昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回は初参加の方々が私と同じ中津川市在住だったり、なーなをめっさうまく歌える人だったり、あるいは一度歌ってみたかった一人では無理ゲーなデュエット曲にトライ出来たり(麗ちゃんありがとう!)と非常な俺得具合で大満足でした。
こんばんは、小島@監督です。
新人の方々はこんなヤツがいることに懲りずにまた参加していただけたら幸いです。
さて、今回の映画は昨年放送されたテレビシリーズの完結編として制作された「BLOOD-C The Last Dark」です。
正直テレビ版の方は大して良い印象が無いんですが、気づけば公開初週に速攻で観に行ってしまいました。
予告編の力って偉大(笑)いや、むしろ水樹奈々(主演と主題歌を担当)が偉大?
テレビ版とはキャラデザインと脚本以外監督も含めて全てのスタッフが刷新。ことビジュアル面では大幅に強化され「さすが映画!」と言える迫力です。キャラの頭身がちょっと下がって全体的に肉感的になっているのもポイント(笑)
まず冒頭、シリーズの原点ともいうべき「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を彷彿とさせる地下鉄でのアクションシークエンスが素晴らしい。水樹奈々演じる主人公・小夜の凄み溢れる第一声も注目。
監督の持ち味なのか、このシーンに限らず上下左右に加え前後をも含めた空間全体を文字通り縦横無尽に疾駆するカメラワークが強烈な印象を与えてくれます。
また静的なシーンでも瞳の揺らぎや髪のはためきなどに作画の手間を惜しまない作りがプロダクションIGの面目躍如といったところでしょう。
物語もちょっとB級がかった伝奇ホラーアクションとしてとても真っ当な作りで、テレビ版が始まった時に期待していたものをやって見せてもらえた感じです。
テレビ版からのリンクとして四月一日君尋が今回もゲスト出演していたり、同じ小道具が重要な意味を持っていたり、登場人物の配置が対のようになっていたりと予習ができてるとなお楽しめるようになっています。
反面テレビからの完結編としてとらえた場合不満が残ってしまうのも事実。
最初から構想のうちに入っていたであろうことが後付に思えてしまうような部分があったり、映画だけでもたくさんのキーワードが出てくるのにテレビ版からの事がおざなりになっている部分があったりで、シリーズ全体の構成の仕方がまずいように見受けられます。
でも私はそんな欠点より伝奇アクションアニメとしてのずば抜けた出来栄えを讃えたい。
これは「獣兵衛忍風帖」からの遺伝子だろうか。
心のどこかで待ち望んでいたものが観れたようなこの気分。観に行って良かった。
今回は初参加の方々が私と同じ中津川市在住だったり、なーなをめっさうまく歌える人だったり、あるいは一度歌ってみたかった一人では無理ゲーなデュエット曲にトライ出来たり(麗ちゃんありがとう!)と非常な俺得具合で大満足でした。
こんばんは、小島@監督です。
新人の方々はこんなヤツがいることに懲りずにまた参加していただけたら幸いです。
さて、今回の映画は昨年放送されたテレビシリーズの完結編として制作された「BLOOD-C The Last Dark」です。
正直テレビ版の方は大して良い印象が無いんですが、気づけば公開初週に速攻で観に行ってしまいました。
予告編の力って偉大(笑)いや、むしろ水樹奈々(主演と主題歌を担当)が偉大?
テレビ版とはキャラデザインと脚本以外監督も含めて全てのスタッフが刷新。ことビジュアル面では大幅に強化され「さすが映画!」と言える迫力です。キャラの頭身がちょっと下がって全体的に肉感的になっているのもポイント(笑)
まず冒頭、シリーズの原点ともいうべき「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を彷彿とさせる地下鉄でのアクションシークエンスが素晴らしい。水樹奈々演じる主人公・小夜の凄み溢れる第一声も注目。
監督の持ち味なのか、このシーンに限らず上下左右に加え前後をも含めた空間全体を文字通り縦横無尽に疾駆するカメラワークが強烈な印象を与えてくれます。
また静的なシーンでも瞳の揺らぎや髪のはためきなどに作画の手間を惜しまない作りがプロダクションIGの面目躍如といったところでしょう。
物語もちょっとB級がかった伝奇ホラーアクションとしてとても真っ当な作りで、テレビ版が始まった時に期待していたものをやって見せてもらえた感じです。
テレビ版からのリンクとして四月一日君尋が今回もゲスト出演していたり、同じ小道具が重要な意味を持っていたり、登場人物の配置が対のようになっていたりと予習ができてるとなお楽しめるようになっています。
反面テレビからの完結編としてとらえた場合不満が残ってしまうのも事実。
最初から構想のうちに入っていたであろうことが後付に思えてしまうような部分があったり、映画だけでもたくさんのキーワードが出てくるのにテレビ版からの事がおざなりになっている部分があったりで、シリーズ全体の構成の仕方がまずいように見受けられます。
でも私はそんな欠点より伝奇アクションアニメとしてのずば抜けた出来栄えを讃えたい。
これは「獣兵衛忍風帖」からの遺伝子だろうか。
心のどこかで待ち望んでいたものが観れたようなこの気分。観に行って良かった。
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ヤングエース買いました。
日頃はスルーするマンガ雑誌をあえて買った理由はコレ!

セイバーの枕カバーァァァァァアアアアアイヤッハァ!!!!
ああちくしょう可愛いなぁ、もう!
ちなみに抱き枕ではなく枕カバー。なのでそんなに大きくはないです。
こんばんは、小島@監督です。
これを頭にして観る夢は至福の逢瀬かサツバツ・ナイトか…!?
いや、きっともったいなくて使わないけど(笑)
さて、今回の映画は天才的なドライビング・テクニックを持つドライバーが裏社会の抗争に巻き込まれてゆくクライム・サスペンス「ドライヴ」です。
昼は自動車の修理工とたまに映画のスタン・ドライバー、夜は強盗の逃がし屋を請け負う男。ある日、同じアパートで暮らす人妻・アイリーンと偶然エレベーターに乗り合わせた際に一目惚れしてしまう。そして車の故障で困っていたアイリーンを手助けしたことで彼女とその息子・ベニシオと親しくなっていく。
しかし、服役していたアイリーンの夫・スタンダードが戻ってくる。スタンダードは服役中に負わされた借金のために妻子の命をマフィアから脅かされ、強盗を働くことを余儀なくされ、男に救いを求める。男はアイリーンへの想いのために夜の街を駆けることになる!
正直言って70~80年代のフィルム・ノワールかあるいは50年代の西部劇を彷彿とするような物語には至って新味の無い話ですし、特に結末にも凝ったひねりは無いです。
凄腕のドライバーが主役ではありますがその才能を発揮するシーンは少なく、それとて「ワイルド・スピード」や「トランスポーター」などと比べると随分と無骨で地味と言わざるを得ません。
しかし、それでもこの映画は面白い!
最大のポイントは主人公。とにかく彼に対して一切の説明が無いのに驚かされます。
なぜこの町に現れたか、いかにしてそのドライヴテクニックを習得するに至ったかのバックグラウンドはもちろん、そもそも名前すらも明かされません(エンド・クレジットにはただ「ドライバー」とだけある)。
そしてセリフがとんでもなく少ない。まさに寡黙。なのに放たれる強烈な個性。
それは主人公に限らず多くのキャラクターには断片的な情報しか観客には提示されず、それゆえどこか類型的にも見えてしまいます。
けれどだからこそ男が抱く愛した女性に幸せになって欲しいという願望がほとばしる様に画面に溢れてきます。
このエモーションこそこの映画最大の醍醐味。
「ドライヴ」の監督、ニコラス・ウィンディング・レフンはこの異色の演出が評価され、カンヌ映画祭監督賞に輝きました。
またこの映画、名古屋での上映はすでに終了していますが今月16日から稲沢のユナイテッド・シネマでの上映が決定し、なかなかのロングランを見せています。
徹底的にぜい肉が削ぎ落とされ、余分な物は何一つ無いと言えるこの映画、既存のアクションに少し飽きて一味違うものが観たい人に是非お奨めの1本です。
日頃はスルーするマンガ雑誌をあえて買った理由はコレ!
セイバーの枕カバーァァァァァアアアアアイヤッハァ!!!!
ああちくしょう可愛いなぁ、もう!
ちなみに抱き枕ではなく枕カバー。なのでそんなに大きくはないです。
こんばんは、小島@監督です。
これを頭にして観る夢は至福の逢瀬かサツバツ・ナイトか…!?
いや、きっともったいなくて使わないけど(笑)
さて、今回の映画は天才的なドライビング・テクニックを持つドライバーが裏社会の抗争に巻き込まれてゆくクライム・サスペンス「ドライヴ」です。
昼は自動車の修理工とたまに映画のスタン・ドライバー、夜は強盗の逃がし屋を請け負う男。ある日、同じアパートで暮らす人妻・アイリーンと偶然エレベーターに乗り合わせた際に一目惚れしてしまう。そして車の故障で困っていたアイリーンを手助けしたことで彼女とその息子・ベニシオと親しくなっていく。
しかし、服役していたアイリーンの夫・スタンダードが戻ってくる。スタンダードは服役中に負わされた借金のために妻子の命をマフィアから脅かされ、強盗を働くことを余儀なくされ、男に救いを求める。男はアイリーンへの想いのために夜の街を駆けることになる!
正直言って70~80年代のフィルム・ノワールかあるいは50年代の西部劇を彷彿とするような物語には至って新味の無い話ですし、特に結末にも凝ったひねりは無いです。
凄腕のドライバーが主役ではありますがその才能を発揮するシーンは少なく、それとて「ワイルド・スピード」や「トランスポーター」などと比べると随分と無骨で地味と言わざるを得ません。
しかし、それでもこの映画は面白い!
最大のポイントは主人公。とにかく彼に対して一切の説明が無いのに驚かされます。
なぜこの町に現れたか、いかにしてそのドライヴテクニックを習得するに至ったかのバックグラウンドはもちろん、そもそも名前すらも明かされません(エンド・クレジットにはただ「ドライバー」とだけある)。
そしてセリフがとんでもなく少ない。まさに寡黙。なのに放たれる強烈な個性。
それは主人公に限らず多くのキャラクターには断片的な情報しか観客には提示されず、それゆえどこか類型的にも見えてしまいます。
けれどだからこそ男が抱く愛した女性に幸せになって欲しいという願望がほとばしる様に画面に溢れてきます。
このエモーションこそこの映画最大の醍醐味。
「ドライヴ」の監督、ニコラス・ウィンディング・レフンはこの異色の演出が評価され、カンヌ映画祭監督賞に輝きました。
またこの映画、名古屋での上映はすでに終了していますが今月16日から稲沢のユナイテッド・シネマでの上映が決定し、なかなかのロングランを見せています。
徹底的にぜい肉が削ぎ落とされ、余分な物は何一つ無いと言えるこの映画、既存のアクションに少し飽きて一味違うものが観たい人に是非お奨めの1本です。
最近「銀河へキックオフ!」が面白い。
サッカーアニメとして極めてロジカルな部分とアニメっぽい部分とが上手く同居している演出とか、努力もするし熱意もあるのに実力がついていかない主人公・翔の発展途上さもさることながら、私の心を捉えて離さないのが西園寺玲華ちゃんの存在。
まんまるころころ体型のぽっちゃりさんな玲華ちゃんがふとしたきっかけでサッカーを始めることになるのですが、練習を重ねて少しずつ上達していく過程を丁寧に描いている上、どうやら後々才能が覚醒して劇的に変貌することがオープニングで示唆されていて、それがいつどんな形で訪れるのかも楽しみでしょうがありません。
こんばんは、小島@監督です。
世のぽっちゃりさんに勇気と希望を与える少年サッカーアニメ「銀河へキックオフ!」は、NHK総合にて毎週土曜日朝9時30分から!(ステマ)
さて、今回の映画はちょっとリクエストみたいなものもありまして、インド発大暴走SFアクション映画「ロボット」です。
正直インド映画はほとんど経験がないので、しょっちゅうダンスしてるくらいしかイメージがなかったのですが、豪快に先入観を覆される実に破天荒な映画でした。
天才科学者バシー博士が10年に及ぶ研究開発の末、二足歩行型ロボット・チッティを生み出すことに成功する。
圧倒的なパワーと知性を誇るチッティの軍事利用を図るバシー博士だが、倫理観・善悪の基準を持ち合わせていないことから致命的なミスを冒し学会から糾弾されてしまう。
ミスを取り戻そうとするバシー博士はチッティの神経回路を改良し感情を組み込むことにするが、それが更なる嵐の引き金になる。
とにかく全編にわたり出し惜しみしない膨大なアイディアに圧倒されます。ロボットと蚊を会話させるとか脳のどこの部分から出てくるんだ?(笑)
大抵の場合、映画は盛り込み過ぎると破綻してつまらなくなるものなんですが、限界を超えて更に盛ると無茶苦茶に楽しくなるとは新しい発見。そもそもインドは映画に対するスタンスが違うのかもしれない。
映画は終盤、感情を組み込まれたチッティが恋を知り、破れて絶望し、悪意に打ちのめされ世界を滅ぼさんほどの狂気と怒りに暴走し人間に戦いを挑みます。
ここからの数十分は一言でいうなら「変形合体したロボットと人間が戦う」ってことなのですが、想像の遥か斜め上を行く映像に呆然と口を開けたまま釘付け。ここはぜひスクリーンで観ていただきたい。
映像のバカバカしさばかりに目が行きがちですがロボットと心に絡むエピソードから感じられる重厚なSFマインドも見逃せません。
笑いも涙も娯楽映画に求められる何もかもが渾然一体となって観る者に襲い掛かる、正直これはとてつもない傑作です。
インド、侮れない…!!
サッカーアニメとして極めてロジカルな部分とアニメっぽい部分とが上手く同居している演出とか、努力もするし熱意もあるのに実力がついていかない主人公・翔の発展途上さもさることながら、私の心を捉えて離さないのが西園寺玲華ちゃんの存在。
まんまるころころ体型のぽっちゃりさんな玲華ちゃんがふとしたきっかけでサッカーを始めることになるのですが、練習を重ねて少しずつ上達していく過程を丁寧に描いている上、どうやら後々才能が覚醒して劇的に変貌することがオープニングで示唆されていて、それがいつどんな形で訪れるのかも楽しみでしょうがありません。
こんばんは、小島@監督です。
世のぽっちゃりさんに勇気と希望を与える少年サッカーアニメ「銀河へキックオフ!」は、NHK総合にて毎週土曜日朝9時30分から!(ステマ)
さて、今回の映画はちょっとリクエストみたいなものもありまして、インド発大暴走SFアクション映画「ロボット」です。
正直インド映画はほとんど経験がないので、しょっちゅうダンスしてるくらいしかイメージがなかったのですが、豪快に先入観を覆される実に破天荒な映画でした。
天才科学者バシー博士が10年に及ぶ研究開発の末、二足歩行型ロボット・チッティを生み出すことに成功する。
圧倒的なパワーと知性を誇るチッティの軍事利用を図るバシー博士だが、倫理観・善悪の基準を持ち合わせていないことから致命的なミスを冒し学会から糾弾されてしまう。
ミスを取り戻そうとするバシー博士はチッティの神経回路を改良し感情を組み込むことにするが、それが更なる嵐の引き金になる。
とにかく全編にわたり出し惜しみしない膨大なアイディアに圧倒されます。ロボットと蚊を会話させるとか脳のどこの部分から出てくるんだ?(笑)
大抵の場合、映画は盛り込み過ぎると破綻してつまらなくなるものなんですが、限界を超えて更に盛ると無茶苦茶に楽しくなるとは新しい発見。そもそもインドは映画に対するスタンスが違うのかもしれない。
映画は終盤、感情を組み込まれたチッティが恋を知り、破れて絶望し、悪意に打ちのめされ世界を滅ぼさんほどの狂気と怒りに暴走し人間に戦いを挑みます。
ここからの数十分は一言でいうなら「変形合体したロボットと人間が戦う」ってことなのですが、想像の遥か斜め上を行く映像に呆然と口を開けたまま釘付け。ここはぜひスクリーンで観ていただきたい。
映像のバカバカしさばかりに目が行きがちですがロボットと心に絡むエピソードから感じられる重厚なSFマインドも見逃せません。
笑いも涙も娯楽映画に求められる何もかもが渾然一体となって観る者に襲い掛かる、正直これはとてつもない傑作です。
インド、侮れない…!!
今朝の金環日食はご覧になられたでしょうか?
私は観測グラスを入手できなかったので簡単なピンホールを作って観測。
しかしそれより感激したのが木漏れ日も全てドーナツ型になっていたこと!

こんばんは、小島@監督です。
それにしてもみるみる暗くなっていくわ気温も下がっていくわで、そりゃ何も知らない昔の人は凶兆と捉えても仕方ない劇的な変化。
太陽って偉大。
さて、今回の映画は天体ショーにちなんで「宇宙兄弟」です。よく考えたらアニメ以外で今年初の邦画。
現在アニメも放送中なので特に説明しなくてもあらすじをご存知の方も多いでしょう。
ロングシリーズのテレビアニメと違い、未完の原作を2時間強にまとめ上げねばならない映画の方は物語作りに大きなハンデを背負っていましたが、このハンデをものともしない素晴らしい映画になっています。
JAXAはもちろんNASAの協力までも取り付け、本物の月歩行経験者まで出演してくれるほどのサービスを見せてくれます。
映画は人生の挫折から宇宙飛行士への再出発を図る兄・六太と、エリート宇宙飛行士の弟・日々人の月への挑戦という作品の根幹を前面に押し出した作りになっており、前半は宇宙飛行士選抜試験を受験する六太を中心に、後半は最終試験に挑む六太と月面で大きなトラブルに巻き込まれた日々人のそれぞれの苦闘を並行に描いていきます。
なにより六太のキャラ造形が素晴らしい。彼は空を見上げながら大地から離れられなかったすべての人たちの象徴。かつて宇宙に憧れた人は誰もが共感できるはず。小栗旬のカッコ良すぎない演技も良い。
兄弟二人中心の物語とは言え、彼らを取り巻く人々も魅力的で、特に六太とともに最終試験を受ける面々は誰もが皆主役を張れるほどの強い個性を放っています。
中でも伊東せりか役の麻生久美子さんの可愛さがヤバい(笑)
あと作中のマスコットともいうべきパグ犬のAPOがえらい原作の雰囲気にそっくりでおかしい。
そりゃ犬種が同じならある程度は似るだろうがこれほどとは…
映像的にも宇宙開発をテーマにしているのでVFXも力が入っています。
まさかあの月ロケット発射のシーンのほぼ全てがCGだったとは。
巧みなVFXが人間ドラマに大きなスケールをプラスし、映画は宇宙へのロマンを感じさせずにはおかないラストへと疾走していきます。
「宇宙兄弟」は見知らぬ世界へ挑むフロンティアの物語であり燻っていた遠い日の夢に再起をかけるチャレンジャーの物語。
ワクワクしないワケがない!コレだよ、こういうの観たかったんだよ!
観る者の背中を押す力強いエールを感じさせる老若男女どんな人にも薦められる傑作だ。
…あ、でも原作に強いこだわりがある人には難しいかもしれないかな(苦笑)
私は観測グラスを入手できなかったので簡単なピンホールを作って観測。
しかしそれより感激したのが木漏れ日も全てドーナツ型になっていたこと!
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもみるみる暗くなっていくわ気温も下がっていくわで、そりゃ何も知らない昔の人は凶兆と捉えても仕方ない劇的な変化。
太陽って偉大。
さて、今回の映画は天体ショーにちなんで「宇宙兄弟」です。よく考えたらアニメ以外で今年初の邦画。
現在アニメも放送中なので特に説明しなくてもあらすじをご存知の方も多いでしょう。
ロングシリーズのテレビアニメと違い、未完の原作を2時間強にまとめ上げねばならない映画の方は物語作りに大きなハンデを背負っていましたが、このハンデをものともしない素晴らしい映画になっています。
JAXAはもちろんNASAの協力までも取り付け、本物の月歩行経験者まで出演してくれるほどのサービスを見せてくれます。
映画は人生の挫折から宇宙飛行士への再出発を図る兄・六太と、エリート宇宙飛行士の弟・日々人の月への挑戦という作品の根幹を前面に押し出した作りになっており、前半は宇宙飛行士選抜試験を受験する六太を中心に、後半は最終試験に挑む六太と月面で大きなトラブルに巻き込まれた日々人のそれぞれの苦闘を並行に描いていきます。
なにより六太のキャラ造形が素晴らしい。彼は空を見上げながら大地から離れられなかったすべての人たちの象徴。かつて宇宙に憧れた人は誰もが共感できるはず。小栗旬のカッコ良すぎない演技も良い。
兄弟二人中心の物語とは言え、彼らを取り巻く人々も魅力的で、特に六太とともに最終試験を受ける面々は誰もが皆主役を張れるほどの強い個性を放っています。
中でも伊東せりか役の麻生久美子さんの可愛さがヤバい(笑)
あと作中のマスコットともいうべきパグ犬のAPOがえらい原作の雰囲気にそっくりでおかしい。
そりゃ犬種が同じならある程度は似るだろうがこれほどとは…
映像的にも宇宙開発をテーマにしているのでVFXも力が入っています。
まさかあの月ロケット発射のシーンのほぼ全てがCGだったとは。
巧みなVFXが人間ドラマに大きなスケールをプラスし、映画は宇宙へのロマンを感じさせずにはおかないラストへと疾走していきます。
「宇宙兄弟」は見知らぬ世界へ挑むフロンティアの物語であり燻っていた遠い日の夢に再起をかけるチャレンジャーの物語。
ワクワクしないワケがない!コレだよ、こういうの観たかったんだよ!
観る者の背中を押す力強いエールを感じさせる老若男女どんな人にも薦められる傑作だ。
…あ、でも原作に強いこだわりがある人には難しいかもしれないかな(苦笑)
先日ひょっと斎氏ご推薦のドイツビールの店で飲む機会があったのですが、自分がつくづくビールが苦手なのを再確認して愕然。
単に日本のビールが合わないだけかと思っていたら国籍全然関係なかった(苦笑)
こんばんは、小島@監督です。
でもマッシュポテトとソーセージはマジ美味。また行こう。
さて、今回の映画はドニー・イェンと金城武が共演した香港映画、「捜査官X」です。
何故か近年ドニー・イェン主演映画が立て続けに日本公開されていて、私自身ここ1年だけでも「イップ・マン 葉問」「処刑剣14BLADES」「レジェンド・オブ・フィスト怒りの鉄拳」「三国志英傑伝 関羽」と観ています。
ドニー・イェンの流れるような体裁きは出来るだけスクリーンで堪能したい。
話を戻して、この「捜査官X」は、雲南省の小さな山村で妻子とつましく暮らすリウ(ドニー・イェン)が、突如村を襲った二人組の強盗に抵抗する内偶然二人とも倒してしまったところから始まります。
事件の捜査に訪れた捜査官シュウ(金城武)は現場状況や証拠品からリウは偶然強盗に打ち勝ったのではなく、確固たる意志を持って打倒した可能性に気づき、リウの正体を探るべく近づいていく。
果たしてリウは本当は何者なのか?
世間から隠れ住む者が実は凄腕の実力者、というのはよくあるモチーフですが、リウの正体を探る事自体に主眼を置いた一種のミステリーになっている点が異色です。
アクションシーンはいわゆるカンフー映画にしては随分少なめなんですがそれをフォローするのがシュウが集めた証拠や証言をもとに状況を脳内で空想する「再現映像」で、これがシリアスなはずなのにちょっとコミカルで演出としてもなかなか面白い手法。
物語は山村での暮らしを織り交ぜつつ、破局の予感を静かに積み上げダムが決壊するようにその瞬間を迎えます。
最後にリウが何をどう決断するかはネタバレになるので伏せますが、限界まで張りつめた緊張感とセリフではなく「拳」で感情を爆発させる終盤のアクション、そして複雑な余韻を残すラストシーンの味わいはまさに絶品。
正直香港武侠とミステリーがこれほど見事に両立させられるとは夢にも思わず、ドニーのカンフーが観れれば満足程度に考えていたらえらく感激できる映画でした。
見慣れたつもりでいたが、油断できないぜ香港映画…!
単に日本のビールが合わないだけかと思っていたら国籍全然関係なかった(苦笑)
こんばんは、小島@監督です。
でもマッシュポテトとソーセージはマジ美味。また行こう。
さて、今回の映画はドニー・イェンと金城武が共演した香港映画、「捜査官X」です。
何故か近年ドニー・イェン主演映画が立て続けに日本公開されていて、私自身ここ1年だけでも「イップ・マン 葉問」「処刑剣14BLADES」「レジェンド・オブ・フィスト怒りの鉄拳」「三国志英傑伝 関羽」と観ています。
ドニー・イェンの流れるような体裁きは出来るだけスクリーンで堪能したい。
話を戻して、この「捜査官X」は、雲南省の小さな山村で妻子とつましく暮らすリウ(ドニー・イェン)が、突如村を襲った二人組の強盗に抵抗する内偶然二人とも倒してしまったところから始まります。
事件の捜査に訪れた捜査官シュウ(金城武)は現場状況や証拠品からリウは偶然強盗に打ち勝ったのではなく、確固たる意志を持って打倒した可能性に気づき、リウの正体を探るべく近づいていく。
果たしてリウは本当は何者なのか?
世間から隠れ住む者が実は凄腕の実力者、というのはよくあるモチーフですが、リウの正体を探る事自体に主眼を置いた一種のミステリーになっている点が異色です。
アクションシーンはいわゆるカンフー映画にしては随分少なめなんですがそれをフォローするのがシュウが集めた証拠や証言をもとに状況を脳内で空想する「再現映像」で、これがシリアスなはずなのにちょっとコミカルで演出としてもなかなか面白い手法。
物語は山村での暮らしを織り交ぜつつ、破局の予感を静かに積み上げダムが決壊するようにその瞬間を迎えます。
最後にリウが何をどう決断するかはネタバレになるので伏せますが、限界まで張りつめた緊張感とセリフではなく「拳」で感情を爆発させる終盤のアクション、そして複雑な余韻を残すラストシーンの味わいはまさに絶品。
正直香港武侠とミステリーがこれほど見事に両立させられるとは夢にも思わず、ドニーのカンフーが観れれば満足程度に考えていたらえらく感激できる映画でした。
見慣れたつもりでいたが、油断できないぜ香港映画…!
連休が終了してまたいつもの日々が戻ってきました。
私はこの連休エロス人ん家で水樹奈々のライブBru-rayを肴に酒盛りをやった以外は映画観てたり家でDVD観てたり……あれ、いつもとあまり変わらないや(苦笑)
こんばんは、小島@監督です。
みなさんはいかが過ごされましたか?
さて、今回の映画は「名探偵コナン 11人目のストライカー」です。
今年で16作目のコナン映画、初めて観に行ったときはまだ大学生でしたよ。こんなに長続きするシリーズになるとは。
なんだかんだと毎年マメに観に行っている自分にもびっくりだ。
今年設立20周年を迎えたJリーグとタイアップした今年の映画は、従来よりも非常に企画色が強く感じられその点では異色作と言っていいでしょう。
さて、映画コナンは昨年から監督が代わって体制が一新し作風に大きな変化がみられるようになりました。
最大の変化はアクション面の強化。特にスケボーを使ったボードアクションの切れ味が飛躍的に増加。
反面じっくりとしたドラマを描くのは少々苦手なようで昨年はその辺りの噛み合わせが悪く、せっかく良い素材でありながら上手に料理できていない印象が残念でした。
しかし今年はこの弱点が大きく改善され、高質な暗号ミステリーと叙述のミスリードが上手く機能して物語を下支えし程よい緩急が緊張感を持続させるなかなか良質のサスペンス映画と呼べる出来になりました。
ボードアクションの進化も華々しく、特に前半のスタジアム爆破阻止に疾走するコナンの一連のアクションはもう何か別の映画の味ですが、スクリーンの大画面に負けない迫力で一見の価値ありです。
…と、割と褒め所の多い映画なんですが、良くも悪くも話のネタを提供してくれてるのがゲスト声優陣。
Jリーガー数人が本人役で、桐谷美玲がカメラマン役で出演してるのですが、これがまぁスゴイ(笑)
ろくに訓練も経験もなかったろうに力不足といえど千葉繁に張り合ってみせる桐谷美玲や上手下手を超えた独特の存在感を感じさせる三浦知良など良い聞きどころもあるのですが、遠藤保仁が悪い意味で凄すぎる。
脱力必至のその演技は数年はネタにできるだろうという意味でむしろ必聴。しかも物語の本筋に何気に関わってくるのでなお質が悪い。
映画の内容とは別に是非一度味わっていただきたい(笑)
私はこの連休エロス人ん家で水樹奈々のライブBru-rayを肴に酒盛りをやった以外は映画観てたり家でDVD観てたり……あれ、いつもとあまり変わらないや(苦笑)
こんばんは、小島@監督です。
みなさんはいかが過ごされましたか?
さて、今回の映画は「名探偵コナン 11人目のストライカー」です。
今年で16作目のコナン映画、初めて観に行ったときはまだ大学生でしたよ。こんなに長続きするシリーズになるとは。
なんだかんだと毎年マメに観に行っている自分にもびっくりだ。
今年設立20周年を迎えたJリーグとタイアップした今年の映画は、従来よりも非常に企画色が強く感じられその点では異色作と言っていいでしょう。
さて、映画コナンは昨年から監督が代わって体制が一新し作風に大きな変化がみられるようになりました。
最大の変化はアクション面の強化。特にスケボーを使ったボードアクションの切れ味が飛躍的に増加。
反面じっくりとしたドラマを描くのは少々苦手なようで昨年はその辺りの噛み合わせが悪く、せっかく良い素材でありながら上手に料理できていない印象が残念でした。
しかし今年はこの弱点が大きく改善され、高質な暗号ミステリーと叙述のミスリードが上手く機能して物語を下支えし程よい緩急が緊張感を持続させるなかなか良質のサスペンス映画と呼べる出来になりました。
ボードアクションの進化も華々しく、特に前半のスタジアム爆破阻止に疾走するコナンの一連のアクションはもう何か別の映画の味ですが、スクリーンの大画面に負けない迫力で一見の価値ありです。
…と、割と褒め所の多い映画なんですが、良くも悪くも話のネタを提供してくれてるのがゲスト声優陣。
Jリーガー数人が本人役で、桐谷美玲がカメラマン役で出演してるのですが、これがまぁスゴイ(笑)
ろくに訓練も経験もなかったろうに力不足といえど千葉繁に張り合ってみせる桐谷美玲や上手下手を超えた独特の存在感を感じさせる三浦知良など良い聞きどころもあるのですが、遠藤保仁が悪い意味で凄すぎる。
脱力必至のその演技は数年はネタにできるだろうという意味でむしろ必聴。しかも物語の本筋に何気に関わってくるのでなお質が悪い。
映画の内容とは別に是非一度味わっていただきたい(笑)
連休前進行で先週はマジでタフな一週間。
久々に月~日の週7で出勤する事になり、今日はもう完全にヘタれてしまって丸半日も寝てました。
こんばんは、またはおはよう(?)小島@監督です。
気持ちは分からんでもないけどビアガーデンをオープンするのは6,7月に入ってからでも良いと思うんだ。
さて、今回は…と言っても観たのは先々週ですが、「アポロ18」の話。
タイトルが似てるけどトム・ハンクスが出演してた映画とは全く関係はありません。
17号の月着陸を持って終了したはずのアポロ計画に極秘で発射した18号が存在し、その乗組員たちが撮影した映像をまとめたという体の、これもまた以前紹介した「トロール・ハンター」同様フェイク・ドキュメンタリー映画です。
全く逃げ場のない宇宙空間で宇宙飛行士が尋常ならざる事態に遭遇しパニックに陥るという状況をフェイク・ドキュメンタリーで、という映画は2009年に「アルマズ・プロジェクト」という映画がありました。
「アルマズ~」は宇宙ステーション、「アポロ18」は月とロケーションが違いますが、やってることは大して違いありません(笑い)
違いと言えば「アポロ18」の方が明らかに予算規模が上なのでVFXの冴えが全然違います。反面、定点カメラという方法を用いて閉鎖空間での閉塞感の演出は「アルマズ~」の方が一枚上手だったかな。
先述しましたがアポロ計画は17号をもって打ち切られ、18~20号は計画はあったものの中止されたのですが、公開されている資料が妙に少ないことや18号はすでにロケットの購入も済んでいたことなどから陰謀論スキーな人達の口の端に上るフォークロアになっています。
その辺りの事を知らなくても「X-FILES」や「月刊ムー」が好きな私のような人間にはニヤニヤしながら楽しめること請け合いの映画です。
…そうでない人たちには非常にSF色が強いという珍しさはあるものの、ただのホラー映画なので頑張って観に行く必要も無いような(苦笑)
いや、結構1970年代の月着陸船内での宇宙飛行士の生活をかなりリアルに再現しているようでその辺りに興味ある人も観て損はないかもしれません。
一番ツボだったのは、「全てはNASAに隠蔽されていたんだよ!」「な、なんだってーー!」な、内容の映画なのにエンドクレジットに「撮影協力:NASA」ってあるところですね。
ちょっと勘ぐっちゃうじゃないか(笑)
…そう言えばこの映画「18人で観に行くと1000円に割引」って結構無茶なキャンペーンやってるけど敢行した人たちっているんだろうか?
久々に月~日の週7で出勤する事になり、今日はもう完全にヘタれてしまって丸半日も寝てました。
こんばんは、またはおはよう(?)小島@監督です。
気持ちは分からんでもないけどビアガーデンをオープンするのは6,7月に入ってからでも良いと思うんだ。
さて、今回は…と言っても観たのは先々週ですが、「アポロ18」の話。
タイトルが似てるけどトム・ハンクスが出演してた映画とは全く関係はありません。
17号の月着陸を持って終了したはずのアポロ計画に極秘で発射した18号が存在し、その乗組員たちが撮影した映像をまとめたという体の、これもまた以前紹介した「トロール・ハンター」同様フェイク・ドキュメンタリー映画です。
全く逃げ場のない宇宙空間で宇宙飛行士が尋常ならざる事態に遭遇しパニックに陥るという状況をフェイク・ドキュメンタリーで、という映画は2009年に「アルマズ・プロジェクト」という映画がありました。
「アルマズ~」は宇宙ステーション、「アポロ18」は月とロケーションが違いますが、やってることは大して違いありません(笑い)
違いと言えば「アポロ18」の方が明らかに予算規模が上なのでVFXの冴えが全然違います。反面、定点カメラという方法を用いて閉鎖空間での閉塞感の演出は「アルマズ~」の方が一枚上手だったかな。
先述しましたがアポロ計画は17号をもって打ち切られ、18~20号は計画はあったものの中止されたのですが、公開されている資料が妙に少ないことや18号はすでにロケットの購入も済んでいたことなどから陰謀論スキーな人達の口の端に上るフォークロアになっています。
その辺りの事を知らなくても「X-FILES」や「月刊ムー」が好きな私のような人間にはニヤニヤしながら楽しめること請け合いの映画です。
…そうでない人たちには非常にSF色が強いという珍しさはあるものの、ただのホラー映画なので頑張って観に行く必要も無いような(苦笑)
いや、結構1970年代の月着陸船内での宇宙飛行士の生活をかなりリアルに再現しているようでその辺りに興味ある人も観て損はないかもしれません。
一番ツボだったのは、「全てはNASAに隠蔽されていたんだよ!」「な、なんだってーー!」な、内容の映画なのにエンドクレジットに「撮影協力:NASA」ってあるところですね。
ちょっと勘ぐっちゃうじゃないか(笑)
…そう言えばこの映画「18人で観に行くと1000円に割引」って結構無茶なキャンペーンやってるけど敢行した人たちっているんだろうか?