この喪失感をどう言い表したら良いのか。「アニソンの帝王」こと水木一郎さんの訃報が流れてきてさすがにショックを隠し切れません。
1,000曲を超えるレパートリーを持ち「アニソン」という言葉が存在する前からキャリアを積み続け、アニソンが1つのカテゴリー足りうるに至った道を切り開いた、まさにフロンティアでありトップランナーでした。長い闘病の末に車椅子を使うようになりながらも亡くなる直前までステージに立ち続け生涯現役を貫いた姿は、実に熱くカッコ良い生き様でした。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもどちらも高齢だったとは言え、渡辺宙明さんと水木一郎さんが共に同じ年に逝かれるとは。連れて行き過ぎですよ…
さて、今回の映画は「THE FIRST SLAM DUNK」です。
父を亡くし、また兄をも喪った宮城リョータ(声・仲村宗悟、少年期の声・島袋美由利)は母と妹とともに故郷の沖縄を離れることになった。家族を喪った痛みを埋められないまま、兄との唯一の繋がりであるバスケットボールだけは続けていた。時が経ち、高校生となったリョータは湘北高校のバスケ部に入部し、仲間たちと念願のインターハイ出場を果たした。その2回戦、生前兄が目標としていた全国最強と謳われる山王工業との戦いに挑む。
1990年代を代表するコミックの一つと言って良く、当時バスケブームを生み出した立役者でもありこれをきっかけにバスケを始めてプロになった選手も多い「SLAM DUNK」、90年代半ばにTVアニメ化もされ好評を博しましたがそこから実に四半世紀ぶりに、しかも原作者井上雄彦自ら脚本と監督を手掛けてのアニメ映画化です。
フルCGで描かれるゲームシーンのビジュアルや、前売り券の販売開始後に出演者がTVアニメとは全員違うことが発表される間の悪さも批判の的となり、一抹の不安を感じましたが観てみれば全てが杞憂でした。
恐らく井上雄彦氏の中に時間感覚や空間認識まで含めた確固たるイメージあるのでしょう、精密に設計された画面が全編に渡り展開します。今回普通の上映方式のもので観ましたが、IMAXやDolby Atmosのような方式で観たら特に音響面で印象が大きく変わりそう。「ガールズ&パンツァー」とはまた一味違う形で音響の凄みを味わえる作品だと思えます。また、なるほど確かにこれほど綿密にバスケの試合を作ろうとするなら手描きよりCGの方が相性が良いでしょう。手描きアニメで作ろうとしたらかかる予算はCGで作るそれより遥かに高くなりそうです。
主人公を原作と同じ才能に溢れ陽気な桜木花道(声・木村昴)ではなく湘北メンバーの中では比較的地味な部類の宮城リョータに据えたのも観てみれば納得です。物語は試合開始とともに始まり、試合の流れと共にリョータの回想シーンが並行して描かれます。現在と過去を交互に描きリンクさせることで感情のうねりを生みだす。作劇の手法として近いものを上げるとケビン・コスナー主演、サム・ライミ監督の「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」あたりになるでしょうか。奇しくもと言うべきか、喪失と再生が主題になっているという意味で「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」とも共通しています。序盤は一見ドライに見える画面ながらその熱量は素晴らしく、原作は読破していてよく知っているはずの物語に気が付けば食い入るように見ていました。
よほどTVアニメ版に強い思い入れが無い限りはこのダイナミズムにくぎ付けになること必至の強烈な映画です。原作者が監督まで務めてここまでのものとなると「AKIRA」に匹敵すると言っても差し支えないかもしれません。これは是非映画館で味わって頂きたいですね。
1,000曲を超えるレパートリーを持ち「アニソン」という言葉が存在する前からキャリアを積み続け、アニソンが1つのカテゴリー足りうるに至った道を切り開いた、まさにフロンティアでありトップランナーでした。長い闘病の末に車椅子を使うようになりながらも亡くなる直前までステージに立ち続け生涯現役を貫いた姿は、実に熱くカッコ良い生き様でした。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもどちらも高齢だったとは言え、渡辺宙明さんと水木一郎さんが共に同じ年に逝かれるとは。連れて行き過ぎですよ…
さて、今回の映画は「THE FIRST SLAM DUNK」です。
父を亡くし、また兄をも喪った宮城リョータ(声・仲村宗悟、少年期の声・島袋美由利)は母と妹とともに故郷の沖縄を離れることになった。家族を喪った痛みを埋められないまま、兄との唯一の繋がりであるバスケットボールだけは続けていた。時が経ち、高校生となったリョータは湘北高校のバスケ部に入部し、仲間たちと念願のインターハイ出場を果たした。その2回戦、生前兄が目標としていた全国最強と謳われる山王工業との戦いに挑む。
1990年代を代表するコミックの一つと言って良く、当時バスケブームを生み出した立役者でもありこれをきっかけにバスケを始めてプロになった選手も多い「SLAM DUNK」、90年代半ばにTVアニメ化もされ好評を博しましたがそこから実に四半世紀ぶりに、しかも原作者井上雄彦自ら脚本と監督を手掛けてのアニメ映画化です。
フルCGで描かれるゲームシーンのビジュアルや、前売り券の販売開始後に出演者がTVアニメとは全員違うことが発表される間の悪さも批判の的となり、一抹の不安を感じましたが観てみれば全てが杞憂でした。
恐らく井上雄彦氏の中に時間感覚や空間認識まで含めた確固たるイメージあるのでしょう、精密に設計された画面が全編に渡り展開します。今回普通の上映方式のもので観ましたが、IMAXやDolby Atmosのような方式で観たら特に音響面で印象が大きく変わりそう。「ガールズ&パンツァー」とはまた一味違う形で音響の凄みを味わえる作品だと思えます。また、なるほど確かにこれほど綿密にバスケの試合を作ろうとするなら手描きよりCGの方が相性が良いでしょう。手描きアニメで作ろうとしたらかかる予算はCGで作るそれより遥かに高くなりそうです。
主人公を原作と同じ才能に溢れ陽気な桜木花道(声・木村昴)ではなく湘北メンバーの中では比較的地味な部類の宮城リョータに据えたのも観てみれば納得です。物語は試合開始とともに始まり、試合の流れと共にリョータの回想シーンが並行して描かれます。現在と過去を交互に描きリンクさせることで感情のうねりを生みだす。作劇の手法として近いものを上げるとケビン・コスナー主演、サム・ライミ監督の「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」あたりになるでしょうか。奇しくもと言うべきか、喪失と再生が主題になっているという意味で「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」とも共通しています。序盤は一見ドライに見える画面ながらその熱量は素晴らしく、原作は読破していてよく知っているはずの物語に気が付けば食い入るように見ていました。
よほどTVアニメ版に強い思い入れが無い限りはこのダイナミズムにくぎ付けになること必至の強烈な映画です。原作者が監督まで務めてここまでのものとなると「AKIRA」に匹敵すると言っても差し支えないかもしれません。これは是非映画館で味わって頂きたいですね。
PR
この記事にコメントする
ブランド通販,時計コピー By ブランド通販,時計コピー
URL
シュプリームブランドコピー 専門店
シュプリームブランドコピー N級バッグ、 専門サイト問屋
弊社は販売シュプリームバッグ、キャップ、 小物 、Tシャツなどでご
ざいます。
弊社は「信用第一」をモットーにお客様にご満足頂けるよう、
発送前には厳しい検査を通じて製品の品質を保証してあげますとともに、
配送の費用も無料とし、品質による返送、交換、さらに返金までも実際 にさせていただ
きます。
また、従業員一同、親切、丁寧、迅速に対応 させて頂き、ご安心になってお買い物を楽
しんでくださるよう精一杯力 を尽くしていくつもりです。
送料は無料です(日本全国)! ご注文を期待しています!
下記の連絡先までお問い合わせください。
是非ご覧ください!
ブランド通販,時計コピー https://www.kopioff.com/kabann/vuitton/monogram/e3e382a86229740a.html
シュプリームブランドコピー N級バッグ、 専門サイト問屋
弊社は販売シュプリームバッグ、キャップ、 小物 、Tシャツなどでご
ざいます。
弊社は「信用第一」をモットーにお客様にご満足頂けるよう、
発送前には厳しい検査を通じて製品の品質を保証してあげますとともに、
配送の費用も無料とし、品質による返送、交換、さらに返金までも実際 にさせていただ
きます。
また、従業員一同、親切、丁寧、迅速に対応 させて頂き、ご安心になってお買い物を楽
しんでくださるよう精一杯力 を尽くしていくつもりです。
送料は無料です(日本全国)! ご注文を期待しています!
下記の連絡先までお問い合わせください。
是非ご覧ください!
ブランド通販,時計コピー https://www.kopioff.com/kabann/vuitton/monogram/e3e382a86229740a.html