ちゅうカラぶろぐ


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昨日の有馬記念、レースを牽引したのは11番人気コスモキュランダ。結果的には2着でしたが「有馬記念に脇役はいない」というのを思い知らされました。

 こんばんは、小島@監督です。
 ええ、買った馬券は見事に惨敗でございます(苦笑)

 さて、今年最後の更新となる今回は恒例の「今年の5本」をお送りします。

⒈ 国宝
 今年1本選ぶとしたらやはりコレ。「今年を代表する映画になる」と書いたら本当になってしまいました。実写邦画の興収記録を塗り替えるまで行っちゃうとは思いませんでしたが。6月封切り作品なのに何とまだ上映が続いています。

⒉ トワイライト・ウォリアーズ/決戦!九龍城砦
 古き良き香港映画の熱さを今に蘇らせてくれる一本。クンフーに魂を震わせろ!硬直!!みんな大好きサモ・ハンも出ているぞ!Blu-ray/DVD発売中、またAmazonプライム・ビデオでの配信も始まりました。皆、年末年始にキメようぜ!

⒊ 教皇選挙
 教皇選挙の舞台裏で行われる暗闘とミステリー。荘厳な絵画のようなビジュアルと重厚な物語で観客を引き込みます。何の巡り合わせか公開中に本当にコンクラーベが始まったこともニュースになりました。Blu-ray/DVD発売中。各種プラットフォームにて配信中。

⒋ Flow
 世界が洪水に飲まれて行く中、一匹の猫の旅が始まる。セリフ無きアニメーションが魅せる豊かなイマジネーション。良く目にする日本アニメとは大きく文法が異なりますが、だからこその面白さがあります。Amazonプライム・ビデオにて配信中。

⒌ ビーキーパー
 今年は年明け一発目から豪速球が飛んで来ました。ステイサムが!最短最速でリベンジする!というお定まりの内容なのに異様に高いテンションで滅茶苦茶面白い。難しいものは要らない。こういうものが欲しくなる時の選択肢が増えました。Blu-ray/DVD発売中。Amazonプライム・ビデオにて配信中。

 今年5本選ぶならこんな感じ。何と全てが上半期公開作品。決して下半期が物足りないわけではなかったのですが、前半があまりに良すぎました。
 ここからはそれ以外で印象に残った作品をご紹介。こちらでも現在の視聴可能状況も記載しておきます。参考になれば幸いです。

・劇映画孤独のグルメ
 テレ東の名作ドラマがまさかの映画化。松重豊が主演だけでなく脚本と監督までこなしました。ドラマのフォーマットは維持しつつも普段とは違うテイストで楽しませてくれます。そしてやっぱりお腹が空きます(笑)。Blu-ray/DVD発売中。各種プラットフォームにて配信中。
・ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
 母から送られてきたビデオテープには失踪した弟が映っていた。ジャンプスケアも使わなければVFXも最小限という作りで、日本的な質感たっぷり味わえるホラーです。各種プラットフォームにて配信中。
・愛を耕すひと
 北欧の至宝マッツ・ミケルセンが母国デンマーク開拓史の英雄を演じた歴史ドラマ。できたそばからクラシックな風格漂う重厚な逸品。ラストシーンが清々しい余韻を残します。各種プラットフォームにて配信中。Blu-ray/DVDは今月ようやくリリースされました。
・ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-
 声優たちがラップバトルするメディアミックスプロジェクト「ヒプノシスマイク」のアニメ映画。観客の投票によって上映中に展開が変わるという他に類を見ないインタラクティブ性が新たなエンターテインメントの形を提示してくれました。2月公開作品なのに現在も断続的に上映が行われています。ただ、特殊な上映形態故かソフト化などはまだアナウンスされていません。
・ノー・アザー・ランド/故郷は他にない
・ネタニヤフ調書/汚職と戦争
 深刻な人道的危機に陥っているパレスチナ。世界的な注目度も高く様々なアプローチで数多くのドキュメンタリー映画が製作されました。立場や国籍を超えて手を取り合う2人のジャーナリストが作り上げた「ノー・アザー・ランド」、取調べのリーク映像を叩き台にネタニヤフを挑戦的に告発する「ネタニヤフ調書」、いずれも現状を変えたい切実な願いを感じる作品です。現在もジャーナリストや市井の人々がカメラやスマートフォンを手に現状を訴え続けています。1日も早い終結を祈って止みません。
 「ノー・アザー・ランド」はBlu-ray/DVD発売中、各種プラットフォームにて配信中。
 「ネタニヤフ調書」はミニシアターを中心に各地の映画館にて巡回上映中。
・名探偵コナン隻眼の残像
 今年のコナンは長野県を舞台に復讐と贖罪の物語が描かれます。普段はコミックリリーフな毛利小五郎が終始シリアスモードで映画を牽引し、大人たちの活躍が目立つ骨太な作品に仕上がっていました。Blu-ray/DVD発売中。
・罪人たち
 1932年アメリカ南部を舞台に人々とヴァンパイアの一夜の死闘が開幕します。ホラーを下敷きにしながらアメリカでの移民の歴史をブルースとケルティックミュージックの激突と共に描く異色作。Blu-ray/DVD発売中。各種プラットフォーム配信中。
・ミッションインポッシブル・ファイナルレコニング
 トム・クルーズがエージェント・イーサン・ハントを演じる人気シリーズの最新作は第1作からの30年間を網羅したまさに集大成。俳優が自らの肉体のみで限界に挑戦するアクションとスタントの迫力から見える矜持。トム・クルーズはやっぱり最後のムービースターです。Blu-ray/DVD発売中。各種プラットフォームにて配信中。
・スーパーマン
 何度目かのリブートとなるスーパーマン。ジェームズ・ガン監督の手腕が冴え渡り、新たなヒーローの誕生を高らかに歌い上げます。Blu-ray/DVD発売中。各種プラットフォームにて配信中。
・鬼滅の刃 無限城編第一章猗窩座再来
 劇場版三部作として最終章の幕が上がった鬼滅の刃。童磨、獪岳、そして猗窩座との死闘が濃密なドラマと共に描かれます。7月封切り作品ですが現在も上映中。第二章も待ち遠しい。
・宝島
 アメリカにも日本にも翻弄され続けてきた激動の戦後沖縄史を描く激情のドラマ。興業成績だけ見れば「国宝」に大きく水を空けられてしまいましたが、作品の質そのものは引けを取りません。沖縄を中心にロングラン上映が続いています。
・ファイナル・デッドブラッド
 15年ぶりに帰って来た「ファイナルデスティネーション」シリーズ最新作。日常の何気ない一コマを不穏に映す手腕が冴え、バリエーション豊富な死のピタゴラスイッチと、シリーズ全作を包括するストーリーと共に観客を惹きつけます。Blu-ray/DVD発売中。各種プラットフォームにて配信中。
・爆弾
 酔って警察に捕まった男は爆破を予告した。映画の半分は取調室の中で展開する、静と動のメリハリが効いたサスペンス。佐藤二郎、山田裕貴、染谷将太ら主演陣による火花散る珠玉の演技バトルが必見です。現在公開中。
・羅小黒戦記2ぼくらが選ぶ未来
 インディーズから出発し今や中国を代表するアニメとなった「羅小黒戦記」の最新作は手描きアニメの楽しさを更に進化させた映像に深化した物語が乗って非常に質の高い作品に仕上がっています。日本アニメの遺伝子が世界でも羽ばたいていることを実感できる一本。現在公開中。
・WEAPONS/ウェポンズ
 ひとクラス全員の子どもたちが消えた、異様な状況から邪悪に翻弄される人々を描きます。スティーブン・キングやディーン・クーンツを彷彿とさせるモダンホラーの快作。現在公開中。

 こんなところでしょうか。また今年はようやく「東京裁判」(1983)「七人の侍」(1954)のスクリーン鑑賞が叶ったり、「もののけ姫」「新世紀エヴァンゲリオンAir/まごころを、君に」(共に1997)と再会できたのも嬉しかったですね。
 来年はどんな映画に出会えるのでしょうか。それでは皆さん、良いお年を!

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