、今回のプレゼント交換ではBlu-rayソフト「吹替の帝王・コマンドー」をチョイスしました。ちょっと人を選ぶ代物でしたが分かってくれそうなじゃむお君の手に渡って良かった(笑)
さて、今回イベントの話だけで終わらせようかなと思いましたが、やっぱりやります映画の話。今回は「劇場版魔法少女まどか☆マギカ 新編/叛逆の物語」です。
いや、実はキヨキヨさんから「まどマギ」特集の掲載された雑誌「smart」を頂いたり、プレゼント交換で頂いた物が「まどかマギカ」の「ハグぐるみ」という物だったり妙に「まどマギ」づいていたのでここぞとばかりに語ります。
TVシリーズ、およびそれを新規カットを交えて再構成した先の2作の劇場版を経て製作された3本目の劇場版は完全新作として本編その後の物語が描かれます。正直なところ、元々の物語がこれ以上無いくらい綺麗にまとまってるというのに「その後」って何を描くつもりなんだろうと思ったらまた凄い物を持ってきたな、という印象です。アイディアがかなり秀逸で、観終わった後は賛否はともかくその解釈などを語りたくならざるを得ない気分に観客を持って行くだけ非常に「美味しい」物を持ってきたと言えるでしょう。
さすが劇場版と言うか、作画レベルが全編を通して非常に高いのも良いですね。製作スタジオであるシャフトはTVシリーズではそのクオリティが不安定な事が多いのですが「時間さえあれば良い映像を作れる」事を証明してみせた感じですね。
特に印象的なのは新しく作られたまどか達5人の魔法少女の変身シーン。キャラ原案蒼樹うめの可愛らしさとアニメ作家ユニット「劇団イヌカレー」のどこかグロテスクな持ち味が存分に活かされた非常にアニメーションとしても見応えのある迫力で、コレだけでも充分観た甲斐はあると言える出来栄えです。
この劇場版もそうですが、脚本を担当した虚淵玄の最近の仕事である「PSYCO-PASS」「仮面ライダー鎧武」当たりを観てると彼の物語の原体験というか強く影響を受けたのは50年代~80年代のSFじゃないかな、という印象を受けます。作家名を上げると、フィリップ・K・ディック、アーサー・C・クラーク、マイケル・ムアコック、J・P・ホーガン、ジョージ・オーウェル、レイ・ブラッドベリ、リチャード・マシスンなどですね。具体的な作品名を上げても良いのですがそれではネタバレになりかねないのでここではパスします。
賛否両論かまびすしい今回の劇場版の解釈を巡って各種掲示板やブログなどで様々な考察が展開されていますが、読んだ経験の無い方はこの辺りの作家の作品(映像化された物でも良いと思います)に触れてみると、ちょっと分かりにくくもあるこの劇場版がぐっと理解しやすくなると思います。
人の評価はそれぞれですが「まどか☆マギカ」は間違い無く2010年代を代表するアニメ作品と言えますし、その新作劇場版である今作は少なくともTVシリーズあるいは先の劇場版2作を観た方には避けて通るのは勿体無い代物です。まだまだ公開館も上映回数も多いですし、まだ観てない方は是非観てびっくりしてください。
先週3DSソフト「NEWラブプラス+」の発売が発表され、同時に予約も開始されました。シリーズは初作からずっと買っているので新作も購入する予定ではあるのですが仕様も何も全く紹介されてない段階で本体同梱版(33,600円)を予約するのはちょっと勇気が要ります。で、只今絶賛迷い中。でも締め切りはもう目の前。ホントどうしよう。
こんばんは、小島@監督です。
ラブプラス自体は実は今でもまったり続けています。ただし、バグやフリーズの少ないDS版ラブプラス+の方ですが。通算プレイ日数がもう1,300日を超えているのでちょっとした習慣みたいになってきました。
さて、今回は1960年初頭イスラエルでのアイヒマン裁判においてその裁判を傍聴しレポートを著した女性哲学者の苦闘を描いた「ハンナ・アーレント」です。
1960年、ナチス親衛隊で数百万人のユダヤ人を強制収容所に移送した責任者アドルフ・アイヒマンが逃亡先のアルゼンチンでイスラエルの諜報部(モサド)に逮捕された。
ニューヨーク在住のユダヤ人哲学者ハンナ・アーレント(バルバラ・スコヴァ)は裁判の傍聴を希望、雑誌社にレポート執筆を持ちかける。既にその著作で名声を得ていたアーレントの要望は即座に受け入れられ、翌年アーレントはイスラエルへ渡る。
裁判を傍聴したアーレントは、そこでアイヒマンが想像した凶悪な人物ではなくごく平凡な、どこにでもいる人間であることに気づく。人を数百万人も死地に追いやる事に何の躊躇いも持たなくなるその「悪意の根源」に何があるのか、アーレントの「思考」が、世に大きな波紋を投げかける事になる。
世に名高いアイヒマン裁判、その被告であるアイヒマンではなく、担当した裁判官でもなく、それを傍聴していた女性哲学者が主役というなかなか珍しい歴史ドラマです。
アイヒマン裁判のシーンには実際の記録映像を用いており、観客はアーレントと共に、アーレントが 言う「凡庸な悪」の姿を見る事になります。そしてそこからアーレントの思考の旅を追走する事になります。
アーレントの言う「悪の凡庸さ」とは良心との葛藤や思考を止め人道をはるかに外れた命令でも唯々諾々と従ってしまうその「思考停止」にこそあるとし、人が神より与えられた重要な資質である「考える」事を決して止めてはならないと説きます。
それはアイヒマンの事だけでなく、映画後半、記事を著した事(記事中ではアイヒマンだけでなく結果的にナチに手を貸したことになるユダヤ人指導者達にも言及していた)でユダヤ人社会から敵視され大量の誹謗中傷を浴びる事になりますが、アーレントを罵倒する者の多くが彼女の記事を読んでいなかった所にも掛かっていると言えるでしょう。この点は編者が恣意的にまとめた「ニュース」や「まとめサイト」を一読しただけで記事中の人物を簡単に攻撃してしまうような事象が横行してる昨今にも重要な指摘と言えるかもしれません。
非常に重厚な作りの映画ではありますが、アーレントを理解し愛を貫く夫ハインリヒや、一向に記事が上がらないのにやきもきしてるにも関わらずアーレントに強く出られない雑誌編集長のショーンらとのやり取りや、喧々囂々怒号交じりのディスカッションを戦わせたかと思えば笑顔で乾杯する学者仲間たちの傍目にはちょっと厄介なテンションなど、コミカルなアクセントが絶妙に効いていて決して息苦しいだけの物語にはなってない辺り、監督マルガレーテ・フォン・トロッタの卓抜した手腕の為せる業ですね。
また、記事を発表した事で多くの友を失いながらもその苦悩を紫煙の向こうに(アーレントはかなりの愛煙家だったようで作中ずっと吸ってます)隠しながら「悪の凡庸さ」と対峙しその思考を続けるアーレントの姿を描くこの映画は、ある種のハードボイルド・ロマンとも言えるでしょう。1発の銃弾も放たれない代わりに飛び交うのは「言葉」です。クライマックスにアーレントが語る8分間のスピーチは、きっと観る者の魂を揺さぶる事でしょう。
またしてもミニシアター(東海では現在今池シネマテークのみ)での公開というちょっとハードルの高い作品ではありますが、現代への示唆も多く織り込まれたこの作品、出来るだけ多くの人に観て欲しいですね。
こんばんは、小島@監督です。
ラブプラス自体は実は今でもまったり続けています。ただし、バグやフリーズの少ないDS版ラブプラス+の方ですが。通算プレイ日数がもう1,300日を超えているのでちょっとした習慣みたいになってきました。
さて、今回は1960年初頭イスラエルでのアイヒマン裁判においてその裁判を傍聴しレポートを著した女性哲学者の苦闘を描いた「ハンナ・アーレント」です。
1960年、ナチス親衛隊で数百万人のユダヤ人を強制収容所に移送した責任者アドルフ・アイヒマンが逃亡先のアルゼンチンでイスラエルの諜報部(モサド)に逮捕された。
ニューヨーク在住のユダヤ人哲学者ハンナ・アーレント(バルバラ・スコヴァ)は裁判の傍聴を希望、雑誌社にレポート執筆を持ちかける。既にその著作で名声を得ていたアーレントの要望は即座に受け入れられ、翌年アーレントはイスラエルへ渡る。
裁判を傍聴したアーレントは、そこでアイヒマンが想像した凶悪な人物ではなくごく平凡な、どこにでもいる人間であることに気づく。人を数百万人も死地に追いやる事に何の躊躇いも持たなくなるその「悪意の根源」に何があるのか、アーレントの「思考」が、世に大きな波紋を投げかける事になる。
世に名高いアイヒマン裁判、その被告であるアイヒマンではなく、担当した裁判官でもなく、それを傍聴していた女性哲学者が主役というなかなか珍しい歴史ドラマです。
アイヒマン裁判のシーンには実際の記録映像を用いており、観客はアーレントと共に、アーレントが 言う「凡庸な悪」の姿を見る事になります。そしてそこからアーレントの思考の旅を追走する事になります。
アーレントの言う「悪の凡庸さ」とは良心との葛藤や思考を止め人道をはるかに外れた命令でも唯々諾々と従ってしまうその「思考停止」にこそあるとし、人が神より与えられた重要な資質である「考える」事を決して止めてはならないと説きます。
それはアイヒマンの事だけでなく、映画後半、記事を著した事(記事中ではアイヒマンだけでなく結果的にナチに手を貸したことになるユダヤ人指導者達にも言及していた)でユダヤ人社会から敵視され大量の誹謗中傷を浴びる事になりますが、アーレントを罵倒する者の多くが彼女の記事を読んでいなかった所にも掛かっていると言えるでしょう。この点は編者が恣意的にまとめた「ニュース」や「まとめサイト」を一読しただけで記事中の人物を簡単に攻撃してしまうような事象が横行してる昨今にも重要な指摘と言えるかもしれません。
非常に重厚な作りの映画ではありますが、アーレントを理解し愛を貫く夫ハインリヒや、一向に記事が上がらないのにやきもきしてるにも関わらずアーレントに強く出られない雑誌編集長のショーンらとのやり取りや、喧々囂々怒号交じりのディスカッションを戦わせたかと思えば笑顔で乾杯する学者仲間たちの傍目にはちょっと厄介なテンションなど、コミカルなアクセントが絶妙に効いていて決して息苦しいだけの物語にはなってない辺り、監督マルガレーテ・フォン・トロッタの卓抜した手腕の為せる業ですね。
また、記事を発表した事で多くの友を失いながらもその苦悩を紫煙の向こうに(アーレントはかなりの愛煙家だったようで作中ずっと吸ってます)隠しながら「悪の凡庸さ」と対峙しその思考を続けるアーレントの姿を描くこの映画は、ある種のハードボイルド・ロマンとも言えるでしょう。1発の銃弾も放たれない代わりに飛び交うのは「言葉」です。クライマックスにアーレントが語る8分間のスピーチは、きっと観る者の魂を揺さぶる事でしょう。
またしてもミニシアター(東海では現在今池シネマテークのみ)での公開というちょっとハードルの高い作品ではありますが、現代への示唆も多く織り込まれたこの作品、出来るだけ多くの人に観て欲しいですね。
土曜日曜と社員旅行で伊勢に行ってきました。
ただでさえここ最近忙しいというのに貴重な休日をコレで持ってかれるとかマジ勘弁して欲しい流れで只今だいぶ疲労がピークでございます。
こんばんは、小島@監督です。
ただ、たまたま行った日が新嘗祭で、凄い人出ではありましたが斎服着た神官たちが祭礼を執り行う貴重な物が観れたのはラッキーでした。
さて、今回の映画は高畑勲監督の新作アニメーション映画「かぐや姫の物語」です。
高畑勲監督が「ホーホケキョとなりの山田くん」以来14年ぶりに監督した新作は、誰もが良く知る「かぐや姫(竹取物語)」を題材に、というより物語自体はあまり変えずに、それでいて竹取物語のラストでかぐや姫が竹取の翁と媼(おうな)に語る「罪」と「罰」の実相を描いていきます。
この映画の感想を一言で言うなら「とんでもない物を観た」の一言に尽きます。
今年78歳の巨匠が物凄い映画を作ってみせました。
先述したとおり物語そのものの基本的な流れは広く知られた「かぐや姫」とあまり変わりません。大きく違う点はかぐや姫が竹取の翁と媼に拾われてから都へ行くまでの間の時期をよりクローズアップしている点です。里山で知り合った青年・捨丸や子供たちと楽しげに山野を駆け回るシーンの数々が、その後の都での貴族たちの欲望や煩悩に晒される生活との対比として絶妙に活きています。
物語の展開における繊細にしてどこか透徹した人物描写の数々は、かつてTVシリーズ「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「じゃりん子チエ」、劇場映画「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」などを手掛け、名も無き市井の人々の悲喜を描き続けてきた高畑勲の類い稀な観察眼と研ぎ澄まされた手腕が存分に発揮されていると言えます。
予告編をご覧になった方ならお分かりかと思いますが、この映画、非常に特徴的なビジュアルをしています。筆や鉛筆の描線をそのまま活かしたような時に柔らかく時に荒々しい輪郭線に淡い水彩の様な彩色。通常のアニメとはかけ離れたそのビジュアルは、しかし画面の隅々まで非常に躍動感に満ちています。いや、躍動感というより最早「生命感」と呼んだ方が近いでしょう。そう、この映画に登場する者たちは、人はもちろん鳥や虫や草花に至るまで「生きている」のです。それは最早「リアリティ」という言葉すら足りない程です。その映像は観る者に新鮮さと同時に「絵が動く」という事への始原的な驚きを与えてくれる事でしょう。
そもそも「アニメーション」という言葉は元来「魂」を意味するラテン語の「anima」に由来し、「命無き無機物に魂を宿らせ動きを与える行為」という意味合いを持ちます。そしてそれを観る者がそこに本来は持ち得ないはずの魂(霊的人格)を感じ取るというこの流れは、森羅万象全てに魂が宿るとする「八百万の神」、すなわち「アニミズム」とも繋がります。
高畑勲監督は「日本最古の漫画」とも言われる「鳥獣戯画」に強いインスピレーションを感じ、研究していた時期があるそうで、その成果が活かされているのかもしれません。
もちろん何ぼ私でも普段アニメ観ててこんな小難しい事は考えないのですが、今回はその溢れ出る生命感についそんなことを思い起こされてしまいました。
同じスタジオジブリ作品である宮崎駿監督の「風立ちぬ」もある意味宮崎駿の集大成のような部分がありましたが、この「かぐや姫の物語」は紛れも無く高畑勲監督の半世紀以上の長きにわたりアニメーションの製作に携わってきたクリエイターとしての業績の集大成です。と同時にアニメーションという表現方法の可能性を追求し続けたアーティストとしての研鑽の到達点でもあり、同時にその高畑勲の高すぎる要求に応えてみせた一流の匠たちの技芸が集結した、稀に見る本物の傑作です。
これほど凄い作品は10年に1つ登場するかしないかでしょう。本気でお薦め出来る1本です。
もしもあの予告編を観て少しでも気になったのならBlu-ray・DVDのリリースやTV放送など待たずに是非ともスクリーンでこの凄みを多くの人に味わってもらいたいと、心から思います。
ただでさえここ最近忙しいというのに貴重な休日をコレで持ってかれるとかマジ勘弁して欲しい流れで只今だいぶ疲労がピークでございます。
こんばんは、小島@監督です。
ただ、たまたま行った日が新嘗祭で、凄い人出ではありましたが斎服着た神官たちが祭礼を執り行う貴重な物が観れたのはラッキーでした。
さて、今回の映画は高畑勲監督の新作アニメーション映画「かぐや姫の物語」です。
高畑勲監督が「ホーホケキョとなりの山田くん」以来14年ぶりに監督した新作は、誰もが良く知る「かぐや姫(竹取物語)」を題材に、というより物語自体はあまり変えずに、それでいて竹取物語のラストでかぐや姫が竹取の翁と媼(おうな)に語る「罪」と「罰」の実相を描いていきます。
この映画の感想を一言で言うなら「とんでもない物を観た」の一言に尽きます。
今年78歳の巨匠が物凄い映画を作ってみせました。
先述したとおり物語そのものの基本的な流れは広く知られた「かぐや姫」とあまり変わりません。大きく違う点はかぐや姫が竹取の翁と媼に拾われてから都へ行くまでの間の時期をよりクローズアップしている点です。里山で知り合った青年・捨丸や子供たちと楽しげに山野を駆け回るシーンの数々が、その後の都での貴族たちの欲望や煩悩に晒される生活との対比として絶妙に活きています。
物語の展開における繊細にしてどこか透徹した人物描写の数々は、かつてTVシリーズ「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「じゃりん子チエ」、劇場映画「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」などを手掛け、名も無き市井の人々の悲喜を描き続けてきた高畑勲の類い稀な観察眼と研ぎ澄まされた手腕が存分に発揮されていると言えます。
予告編をご覧になった方ならお分かりかと思いますが、この映画、非常に特徴的なビジュアルをしています。筆や鉛筆の描線をそのまま活かしたような時に柔らかく時に荒々しい輪郭線に淡い水彩の様な彩色。通常のアニメとはかけ離れたそのビジュアルは、しかし画面の隅々まで非常に躍動感に満ちています。いや、躍動感というより最早「生命感」と呼んだ方が近いでしょう。そう、この映画に登場する者たちは、人はもちろん鳥や虫や草花に至るまで「生きている」のです。それは最早「リアリティ」という言葉すら足りない程です。その映像は観る者に新鮮さと同時に「絵が動く」という事への始原的な驚きを与えてくれる事でしょう。
そもそも「アニメーション」という言葉は元来「魂」を意味するラテン語の「anima」に由来し、「命無き無機物に魂を宿らせ動きを与える行為」という意味合いを持ちます。そしてそれを観る者がそこに本来は持ち得ないはずの魂(霊的人格)を感じ取るというこの流れは、森羅万象全てに魂が宿るとする「八百万の神」、すなわち「アニミズム」とも繋がります。
高畑勲監督は「日本最古の漫画」とも言われる「鳥獣戯画」に強いインスピレーションを感じ、研究していた時期があるそうで、その成果が活かされているのかもしれません。
もちろん何ぼ私でも普段アニメ観ててこんな小難しい事は考えないのですが、今回はその溢れ出る生命感についそんなことを思い起こされてしまいました。
同じスタジオジブリ作品である宮崎駿監督の「風立ちぬ」もある意味宮崎駿の集大成のような部分がありましたが、この「かぐや姫の物語」は紛れも無く高畑勲監督の半世紀以上の長きにわたりアニメーションの製作に携わってきたクリエイターとしての業績の集大成です。と同時にアニメーションという表現方法の可能性を追求し続けたアーティストとしての研鑽の到達点でもあり、同時にその高畑勲の高すぎる要求に応えてみせた一流の匠たちの技芸が集結した、稀に見る本物の傑作です。
これほど凄い作品は10年に1つ登場するかしないかでしょう。本気でお薦め出来る1本です。
もしもあの予告編を観て少しでも気になったのならBlu-ray・DVDのリリースやTV放送など待たずに是非ともスクリーンでこの凄みを多くの人に味わってもらいたいと、心から思います。
今週木曜日にボジョレー・ヌーヴォーが解禁になります。
今年は昨年ほど気候に恵まれたワケではないみたいで、ひょっとすると銘柄によって当たり外れがあるかもしれません。この辺はやはり農産物相手なので致し方ないですね。
こんな事言うと売る側としては何なのですが、実はヌーヴォーの本当の飲み頃って解禁日よりもう少し先だったりします。一部の銘柄で酸化防止剤を使わない物もあり、さすがにそれは早めに飲んでいただいた方が良いのですが、そうでない一般的な物は年明けくらいが美味しくなってます。もしワインセラーなど本格的に良好な保存状況が実現可能なら1年後にはさらに美味しくなっています。もしも2本以上購入予定のある方は1本残しておいてお正月に飲んでみて解禁日の味と比べてみるのも一興ですよ。
こんばんは、小島@監督です。
ま、こんな事言って2本以上買わせるステマとも言う(笑)
さて、今回の映画は「イヴの時間」で注目された吉浦康裕の監督最新作「サカサマのパテマ」です。
かつて、大異変が世界を襲った。それによって地底世界を生きる事になった民の娘・パテマ(声・藤井ゆきよ)と、空を忌み嫌うアイガ君主国にあって複雑な思いで空を眺める少年・エイジ(声・岡本信彦)。思いがけず出会う事になる2人。互いの重力の向きが逆という2人が交流を深める中、サカサマの地底人がアイガに紛れ込んだ事に気づいた君主・イザムラ(声・土師孝也)はパテマを捕獲するべく治安警察を出動させるのだった。
主人公サイドとヒロインサイドの寄って立つ重力の向きが逆というなかなかユニークなアイディアのファンタジーアニメです。どちらの視点に立っているかで画面の向きが変わったり、違う世界の人間と手を繋ぐと重さが相殺されてより重量のある方へ落ちて(飛んで)行くなど、設定を活かしたビジュアルが多いのも目を引いて楽しいですね。
実は今年の夏に「アップサイド・ダウン」というごく近しい設定の映画があって、そちらは観れないままに終わってしまったのですが、こんな事ならそっちも何とか観ておけば良かったかなと思いましたね。
奇抜な設定にばかり目が行きがちではありますが、ボーイ・ミーツ・ガールから始まる爽やかで真っ直ぐなラブストーリーもポイントです。むしろ物語がシンプルである分複雑な設定が生きてると言ったところでしょうか。
ただ、この映画、欠点もかなり多いのは確かです。
演出に奇妙に溜めの無いシーンが多く所々目まぐるしく感じられてしまう所や、せっかく良いアイディアしてるのにそれを活かしたアクションシーンが少ないのも少々残念です。
それからパテマ、エイジ、イザムラの他にも魅力的な、あるいは思わせぶりなキャラクターが何人も登場するのですがそのほとんどが物語に有機的に絡んでこないのもいささか勿体無い気がします。上映時間がそんなに長くない(99分)なのでしょうがないのかもしれないのですが。
これらの欠点の為にどうしても粗さも目立ってしまうのですが、作品全体の作りが「若い」ので、ある意味でこの洗練されていない部分も魅力とも言えるかもしれませんし、欠点以上にアニメならではのビジュアルを魅せてくれる優れたアイディアと爽やかな物語が観る者の心を躍らせる佳作です。上映館が少ないのが難点ですが、お近くで観られる方は是非どうぞ。
今年は昨年ほど気候に恵まれたワケではないみたいで、ひょっとすると銘柄によって当たり外れがあるかもしれません。この辺はやはり農産物相手なので致し方ないですね。
こんな事言うと売る側としては何なのですが、実はヌーヴォーの本当の飲み頃って解禁日よりもう少し先だったりします。一部の銘柄で酸化防止剤を使わない物もあり、さすがにそれは早めに飲んでいただいた方が良いのですが、そうでない一般的な物は年明けくらいが美味しくなってます。もしワインセラーなど本格的に良好な保存状況が実現可能なら1年後にはさらに美味しくなっています。もしも2本以上購入予定のある方は1本残しておいてお正月に飲んでみて解禁日の味と比べてみるのも一興ですよ。
こんばんは、小島@監督です。
ま、こんな事言って2本以上買わせるステマとも言う(笑)
さて、今回の映画は「イヴの時間」で注目された吉浦康裕の監督最新作「サカサマのパテマ」です。
かつて、大異変が世界を襲った。それによって地底世界を生きる事になった民の娘・パテマ(声・藤井ゆきよ)と、空を忌み嫌うアイガ君主国にあって複雑な思いで空を眺める少年・エイジ(声・岡本信彦)。思いがけず出会う事になる2人。互いの重力の向きが逆という2人が交流を深める中、サカサマの地底人がアイガに紛れ込んだ事に気づいた君主・イザムラ(声・土師孝也)はパテマを捕獲するべく治安警察を出動させるのだった。
主人公サイドとヒロインサイドの寄って立つ重力の向きが逆というなかなかユニークなアイディアのファンタジーアニメです。どちらの視点に立っているかで画面の向きが変わったり、違う世界の人間と手を繋ぐと重さが相殺されてより重量のある方へ落ちて(飛んで)行くなど、設定を活かしたビジュアルが多いのも目を引いて楽しいですね。
実は今年の夏に「アップサイド・ダウン」というごく近しい設定の映画があって、そちらは観れないままに終わってしまったのですが、こんな事ならそっちも何とか観ておけば良かったかなと思いましたね。
奇抜な設定にばかり目が行きがちではありますが、ボーイ・ミーツ・ガールから始まる爽やかで真っ直ぐなラブストーリーもポイントです。むしろ物語がシンプルである分複雑な設定が生きてると言ったところでしょうか。
ただ、この映画、欠点もかなり多いのは確かです。
演出に奇妙に溜めの無いシーンが多く所々目まぐるしく感じられてしまう所や、せっかく良いアイディアしてるのにそれを活かしたアクションシーンが少ないのも少々残念です。
それからパテマ、エイジ、イザムラの他にも魅力的な、あるいは思わせぶりなキャラクターが何人も登場するのですがそのほとんどが物語に有機的に絡んでこないのもいささか勿体無い気がします。上映時間がそんなに長くない(99分)なのでしょうがないのかもしれないのですが。
これらの欠点の為にどうしても粗さも目立ってしまうのですが、作品全体の作りが「若い」ので、ある意味でこの洗練されていない部分も魅力とも言えるかもしれませんし、欠点以上にアニメならではのビジュアルを魅せてくれる優れたアイディアと爽やかな物語が観る者の心を躍らせる佳作です。上映館が少ないのが難点ですが、お近くで観られる方は是非どうぞ。