昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
コミック交換会でいただいたのは、「ヨルムンガンド」「軍靴のバルツァー」「ギャングスタ」の3冊。
「軍靴のバルツァー」が思いのほかツボで、近い内に続きを買ってこようかと思ってます。
こんばんは、小島@監督です。
新しいバンチも結構油断できないぜ…!
さて、「アーティスト」観てきました。
今年のアカデミー賞では稀有で奇妙な現象が起きました。
「ヒューゴの不思議な発明」ではアメリカの監督がフランスを舞台に映画草創期の人物を描き、この「アーティスト」ではフランスの監督が映画産業勃興期のハリウッドを描いています。
どちらも描いているのは「映画」そのものへのラブレターと言って良い内容で、アカデミー賞という舞台でエール交換をするようなこの状況、一映画ファンとしては、何としても映画館で堪能したいわけです。
…で、最終的に賞レースを制したこの「アーティスト」、このご時世に画面が白黒スタンダードサイズ(画面比4:3)、音声は基本的に音楽のみのサイレントという、新作なのにできたそばからもう古典みたいな作品です。
ていうか、そもそもよく企画が通ったなぁ。ただ懐古趣味だけでここまではできないですよ。
1920年代後半から30年代初頭のハリウッドを舞台に、サイレントからトーキーへの過渡期に没落してゆく映画スターと逆にスターへの階段を駆け上がる女優との絆を描くこの映画、物語の始まりが1927年なのも象徴的(世界初のトーキー映画「ジャズシンガー」公開年が1927年)。
物語自体は至ってシンプルなんですが、サイレントでやっているだけあり、主演二人の身体的表現が圧巻。
ついでに今の映画がどれだけセリフに頼っているかも実感します(苦笑)。
あと、犬!主人公の傍らにいつも犬がいるのですが、その犬が半端無い。
アカデミー賞でわざわざ「パルム・ドッグ賞」なんてのを新設してまで賞を上げた気持ちも分かる位の存在感です。
正直、そのためだけに観に行っても良いくらいですよ。
「アーティスト」は何よりこの時代に新作でサイレント映画観られるチャンスなんてまずもってもう来ない(いくら賞取ったからって後に続くヤツがいるとはとても思えない)ので、その意味でも映画館で観ることを勧めたい1本です。
興味あっても無くても是非映画館へGO!
コミック交換会でいただいたのは、「ヨルムンガンド」「軍靴のバルツァー」「ギャングスタ」の3冊。
「軍靴のバルツァー」が思いのほかツボで、近い内に続きを買ってこようかと思ってます。
こんばんは、小島@監督です。
新しいバンチも結構油断できないぜ…!
さて、「アーティスト」観てきました。
今年のアカデミー賞では稀有で奇妙な現象が起きました。
「ヒューゴの不思議な発明」ではアメリカの監督がフランスを舞台に映画草創期の人物を描き、この「アーティスト」ではフランスの監督が映画産業勃興期のハリウッドを描いています。
どちらも描いているのは「映画」そのものへのラブレターと言って良い内容で、アカデミー賞という舞台でエール交換をするようなこの状況、一映画ファンとしては、何としても映画館で堪能したいわけです。
…で、最終的に賞レースを制したこの「アーティスト」、このご時世に画面が白黒スタンダードサイズ(画面比4:3)、音声は基本的に音楽のみのサイレントという、新作なのにできたそばからもう古典みたいな作品です。
ていうか、そもそもよく企画が通ったなぁ。ただ懐古趣味だけでここまではできないですよ。
1920年代後半から30年代初頭のハリウッドを舞台に、サイレントからトーキーへの過渡期に没落してゆく映画スターと逆にスターへの階段を駆け上がる女優との絆を描くこの映画、物語の始まりが1927年なのも象徴的(世界初のトーキー映画「ジャズシンガー」公開年が1927年)。
物語自体は至ってシンプルなんですが、サイレントでやっているだけあり、主演二人の身体的表現が圧巻。
ついでに今の映画がどれだけセリフに頼っているかも実感します(苦笑)。
あと、犬!主人公の傍らにいつも犬がいるのですが、その犬が半端無い。
アカデミー賞でわざわざ「パルム・ドッグ賞」なんてのを新設してまで賞を上げた気持ちも分かる位の存在感です。
正直、そのためだけに観に行っても良いくらいですよ。
「アーティスト」は何よりこの時代に新作でサイレント映画観られるチャンスなんてまずもってもう来ない(いくら賞取ったからって後に続くヤツがいるとはとても思えない)ので、その意味でも映画館で観ることを勧めたい1本です。
興味あっても無くても是非映画館へGO!
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先週放送分で「アマガミSS+」が終了。
魅力的なヒロインたちはもちろん紳士力ありすぎる主人公橘純一の言動にも目が離せない面白い作品でした。
何より先々週放送された森島はるか編のクライマックスである卒業式のシーンはシリーズ最高のハッタリ具合でこの上なく痛快。
さすが橘さん、到底真似の出来ない事をやってくれる!そこに痺れる憧れるゥ!
こんばんは、小島@監督です。
大学の時ですが、私の卒業式の時は突如全裸男が闖入して校歌を絶唱しながら警備員とチェイスしていました。
……さて、タイトルで察した方もおられると思いますが、「ストライクウィッチーズ劇場版」観てきました。
実は第2期の方を観てないままに吶喊。なので冒頭ちょっとついていけなかったんですが、それ以外は無問題でした。
物語は主人公・宮藤芳佳が軍令で欧州留学を命じられることから始まり、留学先までの随行として新キャラの服部静夏が登場。
自身の意思を優先しがちな芳佳と軍旗を優先する静香の二人の交流と衝突を軸の一つに、欧州各地に散った501部隊のメンバーのその後と彼女らが遭遇する謎の新型ネウロイとの戦いをもう一つの軸に、二つが縦横に交差しながら展開していきます。
序破急の言葉通り必要なステップを踏みながら少しずつ速度を上げクライマックスで爆発させる語り口が非常に巧みで、まるで教科書のよう。
何気に終盤はかなり強引な展開なんですが、それまでにきっちりやるべき事をこなしているので十分説得力があります。
これぞ娯楽映画の決定版!いやマジで。
そして、ストライクウィッチーズと言えばあのぱん……いえ、ズボンですよズボン!わかってますよー(笑)
ズボンの見せ方も冴え渡り、なんでもないシーンでも隙あらばカメラ位置が腰のあたりにセットされますし、空戦シーンに至っては全く別のアングルからベストポジションをロックオンし、また別のアングルへと切り替わっていく淀みの無いヒットアンドアウェイはもはや職人芸。
ストライクウィッチーズ劇場版は劇映画としての骨太さとこのタイトルが持つ味を両立させたなかなかの力作です。
気になっていてまだ観てない方は映画館へGO!
きっと満足しますよ。
魅力的なヒロインたちはもちろん紳士力ありすぎる主人公橘純一の言動にも目が離せない面白い作品でした。
何より先々週放送された森島はるか編のクライマックスである卒業式のシーンはシリーズ最高のハッタリ具合でこの上なく痛快。
さすが橘さん、到底真似の出来ない事をやってくれる!そこに痺れる憧れるゥ!
こんばんは、小島@監督です。
大学の時ですが、私の卒業式の時は突如全裸男が闖入して校歌を絶唱しながら警備員とチェイスしていました。
……さて、タイトルで察した方もおられると思いますが、「ストライクウィッチーズ劇場版」観てきました。
実は第2期の方を観てないままに吶喊。なので冒頭ちょっとついていけなかったんですが、それ以外は無問題でした。
物語は主人公・宮藤芳佳が軍令で欧州留学を命じられることから始まり、留学先までの随行として新キャラの服部静夏が登場。
自身の意思を優先しがちな芳佳と軍旗を優先する静香の二人の交流と衝突を軸の一つに、欧州各地に散った501部隊のメンバーのその後と彼女らが遭遇する謎の新型ネウロイとの戦いをもう一つの軸に、二つが縦横に交差しながら展開していきます。
序破急の言葉通り必要なステップを踏みながら少しずつ速度を上げクライマックスで爆発させる語り口が非常に巧みで、まるで教科書のよう。
何気に終盤はかなり強引な展開なんですが、それまでにきっちりやるべき事をこなしているので十分説得力があります。
これぞ娯楽映画の決定版!いやマジで。
そして、ストライクウィッチーズと言えばあのぱん……いえ、ズボンですよズボン!わかってますよー(笑)
ズボンの見せ方も冴え渡り、なんでもないシーンでも隙あらばカメラ位置が腰のあたりにセットされますし、空戦シーンに至っては全く別のアングルからベストポジションをロックオンし、また別のアングルへと切り替わっていく淀みの無いヒットアンドアウェイはもはや職人芸。
ストライクウィッチーズ劇場版は劇映画としての骨太さとこのタイトルが持つ味を両立させたなかなかの力作です。
気になっていてまだ観てない方は映画館へGO!
きっと満足しますよ。
6月のアイマスライブ、DVD購入者選考抽選に続き、WEB抽選にも落選。
ZEPP NAGOYAの10倍位キャパがあるのにどういうことなの…
横浜が…横浜が遠い…ッ!
せっかく珍しく釘宮理恵が出演するというのにッ!
あぁ、ちくしょう、くぎゅーーーーっ!
こんばんは、小島@監督です。
もう、一般販売しかない……!
さて、もう公開終了が近くなってきたのでちょっと強引に時間を作って「ヒューゴの不思議な発明」を観てきました。
1930年代のパリを舞台に、駅の時計台に隠れ住みスリをしながら父の形見の機械人形を修理している孤児のヒューゴと、駅でおもちゃ屋を営む老人・ジョルジュと出会うことから始まる物語。
正直、感激しすぎてどこからどれだけ語れば良いものか悩みます(笑)
機械人形にまつわる謎解きがやがて映画黎明期を紐解く上で外せない人物へとつながっていきます。
この人物が誰かは多くのレビューや映画公開に合わせていくつかの新聞に評論が掲載されたりしたので今更隠さなくても良いのですが、知らなきゃ知らないまま観る意義も充分にあると思うのでここでは黙っておきます。
とは言えこの人物が本格的に物語に絡みだしてからの自分の興奮をどう語れば良いのか(笑)
まさか3Dメガネをかけてあの映像を観れる日が来ようとは!
この全編に溢れ返る映画の歓び…何で公開早々にチェックして周りに言いふらさなかったんだ、自分?
…あぁ、風邪と食中毒で予定が色々狂ったんだったな…
しかし、これでアカデミー賞取れなかったとは、賞レースを競り勝った「アーティスト」も楽しみだ。
早く観に行かないと。
それでは!
ZEPP NAGOYAの10倍位キャパがあるのにどういうことなの…
横浜が…横浜が遠い…ッ!
せっかく珍しく釘宮理恵が出演するというのにッ!
あぁ、ちくしょう、くぎゅーーーーっ!
こんばんは、小島@監督です。
もう、一般販売しかない……!
さて、もう公開終了が近くなってきたのでちょっと強引に時間を作って「ヒューゴの不思議な発明」を観てきました。
1930年代のパリを舞台に、駅の時計台に隠れ住みスリをしながら父の形見の機械人形を修理している孤児のヒューゴと、駅でおもちゃ屋を営む老人・ジョルジュと出会うことから始まる物語。
正直、感激しすぎてどこからどれだけ語れば良いものか悩みます(笑)
機械人形にまつわる謎解きがやがて映画黎明期を紐解く上で外せない人物へとつながっていきます。
この人物が誰かは多くのレビューや映画公開に合わせていくつかの新聞に評論が掲載されたりしたので今更隠さなくても良いのですが、知らなきゃ知らないまま観る意義も充分にあると思うのでここでは黙っておきます。
とは言えこの人物が本格的に物語に絡みだしてからの自分の興奮をどう語れば良いのか(笑)
まさか3Dメガネをかけてあの映像を観れる日が来ようとは!
この全編に溢れ返る映画の歓び…何で公開早々にチェックして周りに言いふらさなかったんだ、自分?
…あぁ、風邪と食中毒で予定が色々狂ったんだったな…
しかし、これでアカデミー賞取れなかったとは、賞レースを競り勝った「アーティスト」も楽しみだ。
早く観に行かないと。
それでは!
父親が「宴会のビンゴで当たった」と言って私に寄越した包みを開けてみたら、「こばと」と「ヘタリア」のコミックス(しかも全巻)が。
放送当時花澤香奈目当てで観てたアニメの原作をまさか今更読む機会に恵まれるとは。
…て言うか、そもそもビンゴの景品にこれをチョイスした奴のセンス!
こんばんは、小島@監督です。
とりあえずどうするかは読んでから決めよう。
さて、先週プリキュアを見た際もう1本映画を鑑賞しました。
プリキュアは映画としては短い(本編前の予告を入れても90分無い)ので大抵の場合梯子することにしています。
今回見たのはノルウェー映画「トロールハンター」!
学生グループが熊の密漁を題材にしたドキュメンタリー映画を作るため、ハンスという風変わりなハンターからインタビューを録ろうと追跡するうち、とんでもない事態に遭遇する!
ハンスは神話の巨人トロールを狩るハンターだったのだ!という物語で、全編を「その学生が撮った映像」という体で展開する、いわゆる「フェイク・ドキュメンタリー映画」です。
てっきり「ブレア・ウィッチ」みたいに訳が分からないまま終わるのかと思っていたら早い内にトロールの存在が肯定されてびっくり。
だがむしろそこからが本番。
パニック映画が本格怪獣映画に劇的なチェンジを果たします。
スカンジナビア半島の壮麗な自然の中に立つトロールの威容というビジュアルが絶妙な上に人知れず戦い続けるハンスの死闘ぶりがどこかおかしくも熱い。
体臭が臭ってきそうなほどトロールのディテールにはこだわっているくせに他は割と大雑把なのも良い感じ。
正直予想とは随分違う方向でしたが自分的には大当たりで観てる間ニヤニヤしっぱなしでした。
そういえば最近怪獣映画って無いな、ってお思いの方、妙な所に良いのがありますよ。
かなり癖が強いですけどね(笑)
放送当時花澤香奈目当てで観てたアニメの原作をまさか今更読む機会に恵まれるとは。
…て言うか、そもそもビンゴの景品にこれをチョイスした奴のセンス!
こんばんは、小島@監督です。
とりあえずどうするかは読んでから決めよう。
さて、先週プリキュアを見た際もう1本映画を鑑賞しました。
プリキュアは映画としては短い(本編前の予告を入れても90分無い)ので大抵の場合梯子することにしています。
今回見たのはノルウェー映画「トロールハンター」!
学生グループが熊の密漁を題材にしたドキュメンタリー映画を作るため、ハンスという風変わりなハンターからインタビューを録ろうと追跡するうち、とんでもない事態に遭遇する!
ハンスは神話の巨人トロールを狩るハンターだったのだ!という物語で、全編を「その学生が撮った映像」という体で展開する、いわゆる「フェイク・ドキュメンタリー映画」です。
てっきり「ブレア・ウィッチ」みたいに訳が分からないまま終わるのかと思っていたら早い内にトロールの存在が肯定されてびっくり。
だがむしろそこからが本番。
パニック映画が本格怪獣映画に劇的なチェンジを果たします。
スカンジナビア半島の壮麗な自然の中に立つトロールの威容というビジュアルが絶妙な上に人知れず戦い続けるハンスの死闘ぶりがどこかおかしくも熱い。
体臭が臭ってきそうなほどトロールのディテールにはこだわっているくせに他は割と大雑把なのも良い感じ。
正直予想とは随分違う方向でしたが自分的には大当たりで観てる間ニヤニヤしっぱなしでした。
そういえば最近怪獣映画って無いな、ってお思いの方、妙な所に良いのがありますよ。
かなり癖が強いですけどね(笑)
こんばんは、小島@監督です。
仕事がらみでこの夏に一つ資格試験を受ける事になりました。
やたら高い受験料にむしろモチベーションが上がる!色んな意味で負けられねぇ!
さて、それはさておき週末に観てきましたよ、「プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち」!
周囲が親子連れの超アウェーな空気もなんのその!
……く、悔しくなんかないんだからね!
回を重ねるごとにポスターのイラストが窮屈になっていくこのシリーズ、なんだかもうどこかの学級の集合写真みたいになってます。
今回、製作スタッフはかなり思い切った方法を取り、それがいわゆる「大きなお友達」に賛否両論巻き起こしているようですが、私はむしろ英断だと思っています。
ストーリー面が強化された上、新キャラのあゆみのいい意味で「普通」な感じがすごく新鮮で魅力的。
なによりそのあゆみ役の声優が能登麻美子!何を文句言うことがあろうや。
…まぁ、私がスクリーンであの凝った変身シーンが観られればそれで大概満足というお気楽なファンなだけかもしれませんが。
もちろん今秋のスマイルプリキュアの単発映画も必ず観に行きますよ。ええ行きますとも!
仕事がらみでこの夏に一つ資格試験を受ける事になりました。
やたら高い受験料にむしろモチベーションが上がる!色んな意味で負けられねぇ!
さて、それはさておき週末に観てきましたよ、「プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち」!
周囲が親子連れの超アウェーな空気もなんのその!
……く、悔しくなんかないんだからね!
回を重ねるごとにポスターのイラストが窮屈になっていくこのシリーズ、なんだかもうどこかの学級の集合写真みたいになってます。
今回、製作スタッフはかなり思い切った方法を取り、それがいわゆる「大きなお友達」に賛否両論巻き起こしているようですが、私はむしろ英断だと思っています。
ストーリー面が強化された上、新キャラのあゆみのいい意味で「普通」な感じがすごく新鮮で魅力的。
なによりそのあゆみ役の声優が能登麻美子!何を文句言うことがあろうや。
…まぁ、私がスクリーンであの凝った変身シーンが観られればそれで大概満足というお気楽なファンなだけかもしれませんが。
もちろん今秋のスマイルプリキュアの単発映画も必ず観に行きますよ。ええ行きますとも!
お久しぶりです。小島@監督です。
2年前に3週だけブログを書いていた私が本人もまさかの復活。シーズン2がスタートです。
これからまたしばらくよろしくお願いします。
…で、やっぱり映画の話。だって監督ですもん(笑)
先日、2年半65号続いたデアゴスティーニの「東宝特撮コレクション」が完結しました。
ちゃんと一つ残らず無事コンプリートですよ。定期購読もせずに!毎号書店で探して購入してました。最初はともかく途中からはもう意地。
で、最終巻のタイトルはコレ。

「クレージーキャッツの大冒険」です。
最後の最後でよもやの植木等。
ひょんなことから偽札を大量にばらまき経済混乱をたくらむ国際テロ組織と、秘密裏にそれを操作する警察の両方に追われる事になった植松(植木等)と友人でアマチュア発明家の谷井(谷啓)がドタバタを巻き起こし、最終的には戦艦や潜水艦まで出てきてミサイルが飛び交う事態になっていきます。
特撮的なトピックとしては、クライマックスのミニチュアワークと、当時ほとんど前例の無かったというワイヤーアクションによるスタント。
といっても現在と違ってはるかに泥臭く大味ですが。それもまた一興。
他に興味深い点として、中盤名古屋駅周辺と犬山城でロケしたシーンが登場し、約50年前の名古屋を垣間見れることですね。
映画そのものはとにかく植木等がよく走る!そりゃもう「M:I」シリーズのトム・クルーズに張り合えるレベルの走行量。
あととにかくよく笑う!どんなピンチでも(それこそ銃を向けられても!)いつもあっけらかんとしています。
この植木等の振る舞いがそう思わせるのか、全編にわたり高度経済成長期のアッパーな高揚感に溢れていて圧倒されます。
この脳天気さのツケを現在になって払わされてる部分もあるので単純に褒めるわけにはいきませんが、春先のスギ花粉が如く大量放出される「時代の空気」というやつを味わえるのも映画の醍醐味の一つでもあります。
さて、来週は今公開中の映画について熱く語りたいものよ。
例えば、プリキュアとかプリキュアとかプリキュアとか(笑)
2年前に3週だけブログを書いていた私が本人もまさかの復活。シーズン2がスタートです。
これからまたしばらくよろしくお願いします。
…で、やっぱり映画の話。だって監督ですもん(笑)
先日、2年半65号続いたデアゴスティーニの「東宝特撮コレクション」が完結しました。
ちゃんと一つ残らず無事コンプリートですよ。定期購読もせずに!毎号書店で探して購入してました。最初はともかく途中からはもう意地。
で、最終巻のタイトルはコレ。
「クレージーキャッツの大冒険」です。
最後の最後でよもやの植木等。
ひょんなことから偽札を大量にばらまき経済混乱をたくらむ国際テロ組織と、秘密裏にそれを操作する警察の両方に追われる事になった植松(植木等)と友人でアマチュア発明家の谷井(谷啓)がドタバタを巻き起こし、最終的には戦艦や潜水艦まで出てきてミサイルが飛び交う事態になっていきます。
特撮的なトピックとしては、クライマックスのミニチュアワークと、当時ほとんど前例の無かったというワイヤーアクションによるスタント。
といっても現在と違ってはるかに泥臭く大味ですが。それもまた一興。
他に興味深い点として、中盤名古屋駅周辺と犬山城でロケしたシーンが登場し、約50年前の名古屋を垣間見れることですね。
映画そのものはとにかく植木等がよく走る!そりゃもう「M:I」シリーズのトム・クルーズに張り合えるレベルの走行量。
あととにかくよく笑う!どんなピンチでも(それこそ銃を向けられても!)いつもあっけらかんとしています。
この植木等の振る舞いがそう思わせるのか、全編にわたり高度経済成長期のアッパーな高揚感に溢れていて圧倒されます。
この脳天気さのツケを現在になって払わされてる部分もあるので単純に褒めるわけにはいきませんが、春先のスギ花粉が如く大量放出される「時代の空気」というやつを味わえるのも映画の醍醐味の一つでもあります。
さて、来週は今公開中の映画について熱く語りたいものよ。
例えば、プリキュアとかプリキュアとかプリキュアとか(笑)
皆さんこんにちは、小島@監督です。
さて最後は「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」です。
何とか観る事ができました。
TVシリーズの第1作をリメイクしたこの劇場版は、
基本的なストーリーは原作と変わらないものの、
映像・音楽全てがグレードアップされています。
私は脚本・都築真紀の語り口が苦手なのでどうしても一歩引いた目で見てしまいますが、
ファンの方や都築テイストに抵抗のない方なら涙腺を刺激される方も多いことと思います。
なかなか粋なファンサービスとして、
TVシリーズのオープニング・エンディングがアレンジされ劇伴として使用されています。
どちらも重要なシーンでかかり、物語の没入度を高めてくれます。
また、もう一つ特筆すべき点として映画本体とは直接関係ありませんが、
パンフレットの記事が非常に充実しています。
ここ数年でも1,2を争うボリュームで、ご覧になった際にはぜひ購入することをオススメします。
しかし、ファンの期待には充分に応えていると思いますが、
映画としては欠点が多いのも事実です。
特に気になったのが画面の構図。
動きそのものは良いのですが、アップショットが多いことや、
格闘ゲームのように人物が横一線に配置された奥行きに乏しい平面的な構図が多いのが目に付き、
折角のスクリーンを持て余し気味なのが残念です。
また、後半になると冗長なシーンが増えていくのもマイナスです。
中には前後の繋がりを欠いて双方のシーンの魅力を削いでしまっているものさえあります。
それから、この映画はドラマの重点がヒロインと言うべきフェイトの方に置かれきっているため、
主人公であるはずのなのはが完全に割を食っています。
もっともこれはこの映画に限らず「なのは」シリーズ全てに言える特徴ですが、
主人公高町なのはは最初から高次に人格の完成された、
悪く言えば老成したキャラクターとして登場するため、
精神的・人間的成長の描写が少なく、自然と狂言回しとしての役割を担うことが多くなっています。
時間の限られた劇場版ではこの特徴がより強調された形となった、と言うところでしょう。
粗を探せばキリがありませんが、
「劇場版なのは」はこのタイトルが持つ「ツボ」を的確に押さえており、
ファンの「観たい」と制作者の「観せたい」が上手く噛み合った
商業作品としては非常に成功した映画だといえるでしょう。
鑑賞を検討している方は問題無く楽しめることと思いますよ。
さて、ちゅうカラスタッフ以外の人にもブログを書いてもらおうという事で、
そのトップバッターとして私が任されましたが今回でひとまず終わりです。
次はどなたが担当されるか存じませんが、来週からよろしくお願いします。
さて最後は「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」です。
何とか観る事ができました。
TVシリーズの第1作をリメイクしたこの劇場版は、
基本的なストーリーは原作と変わらないものの、
映像・音楽全てがグレードアップされています。
私は脚本・都築真紀の語り口が苦手なのでどうしても一歩引いた目で見てしまいますが、
ファンの方や都築テイストに抵抗のない方なら涙腺を刺激される方も多いことと思います。
なかなか粋なファンサービスとして、
TVシリーズのオープニング・エンディングがアレンジされ劇伴として使用されています。
どちらも重要なシーンでかかり、物語の没入度を高めてくれます。
また、もう一つ特筆すべき点として映画本体とは直接関係ありませんが、
パンフレットの記事が非常に充実しています。
ここ数年でも1,2を争うボリュームで、ご覧になった際にはぜひ購入することをオススメします。
しかし、ファンの期待には充分に応えていると思いますが、
映画としては欠点が多いのも事実です。
特に気になったのが画面の構図。
動きそのものは良いのですが、アップショットが多いことや、
格闘ゲームのように人物が横一線に配置された奥行きに乏しい平面的な構図が多いのが目に付き、
折角のスクリーンを持て余し気味なのが残念です。
また、後半になると冗長なシーンが増えていくのもマイナスです。
中には前後の繋がりを欠いて双方のシーンの魅力を削いでしまっているものさえあります。
それから、この映画はドラマの重点がヒロインと言うべきフェイトの方に置かれきっているため、
主人公であるはずのなのはが完全に割を食っています。
もっともこれはこの映画に限らず「なのは」シリーズ全てに言える特徴ですが、
主人公高町なのはは最初から高次に人格の完成された、
悪く言えば老成したキャラクターとして登場するため、
精神的・人間的成長の描写が少なく、自然と狂言回しとしての役割を担うことが多くなっています。
時間の限られた劇場版ではこの特徴がより強調された形となった、と言うところでしょう。
粗を探せばキリがありませんが、
「劇場版なのは」はこのタイトルが持つ「ツボ」を的確に押さえており、
ファンの「観たい」と制作者の「観せたい」が上手く噛み合った
商業作品としては非常に成功した映画だといえるでしょう。
鑑賞を検討している方は問題無く楽しめることと思いますよ。
さて、ちゅうカラスタッフ以外の人にもブログを書いてもらおうという事で、
そのトップバッターとして私が任されましたが今回でひとまず終わりです。
次はどなたが担当されるか存じませんが、来週からよろしくお願いします。