ちゅうカラぶろぐ


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悔しい事にシニアワインアドバイザー一次試験で落第…!敗因はもう重々理解しているのでコレをバネに来年リベンジします。負けっぱなしじゃ終われねぇ!
更に残念ながら買えませんでした「メタルギアソリッド5」(苦笑)。ぶっちゃけ夏場に「予約する」というところに意識が回らなかったツケというか。いくら忙しかったとはいえまさかここをしくじるとは。先週は何だかいろいろ冴えない一週間でした…
…と嘆いていたら思わぬ救いの手が!ありがとうハイルさん!
今度の歌会に代金を忘れないようにしなきゃ。

こんばんは、小島@監督です。
ところで入手できなかった腹いせってワケでもないですが、ここ数日フッと始めたゲームはゲームアーカイヴスからVitaちゃんにダウンロードした「パラサイト・イヴ」。「メタルギアソリッド」1作目と同年にリリースされたタイトルですが特に関連付けたワケではありません。何となくです(笑)。主人公のAyaさんがとてもエロい。

さて、今回の映画は「ナイトクローラー」です。

深夜のロサンゼルスで窃盗を繰り返しながら生きる男ルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)は、ある夜偶然に交通事故の現場に遭遇する。そこでルイスは事故現場でカメラを回す男たちを目撃した。彼らは事件や事故を専門的に扱うパパラッチでありその映像が金になると知ったルイスはカメラを手に入れ深夜の街を徘徊するようになるのだった。

タイトルになっている「ナイトクローラー」とは「夜に這い回る者」の意味の通り深夜の街を移動しながら事故や事件の映像を収めるパパラッチの事をそう呼ぶそうです。
人の死に目を「売れるか売れないか」「売れるとしたらいくらになるか」だけで判断しその映像を撮影する様は明らかに一般のそれとは違う「ルール」と「モラル」で生きている存在と言えるでしょう。
聞けばアメリカには「Ambulance chaser」という救急車を見つけるとそれを追って病院まで付いて行き事故の被害者に損害賠償請求を勧誘する弁護士、というのがいるそうでおちおち被害者にもなれないですね…(苦笑)

話を映画の方に戻しましょう。
偶然に「ナイトクローラー」の存在に気付いてそこに稼げる可能性を見出したルイスはそれで稼げるようになるために、また「稼げる画」を撮るためにあらゆる手段を講じていき、少しずつ倫理や理性の境界線を踏み外していきます。
この映画が何より「怖い」のはそうなって行く事、以上にその決断に迫られた時に「一切ためらわない」ルイスの姿こそ恐ろしく感じます。
そしてそのルイスを演じるジェイク・ギレンホールが素晴らしくコワイです。何せ最初から最後までずっと目が据わってます。いくら演技とは言えあんな目ができるとは。それが簡単に「境界線」を踏み越えて行く様はヘタなホラー映画より背筋が寒くなってきます。

ただその「怖さ」が同時にこの映画の最大の魅力とも言えます。「迷わない」「ためらわない」ルイスのキャラクターはある意味ダークヒーロー的であり、ルイスが業界内でのし上がって行く姿に奇妙なカタルシスを覚える方も多いハズです。
最後にこの映画が辿り着く地点はその極致で、衝撃的というよりはこちらを大きく揺さぶってくる感じできっと強烈な印象を残してくれることでしょう。この映画を手掛けたダン・ギルロイは脚本としては「リアル・スティール(2011年製作)」などの実績がありますが監督としてはこれが初めての作品だそうで、それでこれだけ切れ味鋭い作品を撮れるのだから恐れ入ります。

怪しさと鋭さが同居した妖刀のような魅力を持つこの作品、賛美するか嫌悪するかは人それぞれでしょうがきっと忘れ難い作品になるはずです。好評を得て公開館も増えているようです。興味がおありの方は是非劇場で。コレはきっと逃げ場の無い場所で観た方が楽しい映画ですよ(笑)

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今年の夏は仕事だ試験だで大変だった事もあり、今期始まったアニメで観てるのは自分にとってマストである「アイドルマスターシンデレラガールズ」と「プリズマ☆イリヤツヴァイヘルツ!」以外では「城下町のダンデライオン」だけという状況で、早い話試験が終わったらちょっと手持ち無沙汰になってしまいました(苦笑)
ここぞとばかりに積みゲーの消化にかかろうかなとも思いましたが今週は「METAL GEAR SOLID5:THE PHANTOM PAIN」という超大物が控えているのでウカツに大作ゲーを始めるのも気が引けるので敢えてそれもせず、積みDVDやBlu-rayをまったり消化している日々。そんな中で観た海外ドラマ「ブレイキング・バッド」が最近のヒット。
癌を患ってると知った生真面目な化学教師が余命ある内に家族に金を残そうと悪事を働き始める、という粗筋でコレが滅法面白い。次第に善悪の境界線を踏み越えて行こうとする男の姿に目が離せなくなります。

こんばんは、小島@監督です。
え、何故唯一追ってるのが「城下町のダンデライオン」なのかって?主演が花澤香菜だったからですよ。疲れた体に良く効くのでね(笑)

さて、今回の映画は「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前編」です。

100年以上前、それまで築かれていた文明は突如現れた巨人たちによって崩壊した。残された人間たちは必死の思いで築き上げた3重の壁を最後のよりどころにその内側でひっそり暮らす事を余儀なくされていた。
その壁を苦い目で見上げるエレン(三浦春馬)は外の世界に憧れを抱く。そんなエレンを幼馴染のミカサ(水原希子)とアルミン(本郷奏多)は心配になりながらも見守っていた。
そんな時、壁に衝撃が走る。大地を震わせるほどの轟音と共に、壁を凌駕するほどの大きさを持つ巨人が現れたのだった。

ここ2,3年で一大ムーブメントを巻き起こしたと言って良い「進撃の巨人」、その実写版が8月から9月にかけて2部作で公開です。
公開からこっち実に賛否両論、というか否の方が目立つ感じですが、「さもありなん」と思うと同時に決して見どころがまるで無い映画でもなかったよ、というのが私の感想です。

序盤の巨人襲撃シーンを筆頭に、映画全体として怪獣映画とホラー映画を足して2で割ったような雰囲気です。下品になりすぎないギリギリの描写に抑えてはいるものの結構遠慮無く人間を食べまくるので人によってはトラウマ必至。ただこれくらいのトラウマならむしろ映画好きになるきっかけにもなりうるのでPG-12レーティングですが積極的に子供が見せちゃってもいいんじゃない?って気もしますね。
全体的に往年の特撮映画のテイストが強いのでかつての特撮映画が好みの方は結構ハマるビジュアルしているんじゃないでしょうか。

反面ストーリーは今一つです。原作者も少なからず関与しているらしいですが、キャラクター達がセリフを能動的に喋ってるという感じがせず、何と言うか「物語というレールに強引にキャラクターを乗せて走らせてる」ような印象を受けました。数人を除いて大半がオリジナルキャラクターで展開する物語ですが、シングルマザーで子供の養育費の為に兵団に入隊したヒアナ(水崎綾女)や巨人すら投げ飛ばすほどの怪力を持つサンナギ(松尾諭)などなかなか興味深い人物が登場するにもかかわらず全体が上滑りしてるように感じられるのが残念です。

そんな中にあって一人強烈に目を引く人物がいます。それは石原さとみ演じるハンジ。原作でも研究意欲全開の理系女子なキャラですが、石原さとみのキレッキレの演技が半端無いインパクトで、彼女がオンスクリーンしている間はどうしてもそっちに目が行ってしまいます。この映画で唯一掛け値なしに評価できる点で、彼女見たさに後編も観に行ってしまおうかと思えてしまうくらいです。

漫画原作の実写化する事のハードルの高さを改めて突き付けてしまうような作品ではありますが、気楽に観られて話のネタには丁度良い1本なので、時間と興味がおありの方は是非この機会に。後編は9月19日より公開です。

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まさに本日、一つ資格試験を受けてきました。
受験したのは現在所持してる「ワインアドバイザー」の上級資格「シニアワインアドバイザー」です。アドバイザー資格取得から3年などのいくつかの条件を満たすと受験できるようになる資格で、早い話がクラスチェンジの為の試練を受けようってワケですよ。
手応えは…正直今一つ。昨年までより格段に難しくなった問題に食らいつくのが精一杯。合格ラインに達してる自信がまるでありません。さすが上級資格、いろいろ容赦が無いぜ…!

こんばんは、小島@監督です。
ま~とにかく最近一番の懸案事項が終わってひと段落したので遊びます。ええ遊んでやります!メタルギアソリッドの新作も控えてるしね!今回前回と歌会にも不参加でしたが次回は必ず行きますぞ!

さて、今回の映画は「BORUTO NARUTO THE MOVIE」です。

忍界大戦から十数年後、ナルト(声・竹内順子)は七代目火影となっていた。里を治める者として多忙な日々を送るナルトは私生活では妻ヒナタ(声・水樹奈々)と一男一女に恵まれるもののなかなか家庭を顧みる事が出来ずにいた。そのためアカデミーを卒業し下忍として活動する息子ボルト(声・三瓶由布子)との間にも溝ができつつあった。
そんなある日、ボルトの妹ヒマワリ(声・早見沙織)の誕生日を迎えたがその日もナルトは帰宅する事はなくボルトは怒りを爆発させる。そこに来客が訪ねてきた。その人物がかつて父の好敵手だったサスケ(声・杉山紀彰)と知ったボルトは、父を見返すためサスケに弟子入りを頼みこむのだった。

日本を代表する超長期シリーズとなった「NARUTO」、その劇場版最新作はボルトたち新たな世代と親となったナルトたちの物語が描かれます。

この映画の大きな魅力は非常に優れた脚本です。思春期を迎え父親に対し複雑な感情を向けるボルトと、親がいなかった事も影響しているのでしょう、そんな息子にどう接していいか分からずにいるナルトを物語の軸に置き、実に骨太な物語を展開します。
息子との距離感に悩むナルトだけでなく、そんな二人を見守るヒナタやシカマル(声・森久保祥太郎)、頼み込まれて半ば強引にボルトに師事される事になるサスケも冷徹そうに見えて子供達へ向ける眼差しが暖かく、かつての少年たちが成長し今まで親や師匠から受け継いできたものを今度は次世代へと受け継ぐ番になったのだということを描出し、シリーズのファンはそれだけで胸が熱くなることでしょう。
「受け継ぐ」という点から言えばまず人物の名前からそうで、今回の主人公というべきボルトもナルトと1文字違いである事はもちろんかつて忍界大戦の際にナルトを庇って死んだヒナタの兄ネジの名を想起させてくれますし、そのナルトが師である自来也から伝えられた父ミナトが編み出した技・螺旋丸を今度はサスケを介してボルトへと伝わって行きます。この「継ぐ」「繋ぐ」が物語の中に通奏低音としてあり続ける事で、この映画は非常に味わい深いものになりました。

また、超長期シリーズの強みというべきか、「発端も経過も見せずに結果だけしか呈示していないのにその時何が起こったか分かる」シーンというのがあるのも凄い所。そのシーンを詳細に描けば山場は一つ増えたかもしれませんが代わりに物語のリズム感が崩れてしまいダレが生じてしまっていたところでしょう。こういうところを見誤らなかった、というのも作品の質を上げるのに貢献しています。

もちろんアニメーションとしての面白さも特筆すべき要素の一つです。繊細な感情が交錯するシーンは端正に、激しいアクションが展開するシーンはどこまでもダイナミックに、メリハリの効いた作画と工夫に満ちたアクションが全編に亘って楽しめます。この辺り、キャラクターデザインと総作画監督を務めた西尾鉄也を始め、松本憲生や桝田浩史、清水義治、黄瀬和哉、山下宏幸ら実力派アニメーターたちの技巧の競演といったところでしょうか。単純に「よく動くアニメ」が観たい!という人にもこの作品は打ってつけです。

「新世代開幕プロジェクト」と銘打ってる割に物語の比重はむしろナルト達の方なのでどちらかと言えば「NARUTO」のエピローグとして観る方が正解のような気もしますが、それでもこの映画だけで既にボルトたち新世代のキャラクター達に愛着を持たせることに成功してるのでいつか彼らの物語の続きも観てみたいですね。

原作者が大きく関与したからと言って必ずしも作品の質が良くなるとは限らないのが映像化の難しい所ですが、こと今作に限って言えばそれは大成功です。物語にしても映像にしても紛れも無く一級品と言って良い逸品で、NARUTOファンはもちろん馴染みは薄くてもちょっとでも気になった方ならきっと楽しませてくれる面白さに満ちています。
私、自信を持ってお薦めしたい!きっと充実した時間を過ごせますよ。

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今年のお盆休みは珍しく4連休になったのですが、資格試験直前ということもありひたすら家にこもって勉強してました。そうでなければ夏コミとかなーなライブとか行きたい所やりたいことたくさん!来年は、来年は遊んでやる…!というか何とか一発合格して遊べる状況を作ってやる…!

こんばんは、小島@監督です。
ま、そうは言っても1日だけは映画観に出掛けたりしたんですけどね!何ぼ試験直前と言っても4日も家に閉じこもってられなかった、というのもありますがどうしても観ておきたかった映画があったもので。

さて、今回の映画はそのどうしても観たかった一本、「野火」です。

大戦末期、フィリピン・レイテ島戦線に送られた田村(塚本晋也)は、肺を病んでしまった事から野戦病院に送られた。しかし野戦病院は負傷した兵で一杯で食料も足りないため病人の入る余地は無かった。
病院の外には田村と同じように行き場を失くした傷病兵たちがたむろしていた。その中で田村に声をかけてきたのは足を負傷した安田(リリー・フランキー)とその子分とも言える永松(森優作)だった。僅かな芋を巡って殺伐とする空気に辟易しながらも、人と群れる事で安心して眠りについた田村だったが、その夜病院が空爆される。辛うじて生き延びた田村達だったが、散り散りとなってジャングルをさまようことになる。

戦後70年という今年、太平洋戦争を回顧するプログラムが非常に多く作られています。映画にしても現在「日本のいちばん長い日」「ソ満国境15歳の夏」が公開中ですし、今後も「氷川丸ものがたり」などが公開を控えています。
そんな中にあってもひときわ異彩を放っていると言えるのがこの「野火」です。

原作は「俘虜記」「将門記」などで知られる大岡昇平が1952年に発表した小説です。
作者のフィリピンでの戦争体験をベースに書かれた「野火」は、部隊からも野戦病院からも追い出され、ジャングルをさまよい、極限とも言える孤独と飢えの中で自身の内に湧き起こる人肉食への欲求と狂気に苛まれる男の姿を描きます。
1959年には監督市川崑、船越英二、ミッキー・カーチスらの出演で映画化もされていますが、今回の映画がそのリメイクかというとそういうワケではないようです。

この映画のどの辺りが異彩を放っているかと言えば公開に至るまでの経緯から異色です。この作品で監督・脚本・主演・撮影・編集を一手に引き受ける塚本晋也は、10年以上前からこの映画の企画を各所に売り込むも全く買い手がつかず最終的に全て本人の実費と熱意に賛同したボランティアたちの手でようやく完成に漕ぎ着けたそうです。全く身も蓋も無い表現で言えばインディーズ映画なのです、この作品。それ故この映画にはどうしてもチープに感じられるショットがいくつか散見されますが、それは決してこの映画の欠点ではありません。

経緯が経緯だけあり、この映画、その熱量が尋常じゃありません。
カメラはほとんど主人公の田村から目を離さず、ジャングルをさまよって理性を擦り減らし飢餓のあまり人間の肉にすら手を付けようとするほどに追い込まれていく様をまざまざと見せつけられることになります。
それを徹底的に生々しく描き出していく映画ですが、その熱量故に目を逸らす事が出来ません。

作品のタイトルである「野火」とは春の初めに枯草を焼く焚火の事をいうのですが、作中密林から何度か火が上がる描写があり、それは現地に暮らす人たちの生活の火であると同時に恐怖に駆られた田村達日本兵の目にとって敵の攻撃や狼煙と映る恐怖の対象として存在し、更にその正気を削り取って行く事になるのです。

もう一つ印象的なのは、そうやって田村達がそうやって磨滅していく中でも木々はどこまでも緑鮮やかに茂り、花は美しく咲き、空はどこまでも高く青い、この対比が状況の不条理さをより一層際立たせます。

戦後70年という時間を経て、当時の記憶を抱く人も少なくなってきた今、身体感覚を喚起させそうなほどに生々しく描き切るこの作品は恐らく現代の日本人が「戦争を描く」ということの一つの極点に立っているように思えます。これから先何度も企画上映などで上映されるに違いないであろう作品ですが、できることなら今多くの方に観て欲しい作品だと本気で思います。いろいろなことを考えてみる一つのきっかけにこういう映画はいかがでしょうか。

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先日職場の勉強会でオーストラリアのあるワイナリーの主任醸造家の方とお話しする機会が。
メーカー主催の試飲展示会でならともかく、メーカー主導の社内勉強会で営業の方が喋るだけでなくわざわざ国外の生産者の方を連れてきてくれるなんてそうそうないのでここぞとばかりに色々と疑問や質問をぶつける事が出来て実に有意義な時間でした。やっぱり直接うかがえるとテキストの文字でしか知らなかった事も印象が変わってきますね。

こんばんは、小島@監督です。
それにしても最近海外の方と接する機会が立て続いてる気が。いい加減語学を学べと言う暗示か、これは!?

さて、今回の映画は「ジュラシック・ワールド」です。

遺伝子工学の粋を結集して恐竜を蘇らせ至近距離で触れ合える高級リゾート「ジュラシック・ワールド」
パークで数日過ごす事になったザック(ニック・ロビンソン)とグレイ(タイ・シンプキンス)の兄弟はパークのオペレーションマネージャーであり叔母でもあるクレア(ブライス・ダラス・ハワード)の元を訪ねるが多忙を極めるクレアはザックたちにフリーパスを渡してすぐに仕事に戻ってしまう。
一方パークの経営者サイモン・マスラニ(イルファン・カーン)からのプレッシャーに押された遺伝子学者のヘンリー・ウー(B・D・ウォン)は、遺伝子の組み換えによる新種「インドミナス・レックス」を開発した。その生態の確認を命じられた恐竜行動学研究者で元軍人のオーウェン(クリス・プラット)はインドミナス・レックスの飼育房へ赴くが、そこにレックスの姿は無かった…

1993年に製作されVFX技術という点ではもちろんその後の恐竜のビジュアルイメージにまで多大な影響を与えた傑作「ジュラシック・パーク」、その実に14年ぶりの新作がスクリーンに登場です。
「誰が何と言おうと自分は大好き」なんて作品、皆さんもあるかと思いますが私にとって「ジュラシック・パーク」はシリーズ3作まとめてみんなそれで、今回の「ジュラシック・ワールド」の公開をウキウキしながら待ってました(笑)

これまでのシリーズでは描かれなかった「パーク開業後」の姿が描かれる今作は、作品の随所に1作目へのオマージュを取り入れ、シリーズのファンには堪らない作品に仕上がっています。
実は序盤のあるシーンで「ジュラシック・パーク」のメインテーマのアレンジがBGMに使われている箇所があるのですが、そこで私うっかり涙目。自覚してる以上に楽しみだったみたいです、私(苦笑)

なかなか興味深いのは序盤で描かれるパークの様子です。一つ一つのアトラクションや売店、レストランの様子がディテール豊かに描出され行ってみたくなる、というのもありますがそんな中でもずっとスマホをいじってる人がいたり、パークスタッフに緩みが見られたり、ある種の「慣れ」や「慢心」が蔓延しているように描写していて、それが後々のカタストロフの遠因になったようにも見えます。些末な部分に思えるでしょうがこの辺りの描写の巧みさは推したい所。

こういう所の描写が上手い反面、この映画、脚本がとても雑なのが残念です。
前後の繋がりがおかしな箇所がいくつもありますし、ほとんどのキャラもあまり頭が良いとは言えないのでボンクラ感が半端無いです(苦笑)。正直「突っ込みどころ満載」と書いた先週の「ターミネーター:新起動」の方がよほど緻密で「読める」シナリオしています。「ジュラシック・ワールド」こそ細かい事を気にしてはいけないレベル。ここはもう暖かい目でサラッと流しましょう。

脚本に大きな欠点はあるにしろ、何より重要な恐竜たちの見せ方が尋常じゃない迫力なのでエンターテインメントとしては充分すぎるほどに楽しめる逸品です。登場する恐竜たちのほとんどに何がしかの見せ場が用意されている上にそれらを次々と速いテンポで見せてくるためアトラクション性が非常に優れてるのもポイントで、せっかくなら3Dで鑑賞した方がより楽しめるでしょう。音響も良いIMAXなら更に迫力増大!

暑い日が続く夏の2時間、時にはこんな映画で童心に帰ってみるのも楽しいですよ。

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コスプレサミットを筆頭に、この週末は各地でイベント尽くし。いよいよ夏が始まったって感じですね。
ま、私は資格試験が控えている身なのでそのほとんどに「ぐぬぬ…」しながらスルー。昨日が休日出勤だったのでせいぜい仕事上がりに栄のコスプレサミットを覗いてくるのが関の山でした。
ただ久屋大通公園の屋台の中に今夏発売されたばかりの「モエ・エ・シャンドン アイス・アンペリアル」(ロックスタイルで楽しんでもらうことを前提に通常の「ブリュット・アンペリアル」より少々濃いめ&甘口に仕上げてある)をグラスで飲ませてくれる店があって気になっていたシャンパーニュの味を知る事が出来たり、「マッドマックス怒りのデス・ロード」のウォーボーイズの格好した人と「V8!V8!」したりできたので1時間足らずの散策でしたが大収穫&大満足でした。

こんばんは、小島@監督です。
しっかしオアシス21は人多かったなぁ…写真撮るとか知り合いを探すとかいう余裕ほとんど無かった…

さて、今回の映画は「ターミネーター:新起動ジェニシス」です。

2029年、「審判の日」から続く人類と機械軍との戦いは指導者ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)に率いられた人類側が勝利を収めた。窮地に陥ったスカイネットはジョンの母親サラ・コナーを抹殺すべくタイムマシンでターミネーターを1984年に送り込んだ。その事実を察知した人類側もそれを阻止すべく志願したカイル・リース(ジェイ・コートニー)を過去に送り込む。1984年に辿り着いたカイルを待っていたのは、液体金属ターミネーターT-1000(イ・ビョンホン)の襲撃であった。

シリーズ5作目にしてアーノルド・シュワルツェネッガーが実に12年ぶりに主役たるターミネーターT-800を演じます。

通常シリーズ物と言えば蓄積した時間を描いたりするものですが、タイムトラベルによるパラドックスが物語の中で重要な位置を占める「ターミネーター」シリーズは、新作を製作するたびに過去作品との整合性と折り合いをつけねばならず、3作目はその意味でかなり窮屈な感じがしますし、4作目に至っては過去の部分を全てオミットして未来での戦いのみを描く道を選びました。「3」も「4」も自分としてはそれなりに気に入っている作品ではありますが、特に「4」はこのシリーズの醍醐味の一つから敢えて目を背けるような作りをもったいなく思ったのは確かです。

それまでの流れを受けて今回の5作目では非常に面白いアイディアを取り入れ、タイムトラベル物のSFとしてもかなり面白い出来栄えになっています。詳しい内容はもちろん黙っておきますが(笑)、SF物のゲームやアニメ、ラノベに馴染みの薄い方には少々ややこしく感じるかもしれません。しかしかなり秀逸なアイディアです。苦し紛れの産物なのかもしれませんが、結果として面白いものになってるので上々ではないでしょうか。
コレに加えて後付けも良い所、ではありますがT-800に付加されたある設定もなかなか味わい深いものがあります。

今作を手掛けた製作陣の特に1作目(1984年)と2作目(1991年)に対するリスペクトの深さも大したもので、カイル・リースが1984年に送り込まれてからサラ・コナーと出会うに至るまでの流れはその畏敬とも言えるリスペクトの深さを存分に味わえる今作屈指のシークエンスになっています。

もちろん1作目と2作目が映画史に大きなインパクトを与えたシリーズなのでこれらの新設定や新たにサラ・コナーを演じるエミリア・クラークなどのキャスティング陣に不満を感じる方も多いでしょう。
しかしそういう方にとっても「あのテーマ曲」と共に現れるアーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800の、まさにカリスマと言って良い圧倒的存在感を再びスクリーンで味わえるというのは大きな喜びに違いないのでは。突っ込みどころを上げればキリがないのは当然なのですが、正直もう細かい事は置いておいて久しぶりのT-800オンスクリーンを楽しんだもの勝ちです。興味のある方はせっかくのこの機会、是非映画館で楽しんでしまいましょう!

あ、オフィシャルサイトで配信されてるいくつかの映像はかなりネタバレが酷いものがあるので観るなら鑑賞後にしておくことをお薦めします。ちょっと無邪気に美味しい所を放出しすぎていますのでね。

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アイマス話をもうちょっとだけ。
原典のゲームにおける主人公を「プロデューサー」と呼称するアイマスはいわゆる「推し」というものを「担当」と表現します。その流れでライブイベントなどでは名刺を用意してプロデューサー同士で「名刺交換」したりします。昨年あたりから私もやり始めていますが、コレがなかなか楽しい。

今回もこんな感じの物を用意してみたりしました。Twitter等のSNSのアカウントを記載する事で交友の輪が広がって行きます。今回はなんとコスタリカからわざわざ来日したPの方と名刺交換する機会が!
コスタリカ!「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」ぐらいしか印象が無いところとまさかご縁ができようとは!
しかもその方なかなか日本語が堪能なようで、名刺交換のお礼をスペイン語ができないから(コスタリカの公用語はスペイン語)何とか英語でツイートしたら日本語で返事がきました。
とは言えせっかくの機会だしスペイン語を学んでみるのも良いかも。アイマスPやってるとやりたい事が増えていく(笑)

こんばんは、小島@監督です。
そのアイマスもシンデレラガールズの第2期がスタート。「継母」を思わせる剛腕な女上司が現れたり、使われてない部屋に追いやられてみんなで埃まみれになりながら掃除したり「シンデレラ」を前期以上に物語のモチーフに落とし込んでいて先々の展開が非常に楽しみです。

さて、今回の映画は「バケモノの子」です。

この世には、人間の世界と並行して「バケモノの世界」が存在する。母の死と共に居場所が無くなり家出した少年・蓮(声・宮崎あおい)は、渋谷の路地でバケモノの熊徹(声・役所広司)に出会う。彼の言葉に突き動かされるように付いて行った蓮は、渋谷と対になっているバケモノの街「渋天街」に辿り着く。
親を喪い居場所を失くした蓮と、渋天街随一の実力がありながら粗暴な性格ゆえに弟子もおらず理解者も少ない熊徹。孤独な2人の奇妙な交流が始まった。

「時をかける少女」や「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」で知られる細田守の新作アニメ映画です。

どちらかといえば躍動感以上に繊細な感情を表現する方向で使われた作画力は今回は大胆なアクションを重視する方向で使われて、要所要所でダイナミックなアクションが展開するのが見どころの一つです。

熊徹に拾われ、9歳だから「九太」と適当に名づけられた蓮と熊徹の反目しながらも惹かれていく擬似的な親子関係を描く前半は、蓮の成長と共に真に「大人」へと変わってゆく熊徹の成長も同時に描きだしていきます。熊徹を演じる役所広司の演技も非常に素晴らしく、その演技自体が聴き所と言えますね。

ただ残念ながらこの映画、前半と後半でかなりバランスが悪いのが難点です。成長した九太(声・染谷将太)の新たな出会いや戦いが描かれるのですが、あまりに描かれる要素が多すぎて一つ一つが有機的に機能せず物語が綺麗に収束していきません。映像のレベルが非常に高いにもかかわらずセリフで説明しようとしがちなのもマイナスです。
今作は前3作と違い、これまでの奥寺佐渡子によるシナリオではなく細田守自身の手による脚本なのですが、気合が入り過ぎてしまったのでしょうか、2時間の映画で収まる量のアイディアではなく、TVシリーズに出来そうなほどの物量が強引に押し込められている印象です。そのためこれまでのロジカルな作劇の中に繊細な感情を紡ぎだす作風の延長線上を期待してこの作品を観るといささか面食らうことになるでしょう。

ただそのような欠点を抱えながらとは言え普段アニメに触れない人でも楽しめそうなエンターテインメントとして作り上げてしまう細田守の手腕はさすがとしか言いようがありません。リアリティ重視の瞬間とアニメ的なハッタリを優先させる瞬間のさじ加減は見事なもので、次代を担うことを期待されるクリエイターの意欲を目にすることができるでしょう。
ここからかれがさらにどんなステージへと行くのか期待したいですね。できれば今回もその片鱗が見え隠れしていたので一遍くらいかなりマニアックな作品も観てみたいところですが。

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