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  <title>ちゅうカラぶろぐ</title>
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  <description>「中部からの歌声」（通称：ちゅうカラ）は、名古屋を拠点に「思いっきりカラオケでアニメソングを歌いたい！」という仲間が集まって活動している、1997年発足のアニソン限定カラオケサークルです。</description>
  <lastBuildDate>Sun, 28 Jun 2026 05:26:14 GMT</lastBuildDate>
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  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <title>天へ到る道</title>
    <description>
    <![CDATA[ちょっとお誘いを受けまして、先日ヴォーカリストTRUEさんのライブツアー「乱舞」の名古屋公演に行って来ました。TRUEさんのライブに行くのは実に9年ぶり。国内のホールやライブハウスだけでなく海外公演も予定されているこのツアー、名古屋公演では「響け！ユーフォニアム」「アイカツ！」現在放送中の「MAO」に加えて、ツアーらしい企画として「ご当地アニソンカバー」と題し「メダリスト」や「負けヒロインが多すぎる！」のエンディングをカバーしてくれたりとバラエティに富んだ充実のセットリスト。衰え知らずのパワーに円熟味が増したヴォーカルは情熱的でいて心地良く、終始ぶちアガれる素晴らしいライブでした。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　やはり生音は良い。それなりにアイドルライブには足を運んでいたりするけれど、音に浸れるライブはまた格別。<br />
<br />
　さて、今回の映画は<strong>「シラート」</strong>です。<br />
<br />
　スペイン人のルイス(セルジ・ロペス)と息子のエステバン(ブルーノ・ヌニェス・アルホナ)は、レイブパーティーの後に消息を絶った娘を探すためモロッコにやって来た。砂漠で行われるレイブパーティー会場にたどり着き方々で娘の行方を聞いて回るがなかなか成果は上げられない。<br />
　そんな中、突如軍隊が現れレイブは中止になり、会場から客たちを追い出し始めた。客たちの中に軍隊の誘導を振り切り次のレイブ会場へ向かう者たちがいた。ルイスは彼らの後をつけ同行させて欲しいと願い出るのだが。<br />
<br />
　「シラート」、それは道。天国へ到る道。心清き者には通れる幅があるが不信心者には髪の毛よりも細く剣よりも鋭くなるという。<br />
　砂漠にスピーカーが設置されていき、大音響でハードコアテクノが流れる、やがてどこからか人が集まって来る。映画冒頭の数分間、セリフ無く展開するこれらの映像はどこかプリミティブな宗教儀式を捉えたドキュメンタリーのよう。そこにルイスとエステバン親子が登場し、物語が動き始める。のですが、この映画、「親子2人が娘を探している」以外の情報はほぼ提示されないに等しく、物語を追うものとして観ることは実質無意味に等しいです。「地獄の黙示録」「恐怖の報酬」(ウィリアム・フリードキン監督の方)「マッドマックス：怒りのデス・ロード」、類似性を感じさせるタイトルが思い浮かぶ方も多いでしょうがそのどれとも似ているようで似ていません。ある意味で確かに唯一無二の映画です。<br />
<br />
　ハードコアテクノやトランスミュージックが全編に渡りスクリーンのスピーカーを震わせており、音にほとんど空白が無い一方で物語の進行は至ってスローペースで全てが断片的、余白が多くその歪な感覚が奇妙な不安を見る者にもたらします。<br />
　そしてその不安は唐突に顕在化します。それこそ段取りも伏線も予兆すらも無く。<br />
　そこからはまさに「シラート」というタイトルが示す通りにか細い道を辿って行くかのごとく、異様な緊張感がトランスミュージックと共に襲ってきます。それはクレタ島のラビリントスに赴くテセウスがアリアドネから託された玉糸のようでもあり、「神曲」においてベアトリーチェを探し求めるダンテが地獄から煉獄、天国への旅路のようでもあり。宗教的なイメージを喚起させられる方も多いでしょう。<br />
<br />
　映画を映画館で観るということ、それを体感すること、その「体験」そのものに意味がある、面白いつまらないを超えた先にそれがある、「シラート」はそういうタイプの作品です。たとえ観てる途中で睡魔に負けてしまったとしてもちゃんと「意味」は残ります。言い換えましょう、ちょっとでも興味が湧いたなら絶対に映画館へ観に行ってください。はっきり言って数ヶ月後か一年後かに配信に乗るようになったとして、自宅で観ても1mmも面白くないです。一度観たことのある人が追体験として観る以外にそこには何の「意味」も残っていません。スクリーンで観たところで必ずしも「面白かった」と言える作品でもありませんが、本気で何かを突き刺して来る意思は感じられるはず。これは現代のストーリーへの哲学と主義の真逆を行く価値観、映画が持つ可能性の一つの提示です。]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4498/</link>
    <pubDate>Mon, 22 Jun 2026 12:18:32 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>おのれビ・ハン！！</title>
    <description>
    <![CDATA[昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。<br />
　多数の初参加の方々、思いのほかヒートアップしたじゃんけん大会と良い盛り上がりを見せて非常に楽しい1日でした。私も人数少なめな部屋にいたので文字通りしこたま歌えましたし、宝塚記念ビューイングも素晴らしいレースを共有できて最高でした。馬券はハズレましたが(苦笑)<br />
　じゃんけん大会に私が提供したワイン、ル・ミリュウのワインは以前から注目していて一度どこかで味を確かめてみないとな〜と思っていましたが、身近な人が関わっているという理由で購入する日が来るとは。獲得した方は楽しんで頂けると嬉しいです。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　それにしても今更ながらにJOYSOUNDに「機甲警察メタルジャック」のテーマ曲が入ってないのを知ってしまったのが残念だ。リクエストしようかな。<br />
<br />
　さて、今回の映画は<strong>「モータル・コンバット／ネクストラウンド」</strong>です。<br />
<br />
　人間界と魔界の命運を賭け選ばれた者たちが戦う武闘大会「モータル・コンバット」、人間界は既に9度の敗退を喫し、あと1度敗れれば魔界の支配下に堕ちてしまうところまで来ていた。人間界の守護神ライデン(浅野忠信)は新たな戦士としてかつてハリウッドで一世を風靡したアクションスター・ジョニー・ケイジ(カール・アーバン)を召喚し、魔界の王シャオ・カーン(マーティン・フォード)との最終決戦に挑む。<br />
<br />
　飛び散る血飛沫吹っ飛ぶ腕、時には脊髄ごと首を引き抜いちゃったりするゴア描写満載の格闘ゲーム「モータルコンバット」、特に北米ではゲームソフトのレーティング審査機関「ESRB」設立の契機になったとも言われゲーム史にその名を刻むタイトルでもあります。1995年に一度ポール・W・S・アンダーソンを監督として映画が製作され2年後の1997年に続編も製作されました。その後2021年にストーリーや世界観を一新した実写映画が製作・公開され好評を得て、スタッフ・キャスト陣が続投する形で第2作が製作されました。興味深いのは前作今作共に監督を務めたサイモン・マッコイドという人物、オーストラリア出身で数本の短編を手掛けた以外のフィルモグラフィは「モータル・コンバット」2本のみという経歴で、現状ほぼ「モータル・コンバット」を撮るためだけに発掘されたような人材です。いやホントどういう経緯で見出されたのか。こういう人物に製作費数千万ドル規模の作品が任されることがあるのもハリウッドというところの面白さというべきでしょう。<br />
<br />
　前作の長所を伸ばし短所をカバーしつつ作品としての勢いを増す、正しく「続編」として在る作品です。一方で前作には登場しなかったジョニー・ケイジを主役に据え、更に前作で死んだキャラクターがポンポン蘇ってくるので前作観ててもちょっぴり置いてけぼりになるから逆に前作を観なくても問題無い、という手法で一見さんもOKにしてくる豪腕にはさすがに脱帽。登場人物が意外に多く、それぞれに何がしかの見せ場が用意されている割に前作のように物語の焦点がぼやけず主軸をジョニー・ケイジとヒロイン格のキタナ(アデライン・ルドルフ)からずらさないのでだいぶ見やすく取り回しが上手くなっています。<br />
<br />
　ラスボスであるシャオ・カーンが最初から最後まで出ずっぱりで最前線で戦っているのもこの手のアクション映画としては珍しく、見どころの一つと言えるほか、ドラマ「SHOGUN」でエミー賞とゴールデングローブ賞を受賞し世界的にも評価の高い真田広之が前作に引き続いてスコーピオン役で出演し重厚な演技から速攻でニンジャスレイヤー化してノリノリで火を吹いているところが見られるのも楽しい。<br />
　そしてもちろん「モータル・コンバット」なので景気良く血飛沫がブシャーと行きます。苦手な人もいるでしょうがこれこそ「モータル・コンバット」の味。<br />
<br />
　一見バカっぽくて勢いで押すだけに思えますが、原作ゲームへの理解度と愛情が作品に昇華され、ちゃんとイズムを感じる楽しさに満ちています。近い雰囲気で言えば「バトルシップ」を思わせる味わいがする逸品。実は好き、という方結構多そうです。「マイケル」等パワーのある作品の公開が相次ぐ時期で、スクリーンから駆逐されてしまう日も遠くなさそうなので気になっている方はお早めに。]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4497/</link>
    <pubDate>Mon, 15 Jun 2026 12:10:56 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>新宿が俺のシマ</title>
    <description>
    <![CDATA[先週「名探偵」繋がりでコラボレーションエピソードを放送した「名探偵プリキュア」と「名探偵コナン」、放送局も製作会社もスポンサーも飛び越えた異色のマリアージュを堪能。<br />
　それぞれ相手を立てるように作られていましたが、やはりコナン側にプリキュアを呼ぶのは世界観的にアウトだからか良くコレ思いついたなと感心するもののさすがにちょっぴり窮屈だったのがご愛嬌。一方でプリキュアの方はコナンの基本フォーマットを取り込みつつあんなとコナン(というか元の工藤新一)との年齢と経験、作品そのものの対象年齢の差を活かした二段構えの作りに結構唸りました。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　それでもこういうお祭りネタはやっぱりちょっぴりテンション上がってしまってチョロい。<br />
<br />
　さて、今回の映画は<strong>「TOKYO BURST犯罪都市」</strong>です。<br />
<br />
　新宿・歌舞伎町。闇バイトによる強盗事件が続発して街にはきな臭い空気が漂っていた。元族長という経歴を持つ新人刑事の相葉四郎(水上恒司)は荒っぽい性格でトラブルが絶えない問題児。そんな彼の前に韓国人刑事チェ・シウ(ユンホ)が現れる。日本に来ていると思しき韓国人の凶悪犯を追って来日したというチェ・シウと、上司命令で組む事になった四郎だがそりが合わず衝突を繰り返す。捜査を続ける内に四郎は村田蓮司(福士蒼汰)とキム・フン(オム・ギジュン)という2人組の存在を知る。歌舞伎町で暗躍する蓮司たち、更にその背後には大きな陰があるらしい。真相を突き止めるべく四郎とチェ・シウは新宿を疾走する。<br />
<br />
　韓国のスター俳優の1人マ・ドンソクの代表作であるシリーズ「犯罪都市」と世界観を共有するスピンオフが新宿歌舞伎町を舞台に日韓合作映画として製作されました。と言ってもマ・ドンソクはアソシエイト・プロデューサーとして企画に名を連ねているものの彼演じるマ・ソクト刑事は登場せず、チェ・シウのセリフから存在が仄めかされるのみとなります。本家との繋がりとしてシリーズのコメディリリーフにしてトリックスターであるパク・ジファン演じるチャン・イスが登場するほか、恒例の「真実の部屋」も出てきますが、知ってると割り増しでニヤリできる塩梅で特に本家シリーズを観ている必要は無い距離感で作られています。<br />
<br />
　観る前は「シリーズのファンだから観るけどマ・ドンソクのいない犯罪都市なんてなぁ&hellip;」とか思っていたのですがコレが思いのほか面白い。風貌も性格も「龍が如く7」の春日一番みたいな相葉四郎と一見クールだが熱い性格のチェ・シウ、定番とは言え正反対な性格2人のバディムービーはそれだけで楽しい上に、相手となる村田蓮司とキム・フンの冷酷非道な悪のコンビと2vs2のガチンコバトルへと発展していきます。プロレスファンという相葉四郎は要所でプロレス技を決めにかかったり、チェ・シウはテコンドーを駆使したりとバトルスタイルでも性格付けがきちんとなされているのも高ポイント。近年主流のスタイリッシュなアクションで見せるヤンキー映画とはひと味違う泥臭さもあります。<br />
　また、今作のために増量してヒゲも生やし、これまでの爽やかなイメージから一変させた福士蒼汰の堂に入った悪役ぶりは今作のMVPと言っても過言ではないでしょう。正直なところファーストショットでは一見誰だか分からないくらいでした。<br />
<br />
　新宿で大規模なロケを行っていることによる画面のパワーも大したもの。カーチェイスにしろ乱闘にしろ結構なスケール感で撮影されたシーンがポンポン出てくるのに驚かされます。今のご時世ではロケハンとコーディネートに多大な労力をかけたに違いありませんが、それを厭わなかったからこそ成し得た画が作品の格を上げています。<br />
　作中の時代設定では2015年となっていますが当時まだ現在ほど顕在化していなかった闇バイトや、そもそもまだそれを指す言葉も無かったトクリュウがサラッと使われていたり、リアリティラインは結構ガバですが、本家「犯罪都市」からそうですし、こう言ったタイプの作品ではこれくらいで丁度いいでしょう。<br />
<br />
　エンターテインメントの純度が高い韓国映画の良いところを日本に上手くフィードバックさせているような作品で、しかし先進的と言うよりは1970〜80年代のプログラムピクチャーのギラついた熱量を感じさせてくれる一本です。頼もしいくらいにハイなエンターテインメント。観終わった後に何か残るわけではないけどそれが良い。そこが良い。日本映画もまだまだ元気。]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4496/</link>
    <pubDate>Mon, 08 Jun 2026 04:23:45 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>我らの道</title>
    <description>
    <![CDATA[先日、最初は映画を観るつもりで出かけたものの、ふと思い立って笠松競馬場まで足を伸ばしてちょっと競馬を楽しんで来ました。笠松競馬場、長く岐阜県在住の身の割には行ってみたのは初めて。これがオグリキャップの聖地か。銅像もある。年季の入った建物で時代を感じます。全体に素朴な味わいでそこが良い。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　なおその日の勝ち負けは馬券購入分が返って来た格好でほぼ収支トントンでした。何だかんだ楽しかったので開催日と自分の休日が上手くハマったらまた行こう。<br />
<br />
　さて、今回の映画は<strong>「スターウォーズ／マンダロリアン・アンド・グローグー」</strong>です。<br />
<br />
　銀河帝国崩壊後、しかしその残党たちの暗躍により新たな脅威が胎動を始める中、新共和国は孤高の賞金稼ぎ「マンダロリアン」(ペドロ・パスカル)に協力を仰いでいた。<br />
　新共和国のレンジャーのリーダー・ウォード大佐(シガニー・ウィーバー)は、マンダロリアンに帝国の残党一派を束ねる指導者コインの確保を依頼。コインの情報を知るのは今は亡き犯罪王ジャバ・ザ・ハットの従兄弟たち。双子のハット・ツインズと面会したマンダロリアンは、情報の交換条件としてジャバの実子ロッタ・ザ・ハット(ジェレミー・アレン・ホワイト)の救出を持ち掛けられる。<br />
<br />
　「エピソード9スカイウォーカーの夜明け」から7年ぶりに「スターウォーズ」がスクリーンに帰って来ました。配信サービスDisney +のキラーコンテンツとして2019年から3シーズン製作されたドラマシリーズの続編に当たる作品なのですが、巨大フランチャイズの一作とは言え比較的ニッチな立ち位置なのにちょっと驚くくらい予備知識が要らない親切設計しています。「観てるに越したことはない」という程度でぶっちゃけドラマどころか「スターウォーズ」9部作を観てる必要もないくらいです。脚本と監督・企画を「アイアンマン」のジョン・ファヴローが務めており、ガチオタ気質のファヴロー監督らしい手腕で間口の広いエンターテインメントに仕上がっています。<br />
<br />
　孤高の賞金稼ぎマンダロリアンが強いフォースの持ち主だがまだ赤子のグローグーを連れて宇宙を旅して事件に出くわす、という基本構造は時代劇の名作「子連れ狼」を思い起こさせます。もともと原典の「スターウォーズ」も黒澤明監督作品の「隠し砦の三悪人」をベースにしたと聞きますし、スターウォーズは陰に陽に時代劇の影響が見えます。また物語の進行とそれぞれの舞台背景に合わせて前半はフィルムノワール調、後半は西部劇調とトーンが変わるのもハリウッド作品の王道を観るような面白さがあります。<br />
<br />
　スターウォーズらしく見た目から個性豊かなキャラクターが多いのも魅力。何よりグローグーが最高に可愛い。そしてあのジャバからどうしてこんなナイスガイが？なロッタや小さなメカニックのアンゼランたち、CGを基調としつつアナログなパペットも駆使しているようで独特の温かみも感じます。更に出番は少ないのに歴戦の勇士の貫禄が凄いシガニー・ウィーバーがビシッと画面を締めてくれ、ただ話を追ってるだけで十分楽しい作品です。<br />
<br />
　画面全体に手が込んでいるのがわかり、私のようにしょっちゅう映画を観ている者はともかく、たまの楽しみとして行く方たちがスクリーンで観るならこう言うのが良い、と思えるような映画です。なかなかハリウッド大作も苦戦する現在の日本映画市場ですが、こういう王道が支持されてくれると嬉しい。予告編を観てちょっとでも気になるようならスターウォーズの予備知識など気にせず軽率に観に行っていただきたいですね。]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4495/</link>
    <pubDate>Sun, 31 May 2026 11:56:40 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>犯人はメイド</title>
    <description>
    <![CDATA[昨日は親戚一家が自宅を訪ねて来ました。可愛い盛りの2歳半になる娘さんも来るとあって日頃幼児が生活空間にいない自宅を危ないところの無いように整理したりと準備も大変なら、訪問中も2歳半の溢れ出る生命力と低すぎる視点から見える世界に翻弄されっぱなしで帰る頃には私がぐったり。これを毎日相手している世のお父さんお母さんは偉大だ。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　そんな娘さん、何故か「となりのトトロ」も「崖の上のポニョ」もすっ飛ばして「もののけ姫」にのめり込んだそうで、将来有望である。<br />
<br />
　さて、今回の映画は<strong>「ひつじ探偵団」</strong>です。<br />
<br />
　イギリスの田舎町、羊飼いのジョージ(ヒュー・ジャックマン)は愛する羊に囲まれながら1人のんびり暮らしていた。ジョージは夕方に羊たちにミステリ小説を読み聞かせるのを日課にしていたが、実は羊たちは物語を理解していてその時間を楽しみにしていた。<br />
　そんなある朝、ジョージが死体となって発見された。羊たちはそれを事故だとは思わず、最も賢いリリー(声・ジュリア・ルイス＝ドレイファス)、孤高な性格のセバスチャン(声・ブライアン・クランストン)、一度覚えたことは忘れないモップル(声・クリス・オダウド)の3頭が中心となって犯人探しに奔走し始める。<br />
<br />
　キリスト教世界で羊といえば神に絶対的な信仰を誓う者の象徴として語られ、だからキリストは羊飼いに例えられたりするのですがそれ故に羊は一方で従順で愚鈍、自分で考える頭を持っていない、というイメージを持たれたりしています。ですが、今作の羊は違います。愛するジョージの仇を取るべく持てる知識を総動員して全力で奔走します。<br />
　「ミニオンズ」のカイル・バルダを監督とし、「スパイダーマン：スパイダーバース」のクリストファー・ミラーが製作に参画しアニメ畑の人物が中核に名を連ねた今作は、羊が殺人事件で探偵やります、というシュールでコミック的な設定ながらイロモノに堕することなくなかなか侮れない面白さを秘めた作品です。<br />
<br />
　正直観る前は探偵ものとしては形骸的でもっともふもふカワイイとシチュエーションコメディに振り切った作品だと思っていたのですが、いやもふもふカワイイは間違い無いものの結構ガチなフーダニットを見せてきて、ミステリとしてもなかなか本格的です。言うて人語を理解できても話せるワケではない羊たち、ポンコツ警官のデリー巡査(ニコラス・ブラウン)にあの手この手で推理を伝えようとするのは確かにコメディですが。<br />
　しかしこの物語の本質はやはりミステリよりも個性的な羊たちのコミカルなやり取りの向こうに見える哲学的な一面でしょう。この羊たちは嫌なことや悲しいことがあると思考停止を起こし3カウントで全てを忘れる自己暗示をかけてしまいます。容易く忘れられるというのはメリットにも見える一方で捨て去った物の大きさすら気づけなくなる哀しさを孕んでいます。そしてもう一つ、羊社会には言われも定かではないある差別が横たわっています。この差別もまた羊たちは当然のように受け入れていて直視しようとはしていません。犯人探しの過程の中で今まで羊社会で蓋をして見ないふりをして来た物事に気づいてゆくのです。<br />
　そして人間たちの方でもジョージの死をきっかけとして犯人探しと同時に継承のドラマが語られていて、２つのドラマが絡み合うことで互いが互いの文脈を強化していくのです。<br />
<br />
　ミステリとしても寓意を含んだ風刺劇としても味わい深く、極めてハイレベルな作品です。洋画不況の中でシリーズ物でもなくパッと見ではイロモノっぽくもあるこのような作品がスマッシュヒットを記録しているのは嬉しいですね。<br />
　なお今回のブログタイトルは別にネタバレではありませんので安心してご覧になってください(笑)<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4494/</link>
    <pubDate>Mon, 25 May 2026 11:51:45 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>第3回どまんなかアニメ映画祭！</title>
    <description>
    <![CDATA[昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。<br />
　言うて私は今回欠席しました！すいません！何ならちょっと焚き付けておいて当人は不在というクソムーブをかましてしまうとかホント申し訳ない。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　来月はちゃんと行きます。歌いたい曲も増えてきたし競馬好きなメンバーと宝塚記念ビューイングもしたい。<br />
<br />
　さて、昨日の歌会を欠席させて頂いた私はミッドランドスクエアシネマにて<strong>「どまんなかアニメ映画祭」</strong>の1プログラムを観てきました。今回鑑賞したのは<strong>「メトロポリス」</strong>です。<br />
<br />
　超高層ビル「ジグラット」完成に沸く某国の都市「メトロポリス」、日本の私立探偵ヒゲオヤジこと伴俊作(声・富田耕生)と少年ケンイチ(声・小林桂)は、生体を使った人造人間製造の疑惑がある科学者ロートン(声・滝口順平)を捜索・逮捕すべくその街を訪れた。人間とロボットの共存を歌うメトロポリスだが、ロボットは酷使され、人間もまた大勢がロボットに仕事を奪われロボットに対し鬱屈とした怒りをたぎらせていた。<br />
　ヒゲオヤジたちはロボット刑事ペロ(声・若本規夫)の協力を得てメトロポリスの地下世界へと向かう。その時、廃工場に擬したロートンの研究所が火災に見舞われロートンは死亡。ケンイチは火災現場から謎めいた少女ティマ(声・井元由香)を救出する。<br />
<br />
　手塚治虫が1949年に発表した「初期SF三部作」の一つと称されるコミックを原作とし、2001年に公開されたアニメ映画です。「AKIRA」の大友克洋が脚本を手掛け、「銀河鉄道999」のりんたろうが監督を務めました。製作期間5年、総作画枚数は15万枚という破格のスケールで製作された作品です。初期の手塚治虫の絵柄を忠実に再現したセルアニメと当時の最新鋭だった3DCGを融合させた超高密度でレトロフューチャーなビジュアルが全編に渡り展開します。<br />
<br />
　とにかく異様なほどの手数を誇る作品で、緻密に描き込まれた背景美術をバックにメインキャラクターどころか画面に映り込む数十人というモブが全て違う芝居をしている様は圧巻です。しかも全ての動きが超滑らか。手塚治虫の漫画にはページいっぱいの大ゴマに大量の人数を描き込んでいるものが時折差し挟まれるのですが、それをアニメで完全再現しています。手塚治虫漫画に対してそんなことやってるアニメは多分コレだけです。<br />
　そういう作品なので極端にアップショットが少ないのも特徴です。しかもごく少ないアップの場面では髪の毛一本一本が揺らめくように描かれてるので更にビビります。りんたろう監督は1960年代からTVアニメをメインに数多くの作品を手掛けていましたがキャリアの多くは作画枚数の少ないいわゆるリミテッドアニメ。しかし今作では数十年越しの反動が来ているかのような秒間24フレーム全てを使い切るフルアニメーション。本多俊之の手によるジャズ主体の音楽も映像との親和性が極めて高く、と言うか当て書きしてるのかくらいに秒単位でシンクロ性が高く映像と音楽が渾然一体となったエモーションは他の追随を許しません。今回初公開時以来25年ぶりの再見となりましたが今となってはむしろ再現不可能の超絶技巧の塊にただただ圧倒されました。<br />
<br />
　上映後のトークショーでは監督りんたろう、プロデューサー丸山正雄、音楽本多俊之が登壇。製作当時のエピソードだけでなくその前後に3人が組んだ別の作品へも話題が及び、更には本多氏はサックスを持ち込んでいて生演奏まであったりと盛りだくさんでした。トーク中でりんたろう監督から「メトロポリス」はフランスで今4Kリマスター作業が進んでいるという情報も。この極限の高密度を4Kで観られる日が来るかもしれない！それは楽しみにしていたい！]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4493/</link>
    <pubDate>Mon, 18 May 2026 12:27:07 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>最後に見る光景</title>
    <description>
    <![CDATA[先日、俳優大葉健二さんの訃報が流れました。千葉真一に憧れジャパンアクションクラブ(JAC)の門を叩き、俳優というよりスタントマンとしてキャリアをスタートし、その後顔出しでも演じるようになりました。主に東映の特撮番組や時代劇で活躍し、特に「宇宙刑事ギャバン」の主人公・一条寺烈役はまさに代表作と言えるでしょう。ギャバン放送当時自分は幼稚園児くらいで、自分としてもヒーローと言うとウルトラマンやゴレンジャーのスーツ姿と合わせて大葉健二さんの立ち姿が幼心に強烈に焼き付いています。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　「カッコいいとはこう言うことさ」を地で行く俳優でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。<br />
<br />
　さて、今回の映画は<strong>「サンキュー、チャック」</strong>です。<br />
<br />
　各地で災害が相次ぎ、ネットも繋がらなくなり終末の様相を見せ始めた世界。高校教師のマーティー(キウェテル・イジョフォー)は、ある日の出勤途中、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」と書かれた看板を目にする。しかも日々繋がらなくなるテレビやラジオからも同じCMが流れ始めた。チャールズ・クランツ(トム・ヒドルストン)とは何者なのか。誰に聞いても答えは得られない。更に勢いを増す天災に終末を覚悟したマーティーは、別れた元妻のフェリシア(カレン・ギラン)に会いに行くことを決意する。街はチャックの広告で埋め尽くされていた。<br />
<br />
　この映画をどこから語るべきだろう。ネタバレ厳禁というほどのものでもないのですが、何を書いてもこの独特な感慨と長く残る余韻の魅力を削いでしまいそうな気がする。この映画を観ようか迷ってる方はここから先は読まずに映画館へ行って欲しいくらい。ただ、ひたすらに愛おしい。<br />
　ホラーの巨匠スティーブン・キングの短編小説を原作とし「ドクター・スリープ」の映像化を手掛けたマイク・フラナガンの脚本・監督により映画化。ささやかなホラー要素はあるものの、それ以上にストーリーに浸れる作品になっています。<br />
<br />
　映画は3章構成。第3章から開幕し、時間を遡っていく趣向となっています。第3章では謎めいた人物であったチャールズ・クランツは第2章で本格的に登場し、第1章でそのオリジンが明かされ、前の章で語られたセリフや人物が伏線となって現れます。正直言って物語の構図自体は序盤である第3章の後半あたりでもう見えてきてしまうのですが、それでこの映画の面白さがスポイルされるわけではありません。ミステリアスな第3章から変わって第2章と第1章はヒューマンドラマと音楽映画としての側面が増していきます。ニック・オファーマンのナレーションに乗って滑らかに語られるストーリーは章が進む(戻る？)につれてその意図を明確にしていきます。<br />
　中でもストーリー上でも映画としても重要な意味を持つダンスシーンの振付は「ラ・ラ・ランド」の名手マンディ・ムーアが手がけています。美しく楽しげなダンスシーンの高揚感はクライマックスのカタルシスとも直結しつつ、人生の喜びと輝きを凝縮させたそれはむしろ文学的な彩りを与えています。<br />
<br />
　一見すると技巧重視の映画に思えますが、映画を、物語に触れることの意味を深く考えさせてくれる、感動で号泣するというのとはひと味違う、深いところに沁み入ってくるような余韻。一瞬は永遠に、永遠は一瞬に。物語だけが成しえる境地をどうぞ、スクリーンで浸ってください。]]>
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    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4492/</link>
    <pubDate>Mon, 11 May 2026 12:17:08 GMT</pubDate>
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    <title>去る、消える、そして生きる</title>
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    <![CDATA[連休の中日となる今日は、仲間内でフリータイムで1日カラオケを楽しんでました。アニソンではない曲を歌ってみたりここぞとばかりにちゅうカラの歌会でもいずれ歌ってみようと思っていた曲を練習で歌ってみたり。やはり腹から声を出せるのは楽しい。<br />
　そんな今日の収穫と言えばアサリとハマグリと「酒と泪と男と女」が某アニメでカバーされていてアニソンとして歌える(カバーバージョンがちゃんとアニソン扱いで配信されている)という事実。マジか。今度そのバージョン聴いてみよう。そして歌ってみよう。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　オリジナルの河島英五さんは酒焼けしたハスキーな声で強い「哀」を感じさせてくれましたがカバーバージョンは稲田徹さんなのでもっと太く低音を効かせたイメージになりそう。<br />
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　さて、今回の映画は<strong>「蒸発JOHATSU」</strong>です。<br />
<br />
　日本では毎年8万人が失踪する。その多くはやがてそれぞれの家へ帰宅するが、数千人は完全に姿を消してしまう。そんな彼らは「蒸発者」と呼ばれている。消えた者たちは何を思い全てを捨て去って行ったのか、残された者たちは何を思うのか。逃走と再生が交差する。<br />
<br />
　私たちにとって「顔」とは何を意味するものなのか。<br />
　年間8万人が失踪するという日本、「蒸発」と呼ばれる現象に対しそれを取り巻く人々の姿を追ったドキュメンタリーです。日本を題材にしていますが、製作したのはドイツ人映画作家のアンドレアス・ハートマンとベルリンと東京の2拠点で活動する映像作家・森あらたによるコラボレーション作品で、ドイツ・日本合作映画となります。<br />
　日本で生活していると見えないところですが、この「蒸発」という言葉には欧米を始めとした諸外国の方達にとって興味深い題材なようで、2014年にフランスでルポルタージュが出版されていたり、2024年にはリトアニアで「JOHATSU」というタイトルのサスペンス映画が作られていたりします。<br />
　人間関係のトラブル、借金、ヤクザからの脅迫、様々な理由で今の生活を捨て去る決断をした者たち、そんな彼らを支援する「夜逃げ屋」と呼ばれる者、突然消えた家族を探す者、様々な角度から「蒸発」という現象に迫ります。<br />
<br />
　非常にデリケートな題材故に、また外からの目としては相当踏み込んでくれたとは思いますが、ダークサイドへの掘り下げという面では甘さを感じざるを得ない部分もあります。そのためいささかドキュメンタリーとしては平板な印象を拭えません。せめてもっと冷徹な分析力か、もっと日本人ではなし得ない視点からの考察があればより研ぎ澄まされたドキュメンタリーになっていたようにも思います。しかし国外の者が興味本位で消費しようとしているのではなく被写体の内側に寄り添おうとする姿勢が感じられ、日本という国が持つ歪みの一側面を可視化する試みとしては極めて有意義な作品です。<br />
<br />
　そしてこのドキュメンタリーをユニークな存在にしているのは、登場人物の身元を保護するためにAIによるディープフェイクで顔と声に加工をかけて見せている点です。顔にボカシやモザイクをかけるより直感的な情報量が増し、しかしながら本人を指し示す情報は見せないという際どさが映像を不思議な風合いにしています。意識的に作り物感を出した顔に加工しており、唐突にボカシがはずれたと思ったら「リアルだけれど明らかに素顔じゃない顔」が語り出す、特異な映像体験。匿名性を維持しながら顔を出せず声も出せない人たちに顔と声を与える、悪用ばかりがうたわれるディープフェイクにこういう使い方があったのかと感心します。<br />
<br />
　消えてなくなりたいほどの絶望と、それでも生きていたい人の切望の狭間、ダークサイドでもあり一条の光でもある、「蒸発」とは実は意外と身近にあるものなのかもしれません。]]>
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    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4491/</link>
    <pubDate>Mon, 04 May 2026 10:50:25 GMT</pubDate>
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    <title>爆発、それは春の季語</title>
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    <![CDATA[購入した冷蔵庫が先日届きました。設置された冷蔵庫を見ると、何となくサイズがカタログスペックより大きい気がして寸法を測って明細と比べてみたら幅も奥行きも数㎝大きい。1サイズ大きい物が来ている。小さいサイズのお値段で大きい物が。お得！と言って良いのか分からないけどお得！結果的に！<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　おかげ様で入れても入れても余力があるぜ。<br />
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　さて、今回の映画は<strong>「名探偵コナン　ハイウェイの堕天使」</strong>です。<br />
<br />
　江戸川コナン(声・高山みなみ)と毛利蘭(声・山崎和佳奈)たちは世良真純(声・日高のり子)と共に横浜で開催されるモーターサイクルフェスの会場へ向かっていた。その途中、コナン達は高速道路を暴走する謎の黒いバイクと遭遇する。ターゲットに定めた相手をクラッシュするまで追い込みながら疾走を続ける黒いバイク。その黒いバイクを追跡する者がいた。神奈川県警交通機動隊の萩原千速(声・沢城みゆき)である。<br />
<br />
　ゴールデンウィークの顔として四半世紀以上も君臨し続ける「名探偵コナン」、第29作となる今作は「風の女神」萩原千速が初登場、白バイ隊員である千速を全面フィーチャーしバイクチェイスをふんだんに盛り込んだアクションエンターテインメントになっています。脚本は大倉崇裕が担当、近年は櫻井武晴と二枚看板で交互に登板している格好で、アクション寄りの作風の時は大倉崇裕脚本であることが多いですね一方で監督は新顔が続いている印象で、今作は「真・侍伝YAIBA」の蓮井隆弘が担当しています。<br />
<br />
　レギュラー陣の扱いに腐心しているのが良くわかるというか、萩原千速は初登場のインパクトこそ強烈なもののコナンの登場人物の中ではまだ日が浅く出番も少ないということもあってか、千速の性格同様に例年に比べてかなり軽やかな作品になっています。実質中盤には犯人もほぼ見えてしまうのでミステリー色も極めて薄いのも特徴ですが、今までにもそういうタイプの作品はあったのでこの辺りはコナン映画に何を求めるかで評価が変わってくるところでしょう。千速だけでなくコナンにも見せ場を用意する必要があるからか、クライマックスが二段構えのような構成になっているのですが、私には少々段取り優先なものに見えてしまってちょっと乗り切れなかったのが残念。<br />
<br />
　AIという現代的なファクターを取り入れながら展開する今作ですが、時事性と言うより別の印象を持ちます。コナン映画はコロナ禍で製作期間が1年伸びたという「ハロウィンの花嫁」を例外として基本的に企画から公開までおおよそ2年と聞きます。2024年時点から企画が立ち上がっていたとなると当時はまだご存命でしたし萩原千速役の前任であった故・田中敦子さんと神奈川県警刑事の横溝重悟役大塚明夫さん、そして電子戦というトピックからして「攻殻機動隊」のオマージュをやってみたかったのではないでしょうか。受け継いだ沢城みゆきの色気も素晴らしいのですが、改めて唯一無二の存在感を放っていた声優の早逝が悔やまれるばかりです。「名探偵コナン」では萩原千速のほかに「領域外の妹」メアリー・世良を演じていた田中敦子さん、今作のエンドクレジットには彼女を偲ぶ一文が付け加えられています。<br />
　奇しくも「午前十時の映画祭」にて田中敦子さんの代表作であった「攻殻機動隊」がリバイバル中です。2作品を見比べて、去り行く名優に思いを馳せてみるのも一興かもしれません。]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4490/</link>
    <pubDate>Mon, 27 Apr 2026 12:00:50 GMT</pubDate>
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    <title>それは海からやって来る</title>
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    <![CDATA[昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。<br />
　昨日は数年会えていなかったメンバーにお会いできたり競馬好きで集まって皐月賞ビューイングしたりすっかり満喫。充実の時間を過ごせました。<br />
<br />
　こんばんは、小島@監督です。<br />
　ところで今月から放送が始まった「あかね噺」のOP「人誑し」がもうカラオケで配信されていたのにちょっと驚き。さすがにまだ無いものと思い込んでいてチェックすらしてませんでしたよ。ウカツ！<br />
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　さて、今回の映画は<strong>「WXⅢ機動警察パトレイバー」</strong>です。<br />
<br />
　東京湾に輸送機の墜落事故が発生。乗員は全員死亡し、輸送中のコンテナも湾内に散逸した。<br />
　しばらく後、東京湾岸各所で何者かによるレイバー襲撃事件が続発する。捜査に当たる警視庁城南署の刑事・久住(声・綿引勝彦)と秦(声・平田広明)は地道な聞き込みを続けるが、その最中に水上コンテナ備蓄基地で原因不明の停電事故が発生、近くをパトカーで移動していた久住たちも現場へ向かう。そこで久住たちは人間を襲う巨大な怪物に遭遇した。<br />
<br />
　2001年に製作された(公開は2002年)「機動警察パトレイバー」の劇場版第3作です。ただかなり特殊な位置付けの作品でタイトルロゴには「THE MOVIE 3」とあるものの主人公は2人の刑事で特車2課のメンバーは後藤課長(声・大林隆之介)以外はカメオ出演程度しか登場しないので実質はスピンオフ作品。ポスターのキービジュアルもイングラムや特車2課の面々は排されていてパッと見ではパトレイバーのシリーズとは気づきにくいものになっています。それもマイナスに働いたのか当時は結構賛否両論、いやむしろ罵倒に近いものまであったと記憶しています。公開時は押井守脚本・神山健治監督による「ミニパト」という短編が併映されていて、ファンの方にはそちらの方がパトレイバー「らしい」という点で好評でむしろ「WXⅢ」の方が価値の無いおまけのようなもの、なんて物言いが当時のアニメ誌のコラムにあったのをうっすら覚えています。<br />
　近年のリバイバルブームに乗って前2作は度々スクリーンにかけられるようになったものの「WXⅢ」は割とハブられがちでしたが製作25周年を機に遂に4Kリマスターでの再上映が実現。私としてもようやく劇場鑑賞が叶いました。<br />
<br />
　物語は刑事2人のバディものであると同時に怪獣映画で、東宝特撮映画のような雰囲気を縦軸にしつつ秦が出会うことになる女性・岬冴子(声・田中敦子)との複雑な感情の交錯の物語が横軸となっており、鑑賞イメージとして近いテイストの作品を上げるなら「ガス人間第一号」(1960年)あたりになるでしょうか。怪獣が登場するもののケレン味を抑えたリアリズム重視、鈍色のイメージが強い画作りは近い時期に公開された「人狼JIN-ROH」と近しい雰囲気もありますね。度々雨のシーンが登場するのも特徴で、情念の物語でもある今作の雰囲気と相まって湿度感が高いのも印象的です。<br />
<br />
　割とすっかり忘れていた、というより今改めて観るからこそ気付いたポイントとして電話ボックスの公衆電話を利用するあるシーンにおいて、当時の電話ボックスに良く貼り付けられていた風俗店の広告(いわゆるピンクチラシ)がほぼそのままトレースか画像取り込みの形で描き込まれていたのに目を引きました。往時を知っている方にとっては独特の懐かしさを感じるショットなのではないでしょうか。どこまで製作時に意図していたかは分かりませんが、今となってはアニメながらかなり資料性の高いシーンです。「天気の子」(2019年)において「高収入バニラ」のアドトラックが登場するシーンがありますが、あれも20年後30年後には別の意味を持つようになるかもしれません。<br />
<br />
　確かに他のシリーズとはテイストが違い過ぎる作品なのでここを起点にパトレイバーを薦めるのにはかなり抵抗があります。しかしそれで切り捨てるには惜しい魅力も持ち合わせています。私としてはかなり好み。渋い画面に川井憲次の音楽がベストマッチしていてコレは未見の方には是非スクリーンで味わって観て欲しい逸品。今回の再上映が多くの方にとっての再発見のきっかけになると嬉しいですね。]]>
    </description>
    <category>小島＠監督</category>
    <link>http://blog.chukara.jp/Entry/4489/</link>
    <pubDate>Mon, 20 Apr 2026 10:47:37 GMT</pubDate>
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