先週の休日、予定があって出かけたら電車が止まっていて駅で40分ほど足止め。当初の予定を変えざるを得なくなり観たいと思っていた映画も時間が合わなくなってしまいました。とは言え何か観ていきたいと時間が合うものを探したらいました。それが今回のコレ。
こんばんは、小島@監督です。
さて、そんなワケで今回の映画は「大長編タローマン万博大爆発」です。
1970年、日本は万博開催に沸き立っていた。しかし万博会場は突如奇獣と謎の集団の襲撃を受ける。彼らは2025年の未来から万博を消滅させるためにやって来たのだという。でたらめな奇獣に対抗するにはでたらめな力を必要としているが、未来は秩序と常識に満ち溢れでたらめな力は絶滅寸前にまで陥っていた。地球防衛軍「CBG」は万博を守るためタローマンともども未来へと向かう。
「1970年代に製作・放送された特撮ヒーロー番組」というコンセプトで画家・岡本太郎の作品と言葉をモチーフに製作された特撮番組、2022年突如としてNHKの深夜に現れ話題をかっさらった5分間のミニ番組「TAROMAN」がまさかの映画化。「1970年に製作された映画」という体裁で令和7年ではなく「昭和100年」としての2025年を舞台に、シュールレアリスム全開のでたらめな冒険がスクリーンで展開します。TVシリーズでの異質な視聴感の一翼を担ったと言っても良いサカナクション山口一郎による解説も当然のように盛り込まれ、基本的にTVシリーズと同じフォーマットながら映画としてちゃんとパッケージングされた作品になっています。
正直言って最初は本編は45分くらいで残りの時間全部タローマンが珍妙に踊ってるだけもあり得ると危惧していましたがそんなことはなくて安心しました(笑)
TVシリーズから全作を手掛けているのは藤井亮監督。長編映画はコレが初監督作になりますが、CMやMVなどで数々の実績のある人物です。電通在籍時代に手がけたサノヤス造船のCM「造船番長」シリーズや赤城乳業の「ガリガリ君」などで受賞歴もある藤井監督、2019年よりフリーとなり現在はショートフィルムの製作が活動のメインとなっているようですね。そんな彼の独自の映像世界が文字通り爆発しているのが今作です。
今となっては廃れつつあるアナログな特撮技法をふんだんに盛り込み、かつわざわざ映像を古めかしく見える加工を施して半世紀前の作品っぽく見せている手法は劇場版でも健在ながら、ここは敢えてこう言う古めかしい言い方をしますが「ブラウン管から飛び出して更に大暴れ」しているのが特徴で、大嘘を大真面目に吐き通すためにあらゆるアイディアが詰め込まれた「なんだこれは!?」な映像と展開が105分みっちり続きます。計算尽くでやっているのは分かるのですがそれにしたってトンチキ過ぎて追いつかない、「考えるな感じろ」過ぎるサイケな画のオンパレードでどうしようもなく面白いか全くもってつまらないかの2つに1つ、恐らく間はありません。
一応TVシリーズを観ているに越したことはないのですが、観ていた人たちでも良く分かってないので特に予備知識も要りません。気になるけど映画館まで足を運ぶのはちょっと怖いという方、YouTubeで公式が冒頭の4分ほどを配信しています。そこで観たものが105分続くと思っていただければだいたい合っているのでそれで決めてください。え?そんな電子ドラッグ耐えられそうにない?まあまあそう言わずせっかくならうっかり観に行ってしまいましょう。自分の中に毒を持つのです(笑)
こんばんは、小島@監督です。
さて、そんなワケで今回の映画は「大長編タローマン万博大爆発」です。
1970年、日本は万博開催に沸き立っていた。しかし万博会場は突如奇獣と謎の集団の襲撃を受ける。彼らは2025年の未来から万博を消滅させるためにやって来たのだという。でたらめな奇獣に対抗するにはでたらめな力を必要としているが、未来は秩序と常識に満ち溢れでたらめな力は絶滅寸前にまで陥っていた。地球防衛軍「CBG」は万博を守るためタローマンともども未来へと向かう。
「1970年代に製作・放送された特撮ヒーロー番組」というコンセプトで画家・岡本太郎の作品と言葉をモチーフに製作された特撮番組、2022年突如としてNHKの深夜に現れ話題をかっさらった5分間のミニ番組「TAROMAN」がまさかの映画化。「1970年に製作された映画」という体裁で令和7年ではなく「昭和100年」としての2025年を舞台に、シュールレアリスム全開のでたらめな冒険がスクリーンで展開します。TVシリーズでの異質な視聴感の一翼を担ったと言っても良いサカナクション山口一郎による解説も当然のように盛り込まれ、基本的にTVシリーズと同じフォーマットながら映画としてちゃんとパッケージングされた作品になっています。
正直言って最初は本編は45分くらいで残りの時間全部タローマンが珍妙に踊ってるだけもあり得ると危惧していましたがそんなことはなくて安心しました(笑)
TVシリーズから全作を手掛けているのは藤井亮監督。長編映画はコレが初監督作になりますが、CMやMVなどで数々の実績のある人物です。電通在籍時代に手がけたサノヤス造船のCM「造船番長」シリーズや赤城乳業の「ガリガリ君」などで受賞歴もある藤井監督、2019年よりフリーとなり現在はショートフィルムの製作が活動のメインとなっているようですね。そんな彼の独自の映像世界が文字通り爆発しているのが今作です。
今となっては廃れつつあるアナログな特撮技法をふんだんに盛り込み、かつわざわざ映像を古めかしく見える加工を施して半世紀前の作品っぽく見せている手法は劇場版でも健在ながら、ここは敢えてこう言う古めかしい言い方をしますが「ブラウン管から飛び出して更に大暴れ」しているのが特徴で、大嘘を大真面目に吐き通すためにあらゆるアイディアが詰め込まれた「なんだこれは!?」な映像と展開が105分みっちり続きます。計算尽くでやっているのは分かるのですがそれにしたってトンチキ過ぎて追いつかない、「考えるな感じろ」過ぎるサイケな画のオンパレードでどうしようもなく面白いか全くもってつまらないかの2つに1つ、恐らく間はありません。
一応TVシリーズを観ているに越したことはないのですが、観ていた人たちでも良く分かってないので特に予備知識も要りません。気になるけど映画館まで足を運ぶのはちょっと怖いという方、YouTubeで公式が冒頭の4分ほどを配信しています。そこで観たものが105分続くと思っていただければだいたい合っているのでそれで決めてください。え?そんな電子ドラッグ耐えられそうにない?まあまあそう言わずせっかくならうっかり観に行ってしまいましょう。自分の中に毒を持つのです(笑)
PR
この記事にコメントする