ちゅうカラぶろぐ


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先日名古屋市美術館にて「松本零士展創作の旅路」を鑑賞しに行って来ました。2023年に没した漫画家松本零士の業績とロマンの源泉を多数の生原稿や原画、絵コンテで紹介する展示です。生原稿の迫力もさることながら、いわゆる「零士メーター」だけで1カテゴリー設けてあったのにクスッとなってしまいました。

 こんばんは、小島@監督です。
 松本零士展は名古屋市美術館にて6月7日まで!

 さて、今回の映画は「俺たちのアナコンダ」です。

 幼馴染のダグ(ジャック・ブラック)とグリフ(ポール・ラッド)は少年時代から映画を愛してきた。40代に差し掛かりダグは映画監督の夢を諦め結婚式のカメラマンとして生計を立て、グリフは俳優の夢を諦めきれずにいるものの成功とは程遠い日々を送っていた。
 地元のパーティーで再会した2人は少年時代のバイブルで長年の夢でもあった「アナコンダ」のリメイク実現を目指して動き出す。どうにか資金を集め、友人を引き連れて映画の撮影のためにアマゾンまで足を踏み入れたダグたちだったが本物の巨大アナコンダに遭遇してしまう。

 リメイクとかリブートとかいうものにこういうアプローチがあったかと、結構感心しました(笑)
 「ターミネーター2」や「ジュラシック・パーク」が映像表現に革新をもたらした1990年代は技術の進歩が映画の幅を広げ、多彩なジャンルで新機軸の作品が続々と生み出された時期です。技術革新の恩恵をある意味で1番享受したであろうジャンルの一つがモンスター映画だったように思います。そんな1997年に登場したのがアマゾンの奥地で調査隊が大蛇に襲われる恐怖を描いた「アナコンダ」です。当時新進気鋭だったジェニファー・ロペスやアイス・キューブを主演に迎え、エリック・ストルツ、オーウェン・ウィルソン、更に名優ジョン・ヴォイトも配した厚い出演陣と迫力のモンスター描写で、批評的には酷評気味でしたが人気を集め、何だかんだその後4作まで続編が作られるシリーズとなりました。アメリカ本国では日本で言うところの「コマンドー」や「バトルシップ」のようなカルト的人気を獲得しているようで、今作本編中でもそれを感じさせるセリフや描写が端々に登場します。

 そもそもがボンクラ映画な方なのにそんな原典に多大なリスペクトを送りつつユニークな視点で見せてくる一本です。
 ジャック・ブラックとポール・ラッドの漫才みたいな掛け合いで牽引しつつ、意気揚々とインディーズでアナコンダのリメイク作りに行ったら本物に襲われてしまいどんどん状況が悪化。少しずつギアが上がっていく様が楽しい。意図的に映画全体を大味で低予算のB級臭く作っていますが実際のところは結構手が込んでいる印象で、シーンによっては結構大きなセットを組んで撮影していて本当に何もかもが安っぽい映画ではない加減が絶妙です。言うて謎に壮大でハイテンションな映像で野ションするシーンがあったり予算の使い道の方向がちょいちょいアレですが。
 主人公たちを突き動かす動機がいわゆる「中年の危機」なので自分としてもちょっと身につまされるような感覚もあり、めっちゃくだらないことに違いは無いのですがそのくだらなさこそが楽しい一本。観終わったらだいたいすぐに忘れてしまいそうですが、エンターテインメントはそういうもので良いのです。
 幸いと言うべきか本国ではバカ売れしたそうで、これを機に本気で本家をリメイクしてくれても良いのよ(笑)

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