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ちゅうカラぶろぐ


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先日弟夫婦が1歳半になる姪っ子を連れて自宅を来訪。歩き出して行動範囲も広くなり始めた可愛い盛り。それは良いのですが、迂闊に触ったりして怪我したり危ないものがないように事前に結構真面目に片付けて掃除したはずなのに何故そこに目を付けるのだ姪っ子。今日イチ興味を示すのがモップというのはどうなのだ姪っ子。まさかデラウェアを一房完食するとは思わなかったぞ姪っ子。

 こんばんは、小島@監督です。
 幼児の体力と好奇心油断できねえ!たった1日だけでぐったりでございましたよ。

 さて、今回の映画は「F1/エフワン」です。

 かつてF1レーサーとして将来を嘱望されていたソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)はあるクラッシュ事故をきっかけにF1の世界から離れ、今は様々なレースとチームを渡り歩く漂泊のレーサーとして古びたバンで寝泊まりする生活を送っていた。ある日、かつてのチームメイトであるルーベン・セルバンテス(ハビエル・バルデム)と再会したソニーは、ルーベンから彼がオーナーを務めるF1チーム「APX」のドライバーのオファーされる。APXは低迷を続けており残り9戦で結果を出せなければ売却される可能性があるという。複雑な思いを抱きながら、ソニーはサーキットへと向かっていた。

 なんとF1主催のリバティメディア全面協力、現役レーサーのルイス・ハミルトンがプロデューサーとしてクレジットされた破格のレース映画の登場です。主人公が所属するチーム以外の全てのチームとサーキットが実在のものが登場し、実際のレース中にも撮影が行われたという代物です。同じくF1レースをモチーフにした映画としては2013年に「ラッシュ/プライドと友情」という実在のレーサー・ジェームス・ハントとニキ・ラウダの活躍を描いた秀作がありましたが、史実映画の側面も強かった同作と違ってこちらはとことんエンタメ志向。
 監督ジョセフ・コシンスキー以下「トップガン・マーヴェリック」の主力スタッフが再結集。機材も労力も惜しまない贅沢さで映像と音響を作り上げ、観客をハイスピードの世界へ誘います。

 物語は身も蓋も無い言い方をすれば「トップガン・マーヴェリック」の地上版です。かつて天才を欲しいままにしたロートルが若者のメンターとなり、相互に影響し合ってやがてはロートルの中でも変化が生じていきクライマックスへと突入していく流れまでほぼそのまま。
 だからと言って観てて萎えると言うことはありません。レーサーのドライビングテクニックだけをクローズアップせず戦略技巧とピットワークにも重きを置いたストーリー展開は、結構ダーティーな手段をホイホイ使うソニーのスタイルと相まって未見性が高く、レースを魅力的に見せてくれます。
 ソニーとタッグを組む事になる若手レーサー・ジョシュア(ダムソン・イドリス)とのドラマもなかなかで、ソニーとジョシュア2人のキャラクターを存分に描けていることがクライマックスの面白さに繋がっていて終盤は最高にアガリます。
 まあソニーが30年以上一線離れていて根本から往時とは変わっているはずのF1マシンをサラッと使えていることが一番リアリティ無いのですがそこをツッコむのは野暮ってものでしょう(笑)

 その映像と音響の迫力から可能ならIMAXやDolby cinemaなどのラージフォーマットで味わって欲しい一本。なのですが、あと2週間で超大物「鬼滅の刃」が公開されるとそちらに全部持って行かれてしまいそうなので興味のある方はお早めに。

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