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ちゅうカラぶろぐ


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先週ブログに書いたアイマスライブ初日終了後、オフ会に参加するというショーグンさんとレイウォール君と別れた私は馬肉王子@フッチー君を連れて食事を済ませた後、宿泊していたホテルのすぐ前にあったバーへ行ってみました。
ところがバーはその日に限って貸切で入れず、そのまま散会してホテルで休むには若干早かったのでしばらくブラついてみることに。少し歩いたところにバーを発見、入ってみることにしました。
席数12の小さなバー。客はどうやら自分たち2人だけ。酒を飲みながらマスターと世間話やウィスキーの話などしていたら高年の男女のペアと既に千鳥足な初老の男性とそれを支えながら入るちょっとフランクな格好の壮年の男性が相次いで店に入ってきました。どうやら全員常連のよう。そのフランクな格好の男性が隣に座ることになり、何だかその人とも意気投合して話が盛り上がる不思議な流れに。
その方から「そこの通りに〇〇ってさっきまで俺たちが飲んでた店がある。明日もここに泊まるなら良い店だから行ってみると良いよ。××(その方の通り名)から紹介されたって言えば通じるから」と、1軒の飲み屋を紹介されたので、翌日ライブ終了後、再びフッチー君を伴ってその店に行ってみることに。
そこも席数20ほどの小さな居酒屋で、紹介されてなければまず素通りするような感じです。酒といくつか肴を注文したあと店員のお姉さんに「昨日××さんからこの店を教えられてきたんですけど、××さんってご存知ですか?」と伺ってみたら「ええ!ほとんど毎日のように来てくれますよ。今日は珍しく来てないですけど」との返答が。しかもその時店には3人くらい客がいたのですが、その人たちもその××さんのトークで盛り上がってるレベルでド常連でした(笑)しかもその後店主の親父さんまで挨拶してくれたりで××さん思いっきり巷の有名人。まさかこんな形で素敵な店と出会えることになろうとは。

こんばんは、小島@監督です。
結構料理も美味しかったし店員のお姉さんは何気にラブライブ好きだったしで良い店でした(笑)東京遠征したらまた行こう。

さて、今回は久しぶりに映画館の話。
一昨日のブログでYGさんがコレの話をした直後でやるのは仕込みかバーターみたいですが全くの偶然です。むしろ本人が一番驚いてます(苦笑)

アイマスライブ初日が明けて2日目が始まるまでの間、私はショーグンさん達とは別行動を取っていました。向かった先は渋谷。ハチ公口から歩いて10分ほどのところにある映画館「ユーロスペース」です。

公式サイトはこちら。
「KINOHAUS」というビルの3階にあるミニシアターなのですが、2階にはイベントホール「ユーロライブ」が、4階には毎月テーマを決めて過去の作品を上映する名画座「シネマヴェーラ渋谷」が、更に地下1階から2階の一部までのスペースに「映画美学校」という専門学校が入っていて、
映画に特化されたような施設です。
元は同じ渋谷区ではありますが桜岡町という別の場所にあったミニシアターでしたが2006年ごろに現在の場所に移っています。国内外の埋もれた佳作・秀作を積極的に掘り起こして上映する映画館で、1980~90年代にはアッバス・キアロスタミやアキ・カウリスマキ、レオス・カラックスなどそれまで日本では馴染みの薄かった監督を積極的に紹介しミニシアターブームの一翼を担いました。

中の様子はこんな感じ。2スクリーンを有していてこちらはスクリーン2。1が92席、2が145席あります。実はエントランスロビーがまた趣深い居住まいなのですが、ちょうど今「この世界の片隅に」を上映中で非常に混雑していたため写真を撮るのを断念しました。

この時私が観たのは「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿(原題:龍門客棧)」
1967年に台湾で製作された武侠映画で、監督は香港映画の巨匠キン・フー。出演はパイ・イン、シャンカン・リンホーほか。
無実の罪で処刑された大臣の家族からの復讐を恐れ根絶やしにしようとする悪徳宦官の一派とその襲撃から大臣の遺族を守ろうとする武芸者たちが荒野の一軒宿「龍門客棧」に集い死闘を繰り広げます。
当時の香港で興行収入の記録を打ち立てたほか、特にアジア圏で強い人気を誇り、1992年にはツイ・ハーク製作・脚本レオン・カーフェイ、ブリジット・リン、ドニー・イェンらの出演で「ドラゴン・イン」のタイトルでリメイクもされています。概要は導入部にナレーションでパッパッと説明しサッサと状況に入りポンポンとテンポ良くアクションが展開する「細けえ事は良いんだよ!」的なスタイルで見せていくのが楽しい一本です。
周りに何も無い荒野の一軒宿にワケありの人物が次々と集ってくる当たり、どこか当時イタリアで隆盛していたマカロニウェスタンみたいなテイストも感じさせます。
殺陣にワイヤーアクションが使われた最初期の作品で、無論現在の技術も演出も向上し洗練されたそれとは違い泥臭さが隠せませんが、当時は新鮮な驚きを提供した事でしょう。
また、シャンカン・リンホー演じるヒロインもまた武芸の達人で、主役に負けず劣らず活躍する姿が鮮烈な印象を与え、その後世界各地で作られるようになるバトルヒロイン映画の先鞭をつけたとも言われています。

この「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿」、実は名古屋でも2月22日より3月3日までシネマスコーレで上映が決まっています。古さが逆に新鮮なこの映画、興味湧いた方は是非この機会にどうぞ。

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こんばんは、小島@監督です。
今回は前振り無しで即座に本題に入ります。語りたい事多すぎるんや(笑)

この土日月と、3連休を取って東京に行ってきました。目的は東京体育館で開催された「THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 765PRO ALLSTARS -Fun to the new vision!!-」のイベント鑑賞です。この1,2年頻繁に行われてるように思われるアイマスライブですが、実は765プロオールスターズが出演する大規模イベントは2015年の10thドームライブ以来。単独ライブという意味では2014年の9thツアー以来ですし、もっと言うと765プロオールスターズが全員揃うイベントは2012年横浜アリーナで開催された7thライブ以来5年ぶりという状況。ええ、私今回のイベントが告知された時から楽しみで仕方ありませんでした。

そんな久しぶりのイベントは前説の後、天海春香が登場して始まりました。春香役中村繪里子さんが、ではなく天海春香が、です。スクリーンに3Dモデルの春香を映し出し、舞台裏にいる中村繪里子さんのMCに合わせてモーションアクターが演技してそれをリアルタイムで連動させていたそうです。

そこから始まる1曲目は1日目は「チェリー」、2日目は「団結2010」、事前にアンケートで募集した中から票を集めたその2位と1位の曲です。どちらもライブで披露された事が無いかあっても数年ぶりの楽曲です。特に「団結2010」は各キャラでソロパートがあるため全員揃わないとできない曲であり、コレを生で聴ける日が来るとは思ってもいず感激でした。

その後はTVシリーズでプロデューサー役を務めた赤羽根健治氏をMCに招いてのトークコーナー。先述したアンケート、実はオープニング曲の希望以外にも数々の質問があり、その結果をもとにトークが展開されました。

次のコーナーは朗読劇。コレも面白いことに度々スクリーンに選択肢が登場し観客がどちらかを選んで展開してゆく構成。もっとも話の流れが変わる…というより出演者にガンガン無茶振りがぶつけられていく感じでしたが(笑)トークコーナーでも凄かったですがこちらも大概。イベント終盤中村繪里子さん自身が「殴り合い」と称してしまうほどのノーガードのアドリブ合戦が展開されていきました。
また朗読劇では初日は秋月涼役三瓶由布子さん、2日目は玲音役茅原実里さんがゲスト出演。2人ともその後のライブパートではそれぞれのソロ曲「Dazzling World」「アルティメットアイズ」も披露。特に三瓶由布子さんの歌う「Dazzling World」は7年前CDリリースイベントで歌われたきり、大規模イベントで披露されるのは初めて、という代物。ええ、私感激でちょっぴり涙目でした。

そのライブパートでは全員での「ザ・ライブ革命でSHOW!」を開幕に「Miracle Night」「僕たちのResistance」「アマテラス」をCDでのユニットで披露。とは言えここでもバックのコールをイベントの場で収録するという楽曲「紅白応援V」があるなど、プロデューサー(つまり観客)と連携を図る趣向が存分に盛り込まれていました。
実は朗読劇にしろトークコーナーにしろ最初期のアイマスライブでは行われていたそうで(さすがにそんな最初からライブイベント追ってない(苦笑))、シンデレラガールズやミリオンライブ、SideMなどアイマスワールドが大きな広がりを見せている今敢えて原点に立ち返り11年ぶんの成長を見せるというのは観ていて非常に味わい深いというか独特な感慨を湧き起こされる時間でした。
イベント時間は3時間半ほどとアイマスライブにしては若干短めな上に座って観る時間が長かったので体力的にはそこまで疲労感強くないのですが、満足度は非常に高かったですね。
それでもイベント2日目終盤、如月千早役今井麻美さんがMCで叫んだ「歌だけのライブがやりたい!」は、様々に複雑な想いを率直にぶつけるような叫びで何だか胸が熱くなりました。
正直なところ、アイマスも12年目を迎えてシンデレラガールズやミリオンライブなどに緩やかに道を譲っていくのかなと、それも当然ではありながらどこか寂しく思っていたのですが、あの叫びを聴いては1ファンとしてはもう少し頑張りたくなりますね。

また個人的に今回はPのコミュニケーションツールこと「名刺」を非常にたくさんの方と交換できたことが嬉しかったですね。しかも日本国内だけでなく台湾、香港、ベトナム、アメリカ、カナダの方とも交換できて実に国際色豊か!しかも皆さん結構日本語がお上手!「好きこそものの上手なれ」とはこのことか!

アイマスイベント関連以外でも今回はいろいろ充実した時間を過ごせて大満足の遠征でした。まだ語り切れてない楽しい出来事もあったのですが、もう既に長くなってきてるのでその辺りはまた次週に。

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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回は同室になったメンバーが皆アッパーだったというか、約5時間ほぼノーブレーキで歌ったり叫んだりコール入れたりで最高に楽しく、終わった後翌日の喉がちょっと心配になるくらいでした(笑)

こんばんは、小島@監督です。
そしてじゃんけん大会で頂いた馬肉の炭火焼きは近日中に美味しく頂きます(笑)

さて、今回の映画は「MERU/メルー」です。

インド、ヒマラヤ山脈ガンゴドリ山群、ガンジス河源流域の一つでもある場所にそれは聳えている。「メルー中央峰」標高6,250m。「シャークスフィン(サメのひれ)」とも呼ばれるその山頂へのダイレクトルートは雪と氷に覆われた1,200mの山肌とその先に待つ450mのほぼ垂直な花崗岩の岩壁によってこれまで多くのクライマーたちの挑戦を退けてきた。
2008年10月、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人はシャークスフィンに挑むも猛吹雪に足止めされ、20日間に及ぶアタックの末、山頂まで残り100mというところで撤退を余儀なくされる。
肉体的にも精神的にも多大な傷を負った3人は、1度は全てを捨てようとするものの、心の内に湧き上がるメルーへの想いに突き動かされ、2011年9月、3人は再びシャークスフィンへと挑戦する。極限への挑戦は、3人に何をもたらすのか。

3人のクライマーが2度にわたり未踏峰の山へトライし登攀する様子と共に、そこに至る数々の葛藤と冒険心を当事者たちのインタビューやプライベートフィルムで綴ったドキュメンタリーです。
監督はこの時トライしたメンバーの一人でありトップクライマーであると同時に映像作家でもあるというジミー・チンとその妻であるエリザベス・チャイ・バサリヒィ。つまりこの映画は登山家自身が未踏峰の登攀ルートへ挑む姿を収めた映画、ということになります。撮影も主観的なアングルを含め近影をジミー・チンが、ロングショットをエリザベス・チャイ・バサリヒィが撮影していたそうで、登攀中の映像は最少の人数で撮られたものなのでしょう。

恐らくこれほど直接的な映像に溢れた山岳映画はまず滅多にお目にかかれないんじゃないでしょうか。そういう意味では極めて珍しい映画です。何せ登った本人が撮っているのです。スケールというより五感に直接響いてきそうな映像が次々と出てきます。映画館にいるのに吐く息すら凍り付きそうなほどの冷たい風が今にも吹いてきそうな臨場感を味わえます。

一度失敗した3人は半月以上も濡れた足で冬山にいたため凍傷と感染症を併発した「塹壕足」という状態になってしまい車椅子生活を余儀なくされます。身体にそこまでのダメージを負いながらそれでも数年後にその山へリトライしてしまうのはある意味でドMと言うか、ダメ人間も良いところなのですが(笑)、同時に「高み」を目指さずにはいられない衝動に突き動かされ不可能に挑み続ける姿にはどこか憧れのようなものを覚えます。

遠い過去の話ではなく数年前の話でしかも主要人物が全員存命、かつ当事者自身が撮影した素材がふんだんに使われているとあって主観的で生々しい映像と言葉が頻発しますが、そこに客観的なアングルを加えてくれるのが「荒野へ」「空へ-悪夢のエヴェレスト」などで知られるノンフィクション作家ジョン・クラカワーのインタビューとナレーションです。クラカワーの第三者的な視点を交えて語られることで、「不可能」に敢然と挑む3人の心情をより多角的に捉えることができるようになっており、作品に厚みを加えています。

正直なところ、観る前はちょっと興味がありたまたま空き時間とタイムテーブルが嚙み合ったから観てみた、という程度でそれほど期待してなかった映画だったのですが、予想の遥か上行く新鮮な驚きに満ちた作品でした。
公開自体は既に終盤に差し掛かっているため、なかなか機会も無いでしょうがフィクションとして山岳を取り扱う映画とは大きく違う生々しい迫力に満ちたこの作品、ご興味のある方はぜひスクリーンで。圧倒的な映像と共に「不可能」とされたことに挑み続け切り拓いてゆく人間の「可能性」の姿をその目に焼き付けてみてください。


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日本中に寒波が押し寄せたこの週末、私は連休を取っていたのですが特に出かけたりはせずひたすら家に引きこもっていました。
で、何を一番していたかと言えばゲーム。それも「ファイナルファンタジー5」です。昨年発売された「15」ではありません。「5」です。自分でもいつ買ったのか覚えてないのですがゲームアーカイブスで購入してvitaにダウンロードしていたのに最近気づいて折角だからと始めてみました。

こんばんは、小島@監督です。
ファイナルファンタジーは過去に4と10をプレイしてるのですがどちらもエンディングまで辿り着けずに挫折しています。せめて今度はラストまで行ってみたいものよ。

さて、今回の映画はリクエストにお応えしまして「バイオハザード ザ・ファイナル」です。
実は封切からそう間をおかずに観てる上にこのリクエストも昨年の内に頂いてるのですが、ちょっと後回しにし過ぎました(苦笑)。年末年始の大作攻勢も落ち着いて、いろいろ興味深い新作の公開も始まっており、既に鑑賞済みの作品もあるのですが、ここで書かないと完全に機を逸するので敢えて今こそコイツの登場です。

人類を滅亡に導く元凶と知らされ、人工知能レッドクイーンとの戦いに挑むアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)だったが、アルバート・ウェスカー(ショーン・ロバーツ)の裏切りに遭い、惨敗を喫した。
瓦礫の中で目を覚ますアリス。無数のアンデッドとアンブレラ社が放った生物兵器が跋扈する世界でサバイバルを続けるアリスに思わぬ者がコンタクトを求めてきた。それはレッドクイーン。レッドクイーンは滅びゆく世界を食い止める手段をアリスに伝えようとする。半信半疑ながらもアリスは僅かな可能性に賭け、始まりの地・ラクーンシティへと向かうのだった。

2002年に第1作が公開されるや大ヒットとなりその後シリーズ化され原作ゲームからの要素を多数取り込みながら展開した「バイオハザード」が6作目にして遂に15年の長きに渡り続いたシリーズに終止符が打たれます。

何が一番驚いたってホントにちゃんと物語にピリオドを打ってみせた事です。第5作「リトリビューション」までをご覧になった方にはご理解いただけるでしょうが、このシリーズ、極端に風呂敷を広げ過ぎてまともに終わらせられる状況ではなくなっていました。にも関わらずかなり強引な力技ではありますがちゃんと物語を終わらせてみせた事はそれだけで評価に値します。

物語の主舞台がラクーンシティの「ハイヴ」であるほか、第1作目との対比が特に強調されており、1作目をご記憶の方は「おおっ!」と思えるシーンやロケーションが多数登場します。
反面、2作目以降を彩ってきたゲームからのリンクはウェスカーとクレアの登場以外にはほとんど無いのでその辺りが若干残念ではあります。

アクションについていえば、さすがポール・W・S・アンダーソン監督。奥さんのミラ・ジョヴォヴィッチをカッコよく撮る事に関しては世界一。惚れ惚れするようなショットが連発します。アリスの設定がチート過ぎてホラー映画的シチュエーションが全て(敵の)死亡フラグというセガールスタイルなのも相変わらずですが。

ええと、あとは…そうそうローラ!作中の登場人物の一人としてローラが出演してる事が大々的に報じられており、彼女についても語ってくれとリクエストされているのですが、正直語れるほど出番無いです(苦笑)確かに大勢で映っていても目を引くくらいには美しいのですが。それ以外に言うことは無いというか。詳細は観て確かめよう!うん!

2002年に1作目が公開された時、「バイオハザード」はまだハリウッドメジャーの作品ではなくイギリスとドイツ合作の比較的低予算なホラーアクションでした。その後、作を重ね予算規模も大きくなるにつれてホラー色は薄まっていきましたが代わりに2000~10年代を代表するバトルヒロイン映画の金字塔として燦然とした輝きを放つまでに成長していきました。終わってみると一観客としてもちょっぴり寂しかったりして。
最後くらいは、とお思いの方もいらっしゃるでしょう。アリスの最後の雄姿、スクリーンで目に焼き付けてみてはどうでしょうか。


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一昨日のブログでYGさんが書いていましたが、私のブログの過去ログをTwitterを介して発信していただくことになりました。
いろいろ好き勝手にやっていたことがこういう展開を見せるとは面白いものです。
しかしいのさんのコメントにもありましたがそうなると私の「監督」というハンドルネームは確かにいささか差し障りがあるような気がしないでも(苦笑)

こんばんは、小島@監督です。
でも今更名を変えるのもな~、うぅむ…

さて、今回は昨日開催された「NANA MIZUKI LIVE ZIPANG2017」名古屋公演Day2のライブレポートです。そういう風になったそばから映画の話をしないこの流れ(笑)

今年、水樹奈々の実に7年ぶりとなる冬ツアーが全国8会場14公演で開催されることになり、1月7,8日の2日間日本ガイシホールにて名古屋公演がその幕開けとして開催されました。
「LIVE ZIPANG」というツアータイトル通り「日本」が大きなテーマとなっており、能楽堂をモチーフにした舞台セットや和装をベースにした衣装など随所に和風のテイストが盛り込まれていました。

セットリストにもそのテーマが反映され、「バジリスク~甲賀忍法帖~」のEDであった「ヒメムラサキ」「WILD EYES」や「BLOOD-C」のEDであった「純潔パラドックス」といった和風テイストの強い作品で使われた楽曲や「和」を感じさせる楽曲が多く盛り込まれていました。この辺りは恐らく全公演共通で披露される曲になるんじゃないでしょうか。
個人的には「Tear's night」を久しぶりに聴けたのがもうホントに嬉しい。凍えそうな冬の夜に一途に人を思う感情を上松範康のエモーショナルなメロディに乗せて歌い上げる曲で、自分が鑑賞していないライブでは披露されていたかもしれませんが私個人としては多分2011年12月の東京ドームライブ以来のはず。しかもこの曲の後に「ETERNAL BLAZE」とか来るものだから軽く涙目でした私(笑)

ツアーならではの趣向としては各公演ごとにバックバンド「チェリーボーイズ」のメンバーの1人のソロと共に楽曲を披露する、というものがあり名古屋公演Day2ではケニーことギターの北島健二さんのソロをバックに「Pray」を披露。水樹奈々のライブはツインORトリプルギターにトリプルドラムなど編成の大きなバンドをしてるのですが、だからこそ一つの楽器のみのソロ、というのが映えます。恐らく先の公演ではドラムソロとかもあるのかも。今後の公演に参加される方はその辺りも楽しみにしておくといいかも。

良い感じに叫んで体動かして、2017年最初のライブ鑑賞は大満足でした。今年もいろんなライブを楽しめたら、嬉しいですね。



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皆さん明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願い致します。
昨年は大晦日まで仕事だったので何だかあまり落ち着いた年越しとは言い難い感じだったのでこの正月休みは特別なことはせずひたすら休養モード。

こんばんは、小島@監督です。
あ、もちろん明日の歌会は参加しますよ(笑)

さて、2017年最初の映画は「ユーリ・ノルシュテイン監督特集上映 アニメーションの神様、その美しき世界」です。

主にセルロイド版に細密に描き込まれた切り絵を用いるアニメーションで宮崎駿、高畑勲など世界のアニメーターたちに多大な影響を与えたロシアの映像作家ユーリ・ノルシュテイン。彼の生誕75周年を記念し、同氏が旧ソ連時代に手掛けた短編アニメ6本が日本で2Kスキャンによる修復・調整が行われ、また音声にもデジタルリマスタリングが施され、今回世界に先駆けて日本各地でロードショーされることになりました。

上映されるのは以下の6本。
「25日・最初の日」(1968年)…ノルシュテイン監督のデビュー作。1917年10月に勃発したロシア革命により、広場に民衆が押し寄せ資本家や貴族、支配階級の人間たちが次々打倒される姿をショスタコーヴィチの交響曲をバックに描きます。アバンギャルドでいて荒々しいエネルギーを感じる作品。
「ケルジェネツの戦い」(1971年)…ロシアの作曲家リムスキー・コルサコフの同名曲をベースに、988年に起こったタタール人との戦を14~16世紀のフレスコ画を引用して描きます。ノルシュテイン監督の切り絵アニメのセンスが既に炸裂。容易く忘れがたい映像が展開します。
「キツネとウサギ」(1973年)…ノルシュテイン初の子供向けの作品。なかなか仕事が回ってこないので上層部にウケの良い企画を提示したのが発端だとか。ロシア民話をベースにキツネに家を乗っ取られたウサギの悪戦苦闘を描きます。先の2作品とは違ってマトリョーシカ人形を思わせる鮮やかな色彩が特徴。
「アオサギとツル」(1974年)…「キツネとウサギ」同様ロシア民話をベースにしたアニメ。互いに気になるアオサギとツルだが片方が求婚するともう片方は何故かすげなく断ってしまいそれから後悔するというツンデレ同士のやり取りがおかしい。切り絵アニメだが水墨画や浮世絵のエッセンスを取り入れた幻想的な画面が印象的。
「霧の中のハリネズミ」(1975年)…夕暮れの野原を仲良し子熊の下へ急ぐハリネズミのヨージック。しかしいつしか周囲には夜霧が立ち昇っていき道に迷ってしまう。霧の中を進むヨージックの姿はまさに幻想世界そのもので、僅か10分間ながらラストに待つ余韻は長編のそれにも劣らない傑作。ノルシュテイン監督最大のヒット作で、2014年のソチ・オリンピックでは開会式のモチーフの一つに使われました。
「話の話」(1979年)…ロシアの子守唄に登場する狼の子供を主人公に、ノルシュテイン監督自身の戦争体験を追憶する作品。直接的な物語は存在せず様々に描かれた日常の断片から観客にその解釈を委ねる手法を取っています。個々のシーンの映像の完成度と芸術性が評価され、多くの国際映画祭で受賞した傑作。「霧の中のハリネズミ」と共に世界のアニメ史を紐解く上で外すことのできないレジェンド級の作品です。

最後の「話の話」でも30分、それ以外は全て約10分程度の短編ですがどの作品も抒情性に溢れ観る者のイマジネーションを刺激する逸品ばかり。普段観るものとは大きく異なる「画が動く」というアニメーションの持つ最もプリミティブな驚きに満ちた傑作たちを、この機会に触れてみてはいかがでしょうか。


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今年の私はどんな一年だったかと言えば、何だかとにかく忙しかったなぁという印象…になりそうだったところがアニカラ魂の一件で一気に全てがバラエティーと化したというか、これまでとは違うルートが開き始めた気分です(笑)

こんばんは、小島@監督です。
来年もこのノリで突き進めると良いなぁ。

さて、今年の私のブログは今回がラストということで、「今年の5本」を語ってみたいと思います。気が付けばこれももう5回目に。恒例行事になってまいりました。これまで同様、各作品には12月26日現在での視聴可能状況を記載しておきます。参考になれば幸いです。

1.この世界の片隅に
今年1本選ぶとしたらもうコレしかありません。いや10年に一つと言っても過言ではありません。まさに魂のこもった傑作。伏見ミリオン座、イオンシネマ名古屋茶屋ほかで現在公開中。当初全国65館での上映でしたが年明け以降も安城コロナシネマワールドなど公開館が増加中でロングランとなりそうです。
2.シン・ゴジラ
12年ぶりのゴジラ映画は作り手の矜持を感じさせる異色の傑作となりました。個性的なキャラクター達にファンが付いたり応援上映が各地で催されたり漫画家島本和彦氏が大暴走したりなどの盛り上がりぶりも記憶に新しいところ。7月に封切られた作品ですがミッドランドスクエアなどでしぶとく上映が続いています。来年3月22日にBlu-ray/DVDが発売予定。
3.聲の形
大今良時氏のコミックを京都アニメーションが映画化。少年と少女の繊細な機微の表現に胸が締め付けられるような感覚を覚える力作です。ミッドランドスクエアなどで現在も公開中。Blu-ray等のリリースについてはまだ未定のようです。
4.シリア・モナムール
SNSなどを介して集められた映像素材を基にシリアの現在を生々しく映し出すドキュメンタリー。名も無き巨匠たちの魂の叫びと祈りが胸を打つ。既に公開は終了し、現在は各地のイベントなどでの散発的な上映のみ。Blu-ray等のリリースの予定も今のところ無いそうです。
5.君の名は。
正直ここまでのムーブメントを巻き起こすことになろうとは思いませんでしたが、力作であることに疑いは無いです。ミッドランドスクエア、109シネマズ名古屋などで現在も公開中。年明けからはIMAX版の公開も決定し、8月公開作品なので本来ならばそろそろBlu-ray等のリリース情報が出てきてもおかしくないのですが、今のところ全くそんな気配がありません(笑)。

5本選ぶとしたらこんな感じです。1本を除き全てが邦画、3本がアニメという私にしては珍しいチョイスになりました。今年は特にアニメ映画が大豊作でした。
さて、ここからはベスト5とまでは行かなくとも印象深かった映画たちをご紹介。鑑賞順に紹介していきます。
・ガールズ&パンツァー劇場版
昨年公開の作品ですが、「音響で観る劇場を選ぶ」ということを鮮烈に印象付けたのは特に今年に入ってからだったので。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。ですが、現在も散発的に各地で上映が続いています。
・オデッセイ
マット・デイモン主演の火星サバイバル映画。かなり悲惨な状況なのにタフで明るい作りが印象的。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・仮面ライダー1号
圧倒的藤岡弘、。その雄姿に涙する。ただ一人の俳優にのみ捧げられる映画があっても良い。Blu-ray/DVD発売中。
・シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
重厚的な物語にキャラクターの個性を活かしたアクションシークエンスと、アメコミヒーロー映画に求められる全てが高次元で詰まった傑作。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・ズートピア
ディズニーの新作長編はカワイイ絵柄して結構ポリティカルでクレバーな作り。ファミリー向け映画でこういうのをしれっと作ってしまうあたりやっぱりアメリカは強い。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・デッドプール
「シビル・ウォー」とは別の意味でアメコミヒーローの楽しさ全開。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・シチズンフォー スノーデンの暴露
スノーデン事件の内幕を本人が語る、というよりその瞬間を収めたドキュメンタリー。一級品のスリラーのような緊張感だ。ダウンロード版発売中。DVDは1月6日発売予定。
・AMY
夭折のシンガー・エイミー・ワインハウスの生涯を綴るドキュメンタリー。突出した才能に過度に群がる者たちに潰されていくエイミーの姿が切ない。Blu-ray/DVDは1月11日発売予定。
・ちえりとチェリー
高森奈津美と星野源主演の日本では珍しい長編パペットアニメーション。柔らかな画面と繊細な物語が特徴。既に主要上映館での公開は終了し、現在はイベント上映のみ。Blu-ray/DVDの発売予定は今のところ無いようです。
・ライト/オフ
照明を消すと現れる怪異と戦う家族を描くホラー。とにかくアイディアが秀逸。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。
・高慢と偏見とゾンビ
英国恋愛純文学+ゾンビ!ボンクラすぎる組み合わせがとてもズルい。ドレスを翻し放たれるハイキックに震えろ!Blu-ray/DVDは4月4日発売予定。
・ローグ・ワン
「スターウォーズ」EP4の開幕10分前までの事件を語るスピンオフ。歴史に残らず消えていく名も無き者たちの儚い戦いと祈り。全ては、ルーク・スカイウォーカーへと繋がっていく。ただいま絶賛公開中。

実は今年は数年ぶりに鑑賞本数が50本を切ってしまうような状況だったのですが、それでも次々と傑作、力作に巡り会える大当たりの年でした。来年はどんな作品に巡り会えるでしょうか。というか来年は50本ペースに戻したい!


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