数年前からの懸案事項でもあり、また自治体から配布されたクーポンの期限が迫っていたのもあって先日風疹のワクチン(正確には風疹麻疹混合ワクチン)を打ってきました。いやそれは良いのですが、確かに基本的には子どもが打つものだからか病院で接種のために案内されたところが小児科!!四十代後半のおっさんが1人で小児科の待合室で順番待ちしてるとか何かの罰ゲームとしか。取り敢えずちゃっちゃと終えられて良かった。
こんばんは、小島@監督です。
接種からさして日をおかずに東京で麻疹患者が出たというニュースが。期せずして備えもできたようでしばらく居心地の悪い思いをした甲斐もあったというもの。
さて、今回の映画は「機動戦士ガンダムジークアクス・ビギニング」です。
スペースコロニーで平和に暮らしていた女子高生アマテ(声・黒沢ともよ)は、戦争難民の少女ニャアン(声・石川由依)と予期せぬ出会いを果たしたことで非合法なモビルスーツ競技「クランバトル」に足を踏み入れた。アマテは軍と警察双方から追われている謎めいた少年シュウジ(声・土屋神葉)とともにクランバトルに挑む事になる。
よもやこれほどとはな!
ロボットアニメの雄サンライズと、「エヴァンゲリオン」のカラーという2大スタジオがタッグを組んだ新作「機動戦士ガンダムジークアクス」、監督に「フリクリ」「トップをねらえ!2」の鶴巻和哉、シリーズ構成に「少女革命ウテナ」「STAR DRIVER 輝きのタクト」の榎戸洋司、さらに脚本や絵コンテの一部には庵野秀明も迎えてのまさに大型企画。そのお披露目としてTVシリーズ放送に先駆け序盤部分を劇場用に再構築してフォーマットされた「ビギニング」が現在公開中です。
まさかこう来るとは!!という驚きに満ちた作品です。
正直なところあくまで序章で、これで物語の全容が見えるわけではないですし観たところで特に強めの感想とか言わずに素通りするつもりでいたのですがあまりの衝撃にちょっと黙ってられそうになく(笑)
と言っても迂闊に書くと一番美味しいところをポロッとネタバレしてしまいそうで何も書けないのですが。
第1作から45年が経過し半世紀も見えてきてシリーズとして厚みが増してきたと同時に飽和状態になりつつあった「ガンダム」、だいぶ語り尽くされたように思えたこのシリーズにもまだこのような鉱脈があるのかという驚きと、それを超一流のスタッフが料理するとこう言ったものが出来上がるのかという驚きに同時波状攻撃されて謎の興奮を味わえました。
面白いのは「鶴巻監督の作品に参加してるだけ」というスタンスだとインタビューで答えていた庵野秀明が自身の世界観を譲る気は無く鶴巻和哉監督にとんでもない無茶振りをし、鶴巻監督もそれに見事に応えて全く異質な2つの世界観がシームレスに同居しており、ガンダムという土台の上にクリエイターそれぞれが持つビジョンの違いをガチンコで戦わせることで強烈にエネルギッシュなうねりを産んでいます。
また、観ていて思ったのですが「物語の序盤部分を再構築」という今作、単純に1〜4話くらいをまとめたのではないような。特にあのプロローグはこの劇場版だけのエピソードかあるいは放送話としてはもっとずっと後、15話あたりで語る内容なのではないか、という気がします。
無論「ビギニング」故に全く完結はしておらず現時点で評価を固めるのは早計ですが、これから先の放送開始が非常に楽しみ。というか良いから早く観せてほしい。そう思わされた時点でこの先行上映は大成功でしょう。TVシリーズのものとは言いながらスクリーンに負けないほど映像のレベルも高く、その点でも先が楽しみです。ただ間違い無く「旬」を捕まえている作品ですし個性の強いクリエイターがバチバチやってるのを観ているだけでも楽しいので、放送開始を待てば良いと思っている方も上映中に機会を捕まえて観に行って頂きたいですね。
こんばんは、小島@監督です。
接種からさして日をおかずに東京で麻疹患者が出たというニュースが。期せずして備えもできたようでしばらく居心地の悪い思いをした甲斐もあったというもの。
さて、今回の映画は「機動戦士ガンダムジークアクス・ビギニング」です。
スペースコロニーで平和に暮らしていた女子高生アマテ(声・黒沢ともよ)は、戦争難民の少女ニャアン(声・石川由依)と予期せぬ出会いを果たしたことで非合法なモビルスーツ競技「クランバトル」に足を踏み入れた。アマテは軍と警察双方から追われている謎めいた少年シュウジ(声・土屋神葉)とともにクランバトルに挑む事になる。
よもやこれほどとはな!
ロボットアニメの雄サンライズと、「エヴァンゲリオン」のカラーという2大スタジオがタッグを組んだ新作「機動戦士ガンダムジークアクス」、監督に「フリクリ」「トップをねらえ!2」の鶴巻和哉、シリーズ構成に「少女革命ウテナ」「STAR DRIVER 輝きのタクト」の榎戸洋司、さらに脚本や絵コンテの一部には庵野秀明も迎えてのまさに大型企画。そのお披露目としてTVシリーズ放送に先駆け序盤部分を劇場用に再構築してフォーマットされた「ビギニング」が現在公開中です。
まさかこう来るとは!!という驚きに満ちた作品です。
正直なところあくまで序章で、これで物語の全容が見えるわけではないですし観たところで特に強めの感想とか言わずに素通りするつもりでいたのですがあまりの衝撃にちょっと黙ってられそうになく(笑)
と言っても迂闊に書くと一番美味しいところをポロッとネタバレしてしまいそうで何も書けないのですが。
第1作から45年が経過し半世紀も見えてきてシリーズとして厚みが増してきたと同時に飽和状態になりつつあった「ガンダム」、だいぶ語り尽くされたように思えたこのシリーズにもまだこのような鉱脈があるのかという驚きと、それを超一流のスタッフが料理するとこう言ったものが出来上がるのかという驚きに同時波状攻撃されて謎の興奮を味わえました。
面白いのは「鶴巻監督の作品に参加してるだけ」というスタンスだとインタビューで答えていた庵野秀明が自身の世界観を譲る気は無く鶴巻和哉監督にとんでもない無茶振りをし、鶴巻監督もそれに見事に応えて全く異質な2つの世界観がシームレスに同居しており、ガンダムという土台の上にクリエイターそれぞれが持つビジョンの違いをガチンコで戦わせることで強烈にエネルギッシュなうねりを産んでいます。
また、観ていて思ったのですが「物語の序盤部分を再構築」という今作、単純に1〜4話くらいをまとめたのではないような。特にあのプロローグはこの劇場版だけのエピソードかあるいは放送話としてはもっとずっと後、15話あたりで語る内容なのではないか、という気がします。
無論「ビギニング」故に全く完結はしておらず現時点で評価を固めるのは早計ですが、これから先の放送開始が非常に楽しみ。というか良いから早く観せてほしい。そう思わされた時点でこの先行上映は大成功でしょう。TVシリーズのものとは言いながらスクリーンに負けないほど映像のレベルも高く、その点でも先が楽しみです。ただ間違い無く「旬」を捕まえている作品ですし個性の強いクリエイターがバチバチやってるのを観ているだけでも楽しいので、放送開始を待てば良いと思っている方も上映中に機会を捕まえて観に行って頂きたいですね。
PR
この記事にコメントする