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ちゅうカラぶろぐ


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先週発売された「NEWラブプラス+」買いました。

しかも今回はネネ・デラックス!
私の元にも遂に3DS LLが!正直3月は諸々の出費が激しくてとても限定版にまで手が回らないから予約すらしてなかったというのに。
しかし「メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ」を買おうと寄ったソフマップで店頭分があるのを発見。すかさず財布を確認。
……行ける!
気が付けばレジに向かっておりました。勿論後悔はしていない。

こんばんは、小島@監督です。
今回仕事が予想外に押して月曜日の更新が間に合いませんでした。申し訳ありません。

さて、今回の映画は「映画プリキュアオールスターズNewStag3 永遠のともだち」です。
すっかり春休みの常連になりつつあるプリキュアオールスターズの新作にしてNewStageを締めくくる最終作です。

妖精学校に通うエンエン(声・玉川砂記子)とグレル(声・愛河里佳子)は校長から最近新しく誕生したという「ハピネスチャージプリキュア」について調べて欲しいと頼まれ人間界へと赴いた。手がかりが全く無いので先ずは友人である相田マナ(声・生天目仁美)たちを訪ねる事に。
マナのパートナーである妖精シャルル(声・西原久美子)は新たなプリキュアの妖精であるリボン(声・松井菜桜子)と友人であるらしく連絡を取ってくれることに。
その頃人間界には子供たちが眠ったまま目を覚まさなくなるという現象が続発していた。
新たなプリキュアを訪ねたエンエン達だったがその1人である愛乃めぐみ(声・中島愛)もまた他の子供たち同様眠ったまま目を覚まさなくなっていた。
そこでめぐみの目を覚ますべくブルー(声・山本匠馬)の手引きでマナ達は夢の世界へダイブする事になるのだった。

前作で物語の中心だったエンエンとグレルが今作でも牽引役として登場。さらにNewStage1作目で登場した坂上あゆみ(声・能登麻美子)も再登場しシリーズの繋がりがこれまで以上に色濃くなっています。

NewStageシリーズは、それ以前までの「DX」3部作より「お祭り感」よりもシナリオ性を重視した作りになっていたのが特徴で、そこが評価される反面批判の対象ともなっていたのですが、今作では従来のシナリオの強さに加えて「お祭り感」が格段に増強され実に華やかで賑やかな映画になりました。
作品の枠を超えたキャラクター達のコンビネーションやコラボレーションを大量に織り交ぜたアクションの数々は私みたいなシリーズのファンにはどうしようもなくワクワクさせられてしまいますし、ストーリー面についてもそれぞれの夢に向かって日々懸命に生きる少女たちの点描はどこか胸を熱くさせる物があります。

何よりこの映画最大の見どころというべきか、最高に素晴らしい点はクライマックスにあります。
ここで起きる事がNewStageの前2作と今作を包括して全てを一つの物語・トリロジーとして成立させ、恐らくは前2作に不満点を感じていた人もその不満を吹き飛ばされてしまうほどのカタルシスに満ちています。

シリーズ最高峰の出来栄えと言って良いエンディングのCGによるダンスムービーも必見。どこを取ってもまさに劇場版ならではの味わいを楽しめます。
プリキュアファンなら楽しめる事間違い無し。何とか時間を作って観るだけの価値はありますよ!


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4月からの増税を機に各シネコンが一斉に価格改定を発表。
基本料金は変わらないけど、増税に対応するため1日のファースト・デイやレディース・デイ、レイトショーなどの料金を100円値上げするとか。その他色々サービス内容を見直したりするそうです。
映画館経営がどれほどのものかはさすがに分かりませんが、そもそも日本の映画館の鑑賞料金は高いと言われているのにサービスデイ料金を上げちゃいます、というのは少々殿様商売な気がしないでもありません。実際独立系のミニシアターはファースト・デイこそ横並びで100円増しにしているところが多いものの、他はほぼ据え置きで対応してますしね。

こんばんは、小島@監督です。
私はそれくらいではハードルにはなりませんが、普段映画に行かない人が更に足が遠のいてしまわないか気になります。

さて、今回の映画は「劇場版薄桜鬼第一章京都乱舞」および「第二章士魂蒼穹」です。
3度のTVシリーズに加えOVA、舞台化もされた乙女ゲームの人気タイトルが劇場版に。幕末の動乱に翻弄されながら己の信念を貫く新選組と、彼らと共に生きる事を決意した少女の物語がスクリーンで展開します。

文久3年(1863年)京都、失踪した父を探すべく京を訪ねた雪村千鶴(声・桑島法子)はそこで異形の者に襲撃される。窮地を救ったのは新選組・土方歳三(声・三木眞一郎)だった。新選組が京都警護とは別に「羅刹」と呼ばれる異形を追う任を受けている事を知った千鶴はそこに父の手掛かりを感じ、屯所にいられるように頼み込むのだった。

そもそも自分には門外漢なこの話を何で観に行ったかといえば昨夏「風立ちぬ」を観た際ついでに「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」を観ようと思ったら満席で、同時間帯に上映される「貞子3D2」と「薄桜鬼」を天秤にかけてこっちを選んでみたという非常に適当な理由で、その時は「新選組をモチーフにした乙女ゲーがある」位の予備知識しかなく、まさか「鬼」だ「羅刹」だと伝奇的要素の強い作品だとは知らなかったものだから観てて結構驚きました。
しかも「戦国BASARA」や「タイバニ」など強い女性ファン人気に支えられた作品は大抵女性客が賑やかになるのでコレもそうだろうと思っていたら、張り詰めた空気が漂うくらい客が集中しているのも驚きました。後で「大人乙女」とか「貴腐人」なる単語を知り、ちょっと世界が広がった気がします(笑)

この「薄桜鬼」という作品、原作のゲームやTVシリーズでもそうだったのかもしれませんが、先ず時代考証のディテールを重視し史劇としての骨格を確かなものにした上で伝奇物としての要素を加味した作りになっているのが特徴で、自分が食い付いたのもその部分でした。もっとも第一章はその辺のバランス感覚が優れているのですが、第二章はよりパーソナルな方向へ物語がシフトして行くためか史劇としての味わいが薄れてしまうのが少々残念です。
映画は2部合せても3時間超という尺のため、伝奇的要素に対してはちゃんと語られるものの、史実や実在の人物についてはほぼ全く説明が無いので、「薄桜鬼」という物に対して予備知識の無い私のような者でも楽しめる間口の広さはありますが、最低限新選組の沿革くらいは知ってないと登場人物の把握すら難しいかもしれません。

この映画のポイントとしては、さすが乙女ゲー原作と言うべきか、一章二章ともに全編に亘って美麗で端正な楽しめるのが特長です。レイアウトもゲームに合わせた物が多いようなのも良いですね。殺陣のシーンなども多くがその端正さを保ったまま進むあたり徹底されています。
背景美術も見事で繊細さに加えある種の幽玄さも備わっており、端正なキャラと合わせて1つ1つのカットがそれぞれ単独で抜き出しても絵になる感じです。
個人的には終盤の千鶴の洋装姿がツボで、何かグッズでもないかなと思って見てみたけど特に無かった(笑)

川井憲次の手による音楽も物語を盛り上げます。押井守監督作品の音楽で良く知られる川井氏ですが、NHK時代劇「塚原卜伝」や「鼠、江戸を疾る」、中国映画「墨攻」など史劇・時代劇への楽曲提供も多く、この作品でもその相性の良さを見せつけます。後で知ったのですがTVシリーズの方は大谷幸(平成「ガメラ」三部作やアニメ「ポポロクロイス」など)なんですね。コレはコレでちょっと聴いてみたい気もします。

全体的にレベルの高い作品ではありますが、全編新作とは言えいわゆる「再構築物」に近い作りなので、シーン間での繋ぎがイマイチな部分も多くこの手の物にありがちなぶつ切り感を感じる箇所が多いのが欠点です。
ただそのぶつ切り部分の間に何があったか結構気になるのでいずれTVシリーズも観てみようかなという気になったりしたので一概に欠点とは言い切れないかもしれません。
ていうか特に第一章と第二章の間!そこが一番気になるよ!何があったんだ、アレ!?

シナリオが駆け足過ぎて江戸から東北・蝦夷までがご近所に思えてしまったりラストの余韻がイマイチだとかいろいろ残念なところもあるとは言え、基本的にはファンムービーの性格の強いこの映画、自分にとってはアイマスやプリキュアなんかがそうなんですが好きなキャラクターがスクリーンの大画面で観られるのはやっぱり結構テンション上がるものなのでファンの方は是非足を運んでほしいところですね。ファンでない方も普段観るものとは一味違う物語を楽しんでみるのもなかなか面白いですよ。





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来月から消費税率が上がるのでその前に定期を更新できないかと思って自分の定期券の日付と更新可能の日付を確認したら、ほんの3日くらいの差で出来ない事が判明。それくらいフライングできないかと駅員に聞いてみたけどダメなものはダメでした。ですよね~。

こんばんは、小島@監督です。
しかしBeforeとAfterで5,000円位違うのに…ぐぬぬ…

さて、この週末大学の同期の結婚披露宴に参席するために東京へ行ってきました。関東暮らし結構長かったのにその間1度も行く事の無かった代官山に今になって行く事になろうとは、そこはかとなく不思議な感じがします。
数年ぶりに再会し旧交を温め深夜まで酒をあおったその翌日、皆と別れて私が向かった先は神田・神保町。
目的地は地下鉄の神保町駅からすずらん通りという通りを歩くこと3,4分にある映画館、

その名もズバリ「神保町シアター」です。
HPはこちら

神保町シアターはいわゆる「名画座」と呼ばれるタイプの、基本的に新作の上映を行わない映画館です。
2~4週間単位でテーマを決めてタイトルをセレクトしての特集上映が基本スタイルです。
席数は99席と少なめですが、ゆったりめに作ってあるのと前後列の段差を強めにしているシネコンで主流のスタジアム式なのでストレスの少ない座席なのが良い感じ。さらに全席テーブル収納式の座席になってるのもポイント高いです。
なお、同じ建物内に「花月」が併設されており、吉本新喜劇のお笑いも楽しめます。
その神保町シアターが3月現在展開しているテーマは「ゴジラ映画総進撃」!

来月4月11日まで5週間にわたりゴジラシリーズ全28作品を一挙上映するという俺得なんてモンじゃない熱い企画です。毎週土曜には関係者を招いてのトークイベントも開催しているよう。
昨日私が立ち寄った際に観たのはコレ。

「三大怪獣 地球最大の決戦」です。
1964年12月に公開されたこの映画は、ゴジラ最大のライバルとして名高いキングギドラが初登場した作品であり、同時に1975年まで続くゴジラを善玉とする作品群の発端ともなった、それまでとは明確な路線変更を打ち出した作品です。何気に後年「ウルトラマン」で主人公・ハヤタ隊員を演じる事になる黒部進が端役で出演してたりします。
ゴジラ・モスラ・ラドン・キングギドラの怪獣たちと、主要登場人物の物語上の立ち位置を対照的に配置していたり、「ローマの休日」を意識した王族の姫と一般人との交流を描きながらそこにSFテイストを絡ませたりとなかなか意欲的なアイディアが盛り込まれています。
正直言うと個人的にはシリーズの中ではあまり好きな作品ではないのですが、取り敢えず久しぶりにゴジラをスクリーンで観られたのでそれだけで大体満足。
この映画、特撮面の見どころは何と言ってもキングギドラの操演。3つの首がそれぞれ別個に動きゴジラに絡みつく様はなかなかの迫力です。
ま、そうは言っても最大の見どころはモスラがゴジラとラドンに対し説得工作を試みてそれを小美人(ザ・ピーナッツ)が通訳する場面。あまりのシュールっぷりに脱力必至。必見(笑)!

神保町シアター、ゴジラ特集が終わったらそのまま東宝特撮特集に移るそうで、正直今だけ東京に通いたい気分。さすがにそんな事できませんが。ま、全部DVD持ってるし悔しくなんかないんだからね!

東海3県ではもう多くが姿を消してしまった名画座ですが、東京はまだまだ多くが独自の企画力で
存在感を示し続けています。東京を訪れた際には観光名所も良いですが、名画座に立ち寄ってみるのも一興ですよ。

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先日ツイッター上で展開されたネタに「私のイメージCVは誰ですか?」をフォロワーさんに」聞くというのがあり、ちょっと乗っかってみたところ、来た返答が

小山力也、遊佐浩二、石田彰

幅広っ!全体的に説明キャラ的な雰囲気が漂う以外はまるで別ベクトルの声色です。
実はこの中で遊佐浩二だけは以前にも「声質が近い」と人に言われた事があり、今回もその名前が出たのでやっぱり近いのかな、という気がしましたね。

こんばんは、小島@監督です。
こういう質問で人のイメージを聞いてみるのもちょっと面白い。

さて、今回の映画は主演のマシュー・マコノヒーが先ごろアカデミー主演男優賞を獲得した「ダラス・バイヤーズ・クラブ」です。

1980年代半ば、テキサス。電気技師でありロデオカウボーイでもあるロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、連夜に渡り数多くの女性とのSEXを楽しんでいた。
ある日自宅であるトレーラーハウスに戻ったロンはそこで昏倒し次に目覚めた時には病院のベッドだった。そこでロンは自身がHIVウィルスに感染し余命30日を宣告される。
生き延びたい一心で死に物狂いに勉強するロンだったが、アメリカの承認薬の少なさに絶望し、代替薬を求めてメキシコへ渡る。メキシコで医師バス(グリフィン・ダン)から薬品と共に利権に絡むFDA(アメリカ食品医薬品局)の実態を聞かされたロンは代替薬の密輸を思いつき、入院中に知り合ったレイヨン(ジャレッド・レト)と共に未承認薬品提供組織「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を立ち上げるのだった。

80年代後半に実在した密輸組織とその発起人であったロン・ウッドルーフの後半生を虚実ないまぜにして描く物語です。
80年代はエイズの研究がようやく緒に就いたばかりで理解が現在ほどに無く、誤解と偏見が蔓延していた時期であり、またロック・ハドソン(1925年~1985年。「武器よさらば」「ジャイアンツ」などに出演した俳優。著名人として世界で初めてエイズ患者である事を公表した。)HIV感染と共にゲイであることを告白した事も「エイズ=ゲイ・レズの病気」という偏見に拍車を掛けました。この偏見は日本にも伝播し、オカマキャラに「エイズが移る」と揶揄する漫画も存在しました(読んだ覚えがあるけどタイトルまでは覚えてない)。保守層が強い南部テキサスではなおの事で、ロンがエイズと判明するやそれまでの友人は全てロンを「ゲイ野郎」と罵って離れて行き、電気技師の職まで失ってしまいます。
ロン自身もホモフォビア(同性愛嫌い)でしたが、ダラス・バイヤーズ・クラブのビジネスパートナーであるゲイのレイヨンとの関わりの中、性的マイノリティーへ向ける眼差しに少しずつ変化が現れるのがこの映画の見どころの一つになっています。

自身や組織の客の延命の為にメキシコを始めとした国々で低負担な未承認薬を追い求めるロンは、当然FDAやFBIに目を付けられる事になり、彼らの目をいかにかいくぐって薬を持ち込むかというレジスタンス的戦いも大きなポイントです。最終的に法廷闘争にまで発展する中、それでも自身のスタイルを曲げずに政府に向かって啖呵切ってみせるロンの姿はまさに不屈のカウボーイと言った趣です。
作中でも重要な位置づけにあるFDA認可の抗エイズ薬「AZT」は、しかし早い段階から強い副作用が知られていて低負担な薬品の早期承認を求める声が上がり、ロンのように密売組織を結成する者や激烈な政治活動を行う者が現れました。
映画は基本的にロンの視点で描かれ、俯瞰的な情報は少ないのである程度エイズについての沿革を予備知識として得ておくか、パンフレットを購入しておく方が良いかもしれません。

俳優の話に移るとアカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒーももちろんですが、ノミネートどまりだったとは言えレイヨン役のジャレッド・レトも目を引きます。両者ともエイズ患者を演じるためにクリスチャン・ベールみたいな減量をして臨んでおり、特にマコノヒーの病状が進むにつれてだんだん痩せて行くという神業には驚く以外ありません。

この作品、現代の実話を描いた物語ではありますが、死にゆく者が最後の輝きを見せるメロドラマというよりただの刹那的なチンピラが最終的に政府と真っ向戦いを挑む真のカウボーイへと変わりゆくさまを描くタフな成長譚です。
感動的な話で泣きたいというより、ロックな魂を感じて奮い立たせたい方にこそおすすめしたい1本。バーボンと共にどうぞ(笑)

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ライブの余韻を引きずって、週末に週末に通算3度目のアイマス劇場版を観てきました。
基本的にリピーターとかしないタイプなので、同じ映画を3度リピートするなんて初めての経験です。
2度の鑑賞で観るべき所など既にほとんど押さえきってて単に気分を楽しむだけだと思っていたのにクライマックスのライブシーンで曲のイントロ始まった途端に落涙。自分の心に刻まれた余韻は自覚している以上に深かったようです。

こんばんは、小島@監督です。
最初どうしようかと思いましたけどツキノワさんの性格からして湿っぽいままなのは笑われてしまいそうですし、やっぱり今日も通常運転で行きますよ!

さて、今回の映画は今週7日より公開になる荒川弘原作のコミックの実写映画化「銀の匙 Silver Spoon」です。
現在ノイタミナ枠でアニメも放送中のコミックが映画化。ありがたい事に試写会で先んじて観る事が出来ました。ただアニメがフジ製作なのに対して映画はTBS製作なので上映前の作品紹介でアニメの事に一切触れないのにちょっと微妙な気持ちになりました(苦笑)

進学校への受験に失敗し、逃げるように大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾(中島健人)。将来の目標も夢も無い八軒は御影アキ(広瀬アリス)や駒場一郎(市川知宏)ら様々な目標を抱いている級友たちに劣等感を隠せない。そんな彼を待っていたのは矢継ぎ早に行われる実習や朝4時起きで始まる部活と言った農業高校ならではの濃密な日々だった。

アニメを観ている時も感じていたのですが、題材が題材なだけに上手に作れば実写化との親和性は高いだろうなと思っていたらその通りでした。
原作コミックやアニメとは違うのでデフォルメ化されたコミカルさは削がれてしまうものの牛や馬、豚と言った動物をそのまま使う分ある意味原作以上の説得力を持ち得たと言えるでしょう。
青春物としての軽やかさを残しながらも厳しい農業経営の実態を織り込み、敢えて屠畜のシーンをもやってみせた(さすがに映像は実習用の教育ビデオから借用したらしいですが)ことで、身近な「食品」への興味を持たせる事にも効果を上げています。
監督が不必要な盛り上がりを避けたのかいささか淡々と作り過ぎてるきらいがあり、いくつかのシーンではそれが逆効果に感じられる箇所もありましたが、全体的には優れた映画であるといえるでしょう。

俳優陣の演技もなかなかで、過剰さを排除した中島・広瀬・市川の主要3名の誠実な演技が見事です。
キャスティング面もヒロイン御影の家族が父・竹内力、祖父・石橋蓮司、叔父・哀川翔という農業より抗争が始まりそうなゴツいメンツがおかしいですし、誰が演じてるのかちょっと分からず仕舞いだったんですが稲田多摩子があまりにも多摩子でビビりました。良く見つけてきたな、あんな人。もっともさすがにトランスフォームはしませんが(笑)

原作の熱狂的なファンではないのでそう言う方たちにどこまで受け入れられるかはわかりませんが、クスリと笑えてちょっぴり泣けて「命」や「食品」について考えさせられる佳作です。
観てみる価値の作品だと思いますよ。興味のある方は是非。

余談ですが、この作品の試写会では主演2人(中島健人・広瀬アリス)の舞台挨拶があり、アイドルグループ「Sexy Zone」のメンバーでもある中島健人の登壇の瞬間は女性客からの歓声で場内が覆い尽くされて、初めて「黄色い声」ってやつを圧力で感じました。
ありゃ凄ぇ(笑)



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本日昼、思いもよらぬ報が私の元に飛び込んできました。

ちゅうカラメンバーの一人であるツキノワさんの急逝の報です。

あまりに驚いて最初何を言われてるのか分かりませんでした。
お通夜の席で遺影を見てようやく自分の心がその事実を受け入れてるような状況でした。

歌会の席でも普通に中ジョッキ頼んじゃうような酒好きで煙草好きで豪放磊落。
それでいて屈託の無い笑顔が大好きでした。
酒の席で特撮やタランティーノ映画でバカ話してたのがつい昨日の事のようです。

良き友であり、良き人生の先輩でした。

もっと一緒に歌を歌いたかった。
もっと酒を酌み交わしたかった。
もっと他愛の無いバカ話をしたかった。
全て叶わぬ事となってしまいました。

せめてこの場を借りてご冥福をお祈りします。

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この週末は川崎の方やら名駅やらで大きな事件や事故が発生して物騒なニュースが飛び交う状況に。どれもほんの少しの差で自分や知人に被害が及んでいた可能性があったかと思うと、日々無事に暮らせてるのはそれだけで幸運なのかもしれません。

こんばんは、小島@監督です。
今回の遠征も無事に終わって良かった。

さて、今回はこの土日に開催された「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014 」のライブレポートです。
9年目を迎えたアイマスが遂にさいたまスーパーアリーナに進出。今回は765プロのメンバーだけでなくモバゲーで展開中の「シンデレラガールズ(以下デレマス)」、グリーで展開中の「ミリオンライブ(以下ミリマス)」の声優たちも出演し、総出演者数30名オーバーの大人数でのステージになりました。
2日間のステージは、両日とも大枠の構成こそあまり変わらないもののデレマス・ミリマスのメンバーが初日と2日目では出演者が違うためセットリストが変わる事と、一部の曲ではステージ演出を変える事で大きく印象の違ったものになり、どちらか1日だけでも充分に楽しめますが、2日間両方行くとより深く楽しめるようになっていました。

両日ともステージの開催時間は実に約5時間!4時間くらいは読んでたんですがその上を軽く行かれました。
しかも披露した曲数も50曲を超え(メドレー含む)、しかもうち8割がアップテンポナンバーな上、MCも短めに設定して曲に移る超攻撃的なセットリスト。特にその辺の気構えが出来てなかった初日はMCで「ここで折り返し点です」の一言に「まだ折り返しなの!!?」と軽く絶望的な気持ちになるほど消耗してました。
でも、そのMC直後のメドレー1発目の「キラメキラリ」で全力でウルトラオレンジ振ってたりしたんですけどね(笑)!

印象に残ったところを全て書き出すとどれだけ字数があっても足りないので厳選して書くと、初日は、先ずはミリマスのジュリア役愛美さんの「流星群」。愛美さんは既に「ベン・トー」のOPなどで実績のある方で自身でギターを持ち込んでのパワフルなソロプレイはこれまでのアイマスには無かったタイプのパフォーマンスで驚きました。
それからメドレーの中に今回765プロのメンバーで唯一出演していない秋月律子役若林直美さんの持ち歌である「いっぱいいっぱい」が組み込まれていた事にえらい感激しました。しかも歌ってる高槻やよい役仁後真耶子さんと四条貴音役原由実さんの眼鏡姿が何とも可愛くてね~。
そして何と言っても水瀬伊織役釘宮理恵の「my song」に落涙。声も出ない程に嗚咽。毎度わかりやす過ぎだ自分。

2日目は17,000人規模の「メーデー!」コールと「ウサミン」コールが響き渡る光景が実にシュールだった「あんずのうた」と「メルヘンデビュー!」にちょっとビビったり、感極まって声が出なくなってしまった萩原雪歩役浅倉杏美さんの「ALRIGHT*」を観客が受け継いで歌ったり、すでにそれだけでこっちも涙目になってるのにその後に出てきた菊地真役平田宏美さん(最近産休から復帰なさった)の「自転車」でイントロで叫ぶ「ただいまー!」に良い感じにやられちゃったり。
そして何と言ってもサプライズゲストで登場した戸松!
戸松遥!
ええ、ぶっちゃけ2日間で1番叫んだのは彼女が登場した瞬間ですよ。しかも自己紹介の時にアイマスDSから既に4年は経過しているというのに「日高愛を演じています」と現在形で言ってくれた事に素で感激。しかも1曲だけの登場かと思いきやラストでも「M@STERPIECE」でバックダンスやってたり結構出番が多くて驚き。何より765プロ、デレマス、ミリマス、876プロのそれぞれのセンターが揃い踏みした様はなかなか感慨深いものがありました。
そしてステージ終盤の如月千早役今井麻美さんの「約束」が初日とは演出を変えてきて、その変え方があまりに反則でまたしてもサイリウムを振る事も出来ず号泣。

他にもより表現力に深みが増した原由実さんのバラードや北沢志保役雨宮天さんに思わず「ヤモト=サ~ン!」と叫んでしまったり(彼女は「ニンジャスレイヤー」でヤモト・コキ役を演じているので)とか書きたい事は山ほどあるのですが、今回はここでやめておきます。既に文章構成が少しおかしいし。気になる方は歌会の時にでも私に話しかけてください。あるいは私のツイッターのTLを覗いて下さい。

最後に、せっかくなので今回名刺を作って持って行ったらたくさんの同僚Pの方々と名刺交換という形で交流できたのも楽しかったですね。終了後に寄った居酒屋にもPがいて初対面なのに一緒に酒を飲んだりとライブ以外の所でも満喫できました。コレはもうアイマスならではの光景で、ファンを「プロデューサー」と、仲間を「同僚」と呼称するアイマスの設定が素晴らしく花開いてると言えるところですね。

疲れ切っちゃって腕も足もまだ重たいままですが、今も体の奥に余韻が残る今回のアイマスライブはアイマスに限らずこれまでに観た多くのライブの中でも特に忘れ難いものになりました。
やっぱりアイマスは最高だよ。これだからPってやめられないんです(笑)





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