4月に存在を知って以降、何だかんだ月1回くらいのペースでライブを観に行ってしまっているアイドルユニット「THE ENCORE」、仕事上がりにスーツ姿のままで行ったりすることが多いのと普段でもジャケットを良く着ているのがライブハウスでは実はちょっぴり浮いていたらしく、先日特典会(ライブ後にアイドルの人にサインもらったりチェキ撮ったりする場。という認識で良いはず)でメンバーの方にどうやら私は「たまに現れるスーツのおじさん」で覚えられているらしいと知って変な笑いが。
こんばんは、小島@監督です。
これはもう後方プロデューサー面を通すしかない。
さて、今回の映画は「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ!ゲームの世界で大冒険」です。
人気ゲーム「ドキドキ♡タヌキングダム」で遊ぶために集まったいろは(声・種崎敦美)たち。ところが突然怪し気なタヌキのような存在が現れゲームの世界に吸い込まれてしまう。いろはとはぐれてしまった飼い犬のこむぎ(声・長縄まりあ)はいろはと再会するために猫のユキ(声・松田颯水)と共にゲームの世界でタヌキたちとの対決に挑む。一方、辛うじてゲームに吸い込まれることなく済んだ悟(声・寺島拓篤)は現実世界からいろはたちを救おうと行動を開始する。
はい、今年もやってまいりましたプリキュアの季節。当然のようにちゃんと観に行っております。主人公が犬、というところが目を引く今年の「わんだふるぷりきゅあ!」、飼い主であるいろはと共に変身しバディとして困難に立ち向かいます。動物との絆がメインテーマである「わんぷり」は後半に差し掛かり人間の手により絶滅した動物が人間への憎悪を持って登場し、物語が転機を迎えています。TVシリーズの陰影が深くなり始めた中で公開された今回の劇場版は、核となるメインテーマはそのままにサプライズとお祭り感で彩る作品になっています。
率直な感想を言うと、「軸は定まっているのに付加要素が多すぎて散らかっているように見える」印象です。今回ゲストとして「魔法つかいプリキュア!」と「ひろがるスカイ!プリキュア」のメンバーが揃って登場するほか、サプライズでイケボを披露するアイツがいることも相まって非常に画面は賑やかかつ華やかです。ただ結果的にそれらの要素が本筋の掘り下げを妨げてしまっています。今作の脚本は「アイカツ!」シリーズや「アイドルマスターミリオンライブ」など群像劇の差配に定評のある加藤陽一が手掛けていますが、さすがに尺に対して入れるべき人物とやるべきことが多すぎたようでまとまり切ってないと言わざるを得ません。
一方でゲーム世界でのデフォルメの効いたビジュアルは可愛らしく、手を変え品を変えの様々なステージで躍動する、何ならダンスまでするファンシーさはTVシリーズと上手く差別化が図れていてポイントが高く、何だかんだゲームの世界にいる状況を楽しんでしまっているこむぎやユキの言動と合わせて心地良い楽しさを提供できているように思えます。
シリーズ20周年という節目を圧倒的ボリュームで飾ってみせた昨年の「プリキュアオールスターズF」のような重厚感はありませんが、「ちゃんとお子様の方を向いている映画」という意味ではじゅうぶん及第点の一本です。場内の照明を落とし切らず音量も少し絞った小さなお子様連れを対象として「デビュー上映会」の定番プログラムになっているプリキュアとしてはこの視座は無くさないで欲しいですね。
そんなこと言ってる私、プリキュアを映画の方も観るようになってもうすぐ15年!よもやこんなに長い付き合いになるとは(笑)
こんばんは、小島@監督です。
これはもう後方プロデューサー面を通すしかない。
さて、今回の映画は「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ!ゲームの世界で大冒険」です。
人気ゲーム「ドキドキ♡タヌキングダム」で遊ぶために集まったいろは(声・種崎敦美)たち。ところが突然怪し気なタヌキのような存在が現れゲームの世界に吸い込まれてしまう。いろはとはぐれてしまった飼い犬のこむぎ(声・長縄まりあ)はいろはと再会するために猫のユキ(声・松田颯水)と共にゲームの世界でタヌキたちとの対決に挑む。一方、辛うじてゲームに吸い込まれることなく済んだ悟(声・寺島拓篤)は現実世界からいろはたちを救おうと行動を開始する。
はい、今年もやってまいりましたプリキュアの季節。当然のようにちゃんと観に行っております。主人公が犬、というところが目を引く今年の「わんだふるぷりきゅあ!」、飼い主であるいろはと共に変身しバディとして困難に立ち向かいます。動物との絆がメインテーマである「わんぷり」は後半に差し掛かり人間の手により絶滅した動物が人間への憎悪を持って登場し、物語が転機を迎えています。TVシリーズの陰影が深くなり始めた中で公開された今回の劇場版は、核となるメインテーマはそのままにサプライズとお祭り感で彩る作品になっています。
率直な感想を言うと、「軸は定まっているのに付加要素が多すぎて散らかっているように見える」印象です。今回ゲストとして「魔法つかいプリキュア!」と「ひろがるスカイ!プリキュア」のメンバーが揃って登場するほか、サプライズでイケボを披露するアイツがいることも相まって非常に画面は賑やかかつ華やかです。ただ結果的にそれらの要素が本筋の掘り下げを妨げてしまっています。今作の脚本は「アイカツ!」シリーズや「アイドルマスターミリオンライブ」など群像劇の差配に定評のある加藤陽一が手掛けていますが、さすがに尺に対して入れるべき人物とやるべきことが多すぎたようでまとまり切ってないと言わざるを得ません。
一方でゲーム世界でのデフォルメの効いたビジュアルは可愛らしく、手を変え品を変えの様々なステージで躍動する、何ならダンスまでするファンシーさはTVシリーズと上手く差別化が図れていてポイントが高く、何だかんだゲームの世界にいる状況を楽しんでしまっているこむぎやユキの言動と合わせて心地良い楽しさを提供できているように思えます。
シリーズ20周年という節目を圧倒的ボリュームで飾ってみせた昨年の「プリキュアオールスターズF」のような重厚感はありませんが、「ちゃんとお子様の方を向いている映画」という意味ではじゅうぶん及第点の一本です。場内の照明を落とし切らず音量も少し絞った小さなお子様連れを対象として「デビュー上映会」の定番プログラムになっているプリキュアとしてはこの視座は無くさないで欲しいですね。
そんなこと言ってる私、プリキュアを映画の方も観るようになってもうすぐ15年!よもやこんなに長い付き合いになるとは(笑)
PR
この記事にコメントする