昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
今回も6人も初参加の方が見えられて、もう804号室に収まり切らない人数に驚くばかり。全部で何人くらい参加したんだろう?
歌会の方は、私は前回参加できなかった反動もあって余計に満喫したような感じです。だいぶ好きにいろいろ歌わせてもらいました(笑)
こんばんは、小島@監督です。
今回ショーグンさんの呼びかけで十数人がかりで「鬼灯の冷徹」OPの「地獄の沙汰も君次第」を歌ったりしましたが、アレはやはり大人数で歌うに限る(笑)
さて、今回の映画はディズニー製作のミュージカル・アニメ「アナと雪の女王」です。
アレンデール王国の2人の王女エルサとアナは大の仲良し。姉のエルサには触れた物を凍らせ雪や氷を生み出す能力を持っていた。ある日エルサはアナと遊んでいる最中誤ってその能力をアナに向けてアナの頭を凍りつかせてしまう。
国王はトロールに助けを求め、アナは一命を取り留めるが、同時にエルサの魔力についての記憶を失い、エルサもまた自身の力を恐れて部屋に閉じこもってしまった。エルサの秘密を守るため国王は城門を閉ざしてエルサに感情のコントロールを学ばせるがその力は強くなる一方。そんな時、国王と王妃が不慮の事故で帰らぬ人となってしまう。
数年後、エルサが女王として戴冠する日がやってきた。その式典を執り行うため、アレンデールの城門が数年ぶりに開放される事になり、アナは久しぶりに触れる外の世界に楽しみを、エルサは自身の秘密が露呈する事に対する恐れを抱いたまま、戴冠式は始まった。
「美女と野獣」や「ライオン・キング」「リトル・マーメイド」の様な居並ぶ名作群を追い抜いてディズニーアニメ歴代最高の興行収入を叩き出したこの作品、日本でも負けず劣らずの大ヒットで公開から既に1か月が経とうとしているのにその勢いに全く衰えを見せません。
実際観てみればその勢いも納得の出来栄えです。
アンデルセンの「雪の女王」を原作としてはいますが、原作とは物語の趣を異にしており、ディズニーの伝統や原点を活かしながら単なる懐古趣味に終わらせていないのが興味深い作品です。
アニメーションならではの表現をふんだんに盛り込んだ映像表現ももちろんですが、何と言っても音楽が絶品。これだけで作品の成功は約束されたようなものです。
特にこの映画のテーマ曲にもなっている「Let It Go」のシーンは出色です。エルサの感情の開放とその後に来る孤独を1曲の間に描き切ってみせるこのくだりは、物語の重要なポイントであると同時に歌曲のクリップとしても素晴らしい物になっており、観客は新たなディズニーのスタンダード・ナンバーの誕生を目の当たりにすることになります。
キャラクターについてもディズニー初のWヒロインであるエルサとアナを筆頭にこれまでの定番の勘所を押さえたように見えてちょっとずらしている、その立て方が絶妙。
個人的に印象的だったのは雪だるまのオラフ。雪だるまの癖に「夏の暑さに憧れてる」というオラフはディズニー映画定番の「よく喋るコメディリリーフ」ですが、エルサが自身の魔力で無意識の内に生み出してしまったというのがポイントで、その無邪気な言動の向こうにエルサの心根が見えるのが実に味わい深いです。
物語にしろキャラクターにしろ色々語りたい事はあるのですが変に個人的な解釈をここで語ってしまうとまだご覧になってない方の見方を狭めてしまいそうになるのでやめておきます。
これまでの伝統を踏襲しながらそれだけにとどまらないその精神は同時上映の短編「ミッキーのミニー救出大作戦」にも貫かれておりディズニーが持つ奥深さを全編に亘って楽しめます。実は個人的にネタバレ満載で色々語ってみたいのはむしろこっちだったりして(笑)
「アナと雪の女王」は昨秋公開された「かぐや姫の物語」とある意味で似た、アニメーションの原点を感じさせる驚きと感激に満ちた1本です。まだご覧になってない方は是非映画館へ足を運んでいただきたいですね。字幕版だけでなく吹替版も好評なので一度ご覧になった方も、別のバージョンでもう一度観てみてその違いを味わってみるのも一興と思いますよ。
今回も6人も初参加の方が見えられて、もう804号室に収まり切らない人数に驚くばかり。全部で何人くらい参加したんだろう?
歌会の方は、私は前回参加できなかった反動もあって余計に満喫したような感じです。だいぶ好きにいろいろ歌わせてもらいました(笑)
こんばんは、小島@監督です。
今回ショーグンさんの呼びかけで十数人がかりで「鬼灯の冷徹」OPの「地獄の沙汰も君次第」を歌ったりしましたが、アレはやはり大人数で歌うに限る(笑)
さて、今回の映画はディズニー製作のミュージカル・アニメ「アナと雪の女王」です。
アレンデール王国の2人の王女エルサとアナは大の仲良し。姉のエルサには触れた物を凍らせ雪や氷を生み出す能力を持っていた。ある日エルサはアナと遊んでいる最中誤ってその能力をアナに向けてアナの頭を凍りつかせてしまう。
国王はトロールに助けを求め、アナは一命を取り留めるが、同時にエルサの魔力についての記憶を失い、エルサもまた自身の力を恐れて部屋に閉じこもってしまった。エルサの秘密を守るため国王は城門を閉ざしてエルサに感情のコントロールを学ばせるがその力は強くなる一方。そんな時、国王と王妃が不慮の事故で帰らぬ人となってしまう。
数年後、エルサが女王として戴冠する日がやってきた。その式典を執り行うため、アレンデールの城門が数年ぶりに開放される事になり、アナは久しぶりに触れる外の世界に楽しみを、エルサは自身の秘密が露呈する事に対する恐れを抱いたまま、戴冠式は始まった。
「美女と野獣」や「ライオン・キング」「リトル・マーメイド」の様な居並ぶ名作群を追い抜いてディズニーアニメ歴代最高の興行収入を叩き出したこの作品、日本でも負けず劣らずの大ヒットで公開から既に1か月が経とうとしているのにその勢いに全く衰えを見せません。
実際観てみればその勢いも納得の出来栄えです。
アンデルセンの「雪の女王」を原作としてはいますが、原作とは物語の趣を異にしており、ディズニーの伝統や原点を活かしながら単なる懐古趣味に終わらせていないのが興味深い作品です。
アニメーションならではの表現をふんだんに盛り込んだ映像表現ももちろんですが、何と言っても音楽が絶品。これだけで作品の成功は約束されたようなものです。
特にこの映画のテーマ曲にもなっている「Let It Go」のシーンは出色です。エルサの感情の開放とその後に来る孤独を1曲の間に描き切ってみせるこのくだりは、物語の重要なポイントであると同時に歌曲のクリップとしても素晴らしい物になっており、観客は新たなディズニーのスタンダード・ナンバーの誕生を目の当たりにすることになります。
キャラクターについてもディズニー初のWヒロインであるエルサとアナを筆頭にこれまでの定番の勘所を押さえたように見えてちょっとずらしている、その立て方が絶妙。
個人的に印象的だったのは雪だるまのオラフ。雪だるまの癖に「夏の暑さに憧れてる」というオラフはディズニー映画定番の「よく喋るコメディリリーフ」ですが、エルサが自身の魔力で無意識の内に生み出してしまったというのがポイントで、その無邪気な言動の向こうにエルサの心根が見えるのが実に味わい深いです。
物語にしろキャラクターにしろ色々語りたい事はあるのですが変に個人的な解釈をここで語ってしまうとまだご覧になってない方の見方を狭めてしまいそうになるのでやめておきます。
これまでの伝統を踏襲しながらそれだけにとどまらないその精神は同時上映の短編「ミッキーのミニー救出大作戦」にも貫かれておりディズニーが持つ奥深さを全編に亘って楽しめます。実は個人的にネタバレ満載で色々語ってみたいのはむしろこっちだったりして(笑)
「アナと雪の女王」は昨秋公開された「かぐや姫の物語」とある意味で似た、アニメーションの原点を感じさせる驚きと感激に満ちた1本です。まだご覧になってない方は是非映画館へ足を運んでいただきたいですね。字幕版だけでなく吹替版も好評なので一度ご覧になった方も、別のバージョンでもう一度観てみてその違いを味わってみるのも一興と思いますよ。
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土曜日思いのほか仕事がサクサク進んで定時上りが出来たので、パッと思い立って当日券を利用して「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」のライブビューイングに行ってきました。
会場の一つであるセンチュリーシネマが職場から歩いて10分くらいの所にあるからできた荒業。それでも当日の4時頃まで行ける可能性すら考慮に入れてなかったので楽曲の聴きこみなどを事前にしてるワケでもなくサイリウムなどの持ち合わせも一切無いスネークスタイルで行きました。いくらライブビューイングとは言えアイマスライブをこんなに手ぶらで行ってみたのは初めてです。
アイマスとは言ってもシンデレラガールズは大して触れてないため知らない曲も多かったのですが、SSAでのイベントの際に初めて聴いてもう一度聴きたいと思っていた曲や「波打ち際のむろみさん」OPや「鬼灯の冷徹」EDなどで既に実績のある上坂すみれのパフォーマンスなどが観れて結構満足でした。
また、会場となった舞浜アンフィシアターはステージがちょうどΩを上から見たような半円形をしていて、そのためかステージ後方のカメラからのバックショットがスポットを浴びた出演者とサイリウムを振る観客を絶妙に俯瞰していて非常に印象的。特にこのアングルの映像はライブビューイングならではの味わいでした。
こんばんは、小島@監督です。
今回は行けたこと自体がトピック過ぎてこれだけでブログにするほど文章をまとめられそうな気がしない(笑)
さて、今回の映画は「フルートベール駅で」です。
2009年元日。サンフランシスコ・ベイエリア。新年に沸く人々であふれる電車内で乱闘騒ぎが発生。出動した鉄道警察はフルートベール駅で騒ぎを起こしたと思しき黒人青年たちを電車内から引きずりだした。その騒ぎの中で白人警官は一人の青年を組み伏せ銃撃。翌朝青年は死亡した。
青年の名はオスカー・グラント(マイケル・B・ジョーダン)。
物語はオスカーが大晦日の朝目覚めるところから始まる。
2009年に実際に起きた発砲事件、その犠牲者となったオスカー・グラントの「最期の一日」を描いた作品、それがこの「フルートベール駅で」です。
しかしこの映画は事件自体に重きを置いていません。描かれるのは「どこにでもいる平凡な青年のありふれた一日」そのものです。
薬物売買の罪で収監された過去のある前科者ではありますが決して悪人というワケではありません。家族を愛し恋人を愛し、娘に対し良き父親であろうとし、将来に希望も不安も抱くどこにでもいる普通の青年です。
そこで描かれる一日も言ってしまえば他愛の無い事ばかりです。
娘を幼稚園へ送り迎えし、母親の誕生日を祝い、定職が見つからない事に悶々とし、友人たちと新年を祝いバカ騒ぎをする。そんなありふれた事が並ぶ一日です。
唯一違うのはそこで描かれる希望や葛藤に対しオスカーは前進も後退も許されなくなってしまう事。その理不尽な断絶に観客は悲しみと怒りと、そしてその断絶に見舞われるのが自分でない事にほんの僅かの安堵を余韻として抱く事になるのです。
事件の後、アメリカでは多くの抗議行動や暴動が発生し、その流れの中でオスカー・グラントは次第に「アイコン」と化していきました。
この映画の監督であるライアン・クーグラーはその流れからも身を置きオスカーがあくまでも一人の「人間」である事を淡々とした静謐な描写の中に表現していきます。オスカーと同じベイエリア出身であるというライアンも事件には衝撃を受け、大きな怒りや悲しみを感じたに違いありませんが、それらを極力表には出しません。
そして報道の中で埋没して行く一人の人間の生命がいかに掛け替えが無いかをただ静かに語りかけます。
この物語はきっと自分にも身近な誰かにも起こり得る物語です。
「命」の重さを観る者に沁み入るように感じさせるこの作品、出来得るなら一人でも多くの方に観て欲しいと思います。
会場の一つであるセンチュリーシネマが職場から歩いて10分くらいの所にあるからできた荒業。それでも当日の4時頃まで行ける可能性すら考慮に入れてなかったので楽曲の聴きこみなどを事前にしてるワケでもなくサイリウムなどの持ち合わせも一切無いスネークスタイルで行きました。いくらライブビューイングとは言えアイマスライブをこんなに手ぶらで行ってみたのは初めてです。
アイマスとは言ってもシンデレラガールズは大して触れてないため知らない曲も多かったのですが、SSAでのイベントの際に初めて聴いてもう一度聴きたいと思っていた曲や「波打ち際のむろみさん」OPや「鬼灯の冷徹」EDなどで既に実績のある上坂すみれのパフォーマンスなどが観れて結構満足でした。
また、会場となった舞浜アンフィシアターはステージがちょうどΩを上から見たような半円形をしていて、そのためかステージ後方のカメラからのバックショットがスポットを浴びた出演者とサイリウムを振る観客を絶妙に俯瞰していて非常に印象的。特にこのアングルの映像はライブビューイングならではの味わいでした。
こんばんは、小島@監督です。
今回は行けたこと自体がトピック過ぎてこれだけでブログにするほど文章をまとめられそうな気がしない(笑)
さて、今回の映画は「フルートベール駅で」です。
2009年元日。サンフランシスコ・ベイエリア。新年に沸く人々であふれる電車内で乱闘騒ぎが発生。出動した鉄道警察はフルートベール駅で騒ぎを起こしたと思しき黒人青年たちを電車内から引きずりだした。その騒ぎの中で白人警官は一人の青年を組み伏せ銃撃。翌朝青年は死亡した。
青年の名はオスカー・グラント(マイケル・B・ジョーダン)。
物語はオスカーが大晦日の朝目覚めるところから始まる。
2009年に実際に起きた発砲事件、その犠牲者となったオスカー・グラントの「最期の一日」を描いた作品、それがこの「フルートベール駅で」です。
しかしこの映画は事件自体に重きを置いていません。描かれるのは「どこにでもいる平凡な青年のありふれた一日」そのものです。
薬物売買の罪で収監された過去のある前科者ではありますが決して悪人というワケではありません。家族を愛し恋人を愛し、娘に対し良き父親であろうとし、将来に希望も不安も抱くどこにでもいる普通の青年です。
そこで描かれる一日も言ってしまえば他愛の無い事ばかりです。
娘を幼稚園へ送り迎えし、母親の誕生日を祝い、定職が見つからない事に悶々とし、友人たちと新年を祝いバカ騒ぎをする。そんなありふれた事が並ぶ一日です。
唯一違うのはそこで描かれる希望や葛藤に対しオスカーは前進も後退も許されなくなってしまう事。その理不尽な断絶に観客は悲しみと怒りと、そしてその断絶に見舞われるのが自分でない事にほんの僅かの安堵を余韻として抱く事になるのです。
事件の後、アメリカでは多くの抗議行動や暴動が発生し、その流れの中でオスカー・グラントは次第に「アイコン」と化していきました。
この映画の監督であるライアン・クーグラーはその流れからも身を置きオスカーがあくまでも一人の「人間」である事を淡々とした静謐な描写の中に表現していきます。オスカーと同じベイエリア出身であるというライアンも事件には衝撃を受け、大きな怒りや悲しみを感じたに違いありませんが、それらを極力表には出しません。
そして報道の中で埋没して行く一人の人間の生命がいかに掛け替えが無いかをただ静かに語りかけます。
この物語はきっと自分にも身近な誰かにも起こり得る物語です。
「命」の重さを観る者に沁み入るように感じさせるこの作品、出来得るなら一人でも多くの方に観て欲しいと思います。
先週発売された「NEWラブプラス+」買いました。
しかも今回はネネ・デラックス!
私の元にも遂に3DS LLが!正直3月は諸々の出費が激しくてとても限定版にまで手が回らないから予約すらしてなかったというのに。
しかし「メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ」を買おうと寄ったソフマップで店頭分があるのを発見。すかさず財布を確認。
……行ける!
気が付けばレジに向かっておりました。勿論後悔はしていない。
こんばんは、小島@監督です。
今回仕事が予想外に押して月曜日の更新が間に合いませんでした。申し訳ありません。
さて、今回の映画は「映画プリキュアオールスターズNewStag3 永遠のともだち」です。
すっかり春休みの常連になりつつあるプリキュアオールスターズの新作にしてNewStageを締めくくる最終作です。
妖精学校に通うエンエン(声・玉川砂記子)とグレル(声・愛河里佳子)は校長から最近新しく誕生したという「ハピネスチャージプリキュア」について調べて欲しいと頼まれ人間界へと赴いた。手がかりが全く無いので先ずは友人である相田マナ(声・生天目仁美)たちを訪ねる事に。
マナのパートナーである妖精シャルル(声・西原久美子)は新たなプリキュアの妖精であるリボン(声・松井菜桜子)と友人であるらしく連絡を取ってくれることに。
その頃人間界には子供たちが眠ったまま目を覚まさなくなるという現象が続発していた。
新たなプリキュアを訪ねたエンエン達だったがその1人である愛乃めぐみ(声・中島愛)もまた他の子供たち同様眠ったまま目を覚まさなくなっていた。
そこでめぐみの目を覚ますべくブルー(声・山本匠馬)の手引きでマナ達は夢の世界へダイブする事になるのだった。
前作で物語の中心だったエンエンとグレルが今作でも牽引役として登場。さらにNewStage1作目で登場した坂上あゆみ(声・能登麻美子)も再登場しシリーズの繋がりがこれまで以上に色濃くなっています。
NewStageシリーズは、それ以前までの「DX」3部作より「お祭り感」よりもシナリオ性を重視した作りになっていたのが特徴で、そこが評価される反面批判の対象ともなっていたのですが、今作では従来のシナリオの強さに加えて「お祭り感」が格段に増強され実に華やかで賑やかな映画になりました。
作品の枠を超えたキャラクター達のコンビネーションやコラボレーションを大量に織り交ぜたアクションの数々は私みたいなシリーズのファンにはどうしようもなくワクワクさせられてしまいますし、ストーリー面についてもそれぞれの夢に向かって日々懸命に生きる少女たちの点描はどこか胸を熱くさせる物があります。
何よりこの映画最大の見どころというべきか、最高に素晴らしい点はクライマックスにあります。
ここで起きる事がNewStageの前2作と今作を包括して全てを一つの物語・トリロジーとして成立させ、恐らくは前2作に不満点を感じていた人もその不満を吹き飛ばされてしまうほどのカタルシスに満ちています。
シリーズ最高峰の出来栄えと言って良いエンディングのCGによるダンスムービーも必見。どこを取ってもまさに劇場版ならではの味わいを楽しめます。
プリキュアファンなら楽しめる事間違い無し。何とか時間を作って観るだけの価値はありますよ!
しかも今回はネネ・デラックス!
私の元にも遂に3DS LLが!正直3月は諸々の出費が激しくてとても限定版にまで手が回らないから予約すらしてなかったというのに。
しかし「メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ」を買おうと寄ったソフマップで店頭分があるのを発見。すかさず財布を確認。
……行ける!
気が付けばレジに向かっておりました。勿論後悔はしていない。
こんばんは、小島@監督です。
今回仕事が予想外に押して月曜日の更新が間に合いませんでした。申し訳ありません。
さて、今回の映画は「映画プリキュアオールスターズNewStag3 永遠のともだち」です。
すっかり春休みの常連になりつつあるプリキュアオールスターズの新作にしてNewStageを締めくくる最終作です。
妖精学校に通うエンエン(声・玉川砂記子)とグレル(声・愛河里佳子)は校長から最近新しく誕生したという「ハピネスチャージプリキュア」について調べて欲しいと頼まれ人間界へと赴いた。手がかりが全く無いので先ずは友人である相田マナ(声・生天目仁美)たちを訪ねる事に。
マナのパートナーである妖精シャルル(声・西原久美子)は新たなプリキュアの妖精であるリボン(声・松井菜桜子)と友人であるらしく連絡を取ってくれることに。
その頃人間界には子供たちが眠ったまま目を覚まさなくなるという現象が続発していた。
新たなプリキュアを訪ねたエンエン達だったがその1人である愛乃めぐみ(声・中島愛)もまた他の子供たち同様眠ったまま目を覚まさなくなっていた。
そこでめぐみの目を覚ますべくブルー(声・山本匠馬)の手引きでマナ達は夢の世界へダイブする事になるのだった。
前作で物語の中心だったエンエンとグレルが今作でも牽引役として登場。さらにNewStage1作目で登場した坂上あゆみ(声・能登麻美子)も再登場しシリーズの繋がりがこれまで以上に色濃くなっています。
NewStageシリーズは、それ以前までの「DX」3部作より「お祭り感」よりもシナリオ性を重視した作りになっていたのが特徴で、そこが評価される反面批判の対象ともなっていたのですが、今作では従来のシナリオの強さに加えて「お祭り感」が格段に増強され実に華やかで賑やかな映画になりました。
作品の枠を超えたキャラクター達のコンビネーションやコラボレーションを大量に織り交ぜたアクションの数々は私みたいなシリーズのファンにはどうしようもなくワクワクさせられてしまいますし、ストーリー面についてもそれぞれの夢に向かって日々懸命に生きる少女たちの点描はどこか胸を熱くさせる物があります。
何よりこの映画最大の見どころというべきか、最高に素晴らしい点はクライマックスにあります。
ここで起きる事がNewStageの前2作と今作を包括して全てを一つの物語・トリロジーとして成立させ、恐らくは前2作に不満点を感じていた人もその不満を吹き飛ばされてしまうほどのカタルシスに満ちています。
シリーズ最高峰の出来栄えと言って良いエンディングのCGによるダンスムービーも必見。どこを取ってもまさに劇場版ならではの味わいを楽しめます。
プリキュアファンなら楽しめる事間違い無し。何とか時間を作って観るだけの価値はありますよ!
4月からの増税を機に各シネコンが一斉に価格改定を発表。
基本料金は変わらないけど、増税に対応するため1日のファースト・デイやレディース・デイ、レイトショーなどの料金を100円値上げするとか。その他色々サービス内容を見直したりするそうです。
映画館経営がどれほどのものかはさすがに分かりませんが、そもそも日本の映画館の鑑賞料金は高いと言われているのにサービスデイ料金を上げちゃいます、というのは少々殿様商売な気がしないでもありません。実際独立系のミニシアターはファースト・デイこそ横並びで100円増しにしているところが多いものの、他はほぼ据え置きで対応してますしね。
こんばんは、小島@監督です。
私はそれくらいではハードルにはなりませんが、普段映画に行かない人が更に足が遠のいてしまわないか気になります。
さて、今回の映画は「劇場版薄桜鬼第一章京都乱舞」および「第二章士魂蒼穹」です。
3度のTVシリーズに加えOVA、舞台化もされた乙女ゲームの人気タイトルが劇場版に。幕末の動乱に翻弄されながら己の信念を貫く新選組と、彼らと共に生きる事を決意した少女の物語がスクリーンで展開します。
文久3年(1863年)京都、失踪した父を探すべく京を訪ねた雪村千鶴(声・桑島法子)はそこで異形の者に襲撃される。窮地を救ったのは新選組・土方歳三(声・三木眞一郎)だった。新選組が京都警護とは別に「羅刹」と呼ばれる異形を追う任を受けている事を知った千鶴はそこに父の手掛かりを感じ、屯所にいられるように頼み込むのだった。
そもそも自分には門外漢なこの話を何で観に行ったかといえば昨夏「風立ちぬ」を観た際ついでに「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」を観ようと思ったら満席で、同時間帯に上映される「貞子3D2」と「薄桜鬼」を天秤にかけてこっちを選んでみたという非常に適当な理由で、その時は「新選組をモチーフにした乙女ゲーがある」位の予備知識しかなく、まさか「鬼」だ「羅刹」だと伝奇的要素の強い作品だとは知らなかったものだから観てて結構驚きました。
しかも「戦国BASARA」や「タイバニ」など強い女性ファン人気に支えられた作品は大抵女性客が賑やかになるのでコレもそうだろうと思っていたら、張り詰めた空気が漂うくらい客が集中しているのも驚きました。後で「大人乙女」とか「貴腐人」なる単語を知り、ちょっと世界が広がった気がします(笑)
この「薄桜鬼」という作品、原作のゲームやTVシリーズでもそうだったのかもしれませんが、先ず時代考証のディテールを重視し史劇としての骨格を確かなものにした上で伝奇物としての要素を加味した作りになっているのが特徴で、自分が食い付いたのもその部分でした。もっとも第一章はその辺のバランス感覚が優れているのですが、第二章はよりパーソナルな方向へ物語がシフトして行くためか史劇としての味わいが薄れてしまうのが少々残念です。
映画は2部合せても3時間超という尺のため、伝奇的要素に対してはちゃんと語られるものの、史実や実在の人物についてはほぼ全く説明が無いので、「薄桜鬼」という物に対して予備知識の無い私のような者でも楽しめる間口の広さはありますが、最低限新選組の沿革くらいは知ってないと登場人物の把握すら難しいかもしれません。
この映画のポイントとしては、さすが乙女ゲー原作と言うべきか、一章二章ともに全編に亘って美麗で端正な楽しめるのが特長です。レイアウトもゲームに合わせた物が多いようなのも良いですね。殺陣のシーンなども多くがその端正さを保ったまま進むあたり徹底されています。
背景美術も見事で繊細さに加えある種の幽玄さも備わっており、端正なキャラと合わせて1つ1つのカットがそれぞれ単独で抜き出しても絵になる感じです。
個人的には終盤の千鶴の洋装姿がツボで、何かグッズでもないかなと思って見てみたけど特に無かった(笑)
川井憲次の手による音楽も物語を盛り上げます。押井守監督作品の音楽で良く知られる川井氏ですが、NHK時代劇「塚原卜伝」や「鼠、江戸を疾る」、中国映画「墨攻」など史劇・時代劇への楽曲提供も多く、この作品でもその相性の良さを見せつけます。後で知ったのですがTVシリーズの方は大谷幸(平成「ガメラ」三部作やアニメ「ポポロクロイス」など)なんですね。コレはコレでちょっと聴いてみたい気もします。
全体的にレベルの高い作品ではありますが、全編新作とは言えいわゆる「再構築物」に近い作りなので、シーン間での繋ぎがイマイチな部分も多くこの手の物にありがちなぶつ切り感を感じる箇所が多いのが欠点です。
ただそのぶつ切り部分の間に何があったか結構気になるのでいずれTVシリーズも観てみようかなという気になったりしたので一概に欠点とは言い切れないかもしれません。
ていうか特に第一章と第二章の間!そこが一番気になるよ!何があったんだ、アレ!?
シナリオが駆け足過ぎて江戸から東北・蝦夷までがご近所に思えてしまったりラストの余韻がイマイチだとかいろいろ残念なところもあるとは言え、基本的にはファンムービーの性格の強いこの映画、自分にとってはアイマスやプリキュアなんかがそうなんですが好きなキャラクターがスクリーンの大画面で観られるのはやっぱり結構テンション上がるものなのでファンの方は是非足を運んでほしいところですね。ファンでない方も普段観るものとは一味違う物語を楽しんでみるのもなかなか面白いですよ。
基本料金は変わらないけど、増税に対応するため1日のファースト・デイやレディース・デイ、レイトショーなどの料金を100円値上げするとか。その他色々サービス内容を見直したりするそうです。
映画館経営がどれほどのものかはさすがに分かりませんが、そもそも日本の映画館の鑑賞料金は高いと言われているのにサービスデイ料金を上げちゃいます、というのは少々殿様商売な気がしないでもありません。実際独立系のミニシアターはファースト・デイこそ横並びで100円増しにしているところが多いものの、他はほぼ据え置きで対応してますしね。
こんばんは、小島@監督です。
私はそれくらいではハードルにはなりませんが、普段映画に行かない人が更に足が遠のいてしまわないか気になります。
さて、今回の映画は「劇場版薄桜鬼第一章京都乱舞」および「第二章士魂蒼穹」です。
3度のTVシリーズに加えOVA、舞台化もされた乙女ゲームの人気タイトルが劇場版に。幕末の動乱に翻弄されながら己の信念を貫く新選組と、彼らと共に生きる事を決意した少女の物語がスクリーンで展開します。
文久3年(1863年)京都、失踪した父を探すべく京を訪ねた雪村千鶴(声・桑島法子)はそこで異形の者に襲撃される。窮地を救ったのは新選組・土方歳三(声・三木眞一郎)だった。新選組が京都警護とは別に「羅刹」と呼ばれる異形を追う任を受けている事を知った千鶴はそこに父の手掛かりを感じ、屯所にいられるように頼み込むのだった。
そもそも自分には門外漢なこの話を何で観に行ったかといえば昨夏「風立ちぬ」を観た際ついでに「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」を観ようと思ったら満席で、同時間帯に上映される「貞子3D2」と「薄桜鬼」を天秤にかけてこっちを選んでみたという非常に適当な理由で、その時は「新選組をモチーフにした乙女ゲーがある」位の予備知識しかなく、まさか「鬼」だ「羅刹」だと伝奇的要素の強い作品だとは知らなかったものだから観てて結構驚きました。
しかも「戦国BASARA」や「タイバニ」など強い女性ファン人気に支えられた作品は大抵女性客が賑やかになるのでコレもそうだろうと思っていたら、張り詰めた空気が漂うくらい客が集中しているのも驚きました。後で「大人乙女」とか「貴腐人」なる単語を知り、ちょっと世界が広がった気がします(笑)
この「薄桜鬼」という作品、原作のゲームやTVシリーズでもそうだったのかもしれませんが、先ず時代考証のディテールを重視し史劇としての骨格を確かなものにした上で伝奇物としての要素を加味した作りになっているのが特徴で、自分が食い付いたのもその部分でした。もっとも第一章はその辺のバランス感覚が優れているのですが、第二章はよりパーソナルな方向へ物語がシフトして行くためか史劇としての味わいが薄れてしまうのが少々残念です。
映画は2部合せても3時間超という尺のため、伝奇的要素に対してはちゃんと語られるものの、史実や実在の人物についてはほぼ全く説明が無いので、「薄桜鬼」という物に対して予備知識の無い私のような者でも楽しめる間口の広さはありますが、最低限新選組の沿革くらいは知ってないと登場人物の把握すら難しいかもしれません。
この映画のポイントとしては、さすが乙女ゲー原作と言うべきか、一章二章ともに全編に亘って美麗で端正な楽しめるのが特長です。レイアウトもゲームに合わせた物が多いようなのも良いですね。殺陣のシーンなども多くがその端正さを保ったまま進むあたり徹底されています。
背景美術も見事で繊細さに加えある種の幽玄さも備わっており、端正なキャラと合わせて1つ1つのカットがそれぞれ単独で抜き出しても絵になる感じです。
個人的には終盤の千鶴の洋装姿がツボで、何かグッズでもないかなと思って見てみたけど特に無かった(笑)
川井憲次の手による音楽も物語を盛り上げます。押井守監督作品の音楽で良く知られる川井氏ですが、NHK時代劇「塚原卜伝」や「鼠、江戸を疾る」、中国映画「墨攻」など史劇・時代劇への楽曲提供も多く、この作品でもその相性の良さを見せつけます。後で知ったのですがTVシリーズの方は大谷幸(平成「ガメラ」三部作やアニメ「ポポロクロイス」など)なんですね。コレはコレでちょっと聴いてみたい気もします。
全体的にレベルの高い作品ではありますが、全編新作とは言えいわゆる「再構築物」に近い作りなので、シーン間での繋ぎがイマイチな部分も多くこの手の物にありがちなぶつ切り感を感じる箇所が多いのが欠点です。
ただそのぶつ切り部分の間に何があったか結構気になるのでいずれTVシリーズも観てみようかなという気になったりしたので一概に欠点とは言い切れないかもしれません。
ていうか特に第一章と第二章の間!そこが一番気になるよ!何があったんだ、アレ!?
シナリオが駆け足過ぎて江戸から東北・蝦夷までがご近所に思えてしまったりラストの余韻がイマイチだとかいろいろ残念なところもあるとは言え、基本的にはファンムービーの性格の強いこの映画、自分にとってはアイマスやプリキュアなんかがそうなんですが好きなキャラクターがスクリーンの大画面で観られるのはやっぱり結構テンション上がるものなのでファンの方は是非足を運んでほしいところですね。ファンでない方も普段観るものとは一味違う物語を楽しんでみるのもなかなか面白いですよ。
来月から消費税率が上がるのでその前に定期を更新できないかと思って自分の定期券の日付と更新可能の日付を確認したら、ほんの3日くらいの差で出来ない事が判明。それくらいフライングできないかと駅員に聞いてみたけどダメなものはダメでした。ですよね~。
こんばんは、小島@監督です。
しかしBeforeとAfterで5,000円位違うのに…ぐぬぬ…
さて、この週末大学の同期の結婚披露宴に参席するために東京へ行ってきました。関東暮らし結構長かったのにその間1度も行く事の無かった代官山に今になって行く事になろうとは、そこはかとなく不思議な感じがします。
数年ぶりに再会し旧交を温め深夜まで酒をあおったその翌日、皆と別れて私が向かった先は神田・神保町。
目的地は地下鉄の神保町駅からすずらん通りという通りを歩くこと3,4分にある映画館、
その名もズバリ「神保町シアター」です。
HPはこちら
神保町シアターはいわゆる「名画座」と呼ばれるタイプの、基本的に新作の上映を行わない映画館です。
2~4週間単位でテーマを決めてタイトルをセレクトしての特集上映が基本スタイルです。
席数は99席と少なめですが、ゆったりめに作ってあるのと前後列の段差を強めにしているシネコンで主流のスタジアム式なのでストレスの少ない座席なのが良い感じ。さらに全席テーブル収納式の座席になってるのもポイント高いです。
なお、同じ建物内に「花月」が併設されており、吉本新喜劇のお笑いも楽しめます。
その神保町シアターが3月現在展開しているテーマは「ゴジラ映画総進撃」!
来月4月11日まで5週間にわたりゴジラシリーズ全28作品を一挙上映するという俺得なんてモンじゃない熱い企画です。毎週土曜には関係者を招いてのトークイベントも開催しているよう。
昨日私が立ち寄った際に観たのはコレ。
「三大怪獣 地球最大の決戦」です。
1964年12月に公開されたこの映画は、ゴジラ最大のライバルとして名高いキングギドラが初登場した作品であり、同時に1975年まで続くゴジラを善玉とする作品群の発端ともなった、それまでとは明確な路線変更を打ち出した作品です。何気に後年「ウルトラマン」で主人公・ハヤタ隊員を演じる事になる黒部進が端役で出演してたりします。
ゴジラ・モスラ・ラドン・キングギドラの怪獣たちと、主要登場人物の物語上の立ち位置を対照的に配置していたり、「ローマの休日」を意識した王族の姫と一般人との交流を描きながらそこにSFテイストを絡ませたりとなかなか意欲的なアイディアが盛り込まれています。
正直言うと個人的にはシリーズの中ではあまり好きな作品ではないのですが、取り敢えず久しぶりにゴジラをスクリーンで観られたのでそれだけで大体満足。
この映画、特撮面の見どころは何と言ってもキングギドラの操演。3つの首がそれぞれ別個に動きゴジラに絡みつく様はなかなかの迫力です。
ま、そうは言っても最大の見どころはモスラがゴジラとラドンに対し説得工作を試みてそれを小美人(ザ・ピーナッツ)が通訳する場面。あまりのシュールっぷりに脱力必至。必見(笑)!
神保町シアター、ゴジラ特集が終わったらそのまま東宝特撮特集に移るそうで、正直今だけ東京に通いたい気分。さすがにそんな事できませんが。ま、全部DVD持ってるし悔しくなんかないんだからね!
東海3県ではもう多くが姿を消してしまった名画座ですが、東京はまだまだ多くが独自の企画力で
存在感を示し続けています。東京を訪れた際には観光名所も良いですが、名画座に立ち寄ってみるのも一興ですよ。
こんばんは、小島@監督です。
しかしBeforeとAfterで5,000円位違うのに…ぐぬぬ…
さて、この週末大学の同期の結婚披露宴に参席するために東京へ行ってきました。関東暮らし結構長かったのにその間1度も行く事の無かった代官山に今になって行く事になろうとは、そこはかとなく不思議な感じがします。
数年ぶりに再会し旧交を温め深夜まで酒をあおったその翌日、皆と別れて私が向かった先は神田・神保町。
目的地は地下鉄の神保町駅からすずらん通りという通りを歩くこと3,4分にある映画館、
その名もズバリ「神保町シアター」です。
HPはこちら
神保町シアターはいわゆる「名画座」と呼ばれるタイプの、基本的に新作の上映を行わない映画館です。
2~4週間単位でテーマを決めてタイトルをセレクトしての特集上映が基本スタイルです。
席数は99席と少なめですが、ゆったりめに作ってあるのと前後列の段差を強めにしているシネコンで主流のスタジアム式なのでストレスの少ない座席なのが良い感じ。さらに全席テーブル収納式の座席になってるのもポイント高いです。
なお、同じ建物内に「花月」が併設されており、吉本新喜劇のお笑いも楽しめます。
その神保町シアターが3月現在展開しているテーマは「ゴジラ映画総進撃」!
来月4月11日まで5週間にわたりゴジラシリーズ全28作品を一挙上映するという俺得なんてモンじゃない熱い企画です。毎週土曜には関係者を招いてのトークイベントも開催しているよう。
昨日私が立ち寄った際に観たのはコレ。
「三大怪獣 地球最大の決戦」です。
1964年12月に公開されたこの映画は、ゴジラ最大のライバルとして名高いキングギドラが初登場した作品であり、同時に1975年まで続くゴジラを善玉とする作品群の発端ともなった、それまでとは明確な路線変更を打ち出した作品です。何気に後年「ウルトラマン」で主人公・ハヤタ隊員を演じる事になる黒部進が端役で出演してたりします。
ゴジラ・モスラ・ラドン・キングギドラの怪獣たちと、主要登場人物の物語上の立ち位置を対照的に配置していたり、「ローマの休日」を意識した王族の姫と一般人との交流を描きながらそこにSFテイストを絡ませたりとなかなか意欲的なアイディアが盛り込まれています。
正直言うと個人的にはシリーズの中ではあまり好きな作品ではないのですが、取り敢えず久しぶりにゴジラをスクリーンで観られたのでそれだけで大体満足。
この映画、特撮面の見どころは何と言ってもキングギドラの操演。3つの首がそれぞれ別個に動きゴジラに絡みつく様はなかなかの迫力です。
ま、そうは言っても最大の見どころはモスラがゴジラとラドンに対し説得工作を試みてそれを小美人(ザ・ピーナッツ)が通訳する場面。あまりのシュールっぷりに脱力必至。必見(笑)!
神保町シアター、ゴジラ特集が終わったらそのまま東宝特撮特集に移るそうで、正直今だけ東京に通いたい気分。さすがにそんな事できませんが。ま、全部DVD持ってるし悔しくなんかないんだからね!
東海3県ではもう多くが姿を消してしまった名画座ですが、東京はまだまだ多くが独自の企画力で
存在感を示し続けています。東京を訪れた際には観光名所も良いですが、名画座に立ち寄ってみるのも一興ですよ。
先日ツイッター上で展開されたネタに「私のイメージCVは誰ですか?」をフォロワーさんに」聞くというのがあり、ちょっと乗っかってみたところ、来た返答が
小山力也、遊佐浩二、石田彰
幅広っ!全体的に説明キャラ的な雰囲気が漂う以外はまるで別ベクトルの声色です。
実はこの中で遊佐浩二だけは以前にも「声質が近い」と人に言われた事があり、今回もその名前が出たのでやっぱり近いのかな、という気がしましたね。
こんばんは、小島@監督です。
こういう質問で人のイメージを聞いてみるのもちょっと面白い。
さて、今回の映画は主演のマシュー・マコノヒーが先ごろアカデミー主演男優賞を獲得した「ダラス・バイヤーズ・クラブ」です。
1980年代半ば、テキサス。電気技師でありロデオカウボーイでもあるロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、連夜に渡り数多くの女性とのSEXを楽しんでいた。
ある日自宅であるトレーラーハウスに戻ったロンはそこで昏倒し次に目覚めた時には病院のベッドだった。そこでロンは自身がHIVウィルスに感染し余命30日を宣告される。
生き延びたい一心で死に物狂いに勉強するロンだったが、アメリカの承認薬の少なさに絶望し、代替薬を求めてメキシコへ渡る。メキシコで医師バス(グリフィン・ダン)から薬品と共に利権に絡むFDA(アメリカ食品医薬品局)の実態を聞かされたロンは代替薬の密輸を思いつき、入院中に知り合ったレイヨン(ジャレッド・レト)と共に未承認薬品提供組織「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を立ち上げるのだった。
80年代後半に実在した密輸組織とその発起人であったロン・ウッドルーフの後半生を虚実ないまぜにして描く物語です。
80年代はエイズの研究がようやく緒に就いたばかりで理解が現在ほどに無く、誤解と偏見が蔓延していた時期であり、またロック・ハドソン(1925年~1985年。「武器よさらば」「ジャイアンツ」などに出演した俳優。著名人として世界で初めてエイズ患者である事を公表した。)HIV感染と共にゲイであることを告白した事も「エイズ=ゲイ・レズの病気」という偏見に拍車を掛けました。この偏見は日本にも伝播し、オカマキャラに「エイズが移る」と揶揄する漫画も存在しました(読んだ覚えがあるけどタイトルまでは覚えてない)。保守層が強い南部テキサスではなおの事で、ロンがエイズと判明するやそれまでの友人は全てロンを「ゲイ野郎」と罵って離れて行き、電気技師の職まで失ってしまいます。
ロン自身もホモフォビア(同性愛嫌い)でしたが、ダラス・バイヤーズ・クラブのビジネスパートナーであるゲイのレイヨンとの関わりの中、性的マイノリティーへ向ける眼差しに少しずつ変化が現れるのがこの映画の見どころの一つになっています。
自身や組織の客の延命の為にメキシコを始めとした国々で低負担な未承認薬を追い求めるロンは、当然FDAやFBIに目を付けられる事になり、彼らの目をいかにかいくぐって薬を持ち込むかというレジスタンス的戦いも大きなポイントです。最終的に法廷闘争にまで発展する中、それでも自身のスタイルを曲げずに政府に向かって啖呵切ってみせるロンの姿はまさに不屈のカウボーイと言った趣です。
作中でも重要な位置づけにあるFDA認可の抗エイズ薬「AZT」は、しかし早い段階から強い副作用が知られていて低負担な薬品の早期承認を求める声が上がり、ロンのように密売組織を結成する者や激烈な政治活動を行う者が現れました。
映画は基本的にロンの視点で描かれ、俯瞰的な情報は少ないのである程度エイズについての沿革を予備知識として得ておくか、パンフレットを購入しておく方が良いかもしれません。
俳優の話に移るとアカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒーももちろんですが、ノミネートどまりだったとは言えレイヨン役のジャレッド・レトも目を引きます。両者ともエイズ患者を演じるためにクリスチャン・ベールみたいな減量をして臨んでおり、特にマコノヒーの病状が進むにつれてだんだん痩せて行くという神業には驚く以外ありません。
この作品、現代の実話を描いた物語ではありますが、死にゆく者が最後の輝きを見せるメロドラマというよりただの刹那的なチンピラが最終的に政府と真っ向戦いを挑む真のカウボーイへと変わりゆくさまを描くタフな成長譚です。
感動的な話で泣きたいというより、ロックな魂を感じて奮い立たせたい方にこそおすすめしたい1本。バーボンと共にどうぞ(笑)
小山力也、遊佐浩二、石田彰
幅広っ!全体的に説明キャラ的な雰囲気が漂う以外はまるで別ベクトルの声色です。
実はこの中で遊佐浩二だけは以前にも「声質が近い」と人に言われた事があり、今回もその名前が出たのでやっぱり近いのかな、という気がしましたね。
こんばんは、小島@監督です。
こういう質問で人のイメージを聞いてみるのもちょっと面白い。
さて、今回の映画は主演のマシュー・マコノヒーが先ごろアカデミー主演男優賞を獲得した「ダラス・バイヤーズ・クラブ」です。
1980年代半ば、テキサス。電気技師でありロデオカウボーイでもあるロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、連夜に渡り数多くの女性とのSEXを楽しんでいた。
ある日自宅であるトレーラーハウスに戻ったロンはそこで昏倒し次に目覚めた時には病院のベッドだった。そこでロンは自身がHIVウィルスに感染し余命30日を宣告される。
生き延びたい一心で死に物狂いに勉強するロンだったが、アメリカの承認薬の少なさに絶望し、代替薬を求めてメキシコへ渡る。メキシコで医師バス(グリフィン・ダン)から薬品と共に利権に絡むFDA(アメリカ食品医薬品局)の実態を聞かされたロンは代替薬の密輸を思いつき、入院中に知り合ったレイヨン(ジャレッド・レト)と共に未承認薬品提供組織「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を立ち上げるのだった。
80年代後半に実在した密輸組織とその発起人であったロン・ウッドルーフの後半生を虚実ないまぜにして描く物語です。
80年代はエイズの研究がようやく緒に就いたばかりで理解が現在ほどに無く、誤解と偏見が蔓延していた時期であり、またロック・ハドソン(1925年~1985年。「武器よさらば」「ジャイアンツ」などに出演した俳優。著名人として世界で初めてエイズ患者である事を公表した。)HIV感染と共にゲイであることを告白した事も「エイズ=ゲイ・レズの病気」という偏見に拍車を掛けました。この偏見は日本にも伝播し、オカマキャラに「エイズが移る」と揶揄する漫画も存在しました(読んだ覚えがあるけどタイトルまでは覚えてない)。保守層が強い南部テキサスではなおの事で、ロンがエイズと判明するやそれまでの友人は全てロンを「ゲイ野郎」と罵って離れて行き、電気技師の職まで失ってしまいます。
ロン自身もホモフォビア(同性愛嫌い)でしたが、ダラス・バイヤーズ・クラブのビジネスパートナーであるゲイのレイヨンとの関わりの中、性的マイノリティーへ向ける眼差しに少しずつ変化が現れるのがこの映画の見どころの一つになっています。
自身や組織の客の延命の為にメキシコを始めとした国々で低負担な未承認薬を追い求めるロンは、当然FDAやFBIに目を付けられる事になり、彼らの目をいかにかいくぐって薬を持ち込むかというレジスタンス的戦いも大きなポイントです。最終的に法廷闘争にまで発展する中、それでも自身のスタイルを曲げずに政府に向かって啖呵切ってみせるロンの姿はまさに不屈のカウボーイと言った趣です。
作中でも重要な位置づけにあるFDA認可の抗エイズ薬「AZT」は、しかし早い段階から強い副作用が知られていて低負担な薬品の早期承認を求める声が上がり、ロンのように密売組織を結成する者や激烈な政治活動を行う者が現れました。
映画は基本的にロンの視点で描かれ、俯瞰的な情報は少ないのである程度エイズについての沿革を予備知識として得ておくか、パンフレットを購入しておく方が良いかもしれません。
俳優の話に移るとアカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒーももちろんですが、ノミネートどまりだったとは言えレイヨン役のジャレッド・レトも目を引きます。両者ともエイズ患者を演じるためにクリスチャン・ベールみたいな減量をして臨んでおり、特にマコノヒーの病状が進むにつれてだんだん痩せて行くという神業には驚く以外ありません。
この作品、現代の実話を描いた物語ではありますが、死にゆく者が最後の輝きを見せるメロドラマというよりただの刹那的なチンピラが最終的に政府と真っ向戦いを挑む真のカウボーイへと変わりゆくさまを描くタフな成長譚です。
感動的な話で泣きたいというより、ロックな魂を感じて奮い立たせたい方にこそおすすめしたい1本。バーボンと共にどうぞ(笑)
ライブの余韻を引きずって、週末に週末に通算3度目のアイマス劇場版を観てきました。
基本的にリピーターとかしないタイプなので、同じ映画を3度リピートするなんて初めての経験です。
2度の鑑賞で観るべき所など既にほとんど押さえきってて単に気分を楽しむだけだと思っていたのにクライマックスのライブシーンで曲のイントロ始まった途端に落涙。自分の心に刻まれた余韻は自覚している以上に深かったようです。
こんばんは、小島@監督です。
最初どうしようかと思いましたけどツキノワさんの性格からして湿っぽいままなのは笑われてしまいそうですし、やっぱり今日も通常運転で行きますよ!
さて、今回の映画は今週7日より公開になる荒川弘原作のコミックの実写映画化「銀の匙 Silver Spoon」です。
現在ノイタミナ枠でアニメも放送中のコミックが映画化。ありがたい事に試写会で先んじて観る事が出来ました。ただアニメがフジ製作なのに対して映画はTBS製作なので上映前の作品紹介でアニメの事に一切触れないのにちょっと微妙な気持ちになりました(苦笑)
進学校への受験に失敗し、逃げるように大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾(中島健人)。将来の目標も夢も無い八軒は御影アキ(広瀬アリス)や駒場一郎(市川知宏)ら様々な目標を抱いている級友たちに劣等感を隠せない。そんな彼を待っていたのは矢継ぎ早に行われる実習や朝4時起きで始まる部活と言った農業高校ならではの濃密な日々だった。
アニメを観ている時も感じていたのですが、題材が題材なだけに上手に作れば実写化との親和性は高いだろうなと思っていたらその通りでした。
原作コミックやアニメとは違うのでデフォルメ化されたコミカルさは削がれてしまうものの牛や馬、豚と言った動物をそのまま使う分ある意味原作以上の説得力を持ち得たと言えるでしょう。
青春物としての軽やかさを残しながらも厳しい農業経営の実態を織り込み、敢えて屠畜のシーンをもやってみせた(さすがに映像は実習用の教育ビデオから借用したらしいですが)ことで、身近な「食品」への興味を持たせる事にも効果を上げています。
監督が不必要な盛り上がりを避けたのかいささか淡々と作り過ぎてるきらいがあり、いくつかのシーンではそれが逆効果に感じられる箇所もありましたが、全体的には優れた映画であるといえるでしょう。
俳優陣の演技もなかなかで、過剰さを排除した中島・広瀬・市川の主要3名の誠実な演技が見事です。
キャスティング面もヒロイン御影の家族が父・竹内力、祖父・石橋蓮司、叔父・哀川翔という農業より抗争が始まりそうなゴツいメンツがおかしいですし、誰が演じてるのかちょっと分からず仕舞いだったんですが稲田多摩子があまりにも多摩子でビビりました。良く見つけてきたな、あんな人。もっともさすがにトランスフォームはしませんが(笑)
原作の熱狂的なファンではないのでそう言う方たちにどこまで受け入れられるかはわかりませんが、クスリと笑えてちょっぴり泣けて「命」や「食品」について考えさせられる佳作です。
観てみる価値の作品だと思いますよ。興味のある方は是非。
余談ですが、この作品の試写会では主演2人(中島健人・広瀬アリス)の舞台挨拶があり、アイドルグループ「Sexy Zone」のメンバーでもある中島健人の登壇の瞬間は女性客からの歓声で場内が覆い尽くされて、初めて「黄色い声」ってやつを圧力で感じました。
ありゃ凄ぇ(笑)
基本的にリピーターとかしないタイプなので、同じ映画を3度リピートするなんて初めての経験です。
2度の鑑賞で観るべき所など既にほとんど押さえきってて単に気分を楽しむだけだと思っていたのにクライマックスのライブシーンで曲のイントロ始まった途端に落涙。自分の心に刻まれた余韻は自覚している以上に深かったようです。
こんばんは、小島@監督です。
最初どうしようかと思いましたけどツキノワさんの性格からして湿っぽいままなのは笑われてしまいそうですし、やっぱり今日も通常運転で行きますよ!
さて、今回の映画は今週7日より公開になる荒川弘原作のコミックの実写映画化「銀の匙 Silver Spoon」です。
現在ノイタミナ枠でアニメも放送中のコミックが映画化。ありがたい事に試写会で先んじて観る事が出来ました。ただアニメがフジ製作なのに対して映画はTBS製作なので上映前の作品紹介でアニメの事に一切触れないのにちょっと微妙な気持ちになりました(苦笑)
進学校への受験に失敗し、逃げるように大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾(中島健人)。将来の目標も夢も無い八軒は御影アキ(広瀬アリス)や駒場一郎(市川知宏)ら様々な目標を抱いている級友たちに劣等感を隠せない。そんな彼を待っていたのは矢継ぎ早に行われる実習や朝4時起きで始まる部活と言った農業高校ならではの濃密な日々だった。
アニメを観ている時も感じていたのですが、題材が題材なだけに上手に作れば実写化との親和性は高いだろうなと思っていたらその通りでした。
原作コミックやアニメとは違うのでデフォルメ化されたコミカルさは削がれてしまうものの牛や馬、豚と言った動物をそのまま使う分ある意味原作以上の説得力を持ち得たと言えるでしょう。
青春物としての軽やかさを残しながらも厳しい農業経営の実態を織り込み、敢えて屠畜のシーンをもやってみせた(さすがに映像は実習用の教育ビデオから借用したらしいですが)ことで、身近な「食品」への興味を持たせる事にも効果を上げています。
監督が不必要な盛り上がりを避けたのかいささか淡々と作り過ぎてるきらいがあり、いくつかのシーンではそれが逆効果に感じられる箇所もありましたが、全体的には優れた映画であるといえるでしょう。
俳優陣の演技もなかなかで、過剰さを排除した中島・広瀬・市川の主要3名の誠実な演技が見事です。
キャスティング面もヒロイン御影の家族が父・竹内力、祖父・石橋蓮司、叔父・哀川翔という農業より抗争が始まりそうなゴツいメンツがおかしいですし、誰が演じてるのかちょっと分からず仕舞いだったんですが稲田多摩子があまりにも多摩子でビビりました。良く見つけてきたな、あんな人。もっともさすがにトランスフォームはしませんが(笑)
原作の熱狂的なファンではないのでそう言う方たちにどこまで受け入れられるかはわかりませんが、クスリと笑えてちょっぴり泣けて「命」や「食品」について考えさせられる佳作です。
観てみる価値の作品だと思いますよ。興味のある方は是非。
余談ですが、この作品の試写会では主演2人(中島健人・広瀬アリス)の舞台挨拶があり、アイドルグループ「Sexy Zone」のメンバーでもある中島健人の登壇の瞬間は女性客からの歓声で場内が覆い尽くされて、初めて「黄色い声」ってやつを圧力で感じました。
ありゃ凄ぇ(笑)