蓋を開ければ与党の大敗と既存のスタイルの限界が見えたような今回の参院選。皆さま投票には行かれましたでしょうか。こういう祭りは参加してこそです。旧来からの政党が伸び悩む一方で新興勢力も台頭する多党体制の兆しが見え、先行きがなかなか見えないですね。
こんばんは、小島@監督です。
いやでもホント取り敢えず手取りをもう少し増やしておくれ。
さて、今回の映画は「鬼滅の刃無限城編第一章猗窩座再来」です。
決戦の時は来た。産屋敷耀哉(声・森川智之)の策略により一度は鬼舞辻無惨(声・関俊彦)を追い詰めるに至るが、無惨は逆に鬼殺隊を無限城に追い込み全滅を図る。無数の鬼たちの襲来をかわしながら胡蝶しのぶ(声・早見沙織)は上弦の弐・童磨(声・宮野真守)と、我妻善逸(声・下野紘)は上弦の陸・獪岳(声・細谷佳正)と対峙する。そして竈門炭治郎(声・花江夏樹)と冨岡義勇(声・櫻井孝宏)は上弦の参・猗窩座(声・石田彰)と因縁の再会を果たす。
2020年、コロナ禍に喘いだ日本映画界を救い史上最高興収を叩き出した「鬼滅の刃無限列車編」、そこからTVシリーズにフィールドを戻して「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」と進みいよいよ最終章となる「無限城編」が三部作の劇場版として公開が始まりました。封切り後の初週は全国のシネコンで軒並み1日20回以上、中には40回に達する破格の上映体制が組まれ3連休というカレンダーも手伝ってその多くで満席かそれに近い集客を獲得し僅か3日で興収50億(!)を突破する勢いを見せています。
異様なほどの期待を背負っての公開となった今作ですが、さすがはufo table。軽々と超えて来ます。というか期待したものが最高純度でお出しされてくる時間がみっちり続く驚異の映像体験が待っています。
原作の主題と描写を吟味し整理できるところは整理しながらアニメでしかやれないカメラワークと表現に昇華させる映像、精緻な音響設計とフィルムに合わせて書き上げられた椎名豪・梶浦由紀コンビによる音楽のダイナミズム、「こんな演技できるの!?」と言いたくなるくらいに次から次へと飛び出す実力派声優たちの名演、これらが混然となり観客を圧倒する時間が155分間1秒も余さず続きます。
物語は「無限列車編」の終盤で突如登場し煉獄杏寿郎と死闘を繰り広げ、炭治郎たちにとってもターニングポイントとなった猗窩座との対決が中心となり、ちょうど「無限列車編」と対になっている構図です。「無限列車編」では単に強さに固執している面だけが強調されていた猗窩座の背景が明らかになります。「鬼滅の刃」という作品は鬼となった者のバックボーンが物語にがっちり組み込まれる時とそうでない時とあって、ハイボリュームなアクションで押す仕様はどれも変わらないものの「遊郭編」のように強く組み込まれてる時の方がドラマとしてより面白くなる傾向にあり、今作はまさにそのパターン。ドラマとアクションの高次元で充実しているだけでなく密度も恐ろしく高く、上映中何気無く腕時計を見たら「こんなにがっつり見せてもらえているのにまだ1時間ちょっとしか経ってない!?」という時間感覚がおかしくなるような密度をしています。
これ単体で既に尋常じゃない面白さながらこれでまだ第一章。まだいくつも山場が控えています。取り敢えず早く続きが観たい!という渇望を胸に劇場へ再度足へ運んでしまいたくなるので完全にチョロい(笑)現代日本における商業アニメーションの極致かつ最高峰、ネタバレに怯えるタイプの作品ではないので初動の過熱が落ち着いてからでも充分ですが是非スクリーンで味わっていただきたいですね。
こんばんは、小島@監督です。
いやでもホント取り敢えず手取りをもう少し増やしておくれ。
さて、今回の映画は「鬼滅の刃無限城編第一章猗窩座再来」です。
決戦の時は来た。産屋敷耀哉(声・森川智之)の策略により一度は鬼舞辻無惨(声・関俊彦)を追い詰めるに至るが、無惨は逆に鬼殺隊を無限城に追い込み全滅を図る。無数の鬼たちの襲来をかわしながら胡蝶しのぶ(声・早見沙織)は上弦の弐・童磨(声・宮野真守)と、我妻善逸(声・下野紘)は上弦の陸・獪岳(声・細谷佳正)と対峙する。そして竈門炭治郎(声・花江夏樹)と冨岡義勇(声・櫻井孝宏)は上弦の参・猗窩座(声・石田彰)と因縁の再会を果たす。
2020年、コロナ禍に喘いだ日本映画界を救い史上最高興収を叩き出した「鬼滅の刃無限列車編」、そこからTVシリーズにフィールドを戻して「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」と進みいよいよ最終章となる「無限城編」が三部作の劇場版として公開が始まりました。封切り後の初週は全国のシネコンで軒並み1日20回以上、中には40回に達する破格の上映体制が組まれ3連休というカレンダーも手伝ってその多くで満席かそれに近い集客を獲得し僅か3日で興収50億(!)を突破する勢いを見せています。
異様なほどの期待を背負っての公開となった今作ですが、さすがはufo table。軽々と超えて来ます。というか期待したものが最高純度でお出しされてくる時間がみっちり続く驚異の映像体験が待っています。
原作の主題と描写を吟味し整理できるところは整理しながらアニメでしかやれないカメラワークと表現に昇華させる映像、精緻な音響設計とフィルムに合わせて書き上げられた椎名豪・梶浦由紀コンビによる音楽のダイナミズム、「こんな演技できるの!?」と言いたくなるくらいに次から次へと飛び出す実力派声優たちの名演、これらが混然となり観客を圧倒する時間が155分間1秒も余さず続きます。
物語は「無限列車編」の終盤で突如登場し煉獄杏寿郎と死闘を繰り広げ、炭治郎たちにとってもターニングポイントとなった猗窩座との対決が中心となり、ちょうど「無限列車編」と対になっている構図です。「無限列車編」では単に強さに固執している面だけが強調されていた猗窩座の背景が明らかになります。「鬼滅の刃」という作品は鬼となった者のバックボーンが物語にがっちり組み込まれる時とそうでない時とあって、ハイボリュームなアクションで押す仕様はどれも変わらないものの「遊郭編」のように強く組み込まれてる時の方がドラマとしてより面白くなる傾向にあり、今作はまさにそのパターン。ドラマとアクションの高次元で充実しているだけでなく密度も恐ろしく高く、上映中何気無く腕時計を見たら「こんなにがっつり見せてもらえているのにまだ1時間ちょっとしか経ってない!?」という時間感覚がおかしくなるような密度をしています。
これ単体で既に尋常じゃない面白さながらこれでまだ第一章。まだいくつも山場が控えています。取り敢えず早く続きが観たい!という渇望を胸に劇場へ再度足へ運んでしまいたくなるので完全にチョロい(笑)現代日本における商業アニメーションの極致かつ最高峰、ネタバレに怯えるタイプの作品ではないので初動の過熱が落ち着いてからでも充分ですが是非スクリーンで味わっていただきたいですね。
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