何か今日でTwitterを使い始めて丁度9年らしいです。実は最初は中学の同窓生との連絡用に作ったアカウントだったのですが、今やすっかり映画とアニメとアイマスのことばかり呟くオタクアカウントに(笑)。始めて半年くらい経った辺りからハッシュタグを使ってこのブログと紐づけるようになったので「#chukara」のタグももう8年以上使っている計算になります。
こんばんは、小島@監督です。
気づけば遠くまで来てしまったものよ。しかも全然成長している感が無い(苦笑)
さて、今回の映画は「ナタ転生」です。
かつて神々の死闘が繰り広げられた大陸。それより3,000年以上の時を経た現在、「東海市」では財閥企業である「徳興グループ」が支配し激しい貧富の格差に晒されていた。バイク好きの青年・李雲祥(声・楊天翔)は時にストリートレースで賞金を稼ぎ、普段は非合法スレスレの荷物を運ぶ密輸屋として奔放な生活を送っていた。幼馴染みで妹分でもあるカーシャ(声・朱可兒)と共に過ごす裕福とは言えないが充実した日々。しかし徳会長(声・宣曉鳴)の息子である三公子(声・凌振赫)が李雲祥のバイクに目を付けそれを欲しがった事で急変する。三公子は部下を伴い李雲祥とカーシャを襲撃。どうにかそれをかわして三公子に反撃することに成功する李雲祥だったが、激昂した三公子はその手から氷の矢を放った。それにより形勢は逆転される。しかし重傷を負ったカーシャの姿と自身の生命への危機が李雲祥の中に秘められた力を呼び起こした。李雲祥の中には3,000年以上前に神々と死闘を繰り広げたナタの魂が眠っていたのである。
日本もアメリカも凌ぎ今や世界一のアニメ大国となった中国。製作本数だけでなく質的な面でも今や日本を凌駕しつつあります。日本でもロングヒットとなった「羅小黒戦記」が記憶に新しいところですが、またしてもパワフルな作品が日本へ上陸してきました。
日本でも藤崎竜の手による漫画版などで知られる「封神演義」、それをベースに人気キャラクターであるナタ(哪吒)の魂を持った青年が戦いの渦に巻き込まれる姿を描く3DCGアニメーションです。
冒頭、「AKIRA」や「レディ・プレイヤー1」を思わせるバイクレースのシーンから始まるこの映画は、ハリウッド映画やゲームなどの影響を随所に感じさせながらもエネルギッシュな語り口で観る者を強烈に引っ張ります。かなり展開が早い部類に入る作品ですが映像とセリフを組み合わせて設定を理解させるバランス感覚が見事で、親切で観易い作品と言えるでしょう。エンドクレジット後にもうワンシーンある、マーベル映画によく観られる作りをしているのですが、ちゃんと「続きがあるよ!」と字幕で表示される辺りも親切です(笑)
3DCGというツールの使いぶりも見事でスピード感を出したいあまりに観客を「酔わせてしまう」というようなことがありません。しかも驚くことにこういった観客への配慮を怠っていないにも関わらずやりたい事を全部盛りにしてしまう、できてしまう「勢い」があるのがポイントです。特にアクションシークエンスのアイディアと演出の豊富さは驚異の一言。このクリエイターの熱量の凄みにはどこか1980年代から90年代にかけて急伸長した日本アニメに観られるものと似たようなものを感じます。それだけ今の中国市場には勢いがあるといえます。
もう一つ、この作品の主舞台である「東海市」の1930年代の上海を思い起こさせるような頽廃的な背景や美術も見事です。驚くことに背景については場面単位で建物の要素を抽出して街を自動生成するアルゴリズムを作り上げたそうで、その技術力にも感服します。
どこかアール・デコ調の車やバイクのデザインや、意外に義手や義足をした登場人物が多く機械的な要素が前面に出ている点などサイバーパンクやレトロフューチャーのテイストも強く、この世界観自体が「刺さる」人も多いことでしょう。
当初からシリーズ化する気満々だったらしく、いくつかの要素は語り切らないまま終局を迎えますが、とにかくどのキャラクターも活き活きしていてラストまで来る頃には多くの方が「こいつらをもっと観ていたい!」と思えるようになっているんじゃないでしょうか。実際は私は続きが観たい。次回作にはナタに負けず劣らず人気の高い「あの人」も登場するようですし。
「羅小黒戦記」と比べるとだいぶ公開規模が小さいのが難点ですが、現代中国のエンターテインメントのエネルギーを如実に感じられるこの作品、できれば多くの方に観て頂きたいと思いますね。
こんばんは、小島@監督です。
気づけば遠くまで来てしまったものよ。しかも全然成長している感が無い(苦笑)
さて、今回の映画は「ナタ転生」です。
かつて神々の死闘が繰り広げられた大陸。それより3,000年以上の時を経た現在、「東海市」では財閥企業である「徳興グループ」が支配し激しい貧富の格差に晒されていた。バイク好きの青年・李雲祥(声・楊天翔)は時にストリートレースで賞金を稼ぎ、普段は非合法スレスレの荷物を運ぶ密輸屋として奔放な生活を送っていた。幼馴染みで妹分でもあるカーシャ(声・朱可兒)と共に過ごす裕福とは言えないが充実した日々。しかし徳会長(声・宣曉鳴)の息子である三公子(声・凌振赫)が李雲祥のバイクに目を付けそれを欲しがった事で急変する。三公子は部下を伴い李雲祥とカーシャを襲撃。どうにかそれをかわして三公子に反撃することに成功する李雲祥だったが、激昂した三公子はその手から氷の矢を放った。それにより形勢は逆転される。しかし重傷を負ったカーシャの姿と自身の生命への危機が李雲祥の中に秘められた力を呼び起こした。李雲祥の中には3,000年以上前に神々と死闘を繰り広げたナタの魂が眠っていたのである。
日本もアメリカも凌ぎ今や世界一のアニメ大国となった中国。製作本数だけでなく質的な面でも今や日本を凌駕しつつあります。日本でもロングヒットとなった「羅小黒戦記」が記憶に新しいところですが、またしてもパワフルな作品が日本へ上陸してきました。
日本でも藤崎竜の手による漫画版などで知られる「封神演義」、それをベースに人気キャラクターであるナタ(哪吒)の魂を持った青年が戦いの渦に巻き込まれる姿を描く3DCGアニメーションです。
冒頭、「AKIRA」や「レディ・プレイヤー1」を思わせるバイクレースのシーンから始まるこの映画は、ハリウッド映画やゲームなどの影響を随所に感じさせながらもエネルギッシュな語り口で観る者を強烈に引っ張ります。かなり展開が早い部類に入る作品ですが映像とセリフを組み合わせて設定を理解させるバランス感覚が見事で、親切で観易い作品と言えるでしょう。エンドクレジット後にもうワンシーンある、マーベル映画によく観られる作りをしているのですが、ちゃんと「続きがあるよ!」と字幕で表示される辺りも親切です(笑)
3DCGというツールの使いぶりも見事でスピード感を出したいあまりに観客を「酔わせてしまう」というようなことがありません。しかも驚くことにこういった観客への配慮を怠っていないにも関わらずやりたい事を全部盛りにしてしまう、できてしまう「勢い」があるのがポイントです。特にアクションシークエンスのアイディアと演出の豊富さは驚異の一言。このクリエイターの熱量の凄みにはどこか1980年代から90年代にかけて急伸長した日本アニメに観られるものと似たようなものを感じます。それだけ今の中国市場には勢いがあるといえます。
もう一つ、この作品の主舞台である「東海市」の1930年代の上海を思い起こさせるような頽廃的な背景や美術も見事です。驚くことに背景については場面単位で建物の要素を抽出して街を自動生成するアルゴリズムを作り上げたそうで、その技術力にも感服します。
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毎度お世話になります
ルイビトンのバック無事到着致しました、
とっても綺麗な色でこれからの春に向けてぴったりです、ありがとうございました
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