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ちゅうカラぶろぐ


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ラップのフリースタイルで互いにやりあう番組ができるような時代になりました。



怖そうなお兄さん達がラップをするのですが、ただ適当にラップを言っているわけではありません。

以下のような要素がラップには含まれたりします。

・単語の母音の並びを揃えるなどの「韻」
・相手のラップの内容の返歌
・ラップ文化にて有名な曲名や歌詞の折り込み

これは、日本人には馴染みのある行為なのです。

それは、和歌。



和歌の歌会では、前のヒトの作品をベースにして和歌を作ったり、昔の和歌や日本の文化を理解してリスペクトした和歌を作ったりします。

また、歌に複数の意味を含んだ単語を織り交ぜて、少ない単語で多くの意味のある歌を作ったりもします。

例えば、

「をぐら山 みねたちならし なく鹿の へにけむ秋を しる人ぞなき」
意味:小倉山の峰を何年も行き来して鳴く鹿がこれまで過ごしてきた秋を知る人はいない

この歌は、朱雀院が女郎花合(おみなえしあわせ)を催した際に「を・み・な・へ・し」の五文字を句の頭において詠んだものです。


そうやって考えると、ラップバトルと和歌の歌会は、それぞれ文化理解度の高い人たちの素晴らしい発表会と言えます。

ちょっと怖そうなお兄さん達が、京都の公家さんにも見えてくるものです。


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2017年も始まって1週間ほど経ちました。

この1週間でサークルとして新しい事を1つ始めてみました。

それは「小島@監督の映画レビュー」( https://twitter.com/chukara_movie )です。

いままで、数百本の映画のレビューを連載されている小島@監督のブログ。1本1本は映画の感想ですが、それが集まれば1つのエンターテイメントとなります。

作品名・監督または主演の方の名前と共に、小島@監督の映画レビューへのリンクを紹介しています。

現時点では、私が少しずつ過去へさかのぼりながら手でツイートしていますが、一定数が溜まればランダムでの作品紹介をさせていただく予定です。

5年間遡るのかぁ・・・

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映画レビュー By いの
映画レビューのtwitterでの展開...それ自体はとても良いことだと思います。
どれも読み応えありますしね。

しかし、広く展開する上で気になるのは(小島さんには悪いですが) ハンドルネームです。
ネタがネタだけに「小島@監督」のままでは誤解を招きかねないのでは...
ちゅうカラ内ではわかっていることですが、広く展開するのであればなりすましアカウントと誤解されるような名前は避けたほうが良いと思われます。
DATE : 2017/01/09(Mon)03:46:46 EDIT
無題 By Y.G
指摘の件、検討をいたしました。

「小島」という名字だけであり、特定の個人の成り代わりではないこと、
また「小島秀雄」さんは、ゲームが大好きな人しかわからない点から、
まずは現状維持をすることとしました。

ただ、場合によっては変える要素ということは頭に入れておきます。
DATE : 2017/01/11(Wed)22:56:24 EDIT
そう考えたらすごい高度な遊び! By グリ
やんややんや言い合ってるだけじゃなくてそういうポイントを押さえて掛け合いをしてるのですねー(゚v゚*)知らなかった

和歌のそういうルール?伝統的な部分は昔授業で習ったなー程度にしか知らなかったんですが、YGさんのお話聞くと確かに現代の怖いお兄さんも昔の高貴なお兄さんも趣向を凝らした高度な遊びをしてたのですねー(๑ ́ᄇ`๑)
DATE : 2017/01/13(Fri)08:06:52 EDIT
無題 By Y.G
>グリさん

私も最初、その場での韻くらいと思っていたのですが、
テレビでのラップの解説にて
「○○さんの作品タイトルが連続で含まれていますね」
「△△という曲の歌詞の引用ですね」
というのを観て、上記の事に気づいたのです。

曲名だけでなく、歌詞までを瞬時に引っ張り出すというは、ハンパないですよね
DATE : 2017/01/13(Fri)23:46:15 EDIT
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