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ちゅうカラぶろぐ


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今週半ばに東海地方を直撃するかに思われた台風10号が進路を西へ西へと変えて行ってどうやら日本を縦断していくようなコースに。東海地方はむしろ週末に直撃しそうでそれはそれで戦々恐々。

 こんばんは、小島@監督です。
 何にしても大事にならないと良いのですが。

 さて、昨日一昨日とロームシアター京都で開催された「アイドルマスター」のライブイベント「961 PRODUCTION presents 『Re:FLAME』 」を観に行って来ました。
 演じる声優たちが実際に歌い踊るリアルイベントの現在の潮流の嚆矢の一つと言っていい「アイドルマスター」ですが、2018年頃からいわゆるxR技術を活用して声優ではなくキャラクターそのものがオンステージするライブイベントを開催するようになりました。今年に入ってからも既に「菊地 真 ・ 萩原 雪歩 twin live “ はんげつであえたら ”」や「315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE 」などが開催されています。もちろん声を当てているのは声優の方たちなので歌曲は事前収録や過去のアーカイブ音源からの採録、MCはイベントの趣旨によって収録だったり生だったりするようですが、キャラクターの実在性を強く演出して見せることを最大の特徴として、これまでのライブイベントとはひと味違う没入感を作り出します。

 今回「出演」したのは星井美希、我那覇響、四条貴音の3人。2009年にPSP用ソフトとして発売された「THE IDOLM@STER SP」で大手プロダクションである961プロが送り込むライバルユニット「Project fairy」のメンバーとして登場します。ゲームの方ではエピローグで主人公であるプロデューサーが所属する765プロへ移籍してくることになり、2011年放送のTVアニメやそれ以降にリリースされたゲームでは最初から765プロのアイドルとして登場しますが、今回のライブでは961プロのアイドルユニットとして961プロ社長黒井崇男プロデュースという体で進行しました。

 先述の「はんげつであえたら」もそうだったのですが、このイベント、配信で観るのと現地で鑑賞するのとではガラリと雰囲気が変わります。配信の方ではカメラワークのフル活用に加えて特殊効果なども積極的に取り入れて非常にダイナミックかつ洗練された映像作品を観ているような印象です。一方で現地ではスクリーンに映像を投影するものの実際にステージにセットが組まれスポットライトやレーザー光線と言った演出装置も使われて本当のアイドルライブのように見せており、映像も正面アングル固定でキャラクターが曲の終わりに暗転して舞台袖に捌けたり立ち位置を変えたりするのがうっすら見えるのもリアルです。

 そんなライブのセットリスト、今回のイベントに合わせて作られた新曲を除くとほとんどが10年以上前の楽曲で固められて、古参の私大歓喜。特にアンコールで使われた「Colorful days」は前が私が初めてアイマスライブを現地で観た5th anniversary以来実に14年ぶりという披露で湧き出る感慨でうっかり涙目。古いと言っても多くでリアレンジが施され楽曲のパワーを再認識させてくれ、懐古趣味に囚われていないのが良いですね。

 イベントの終わりにはお見送り会と称して3人がエントランスロビーで観客に挨拶(何とここは生で客にリアクションしてくれる!)という趣向もあり、最後まで実在感の演出に手を抜かないところは見事でした。
 こういうやり方と見せ方があるのかと終始感心と興奮しっぱなしの時間でした。アイマス、まだまだ熱い鉱脈があるぜ。

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