先日久しぶりにレイトショーで映画鑑賞からの終電帰りをしたのですが、遅い時間なのにかなりの混雑ぶりに驚きました。もうすっかり往時の自粛ムードはかき消えたという印象ですね。だいぶ減って来てるとは言えまだ少なくない数が毎日報じられているのですが(苦笑)
こんばんは、小島@監督です。
と言いつつ今日はその時観た映画の話ではないんですけどね!それはまた後日に(笑)
さて、今回の映画は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」です。
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は奇妙な悪夢に悩まされていた。怪物に追われる少女を護りながら戦うのだが、護り切れずに命を落としてしまい、そこで目を覚ますのだ。
ある日、医師時代の同僚で元恋人のクリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)の結婚式に参加したストレンジは自身が魔術師を選ばなかった道をつい考えてしまう。その時、夢で見た少女アメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)が、同じく夢で観た怪物ガルガントスに襲撃されている姿を現実の街で目撃するのだった。
ハリウッド映画では珍しくない監督の交代劇。それは時に思いも寄らない輝きを映画にもたらします。最近のMCUに度々を顔を見せるのであまりそんな気はしませんが実は6年ぶりとなる「ドクター・ストレンジ」の続編、当初は前作を手掛けたスコット・デリクソンが続投する予定でしたが降板してしまい、ピッチ・ヒッターとして立ったのはサム・ライミ。トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」三部作を手掛け、現在のアメコミ映画隆盛の基礎を築いた人物です。近年は映画の監督業から離れ製作や脚本として参加することの多い同氏、2013年の「オズ はじまりの戦い」以来9年ぶりとなる監督作ですが、その健在ぶりを存分に見せつけてくれる1本になっています。
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で見せたマルチバース、それを更にフィーチャーした今作では縦横無尽なビジュアルで「可能性」というものを見せてくれます。それぞれの世界にはそれぞれのドクター・ストレンジがおり、ただ一人アメリカ・チャベスだけがマルチバースから外れた存在である、という今作、ドクター・ストレンジ同様にもう一人ワンダ(エリザベス・オルセン)が抱える後悔が物語の推進力となっています。
この映画、MCU初のホラーと歌ってみせた通り、後半に差し掛かって来た辺りからホラー色が強くなっていきます。が、それと同時にサム・ライミ独自のテイストが強烈に前面に出てくるのが最大の特徴です。もともと同氏は「死霊のはらわた」というホラー映画でデビューした人物で、西部劇「クイック&デッド」やサスペンス「シンプル・プラン」など多彩なジャンルを手掛けてきていますが、彼のホームグラウンドはやはりホラー。一応レーティング的には全年齢なのですが時に悪趣味スレスレのギリギリを攻めていきます。サム・ライミ初期作品からの盟友であるブルース・キャンベルがカメオ出演しているのも楽しく、ファンとしては嬉しくなってくるくらいです。
マルチバースで訪れた先で次々とサプライズゲストが登場し、要求される構成要素は非常に多いにもかかわらず、その情報量過多に溺れることなく主軸であるストレンジとワンダ、アメリカ・チャベスのドラマをキチっと描き切って見せた上に上映時間を126分という長さに入れ込めてしまう歯切れの良さも見事。「最初は160分くらいあったが追加撮影してる内に短くなった」とインタビューでしれっと答えていますが、それは並大抵の技ではありません。練達の域に達したサム・ライミの手腕をこれでもかと堪能できます。
「マルチバース」という概念に踏み込んだことでMCUは本当に「何でもあり」の様相を呈してきました。扱いは難しいでしょうが、アトラクション的なエンターテインメントとしては様々な可能性を期待できます。これからどのように展開していくのでしょうか。楽しみは尽きません。
こんばんは、小島@監督です。
と言いつつ今日はその時観た映画の話ではないんですけどね!それはまた後日に(笑)
さて、今回の映画は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」です。
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は奇妙な悪夢に悩まされていた。怪物に追われる少女を護りながら戦うのだが、護り切れずに命を落としてしまい、そこで目を覚ますのだ。
ある日、医師時代の同僚で元恋人のクリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)の結婚式に参加したストレンジは自身が魔術師を選ばなかった道をつい考えてしまう。その時、夢で見た少女アメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)が、同じく夢で観た怪物ガルガントスに襲撃されている姿を現実の街で目撃するのだった。
ハリウッド映画では珍しくない監督の交代劇。それは時に思いも寄らない輝きを映画にもたらします。最近のMCUに度々を顔を見せるのであまりそんな気はしませんが実は6年ぶりとなる「ドクター・ストレンジ」の続編、当初は前作を手掛けたスコット・デリクソンが続投する予定でしたが降板してしまい、ピッチ・ヒッターとして立ったのはサム・ライミ。トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」三部作を手掛け、現在のアメコミ映画隆盛の基礎を築いた人物です。近年は映画の監督業から離れ製作や脚本として参加することの多い同氏、2013年の「オズ はじまりの戦い」以来9年ぶりとなる監督作ですが、その健在ぶりを存分に見せつけてくれる1本になっています。
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で見せたマルチバース、それを更にフィーチャーした今作では縦横無尽なビジュアルで「可能性」というものを見せてくれます。それぞれの世界にはそれぞれのドクター・ストレンジがおり、ただ一人アメリカ・チャベスだけがマルチバースから外れた存在である、という今作、ドクター・ストレンジ同様にもう一人ワンダ(エリザベス・オルセン)が抱える後悔が物語の推進力となっています。
この映画、MCU初のホラーと歌ってみせた通り、後半に差し掛かって来た辺りからホラー色が強くなっていきます。が、それと同時にサム・ライミ独自のテイストが強烈に前面に出てくるのが最大の特徴です。もともと同氏は「死霊のはらわた」というホラー映画でデビューした人物で、西部劇「クイック&デッド」やサスペンス「シンプル・プラン」など多彩なジャンルを手掛けてきていますが、彼のホームグラウンドはやはりホラー。一応レーティング的には全年齢なのですが時に悪趣味スレスレのギリギリを攻めていきます。サム・ライミ初期作品からの盟友であるブルース・キャンベルがカメオ出演しているのも楽しく、ファンとしては嬉しくなってくるくらいです。
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