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ちゅうカラぶろぐ


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大河ドラマ「光る君へ」が昨日最終回を迎えました。後に紫式部と呼ばれるようになる女性・まひろを主人公に、藤原道長との恋物語を軸に女流文学の開花や光と闇が渦巻く摂関政治只中の平安時代を見事に描き切ってくれました。「源氏物語」「枕草子」と言った古典文学を身近に感じさせてくれ、遠い昔ただ試験勉強のために暗記したに過ぎないあれこれがドラマを楽しむ下地になってくれた感覚は他に類を見ません。劇中のセットや衣装も美しく、つい美術解説書を購入してしまいましたよ。まだ余韻が消えず今かなりロスな気分を味わっています。

 こんばんは、小島@監督です。
 年明けからスタートの次作「べらぼう」も楽しみではありますが、もう少し「光る君へ」の世界に浸っていたい思いもあり、ちょっと複雑。

 先週末、幕張メッセまで 「THE IDOLM@STER M@STER EXPO」 に行って来ました。来年で20周年を迎える「アイドルマスター」、そのメモリアルイヤーの先駆けとしてこれまでアイマスを構成してきた全部を一堂に介したイベントです。
 ステージではライブやトークショーがあり、各ブランドのオフィシャルの展示に加えて企業展示ブースもあり、キッチンカーではコラボ飲食が提供され、謎解きやDJブースまであってまさに全部盛り。

 ライブについても出演している声優自身がパフォーマンスするミニライブもありましたが、メインは「LIVE SHOW CASE」と題してここ数年度々公演が行われてきた「キャラクター自身がパフォーマンスするライブ」を1日4ステージ上演。私もDay1の「シンデレラガールズ」のステージを鑑賞しました。出演者は久川颯、久川凪、高垣楓、速水奏、安部菜々、佐藤心の6人。声優が出演するリアルライブでは高垣楓役早見沙織さんが多忙を極めていますし、佐藤心役花守ゆみりさんは膝に故障を抱えていてステージでのパフォーマンスが現状望めないという事情もあり、ちょっとした夢の共演状態でした。個性派なメンバーがメタなネタを放り込んだり他のブランドをダシにしてでも力尽くでアゲにかかる演出はまさにデレマスらしいノリで、約60分程度とは言え実に濃密な時間でした。これが2日間で5ブランド計8ステージあるのだから物量も大したものです。

 アイマスが他のIPと比較して抜きん出て特徴的である点、と言えばファン即ち「プロデューサー」たちが例えば「ニコマス」と呼ばれた動画群がニコニコ動画で一大ジャンルを形成したことなど草創期から積極的に発信し続けてきたことが挙げられるでしょう。近年でも遂に実際にコラボるまでに至った高槻市と高槻やよいのような例に代表した、企業や自治体とのコラボレーションもこうした遺伝子のなせる技と言って差し支えないところです。このメーカーとユーザーの一種の共犯関係ももちろんEXPOには盛り込まれ、会場内で掲示する応援幕の公募や同人製作のエリアが設けられサークル参加した方たちによる同人誌やグッズの頒布、模型やフィギュア、切り絵、スノーボード等の展示が行われて即売会としての性格も有し、更に屋外エリアでは痛車の展示まで行われていました。中核スタッフも積極的に来場者に話しかけたりしていたようで、実は私も名刺交換させていただいた方がいます。名刺や入場時などに配布されたフレークシールの交換のためのスペースまであったのも「らしい」ところ。

 様々なユーザーの「アイ」を表現・発信する場とこれまでを形作ってきた全部を盛り込みつつ、今年リリースされた「学園アイドルマスター」出演者のミニライブや虚構と現実の間を行くVtuber「Vα-LIV(ヴイアライヴ)」3人のステージにこれから先の未来への期待も感じさせ、一つの祭りとして素晴らしいイベントだったと思います。さすがに初めての試み故にところどころ不具合も見受けられましたのでそこを踏まえて第2回があると嬉しいですね。
 あと実は当日ちょっと体調が今ひとつで宿泊ではなく日帰りにしてしまったためちょっと不完全燃焼なところもあるのでリベンジの機会が欲しいっす(苦笑)

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