連休中、ちょっと思い切って大阪まで行って来ました。
目的はインテックス大阪で開催されていた「コミコン」です。
アメリカンコミックを中心としたポップカルチャーの一大イベントで、近年では春に大阪、冬に東京で開催されるのが通例となっています。開催されているのは知っていたものの今まで敢えて行かずにいたイベントに今回行った理由はコレ。
クリストファー・ロイドとトーマス・F・ウィルソンとのスリーショット撮影会!しかもデロリアンと共に!結構な出費になるものの、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を愛する者としてはこんな機会最初で最後かもしれないと突貫。おかげで一生ものの思い出ができました。
こんばんは、小島@監督です。
実は会場に行ってみたら枠がまだ残っているのを知り、祭りの勢いでもう一つ撮影会に参加してました。
北欧の至宝マッツ・ミケルセン!舞い上がり過ぎて固いのでロイド&トーマス以上に私の顔はお見せできませんが(笑)
さて、今回の映画は「ゴジラ×コング新たなる帝国」です。
怪獣と人類が共存するようになった世界。ゴジラは立ち向かう者あらば容赦なく粛清する絶対王者として君臨しながら一応は人類と共生関係にある。一方、かつてゴジラと頂上決戦を演じたコングは特務機関「モナーク」の庇護のもと地底世界で生活していたが、最近は孤独感に苛まれ仲間を探し始めた。そんなある日、地底世界から奇妙な波長の電波が発信されているのが観測された。モナークの科学者であるアイリーン(レベッカ・ホール)は、今は養女となっているイーウィス族の少女ジア(ケイリー・ホトル)がテレパシーでそのイメージを感知していることを知り、かつての知己バーニー・ヘイズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)の元を訪ねる。
2014年の「ゴジラ」から始まるモンスターバースの最新作は、一度は雌雄を決し棲む世界を分かったゴジラとコングが新たな脅威の出現と共に再会し、共闘することになります。ストーリーの流れだけで言ったら完全に怪獣たちのヤンキー映画。しかも超泥臭い。けれどあなた方が観たいのはこっちじゃないでしょう?とばかりに人間ドラマは状況説明と最低限の交流にとどめ、尺のほとんどはコングのヒーローズジャーニーと怪獣たちの大バトルに費やす実に潔い逸品です。
実際今回ドラマの中心にいるのは人間よりもコングの方で、豊かな感情表現でもって喜怒哀楽や孤独感を観る者に伝えていてセリフは無くとも立派に主人公しています。人間の描写は極めて薄く完全に添え物。細かいことは良いんだよ!と言わんばかりのご都合主義も何のその、テンポ最優先のスピーディーな作劇は結果的にエンターテインメントの純度を上げています。
映画開始時点の状況を理解するのに前作「ゴジラvsコング」は観ておいた方が良いのは確かですが、そもそも作品のIQが低すぎるのであまり気にせず乗り込んでしまっても問題は無いでしょう。
それにしても「シン・ゴジラ」「ゴジラ-1.0」、あるいはアニメ版「怪獣惑星」3部作にしても日本での近作がゴジラの神性の復権と人間ドラマの融合を図る方向に行く一方でアメリカ版の方は1990年代のVSシリーズを思わせるアッパーで明るい作風をハリウッドのリッチでハイカロリーな画面で見せにくる好対照ぶりはなかなかに興味深い現象です。しかもその2つが今同時に映画館で観ることができる、長いシリーズの中でも実に稀有な状況も発生しています。見比べてみるのも一興ですよ。
目的はインテックス大阪で開催されていた「コミコン」です。
アメリカンコミックを中心としたポップカルチャーの一大イベントで、近年では春に大阪、冬に東京で開催されるのが通例となっています。開催されているのは知っていたものの今まで敢えて行かずにいたイベントに今回行った理由はコレ。
クリストファー・ロイドとトーマス・F・ウィルソンとのスリーショット撮影会!しかもデロリアンと共に!結構な出費になるものの、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を愛する者としてはこんな機会最初で最後かもしれないと突貫。おかげで一生ものの思い出ができました。
こんばんは、小島@監督です。
実は会場に行ってみたら枠がまだ残っているのを知り、祭りの勢いでもう一つ撮影会に参加してました。
北欧の至宝マッツ・ミケルセン!舞い上がり過ぎて固いのでロイド&トーマス以上に私の顔はお見せできませんが(笑)
さて、今回の映画は「ゴジラ×コング新たなる帝国」です。
怪獣と人類が共存するようになった世界。ゴジラは立ち向かう者あらば容赦なく粛清する絶対王者として君臨しながら一応は人類と共生関係にある。一方、かつてゴジラと頂上決戦を演じたコングは特務機関「モナーク」の庇護のもと地底世界で生活していたが、最近は孤独感に苛まれ仲間を探し始めた。そんなある日、地底世界から奇妙な波長の電波が発信されているのが観測された。モナークの科学者であるアイリーン(レベッカ・ホール)は、今は養女となっているイーウィス族の少女ジア(ケイリー・ホトル)がテレパシーでそのイメージを感知していることを知り、かつての知己バーニー・ヘイズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)の元を訪ねる。
2014年の「ゴジラ」から始まるモンスターバースの最新作は、一度は雌雄を決し棲む世界を分かったゴジラとコングが新たな脅威の出現と共に再会し、共闘することになります。ストーリーの流れだけで言ったら完全に怪獣たちのヤンキー映画。しかも超泥臭い。けれどあなた方が観たいのはこっちじゃないでしょう?とばかりに人間ドラマは状況説明と最低限の交流にとどめ、尺のほとんどはコングのヒーローズジャーニーと怪獣たちの大バトルに費やす実に潔い逸品です。
実際今回ドラマの中心にいるのは人間よりもコングの方で、豊かな感情表現でもって喜怒哀楽や孤独感を観る者に伝えていてセリフは無くとも立派に主人公しています。人間の描写は極めて薄く完全に添え物。細かいことは良いんだよ!と言わんばかりのご都合主義も何のその、テンポ最優先のスピーディーな作劇は結果的にエンターテインメントの純度を上げています。
映画開始時点の状況を理解するのに前作「ゴジラvsコング」は観ておいた方が良いのは確かですが、そもそも作品のIQが低すぎるのであまり気にせず乗り込んでしまっても問題は無いでしょう。
それにしても「シン・ゴジラ」「ゴジラ-1.0」、あるいはアニメ版「怪獣惑星」3部作にしても日本での近作がゴジラの神性の復権と人間ドラマの融合を図る方向に行く一方でアメリカ版の方は1990年代のVSシリーズを思わせるアッパーで明るい作風をハリウッドのリッチでハイカロリーな画面で見せにくる好対照ぶりはなかなかに興味深い現象です。しかもその2つが今同時に映画館で観ることができる、長いシリーズの中でも実に稀有な状況も発生しています。見比べてみるのも一興ですよ。
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