ちゅうカラぶろぐ


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さあ、ついに当日がやってきた。

意気揚々と会場に向かう。今年の名古屋会場はテレピアホール。
昨年の栄オアシス21とは打って変わってこじんまりとしたホールだ。

さっそく受付前に到着すると…なんとまあ女の子だらけ!(笑)。
8割方は二十歳前後くらいの、ヘタすれば俺の娘でも可笑しくない年齢の!www

そして楽屋入りしてしばし待ち時間。
まあ本番まではヒマと言えばヒマなので、ウロウロしてステージ周りの雰囲気を観察する事に。
設営を見ると完全にオーディション!って感じだった。
簡素な照明にステージ前には審査員用の長椅子、客席後ろ半分は中継用の機材が沢山。

ふーん…と思いつつ歩いていると、おっ!レポーターの女の子発見!ミス・メーテルの娘じゃんか!(笑)
早速声をかける。
初対面の女性に声をかける時は明るく爽やかに、っと。
「おはようございます(^o^) 今日出場するものなんですよ。
レポーターの方ですよね?よろしくお願いします。うわ~やっぱ凄い素敵な方ですねー」
ん?…なんか様子がおかしい…青い顔してる…
「…っあっあっ…お・おはよごさ…」
ごめん、すげーテンパってるんだね。んん、がんばれチェキっ娘!


そんなこんなで本番一時間前。
今年はステージ監督に煽られたりもしなかったせいか、まだ誰も発声練習とかしてない。
女の子同士なせいか、お互いを牽制し合ってる雰囲気があり、まだアクションを起こす人はいない。
いくらなんでもそろそろウォームアップしとこうか、と柔軟体操からリップ&タンギングロールまで軽く始める…
なんか気のせいか奇異の眼差しが向けられる…構うもんか(笑)。
歌詞カードを見ながらゆっくり唄いながらニュアンスを再確認。
ここにきて周りがいきなり発声練習をし出した(笑)。ちょっとビックリしたwww


ついに本番スタート!
同時にネット生中継も開始されている訳だ。
最前列に座っている俺は否応無しにカメラに入る。
よし!今日は滅多にない機会だ、バンバンにカメラ目線でGO!だwww
2ちゃんねるでイジられたって構うもんか(笑)。

俺の出順は3番目だから、ホントすぐに出番が。
1番目の娘が唄いだしたらもう袖にスタンバる事に。
あーもー自己アピールとか質疑応答とか何喋ろうな…?
ま、かつてあったちゅうカラの歌会前の自己紹介みたいなノリでいいか。

で、ツルッと俺の番!!
正直、振り返って思い出して自己アピール、何を口走ったかも全然記憶に無いんだけど(笑)。
きっと無難な事をのたまったんでしょうw
そして曲がスタート!
結局エクスドライバーの『Destiny』に変更して挑戦。これもかなり熱い歌だ。
福山さんの曲から急遽変更したせいか、歌詞がトんでしまった(笑

でもいいや!

目の前にいる、仲間とも呼べる出場者たちやスタッフの方々。
そしてネット越しで見てくれてる多数のオーディエンスに向けて、気持ちよ~~~く唄う事の、何と幸せな事よ!!
テクニカルな出来不出来でいえば決して満足はしてないけど、この一瞬の為に生きてる!
…と夏場のビアガーデンで飲んでるオヤジさながらな感想で恐縮ですがwww
でもホント、歌を唄ってて良かったな、と実感できた機会となりました。


質疑応答ではキツい事も聞かれず、バンドのことを話したくらいだったかな。

出番が終わってからは、高揚した気分を引きずったまま他の出場者の応援。

色んな人が歌ってたけど、ガツガツ上を狙ってる人より、歌を楽しんでた人の方が見てて感じ良かったです。
もちろんデビュー目指して!って女の子はそうなって仕方ないんだけど、
そこはそれ、普段ちゅうカラで唄ってる自分にとっては重要なポイントな訳です。
歌は芸能人になる手段じゃありません。
旨い酒を味わうが如く、唄ってるその瞬間瞬間を楽しめればいいんじゃなうかと。
もちろん楽しむ為には練習とか必要なんだけど。

ま・結果はWEB予選に進む事は出来なかったです。

でもこういったイベントに出ると、自分の歌に対するスタンスが再確認出来るというか。
ピュアにアニソンを楽しんでる『中部からの歌声』って改めてスゲえな、とも思ったりも。

また来年もアニソングランプリ、頑張りたいと思います!

(ENDE)

P.S.
このアニソングランプリで知り合った人たちで
ニコニコ動画の『アニサマ2009歌ってみた』コンテストに応募してみました!
とても楽しく真剣にレコーディング出来たので一度チェックしてみてね!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7672347


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さて録音も無事に終わった。

ちゅうカラでは小川ねーちゃんとVodaちゃんも今年は応募するとの事。
同志としてぜひ協力させていただきますぜ!

・・・ということでJOYSOUND金山に機材を持ち込んでお二人の歌声を録る。

う~んふたりとも上手い!
録ってみるとよく判るんだけど、常に進歩してるね!って感じです。

そして例によって自分の唄った応募用の音源に、
武装錬金のOPとEDの動画をつけてニコニコ動画にもアップしてみる。。。
ネットの向こうのみんなの反応はどうだろう・・

まあ、誉めが8でけなしが2、くらいかな??
「物真似すんな!通用しない!」と何故か怒ってる人もいたりして(笑)、
いやはやニコ動の世界はなかなかムズカシイ。

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ついに合否通知が判る日。
ドキドキしながら郵便受けをチェック。
「あれだけ頑張って作った納得の音源だもん」
「ネット応募でミスって届いて無かったり?」
「うわーもし落ちてたらカッコ悪ぃよなー。。。」

そして結果は・・・
あった!来てた!書類審査突破!
ひゅう~、良かったー。
とりあえず去年の自分のレベルに並べた。

さて!本番に向けて唄い込むゾ!真赤!
・・・ん?ホントにこの曲でいいのかな?
カラオケのってコーラス入ってないよな。。。
ど、どうしよう、曲変えちゃう?(汗)

(Season3につづく)

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3月某日。
「第2回全日本アニソングランプリ4時間拡大スペシャル」オンエアの翌日、
かときちくんからメールが入る。
『アウターヘブンニ センニュウシ メタルギアヲ ハカイセヨ』
いや違った『今年のアニソングランプリの募集が始まるよ』・・・!

そうか、あれから1年がもう経つのか。もちろん今年も応募するつもりだ。

でも正直、去年のアレは出来すぎだった気がする。
書類選考をパスして名古屋予選のステージに立つことが出来た。
そしてネットで話題にもなり、TVでオンエアもされた。
果たして今回はそれを超えられるだろうか・・・。
まさに去年の自分を越えなきゃいけない戦いな訳で。

前回は十八番の『キングゲイナー・オーバー!』で通ったものの、
今年はどうしよう・・・。何を唄ったらいいんだろう。
ん?かときちくんからまた指令(?)だ。
『今度は「真赤な誓い」がいいんじゃない?熱くて盛り上がる感じだし』
・・・よし、チェックしてみよう。

翌日生まれて初めてアニメイトで買い物をする。『真赤な~』のシングルだ。
聴いてみると・・・『ウォオオーオオー!ダッダダダダッダー!!』
・・・おお、確かに熱い、火傷しそうなくらいだ(笑)。よしこれに決定!!

この曲はアニメ武装錬金のOP曲。しかし俺はこの作品を知らない。
いかんいかん、そんな訳で漫喫へGO!原作コミックを読破するぜ!
その後ビデオレンタルに行きTVシリーズのDVDを借りてきた。
1週間掛けて観終わり、やっとこの曲を唄う資格が出来ました。よし準備完了(?)。

ヘビーローテーションで『真赤~』を聴く。
ひたすら聴く。聴きまくる。
昼の勤務中も、夜寝るときも、頭の中は『ウォオオーオオー!~』。

そしてボーカルレコーディングに臨むべく、
メロディーやニュアンスを紙に書きながら唄いながら入念にチェック。
ミックスダウンの時のボーカルの音作りもイメージする。

今回の録音のテーマは『どれだけ本物に似せられるか』に。

「自分の歌い方が~」「オリジナリティー出せなきゃ意味ない」
とか言われちゃうだろうけど、でもそこを敢えて完コピを目指す。
オリジナルの福山さんのテクを改めて吸収できるし、
アニソングランプリという事を踏まえて提出音源を聴く人たちの事を考えたら、
それも判り易いアピールの一つになるんじゃないかと。

唄い方もコーラスパート作りもミックスダウンも含めて
「これでもか!」って位にやってみた。
途中経過をかときちくんに確認してもらいながら正味2週間ほど掛かっただろうか。
そしてついに我ながら納得出来る録音・ミックスが出来上がったのだった。

「おお・・・これで落ちるんなら仕方ないぜ・・・これ以上のはもう無理だ・・・」


(Season2につづく)

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さあ始まった!!

スタンドマイクを持ってステージ中央に進む。
ライティングも凝っている。ピンが三本。本格的だ。眩しい。
カメラが後方に二台、ステージ上に一台。

喉の調子を確かめる為に軽くシャウト。
「YEA!!」
うん、問題ない。半コーラスだから全力で唄えるぞ!

カラオケでの『キングゲイナー・オーバー!』のイントロ後のテーマへの入り方は難しい。
テーマ直前にリズムが無くなってコーラスだけになるんだけど、
カラオケのMIDIデータを作った人が未熟らしくタイム感が取りづらい。
カラオケ版を聞き込んでここを猛特訓したのだ。

♪キーイーン!キーイーン!♪

うん、上手く入ることが出来た!
第一声でもあるのでMoreROCK!!な感じで発声。

♪メッタル~オヴァーマァーン、キーングゲイナー~~ッ!♪

やっぱこの曲カッコええわ~(^o^

Aメロ、Bメロも落ち着いて唄えた。
次は♪キング・キング・キングゲイナー♪のコーラス。

ハンドマイクにしてオーディエンスと一緒に唄うぞ!
客席を見るとちゅうカラの仲間がゲイナーダンス(笑)を踊っている!
おお、見知らぬ人もたくさん唄って踊ってくれている。。。!!
メチャメチャ嬉しい!!!

今、俺は栄のど真ん中でキングゲイナーを叫んでいるゼ!www

♪キーイーン、キーイーン、キングーゲイナー
  今賭ーける~こーのーいーのち~ YEA! ♪

半コーラスなのでTVサイズに変更。
なので最後の
♪メッタルーオヴァーマァーン、キーングゲイナーァァァァ!!♪
は上り詰める様にシャウト~~~!

・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

・・



終わったー。。。!ふー。。。

さあ、審査員のコメントを聞こう。
ランティスの人の様だ。

審査員「えー、さすがにバンド経験があるだけにピッチも安定してるし、
     発声もしっかりしていてハイトーンも出てます。」

  俺 「ありがとうございます(^_^」
     (よっし、やったぜ。。。!)

審査員「まあネックといえば年齢ですねー(笑)」

  俺 「年齢ですか(苦笑)」
     (さすがアイドル声優を排出しているランティス的なコメントだ...)

ランティスの審査員はそこでハッと、
隣に座っている水木一郎アニキも苦笑いしている事に気付く。
アニソン歌手生活何十周年の御大を前にして
年齢が理由でケチを付けてはマズかった。。。!という顔をしてた(笑)

審査員「ん~まあでも水木先生の様に頑張っていらっしゃる前例もあるのでね...」

  俺 「そうですね、まだまだこれからですね、頑張りたいと思います。」
     (わー何か空気が微妙に気まずくなってきたぞ)

とそこで雰囲気を察したMCの方が「はいどうもありがとうございましたー!」
とかぶせてくれた。ふー。

出番も終わったので袖に戻る。
階段を降りる所でカメラがこちらを向いている。
「どうでした?」「緊張しました~」みたいな絵が欲しいのだろう。
でも俺的にはこうだ。
「どうでした?」
「YEAH!! サイコー!楽しかったゼ!!」
と手を叩いてカメラに指を差しパフォーマンス。
きっとこのショットは放送されないだろうな(笑)
(注:実際にオンエアではカットされてました)

いやー終わった終わった...
ステージ裏で他の出場者とモニターをみたり談笑したりしながらマッタリタイム。

そして遂に結果発表!

まずは特別賞。
まあコレかもな、イベント的に年齢そぐわないし、花を持たせてくれるかも。

。。。違った。。。

ついで準優勝。
え、まいったな、俺?コメントなんて言おうかなー。

。。。違った。。。

って事は何?え?優勝?
東京でキンゲ唄っちゃうの?デビューかぁ~、まいったなぁ~。

。。。。。。。。
。。。。。。
。。。。
。。


。。。違った。。。orz

俺、惨敗www


-------------------
..という結果でした。
いや~世の中そう上手くいきませんね(笑)
でも!全力を出し切った自分がちょっと誇らしかったり。

高校球児が甲子園の砂を持ち帰るが如く、
出場者の女の子のメアドをゲットして家路につきましたとさ。

お、し、ま、い!


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さあ、とうとう当日がやってまいりました!

練習もモチベーションをキープしつつ出来たので、
「やるだけやったんだし、思いっきり満喫しようっと!!(^v^」
ってな具合で全く緊張はしてません。
とても良いメンタルコンディションです。

早速、指定時間にステージ上手脇に訪れ受付を済ませる・・・
どうやら俺が一番手らしい。
そうこうしている内に他の出場者の面々が続々と現れる。
いやーなんか、若い女の子が凄く多くて意外。
てか皆カワイイので素直に喜ぶ俺。
そっか、こういう場に出て来る女の子だから、
そりゃ自分を磨いてる訳なんだよね。
ちょっと年齢を聞いてやれ、と声を掛けてみる。

「17歳です。」

・・・俺の娘でもおかしくねぇ・・・orz

リハーサルが始まり審査委員長兼ゲストシンガーのアニキが登場!
「うあ本物だよ!アニキ!アニキだよ!ゼーット!ゼェェェーーーット!」
・・・なんだか訳もわからずテンションは最高潮に(笑
で出場者全員がステージに上がり、進行のチェック。
なかなか広くてモニタリングもしっかりしてる。やりやすそうだ。
いつもはバンドでステージに上がっているのでガランとした感じでもあるかな。
本番では上・下に動いたほうが良さそう。

その後APAホテルに用意してある控え室に行く。
出番まで休憩かな、と思いきやコメント撮影が順番にあるので用意しててね、との事。
待ちの間に他の出場者の面々と話でもしてよっと。
男性陣は年齢幅がありながらも楽しくコミュニケーションとれてました。

ニコニコでキングゲイナーうpしたら、スレが荒れちゃってー、
と言うと「あ、あの人ですかー」とご存知だった様子。
やっぱ皆ネットをチェックしてらっしゃるのね。
女性陣も楽しそうでしたよ。「ハレ晴レユカイ」か何かを皆で踊ってらっしゃった(笑
でも伝わってくるんですよ。ライバル心を滾らせてるオーラ力がwww


イベント開始が近づいてきたので舞台裏に行く・・・!
ステージ監督が我々出場者を煽る。
「大阪ではみんな自発的に発声練習をやってました。観客席まで届くような声で。
 名古屋の皆さんのヤル気をぜひ見せてください。
 今日はご存知の通りレコード会社の方々がいらっしゃってますので、
 入賞に関わらず、目に留まった人は、ひょっとしたら声が掛かるかもしれません・・・!」

それを聞き皆は発声練習を「アーアーアーアーアー!!!!」と始める。
俺は「えー発声練習してどうすんだよー。俺はウォームアップ程度しかしたくねぇよ」
・・・と思ったが、なんかこの空気で軽いストレッチ&ウォームアップのみで済ますと、
スタッフから「コイツはヤル気無いんだな」と思われてしまうwww
ちょっと唄っこかな・・・(弱気

『発声練習=声・喉を鍛えるために普段行うトレーニング』なので、
アスリートでいうところの筋トレの様なもんです。
例えば100mランナーは本番直前に「よし!100m何本か走っとこ!」なんてしませんしね(笑


・・・・

・・・

・・




そしてついにイベントスタート!!
女の子はガクブル、男は真っ青な面持ちでステージに向かう。
う~ん、全然緊張しない俺。いつものステージングが出来そうだ。

「はい7番さん、次なのでこちらで座ってくださーい」と声がかかる。
とその座ろうとした位置でふとした事に気づく。
そしてすかさずステージ袖のスタッフの方を抱き、
「うっへっへぇ、ここからアッチの方見て下さいよ。
 あのしゃがんだ娘のパンtがまる見(ry」

あー・リラックスできたっと!www
あ、俺呼ばれた!イントロが流れる!
ステージへ走れーーー!!(つづく)

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さてさて応募してから数ヶ月後。。。
仕事の合間に某大手掲示板サイトをチェックしていると、
「名古屋組の合格通知キターーー!」との書き込みが。
おお、ついにXデーが来たか...とドキドキしながら帰宅...
そして郵便受けを覗く...

.....あった......!
よかった~これで落ちてたら滅茶苦茶ヘコんでたところだよ~。

中身を見ると、合格しましたって事と名古屋予選の日付が記してあり、
詳しくは係りの者が後日電話して説明します、とありました。
でその通り数日後に連絡があり、MCが紹介するネタなどを打ち合わせました。
どうも「バンド人生ウン十年のアニソンオヤジ」みたいなコピーをやたら付けたがっていましたが(笑)。ま、好きにしてくれていいよ、と。

それと前後して、応募後「この歌を聴いたみんなの反応をみたいなぁ...」と思い、
アニソンをうpするスレに実験的にあげてみました。
このスレは荒れたり叩かれたりの雰囲気も全く無く、
意外にも住人がたの反応も上々。
応援のコメントを頂いたり良いアドバイスを貰ったり、
と本当に気分良くさせてもらいました(笑)。
この勢いをかって「えい!ニコニコ動画のほうにもアップしてやれ!」と、編集した動画も付けて投稿。
そっから先は...かときち君がBBSに書いてくれたように、
これまたなかなか好評で!
これがキッカケになって後々「キンゲの人」と呼ばれるようになりましたが(笑)。

そんなこんなでもうすぐ予選当日...それまで目一杯練習しなきゃ!

確認したところ、オケは全てJOYSOUNDのカラオケを使用するとの事。
それに慣れるべく、カラオケボックスでこっそりとライン録音したオケを聴きまくる。
もう頭の中は「♪キーイーン、キーイーン♪」一色(笑)
みんなに「見に来てね!」と吹聴しまくってテンションをあげまくる。

.....さあきた、当日だ.....!!!(つづく)


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「あ・大ちゃん?あのさ、アニマックスからメールがあって、
 今年のアニソングランプリにさ、サークルのメンバーに出場を促してくれって。」

「よしきたぞ!」と早速WEBで要項をチェック。
フムフム、唄を録音したデータと画像を2枚送ればOK、ね。
もうこうなったら
「これ以上のものは出来ません!これで落ちるならもう諦めるわ!おりゃー!」
というレベルのものを送り付けたい…。渾身のチカラを込めてやるぜ!

・・・
・・


まずは選曲。やはり自分らしく熱いロックテイストなのを選ぶべき。
ここは素直に自分が好きなアニメで一番得意な曲でもある、
「キングゲイナー・オーバー!」
これしかないっしょっ!

肝心の唄は納得いくまでチェック。
これが一番重要視されるのは間違い無いので、とことんやらなきゃ。
オリジナルを聴きながら1センテンス毎にメロディーラインやニュアンス、
自分らしさの加味などを確認する。
これはちゅうカラや自分のバンドで歌う曲に関して全てやってる事です。
一番苦労するところなんだけど、
一曲一曲クリアしていくとやはり自信に繋がるんだよね。

録音。カラオケで一発録音ってのが多いんだろうけど、
オケに関しては何の規定も無い様なので、
シングルのインストバージョンを使おう。チープに聴こえない為に。
レコーディングは自分のバンドのデモを録ってる環境があるので、それを利用する。
四畳半のブースにてコンデンサーマイクを使って録る。

そしてミックス。録ったデータを自宅のPCに持ち帰り、
オケとボーカルの音を混ぜる作業。
ボーカルにEQ、コンプ、リバーブの順に不自然にならない程度にエフェクト処理。

ここでちょっとした裏技。
フリーソフトの「歌声りっぷ」でオリジナルの福山ボーカルオンリーのテイクを作っておいて、
それと聴き比べながらミックス作業を行うというもの。
本物に少しでもニュアンスを近づける為にね。
ミックスダウンの練習・勉強にもなります、コレは。

よっし!完成~~~♪

…と以上の作業が終了するのに、
練習も含めて一週間くらいかかりました。
実際はカラオケボックスでイージーに録ってもパスしちゃう人が殆どだろーなー。
でも「いやいや!ここまで徹底的にヤるから面白いんじゃん!燃えるんじゃん!」と自分は思います。

こうして作製したMP3データをWEBフォームから送信だ。
名前やら住所やらを記述してデータ類を添付。
送信ボタンをエイッ!ぽち・・・数秒でブラウザは別画面に。

・・・ん?

・・・コレ本当に送れてるのか?

・・・なんか心配になってきたよ俺(弱気)・・・(つづく)

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