先週放送された「ラブライブ!」の最終回、最後の最後でこれまでのムードをひっくり返す結末に盛大にズッコケました。確かに劇場版やアリーナライブを控えているなど「ラブライブ!」というブランドにエンドマークを付けるようなラストにはしたくないのは理解できるのですが、アニメ単体だけで観た場合、2期も後半に差し掛かって3年生メンバーの卒業が見えるようになってからのモラトリアムの終焉と青春のほろ苦さを丹念に描き出すドラマが素晴らしく、もしもエンディング前の穂乃香のセリフで終わっていたなら2010年代を代表する傑作に成り得たに違いなかっただけに複雑な気分です。
こんばんは、小島@監督です。
とは言え劇場版は公開されたらされたで観に行く気満々です。何だかんだμ’sの9人は気に入っていますのでね(笑)
さて、今回の映画は現在公開中の作品ではなく今週9日にBlu-ray&DVDがリリースされる「ホビット 竜に奪われた王国」です。先日ソフトのリリースに合わせた記念上映イベントで観る機会に恵まれました。
邪悪な竜スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)に故郷を奪われたドワーフの王子トーリン(リチャード・アーミティッジ)は、13人のドワーフと灰色の魔術師ガンダルフ(イアン・マッケラン)とホビットのビルボ・バキンズ(マーティン・フリーマン)と共に故郷エレボールを奪還するために旅を続けていた。
邪悪なオークたちの追撃を躱しながら旅を続ける一行だったが、その最中に巨大蜘蛛の巣穴に紛れ込んでしまう。巨大蜘蛛に捕食されかけた一行を救ったのは、ビルボの機転と蜘蛛を退治に来た「森のエルフ」レゴラス(オーランド・ブルーム)とタウリエル(エヴァンジェリン・リリー)率いる闇の森の守備隊だった。
世界的に高い評価を得た「ロード・オブ・ザ・リング(以下ROTR)」3部作の前日譚に当たる「ホビットの冒険」を3部作を手掛けたピーター・ジャクソンが3部作として映像化。今回の「竜に奪われた王国」は「思いがけない冒険」に続く2作目に当たります。
実は「ROTR」は何度も観たくらいに気に入ってる映画なのですが「ホビット 思いがけない冒険」は観ないままに終わってしまったので結果的に今作も公開時はスルーしていたのですが、結構何とかなるものです。前作を観ていなくてもほとんど問題無い事に驚きました。
「ROTR」は非常に長大な原作を3部作に「まとめ上げる(と言っても総時間は11時間に及びますが)」ような濃密なダイナミズムに満ちた作品でしたが、「ホビット」は低年齢向けの比較的短い原作を3部作に「仕立て上げる」という原作に対するアプローチの違いも影響しているかもしれません。
原作が低年齢向けの作品である事は映画自体のムードにも影響しており、重厚な雰囲気に満ちた「ROTR」と比べるとずっと物語も分かりやすく軽妙なファンタジー・アドベンチャーになっています。
物語にいろいろ盛り込めた結果なのか、全編に亘り工夫を凝らしたアクションを楽しめるのも大きな特徴です。中でも中盤ドワーフたちが樽に入り込んで急流をオークやエルフに追いつ追われつしながら下って行くシーンと終盤鉄鋼精錬所でのスマウグとの対決は数多くのアイディアとギミックが活かされた非常に楽しいシークエンスです。
3D映画として製作されている事もあって奥行きを最大限に利用したショットが多いのも特徴で、今回は2Dでの鑑賞だったのですが3Dでも観てみたくなりました。もっとも2時間40分も3D眼鏡を掛けていたくない気持ちも強くちょっと複雑な気分ですが(苦笑)
しかしHFR48方式(ハイ・フレーム・レート。映画は通常秒間12~24コマで撮影されるが「ホビット」は秒間48コマで撮影されている)の3D映画を観る機会は現状コレだけですし、完結編は3Dで観てみたい気がしますね。
3部作ということの弊害と言うべきか、物語のボルテージが最高潮に達した瞬間に終わってしまうため終わった後の感情の持って行き場に困るのが難点ですが、娯楽作としては充分楽しめる1本ですし、長尺とは言えBlu-rayやDVDなら一旦停止も可能です(笑)
たまにはこういう重量級のファンタジー映画も悪くないですよ。
こんばんは、小島@監督です。
とは言え劇場版は公開されたらされたで観に行く気満々です。何だかんだμ’sの9人は気に入っていますのでね(笑)
さて、今回の映画は現在公開中の作品ではなく今週9日にBlu-ray&DVDがリリースされる「ホビット 竜に奪われた王国」です。先日ソフトのリリースに合わせた記念上映イベントで観る機会に恵まれました。
邪悪な竜スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)に故郷を奪われたドワーフの王子トーリン(リチャード・アーミティッジ)は、13人のドワーフと灰色の魔術師ガンダルフ(イアン・マッケラン)とホビットのビルボ・バキンズ(マーティン・フリーマン)と共に故郷エレボールを奪還するために旅を続けていた。
邪悪なオークたちの追撃を躱しながら旅を続ける一行だったが、その最中に巨大蜘蛛の巣穴に紛れ込んでしまう。巨大蜘蛛に捕食されかけた一行を救ったのは、ビルボの機転と蜘蛛を退治に来た「森のエルフ」レゴラス(オーランド・ブルーム)とタウリエル(エヴァンジェリン・リリー)率いる闇の森の守備隊だった。
世界的に高い評価を得た「ロード・オブ・ザ・リング(以下ROTR)」3部作の前日譚に当たる「ホビットの冒険」を3部作を手掛けたピーター・ジャクソンが3部作として映像化。今回の「竜に奪われた王国」は「思いがけない冒険」に続く2作目に当たります。
実は「ROTR」は何度も観たくらいに気に入ってる映画なのですが「ホビット 思いがけない冒険」は観ないままに終わってしまったので結果的に今作も公開時はスルーしていたのですが、結構何とかなるものです。前作を観ていなくてもほとんど問題無い事に驚きました。
「ROTR」は非常に長大な原作を3部作に「まとめ上げる(と言っても総時間は11時間に及びますが)」ような濃密なダイナミズムに満ちた作品でしたが、「ホビット」は低年齢向けの比較的短い原作を3部作に「仕立て上げる」という原作に対するアプローチの違いも影響しているかもしれません。
原作が低年齢向けの作品である事は映画自体のムードにも影響しており、重厚な雰囲気に満ちた「ROTR」と比べるとずっと物語も分かりやすく軽妙なファンタジー・アドベンチャーになっています。
物語にいろいろ盛り込めた結果なのか、全編に亘り工夫を凝らしたアクションを楽しめるのも大きな特徴です。中でも中盤ドワーフたちが樽に入り込んで急流をオークやエルフに追いつ追われつしながら下って行くシーンと終盤鉄鋼精錬所でのスマウグとの対決は数多くのアイディアとギミックが活かされた非常に楽しいシークエンスです。
3D映画として製作されている事もあって奥行きを最大限に利用したショットが多いのも特徴で、今回は2Dでの鑑賞だったのですが3Dでも観てみたくなりました。もっとも2時間40分も3D眼鏡を掛けていたくない気持ちも強くちょっと複雑な気分ですが(苦笑)
しかしHFR48方式(ハイ・フレーム・レート。映画は通常秒間12~24コマで撮影されるが「ホビット」は秒間48コマで撮影されている)の3D映画を観る機会は現状コレだけですし、完結編は3Dで観てみたい気がしますね。
3部作ということの弊害と言うべきか、物語のボルテージが最高潮に達した瞬間に終わってしまうため終わった後の感情の持って行き場に困るのが難点ですが、娯楽作としては充分楽しめる1本ですし、長尺とは言えBlu-rayやDVDなら一旦停止も可能です(笑)
たまにはこういう重量級のファンタジー映画も悪くないですよ。
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昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
今回も過去最大の参加人数だそうで、とうとう最初と最後に集まる804号室にも全員が収まらなくなってきた感じですね。また今回はしばらくぶりにお会いできた方が多かったのも嬉しかったです。
こんばんは、小島@監督です。
それにしても一度挫折したような事でも何年も後に思わぬ形で誰かの役に立てたかもしれないというのは嬉しくなりますね。
やることだらけでテンパって無理をしてつまづいても何か必ず掴んでるさ。無駄なんて何もない。
さて、今回の映画は「聖闘士星矢LEGEND of SANCTUARY」です。
夜空を貫く流星のように地上に堕ちる一つの光。それは射手座の黄金聖闘士アイオロス(声・森川智之)だった。彼の両腕には赤子が抱かれていた。裏切り者として襲撃され、瀕死の重傷を負ったアイオロスは、偶然その場に居合わせたグラード財団総帥城戸光政(声・大杉漣)に赤子と後に訪れる運命を託し命を落とす。
16年後、赤子は光政の孫娘沙織(声・佐々木彩夏)として美しく成長した。その16歳の誕生日に沙織は執事の辰巳(声・島田敏)から自身の運命を知らされる。突如沙織は何者かの襲撃を受ける。窮地に陥った沙織を救ったのは、ペガサス星座の聖闘士星矢(声・石川界人)だった。
原作者車田正美のデビュー40周年を記念し、世界的と言っても良い彼の代表作である「聖闘士星矢」をフルCGで劇場アニメーション化。デザインや設定を大幅に刷新したキャラクターに、「十二宮編」をベースにしながらも大胆に再構築した物語で、初見の方だけでなく旧来からのファンも楽しめる作品になっています。
この映画の特筆すべきポイントはCGアニメそれ自体にあります。昨今のゲームのCGムービーや昨年公開の「キャプテンハーロック」のようなリアル系とも、またプリキュアシリーズのエンディングのようなセルアニメ調とも一味違うユニークなビジュアルをしており、それぞれに意匠を凝らした十二宮を駆け上がりながらCGならではのスピーディーかつスケール感のあるダイナミックなアクションを繰り広げます。
設定まで含めて一新されたキャラクター達も皆個性的。そそっかしいけれどどこまでも真っ直ぐな星矢や真面目が過ぎて天然の域に達している紫龍など多くのキャラクターが僅かな時間で強い印象を与えるアレンジが施されています。中でも特に強い印象を与えるのがヒロイン・城戸沙織と蟹座の黄金聖闘士デスマスク。原作の沙織は超然としてる上にかなりSっ気の強い人物なのですが、この映画では大きな運命に翻弄される等身大の少女として性格が根本的に変わっています。そして蟹座のデスマスクは顔つきにしろ性格にしろ「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウを思い起こさせるようなブッ飛んだ人物になっています(声優も何とスパロウの吹き替えと同じ平田広明!)。たった93分しか上映時間が無いというのに1番フリーダムに振る舞っていて、愛され方が違います(笑)。彼の大活躍は是非スクリーンで味わっていただきたい所。
この映画で本当に欠点に感じてしまった事は1点だけ。予告編で大きくフィーチャーしているのに「ペガサス幻想」が作中使われていないという点に尽きます。どこかで使ってくれたならさらに評価が上がったに違いないだけにこの点残念でなりません。
しかしそこだけを以てこの素敵な作品をスルーするのはかなり勿体無いと言わざるを得ません。原作の持つロマンチシズムに加え、様々な新要素を盛り込んでギュッと圧縮させた非常に楽しい映画です。私、かなり気に入っております(笑)。是非多くの方にこの新しい「星矢」を堪能して欲しいですね。
そうそう、エンディングの後にもう1シーンあります。ご鑑賞の際はエンドクレジットが始まっても席をお立ちになりませんように(笑)
今回も過去最大の参加人数だそうで、とうとう最初と最後に集まる804号室にも全員が収まらなくなってきた感じですね。また今回はしばらくぶりにお会いできた方が多かったのも嬉しかったです。
こんばんは、小島@監督です。
それにしても一度挫折したような事でも何年も後に思わぬ形で誰かの役に立てたかもしれないというのは嬉しくなりますね。
やることだらけでテンパって無理をしてつまづいても何か必ず掴んでるさ。無駄なんて何もない。
さて、今回の映画は「聖闘士星矢LEGEND of SANCTUARY」です。
夜空を貫く流星のように地上に堕ちる一つの光。それは射手座の黄金聖闘士アイオロス(声・森川智之)だった。彼の両腕には赤子が抱かれていた。裏切り者として襲撃され、瀕死の重傷を負ったアイオロスは、偶然その場に居合わせたグラード財団総帥城戸光政(声・大杉漣)に赤子と後に訪れる運命を託し命を落とす。
16年後、赤子は光政の孫娘沙織(声・佐々木彩夏)として美しく成長した。その16歳の誕生日に沙織は執事の辰巳(声・島田敏)から自身の運命を知らされる。突如沙織は何者かの襲撃を受ける。窮地に陥った沙織を救ったのは、ペガサス星座の聖闘士星矢(声・石川界人)だった。
原作者車田正美のデビュー40周年を記念し、世界的と言っても良い彼の代表作である「聖闘士星矢」をフルCGで劇場アニメーション化。デザインや設定を大幅に刷新したキャラクターに、「十二宮編」をベースにしながらも大胆に再構築した物語で、初見の方だけでなく旧来からのファンも楽しめる作品になっています。
この映画の特筆すべきポイントはCGアニメそれ自体にあります。昨今のゲームのCGムービーや昨年公開の「キャプテンハーロック」のようなリアル系とも、またプリキュアシリーズのエンディングのようなセルアニメ調とも一味違うユニークなビジュアルをしており、それぞれに意匠を凝らした十二宮を駆け上がりながらCGならではのスピーディーかつスケール感のあるダイナミックなアクションを繰り広げます。
設定まで含めて一新されたキャラクター達も皆個性的。そそっかしいけれどどこまでも真っ直ぐな星矢や真面目が過ぎて天然の域に達している紫龍など多くのキャラクターが僅かな時間で強い印象を与えるアレンジが施されています。中でも特に強い印象を与えるのがヒロイン・城戸沙織と蟹座の黄金聖闘士デスマスク。原作の沙織は超然としてる上にかなりSっ気の強い人物なのですが、この映画では大きな運命に翻弄される等身大の少女として性格が根本的に変わっています。そして蟹座のデスマスクは顔つきにしろ性格にしろ「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウを思い起こさせるようなブッ飛んだ人物になっています(声優も何とスパロウの吹き替えと同じ平田広明!)。たった93分しか上映時間が無いというのに1番フリーダムに振る舞っていて、愛され方が違います(笑)。彼の大活躍は是非スクリーンで味わっていただきたい所。
この映画で本当に欠点に感じてしまった事は1点だけ。予告編で大きくフィーチャーしているのに「ペガサス幻想」が作中使われていないという点に尽きます。どこかで使ってくれたならさらに評価が上がったに違いないだけにこの点残念でなりません。
しかしそこだけを以てこの素敵な作品をスルーするのはかなり勿体無いと言わざるを得ません。原作の持つロマンチシズムに加え、様々な新要素を盛り込んでギュッと圧縮させた非常に楽しい映画です。私、かなり気に入っております(笑)。是非多くの方にこの新しい「星矢」を堪能して欲しいですね。
そうそう、エンディングの後にもう1シーンあります。ご鑑賞の際はエンドクレジットが始まっても席をお立ちになりませんように(笑)
先日たかちゃん、あーたむさん、フッチー君と私の4人で「相棒展Premium3」に行ってきました。
ドラマ「相棒」のセットや衣装、小道具を展示するイベントなのですが、展示物の中に「間違い」が仕込んであってそれを探すという趣向が施してあり単に眺めるだけでない分よりワイワイと楽しめるようになってました。
写真は相棒展中唯一撮影可能だった特命係のセット。ここだけは撮影可能どころか「SNS利用してガンガンアップしていい」とまでなっていたので遠慮無く行きました。正直こんなポイント用意してあると知ってたらちゃんとデジカメ用意しておけば良かった。
そしてこちらは「相棒」キャラクターグッズ1番人気という「角田課長のひまカップ」
毎度「暇か?」と言いながら特命係の部屋に入ってくる角田課長が良く手に持っているのと同じデザインです。ある意味「相棒」を象徴するアイテムなのでそりゃ買わざるを得ない。ていうか一緒に行った4人が全員買いました。
実際使ってみると結構使いにくかったりするのですが、まぁそこはそれ(笑)
こんばんは、小島@監督です。
こういうイベントはやっぱりグループで行って楽しむのが良いですね。
さて、今回の映画は「グランド・ブダペスト・ホテル」です。
それは一人の作家が語り始めるミステリーと冒険の物語。
1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルでコンシェルジュを務めるグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)。究極のおもてなしを信条とする彼を目当てに多くの客が訪れていた。
しかし、長年懇意にしていたマダム・D(ティルダ・ウィンストン)が何者かに殺害。彼女が死の間際に莫大な遺産をグスタヴに相続させる旨の遺言を残していた事で陰謀に巻き込まれる事になってしまう。ベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と共に真相を探るためヨーロッパを巡る彼はホテルの威信とコンシェルジュとしての誇りを守る事が出来るのか?
「ムーンライズ・キングダム」や「ダージリン急行」を手掛けたウェス・アンダーソン監督の最新作はちょっぴり風変わりでとってもゴージャスなエンターテインメント。
1932年に公開された映画の中に一流ホテルを舞台に宿泊客や従業員の悲喜劇を描いた「グランド・ホテル」という物があり、同じ場所に集った人物の行動を同時進行で描く物語を「グランドホテル形式」と呼ばれる所以にもなりました。似たようなタイトルを持つこの作品も主舞台が1932年である事を鑑みても「グランド・ホテル」を意識してるのは間違いないですが、群像劇である点は同じでも、「グランド・ブダペスト・ホテル」は主軸になる物語に多くの別のエピソードが付加されていくという形なのでちょっと違いますね。
物語は1930年代、60年代、80年代と3つの時代に渡る回想劇として描かれ、それぞれの時代ごとにスクリーンサイズが変わるのが大きな特徴です。
見た目からして個性的なキャラクター達やホテルの外観を堂々とジオラマと模型で撮影したりマット・ペインティング(実写映像と背景画像を合成する技術)を大胆に使ってみたりとリアリティよりも「見世物」である事を前面に打ち出し、またスタンリー・キューブリックなどの映像技法を織り交ぜたりしてユニークでありながらどこかクラシカルなテイストの映像を楽しめます。
主演のレイフ・ファインズを始めティルダ・ウィンストン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、シアーシャ・ローナン、エドワード・ノートンなど「超」がつくほど豪華な俳優陣も見どころで、世界遺産に登録されたドイツのデパートを利用したホテルの内装も含めて実に煌びやかな雰囲気が全編を包んでいます。
監督の持ち味なのか、突発的にグロテスクな笑いを取りに行く瞬間があり人によってはそこでドン引きしてしまう可能性も無くは無いのですが、これでもかとばかりにアイディアと工夫が詰まった心底楽しい映画です。ハリウッドの王道スタイルとは一味違った作品ですが、是非このおもちゃ箱をひっくり返したかのような映画を楽しんでみてほしいですね。
ドラマ「相棒」のセットや衣装、小道具を展示するイベントなのですが、展示物の中に「間違い」が仕込んであってそれを探すという趣向が施してあり単に眺めるだけでない分よりワイワイと楽しめるようになってました。
写真は相棒展中唯一撮影可能だった特命係のセット。ここだけは撮影可能どころか「SNS利用してガンガンアップしていい」とまでなっていたので遠慮無く行きました。正直こんなポイント用意してあると知ってたらちゃんとデジカメ用意しておけば良かった。
そしてこちらは「相棒」キャラクターグッズ1番人気という「角田課長のひまカップ」
毎度「暇か?」と言いながら特命係の部屋に入ってくる角田課長が良く手に持っているのと同じデザインです。ある意味「相棒」を象徴するアイテムなのでそりゃ買わざるを得ない。ていうか一緒に行った4人が全員買いました。
実際使ってみると結構使いにくかったりするのですが、まぁそこはそれ(笑)
こんばんは、小島@監督です。
こういうイベントはやっぱりグループで行って楽しむのが良いですね。
さて、今回の映画は「グランド・ブダペスト・ホテル」です。
それは一人の作家が語り始めるミステリーと冒険の物語。
1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルでコンシェルジュを務めるグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)。究極のおもてなしを信条とする彼を目当てに多くの客が訪れていた。
しかし、長年懇意にしていたマダム・D(ティルダ・ウィンストン)が何者かに殺害。彼女が死の間際に莫大な遺産をグスタヴに相続させる旨の遺言を残していた事で陰謀に巻き込まれる事になってしまう。ベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と共に真相を探るためヨーロッパを巡る彼はホテルの威信とコンシェルジュとしての誇りを守る事が出来るのか?
「ムーンライズ・キングダム」や「ダージリン急行」を手掛けたウェス・アンダーソン監督の最新作はちょっぴり風変わりでとってもゴージャスなエンターテインメント。
1932年に公開された映画の中に一流ホテルを舞台に宿泊客や従業員の悲喜劇を描いた「グランド・ホテル」という物があり、同じ場所に集った人物の行動を同時進行で描く物語を「グランドホテル形式」と呼ばれる所以にもなりました。似たようなタイトルを持つこの作品も主舞台が1932年である事を鑑みても「グランド・ホテル」を意識してるのは間違いないですが、群像劇である点は同じでも、「グランド・ブダペスト・ホテル」は主軸になる物語に多くの別のエピソードが付加されていくという形なのでちょっと違いますね。
物語は1930年代、60年代、80年代と3つの時代に渡る回想劇として描かれ、それぞれの時代ごとにスクリーンサイズが変わるのが大きな特徴です。
見た目からして個性的なキャラクター達やホテルの外観を堂々とジオラマと模型で撮影したりマット・ペインティング(実写映像と背景画像を合成する技術)を大胆に使ってみたりとリアリティよりも「見世物」である事を前面に打ち出し、またスタンリー・キューブリックなどの映像技法を織り交ぜたりしてユニークでありながらどこかクラシカルなテイストの映像を楽しめます。
主演のレイフ・ファインズを始めティルダ・ウィンストン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、シアーシャ・ローナン、エドワード・ノートンなど「超」がつくほど豪華な俳優陣も見どころで、世界遺産に登録されたドイツのデパートを利用したホテルの内装も含めて実に煌びやかな雰囲気が全編を包んでいます。
監督の持ち味なのか、突発的にグロテスクな笑いを取りに行く瞬間があり人によってはそこでドン引きしてしまう可能性も無くは無いのですが、これでもかとばかりにアイディアと工夫が詰まった心底楽しい映画です。ハリウッドの王道スタイルとは一味違った作品ですが、是非このおもちゃ箱をひっくり返したかのような映画を楽しんでみてほしいですね。
先週から始まったブラジルワールドカップ、日本の初戦はコートジボワールを相手に1-2で敗北。
結果以上に驚かされたのはコートジボワールの選手ドログバの圧倒的存在感。後半途中からの出場でしたがピッチに入るなりスタジアムから上がる大歓声、その後5分と経たずに2点を挙げてしまうほど選手たちの動きにスイッチを入れる、小宇宙(コスモ)すら見えてしまいそうなほど1人だけ明らかに格の違うその様はまさにエース。悔しいけれど惚れ惚れするほどでした。
そりゃ内戦だって止められるわ。
こんばんは、小島@監督です。
しかし前回優勝国スペインが初戦で1-5の大敗を喫したりコスタリカが前回4位のウルグアイにジャイアントキリングしたり、ワールドカップにはやはり魔物が潜んでいるとしか。
さて、今回の映画はジェイソン・ステイサムの主演最新作「ハミングバード」です。
かつて特殊部隊を率いた軍曹でありながら戦地で犯したある罪によって軍から逃亡し家族や社会から離れロンドンの片隅でホームレスとして生きる男ジョゼフ・スミス(ジェイソン・ステイサム)。
ある日、心を通わせたホームレスの少女が街のマフィアに拉致され、自身も追われる事に。辛うじて追っ手を躱したジョゼフが逃げ込んだ場所、それはコヴェント・ガーデンの高級アパートだった。幸運にも家主が不在な上に長期休暇で半年以上は留守にすることを知ったジョゼフはそのままそこに居着き、他人になりすまして少女の消息を追う事にするのだった。
「トランスポーター」や「エクスペンダブルズ」で知られるジェイソン・ステイサムの最新作はトラウマに苦しむ元特殊部隊員のホームレスという役どころ。タイトルの「ハミングバード」とは小型無人偵察機の事を指していて、逃亡兵であるステイサムを秘かに捜索し続ける存在であり、同時にジョゼフのトラウマの象徴として彼の悪夢の中にも現れる存在です。
この物語を面白く、また味わい深くしているのはジョゼフが高級アパートに逃げ込んだ後、家主が長期不在なのを知ってそのまま居着いてしまうというところ。段ボール小屋からふかふかのベッドに移ったジョゼフはそこで何年ぶりかの安眠を得られることになります。さらに面白いのは家主のキャッシュカードまで見つけながら浪費三昧な生活を送るようなことはせず、自分と少女の人生を取り戻すべく就職口まで見つけ出すのです。
この2つの世界の対比を演出するロンドンの街並みを映し出すカメラワークも見どころです。
ホームレスの頃より交流のあった修道院のシスターとのロマンスとも言い切れない淡く微妙な関係もポイント。シスターもまたジョゼフ同様心に「罪」を抱えており、物語に更なる深みを与えます。
しかしながら予告編などではアクションを謳ってたりしますが、実はアクションシーンはかなり少なめ。ステイサム主演だからとアクションを期待していくとかなり肩透かしを食うので注意が必要です。物語の質とは別にちょっぴり物足りなく思ったのは認めます(苦笑)
この映画におけるステイサムはアクションというより彫りの深い渋みをこそ味わうべきのようです。
それでもサスペンスというより社会に居場所がなくなった男の再挑戦の物語として、苦みと渋みの中にほんのかすかな爽やかさを宿すラストの後味まで含めて期待以上に高質な映画です。
なかなかに観る価値のある1本ですよ。
それにしても今年は8月に「バトルフロント」、11月には「エクスペンダブルズ3」とステイサム当たり年(ついでに言うとどちらもスタローン絡み)。ファンには堪らない年になりそうです笑)
結果以上に驚かされたのはコートジボワールの選手ドログバの圧倒的存在感。後半途中からの出場でしたがピッチに入るなりスタジアムから上がる大歓声、その後5分と経たずに2点を挙げてしまうほど選手たちの動きにスイッチを入れる、小宇宙(コスモ)すら見えてしまいそうなほど1人だけ明らかに格の違うその様はまさにエース。悔しいけれど惚れ惚れするほどでした。
そりゃ内戦だって止められるわ。
こんばんは、小島@監督です。
しかし前回優勝国スペインが初戦で1-5の大敗を喫したりコスタリカが前回4位のウルグアイにジャイアントキリングしたり、ワールドカップにはやはり魔物が潜んでいるとしか。
さて、今回の映画はジェイソン・ステイサムの主演最新作「ハミングバード」です。
かつて特殊部隊を率いた軍曹でありながら戦地で犯したある罪によって軍から逃亡し家族や社会から離れロンドンの片隅でホームレスとして生きる男ジョゼフ・スミス(ジェイソン・ステイサム)。
ある日、心を通わせたホームレスの少女が街のマフィアに拉致され、自身も追われる事に。辛うじて追っ手を躱したジョゼフが逃げ込んだ場所、それはコヴェント・ガーデンの高級アパートだった。幸運にも家主が不在な上に長期休暇で半年以上は留守にすることを知ったジョゼフはそのままそこに居着き、他人になりすまして少女の消息を追う事にするのだった。
「トランスポーター」や「エクスペンダブルズ」で知られるジェイソン・ステイサムの最新作はトラウマに苦しむ元特殊部隊員のホームレスという役どころ。タイトルの「ハミングバード」とは小型無人偵察機の事を指していて、逃亡兵であるステイサムを秘かに捜索し続ける存在であり、同時にジョゼフのトラウマの象徴として彼の悪夢の中にも現れる存在です。
この物語を面白く、また味わい深くしているのはジョゼフが高級アパートに逃げ込んだ後、家主が長期不在なのを知ってそのまま居着いてしまうというところ。段ボール小屋からふかふかのベッドに移ったジョゼフはそこで何年ぶりかの安眠を得られることになります。さらに面白いのは家主のキャッシュカードまで見つけながら浪費三昧な生活を送るようなことはせず、自分と少女の人生を取り戻すべく就職口まで見つけ出すのです。
この2つの世界の対比を演出するロンドンの街並みを映し出すカメラワークも見どころです。
ホームレスの頃より交流のあった修道院のシスターとのロマンスとも言い切れない淡く微妙な関係もポイント。シスターもまたジョゼフ同様心に「罪」を抱えており、物語に更なる深みを与えます。
しかしながら予告編などではアクションを謳ってたりしますが、実はアクションシーンはかなり少なめ。ステイサム主演だからとアクションを期待していくとかなり肩透かしを食うので注意が必要です。物語の質とは別にちょっぴり物足りなく思ったのは認めます(苦笑)
この映画におけるステイサムはアクションというより彫りの深い渋みをこそ味わうべきのようです。
それでもサスペンスというより社会に居場所がなくなった男の再挑戦の物語として、苦みと渋みの中にほんのかすかな爽やかさを宿すラストの後味まで含めて期待以上に高質な映画です。
なかなかに観る価値のある1本ですよ。
それにしても今年は8月に「バトルフロント」、11月には「エクスペンダブルズ3」とステイサム当たり年(ついでに言うとどちらもスタローン絡み)。ファンには堪らない年になりそうです笑)
昨日夕方に強い雷雨が降ったようで1時間近く停電になり「ハイキュー!」と「ベイビーステップ」がちゃんと録画されてなくて軽くショック。「ハイキュー!」の方は早々に配信も始まるのでそれでフォローしようかと思うのですが、「ベイビーステップ」は再放送待つしかないかも。
更に言えばその時私は名古屋から帰る電車の車中で2時間も立ち往生。ぎゃふん。
こんばんは、小島@監督です。
最近は仕事でも遊びでも出かけると帰宅時間は9時かそれ以降になってしまう(苦笑)
さて、今回の映画は「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」です。
2010年から続くシリーズも現在公開中の「episode7 虹の彼方へ」で遂に完結。
「逆襲のシャア」の3年後の世界を舞台にアナハイム工専に通う少年バナージ(声・内山昂輝)が謎めいた少女オードリー・バーン(声・藤村歩)と出会う事で地球連邦を転覆させる可能性すらあると言われる「ラプラスの箱」を巡る謀略と闘争の渦に巻き込まれていきます。
当初6部作のOVAとして製作されていたようですが、最終的に1作増えて7部作になり実質的な総時間は2クールのTVアニメとほぼ変わらないボリュームになりました。
全作を通して言える事として、劇場上映も睨んだ作品だけあって非常に上品で端正な作画が展開する事、澤野弘之の手によるBGMのスコアがもう絶品な事と選曲のセンスの冴えが抜群である事が挙げられ、これら全てが上手い具合に相乗効果をもたらし実に格調高い映像を楽しめます。
もしBlu-rayやDVDをお持ちの方は字幕表示をONにして観てみてください。洋画的な雰囲気が割増しになります(笑)
原作小説を手掛けた福井晴敏(「亡国のイージス」「終戦のローレライ」など)は、個人的に好きな作家で多くの作品を読んではいますが少々くどいというか「脂っこい」ところがあり、それが人によっては魅力に映る反面欠点にもなるところなのですが、その「脂っこさ」が福井テイストを残したまま上手い具合に削ぎ落とされて観易くなっている、その料理の仕方にも感心します。
シリーズのご他聞に漏れずこの作品も少年が「ガンダム」と出会う事で物語が動き始めるのですが、「赤い彗星の再来」と言われるフル・フロンタルに池田秀一をキャスティングしている他、シリーズとの類似点を敢えて多く散りばめながらそれでいて「過去の呪縛」と「未来への可能性」の相克を描くこの物語は、「UC」が「ユニコーン」だけでなく「Universal Century(宇宙世紀)」とも読めるダブルミーニングである事や終盤に明かされる「ラプラスの箱」の真実も合わさり1stから始まる連綿と続くシリーズの広がりとファンそれぞれが持つ「ガンダム」のイメージの多様化の暗喩と見る事も出来、なかなか示唆に富んでいます。
そう言う観点からこの作品を観ると、「ラプラスの箱」の守り手である老人サイアム・ビストに永井一郎(episode7も生前に収録が済んでいたようでそのまま演じていらっしゃってます)を持ってきたのも示唆的で、1stガンダムの印象的なあのナレーションはサイアムが一年戦争を回顧しているようにも感じられるようになるのが見事で、絶妙な配役といえると同時に映像化ならではの味わいでしょう。
無論こんな小難しい事を考えずともボーイ・ミーツ・ガールから始まる少年の成長物語としてもかなり直球の作りなのでシンプルに楽しむことも可能です。敵であれ味方であれ様々な大人たちとの交流の中で一つ一つ成長していき最終的に大きな決断をするに至るバナージとオードリー、そして彼等と共に大人たちも成長します(もちろんしない人もいますが(笑))。その姿にはきっと大きな感動を呼ぶことでしょう。
劇場公開と同時にソフトもリリースされ既に様々なスタイルで全作品の視聴が可能になっています。ガンダムファンの方もそうでない方も観てみる価値はありますよ。
更に言えばその時私は名古屋から帰る電車の車中で2時間も立ち往生。ぎゃふん。
こんばんは、小島@監督です。
最近は仕事でも遊びでも出かけると帰宅時間は9時かそれ以降になってしまう(苦笑)
さて、今回の映画は「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」です。
2010年から続くシリーズも現在公開中の「episode7 虹の彼方へ」で遂に完結。
「逆襲のシャア」の3年後の世界を舞台にアナハイム工専に通う少年バナージ(声・内山昂輝)が謎めいた少女オードリー・バーン(声・藤村歩)と出会う事で地球連邦を転覆させる可能性すらあると言われる「ラプラスの箱」を巡る謀略と闘争の渦に巻き込まれていきます。
当初6部作のOVAとして製作されていたようですが、最終的に1作増えて7部作になり実質的な総時間は2クールのTVアニメとほぼ変わらないボリュームになりました。
全作を通して言える事として、劇場上映も睨んだ作品だけあって非常に上品で端正な作画が展開する事、澤野弘之の手によるBGMのスコアがもう絶品な事と選曲のセンスの冴えが抜群である事が挙げられ、これら全てが上手い具合に相乗効果をもたらし実に格調高い映像を楽しめます。
もしBlu-rayやDVDをお持ちの方は字幕表示をONにして観てみてください。洋画的な雰囲気が割増しになります(笑)
原作小説を手掛けた福井晴敏(「亡国のイージス」「終戦のローレライ」など)は、個人的に好きな作家で多くの作品を読んではいますが少々くどいというか「脂っこい」ところがあり、それが人によっては魅力に映る反面欠点にもなるところなのですが、その「脂っこさ」が福井テイストを残したまま上手い具合に削ぎ落とされて観易くなっている、その料理の仕方にも感心します。
シリーズのご他聞に漏れずこの作品も少年が「ガンダム」と出会う事で物語が動き始めるのですが、「赤い彗星の再来」と言われるフル・フロンタルに池田秀一をキャスティングしている他、シリーズとの類似点を敢えて多く散りばめながらそれでいて「過去の呪縛」と「未来への可能性」の相克を描くこの物語は、「UC」が「ユニコーン」だけでなく「Universal Century(宇宙世紀)」とも読めるダブルミーニングである事や終盤に明かされる「ラプラスの箱」の真実も合わさり1stから始まる連綿と続くシリーズの広がりとファンそれぞれが持つ「ガンダム」のイメージの多様化の暗喩と見る事も出来、なかなか示唆に富んでいます。
そう言う観点からこの作品を観ると、「ラプラスの箱」の守り手である老人サイアム・ビストに永井一郎(episode7も生前に収録が済んでいたようでそのまま演じていらっしゃってます)を持ってきたのも示唆的で、1stガンダムの印象的なあのナレーションはサイアムが一年戦争を回顧しているようにも感じられるようになるのが見事で、絶妙な配役といえると同時に映像化ならではの味わいでしょう。
無論こんな小難しい事を考えずともボーイ・ミーツ・ガールから始まる少年の成長物語としてもかなり直球の作りなのでシンプルに楽しむことも可能です。敵であれ味方であれ様々な大人たちとの交流の中で一つ一つ成長していき最終的に大きな決断をするに至るバナージとオードリー、そして彼等と共に大人たちも成長します(もちろんしない人もいますが(笑))。その姿にはきっと大きな感動を呼ぶことでしょう。
劇場公開と同時にソフトもリリースされ既に様々なスタイルで全作品の視聴が可能になっています。ガンダムファンの方もそうでない方も観てみる価値はありますよ。
昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回初参加の方だけで10人を超えるという状況に驚きました。こんなに一気に増えたのはTVの取材が入った時以来ではないでしょうか?
こんばんは、小島@監督です。
それにしても今回は休日出勤が消えて歌会の最初から参加できたのがとても嬉しい。そうでなければ12連勤とかシャレにならない状況になる所でした。
さて、今回の映画は「たまこラブストーリー」です。
うさぎ山商店街の餅屋の息子である大路もち蔵(声・田丸篤志)は、向かいにあるこちらも餅屋の娘にして幼馴染でもある北白川たまこ(声・洲崎彩)に恋心を抱きながらもなかなかその想いを伝えられずにいた。
高3の春を迎え、進路を決めるとたまこへの気持ちを打ち明けようと考えるものの上手い具合に実現できない。
ある日たまこの同級生である常盤みどり(声・金子有希)との会話中に勢い余ってたまこに告白する事を宣言してしまう。半ば追いつめられるような形ではあったが、もち蔵はその決意を固めるのだった。
京都の商店街を舞台にしたTVアニメ「たまこまーけっと」の続編で、進路と恋心に悩む少年と、恋を知ってほんのちょっぴり成長する少女の物語が展開します。
脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン・堀口悠紀子、監督・山田尚子に制作も京都アニメーションと「けいおん!!」のメインスタッフが再結集しています。
正直言って、仕事終わりに「ガンダムUC」観ようと思っていたらUCの上映開始までに仕事が片付かなかったため半ば勢いで入った作品なので、TVシリーズを全く知りません(京都アニメーション作品なのも知らなかった)。なので開幕と同時に始まる本編に一体どのように絡んでいたのか想像もつかないキャラクターが主役の短編「南の島のデラちゃん」に見事に置いてきぼりを食い、自分は観る作品のチョイスを誤ったんじゃないかと心配しましたが、本編始まってみれば無問題でした。
時に全力疾走しちゃったり河原で叫んじゃったり、10代の時間をド直球に描いて非常にベタな物語ではありますが、ベタというのは変に過剰でなければハズレが少ないという事でもあり、実に初々しい恋物語を楽しめます。
それなりに登場人物の多い作品ではあるのですが、たまこともち蔵の心情の揺らぎを軸に登場人物の人間関係を絞り切って描いているので私の様な一見さんでも難なく物語に入れるのが大きな強みと言えますし、実際ありがたかったです(笑)
この映画で唸らされるのは勘所で見せる演出のセンス。何と言ってもたまこともち蔵の2人の関係性をダイレクトにビジュアルで示してみせる「糸電話」が素晴らしいですし、他にもたまこの精神的成長を代弁する「バトン」(たまこはバトン部に所属している)などの小道具のチョイスやその扱い方の巧みさが抜群。
さらに物語のターニングポイントであると同時に2人の関係に変化を生じさせるシーンのロケーションに「橋」や「駅」と言った「次のステージ」を連想させやすい場所にするなど、作画や声優陣の演技を下支えするこの辺りの冴えが画面全体やセリフの間隙に繊細な情感を生み出して、85分と短い上映時間ながら物語に濃い密度を感じさせてなかなか見応えがあります。
あまりの気恥ずかしさに身をよじりたくなりそうなシーンもありますが、トータルで見ればかなりの良作。機会があれば青春真っ只中な彼らの物語を是非、味わってみてください。
今回初参加の方だけで10人を超えるという状況に驚きました。こんなに一気に増えたのはTVの取材が入った時以来ではないでしょうか?
こんばんは、小島@監督です。
それにしても今回は休日出勤が消えて歌会の最初から参加できたのがとても嬉しい。そうでなければ12連勤とかシャレにならない状況になる所でした。
さて、今回の映画は「たまこラブストーリー」です。
うさぎ山商店街の餅屋の息子である大路もち蔵(声・田丸篤志)は、向かいにあるこちらも餅屋の娘にして幼馴染でもある北白川たまこ(声・洲崎彩)に恋心を抱きながらもなかなかその想いを伝えられずにいた。
高3の春を迎え、進路を決めるとたまこへの気持ちを打ち明けようと考えるものの上手い具合に実現できない。
ある日たまこの同級生である常盤みどり(声・金子有希)との会話中に勢い余ってたまこに告白する事を宣言してしまう。半ば追いつめられるような形ではあったが、もち蔵はその決意を固めるのだった。
京都の商店街を舞台にしたTVアニメ「たまこまーけっと」の続編で、進路と恋心に悩む少年と、恋を知ってほんのちょっぴり成長する少女の物語が展開します。
脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン・堀口悠紀子、監督・山田尚子に制作も京都アニメーションと「けいおん!!」のメインスタッフが再結集しています。
正直言って、仕事終わりに「ガンダムUC」観ようと思っていたらUCの上映開始までに仕事が片付かなかったため半ば勢いで入った作品なので、TVシリーズを全く知りません(京都アニメーション作品なのも知らなかった)。なので開幕と同時に始まる本編に一体どのように絡んでいたのか想像もつかないキャラクターが主役の短編「南の島のデラちゃん」に見事に置いてきぼりを食い、自分は観る作品のチョイスを誤ったんじゃないかと心配しましたが、本編始まってみれば無問題でした。
時に全力疾走しちゃったり河原で叫んじゃったり、10代の時間をド直球に描いて非常にベタな物語ではありますが、ベタというのは変に過剰でなければハズレが少ないという事でもあり、実に初々しい恋物語を楽しめます。
それなりに登場人物の多い作品ではあるのですが、たまこともち蔵の心情の揺らぎを軸に登場人物の人間関係を絞り切って描いているので私の様な一見さんでも難なく物語に入れるのが大きな強みと言えますし、実際ありがたかったです(笑)
この映画で唸らされるのは勘所で見せる演出のセンス。何と言ってもたまこともち蔵の2人の関係性をダイレクトにビジュアルで示してみせる「糸電話」が素晴らしいですし、他にもたまこの精神的成長を代弁する「バトン」(たまこはバトン部に所属している)などの小道具のチョイスやその扱い方の巧みさが抜群。
さらに物語のターニングポイントであると同時に2人の関係に変化を生じさせるシーンのロケーションに「橋」や「駅」と言った「次のステージ」を連想させやすい場所にするなど、作画や声優陣の演技を下支えするこの辺りの冴えが画面全体やセリフの間隙に繊細な情感を生み出して、85分と短い上映時間ながら物語に濃い密度を感じさせてなかなか見応えがあります。
あまりの気恥ずかしさに身をよじりたくなりそうなシーンもありますが、トータルで見ればかなりの良作。機会があれば青春真っ只中な彼らの物語を是非、味わってみてください。
「宇宙兄弟」の後を引き継いでこの4月から始まっている「金田一少年の事件簿R」が何とも不思議な味わいです。
単発のTVスペシャルやOVAを除けば実に14年ぶりというTVシリーズなのですが、主要キャストもスタッフも以前と変わらないのも驚きますが、その初回では金田一一と七瀬美雪の簡単な説明以外は特に大した説明もせずサックリ本編へ移行するその潔さにまるで14年というブランクなど無かったかのような雰囲気が不思議に感じられてなりません。
ただその分安心して観ていられるというのはありますね。
こんばんは、小島@監督です。
しかし一番恐るべきはその14年間も全く途切れず続いている名探偵コナンである。
さて、今回は映画ではなくライブの話です。
昨日愛知芸術劇場大ホールで開催された「寿美菜子2nd live tour "make X"」へ行ってきました。
昨年2月に戸松遥のライブに行ってみたのをきっかけに声優グループ・スフィアの各メンバーのソロライブを渡り歩いてみるこの流れもついに最後の1人になりました。
今回のライブで他の3名と大きく違う点は、全く「予習」というものをしていかなかった点です。これまでの方はツアー前にアルバムをリリースしていてそれを引っ提げてのツアーだったので、そのアルバムを聴いておけばライブの骨格は概ね掴める状況だったのですが、今回の寿美菜子は4月にシングルを発売したのみでアルバムも2年前に発売されたものがあるのみという状況で、もう何が来るか全く分からないから敢えて何も準備せずに行きました。
一番「予習」になったのはライブ開幕直前に自分のすぐそばの席の観客がオフィシャルTシャツに着替えて準備運動を始めた事でしょうか(笑)
そうして始まったライブは実に正統派。そしてパワフル!同じ「正統派」と言っても戸松遥はアイドル路線でしたが寿美菜子はロックシンガーとして正統派という感じです。
開幕早々からハードロックナンバーを連発してボルテージをガンガン上げてくるだけでなく寿美菜子自身も積極的に観客をあおってきます。初めて聴く曲でも1番を聞けば2番以降ですぐコールを入れられる分かりやすさも良い。
かと思えばバックダンサーと共にパフォーマンスを見せたりアコースティックアレンジでしっとり聴かせたり、ピアノを持ち込んでバックバンドとセッションしたりと緩急つけた多彩なセットリストが非常に楽しい。
音楽をパフォーマーと一緒に楽しむまさにこれぞ「ライブ!」と言った趣で、この直球なステージは心底楽しめました。
今回のライブならではの企画として、ライブレコーディングして次のアルバムに収録するというのがあり、その前説も含めてレコーディングはまさにこのライブの真骨頂と言うべき時間でした。
蓋を開けてみれば恐らくスフィア4人の中で1番ライブを楽しめた気がします。女性アーティストの正統派かつ明快なライブステージとして他の3名と比べて際立って敷居が低いため誰でも楽しめる入り易さも良いですね。ライブ中や終了後の周囲の観客との一体感もピカイチでしたし、次の機会があれば今度はちゃんと予習して臨んでみたいですね。
これでスフィアの4人全員のソロライブを観覧してみたわけですが、4人とも全く個性の方向が別々で同系統のライブが1つも無かったのには驚きました。多彩な個性のアンサンブルが人気の理由の一つかもしれませんね。
……でも「スフィア」のステージは観に行かなくても良いかな~。そっちは若い人達に任せよう
(笑)
単発のTVスペシャルやOVAを除けば実に14年ぶりというTVシリーズなのですが、主要キャストもスタッフも以前と変わらないのも驚きますが、その初回では金田一一と七瀬美雪の簡単な説明以外は特に大した説明もせずサックリ本編へ移行するその潔さにまるで14年というブランクなど無かったかのような雰囲気が不思議に感じられてなりません。
ただその分安心して観ていられるというのはありますね。
こんばんは、小島@監督です。
しかし一番恐るべきはその14年間も全く途切れず続いている名探偵コナンである。
さて、今回は映画ではなくライブの話です。
昨日愛知芸術劇場大ホールで開催された「寿美菜子2nd live tour "make X"」へ行ってきました。
昨年2月に戸松遥のライブに行ってみたのをきっかけに声優グループ・スフィアの各メンバーのソロライブを渡り歩いてみるこの流れもついに最後の1人になりました。
今回のライブで他の3名と大きく違う点は、全く「予習」というものをしていかなかった点です。これまでの方はツアー前にアルバムをリリースしていてそれを引っ提げてのツアーだったので、そのアルバムを聴いておけばライブの骨格は概ね掴める状況だったのですが、今回の寿美菜子は4月にシングルを発売したのみでアルバムも2年前に発売されたものがあるのみという状況で、もう何が来るか全く分からないから敢えて何も準備せずに行きました。
一番「予習」になったのはライブ開幕直前に自分のすぐそばの席の観客がオフィシャルTシャツに着替えて準備運動を始めた事でしょうか(笑)
そうして始まったライブは実に正統派。そしてパワフル!同じ「正統派」と言っても戸松遥はアイドル路線でしたが寿美菜子はロックシンガーとして正統派という感じです。
開幕早々からハードロックナンバーを連発してボルテージをガンガン上げてくるだけでなく寿美菜子自身も積極的に観客をあおってきます。初めて聴く曲でも1番を聞けば2番以降ですぐコールを入れられる分かりやすさも良い。
かと思えばバックダンサーと共にパフォーマンスを見せたりアコースティックアレンジでしっとり聴かせたり、ピアノを持ち込んでバックバンドとセッションしたりと緩急つけた多彩なセットリストが非常に楽しい。
音楽をパフォーマーと一緒に楽しむまさにこれぞ「ライブ!」と言った趣で、この直球なステージは心底楽しめました。
今回のライブならではの企画として、ライブレコーディングして次のアルバムに収録するというのがあり、その前説も含めてレコーディングはまさにこのライブの真骨頂と言うべき時間でした。
蓋を開けてみれば恐らくスフィア4人の中で1番ライブを楽しめた気がします。女性アーティストの正統派かつ明快なライブステージとして他の3名と比べて際立って敷居が低いため誰でも楽しめる入り易さも良いですね。ライブ中や終了後の周囲の観客との一体感もピカイチでしたし、次の機会があれば今度はちゃんと予習して臨んでみたいですね。
これでスフィアの4人全員のソロライブを観覧してみたわけですが、4人とも全く個性の方向が別々で同系統のライブが1つも無かったのには驚きました。多彩な個性のアンサンブルが人気の理由の一つかもしれませんね。
……でも「スフィア」のステージは観に行かなくても良いかな~。そっちは若い人達に任せよう
(笑)