ちゅうカラぶろぐ


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職場での仕事の中には当番制でローテーションで回ってくるものがあり、月2回ほどそれがあってその日は必然的に2時間くらいの残業となるワケですが、先月台風16号が来た日、その当番だったものの交通機関に影響が出始めていたので別の人と日程を入れ替わってもらいその日は早上がりさせてもらいました。
で、その入れ替えた日に今度は台風18号が!幸い直撃は避けられたのでそのまま当番業務をこなして帰りましたが、何この引きの強さ!?何万分の一の確率よ!?そういうのはイー〇ラスのチケット争奪戦で発揮しておくれでないかな!?

こんばんは、小島@監督です。
当日と次の日は職場で良い感じにネタにされました。まぁそりゃそうなりますわ(笑)

さて、今回の映画は「高慢と偏見とゾンビ」です。

19世紀イギリス。噛まれて感染するとゾンビとなる「疫病」が蔓延していた。
ロンドンの北のどかな片田舎であるハートフォードシャーに暮らすベネット家の5人姉妹は、ゾンビの警戒を怠らずカンフーの技に磨きをかけていたが、母親は今後の生活の安定のために娘たちを早く金持ちの男へと結婚させたがっていた。
そんな折、空き家となっていた屋敷に裕福な独身男性のミスター・ビングリー(ダグラス・ブース)が引っ越してきた。村で開かれたパーティーでビングリーはベネット家の長女ジェイン(ベラ・ヒースコート)に一目惚れする。
一方勝気な次女エリザベス(リリー・ジェームズ)は、ビングリーの友人で資産家のミスター・ダーシー(サム・ライリー)と出会うが、その高慢な態度に腹を立てことあるごとに反発するようになる。

女流作家ジェイン・オースティンが1813年に発表し、当時のイギリスの結婚事情や社会背景を巧みに織り込みながら、誤解と偏見ですれ違う(早い話がツンデレ同士の)男女の恋愛模様を描き、サマセット・モームや夏目漱石も絶賛した恋愛小説の金字塔「高慢と偏見」、そこにあろうことかゾンビ要素をぶち込んだセス・グレアム=スミスの手によるパロディ小説を映画化した作品です。
もうタイトルからしてズルいので映画になる前から着目していて既に原作小説も読了済みですが、ま~良く映画にしたなコレ(笑)
当初はナタリー・ポートマンがヒロインのエリザベスを演じる予定でしたが色々とあったようでポートマンは製作総指揮へと回り、エリザベス役は「シンデレラ」(2015年)で主演を務めたリリー・ジェームズが抜擢されました。

この物語の大きな特徴は「物語の基本的な流れは原典である「高慢と偏見」そのまま」である点です。ダンスの代わりに回し蹴り食らわせて更にゾンビ頭をストンプして潰そうと基本は「高慢と偏見」です。刺繡の代わりにフルコンタクト空手で組手していようが基本は「高慢と偏見」です。口より拳で語るような痴話喧嘩をしていても基本は「高慢と偏見」です。
この桁違いの「圧倒的な違和感」こそがこの映画最大の武器です。

こういう作品で重要な事として、「演じてる俳優陣は皆大真面目」という点も軽々クリアしています。主演のリリー・ジェームズを始め、サム・ライリー、ベラ・ヒースコート、ダグラス・ブース、チャールズ・ダンスら若手もベテランも皆いい演技しています。大真面目だからこそ、この映画は優れたコメディーとして成立しています。

ノーブルなドレスとカンフーアクションの融合がビジュアル的にも非常に映えるためアクション映画としてもなかなかの冴えを見せています。
俳優陣が豪華な割にほどほどに大作感が薄いのもむしろプラス。

ホラー要素の強調のためか、ところどころサウンドエフェクトの音が大きすぎるシーンがあり、せっかくなら音響面でも文学映画的側面を強調してもっとエレガントにしてほしかった気がしなくもないですが、この程度は些細な瑕疵というべきでしょう。他には無い独特な味わいのエンターテインメントとしては一級品です。

原典を知っていた方がより楽しめるのは間違い無いでしょうが、そうでなくてもこのユニークにして強烈なインパクトを放つこの映画は充分に楽しめる逸品です。普段はホラーを敬遠する方にもお薦めしたい。是非、翻るスカートから放たれるエレガントでスパルタンな一撃を堪能してみてください。




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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
私は今回、何となくそうしたい気分だったので「ひとり聖闘士星矢祭り」してました。普段1タイトルに拘った選曲しないのでたまにやると結構楽しいです。乗っかってくれた同室のみんな、ありがとー!
先週緊急で買った眼鏡も間に合ったしね!あれが私の新生眼鏡(ニューグラス)!今までが丸だったので今回はスクエアなデザインの物にしてみました。どうだったでしょうか?

こんばんは、小島@監督です。
じゃんけん大会ではパウチパッケージングされた韓国のお酒を頂きました。ハングルは全く読めないのでどんなものかその場では分かりませんでしたが、後で調べてみたらロッテグループの1つ、ロッテ七星飲料が発売している焼酎ベースのカクテル(ゆず味)のようです。日本でも有名な韓国焼酎「鏡月」の製造元が韓国ロッテなので、その本国向けの商品の1バリエーションみたいですね。炭酸で割って飲んでみるのが良さそう。

さて、今回の映画は「スーサイド・スクワッド」です。

度重なる人智を越えた脅威。人類はそれに立ち向かうための新たな戦力確保が急務とされた。
政府高官の一人であるアマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)は極秘裏にある「プロジェクト」を進行していた。それは死刑や終身刑に処された凶悪犯のみで編成された特殊部隊の結成。
世界最高の狙撃スキルを持つデッドショット(ウィル・スミス)やジョーカー(ジャレッド・レト)を愛する狂気の女性ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)など、癖のあり過ぎる面々が危険な現場での戦いを強いられることになる。

DCコミックが放つ新たなヒーロー映画、それはヴィランだけで結成された特殊部隊の活躍を描きます。見た目からしてアレな人たちがいろいろと派手にドンパチします。
こう書いてしまうとだいぶ身も蓋も無いのですが、でもほぼそんな映画です。
近年新作が公開するたびに大ヒットを収めている「マーベル・シネマティック・ユニバース」への対抗心でもあるのか、「マン・オブ・スティール」(2013年)と「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」(2016年)と地続きの物語になっており(また今後も何作品か控えているという点でも)、先にこの2作品を観ているとより理解しやすい構成になっています。

この映画の大きな特徴は兎にも角にもキャッチーでエキセントリックなキャラクターが次々と登場する点にあります。見た目からヘンテコな者も多いのでキャラの区別がつかないということがまずありません。特にマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインなどはえらいカワイイです。

他にエミネムやAC/DC、クイーン、アニマルズ、ブラック・サバスなどジャンルを超えた数々の名曲が作品内の至る所で使われ物語を盛り上げます。この選曲の見事さはある意味でこの映画最大のポイントで、このためにこの映画を観る価値もあると言っていいレベルです。

反面このキャラの多さは同時に短所でもあります。
ある程度「画」を観ていれば物語を理解できるようになっているとはいえ「触れておかねばならない要素」が多すぎ、結果ほとんどのエピソードに掘り下げが足りないため、全体的に軽い口当たりの作品になってしまっています。特にあるキャラクターに絡んで「あるヒーロー」が全く何の説明も無く突然(しかもちょっとだけ)登場するというのは、一見さんには割と厳しめのDC映画と言えどさすがに飛ばし過ぎで、こういう詰めの甘さがこの作品の評価を下げる一因になっていますね。
あと個人的にはもうちょっとアクションシークエンスにバラエティー持たせて欲しかったかな~というのもありますね。
DC映画は金字塔ともいうべき「ダークナイト」三部作以降、良くも悪くも縛られている部分があり、特に今作ではそこから脱却しようとする「足掻き」のようなものも感じられます。

「軽い」と書きましたが、見方を変えれば気張らずに楽しめるということでもあり、ふらっと映画館に立ち寄って2時間楽しむにはちょうどいい作品ともいえるでしょう。無論アメコミヒーローファンにとってはこの後に公開待機している「ワンダーウーマン」「バットマン」へと連なる作品ですし、何だかんだ言ってもチェックしておいて然るべき作品だと思いますよ。

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歌会に参加される方の中には私が掛けている丸眼鏡をご記憶の方もいらっしゃるかと思います。私も気に入ってるフレームだったのですが、先日それが壊れてしまいました。

私の顔に虫が飛び込んでくる

慌てて手で払った弾みで眼鏡が落ちる

踏む
という悪夢のピタゴラスイッチ的3連コンボがキレイに決まり、見事にA・B・C3つのパーツにセパレート。その瞬間はまさに「orz」の格好で大地に膝をついておりました。今は予備の眼鏡を使っていますが、コレが微妙に度が合ってないのがなお辛いです。
奇跡的にレンズが無事だったため眼鏡屋に駆け込んで診てもらったら「修理は可能」ということで早速依頼。とは言え1か月近く時間を要するとのことで新たに1本購入しました。と言ってもコレも受け取りまでに1週間くらいかかる話なのでしばらくは度の合わない予備での生活です。

こんばんは、小島@監督です。
間に合えば日曜の歌会には新しいフレームで参加できるはず。しかし予期せぬタイミングでえらい出費だ。しばらくは節制しないと。

さて、そんな眼鏡壊れてダウナーな気持ちを抱えた状態で神戸まで遠征してきました。目的は甲子園球場で開催された「NANA MIZUKI LIVE PARK 2016」です。
水樹奈々、遂に念願の甲子園球場ライブ!そりゃもう行かなきゃコレは!と週半ばの平日という調整しづらい日程をゴリ押しで調整付けて行ってきました。

オープニング曲は「アオイイロ」。夢や恋に一途な少女の心情をポップに描くナンバー。キラキラした曲ですがコレを1曲目に持ってくるとは少々意外でした。
その後「Naked Soldier」「SCARLET KNIGHT」「POP MASTER」などの定番曲や普段ライブでは滅多にやらない(私も初めて聴いた)「Summer Sweet」などの曲を織り交ぜながら展開。
幕間のショートムービーですみぺこと上坂すみれが特別出演しているサプライズがあったり、恐竜をモチーフにしたデザインのトロッコ(?)を使ってグラウンドを巡回したり会場を大きく使うスタイルも相変わらずで、実は今回取ったチケットの席番がスタンド最上段のかなり隅っこという悪い位置だったのですが、それでも結構楽しめました。
開催地が甲子園球場ということもあり、ライブ中には「7」曲目にジェット風船飛ばしたり(入場時に観客全員に配られた)、アンコールには水樹奈々がサックスで「六甲おろし」を演奏するという一幕も。相変わらずエンターテインメントに貪欲な人です。

ライブ当日は生憎の空模様で、ライブ前から開幕後しばらくも雨が降り続くという状況。やがて雨も上がってこのまま最後まで行ってくれるかと思ったライブ終盤、天候が激変。時間雨量50㎜前後というゲリラ豪雨が!雨具の準備は怠らなかったのですが、それでも全身ずぶ濡れ。
でも面白いもので、ずぶ濡れになったらなったで何か変なスイッチ入ってえらいテンションが上がります。眼鏡壊れてダウナーになってた気持ちすらブッ飛んでしまうほどでした。

ライブ中には年末に新アルバムがリリースされること(収録曲の1曲「Stand Up!!」を先んじて披露してくれるというサプライズも)や年明けから7年ぶりとなる冬ツアーが開催されることが告知されました。
いろいろ都合がつかずしばらくなーなライブから離れていて久しぶりの鑑賞でしたがやっぱり楽しいです。来年のツアー、初日がなんと名古屋・ガイシホール!行きやすい場所だ!これは名古屋公演是非とも参戦しないと!




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この連休に台風が来るかもということで、結構マジに構えていたらむしろ週明けに来そうな雰囲気で却ってちょっとビビっています。やめて。3日後に久々のライブ遠征の予定があるのよ。

こんばんは、小島@監督です。
どうせならさっさと過ぎ去って欲しい。

さて、今回の映画は「レッドタートル ある島の物語」です。

嵐の中、海に放り出された男が漂流している。
九死に一生を得て男は小さな無人島に辿り着いた。男は無人島からの脱出を試みるが、その度に見えない「力」によって島に引き戻される。
絶望に歯噛みする男の前に、やがて一人の女が現れる。

一体どういう潮流なのか分かりませんが、今年の夏から初秋にかけてはつくづくユニークで質の高いアニメ映画を鑑賞する機会に恵まれています。
スタジオジブリの最新作として公開された「レッドタートル」は日本・フランス・ベルギーの合作による長編アニメーション映画です。監督は、いずこかへ去った父親を待ち続ける少女の人生を僅か8分間に凝縮して描いた「岸辺のふたり」(2000年製作)でアカデミー賞短編アニメーション賞受賞ほか世界各国の映画祭で絶賛されたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。一切セリフの無いサイレントである「岸辺のふたり」同様、「レッドタートル」もセリフらしいセリフを排した(笑い声や叫び声は上がるが)サイレントに近い作りになっています。
アニメーション製作の実作業はフランス中心で行われたそうで、背景の細密な描き込みに比べキャラクターなどはどこかエルジェの「タンタンの冒険」などを思い起こさせる、描線と陰影の少ないビジュアルをしています。

プロットそのものはシンプルながら、セリフが無い事で寓話性が極限まで強調され、全体的に幻想的な雰囲気が漂い、厳然たる「事実」として観客に提示される事象がかなり少ないのが特徴です。
物語の大きなモチーフそのものは例えば日本の「天の羽衣」やアイルランドの「セルキー」伝承など世界各地に残る古典や民間伝承を想起させますが、変に複雑に読み込もうとするよりあるがままを観て胸中に湧き上がる感慨に身を委ねた方がいいんじゃないかな、という気がします。

81分と決して長くはない上映時間ながら、しかし「時間」の進み方はかなり穏やかでゆっくりです。人によっては、あるいは鑑賞時の体調によっては眠くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし作品として質が低いかというとそんなことはありません。
どのカットも切り取れば絵本になりそうなほど完成されたビジュアルは、確かに下手にセリフを加えるよりも多くを雄弁に語ります。
ただ正直言って100館超の大規模公開に向いた作品であるとは言い難いです。どちらかと言えばミニシアター向きで、興行的には赤字になりそうなのがちょっと心配というか何というか(苦笑)
ただシネコンの大きめのスクリーンで観られる方が迫力も増しますし、ジブリ配給ということでなかなか普段観る機会の少ないアート色の強いアニメ映画を結構な回数で上映されて鑑賞できる機会が増えるというのはコレはコレでプラスだと思うので、まぁ良いかなという気もします。

一般的なジブリ映画のイメージとは大きく趣の異なるかなり癖の強い作品ですが、しかしアニメーションとしてはかなり高質。映像と音楽がもたらす詩情溢れる世界を是非堪能してみてください。


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最近は気に入った曲をピンポイントでダウンロード購入できるようになったのですっかりそういう事が無くなったCDのジャケ買いというヤツを先日久しぶりにやってしまいました。
買っちゃったのはコレ。

「聖闘士星矢30周年記念SONG COLLECTION」、「Ω」まで含めたTVシリーズや劇場版、OVA等の主題歌やイメージソングをほぼ全て網羅している2枚組のアルバムで、全曲新たにリマスタリングしたそうです。「Legend of Sanctuary」で平田広明が朗々と歌った「デスマスクのテーマ」も収録されているのが結構嬉しい(笑)

こんばんは、小島@監督です。
しばらくヘビーローテーションすることになりそう。

さて、今回の映画は「君の名は。」です。

1000年ぶりの彗星の来訪を間近に控えた日本。
山深い田舎町・糸守町に暮らす女子高生・宮水三葉(声・上白石萌音)は毎日を憂鬱に過ごし、都会での生活に憧れを抱いていた。
そんなある日、三葉は自分が東京で暮らす高校生の少年になっている夢を見る。見慣れない部屋と見知らぬ友人に戸惑いながらも「これは夢だから」と念願の都会暮らしを満喫する三葉。
一方、東京で暮らす高校生・立花瀧(声・神木隆之介)も不思議な夢を見ていた。一度も訪れたことの無い山奥の田舎町で自分が女子高生として暮らしている夢だ。
しかも夢は一度では終わらない。繰り返される奇妙な夢、その度に記憶と時間が抜け落ちる感覚にやがて二人は気づいた。
「私/俺たち、入れ替わってる!!?」

「雲の向こう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、繊細な画面と詩的なセリフ回しで国内外で高い評価を得る新海誠の新作長編アニメ映画です。公開以来連日のようにヒットが報じられていてその熱狂をご存知の方も多いでしょう。私も休みを取って今日観てきたのですが、月曜日の昼間の回だというのに満席でした。正直こんな経験初めてです。

新海誠のこれまでの作品同様、繊細な背景美術にセリフ以上の説得力を持たせるビジュアルは健在ですが、驚いたのは、良くも悪くも詩的なセリフが多かったためエンタテイメント色よりアートアニメに近かった新海誠作品に強い娯楽性が加わっていたことです。早い話、変な「クセ」のようなものが抜けています。恐らくやりたいことをやりきっただけに違いないのですが。

「転校生」(1982年製作。監督大林宣彦)などを思わせる設定など、シチュエーションに既視感を覚える方も多いでしょうが、しかし物語は後半思いもかけない方向へとドライブがかかっていきます。
そこで重要なモチーフとなるのが「むすひ」と「たそかれ」です。日本の民俗学的色彩が強いこの言葉、新海誠の前監督作「言の葉の庭」でも万葉集が引用されていた当たり、古語に強い関心があるのかもしれません。
「むすひ」とは縁の繋がりを示す「結び」であると同時に「産霊・産魂(森羅万象を生み育む霊的なはたらき)」であり「掬び(水を掬って飲むこと。人間の体内に霊的な力を取り込む作法とされる)」を意味しています。
「たそかれ」とは夕暮れを示す「黄昏」の事ですが、「誰そ彼」とも書き、「かはたれ(彼は誰)」と言ったりもします。一般に「誰そ彼」は夕暮れ時、「彼は誰」は明け方の言葉とされていますが「すれ違う人の顔が良く見えず「あなたは誰ですか?」と問う頃合い」という点では共通しており、「君の名は。」のタイトルにもかかっているフレーズです。作中では意図的に本来誤用である「かたわれどき」という言葉も用いており、これも物語の中に巧く落とし込まれています。
知らずに観ていても楽しめる作品ですが、この辺りを知った上で観た方がより深く楽しめることでしょう。

三葉と瀧、お互いにすれ違いながら奇妙な交流を重ねていくことでやがて自身の本来の日々の暮らしにも変化をもたらしていく2人。その物語が紡がれる中で観客が目にするエモーショナルな「輝き」、それは率直に言えば「青春の輝き」でしょう。少年と少女が大人になる過程の中で出会う奇跡のような「輝き」、恐らくそれこそがこの作品が今強く支持される理由の一つではないでしょうか。

神木隆之介を筆頭に声優陣の演技も良く、爽やかな中に脆さを隠し持つRADWIMPSの手による音楽も素晴らしく、全てにおいて突出した出来栄えの傑作と言っていい映画です。
「シン・ゴジラ」から1か月ちょっとでもうこんな作品が現れようとは。邦画もまだまだ捨てたものではありませんね。

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週刊少年ジャンプで40年続いた「こち亀」が間もなく連載終了に。
自分がジャンプ毎週買って読んでいた頃はもちろん、そもそも生まれる前からずっと続いていた「当たり前にあったもの」が終わってしまうというのは、「惜しい」とか「寂しい」とも違う、何だか不思議な気分です。
今までありがとう、そしてお疲れさまでした。

こんばんは、小島@監督です。
そして皆さんすいません、昨日の歌会、さすがに半分くらいしかいなかったので大した所感は無いのです。次回はちゃんと最初から最後まで参加する予定です。

さて、昨日は歌会を中座して「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」神戸公演Day2のライブビューイングに行ってきました。
できればDay1も観たかったのですが、仕事の都合で叶わず。私はライブビューイングでの鑑賞でしたが、ちゅうカラアイマス部部長ことショーグンさんを初め数人のちゅうカラアイマス勢が現地参戦しています。現在ちゅうカラブログ水曜日担当のレイウォール君もその一人。現地の熱気はきっと彼が伝えてくださいます。私は昨日の感想を書くのが精一杯(笑)

Day1開催日である9月3日がリズムゲーム「スターライトステージ」(以下「デレステ」)の稼働からちょうど1周年とあって、2日間の神戸公演はデレステを強くフィーチャーしたステージになっていました。
セットリストは原則デレステでプレイできる楽曲で構成し(例外あり)、演出もステージ各所に設けられたスクリーンにゲームのキャラクターが映し出されて演者と共にダンスするという、まさに「2.5次元」な演出になっていました。出演者の中にはソロ曲の振り付けをデレステのそれに近いようにアレンジした方がいましたし、好きなキャラクターでユニットを組んでプレイするデレステに因み、「スターライトキャスティング」と称し、事前に告知された楽曲を誰が歌うかユーザーの投票によって決める、という企画も催されたのもその「2.5次元」的演出をより強調させていたような印象です。

プロジェクションマッピングを積極的に活用する演出自体は昨年11月に開催された3rdLIVEと変わりませんが、TVシリーズをベースにしながらもお祭りのような猥雑さを持たせた3rdと違い、一つのコンセプトに拘った今回はよりスマートな印象になっています。

Day2のパフォーマンスで強く印象に残ったのは星輝子役松田颯水さん。
特にソロ曲はDay2では比較的正統派アイドルソングを歌う出演者が多い中、一人「毒茸伝説」というタイトルからして凄いヘヴィロックナンバーを小柄な体格ながらダイナミックに熱唱して強いインパクトを与えてくれたほか、他の出演者とのユニット曲でもそのパワフルなボイスを響かせてくれていました。
先述の「スターライトキャスティング」では見事1位に選ばれ、「こんなことでも輝子を1位にしてあげられて嬉しかった」と感極まって涙ぐむ姿も印象的で、個人的に彼女が昨日のライブのMVPです。

他には既にシンガーとしてもかなりの実績がある牧野由依さん(デレマスでは佐久間まゆ役で出演している)のパフォーマンスを初めて観ることができたのも嬉しかったですね。

ライブ終盤には来月発売予定のPSVRローンチタイトルの一つである「ビューイングレボリューション」の新しいPVとその為に作られた新曲も披露されたほか、ライブ終了後にはデレステにてライブを踏まえたエピソードが配信されるというのも心憎いばかりの趣向で、イベントを全力で満喫できました。

来月にはさいたまスーパーアリーナにて2日間、今回とは趣を異にしたイベントが開催されます。どんなステージを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。

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理由は全く分からないのですが、ここ数日何故か急に「リアルバウト餓狼伝説」をプレイしたい衝動に駆られ、ゲームアーカイブスで即購入&PS vitaにダウンロード。
わ~バーンナックルが懐かしい!
↓↙←↙→の↙→が上手く入力できなくてパワーゲイザーがなかなか決まらねえ!
たたでさえ格ゲーは得意ジャンルではないのに何をやっているのだ私は(笑)

こんばんは、小島@監督です。
たとえヘタッピでもNEOGEOの格ゲーは我が青春の1ページさ。ちなみに不知火舞よりブルー・マリー派(笑)

さて、今回の映画は「桃太郎 海の神兵」です。

富士山の麓にある動物たちが暮らす里。そこに海軍に出征していた犬、猿、雉、熊たちが休暇で帰ってくる。猿は弟やその友達から軍での仕事について聞かれ航空兵であると答えるが、実は彼らは海軍が極秘裏に編成した陸戦落下傘部隊であった。
やがて彼らの休暇は終わり再び出征していった。任地の飛行場で桃太郎隊長のもと訓練を重ねる彼等だったが、やがてかつては平和な小国であったものの鬼たちの謀略により征服された「鬼ヶ島」への空挺作戦が発動される。

先週のブログで取り上げた「ちえりとチェリー」と言い、今夏はユニークなアニメ映画を鑑賞する機会に恵まれています。まさかコレをスクリーンで観られる日が来ようとは。
「桃太郎 海の神兵」は1944年に製作、翌45年に公開されたアニメ映画で、当時の日本の大義であった「八紘一宇」をテーマとし、1942年インドネシア・マナドでの落下傘奇襲攻撃をモデルに描かれた、いわゆる戦時下の国策映画です。日本で初めての60分を超える長尺のアニメ映画でもあります(長編アニメという点では1943年に「桃太郎の海鷲」という約40分ほどの映画が製作・公開されており、そちらが初)。スタッフには監督瀬尾光世を初め、政岡憲三など日本アニメの黎明期を支えた人物がほぼ総出で製作に当たっています。
ミュージカル調の作品になっており、作詞を童謡「小さい秋見つけた」などのサトウハチロー、作曲を阪神タイガース応援歌、いわゆる「六甲おろし」で知られる古関裕而が手掛けています。

今年のカンヌ国際映画祭においてクラシック部門に出品され、この作品を当時配給しフィルムを保管していた松竹によってデジタルレストア版が製作され、現在各地のミニシアターなどで順次上映しています。

海軍省の肝いりによって当時としては破格の予算を投じて作られた作品ですが、1944年は既に太平洋戦争としても末期に差し掛かっており、度々の空襲警報に悩まされ、作画に携わったスタッフも日に日に徴集されていくという環境で製作されました。物資も困窮し動画用紙は利用が終わると消して、彩色したセルは撮影が終われば水洗いして再使用していたと聞きます。

しかし映画はそんな状況で作られたとは思えないほど躍動感に満ち満ちています。当時アニメと言えばディズニーでしたしその影響下にあったからでしょう。「画面に映る動くべき者は全て動く。しかも全て滑らかに動く」という、ちょっと信じられない映像が上映時間の74分間ひたすら続きます。
落下傘部隊を描く話で、その訓練などが描かれるのですが、画面の端にちょっぴりだけ映る人物ですら手前に描かれる人物と違う動きをしていますし、飛行機が雨の中を行くシーンでは機体を叩き付ける雨粒一つ一つが違う飛沫を描きます。この映像の異様なエネルギーに圧倒されます。
このエネルギーの熱量は技法的な面でも活かされ、現在では窓を照らす陽光やビームなどを表現する際に一般的に用いられる「透過光」という特殊効果を恐らく世界で初めて採用したアニメではないかともいわれています。

余談ですが、1945年に「桃太郎海の神兵」が封切られたその日、大阪で一人の少年がこの映画を観ていました。中学を卒業したばかりで大阪帝大医学部への進学を控えたその少年はこの映画を観て涙を流すほどに感動し、いつか自分もアニメーションを製作したいと決意するようになります。
その少年こそ後に「マンガの神様」と呼ばれるようになる手塚治虫。
それ故、当時のアニメ技術の総結集であったこと以上に歴史的な接点という意味でこの映画は今日の日本アニメ隆盛へと繋がる原点とも呼べる作品です。

デジタルレストア版が製作されたことで、ほぼ公開時のままの姿での鑑賞が可能になったうえ、遂にBlu-rayもリリースされました。日本アニメ史を紐解く上で決して外すことのできない作品、今観てもかなり新鮮です。是非ご覧になってみてください。


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