ようやくいろいろが落ち着いてきたので昨年から棚上げになっている事のいくつかに手を付け始めています。
その筆頭として遂に「メタルギアソリッド5ザ・ファントムペイン」始めました!ええ!購入から実に4か月も経過してようやくPS4起動です!相変わらず最近のハードはセットアップに時間かかるなコンチクショー!
こんばんは、小島@監督です。
ま~エンディングまでに何か月かかるか分かりませんがじっくり進めていきます。
さて、今回の映画は「美術館を手玉にとった男」です。
2011年、アメリカ各州の美術館に展示されていた大量の絵画が実は贋作であることが発覚した。
それは実に奇妙で特殊な贋作事件であった。1人の男が多くの学芸員やキュレーターすら騙し切る精巧な贋作を次々と製作しては大金で売却するのでなく無償で寄贈していたのだ。
男の名はマーク・ランディス。30年以上の長きに渡り贋作を美術館に寄贈し続け、騙された美術館は全米で20州46館に上った。当時オクラホマシティ美術館に勤務していたマシュー・レイニンガーが贋作群の存在に気づき各州の美術館に確認を取ったことでニューヨーク・タイムズなどのマスメディアも事件を知り大々的に報道。FBIまでも捜査に乗り出すが金銭授受の証拠が一切無かったゆえに立件にまでは至れなかった。
この映画は、贋作を作り続ける男マーク・ランディスと彼を追う男マシュー・レイニンガー、そして彼らを取り巻く人々、それぞれの苦悩と良心を描き出すドキュメンタリー。
映画の内容で何が一番驚くってこれがフィクションじゃなくてドキュメンタリーだというその一点に尽きる実にユニークな作品です。
主だった美術館がその権威を失墜させられたこの逸話は高額の美術品の寄贈が常態化しているアメリカだからこそ起き得た事件ともいえますが、それとてマーク・ランディスという奇妙で不世出な天才なくしては成り立たないというのが面白い。
この作品はまず当人へのインタビューなどを交えてランディスの人物像を探り当てようとします。
統合失調症をはじめ複数の精神疾患を患うランディスがインタビューを通じて語る言葉は恐らく単純な共感とは相容れないものばかりでしょう。映像を観るに自身の行為がそもそもなぜ美術館が迷惑がっているか理解しきってはいないのではないかという気もします。その反面、美大在学経験を持つとはいえほぼ独力で本物と見紛うほどの精巧な贋作を作り上げる手腕の見事さにはある種の感嘆を抱かずにはいられません。
そしてこの映画にはもう一人主人公がいます。ランディスの贋作第一発見者マシュー・レイニンガーです。彼もまた奇妙なまでに執念に駆り立てられランディスを追い続け、こだわりすぎたがゆえに当時勤めていた美術館を失職してしまったことをインタビューで語ります。しかしだからと言って追跡を諦めない。この映画はランディスとレイニンガー、2人の姿を交互に描きまるで「逃亡者」か「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」か何かを思い起こさせるような作りになっていますが、しかしドキュメンタリーであるがゆえに類型的なライバル関係には収まらない2人の関係性に複雑な印象を観る者に与えます。
この映画は共感しにくい人物のユニークな事件を描いた作品ではありますが、根底にあるのは社会的な疎外感に耐えた男が社会と関わるために自身ができることに全力を尽くそうとする姿であり、そこには普遍的な「人生」があります。
編集の妙というか、ドキュメンタリーにしては作劇を意識した起承転結がかなりはっきり分かる構成になっているので普段こういったジャンルを見慣れない人にも比較的見やすい作品になっているはず。
名古屋での公開は既に終了してしまっていますが、どこかでふっと出会う機会が出来たなら、この風変わりで魅力的な作品を味わってみてほしいですね。
その筆頭として遂に「メタルギアソリッド5ザ・ファントムペイン」始めました!ええ!購入から実に4か月も経過してようやくPS4起動です!相変わらず最近のハードはセットアップに時間かかるなコンチクショー!
こんばんは、小島@監督です。
ま~エンディングまでに何か月かかるか分かりませんがじっくり進めていきます。
さて、今回の映画は「美術館を手玉にとった男」です。
2011年、アメリカ各州の美術館に展示されていた大量の絵画が実は贋作であることが発覚した。
それは実に奇妙で特殊な贋作事件であった。1人の男が多くの学芸員やキュレーターすら騙し切る精巧な贋作を次々と製作しては大金で売却するのでなく無償で寄贈していたのだ。
男の名はマーク・ランディス。30年以上の長きに渡り贋作を美術館に寄贈し続け、騙された美術館は全米で20州46館に上った。当時オクラホマシティ美術館に勤務していたマシュー・レイニンガーが贋作群の存在に気づき各州の美術館に確認を取ったことでニューヨーク・タイムズなどのマスメディアも事件を知り大々的に報道。FBIまでも捜査に乗り出すが金銭授受の証拠が一切無かったゆえに立件にまでは至れなかった。
この映画は、贋作を作り続ける男マーク・ランディスと彼を追う男マシュー・レイニンガー、そして彼らを取り巻く人々、それぞれの苦悩と良心を描き出すドキュメンタリー。
映画の内容で何が一番驚くってこれがフィクションじゃなくてドキュメンタリーだというその一点に尽きる実にユニークな作品です。
主だった美術館がその権威を失墜させられたこの逸話は高額の美術品の寄贈が常態化しているアメリカだからこそ起き得た事件ともいえますが、それとてマーク・ランディスという奇妙で不世出な天才なくしては成り立たないというのが面白い。
この作品はまず当人へのインタビューなどを交えてランディスの人物像を探り当てようとします。
統合失調症をはじめ複数の精神疾患を患うランディスがインタビューを通じて語る言葉は恐らく単純な共感とは相容れないものばかりでしょう。映像を観るに自身の行為がそもそもなぜ美術館が迷惑がっているか理解しきってはいないのではないかという気もします。その反面、美大在学経験を持つとはいえほぼ独力で本物と見紛うほどの精巧な贋作を作り上げる手腕の見事さにはある種の感嘆を抱かずにはいられません。
そしてこの映画にはもう一人主人公がいます。ランディスの贋作第一発見者マシュー・レイニンガーです。彼もまた奇妙なまでに執念に駆り立てられランディスを追い続け、こだわりすぎたがゆえに当時勤めていた美術館を失職してしまったことをインタビューで語ります。しかしだからと言って追跡を諦めない。この映画はランディスとレイニンガー、2人の姿を交互に描きまるで「逃亡者」か「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」か何かを思い起こさせるような作りになっていますが、しかしドキュメンタリーであるがゆえに類型的なライバル関係には収まらない2人の関係性に複雑な印象を観る者に与えます。
この映画は共感しにくい人物のユニークな事件を描いた作品ではありますが、根底にあるのは社会的な疎外感に耐えた男が社会と関わるために自身ができることに全力を尽くそうとする姿であり、そこには普遍的な「人生」があります。
編集の妙というか、ドキュメンタリーにしては作劇を意識した起承転結がかなりはっきり分かる構成になっているので普段こういったジャンルを見慣れない人にも比較的見やすい作品になっているはず。
名古屋での公開は既に終了してしまっていますが、どこかでふっと出会う機会が出来たなら、この風変わりで魅力的な作品を味わってみてほしいですね。
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皆さん明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
ま~正直なところこの年末年始は30日まで仕事して年明けも2日から出勤だったので正月感はほぼゼロだったんですが(苦笑)贅沢は言わないからたまには三連休したい。
こんばんは、小島@監督です。
それはそれとして新年歌会ではマンゴスチン・ワインなんて面白い物をゲットできてホクホクでした。酒のプロの末席に身を置く者としてはこういうあまり馴染みの無い物に好奇心そそられてしまいます。飲んだら感想をアップしなくては。
さて、2016年1発目となる今回の映画は「ガールズ&パンツァー劇場版」です。
華道、茶道と並び戦車を用いた武道「戦車道」が大和撫子の嗜みとされている世界、戦車道全国高校生大会で優勝を収めた西住みほ(声・渕上舞)ら大洗女子学園の面々は、優勝記念として知波単学園とともにダージリン(声・喜多村英梨)率いる聖グロリアーナ学園とカチューシャ(声・金元寿子)らを擁するプラウダ学園混成チームとのエキシビジョン・マッチを行っていた。
試合後、健闘を称え温泉で親交を深めていたみほたち。そこに、生徒会長角谷杏(声・福園美里)を緊急召喚せよとの報が入る。後刻、杏からみほたちに全国大会優勝によって回避されたはずの大洗女子学園廃校が決定したとの知らせがもたらされるのであった。
実のところ公開直後あたりから例によってTVシリーズは観ていないにも関わらず少なからぬ方から「いいから是非観に行ってくれ」と薦められてまして、昨年暮れのちゅうカラ忘年会に参加する前にちょうどいいタイミングだからと観に行ってきました。
鑑賞した時点で既に公開4週目か5週目だったのですが、場内ほぼ満席という状況に少なからず驚きました。しかも恐らく結構なパーセンテージでリピーターの方が多そうな雰囲気。愛されてる作品だなと思います(笑)
全編通して30人以上のキャラクターが登場するとあって、正直なところ初見ではほとんどのキャラの名前が頭に入ってきません(苦笑)しかし、それだけの人数を登場させながら「プラウダ学園」や「あんこうチーム」「ツインテールのパスタ」などの作中でのポジションがコンスタントかつ明確に示してくれるおかげで「まったく見分けがつかない」という事態に陥らないあたりに巧さを感じます。
この巧みさは物語にも活かされ、ポンポンと歯切れよくエピソードが繰り出されダレる隙も少なく、序破急をかっちり踏まえて終盤へ向けてテンポアップしてゆく、実に手堅い作りをしています。もっとも、多すぎる人物故にエピソードの掘り下げが今一つ足りない部分があるのは否めませんが、物語以上に「劇場版」という「お祭り感」を重視して作られている映画なので、これはこういうものでよいのでしょう。
この映画を何より他のアニメ映画と明確に差別化しているのは音響面です。最大の肝が「戦車戦」であるため、豊富な種類の戦車の駆動音や射撃音、弾道の風切り音などが大迫力かつ綿密な設計の元に組み上げられ、映画館では文字通り音響に包まれる感覚を味わいます。その音響を最大限に活かしながら、かつアニメならではのハッタリのきいたアイディアをふんだんに盛り込んで展開される戦車戦こそがこの映画の醍醐味です。
よほど高価な音響システムを用意しない限りは自宅では体感不可能な、「これぞ映画」と言って差し支えない部分でしょう。特殊な音響設備を用い、この映画の音響監督を務めた岩浪美和氏自身が出向いて調整を行った立川シネマシティでは全日全回特別音響での爆音上映を行いファンから大好評を得ているというのも分かります。もし上映館の選択が可能であるならより音響の良い場所を選んだ方がより深く楽しめる類の作品であることは間違いないでしょう。
キャラが把握しきれない以外は確かに初見でもあまり問題は無い(笑)、日本アニメの底力を感じさせてくれる作品です。既に封切から2か月近くが経過し、上映を終了する映画館も出てきていますが、まだまだ強い集客力を誇っています。興味のある方はぜひあの音響を体感しに行ってはいかがでしょうか。
ガルパンはいいぞ(笑)
ま~正直なところこの年末年始は30日まで仕事して年明けも2日から出勤だったので正月感はほぼゼロだったんですが(苦笑)贅沢は言わないからたまには三連休したい。
こんばんは、小島@監督です。
それはそれとして新年歌会ではマンゴスチン・ワインなんて面白い物をゲットできてホクホクでした。酒のプロの末席に身を置く者としてはこういうあまり馴染みの無い物に好奇心そそられてしまいます。飲んだら感想をアップしなくては。
さて、2016年1発目となる今回の映画は「ガールズ&パンツァー劇場版」です。
華道、茶道と並び戦車を用いた武道「戦車道」が大和撫子の嗜みとされている世界、戦車道全国高校生大会で優勝を収めた西住みほ(声・渕上舞)ら大洗女子学園の面々は、優勝記念として知波単学園とともにダージリン(声・喜多村英梨)率いる聖グロリアーナ学園とカチューシャ(声・金元寿子)らを擁するプラウダ学園混成チームとのエキシビジョン・マッチを行っていた。
試合後、健闘を称え温泉で親交を深めていたみほたち。そこに、生徒会長角谷杏(声・福園美里)を緊急召喚せよとの報が入る。後刻、杏からみほたちに全国大会優勝によって回避されたはずの大洗女子学園廃校が決定したとの知らせがもたらされるのであった。
実のところ公開直後あたりから例によってTVシリーズは観ていないにも関わらず少なからぬ方から「いいから是非観に行ってくれ」と薦められてまして、昨年暮れのちゅうカラ忘年会に参加する前にちょうどいいタイミングだからと観に行ってきました。
鑑賞した時点で既に公開4週目か5週目だったのですが、場内ほぼ満席という状況に少なからず驚きました。しかも恐らく結構なパーセンテージでリピーターの方が多そうな雰囲気。愛されてる作品だなと思います(笑)
全編通して30人以上のキャラクターが登場するとあって、正直なところ初見ではほとんどのキャラの名前が頭に入ってきません(苦笑)しかし、それだけの人数を登場させながら「プラウダ学園」や「あんこうチーム」「ツインテールのパスタ」などの作中でのポジションがコンスタントかつ明確に示してくれるおかげで「まったく見分けがつかない」という事態に陥らないあたりに巧さを感じます。
この巧みさは物語にも活かされ、ポンポンと歯切れよくエピソードが繰り出されダレる隙も少なく、序破急をかっちり踏まえて終盤へ向けてテンポアップしてゆく、実に手堅い作りをしています。もっとも、多すぎる人物故にエピソードの掘り下げが今一つ足りない部分があるのは否めませんが、物語以上に「劇場版」という「お祭り感」を重視して作られている映画なので、これはこういうものでよいのでしょう。
この映画を何より他のアニメ映画と明確に差別化しているのは音響面です。最大の肝が「戦車戦」であるため、豊富な種類の戦車の駆動音や射撃音、弾道の風切り音などが大迫力かつ綿密な設計の元に組み上げられ、映画館では文字通り音響に包まれる感覚を味わいます。その音響を最大限に活かしながら、かつアニメならではのハッタリのきいたアイディアをふんだんに盛り込んで展開される戦車戦こそがこの映画の醍醐味です。
よほど高価な音響システムを用意しない限りは自宅では体感不可能な、「これぞ映画」と言って差し支えない部分でしょう。特殊な音響設備を用い、この映画の音響監督を務めた岩浪美和氏自身が出向いて調整を行った立川シネマシティでは全日全回特別音響での爆音上映を行いファンから大好評を得ているというのも分かります。もし上映館の選択が可能であるならより音響の良い場所を選んだ方がより深く楽しめる類の作品であることは間違いないでしょう。
キャラが把握しきれない以外は確かに初見でもあまり問題は無い(笑)、日本アニメの底力を感じさせてくれる作品です。既に封切から2か月近くが経過し、上映を終了する映画館も出てきていますが、まだまだ強い集客力を誇っています。興味のある方はぜひあの音響を体感しに行ってはいかがでしょうか。
ガルパンはいいぞ(笑)
気づけばもう今年最終週。今年は何だかいろいろありすぎて早いような長いような、不思議な気分です。
今回のブログを書くために今年観た映画を振り返っていたのですが、「これって今年だったか」と思う作品がいくつかあって、自分の時間感覚にちょっと苦笑しています。
こんばんは、小島@監督です。
みなさんの2015年はどんな1年でしたか?
さて、今年最後の更新となる今回は今年観た57本(手元の記録より。ライブビューイング除く)の映画からベスト5をチョイス!
例年同様現在の鑑賞可能状況も併記します。
1.マッドマックス 怒りのデス・ロード
今年1本選ぶとしたらもうコレしかない!Witness me!V8!V8!
既にBlu-ray等がリリースされていますが、現在も各地でイベント上映が行われています。
2.野火
1人の男が戦場の極限を生きる姿を描いた作品。戦後70年という今年、国内外で第2次大戦を回顧する様々な作品が生まれましたが、最も重い余韻を残したのがコレ。ぜひ多くの方に観ていただきたい。
今夏公開された作品ですが、現在も各地のミニシアターで上映中。東海3県では今月26日より刈谷日劇で公開。また名古屋シネマスコーレでも来年アンコール上映の予定あり。ただ、DVD等のリリース予定は今のところ無いようです。
3.顔のないヒトラーたち
アウシュビッツ裁判開廷へ向け奮闘する若き検事の苦闘を描くドラマ。「野火」同様最も重量級の感銘を受けた洋画。現在各地のミニシアターで公開中。
4.アメリカン・スナイパー
クリント・イーストウッド監督が手掛けた、実在のスナイパー・クリス・カイルの生涯を描いた物語。凄腕のスナイパーをある種のヒーローとしては「描かない」、冷徹ともいえる視点に圧倒される。
Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
5.スターウォーズ フォースの覚醒
新たなる「神話」開幕。いろいろ深入りした話をするにはまだ早いかな(笑)
全国の映画館にてただいま絶賛公開中!
今年はかなり選出に迷いましたがベスト5はこんな感じです。続けて次点として印象に残った映画をご紹介。こちらは観た順に並べるので特に順位とかはないです。
・インターステラー
クリストファー・ノーランが手掛けるSF。昨年公開の作品ですが私が観たのが今年なので。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。というかもはや廉価版も発売中(笑)
・TATSUMI マンガに革命を起こした男
今年逝去した劇画家辰巳ヨシヒロの自伝的作品「劇画漂流」と短編6作品をアニメ化した逸品。現在DVD発売中。
・6才のボクが、大人になるまで
1人の少年が6才から18才になるまでの12年間を本当に12年かけて撮影した色んな意味で破格の作品。これも昨年公開の作品なんですが、私が観たのが今年なので。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・イミテーション・ゲーム
ドイツの暗号機エニグマの解読に挑む数学者アラン・チューリングの奮闘を描く。アラン役ベネディクト・カンバーバッチの演技が秀逸。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・セッション
プロドラマーを目指す青年と鬼教官とのいわば「殺し合い」を描く音楽映画。圧巻のクライマックスを是非堪能してほしいところ。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・シンデレラ
ディズニーのリーサルウェポンの実写化。これがかなり骨太な作品で面白い。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・BORUTO -NARUTO THE MOVIE
ナルトの息子ボルトの活躍と「NARUTO」のエピローグ的位置づけのエピソードを描くアニメ。円熟味を感じる語り口に躍動感溢れる作画で期待以上にハイレベルな逸品。既に公開は終了。Blu-ray等のソフトは来年7月発売予定。
・ナイトクローラー
小悪党がパパラッチの世界でのし上がっていく様を描いた異色の成長譚。主演ジェイク・ギレンホールの演技がとてもコワイ。現在も各地で上映中。東海3県では豊田市のトヨタグランドでただいま公開中。Blu-ray等は来年2月19日リリース予定。
・僕たちの家に帰ろう
少数民族ユグル族の兄弟が夏休みに親のところへと帰るまでを描くロードムービー。物語自体はシンプルだがその向こうに見えるものが奥深い佳品。残念ながら既に公開が終了している上にソフトの発売も未定のままというのが惜しい。
・蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァCadenza
技術の進歩による映像表現の進化を今年一番見せつけたアニメ映画。「どうかしてる」は褒め言葉である。公開はほぼ終了。Blu-ray等は3月19日発売予定。
・ミッションインポッシブル ローグ・ネイション
トム・クルーズ製作・主演のシリーズ最新作。「どういう作品であるべきか」というものに対して一切の迷いが無い清々しさが作品の質を上げている。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・キングスマン
何故かスパイ映画花盛りだった今年、居並ぶ作品群にあって異色の輝きを放つ逸品。サヴィル・ロウに身を包んだエージェントが世界を混乱に陥れようとする陰謀に立ち向かう。これまでのスパイ映画のパロディを含めシニカルなブラックユーモアが横溢する。「Manner makes Man(マナーが紳士を作る)」Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
こんなところでしょうか。今年は佳作良作ボンクラ映画、どこを取っても「大当たり」といえる作品が続出。ここで取り上げていない中にも綺羅星のような輝きを放つ作品もあり、まさに当たり年でした。正直仕事が忙しくて鑑賞本数60本に届かなかったのが残念でならないくらいです。来年も豊作だと嬉しいなぁ。どんな映画に会えるのか、今から楽しみです。
今回のブログを書くために今年観た映画を振り返っていたのですが、「これって今年だったか」と思う作品がいくつかあって、自分の時間感覚にちょっと苦笑しています。
こんばんは、小島@監督です。
みなさんの2015年はどんな1年でしたか?
さて、今年最後の更新となる今回は今年観た57本(手元の記録より。ライブビューイング除く)の映画からベスト5をチョイス!
例年同様現在の鑑賞可能状況も併記します。
1.マッドマックス 怒りのデス・ロード
今年1本選ぶとしたらもうコレしかない!Witness me!V8!V8!
既にBlu-ray等がリリースされていますが、現在も各地でイベント上映が行われています。
2.野火
1人の男が戦場の極限を生きる姿を描いた作品。戦後70年という今年、国内外で第2次大戦を回顧する様々な作品が生まれましたが、最も重い余韻を残したのがコレ。ぜひ多くの方に観ていただきたい。
今夏公開された作品ですが、現在も各地のミニシアターで上映中。東海3県では今月26日より刈谷日劇で公開。また名古屋シネマスコーレでも来年アンコール上映の予定あり。ただ、DVD等のリリース予定は今のところ無いようです。
3.顔のないヒトラーたち
アウシュビッツ裁判開廷へ向け奮闘する若き検事の苦闘を描くドラマ。「野火」同様最も重量級の感銘を受けた洋画。現在各地のミニシアターで公開中。
4.アメリカン・スナイパー
クリント・イーストウッド監督が手掛けた、実在のスナイパー・クリス・カイルの生涯を描いた物語。凄腕のスナイパーをある種のヒーローとしては「描かない」、冷徹ともいえる視点に圧倒される。
Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
5.スターウォーズ フォースの覚醒
新たなる「神話」開幕。いろいろ深入りした話をするにはまだ早いかな(笑)
全国の映画館にてただいま絶賛公開中!
今年はかなり選出に迷いましたがベスト5はこんな感じです。続けて次点として印象に残った映画をご紹介。こちらは観た順に並べるので特に順位とかはないです。
・インターステラー
クリストファー・ノーランが手掛けるSF。昨年公開の作品ですが私が観たのが今年なので。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。というかもはや廉価版も発売中(笑)
・TATSUMI マンガに革命を起こした男
今年逝去した劇画家辰巳ヨシヒロの自伝的作品「劇画漂流」と短編6作品をアニメ化した逸品。現在DVD発売中。
・6才のボクが、大人になるまで
1人の少年が6才から18才になるまでの12年間を本当に12年かけて撮影した色んな意味で破格の作品。これも昨年公開の作品なんですが、私が観たのが今年なので。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・イミテーション・ゲーム
ドイツの暗号機エニグマの解読に挑む数学者アラン・チューリングの奮闘を描く。アラン役ベネディクト・カンバーバッチの演技が秀逸。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・セッション
プロドラマーを目指す青年と鬼教官とのいわば「殺し合い」を描く音楽映画。圧巻のクライマックスを是非堪能してほしいところ。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・シンデレラ
ディズニーのリーサルウェポンの実写化。これがかなり骨太な作品で面白い。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・BORUTO -NARUTO THE MOVIE
ナルトの息子ボルトの活躍と「NARUTO」のエピローグ的位置づけのエピソードを描くアニメ。円熟味を感じる語り口に躍動感溢れる作画で期待以上にハイレベルな逸品。既に公開は終了。Blu-ray等のソフトは来年7月発売予定。
・ナイトクローラー
小悪党がパパラッチの世界でのし上がっていく様を描いた異色の成長譚。主演ジェイク・ギレンホールの演技がとてもコワイ。現在も各地で上映中。東海3県では豊田市のトヨタグランドでただいま公開中。Blu-ray等は来年2月19日リリース予定。
・僕たちの家に帰ろう
少数民族ユグル族の兄弟が夏休みに親のところへと帰るまでを描くロードムービー。物語自体はシンプルだがその向こうに見えるものが奥深い佳品。残念ながら既に公開が終了している上にソフトの発売も未定のままというのが惜しい。
・蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァCadenza
技術の進歩による映像表現の進化を今年一番見せつけたアニメ映画。「どうかしてる」は褒め言葉である。公開はほぼ終了。Blu-ray等は3月19日発売予定。
・ミッションインポッシブル ローグ・ネイション
トム・クルーズ製作・主演のシリーズ最新作。「どういう作品であるべきか」というものに対して一切の迷いが無い清々しさが作品の質を上げている。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・キングスマン
何故かスパイ映画花盛りだった今年、居並ぶ作品群にあって異色の輝きを放つ逸品。サヴィル・ロウに身を包んだエージェントが世界を混乱に陥れようとする陰謀に立ち向かう。これまでのスパイ映画のパロディを含めシニカルなブラックユーモアが横溢する。「Manner makes Man(マナーが紳士を作る)」Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
こんなところでしょうか。今年は佳作良作ボンクラ映画、どこを取っても「大当たり」といえる作品が続出。ここで取り上げていない中にも綺羅星のような輝きを放つ作品もあり、まさに当たり年でした。正直仕事が忙しくて鑑賞本数60本に届かなかったのが残念でならないくらいです。来年も豊作だと嬉しいなぁ。どんな映画に会えるのか、今から楽しみです。
昨日はショーグンさん主催のちゅうカラ忘年会に参加してきました。ここ数年ずっと開催日と私の出勤日が重なってしまっていたため、忘年会に参加できたのは結構久しぶりです。最近は歌会後の素材屋での食事会にも参加できていませんでしたし、何だか久しぶりに味わう雰囲気を堪能しました。
こんばんは、小島@監督です。
来年はもう少し食事会にも参加できるようになりたいのぅ…
さて、今回の映画は「スターウォーズ フォースの覚醒」です。
ええ、初日初回に観に行きましたよ!そのために休み取りましたからね!
過剰なタイアップはともかく、予告編やチラシですらストーリーについて全くネタバレをせずにやりきった公式に敬意を表して今回は粗筋の記載は致しません。また今回のブログもストーリーには極力触れない方向で行きます。
前作「エピソード3シスの復讐」から10年ぶりに新作が公開です。この超大作をジョージ・ルーカスから引き継いだのはJ・J・エイブラムス。「エイリアス」「LOST」などのドラマシリーズを手掛けた手腕が評価され、「ミッション:インポッシブル3」で初監督。その後「スタートレック」のリブート2作品でも高い評価を受けています。ある意味最も手堅い人選といえるでしょう。
ちなみにジョージ・ルーカスはもともと「スターウォーズ」を9部作として構想していたことが知られていますが、今回の作品はその初期構想とも違うそうです。ルーカス氏は今回ほとんど製作には携わっていないとか。
だからと言って作品が残念などという事はありません。今作はこの壮大な叙事詩に新たな系譜を刻み込むに足るだけの「格」を十分に備えています。
ストーリーにしろキャラクターにしろ原典(特にエピソード4から6までの旧3部作)に対しての非常に高いリスペクトを下地にしながらも、エイブラムスがドラマで培った手腕を遺憾なく発揮している部分もあり、ある種古典とも言える物語に現代的な風を吹き込んでいるのが特徴です。
ストーリーに盛り込まれている要素の多さを思えばだいぶテンポの良い映画ではありますが、序盤いささかもっさりしてるところもあり(これも原典へのリスペクトなのか…も…?)、また、キャラクターの心情より物語の進行を優先しているように感じられる箇所もところどころにあり、1本の映画としては粗が多いと言わざるを得ませんが、提示されたドラマや世界観の広がり、ラストの引きなど3部作の序章としては満点に近い出来といえるでしょう。
もっともエイブラムス氏は風呂敷を広げるのは上手いものの畳み方にイマイチ難がある印象なので先々一抹の不安はあるのですが(苦笑)
とはいえ粗があろうが何だろうが、先ずはこの新たな叙事詩の誕生を素直に喜びたい気分です。
既にシリーズのファンの方、30年の時を刻んだハン・ソロやレイア姫、30年経っても変わらないC-3POやR2-D2、チューバッカといったお馴染みのキャラクターたちがあなたの来訪を待っています。
まだ「スターウォーズ」をちゃんとは観たことの無い方、この機会にこの壮大な世界に触れてみませんか?1本の映画の公開がこれほど祝祭的な気分を作り上げてくれる、それをずっと待っているファンがいる、そんな作品はそうそうありませんよ。
そうそう、最後にもう一つだけ。今作は、かつてブッ飛んだ意訳や誤訳で少なからぬファンにトラウマを植え付けた戸田奈津子御大が字幕担当ではありません。こういったSFやアクション物の字幕監修で定評のある林完治氏が担当しております。字幕版しか時間が合わないなんて方も安心してお入りください(笑)!
こんばんは、小島@監督です。
来年はもう少し食事会にも参加できるようになりたいのぅ…
さて、今回の映画は「スターウォーズ フォースの覚醒」です。
ええ、初日初回に観に行きましたよ!そのために休み取りましたからね!
過剰なタイアップはともかく、予告編やチラシですらストーリーについて全くネタバレをせずにやりきった公式に敬意を表して今回は粗筋の記載は致しません。また今回のブログもストーリーには極力触れない方向で行きます。
前作「エピソード3シスの復讐」から10年ぶりに新作が公開です。この超大作をジョージ・ルーカスから引き継いだのはJ・J・エイブラムス。「エイリアス」「LOST」などのドラマシリーズを手掛けた手腕が評価され、「ミッション:インポッシブル3」で初監督。その後「スタートレック」のリブート2作品でも高い評価を受けています。ある意味最も手堅い人選といえるでしょう。
ちなみにジョージ・ルーカスはもともと「スターウォーズ」を9部作として構想していたことが知られていますが、今回の作品はその初期構想とも違うそうです。ルーカス氏は今回ほとんど製作には携わっていないとか。
だからと言って作品が残念などという事はありません。今作はこの壮大な叙事詩に新たな系譜を刻み込むに足るだけの「格」を十分に備えています。
ストーリーにしろキャラクターにしろ原典(特にエピソード4から6までの旧3部作)に対しての非常に高いリスペクトを下地にしながらも、エイブラムスがドラマで培った手腕を遺憾なく発揮している部分もあり、ある種古典とも言える物語に現代的な風を吹き込んでいるのが特徴です。
ストーリーに盛り込まれている要素の多さを思えばだいぶテンポの良い映画ではありますが、序盤いささかもっさりしてるところもあり(これも原典へのリスペクトなのか…も…?)、また、キャラクターの心情より物語の進行を優先しているように感じられる箇所もところどころにあり、1本の映画としては粗が多いと言わざるを得ませんが、提示されたドラマや世界観の広がり、ラストの引きなど3部作の序章としては満点に近い出来といえるでしょう。
もっともエイブラムス氏は風呂敷を広げるのは上手いものの畳み方にイマイチ難がある印象なので先々一抹の不安はあるのですが(苦笑)
とはいえ粗があろうが何だろうが、先ずはこの新たな叙事詩の誕生を素直に喜びたい気分です。
既にシリーズのファンの方、30年の時を刻んだハン・ソロやレイア姫、30年経っても変わらないC-3POやR2-D2、チューバッカといったお馴染みのキャラクターたちがあなたの来訪を待っています。
まだ「スターウォーズ」をちゃんとは観たことの無い方、この機会にこの壮大な世界に触れてみませんか?1本の映画の公開がこれほど祝祭的な気分を作り上げてくれる、それをずっと待っているファンがいる、そんな作品はそうそうありませんよ。
そうそう、最後にもう一つだけ。今作は、かつてブッ飛んだ意訳や誤訳で少なからぬファンにトラウマを植え付けた戸田奈津子御大が字幕担当ではありません。こういったSFやアクション物の字幕監修で定評のある林完治氏が担当しております。字幕版しか時間が合わないなんて方も安心してお入りください(笑)!
昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回はクリスマススペシャルという事でプレゼント交換がありましたが、皆さんは何をご用意して何を頂きましたか?
私は今回、今年誕生30周年にして2作目の舞台が今年2015年でもあった映画シリーズ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のBlu-ray BOXをご用意しました。今回初参加の方のもとに渡ったようで、楽しんでいただければ幸いです。
そしてゲットしたのはヒロキさんチョイスの「ピコファルコン」というトイヘリ(超小型のラジコンヘリ)。びっくりするほど小さいです。お正月にでも一度遊んでみよう。
こんばんは、小島@監督です。
歌会自体も今回はアイマスやったりうたプリやってみたりとガッツリ楽しめました。今月カラオケやる機会はもうなさそうなので、歌い納めとしては上々の気分です。
さて、今回の映画は「リトルプリンス 星の王子さまと私」です。
名門学校への受験のため、勉強漬けの毎日を送る少女(声・マッケンジー・フォイ)。母親(声・レイチェル・マクアダムズ)の言いつけと決めごとを守るしっかり者ではあるが、友人のいない寂しさを抱えている。
夏休みを前に名門校の学区内へ引っ越してきたが親子だったが、隣には風変わりな老人(声・ジェフ・ブリッジス)が住んでいた。
ある時少女が隣から飛んできた紙飛行機を何気なく開いてみると、そこには砂漠で遭難した飛行士が「星の王子」と名乗る少年と出会う物語が綴られていた…
飛行士にして作家であったアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの不朽の傑作「星の王子さま」、そのアニメ化にして原典にない「その後」を描き出す異色のアニメ映画です。
個人的には結構気に入っていても、さてそれを人に薦める際にどんな言葉を使ったものかちょっと悩む作品というのにたまに出会うことがありますが、この「リトルプリンス」はまさにその典型のような作品でした。
公開前に結構大々的な宣伝が展開されていましたが、これはかなり癖の強い、人を選ぶ作品です。
物語は前半老人が少女に自身の体験談として「星の王子さま」の物語を語り伝えていくことで展開します。言うまでもなく老人のモデルはサン=テグジュペリその人でしょう。1944年にコルシカ島で消息不明になった彼が現代に生きているかも、と思わせるその語り口にちょっぴり心が熱くなります。
また、面白いのは用いられている表現方法で、現代のパートはフルCGで、過去のパートはストップモーション(静止している物体を1コマごとに僅かずつ動かしながら撮影しあたかも連続して動いてるかのように見せる撮影技法)で製作され、アナログとデジタルが一つの映画の中で同じ世界観でもって共存しているというユニークなスタイルをしています。
登場人物の全てに固有名詞が無いのも特徴です。敢えて「名前」という「枠」をぼかすことで原作の持つ寓話性、幻想性を薄れないようにした工夫なのでしょう。こういった原作への底抜けのリスペクトは全編にわたって貫かれています。
で、この映画の何が難しいかといえば後半部分です。後半、少女はある決意を以て行動を起こします。そして「星の王子」のその後が描かれることになるのですが、こここそがこの映画の評価を大きく左右する部分です。「余計な部分」とみるか「見事な補完」とみるか、コレはもう観てもらう以外に無い、としか言いようがないのです。
ですが、「大人にならざるを得なかった人が、子供と子供だった大人たちへ向けて語っている」という「星の王子さま」の持つスタンスは決して殺してはいません。非常なリスペクトと愛情を以て作られたそれは、むしろ印象としては、「星の王子さま」を映像化する機会を得た監督マーク・オズボーン(代表作に「カンフー・パンダ」(2008年)など)が全霊を以て作り上げたファンレターのようにも見えます。
どういう感想を自分が抱くかをその目で確かめてみて欲しいですね。
そうそう、今回実は吹替えで観たのですが、これが結構出来がいいです。特に老人役津川雅彦とその津川雅彦が絶賛したという少女役鈴木梨央が絶品です。なので字幕・吹替え気にせず観に行ってみてください。
今回はクリスマススペシャルという事でプレゼント交換がありましたが、皆さんは何をご用意して何を頂きましたか?
私は今回、今年誕生30周年にして2作目の舞台が今年2015年でもあった映画シリーズ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のBlu-ray BOXをご用意しました。今回初参加の方のもとに渡ったようで、楽しんでいただければ幸いです。
そしてゲットしたのはヒロキさんチョイスの「ピコファルコン」というトイヘリ(超小型のラジコンヘリ)。びっくりするほど小さいです。お正月にでも一度遊んでみよう。
こんばんは、小島@監督です。
歌会自体も今回はアイマスやったりうたプリやってみたりとガッツリ楽しめました。今月カラオケやる機会はもうなさそうなので、歌い納めとしては上々の気分です。
さて、今回の映画は「リトルプリンス 星の王子さまと私」です。
名門学校への受験のため、勉強漬けの毎日を送る少女(声・マッケンジー・フォイ)。母親(声・レイチェル・マクアダムズ)の言いつけと決めごとを守るしっかり者ではあるが、友人のいない寂しさを抱えている。
夏休みを前に名門校の学区内へ引っ越してきたが親子だったが、隣には風変わりな老人(声・ジェフ・ブリッジス)が住んでいた。
ある時少女が隣から飛んできた紙飛行機を何気なく開いてみると、そこには砂漠で遭難した飛行士が「星の王子」と名乗る少年と出会う物語が綴られていた…
飛行士にして作家であったアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの不朽の傑作「星の王子さま」、そのアニメ化にして原典にない「その後」を描き出す異色のアニメ映画です。
個人的には結構気に入っていても、さてそれを人に薦める際にどんな言葉を使ったものかちょっと悩む作品というのにたまに出会うことがありますが、この「リトルプリンス」はまさにその典型のような作品でした。
公開前に結構大々的な宣伝が展開されていましたが、これはかなり癖の強い、人を選ぶ作品です。
物語は前半老人が少女に自身の体験談として「星の王子さま」の物語を語り伝えていくことで展開します。言うまでもなく老人のモデルはサン=テグジュペリその人でしょう。1944年にコルシカ島で消息不明になった彼が現代に生きているかも、と思わせるその語り口にちょっぴり心が熱くなります。
また、面白いのは用いられている表現方法で、現代のパートはフルCGで、過去のパートはストップモーション(静止している物体を1コマごとに僅かずつ動かしながら撮影しあたかも連続して動いてるかのように見せる撮影技法)で製作され、アナログとデジタルが一つの映画の中で同じ世界観でもって共存しているというユニークなスタイルをしています。
登場人物の全てに固有名詞が無いのも特徴です。敢えて「名前」という「枠」をぼかすことで原作の持つ寓話性、幻想性を薄れないようにした工夫なのでしょう。こういった原作への底抜けのリスペクトは全編にわたって貫かれています。
で、この映画の何が難しいかといえば後半部分です。後半、少女はある決意を以て行動を起こします。そして「星の王子」のその後が描かれることになるのですが、こここそがこの映画の評価を大きく左右する部分です。「余計な部分」とみるか「見事な補完」とみるか、コレはもう観てもらう以外に無い、としか言いようがないのです。
ですが、「大人にならざるを得なかった人が、子供と子供だった大人たちへ向けて語っている」という「星の王子さま」の持つスタンスは決して殺してはいません。非常なリスペクトと愛情を以て作られたそれは、むしろ印象としては、「星の王子さま」を映像化する機会を得た監督マーク・オズボーン(代表作に「カンフー・パンダ」(2008年)など)が全霊を以て作り上げたファンレターのようにも見えます。
どういう感想を自分が抱くかをその目で確かめてみて欲しいですね。
そうそう、今回実は吹替えで観たのですが、これが結構出来がいいです。特に老人役津川雅彦とその津川雅彦が絶賛したという少女役鈴木梨央が絶品です。なので字幕・吹替え気にせず観に行ってみてください。
ここ最近、いつも読書に使う通勤時間で大作に挑んでみてました。
その大作とはマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」です。といっても本来の3分の1ほどに編集された抄訳版の方ですが。
語り手である「私」がふと口にしたマドレーヌの味から遠い幼き日々を思い出したことをきっかけに自身の半生を綴っていく…という内容なのですが、これが読みにくいこと半端無いのです(苦笑)
抄訳版は物語上重要な段を訳出→編訳者の手による次に訳出する段までのあらすじ、を交互に収録していく流れなのですが、そうしてチョイスされた最初に訳出された段がいきなり夢とも現ともつかないまどろみの中を行ったり来たりするとりとめのない文章で始まる上に、全編通して比喩が次の比喩を呼び込みさらにそれに対しての考察を織り込んだり、時には19世紀末~20世紀初頭の世相風俗を詳述したりしてその内語り手なり登場人物なりが今何をしているのかイマイチ分からなくなってくるので読み進めるのに非常に時間がかかりました。
抄訳版は文庫3冊にまとめられているのですが、完訳版に至っては実に13巻構成です。あれが13冊も続くのか…しかもコレでなんと未完!
アニメ「PSYCHO-PASS」の劇場版の中で狡噛慎也がこれを戦場のど真ん中で読んでいたというくだりがあったのですが、ただでさえ重たいであろう行軍用の荷物に文庫本13冊も仕込んでしかも同行者に貸したりなんかしていたとは狡噛は実は結構暇してたか変態かのどちらかとしか(笑)
こんばんは、小島@監督です。
完訳版はちょっと覚悟が要りそうなのでいずれまた…
さて、今回は、というか今回「も」アイマスイベントのレポートです。
昨日舞浜アンフィシアターで開催された「THE IDOLM@STER SideM1stSTAGE ST@RTING!!」のライブビューイングに行ってきました。
「SideM」とは早い話が男性アイドル版アイマス。なので出演者も男性声優ばかりです。アイマスと冠されていれば何でも観に行くのか!?と言われれば割と「YES」気味になってきました。まぁ今回はどうしても観ておきたい理由もあったのですが。
その「理由」のために正直原作ゲームや楽曲の方をあまり知らないままに行ったのですが、ありがたいことに自分のいた席の前列に全力のお姉さんが、同列には何故か自分と似たような状況の野郎どもばかりという奇妙に恵まれた席運のおかげでしょぼい予備知識でも無問題でした。
これまでアイマスといえば全体曲以外はまず各キャラのソロ曲をリリースしてキャライメージの定着を図っていたのですが「SideM」では早くからユニットが組まれそのユニットの楽曲がリリースされています。なので1stライブではその各ユニットの曲を披露とMCを差し挟む形で進行。
どのユニットもダンサブルなナンバーが多く、特に「元教師キャラ」だけで構成というユニット「S.E.M.」はユーモラスな振り付けをピカイチの切れ味で踊ってみせ、観客のボルテージを上げてくれました。
ステージ時間2時間ちょっと、短いイベントですがそもそもリリースされた曲がまだ少ない上に基本的にはお披露目が主目的のイベントなのでそんなところでしょう。ただその中にあって「お披露目」だけでないユニットが1組だけ存在します。それが私が「どうしても観ておきたかった」と先述した「Jupiter」です。
彼等だけは既に5年前からアイマスに登場しているのですが、発表時のタイミングとやり方が悪く、当時ファンから反発を招いてしまいました(一番ファンが拒否反応を示したのは別のことだったのですが煽られるように「Jupiter」もブーイングを受けました)。
その後アニメシリーズで準レギュラーとして登場したりCDをリリースしたりと少しずつ浸透はしていったのですが、イベントの場で出演する機会に恵まれないまま5年もの時が経過。ある意味でシリーズで最も不遇をかこった彼らの初ステージ、見届けないワケには行かなかったのですよ。
今や中堅どころの声優となった天ケ瀬冬馬役寺島拓篤らの万感こもったパフォーマンスとMCにはさすがに目頭が熱くなりました。前列の全力お姉さんに至っては客席に座り込んで号泣しておりました。良かった…ホントに良かった…!
メインターゲットが本家と大きく違うのでコレはやらないのでは、と思っていたライブの〆のセリフ「これからもアイマスですよ、アイマス!」をちゃんとやってくれたのも嬉しいところ。
765プロ同様どっぷり浸りこめるかどうかは分かりませんが、先々どう展開していくか楽しみです。息の長いコンテンツになってくれると嬉しいですね。
その大作とはマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」です。といっても本来の3分の1ほどに編集された抄訳版の方ですが。
語り手である「私」がふと口にしたマドレーヌの味から遠い幼き日々を思い出したことをきっかけに自身の半生を綴っていく…という内容なのですが、これが読みにくいこと半端無いのです(苦笑)
抄訳版は物語上重要な段を訳出→編訳者の手による次に訳出する段までのあらすじ、を交互に収録していく流れなのですが、そうしてチョイスされた最初に訳出された段がいきなり夢とも現ともつかないまどろみの中を行ったり来たりするとりとめのない文章で始まる上に、全編通して比喩が次の比喩を呼び込みさらにそれに対しての考察を織り込んだり、時には19世紀末~20世紀初頭の世相風俗を詳述したりしてその内語り手なり登場人物なりが今何をしているのかイマイチ分からなくなってくるので読み進めるのに非常に時間がかかりました。
抄訳版は文庫3冊にまとめられているのですが、完訳版に至っては実に13巻構成です。あれが13冊も続くのか…しかもコレでなんと未完!
アニメ「PSYCHO-PASS」の劇場版の中で狡噛慎也がこれを戦場のど真ん中で読んでいたというくだりがあったのですが、ただでさえ重たいであろう行軍用の荷物に文庫本13冊も仕込んでしかも同行者に貸したりなんかしていたとは狡噛は実は結構暇してたか変態かのどちらかとしか(笑)
こんばんは、小島@監督です。
完訳版はちょっと覚悟が要りそうなのでいずれまた…
さて、今回は、というか今回「も」アイマスイベントのレポートです。
昨日舞浜アンフィシアターで開催された「THE IDOLM@STER SideM1stSTAGE ST@RTING!!」のライブビューイングに行ってきました。
「SideM」とは早い話が男性アイドル版アイマス。なので出演者も男性声優ばかりです。アイマスと冠されていれば何でも観に行くのか!?と言われれば割と「YES」気味になってきました。まぁ今回はどうしても観ておきたい理由もあったのですが。
その「理由」のために正直原作ゲームや楽曲の方をあまり知らないままに行ったのですが、ありがたいことに自分のいた席の前列に全力のお姉さんが、同列には何故か自分と似たような状況の野郎どもばかりという奇妙に恵まれた席運のおかげでしょぼい予備知識でも無問題でした。
これまでアイマスといえば全体曲以外はまず各キャラのソロ曲をリリースしてキャライメージの定着を図っていたのですが「SideM」では早くからユニットが組まれそのユニットの楽曲がリリースされています。なので1stライブではその各ユニットの曲を披露とMCを差し挟む形で進行。
どのユニットもダンサブルなナンバーが多く、特に「元教師キャラ」だけで構成というユニット「S.E.M.」はユーモラスな振り付けをピカイチの切れ味で踊ってみせ、観客のボルテージを上げてくれました。
ステージ時間2時間ちょっと、短いイベントですがそもそもリリースされた曲がまだ少ない上に基本的にはお披露目が主目的のイベントなのでそんなところでしょう。ただその中にあって「お披露目」だけでないユニットが1組だけ存在します。それが私が「どうしても観ておきたかった」と先述した「Jupiter」です。
彼等だけは既に5年前からアイマスに登場しているのですが、発表時のタイミングとやり方が悪く、当時ファンから反発を招いてしまいました(一番ファンが拒否反応を示したのは別のことだったのですが煽られるように「Jupiter」もブーイングを受けました)。
その後アニメシリーズで準レギュラーとして登場したりCDをリリースしたりと少しずつ浸透はしていったのですが、イベントの場で出演する機会に恵まれないまま5年もの時が経過。ある意味でシリーズで最も不遇をかこった彼らの初ステージ、見届けないワケには行かなかったのですよ。
今や中堅どころの声優となった天ケ瀬冬馬役寺島拓篤らの万感こもったパフォーマンスとMCにはさすがに目頭が熱くなりました。前列の全力お姉さんに至っては客席に座り込んで号泣しておりました。良かった…ホントに良かった…!
メインターゲットが本家と大きく違うのでコレはやらないのでは、と思っていたライブの〆のセリフ「これからもアイマスですよ、アイマス!」をちゃんとやってくれたのも嬉しいところ。
765プロ同様どっぷり浸りこめるかどうかは分かりませんが、先々どう展開していくか楽しみです。息の長いコンテンツになってくれると嬉しいですね。
なんと3週間前に行ったばかりだというのにまたしても東京へ行ってきました。
今回の目的は2つ。1つは現在上野の国立科学博物館で開催されている企画展「ワイン展」です。
ワインを本格的かつ体系的に展示する国内の科学館としては初めての企画で、ブドウの栽培や発酵・醸造に関する展示はもちろん、遺跡から出土された数千年前の酒器や沈没船から発見された170年前のシャンパンボトル、毎年ラベルデザインが変わることで有名(特に1973年はパブロ・ピカソが手掛けたことで有名)な「シャトームートンロートシルト」のボトルを数十年分ズラッと並べて展示していたりと、「楽しむ」という点でも展示が充実していたのが良いですね。
また、漫画「神の雫」ともコラボレーションしており、展示のいくつかでは「神の雫」のキャラクターが解説する映像が流れており、その映像のナレーションを浪川大輔・細谷佳正・高梁碧が担当しているほか、展示のガイドナレーションを諏訪部順一が担当しており、やたらと聴覚面が充実しているのも特徴。ワインに興味が無くても彼らのファンならそれだけで行ってみてもいいのでは?と言いたくなるレベルでした(笑)
また私が行った昨日は特別企画として「田崎真也ワインセミナー」が開催されていて、もちろんそれにも、というかむしろそれが目当てで行きました。ワールドクラスの講義が聞ける滅多にないチャンス!しかもテイスティング付き!そりゃもう真剣に聞きましたよ!
田崎真也さん喋りが思いのほか面白く、さすが人前で喋る機会が多かろう人は違います。1時間少々の軽めのセミナーでしたが、テイスティングコメントの表現方法や料理との相性での留意点などこれからの自分に活かせそうな部分も多く、実り多い時間を過ごせました。
こんばんは、小島@監督です。
いかん、前ふりだけで既に長くなってる。でも本題はここから。
東京へ行ってきたもう1つの目的は幕張メッセで開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会-Power of Smile-」です。
28,29日の2日間での開催だったのですがスケジュールの関係で私が参加できたのは1日目のみ。なので今回は1日目だけの印象のレポートになります。2日目やその他の部分を含めた全体のレポートはちゅうカラでアイマスといえばあの人こと水曜日担当の方にお任せします(笑)
10月まで放送されたアニメシリーズを受けてのライブイベントという事で、ライブのタイトルもアニメ本編に登場したものと同じタイトルを冠している今回は、随所にアニメを意識した演出をちりばめて構成されていました。
また今回のイベントは、通常幕張メッセでライブイベントに使われるイベントホールではなく「国際展示場9~11番ホール」が会場に使われ、「総面積18,000㎡全面フラット」の「全席アリーナ席」という特殊な状況を最大限に活かすようにステージと客席がレイアウトされていました。
まずメインステージとセンターステージを花道で繋いでいる上に、より客席の近くに行くためのトロッコを走らせる通路をかなり大胆に取っており、「ハズレ席を極力作らない」ように配慮されているのに感心しました。そもそも開幕いきなり思わぬところから現れ会場を大きく練り歩く武内駿輔氏というところからやってくれます。
「アニメを意識した」と先述しましたが、1日目は特に第1クールを意識して構成していたようで、「できたて!Evo!Revo!Revolution!」や「GOIN!!」など第1クールで重要な位置づけを果たした楽曲がライブの要所で登場。アニメ3話と同様のメンバー構成で披露された「TOKIMEKIエスカレーション」や間奏で第1クール中盤の展開を意識したMCを挟んで感動を誘った「ミツボシ☆☆★」など、アニメがオーバーラップすることでテンションがどうしようもなくいやまして行きます。
ライブの演出についてもう少し。頻繁にトロッコを走らせて会場を常に大きく使おうとするだけでなく今回のステージでは様々なギミックが用いられていました。
例えばセンターステージはその中央がターンテーブル状に回転するようになっていたり、レーザー光線をダイナミックに利用したり。
中でもメインステージにも中央と左右の計3か所にスクリーンが設けられ、プロジェクションマッピングによる映像と楽曲のコラボレーションが見事でした。ステージ中盤、スペシャルメドレーとして多くの楽曲をショートバージョンで畳みかけるセクションがあったのですが、そこでは8月から配信されているリズムゲーム「スターライトステージ」の映像を曲とリンクさせるなどの趣向も面白く、こと演出面では7月に開催された10thよりも優れていたのではないかと思います。
実はここ数週間仕事がきつかったせいもあり準備もままならずイマイチテンションが上がらぬままにライブ当日を迎えてしまって不安だったのですが、会場行ってみたら自分の席がセンターステージすぐそばで、そのステージでパフォーマンスされる曲は全て間近で観られたという幸運に恵まれ、気づけば全力で吠えておりました。最近の不遇が軽くブッ飛んだ気分です。
やはりアイマスは良い。最高だ(笑)
今回の目的は2つ。1つは現在上野の国立科学博物館で開催されている企画展「ワイン展」です。
ワインを本格的かつ体系的に展示する国内の科学館としては初めての企画で、ブドウの栽培や発酵・醸造に関する展示はもちろん、遺跡から出土された数千年前の酒器や沈没船から発見された170年前のシャンパンボトル、毎年ラベルデザインが変わることで有名(特に1973年はパブロ・ピカソが手掛けたことで有名)な「シャトームートンロートシルト」のボトルを数十年分ズラッと並べて展示していたりと、「楽しむ」という点でも展示が充実していたのが良いですね。
また、漫画「神の雫」ともコラボレーションしており、展示のいくつかでは「神の雫」のキャラクターが解説する映像が流れており、その映像のナレーションを浪川大輔・細谷佳正・高梁碧が担当しているほか、展示のガイドナレーションを諏訪部順一が担当しており、やたらと聴覚面が充実しているのも特徴。ワインに興味が無くても彼らのファンならそれだけで行ってみてもいいのでは?と言いたくなるレベルでした(笑)
また私が行った昨日は特別企画として「田崎真也ワインセミナー」が開催されていて、もちろんそれにも、というかむしろそれが目当てで行きました。ワールドクラスの講義が聞ける滅多にないチャンス!しかもテイスティング付き!そりゃもう真剣に聞きましたよ!
田崎真也さん喋りが思いのほか面白く、さすが人前で喋る機会が多かろう人は違います。1時間少々の軽めのセミナーでしたが、テイスティングコメントの表現方法や料理との相性での留意点などこれからの自分に活かせそうな部分も多く、実り多い時間を過ごせました。
こんばんは、小島@監督です。
いかん、前ふりだけで既に長くなってる。でも本題はここから。
東京へ行ってきたもう1つの目的は幕張メッセで開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会-Power of Smile-」です。
28,29日の2日間での開催だったのですがスケジュールの関係で私が参加できたのは1日目のみ。なので今回は1日目だけの印象のレポートになります。2日目やその他の部分を含めた全体のレポートはちゅうカラでアイマスといえばあの人こと水曜日担当の方にお任せします(笑)
10月まで放送されたアニメシリーズを受けてのライブイベントという事で、ライブのタイトルもアニメ本編に登場したものと同じタイトルを冠している今回は、随所にアニメを意識した演出をちりばめて構成されていました。
また今回のイベントは、通常幕張メッセでライブイベントに使われるイベントホールではなく「国際展示場9~11番ホール」が会場に使われ、「総面積18,000㎡全面フラット」の「全席アリーナ席」という特殊な状況を最大限に活かすようにステージと客席がレイアウトされていました。
まずメインステージとセンターステージを花道で繋いでいる上に、より客席の近くに行くためのトロッコを走らせる通路をかなり大胆に取っており、「ハズレ席を極力作らない」ように配慮されているのに感心しました。そもそも開幕いきなり思わぬところから現れ会場を大きく練り歩く武内駿輔氏というところからやってくれます。
「アニメを意識した」と先述しましたが、1日目は特に第1クールを意識して構成していたようで、「できたて!Evo!Revo!Revolution!」や「GOIN!!」など第1クールで重要な位置づけを果たした楽曲がライブの要所で登場。アニメ3話と同様のメンバー構成で披露された「TOKIMEKIエスカレーション」や間奏で第1クール中盤の展開を意識したMCを挟んで感動を誘った「ミツボシ☆☆★」など、アニメがオーバーラップすることでテンションがどうしようもなくいやまして行きます。
ライブの演出についてもう少し。頻繁にトロッコを走らせて会場を常に大きく使おうとするだけでなく今回のステージでは様々なギミックが用いられていました。
例えばセンターステージはその中央がターンテーブル状に回転するようになっていたり、レーザー光線をダイナミックに利用したり。
中でもメインステージにも中央と左右の計3か所にスクリーンが設けられ、プロジェクションマッピングによる映像と楽曲のコラボレーションが見事でした。ステージ中盤、スペシャルメドレーとして多くの楽曲をショートバージョンで畳みかけるセクションがあったのですが、そこでは8月から配信されているリズムゲーム「スターライトステージ」の映像を曲とリンクさせるなどの趣向も面白く、こと演出面では7月に開催された10thよりも優れていたのではないかと思います。
実はここ数週間仕事がきつかったせいもあり準備もままならずイマイチテンションが上がらぬままにライブ当日を迎えてしまって不安だったのですが、会場行ってみたら自分の席がセンターステージすぐそばで、そのステージでパフォーマンスされる曲は全て間近で観られたという幸運に恵まれ、気づけば全力で吠えておりました。最近の不遇が軽くブッ飛んだ気分です。
やはりアイマスは良い。最高だ(笑)